『女はいつも四十雀』林 真理子・著(光文社文庫)【選書・ワークスタイル/文化】

【ブログ新規追加1353回】

『女はいつも四十雀』林 真理子・著(光文社文庫)

簡単レビュー

女の四十代は、子育ても仕事も社交もおしゃれもとなると、本当に忙しくて大変だ。

だが楽しく有意義な四十代を迎えれば、その延長としての五十代がやってくると著者は語る。

~そう、女の人生、勝負はいつも四十から~(冒頭の「はじめに」引用。

ここでの積み重ねが、その後の人生を豊穣にする。

10年以上にわたって「STORY」の巻頭を飾る人気エッセイ、平成最後の5年分収載。

                ★★★

林 真理子女史の小説とエッセイは全巻読み終わっているわたし・・・が!この1冊を完全に見落としていたことが、先週判明した(笑)

で、さっそく、先週末から夜な夜な読みふけって、もう「はらを抱えて笑った・笑った?」1冊だった。

とはいえ、エッセイのすべてがお笑いなんではなく、たまに、ひょっこりとおかしみが顔を出す。

たとえば、本書ではないのだが、真理子女史の好む表現に「どっさり」という言葉。わたしは、林 真理子女史の文章でしか出会ったことがない。

わたしの祖母の口グセだったから、脳裏に焼き付いていたし。

しかも、だいたいが美味しい物や高級ワインを頂く時に限って「どっさり」が出てくるんだもの(笑)

どれだけ食い意地が張ってるんだか!と思わせつつ、本当に素晴らしいお料理を頂いている情景がリアルに浮かぶのがすごい。

だから「はらを抱えて笑う」との意味は、「可笑しさに耐えられないでつい、ニヤニヤ、クスクス笑ってしまう」と言い換えられる。

文章で表現される「おかしみ」を味わえるのが、林真理子本の醍醐味だとずうっと、思っていたのよね。

下世話な、ともすれば、くだらない話であっても、真理子女史の文章マジックにかかると、一気に読ませる内容に大変身してしまう。

中タイトルに内容の暗示されているのも一案だわ。

二つ上げてみよう。

•「料理のうまい女」の条件が~頭がよいこと~だったとは!

• 四十代の今こそ、すべきこと。それは、「年をとったら、絶対にこういうことはすまい」と思うことを記憶に刻んでいく作業

と、こんな中タイトルがついていると、内容が知りたくなるってものよね。

40代女性の仕事・子育て・女友だち・品性・お金の払い方・ファッションや美容・エンタメなど2014年~2019年までの話題がぎゅっと!詰まっていた。

また、同じ時期の世間を知っていることで、こんなにも共感できるんだ!と、改めて過去の記憶の「総ざらい」ができ、ちょっと得した気分。

本タイトルの「四十雀」とは、四十代の言い当て妙だが、ご本家の四十雀はたいそう可愛らしい鳥だ。

ほっぺが白くてふっくら~💛

わたしも、四十雀みたいに、いつも「きれいでかわいいほっぺ」をしていたい!と思って、せっせと「顔や首」などのお肌を、お手入れし始めたわ(笑)

                   ★

本書の最終章「グレイヘアは甘いもんじゃない。ありのままでいるための努力は厳しいものだから」について、少々語る。

言っちゃえば、「何もせずでいられるほどありのままは易しくはない」ということだ。

「ありのまま」で行けるほどの自信を、ひとつぐらいは持ちたいと願ってはいるが、努力なくして「ありのまま」はまず、手に入らない。

これは、中年女性なら誰でも、実感しているというかわかっている。

わたしも、これまで通り、精進の日々はなんら変わらないけれど、時には、ありのままで、本書のような「人生指南のエッセイ」を読んで大笑いして、貯め込んだストレスを解消していこうと思う。

林真理子女史の書籍は、わたしにとっては、恰好の「解毒剤」なのだから~~~(笑)

ああ、いつもながら単純なわたし(笑)

それでは、また!

---------------------------------------------旧記事更新

『SunTAMA Style』2021年5月26日記事

『SunTAMA Style』2022年5月26日記事

『SunTAMA Style』2023年5月26日記事

『Life Tour21st』2017年5月26日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1066135138.html 「積極的スポーツウォ―キングのススメ」

『みいこStyle』2019年5月26日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/18558754.html 「ただ、運が良かっただけ」

『fika フイーカ 世界一幸せな北欧の休み方・働き方』芳子・ピューイル・著(キラジュンヌ株式会社)【選書・文化】

『fika フイーカ 世界一幸せな北欧の休み方・働き方』芳子・ピューイル・著(キラジュンヌ株式会社)

簡単レビュー

仕事も家庭も、素敵な「休息」があなたの人生を変える!
毎日が慌ただしいと感じる人たちにおくる
“北欧流のゆったり過ごすライフスタイル”を提唱する一冊。

その著作『世界一幸せな国、北欧デンマークのシンプルで豊かな暮らし』において
いち早く“ヒュッゲ“を日本に紹介した、北欧流ワークライフデザイナーとしても活躍する芳子ビューエルさんの最新刊。


北欧・スウェーデンにある「fika(フィーカ)」という習慣を通して、
毎日が忙しく過ぎていく全日本人に捧げる「休み方改革」を提唱する一冊だ。


これからの時代の働き方や仕事について見つめ直すために、改めて休み方について考えてみよう!

            ★★★

5月GWが終わったばかりで何なんだが、すでに「仕事のし過ぎ」というか走り過ぎている毎日。

そして心の中は、次の旅(楽しみ)に向けて、優先順位をつけて次々と予定をこなしているのだけれど、わたしのこうした「詰め込み体質を見直す時期」が来ていることを、このところ猛烈に感じている。

やっぱり、体力が持たないな・・・と、思う。

それでも、「旅」という楽しみを目の前にぶら下げてひたすら走ってしまう。

しかし、今のわたしに必要なことは、たぶん実質の休みを取ることよりも、頭の中の思考=貧乏体質をリセットするのが一番重要だと感じる。

例えば、「半日、ぼ~っとする」ことになっても、無駄だとか・罪悪感を抱かないとか(笑)

わたしは外営業のくせに、あまりカフェなどに入って、仕事をしたり客先のアポまで時間を潰したりという無駄をすることはほぼない。

その一方で、同僚がよく言っているのは「アポって本当にイヤ!だって飲みたくもないコーヒー頼んで時間をつぶさなきゃならないでしょ?」って(笑)

そんな無駄な時間と費用はわたしの場合、まったくない。

事前にアポ先の周辺に行きたいカフェや図書館、公園などを探しておいて、ミニトリップしているから。

もちろん、カフェも飲みたくないコーヒーなどではなく、あえて飲みたくなる珈琲を見つけておくので、それを頂いた時の満足感はかなりのものよ。

さ、ここまで己の事前準備、いわゆる「情報強者のうぬぼれ」的な話を書いているが、それも「もう、いいんじゃない?」と、最近は溜飲が下がってきているのも確か。

同僚のぼやきも容易に聞き流して行けばいいよ~~ってね。1つ1つ真面目に捉え過ぎないのも大事だと思える。

でも、これって加齢のせいかも!?

で、少々、生き方・働き方の新提案を求めていたら出会った、「fika」という言葉。

少し「fika」について、調べてみたので記載する。

• フィーカ (fika) とは、スウェーデン語で「甘いものを食べながらコーヒーを飲む」という意味です。スウェーデンでは、1日の間に数回、家族、友人、同僚などとフィーカの時間を取ることが一般的で、短い休憩時間の中でリフレッシュし、コミュニケーションを深めるための大切な習慣です。

• フィーカの時間は、15分から30分程度で、特に午前10時頃と午後3時頃が一般的です。フィーカでは、コーヒーとクッキーやケーキなどを一緒に楽しむのが一般的ですが、甘いものが苦手な人は、サンドイッチやレモネードなど、他の飲み物や軽食で代用することもあります。

◎ フィーカは、単なる休憩ではなく、気分転換やコミュニケーションを深めるための大切な時間であり、スウェーデン社会の重要な文化の一つとして根付いています。例えば、フィーカを通して、同僚と雑談をしたり、親しい友人との間で、個人的な話題をしたりする中で、円滑な人間関係を築くきっかけにもなります。(資料元→https://ideasforgood.jp/glossary/fika/

なるほど、いうなれば、「おやつ」と「人間関係」を上手に生活の中に組み入れて、緩急にメリハリをつけて暮らそう!という習慣。

たった15分の他愛無いおしゃべりとお茶時間でも人を誘い、人生の軌道修正をちょこっとする「小さな幸せ」をつかむ習慣ってわけ!

わたしは、よほどの理由がない限り、外仕事で忙しいので(そう思い込んでいる)人を簡単のお茶に誘うことはない。

でも、先週急に思いついて、ある方に連絡を取り、ランチに誘ったら一発快諾!こうしてフィーカの扉を開いてみた(笑)

他愛ない話を、滅多に会えない友だちとする、なんて贅沢な休息時間だろう。

               ★★★

今回、紹介した書籍『fika フイーカ 世界一幸せな北欧の休み方・働き方』では、上手に暮らしの中に休息を取り入れることで、それまでの「働き方」や「生き方」ひいては「考え方」までもが一筋の繋がりを持つようになっていくのだという。

それが、自分らしい生き方であり、自分ファーストなんだと。

仕事だけがやりがいじゃなくて、身近な暮らしの中でやりがいを見つけて生きる・・・って感じかしら。

この本の中で醍醐味を感じた部分は、著者自身が、仕事(会社経営)や子育てに行き詰った時、必ず誰かに相談を持ち掛けて解決の糸口を探る場面だ。

そして、「旅」に出て、大いに発散して元気を取り戻して帰ってくる様など。

そして、失敗談も成功談もどれも読みごたえのある内容だった。

わたしも、こうした書籍をお手本に少しづつ、「仕事を減らし生活を真から楽しむ術」を身につけている最中。

それでも本音は、働ける限り「仕事というガソリン」は切らしたくはない。

ま、仕事もお金も時間も限られた中で、「本当の幸せを掴む努力」だけは怠らないで行く(笑)

北欧の人たちだって、国が人生のアレコレを「保障」してくれるから、さぞかし楽で優雅な暮らしが実現できる!とか思っていたのだけれど、消費税24%の「国」だってことを忘れていた!

だから、普段は慎ましく暮らしている。そして白夜の国でもあって、いつでも出かけられるわけでもない。

み~んな、制約のあるなかで、知恵と工夫で「世界一の幸せ」を実現しているのだ。

わたしもまだまだ、頑張ろう。

だって、変えられるのは「自分」と「未来」だけだから。

それでは、また!

ー--------------------------------------------

旧記事更新

『SunTAMA Style』2023年5月23日記事

『Life Tour21st』2017年5月23日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1066102252.html 「10年後何してる?を考えた1日」

青もみじの花は春に咲く🍁【植物・庭園の樹木】

【ブログ新規追加1352回】

毎日、通勤や散歩に歩いている遊歩道(車は通れない)には、庭園用?に育てているのであろう、数々の紅葉が植えられている。

我が家のお隣さんが造園業で、周辺の土地はほぼ造園さんの所有地だろうと思われる土地に、高級な樹木がたくさん!そこかしこに植わっている。

その中に地元民が歩く遊歩道がある。

先日の日曜日、お天気が良かったので、夫が「歩きに行こう!」と、いうのでカメラ持参で仲良く歩いてきた。

遊歩道の両脇から枝を伸ばしつつあるもみじに、「春はいつ過ぎ去ったのかな?」と、急に思ったりしたが、もみじの花が満開だったからここに春の残り香を感じてみたよ。

きれいな花が満開に咲くもみじは、秋の「紅葉」も期待できるそうだ。

                 ★

さて、遊歩道の先にはシェア農園がある。

早朝、お若いご夫婦が畑仕事に精を出していた。

そのシェア農園で、これまで見たことのないプラカードが張り出されていた「野菜泥棒は犯罪!」と。

たしかに、シェア農園は区分が分かれているだけで、しかもロープを張っているだけの囲いだから、簡単に成長した野菜を持って行かれてしまうようだ。

皆さん、苦心の末に出したプラカードだろう。

悲しい現実。

と、庭園用の樹木と野菜農園を愛でながら一周するのが、わたし達夫婦の「お手軽散歩」だ。

6月に行く関西万博では、「相当歩く」ので、今から身体を「歩き体質」に馴らしておかなくっちゃ!という夫。

わたしは、外営業いつも歩いているから大丈夫よ(笑)

というわけで、「京都の庭園」ならぬ(笑)、我がご近所の庭園を歩き、眺めて暮らしているという話。

新緑の季節ならではの紅葉を楽しんでいる。

老舗旅館や料亭などでは、新緑に燃える紅葉を庭に植えて、お客様の目を楽しませるのだそう。

「新緑と紅葉」の意外なマリアージュよね。しかも、今はもみじの花も満開なんだから。

もみじの花は春に咲くのをご存じですか?https://tenki.jp/suppl/marisana/2016/05/27/12681.html

それでは、また!

---------------------------------------------旧記事更新

『SunTAMA Style』2021年5月21日記事

『SunTAMA Style』2022年5月21日記事

モノの値段に軽く驚く日々~適正価格が分からない♪【風景・暮らしの値段】

【ブログ新規追加1351回】

WEBより拝借

最近、立て続けにモノの値段に驚いたことを書いてみる。

まず、一つ目は、「野菜の値段」で、これはおもに気象が著しく関係しているから、別段、下がれば嬉しいし、上がれば仕方がないよね。

わたしは、週に一度週末に、卸売り市場の「八百屋」が行きつけなのだけれど、このところのキャベツの安さはハンパない!

ちょっと前までは、ひと玉300円前後だったのが、今月は100円になっていた。

で、昨日は雨降りだったからか、ニラ3束100円!大根50円!!ミニトマト1パック100円だった。キャベツも100円、小松菜50円!いちごは1パック250円・・・これだけで650円+税だもの。

お店の人に「大丈夫?」と、思わず問いかけてしまったら、「そうだね、あんまり安いと売っている方も楽しくないものよ!」と返された。

なるほど。適正価格を大きく割り込んだ日の話。

そして、もう一つあった。

先週、夫と夕食をサイゼリアで食べよう!ということで久しぶりにカジュアルイタリアンに行った。

ミラノ風ドリア(大きい!)とミックスグリル。

車ではなかったので軽く呑んで帰れるのも楽しみだったわ。

わたしは大のサイゼリアファン(笑)

大好きなイタリアンメニューを値段を気にせず、頼める楽しさがあるから。

そして、その日食べたメニューはこれ。

• 小エビのサラダ 350円(とりわけ用のお皿が2枚サーブされるお得感満載の大皿サラダ)

• ミックスグリル 650円(夫)

• ミラノ風ドリア 300円(わたし)

• フォカッチャ  150円(夫)

• コーヒーゼリー&ミルクジェラート 350円(二人でシェア)

• ワイン(赤) 100円×2(わたしが頂いた・笑)

• ワイン(白)100円(夫)

合計 2100円(税込み)

めっちゃくちゃ安い!

最近、ずうっとすべてモノの値段が上がり続けているから、サイゼリアも価格改定していると思い込んでいた。

それが、以前と同様、お安いままだった。

美味しくてボリュームもあり、お酒やデザートまで頂けて、この値段!

企業努力がハンパない!と、改めてサイゼリアのファンで良かった~~と、感じたよ。

というわけで、お米が高いのも、やっと「適正価格」になった?と割り切って、頑張るしかないのだろうか。

農水省の本年3月の調査では、生産ルート上では国内産米5キロの適正価格は3300円だそう。

あとは、どこまで政府と関連団体が頑張れるのか?で米の価格が決まる。

ま、難しいことはさておき、消費者のお助け「サイゼリア」で、お安く楽しんできたという話。

それでは、また!

---------------------------------------------旧記事更新

『SunTAMA Style』2020年5月19日記事

『SunTAMA Style』2021年5月19日記事

『SunTAMA Style』2022年5月19日記事

『SunTAMA Style』2023年5月19日記事

『Life Tour21st』2017年5月19日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1066033311.html 「疲れない&老けない!が理想だけど」

『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』小林弘幸/順天堂大学医学部教授・著(幻冬舎)【選書・自己啓発/健康】

【ブログ新規追加1350回】

『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』小林弘幸/順天堂大学医学部教授・著(幻冬舎)

簡単レビュー

自律神経の名医が断言!

スクワットは簡単かつ最強の健康法。足腰を鍛えるだけでなく、心身の老化を防ぐ「スクワット6週間プログラム」つき。

誰もがスクワットの方法は知っていて、運動に取り入れている人も多いはず。本書では、自律神経の名医が、なぜスクワットが健康にいいのか、医学的見地から解説した上で、「簡単で正しいスクワット」の方法を教えてくれる。

「スクワットには、足腰を鍛えるだけではなく、免疫力向上、認知症予防、尿漏れ防止、便秘改善、心を前向きにする作用など、たくさんの驚くべき効果が隠されているのです。」(本文より)


<実はすごい! スクワットの効果>
スクワットだけで効率よく全身の筋肉を鍛えられる/体脂肪が燃える/若々しくなる/腰痛をケア/血流がよくなり、病気を遠ざける/冷え性を改善/肩コリ・首コリがラクになる/自律神経のバランスが整う/腸を動かすから便秘に効く/「便失禁」「尿漏れ」を防ぐ etc.

             ★★★

外歩きが気持ちの良いこの季節に、ぜひ手にとってほしい一冊が見つかったので緊急レビュー(笑)

まずは、自分の足腰がどうなっているのか?

気にせずどんどん歩いてしまってから、あらら・・・。となる前に、日常的に「軽く」生活の中に落とし込める運動の紹介よ。

スクワットって、ただ「しゃがんで~立ち上がるだけ」だっけ?

そんな簡単な動作だけで成り立つスクワット。一般的には足腰に効くということだそうだが、意外なほどキツイ。

しかし、本書が唱えるスクワット4つの6週間プログラムでは、「ゆるく・軽く」が叶う。

また、プログラムになっているので、「止めにくく~達成感もある」感じがいい。(要するに入口と出口が明確なんだわ)

夫が足腰を弱らせてしまわないように、色々と懸案している最中なのだが、スクワットは以前、大学病院でのリハビリメニューにもなっていて、毎日、今でも少しは取り入れてきていた。

本書では、著者自身の突然の病気勃発から再起をかけたトレーニングを考案した体験談が極めつけだ。

単なる、スクワットの持つ効果をありとあらゆる角度から見つめ、これでもか!というほど「スクワットの絶大な効果」を述べているのが圧巻だ。

そして、その実践編では、たった4つのスクワットを紹介していて、どれもが「超簡単!」だ。

これをやらない手はない!と、すぐに取り入れてみた。

スクワットには、足腰を鍛えるだけでなく、免疫力向上・認知症予防・尿漏れ防止・便秘改善・気持ちを前向きにする作用など、たくさんの驚くべき効果が隠されているのだそうだ。

~この本を読んで、スクワットを実践することで、100%元気な人生が送れる~

わたし達夫婦も、スクワットを取り入れて自分らしく元気に過ごして行きたい。

それでは、また!

---------------------------------------------旧記事更新

『SunTAMA Style』2020年5月16日記事

『SunTAMA Style』2021年5月16日記事

わたしが自分で書いたモノを捨てるタイミングとは?~日記・ブログネタ帳・SNS履歴・スケジュール帳の手放し方【風景・暮らしの思い出】

【ブログ新規追加1349回】

これまで、生きてきて書いてきたモノをどう処分する?全部取っておく?

ある意味、「捨て活」は今や、人生の中でかなり重要な位置を占めている。

わたしの母が亡くなった時、弟夫婦と遺品整理を丸1日ですべて終える勢いでやったのだが、その時、母の結婚当初から綴られていた大学ノートが数冊見つかった。

結婚1年目にわたしが生まれた日のことが一部始終書かれていたそのノートをわたしは、読むすべもなくすべてを葬ったのだ。

なぜ、捨ててしまったのか?

わたしの母が「女性として」の喜びを綴ったモノを読む「気恥ずかしさ」から逃げ出したくなったからだ。

わたしの持つ気質だろうと思うが、クールでありたいと常々願っているので、知らなくてもいいことはそのままにしたい・・・と思っての判断だった。

そして、母自身も、たぶん、自分の書いたモノのこと自体を「忘れていたのだろう」と思ったので、何なく処分することができた。

反対にアルバムの写真は弟たちと、遺品整理の合間にワイワイとみんなで見ながら思い出を語り合い、それぞれが数枚を取り置き、すべて処分できた。

これが、一番楽しかったな。

というわけで、わたしの母のように自分で書いたモノを「忘れない」ために「自分で書いたモノを捨てるタイミング」を考えてみた。

「わたしの場合」

• スケジュール帳→社会人になってからすべての手帳は残してきたが、還暦を迎えた年にすべてを一旦リセットした。

今はそこから数冊溜まってきたが、これはほぼ仕事の内容なので、誰が見ても面白くはないから残している。(笑)要するに「見られてOK」というモノだ。

• 家計簿→これねえ・・・主婦歴40年のわたしは、まったく威張れないんだけど、手書きのモノは1冊も持っていない。

入出金メモはその月に雑記として書いて計算したらすべて廃棄している。(年収表は年末調整が終わったら、会社請求して出してもらっているのでそれが勤続年数分クリアファイルに保存)

沢村貞子さんのように、「家計簿と毎日のお献立を何十年も書いてきた」という本を読んだことがあるが、女優業をこなしながら、「略奪愛の末に掴んだ幸せ」を大切にするには、家計簿とお献立を記載することが一番の支えになっていたようだ。夫婦の健康管理にも大いに役立ったことだろう。

• 日記のあれこれ→家計簿同様、これも1冊もなし。(子どもの頃から、絵など描いたモノや雑文などもすべて学卒時に処分(卒業アルバムだけは残す)

大人になってからも、日記をつけよう!とか、日記をつけたい!とか思ったことがないの。不思議なんだけど(笑)

だから、わたしの過去のほとんどは、あまり知られていくことはないだろうと思う。

自分の過去に執着し浸ることはまずないだろうし、そう願ってきたのだし、それでいいと思うから。

• 勉強系のメモや研鑽ノート・ブログのネタ帳や趣味のノート類→これも同様に1冊もなし。

• 書籍執筆原稿など→これもまったくなし。すべてWEB原稿だからPCのフォルダにあるだけ。

• 2025年1月から始めた「希望・願望を叶えるためのノート」→これは、今年新たな気持ちで始めた夢の企画。たぶん1年後に結果を見たら、捨てて新しいノートにするつもり(誰かが覗いても、あまりわからない書き方をしているから、これも人目に触れてもOK・笑)

もう、紙に書いて残っているモノはほとんどなし!書き出してみて驚きだわ(笑)

要するに、わたしの場合、いざ、書いても不要になったら、潔くすべてを捨てているからだろう。

WEB管理のSNSチャットや写真、資料も時期をみて、削除処分してきている。

それでもスケジュール帳だけはしっかりと管理している。

例えば、何か事件に巻き込まれても、わたしのアリバイは「スケジュール帳」とWEBに毎日書き込んでいる「会社のスケジュール」があるので、だいたいの動きがわかるってわけで、アリバイは成立するもん(笑)

そして、心情というか心の置き所や趣味については、このブログにすべてを投入しているから別の何かに書かなくても大丈夫。

社会的な部分である「倫理・政治・宗教」などの問題は全部、己の頭の中に入れ込んでいるから、ここも軸がぶれることはない。

というわけで、「数冊のスケジュール帳」と「数冊のアルバム」そして、「夢ノート」しか持っていないわたしの書いたモノ歴をまとめてみた。

わたしの遺品整理はほぼ必要ないだろう。

そして、「日記帳や自分が書いたモノを捨てるタイミングの話」をつらつらと書いた。

人それぞれ、「己の書いてきたモノを大切にする」度合いはかなり違う。

一方で、一度書き出し、取っておきたいモノ、捨てていいモノの選別をするのも一案だ。

今回は、「自分で書いたモノ」にフォーカスして捨て活の話を書いた。

「捨て活」には賛否両論あるが、誰でも当てはまるテーマでもあるので、また書いて行こうと思う。

それでは、また!

なんとなく、素敵だった草津湯畑の標識。

---------------------------------------------旧記事更新

『SunTAMA Style』

『SunTAMA Style』2021年5月14日記事

『SunTAMA Style』2022年5月14日記事

GWを挟むこの2週間の取りまとめ~遊びと仕事の緩急を取り入れて心ゆくまで楽しみ、充電した話♪【選書・ワークスタイル】

【ブログ新規追加1348回】

GWという国民的一斉休暇が4月26日(土)からスタートして、だいたい5月6日までの10日間、休暇を取って「遊び」「友好=おつきあい」「仕事や家事」に全力投球した。

やっぱり、10日間もあるってことは、旅であれば海外を含む遠くまで行けるわけだし、家のことであれば、軽い模様替えや家庭菜園などの充実も図れるわよね。

で、わたし達夫婦の場合は、今年のGW計画はまず、1番はじめに「山と温泉旅」を投入し、そこに「友好」という名の親睦を組み込んだ。

普段の不義理解消よ(笑)

そして、中2日は月初の仕事をしてGW後半では、毎日様々な催しに出かけていた。

大学の通信教育学部主宰・経済経営セミナーとか、美術館の絵画観賞、ウクライナの演奏家による演奏会や、市主催・家庭菜園のためのセミナー、GW明けには友達と渋谷でLIVE!

そして仕事も都心勤務で、そのあいだに家庭菜園の用意(土や周辺の道具を購入など)毎日休みなく動きまわっていた2週間だった。

それでも、全力ですべて取り入れた予定をこなせて、本当に良かったと感じている。

旅ではお天気に恵まれ、親しい方々との親睦もでき、最後の友だちとのLIVEコンサート参戦では、楽しいだけでない、熱い仕事仲間の気概に触れて、こちらまで幸せな気持ちになった。

さて、燃え尽きるほどではないけれど、休み明けてから、あまりやる気も出ない・・・とか言ってもいられない、忙しい日々の中で、次への全力課題が山積中だ。

それは、このブログの大幅改定ともいえる「構築作業」をそろそろやらなければ!と思い、昨日から取り組み始めている。

ブログの骨組みは「Wordpress」というフォームを利用しているのだが、約5年間使い続けてきて、途中でカスタマイズしながら使っていたが、それも限界に来た感じで新たに組み立て直す必要性が出てきてしまったからだ。

ここで、Wordpressとは?簡単に説明しよう。

WordPress (ワードプレス) は、ブログやWebサイトを簡単に作成・管理できる、世界で最も利用されているCMS(コンテンツ管理システム)

専門的な知識がなくても、直感的な操作でWebサイトを構築し、コンテンツを更新できる。(AIに聞いてみた・笑)

それでも、これまで用意して使ってきた専門書も若干古くなっているが、まだまだ使えそうなので、書籍と元SEの夫に協力してもらいながら5月中旬~6月中旬まではWordpressメンテナンス月間とすることに決めた。

ブログ10年目は、まず足元のサイトをきれいにメンテナンスをして行く。一応は個人事業で収益もあるので、しっかりと全力で取り組もうと考えている。

平日はがっつり仕事をして、週末は身体を休めつつWordpressの構築に勤しむ日々になるだろう。

メンテナンスと言ってもブログを休むわけではないので、日々のちょっとした出来事や書籍の紹介をする予定。

メンテナンスで煮詰まったら、最近マイ・ブームの温泉宿に逃げるかも!(笑)

どうぞ、お付き合いくださいませ。

それでは、また!

---------------------------------------------旧記事更新

『SunTAMA style』2021年5月12日記事

『SunTAMA Style』2022年5月12日記事

『SunTAMA Style』2023年5月12日記事

『Life Tour21st』2017年5月12日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1065919204.html 「母の日に寄せて」

仕事帰りこそ都心で遊ぶ~同僚と行くLIVEは発散しかない!【風景・日々のエッセイ】

【ブログ新規追加1347回】

5月7日、GWが開けたばかりの日、わたしと同僚は仕事を終えて渋谷に来た。

さ、これからLIVEへ行くわよ!と(笑)

久しぶりの渋谷、今最先端スポットさくら坂を登ったところにある渋谷区の施設、渋谷区総合文化センター大和田さくらホールで開催された、「プレシャス・ドリーム・ナイト」(一般社団法人 日本ポピュラー音楽協会主催)に招待された。

開演前のホール。

出演者・・・島谷ひとみ・はいだしょうこ・日野真一郎・柏木ひなた・LEN

かなり豪華な顔ぶれ。GW前に突然誘われたんだけど、即「行くよ!」と返事を入れておいた。

この歳になって、仕事はあるけれど「音楽がくれる非日常」の世界は、驚くほど刺激と心の栄養になるものだもの。

そして、せっかくの同僚の誘いだから、簡単に「お断わり」しちゃあいけない!と、瞬間に思っちゃったの。

仕事を京王線に固めて、GWあとのちょっとやる気の出ない感じも、夕方からLIVEがある!と思えば、「やる気満々」になるじゃない!

こういった、お付き合いを上手に使って行くのが、日々を活性化させる源だと思う。

さて、昨日のコンサート出演者の中から2人の簡単な紹介とパンフの一部を載せる。

はいだしょうこ

中田喜直氏から受けつぐ歌唱力を持つ。宝塚時代は娘役の筆頭。NHKうたのおねえさん(第9代目)で人気を博す。

当日は、主演するミュージカル「エリザベート」より、お姫様の衣装を着込んでの熱唱が圧倒的だった。つい先日、フジTV番組「ぽかぽか」にも出ていたよ。はいだ画伯の「ヘタ絵」に大いに笑ったばかり(笑)

主演の「レミゼラブル」から「夢やぶれて」は、少し演技も入り、鼓膜に響く歌声に圧倒された。

島谷ひとみ

デビュー25周年を迎えて、未来に音楽で平和を唱える。2024年11月出身地の広島在住アーティストHIPPYと平和の祭典「PEACE ATOCK」を立ち上げ社会貢献への道筋を築いている。大ヒット曲「亜麻色の髪の乙女」など。

当日は、自身の曲「亜麻色の髪の乙女」スキマスイッチの名曲「奏・かなで」とわたしも大好きなMrs. GREEN APPLEの名曲「点描の唄」などを披露。

相変わらずの透明感のある歌声と歌唱力の高さにしびれた。

今回、このコンサートに誘ってくれた同僚とは、もう17年の付き合い。

彼女が、「日本のポピュラー音楽普及活動」をしていることは、認知してはいたが、こうして一緒に舞台を観るのは初めてのこと。

短い時間で、これまでのお互いの話や、これからの仕事を中心とした話をぎゅっとまとめて話せた。

同年代の大切な友人であり、仕事では営業として戦う同志でもある。

彼女は、現在も日本のポピュラー音楽を普及させるプロデューサーとなるために修行しているのだと。

なんだか、歳とか関係ないし、好きなことにどっぷりと関わりながら「ヒーヒー」しながら(笑)生きて行きたいそうだ。

音楽って、本当に素晴らしい!と、あらためて感じた。

わたしも、明日からまた、仕事頑張るわ~~~!と言って渋谷で別れてきた。

今回は、素敵なライブコンサートに招待してくれた友だちとの話。

それでは、また!

---------------------------------------------旧記事更新

『SunTAMA Style』2021年5月9日記事

『SunTAMA Style』2022年5月9日記事

『Life Tour21st』2017年5月9日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1065850301.html 「打てば必ず響く人になる」

『みいこStyle』2019年5月9日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/18166005.html 「ストックしない」

『火山のふもとで』松家 仁之・著(株式会社新潮社)【選書・文化】

【ブログ新規追加1346回】

『火山のふもとで』松家 仁之・著(株式会社新潮社)

大事なことは、聞き逃してしまうほど平凡な言葉で語られる。
日本語の美しさを限界まで引き出した、鮮烈なデビュー作。

簡単レビュー(文中引用)

「夏の家」では、先生(フランク・ロイドの弟子)が一番早起きだった。物語は1982年、およそ10年ぶりに噴火した浅間山のふもとの山荘で始まる。

ぼくが入社した村井設計事務所は、ひと夏の間、北浅間にある「夏の家」へ移動する。そこでは稀有な感性をもつ先生のもと、国立現代図書館の設計コンペに向けての作業が行われていた。

もの静かだけれど情熱的な先生の下で働く喜びと、胸に秘めた恋。そして大詰めに迫った中で訪れる劇的な結末。

ただ夏が過ぎても物語は終わらなかった。かけがえのない記憶と生命の瞬きを綴る。

               ★★★

美しい日本語が読みたい!と思っていたところ、とある建築関係のWEB雑誌から、この名作を知った。

発刊からすでに、12年が経っていたので、書店で探す前に図書館で蔵書を調べてリクエストを出していた。

忘れていたところ、GWの後半に届いたので早速、読み始めてみたら、何しろ一つのシーンに費やす文章がな・が・い(笑)

GWや夏休み、飛行機や新幹線の移動のお供にぴったりだ。

ありと、あらゆる手段を使って表現しているという感じが面白い。

しかし、上品で美しい表現は、読み込むほどに芳醇な薫りを放つ。そして読むのを止められなくなる(笑)

東京の建築事務所が夏の間は、群馬県の浅間山のふもとに仕事場を移すというシチュエーションが物語を一気に旅気分にさせてくれる。

建築のうんちくや専門用語が満載の一冊。

建築好きにはたまらない書籍かもしれない。

そして、浅間山を浅間山とも日本百名山とも書かず、「火山」と表現したところがわたしの肝を抑えた。

そのものをどう、表現するか?

小説を読む喜びが、ひとつひとつのディティールに満ち溢れた、類まれな書籍だといえよう。

なるほど!と、唸ってしまった一冊を紹介。

それでは、また!

------------------------------------旧記事更新

『SunTAMA Style』2020年5月7日記事

ブログ10年を迎えて~GWこそ小説を読もう!~自分の想像を遥かに超えた小説で思考の扉を開けている♪【暮らし・読書と本について】

【ブログ新規追加1345回】

昨日、5月4日でブログ10年目を迎えた。

これまで4つのブログサイトを運営して、2000本以上の記事を延々と書き続けてきた。

どんなことでも、10年がっちりとのめり込んでやれる物事に出会えたことは、「幸せ」の極みだ。

戦う相手を持たず、わずかな読者様とともに作り上げてきたわたしの世界は、まだまだ色褪せる風景ではなく、10年書き続けてきたからこそ味わえる言葉の豊かさと自由さに溢れていると自画自賛している(笑)

特に、書籍のレビューに関しては特別な思いがある。

わたし自身60代を迎えて、子育ても親の介護や看取りも終えて、ようやく仕事の資料ではない本=好きな本を読む時間ができた。

電子書籍など到底かなわない、紙の本には余さず言葉を楽しめる良さがある。

そして、大好きな本たちをレビューするとき、毎回「この単語の次にこんな思いもかけない言葉や形容詞を持ってくるのか!」と、自分の想像の扉を開けてくれた本を紹介するのがなにより楽しくて仕方がない。

図らずも、世間で賞を獲ったなどのきらびやかな背景がない本ほど、思考の扉が開きやすいと、兼ねがね感じてきた。

このGWに出会った小説も、そんな一冊だ。どうか、レビューをお楽しみに!実はまだ読書中なのだ(笑)

やっとわたしも文学の醍醐味を味わえる年代になった。

そっれでは、また~!!

---------------------------------------------旧記事更新

『SunTAMA Style』2020年5月5日記事 ①