人生後半「大人の勉強」を考える下半期【仕事・仕事から生涯学習への流れ】

【ブログ新規追加1395回】

近所の造園で撮る青紅葉。

9月になった。

仕事では下半期スタートといったところ。朝から、クリスマス商戦の商談の準備をしている。

と、毎年のルーティンで進めてきた仕事も、もう17年目。

今のわたしにとって最大の関心事は「わたしの一度きりの人生後半を、どう先回りして、健康的にかつ、楽しみ切るか?」という懸案に考えを巡らせ続けている。

その中で、このブログは大事なわたしの頭の中の外付け機能になっている。

だから、継続を怠らない。

一度決めた投稿基準を外さず、「仕事」「本の紹介」「好きなこと」「社会的なこと」「旅」に焦点を当てつつ、より客観的に書くようにしている。

これを規則的に進めていると、だいたいの身辺問題は解決してしまうので、不必要な愚痴や不満などを他人にお裾分けすることもない(笑)

今後、書く内容にも大きく変化があるだろう。それは、仕事に関する記事が減少して、一度きりの人生を楽しむ「大人の勉強」に注力するからだ。

SNS上でも、もっとも嫌われる投稿は「仕事ブラック」らしい。

大忙しで、あれこれヒーヒー!と、頑張っているというような、いわば「自己陶酔」している記事だそう。

危ない、危ないねえ(笑)

気をつける前に書かないようにするには、もっと自分にとって価値のある情報がきちんと入った記事を書けばいいのだ!と思い、仕事の話はスロウダウンしつつ、次の話を仕込むようにすることが大切だと思い直している。

愚痴や世間話が身に着かないようにするのも、「一度きりの人生」を心地よく楽しむコツのひとつ。

              ★★★

「大人の勉強」で、わたしは何が学びたい?

ずっと、自問自答してきた。

60代も越えると、たいがいのことは経験済みで、新しく生活に取り入れて行こう!とか思う事柄は、意外なほど少ないことに気づいた。

唯一の救いは「ブログ」を10年間継続して公開していることだ。

ここには、小さなわたしの頭の中にあることがすべて詰まっている。

今から、見つけようとしている「大人の勉強」もどんどん更新されて行くであろうし。

つらつらと文章を書いているううちに偶然、好きなことやいいな!ってことを見つけてしまうことも多いから。

独自で作り上げたフォームに書き連ねていく楽しさは計り知れない。

このブログに「仕事」のトピックがなくなっても、ひたすら「更新を続けるための工夫」を書いてみた。

最新の心境を書いた。

最後に、詩人・谷川俊太郎の作品『生きる』の全文を書いて終わろう。(わたしが大事にしてきた一文には太字にした)

生きる
谷川俊太郎

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ

先日の長野旅で買い求めた桔梗の鉢。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年9月1日記事

『SunTAMA Style』2021年9月1日記事

『SunTAMA Style』2022年9月1日記事

『Life Tour21st』2017年9月1日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1067541300.html 「週末パラドックス」

『みいこStyle』2023年9月1日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/38035718.html 「刷新!新しいブログをはじめる~一喜一憂しないで前進あるのみ~」

『ちひろの絵のひみつ』ちひろ美術館・編(講談社)【選書・文化】

【ブログ新規追加1394回】

『ちひろの絵のひみつ』ちひろ美術館・編(講談社)

簡単レビュー

あなたも「ちひろタッチ」が学べる
名作の技法を解き明かす!
実体顕微鏡で作品の“細部”に迫る

この本は、いわさきちひろの絵画技法に焦点をあてた初めての本です。

ちひろの絵は、没後30年たった今でも、たくさんの人に親しまれています。その理由のひとつは、ちひろの絵が誰にでもわかりやすいからでしょう。

わかりやすいということは、絵のテーマが子どもであったり、犬や猫や小鳥や花だったり、身近なものだからです。誰でもよく知っているものは、理解しやすいものです。


しかし、、描かれているものがわかりやすい、というだけでは、じつは充分ではありません。

私たちが日頃感じている子どものかわいらしさを、可憐な花の美しさを、絵がみごとに語ってくれているとき、その作品に共感するのです。(中略)

絵を描く、ということは、自分の思いや感動を人に伝えることです。

音楽も文学も、美術も、あらゆる芸術表現の根本は同じです。芸術家が技術を磨くのは、自分の感動を、より豊かに伝えたいからにほかなりません。(中略)

本書は、自分らしい感動を表現したい、と思っている方々に、ちひろがどんな工夫をして、自分の作品を作り上げたのか、その一端を紹介して参考にして頂きたいと思い、編集しました。

また、いわさきちひろという画家と、その作品をより深く理解したい、という方々にとっても本書はきっと役に立つことでしょう。(ちひろ美術館常任顧問 松本 猛)~はじめに~

              ★★★

どんなことでも、何年も何十年も地道な努力や工夫を積み重ねて、「自分のスタイル」を作っていくものだろう。

今回、取り上げた本書の絵画技法を真似ても、すぐに身につくものではない・・・ということをうかがわせる、ちひろの創作の実態が明かされている書籍だ。

ちひろの「ぼかし」の技法は、江戸時代初期の名画家・俵屋宗達の技法を猛勉強したすえに出来上がった、独自のスタイルなのだという興味深い話もあった。

真似るということは「学ぶ」こと。

いいな!っと思ったら取り入れてみるのも一案かもしれない。

先日の安曇野ちひろ美術館訪問でこの本に出会った。

見本をパラパラを見て行くうちに「欲しい!」と思い夫に伝えたら買ってくれた(笑)

一朝一夕でできることは、誰にでもできる。

わたしも、ちひろのような地道な努力を積み重ねて「自分のスタイル」を文章と写真で表現していきたい。

それでは、また!

安曇野ちひろ美術館の1日入館証。この入館証で公園や庭園からの出入り自由になる。

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『SunTAMA Style』2021年8月29日記事

『SunTAMA Style』2022年8月29日記事

『Life Tour21st』2017年8月29日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1067491444.html 「グラマラス香港」

『スーパーホテル「マニュアル」を超えた感動のおもてなし』原 良憲・嶋田 敏・星山 英子/共著(かんき出版)【選書・文化/ワークスタイル】

【ブログ新規追加1393回】

『スーパーホテル「マニュアル」を超えた感動のおもてなし』原 良憲・嶋田 敏・星山 英子/供著(かんき出版)

簡単レビュー

京大教授陣がおもてなし・ホスピタリティを科学した!
あらゆるサービス業の最大の悩みは、店舗ごと、スタッフごとで提供するサービスの質にばらつきがあることだ。属人的なものだから、仕方がないとあきらめている経営者や店長は多い。

スーパーホテルは8割がアルバイトの現場。緻密なマニュアルはない。しかし顧客満足度調査9年連続1位を実現している。その秘訣は何か?


本書では、京都大学とスーパーホテルがタッグを組み、「おもてなしの科学化」「暗黙知の形式知化・定量化」に取り組んだ共同研究の内容を紹介。


さらにスーパーホテルには、スタッフ一人ひとりの高品質のサービスを支える「徹底した理念の浸透」と「自律型感動人間の育成」、この両輪がある。


科学化された「おもてなしのノウハウ・知見」×「理念経営×自律型感動人間」、2つのノウハウ・ドゥハウは、あらゆるサービス産業に展開できる。


サービスの質にばらつきがある、店舗全体のサービスのボトムアップがはかれない、人が応募してこない、辞めていく……こんな課題を抱えるあらゆるサービス産業の経営者、幹部たちに、「こういう仕組みをつくれば、スタッフが、お店が、そして会社が大きく変わる!」というヒントになる一冊。

もくじ
プロローグ~刊行に寄せて~
第1章○答えは現場にある!
    マニュアルを超えるおもてなしへの究極のこだわり
第2章○現場のおもてなしを科学する!
    京都大学との共同研究とその成果
第3章○全スタッフが理念実現に向けて一丸となる!
    理念浸透の究極の仕組み
第4章○自律型感動人間を育成する!
    究極の仕組み
第5章○どんなサービス業にも応用できる!
    「理念経営×自律型感動人間」という
    究極のサービスマネジメント
エピローグ~スーパーホテルがこれから目指すものとは?

             ★★★

今回で3回目のスーパーホテル宿泊。(1回目の山梨県スーパーホテル河口湖では、温泉も素敵で、焼きたてデニッシュも楽しみ、山梨の清酒、ワインなど最高だった。2回目は静岡県富士市)

スーパーホテルの何が楽しみか?って、それは、飲み放題のお酒・ソフトドリンク・コーヒーが自由に頂ける「ウエルカム・バー」と「ホテル内にある地元の天然温泉」「地産地消の地元食材をふんだんに使った朝食」だ。

旅の予定が出てきたあたりで、かならず「スーパーホテル」の所在を確かめている。

あったら、まず「ウエルカム・バー」いわゆるお酒飲み放題のバー(時間制限あり)がついているか?(導入なしもあり)と、「地元の温泉浴場」があるか?駐車場の有無(料金も)そして1泊の値段などを細かく調べている。

今回、松本に泊まる計画を立てた。松本には「お城口」という松本城に5分という好立地の大人気スーパーホテルがある。

ここだと、日曜宿泊で一人8000~9000円ぐらい(一番高い日で17000円!もあった)。

もちろん、ウエルカム・バー、天然温泉、朝食つき。駐車場は有料コインパーキング。

夜の国宝松本城の「ライトアップ」もすぐそこ。それでこの値段は安い!ただ、インバウンド景気ゆえ、なかなか取れなくなってきた。

で、今回、わたし達が宿泊したのは、松本駅徒歩2分にある「スーパーホテル松本駅前

日曜宿泊で、一人5800円(ヤフートラベル手配)。新しくできたばかりのとってもきれいなホテルだ。(残念なのは温泉施設はなし)

ウエルカム・バーはなんと15時~20時のロングでオープン。ほとんどの宿泊者は、皆チェックインしたら、お部屋に行く前にまず、一杯頂く・・・という至福のサービスがある。

わたし達もしっかり、ハイボールを頂き、旅の疲れを癒してからお部屋へ。

今回は3人用のコネクティングルーム。おまかせ(安い)だったのでとっても嬉しい。

豪華ではないが、なにしろきれい。新しいだけで幸せな気持ちになる。

部屋のしつらえが秘密基地風(笑)

で、松本城はホテルから徒歩15分圏内だけど、これまで昼と夜と見に行っているから、今回はホテルでゆっくりしよう!と。

フロントで頂いた温泉入浴剤を入れてお部屋のお風呂に入って、お昼寝して、夕方18時に用意しておいた夕食やおつまみをウエルカム・バーに持ち込んで、2時間たっぷりと旅の話をしつつ、信州の地酒や安曇野ワインとともに楽しんだ。

で、ウエルカム・バーで展示されていた、「スーパーホテル感動のおもてなし」を見つけて、お酒とともにバーのソファーでゆっくりと読書させて頂いた。

これも至福。

だいたい、80席ぐらいあろうかと思うフロアが、ほぼいっぱいになっていた。

それぞれ、おつまみや食事を持ち込んで飲みつつ、しゃべりつつ、松本の夜を楽しんでいた。

ワイワイとうるさい人たちは皆無で、皆さん静かにゆったりとくつろいでいるのが印象的だった。

頂いた美容液をしっかりと塗り込んで朝5時までぐっすり。フロントで借りた専用枕で、ふかふかの布団にくるまって爆睡(笑)

で、トレッキングに行くので6時半一番に朝食ビュッフェを頂きに行って、このホテルがさらに大好きになった。

それは、宿泊者ひとりひとりに声かけをいっぱいするスタッフの姿。

信州の地元名産を使った朝食の説明や美味しい食べ方も教えてくれる。

毎回、朝一番で頂くのは、地元の牛乳とヨーグルト。

今回は安曇野の牛乳と濃厚ヨーグルトにはちみつ。

お腹に染み渡る美味しさ。

また、お料理がなくならないように補充をしている手際のよさ。補充したらアナウンスするなど、とにかく笑顔の声出しが徹底されていた。

楽しく働いているんだろう・・・と、思わせてくれる声掛けの効果は絶大だ。

働くを楽しむ先には、奇跡が待っているのだと感じた。

施設も新しく、デザインされて気持ちのいいお部屋だったし、どこもピカピカで嬉しい。

さらにビルの1F駐車場(1泊1000円出し入れ自由で追加なし)も取っておいた。名札をつけてくれていて安心だった。

たぶん、この値段でここまでホスピタリティ溢れるお宿は、ないんじゃないか?と思ったので書籍を紹介した。

まず、旅を決めたらスーパーホテルがあるか?調べてみて。


最後に朝食後に頂いたミニパンケーキ(ミックスベリー&メイプル添え)を。

長野県中信地方の経済、商業、文化の中心地、松本。

スーパーホテル松本駅前は「国宝 松本城」の最寄りJR篠ノ井線松本駅より徒歩約2分の所に立地している。

無料ビュッフェ朝食では、彩り野菜サラダやとろろなど健康的なメニューを取り揃えている。

信州松本に旅する機会にはぜひ。

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(すべて更新済み)

『八ヶ岳南麓から』上野千鶴子・著(山と渓谷社)【選書・文化 / ワークスタイル】

【ブログ新規追加1392回】

『八ヶ岳南麓から』上野千鶴子・著(山と渓谷社)

簡単レビュー

東京⇔山梨。二拠点生活のリアルを綴る
著者初の「山暮らしエッセイ集」待望の書籍化。

四季の景色や草花を楽しむこと、移住者のコミュニティに参加すること、地産の食べ物を存分に味わうこと、獣・虫との闘いや浄化槽故障など想定外のトラブルに翻弄されること、オンラインで仕事をこなすこと、「終の住処」として医療・介護資源を考えること……。
山暮らしを勧める雑誌にはけっして出ていないこと」までも語られる、上野千鶴子版「森の生活」24の物語。

わたしのいまのテーマは「大好きな北杜で最期まで」
それにもちろん「おひとりさまでも」が加わる。
―――本文より

                ★★★

夏休み前のこと、山と渓谷9月号「八ヶ岳」特集で、この書籍を知った。

えっ!?上野千鶴子さん?あの「おひとりさま」という言葉を流行らせた東大教授だった方?

なんと、八ヶ岳に移住して早20年!だそうだ。しかも彼女は富山出身の自称「山女」だという。

特に八ヶ岳に移住してからは、毎年極寒の中、早朝からお得意のスキーをたしなんでいるのだそうだ。

年に30日は滑りに行くと。

そんな社会学者の上野千鶴子さんの八ヶ岳での暮らしぶりを覗いてみたくて、夏休み初日に本書を手に入れた。

あの新書のお堅いイメージではない、ブルーの素敵な装丁に心が奪われてしまった。

中のイラストもとっても素敵。第一、文章がめちゃくちゃ読みやすい。上野さんがそばで語っているかのような表現ばかり。

なぜ、移住したのか?

実は大変なことばかり!

高齢になったらどうする?(すでにかなりの御歳・笑)

別荘派と移住派の違い。

などなど、興味深いエッセイが 24編。

わたしが、唯一真似しているのは「夏の八ヶ岳・火を使わないレシピ」だ。

• 桃のスープ(完熟桃をカットして牛乳、ヨーグルトとミキサーで攪拌して完成。スパイスなし)

• とうもろこしのポタージュ(ゆでで、粒をバラバラにしたら牛乳とミキサーで攪拌してできあがり。スパイスはお好みで)

• レタスの韓国海苔サラダ(ちぎったレタスに韓国海苔を揉んで振りかけるだけ)

• ズッキーニのスライス・オリーブオイルがけサラダ(ひらひらの紙みたいにスライスしたらオリーブオイルと塩でどうぞ)

この4点。

大好きな果物や野菜ばかり。真夏の前菜にいかが?

家で、別荘ごっこするにはもってこい!のレシピよ(笑)

というわけで、素敵な山暮らしをされている社会学者上野千鶴子さんのエッセイ本を紹介した。

わたしも旅先で避暑して読んできた。

この夏は、旅先の関連書籍を3冊読んだので、8月最終週は旅をなごり惜しむブックレビュー週の予定。

(月)八ヶ岳・移住エッセイ

(水)松本ホテル・ビジネス

(金)美術館・絵の描き方

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年8月25日記事

『SunTAMA Style』2021年8月25日記事

『SunTAMA Style』2022年8月25日記事

『SunTAMA Style』2023年8月25日記事

長野旅そのほか~挑戦したことや回ったところ🎶【風景・長野旅3/こぼれ話】

【ブログ新規追加1391回】

8月16日、早朝5時30分。

白馬三山のモルゲンロート。白馬ジャンプ競技場を撮影(1998年冬季オリンピック会場)

今年の長野旅では、はじめて深夜ETC割引を利用した。

ETC深夜割引とは、深夜0時から早朝4時までに目的の場所を通り過ぎれば割引されるというもの。

NEXCO概要(ETCの深夜割引は、午前0時から4時までの間にNEXCO3社(東日本、中日本、西日本)が管理する高速道路を走行すると、30%割引が適用される制度です。ただし、入口または出口のどちらかの料金所を通過する時間が、この時間帯に含まれている必要があります)

わたしは基本的に仕事で毎日運転をしてはいるが、この数年、高速道路にはほぼ乗らずに出かけてきた。

目が悪くなってきて、高速道路の運転が怖くなったのもあるが、一番の理由は「道の駅」にハマっていることに起因している。

それと久しぶりの深夜の運転は、今のわたしの運転技術を試すめったにない機会にもなった。

深夜1時に家を出て高速に乗ったのは1時10分。八王子→安曇野までは標準で2時間36分。早朝4時には間に合う。30%引きへの挑戦だ(笑)

1時10分八王子から3時40分安曇野に無事到着。(パチパチ~~🎶)で30%引きをゲットしたわ(笑)

通常4690円が30%引きで3280円!

わたし的には、30%引きより、標準時間以内で走り切れた運転に大満足。

久しぶりに常時80キロから追い越しで100キロを出すのも楽しくて、悠々と運転できたし、何より、まだまだ行ける!という自信にも繋がった。

で、早朝5時の白馬村・松川河川敷に白馬三山の雪渓を見に行った。

この夏の旅では、身体の具合もさることながら、行きたい北アルプスの要所が頻繁に「クマ」が出没し、さすがに怖くなったのもあって登山もキャンプも取りやめたという経過があった。

これまで、なかなか行けなかった長野県の村を訪ねる旅へと切り替えた。

初めに、小川村天文台へ。松川から40分。

小川村天文台は雪の北アルプスがぐるっと見渡せる場所。今は夏で雲が多くあまりきれいな景色は見られなかった。

小川天文台は、フジTVのドラマ「白線流し」(1996年放送)の舞台でもある。

次に向かったのは、安曇野ワイナリー

安曇野ワイナリーは、西に北アルプスを望む雄大な自然の中にある。

目指すのは「テロワールを存分に感じられるクリアなワイン」だ。

理想のワインを目指し、健全なブドウを栽培し、丁寧に醸造することを愚直にこころがけていると伺った。

主に夫が試飲(笑)

運転で飲めないわたしは、シャインマスカットのデザートと、ワイナリー一番人気の「安曇野濃厚・飲むヨーグルト」を美味しく頂いた。

次に訪れたのは、北アルプス常念岳麓の道の駅「ほりがねの里」だ。

ここでは、ひまわり畑を見て撮影した。

すでにひまわりは時期が終わりうなだれてしまっていた。それもまた風景かな。

このあと、安曇野アートラインをひた走り、安曇野ちひろ美術館を経て、安曇野名産の「蕎麦」を頂きに一路、安曇野穂高へ。

目当ての蕎麦屋は石臼挽き・手打ちの「百八」

頂いたのは一番人気の「大海老天ぷらと野菜天ぷらつき・せいろ」2500円と「せいろ」1100円。

天ぷらが多いのでわけて頂いた。大海老も甘く蕎麦も抜群のコシ。蕎麦湯まで美味しく頂けて大満足。

店内もすてきな雰囲気。

白馬登山をせず、1泊を松本駅にほど近い新しいホテル(スーパーホテル松本駅前)で旅の疲れを癒し、翌日は信州の味をふんだんに取り入れた朝食を頂き、北八ヶ岳方面へと向かった。

北八ヶ岳に向かう手前で、塩尻の小ボッチに出向く。

小ボッチから諏訪湖と南アルプスを見渡す。あいにく富士山は見られず。

反対側では穂高連峰が煙っていた。

この場所は高ボッチ高原手前の山林にある展望公園。林道も古い整備のあとがあるだけの悪道だった。

第一、熊出没注意の看板が多くて怖い。

あまり、おすすめはできない。もうこれでボッチはおしまいとする(笑)

ここから、気分を変えて諏訪湖周遊道路を経て、北八ヶ岳に向かった。

白駒池と麦草峠では、熊鈴をつけた登山者がいっぱい。白駒の森でも熊鈴の大合唱(笑)

あれでは、熊も出てはこれないだろうね(笑)皆さん、ありがとう!

帰りしな、入笠山麓のカゴメ野菜生活ファーム富士見でお買い物。2度目だが本当に素敵なところ。高原野菜と八ヶ岳イラスト地図を購入。

最後に甲斐駒ヶ岳が見える道の駅「はくしゅう」で高山植物と焼き物の器を買い、オーガニックコーヒーをアイスで頂き、南アルプスの天然水?源流河原で水遊びして帰ってきた。

冷たい水がなによりのご馳走だし、癒しそのもの。

「はくしゅう」は大好きな道の駅で、毎回寄るのが楽しみな完全リピーターになった。

もちろん、ペットボトルに「南アルプスの天然水」を汲んで帰るのも忘れない。

これで、1泊2日の長野おとな旅も終わり。

小川村ではすでに秋の風情。秋桜を撮ってきた。

今回の旅では、深夜の運転と塩尻小ボッチ以外は、無理せず危険な場所にもほとんど、行かなかったせいか、夫もとても楽しんでいた。

近年の気候温暖化での山の遭難事故が多発し、クマ被害も頻繁だ。

それでも登山ブームなんだろう。最近では「幼い子どもが登る北アルプス登山の動画」まであるし・・・。

本当に無理しないで!と言いたい。

一方で、山が怖い場所だという再認識も年々高まってきている。

「自然をふんだんに取り入れた旅」を続けるためには、時には「潔くやめる」ことや、「臨機応変な予定変更」も大事な観点だと改めて気がついた。

山は逃げないから。次の機会を待とう。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年8月23日記事

『SunTAMA Style』2021年8月23日記事

『SunTAMA Style』2022年8月23日記事

『SunTAMA Style』2023年8月23日記事

『SunTAMA Style』2024年8月23日記事

『Life Tour21st』2016年8月23日記事 

https://lifetour.blog.jp/archives/1060396120.html 「秋はおしゃれとビジエカレーで始める」

苔の森と癒しの湖でセラピーハイキング~麦草峠から白駒池を巡る北八ヶ岳旅【風景・北八ヶ岳/長野旅2】

【ブログ新規追加1390回】

今年の夏休み最終日、かねてから行きたかった北八ヶ岳・麦草峠から白駒の池までのハイキングと周遊を楽しんできた。

圧倒的な夏空のもと、吹き抜ける風のなんと涼やかなこと。

仕事中心の毎日をリセットするため、今回の夏休暇は10日間のところ12日取った。

体の調子を整えたり、不具合を調整するために病院へも通院したし、年1回の健康診断も受けてきた。

そんなわけで、わたしの夏休みは、ほぼほぼ本当の休暇になったと自負している。

で、最終日には日常へ戻すハイキングで体を動かすアクティビティとして、森林セラピーを取り入れて、趣味の山歩きと植物観察をしてきた。

麦草峠

車で上がってきて無料駐車場(台数30台・きれいな無料トイレあり)
運よく空きがあり車を停めて、さっそく麦草ヒュッテまで森林の木道を歩く。

5分ほど木道を歩くと、赤い屋根の麦草ヒュッテが見えてくる。

夏空に赤い屋根・・・もう、メルヘンでしかない。

夫は、麦草ヒュッテが気に入ったようで、帰りしなにもう一度ヒュッテのショップを訪ねてみよう!と。(帰りのショップで撮った苔テラリウムの数々)

白駒池に一番近い、有料駐車場(1回600円・終日)を目指し移動した。

すでに満車寸前!(180台収容)丁度いい日影の場所に案内された。

そして、ここから白駒池目指して苔の森にトレッキングした。夫を森の入口で撮影し、木道を上がるのだが、ちょっとびっくり!

始めっから、いきなり急登だ!

YouTube画像などでは、平坦に見えていた。が、ガッツリ登りだった(泣)

下に載せた写真でも平坦に見えるでしょ?!だまされないで!(笑)

夫はスイスイ先に登って行った。

さて、池までの登りに約580種類の「苔」が群生している白駒の森。わたしは、登りつつ苔の撮影をして行った。

神秘的な「苔の森」へ
日本蘚苔類学会より「日本の貴重なコケの森」に選定

「北八ヶ岳を代表する苔」の写真と名前を紹介する。

セイタカスギゴケ

カムリゴケ(先っぽが黒くなるらしい)

チシマシッポゴケ(もしかすると違うかも)

コセイタカスギゴケ

と、代表的な苔4種を撮ってきた。

ずっと苔を観察し続けていると、気持ちが平坦で静かになっていく。セラピーの本質がここにある。

先に登っていた夫にやっと追いついた。撮影しつつずいぶん遅れてしまった。

苔むした大木を抜けるといよいよ白駒の池に到着。

• 白駒の池

満面に清水をたたえた神秘的な湖

北八ヶ岳の広大な原生林の中に、満面に清水をたたえた神秘的な湖。標高2,100m以上の湖としては日本最大の天然湖である。

湖を眺めながら歩くと、大正時代創業の歴史ある湖荘「白駒荘」が建っている。

新館 「白駒荘」

創業の歴史を刻む宿看板。トレッキングポールとともに撮影。

白駒荘の前にあるボート乗り場にさっそく行ってみた。

船着き場での夫を撮る。船着き場はゆらゆら揺れていて、かなり怖い(泣笑)

白駒荘に戻り、念願の「白駒荘濃厚ソフトクリーム・700円」を頂く。

この湖荘から北八ヶ岳の「にゅう」「高見石展望台」などに登山する人も多い。

これで、目的だった「癒しの森林セラピー」を終えて、帰路に就いた。

帰りの蓼科高原道路で、野生の鹿の群れに遭遇。

樹齢数百年の時を刻んだコメツガ、トウヒ、シラビソの原生林で、地上はまるで緑のジュウタンを敷きつめたような苔が一面を覆っていた。

美しすぎる光景を目にして、今は猛暑の中、仕事に戻っている。

栄養剤の一つになっている山歩き。

これで当分滋養が保てることだろう。

そして、次の山旅に胸を躍らせる。

それでは、また!

※ 次回は「長野旅3そのほか」をアップ。

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『SunTAMA Style』2020年8月21日記事

安曇野ちひろ美術館~トットちゃんに会いに行く【風景・安曇野/長野旅1】

【ブログ新規追加1389回】

長野に通い続けて4年目。
「ガッツリとした山登りをしない」旅の目的は、安曇野ちひろ美術館への訪問。

広大なビオトープのある庭園をゆっくりと歩きながら「トットちゃん」に会いに行く。

安曇野ちひろ美術館のある長野県北安曇郡松川村は、ちひろの両親の出身地。

ちひろも幼いころから慣れ親しんだ「こころのふるさと」だ。

1997年に、世界初の絵本美術館 「東京ちひろ美術館」20周年を記念して建てられた。

美術館館内の5つの展示室では、ちひろや世界の絵本画家の作品や絵本に関する歴史資料が展示されている。

自然公園と美術館は、自然に溶け込むような設計が施されている。

中に入った瞬間、まさに「日常生活から解放される空間」を実感。

身も心もゆっくりとほどける、またとない美術館だ。

第1展示室では企画展示「ちひろのいろ せん かたち」6月6日~8月31日 開催中。

~やわらかな色彩で子どもをテーマに描き続けたいわさきちひろ。
その絵はなにげなく描かれているように見えて、実は、さまざまな技法や工夫が隠されている~

ちひろの使っていた画材道具の展示では、オブジェとなっていて、オブジェに触れると光とともにちひろの絵が浮かぶ仕組みだ。

どんな画材でかいていたのか?アトリエの内部も再現されていて興味津々。

で、第1展示室を出たところにあの「トットちゃん」が!

一緒に記念撮影をさせて頂いた(笑)

『トットちゃんとわたし』

しばし、黒柳徹子氏のお話をボードで拝読し、また様々な絵本作家さんの作品にも触れてきた。

わたしの日常に絵本は欠かせない。

現在、児童出版社に勤めている。

在職中に一度は訪れたかった美術館だ。

特に、企画展示『戦後80年 ちひろと世界の絵本画家たち 絵本でつなぐ「へいわ」』も観られて良かった。

第5展示室まで一通り観て、途中にあるカフェで一休み。

ここから、植物園や森、色とりどりの花畑を擁する広大な「ちひろパーク」へと、暑い中だがワクワクしながら周回した。

トットちゃん広場にたどりついた。

電車の教室では、一般の方々が読み聞かせをしていた。(電車の中は冷房でめっちゃ涼しい・笑)

おとなのための「こどもを考える」美術館。

やっと訪れることができた。

生涯、幼いこどもをテーマに描き続けてきたちひろ。

ずっと思っていたことがある。

「なぜ、あんなに子どもの表情を描けるのか?」

わたしは年間かなりの数のお子さんたちに会社のイベントで出会うのだが、本当にちひろが描く「ちょっとした子どもの目線」や「不安げな表情」などと同じ光景を目にするたびに、ちひろの絵を思い出してしまう。見事としか言えない。

ちひろの絵だけを観にいくのもいい。ちひろの愛したお庭を散策するでもいい。ちひろのアトリエに触発されに行くなんていうのも素敵だ。

東京と長野にあるちひろワールド。

一度ぜひ、訪れてみて。

最後に北アルプス蓮華山を写すわたしを一枚。

それでは、また!

(次回の長野旅2は北八ヶ岳編)

※ 安曇野ちひろ美術館 〒399-8501 長野県北安曇郡松川村西原3358−24

※ 東京ちひろ美術館 〒177-0042 東京都練馬区下石神井4丁目7−2

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『SunTAMA Style』2020年8月19日記事

Ku:nel 2025年9月号『それゆけ!大人のニッポン観光』【選書・文化】

『ブログ新規追加1388回』

簡単レビュー

それゆけ! 大人のニッポン観光

テーマがあると旅はもっと楽しくなる。
杉浦さやかさん/甲斐みのりさん/岡美里さん
大谷有紀さん/しらいのりこさん

酒井順子さんが助言&提案
自分らしさ100%の 
新・旅テーマで出発!

2泊3日、ゆるり大人のニッポン観光、
テーマ旅のすすめ。

                 ★★★

長い夏休みももう中盤を過ぎて、ワタワタと、避暑への旅を準備している。

この数日、色々とあったことを書いてみる。

休み始めて、順調に疲労も溶けはじめた月曜。

やっぱりそれまでの猛暑と詰め込んだ仕事の「ツケ」が身体に出てきた。

数年前に罹った「皮膚感染症」の一種だ。

服の中で、何かが「チク!」と弾けた音がして痛みが全身を貫いた。

それでも、さほどの痛みではなかったので患部を診ないまま就寝。

朝、恐る恐る患部を診てみたら「真っ赤になった大小の斑点がいっぱい・・・」猛烈な痒みと痛みで、気持ち悪いったら(泣)

で、すぐにかかりつけ医のいる病院へ出向くも、夏休み中で診てもらえず。

それから夫に検索をしてもらいながらなんとか、口コミ評価の良い皮膚科のある病院を見つけて、駆け込みで診て頂き処方箋を出してもらい、事なきを得た。

疲れと猛暑で免疫力がガタ落ちだった様子。

薬はすぐに効き始めて、猛烈な痒みと痛みから解放された。

今は、めっちゃ幸せ(笑)

だから、予定していた2泊3日の旅行も中止してもいいかも・・・とか一瞬考えた。

家にいることも充分楽しいし、ことさら旅に出なくってもって。

しかし、身体も治りつつあることだし、予定を1泊に短くして出かけようということになり、昨日プランをガラッと変えた。

詰め込みはせず、無理がなく疲れない方向へとシフトした。まだしっかりと治り切ってはいないので、軽い山歩きにしたり温泉も取りやめた。

しかし、長い休みがあることで、気持ちに焦りもなく、体調が崩れてきてもネガティブにならずに済んだのは幸い。

これで、今年の夏休暇も旅で〆ることになった。

                ★★★

年に数回、旅に出る暮らしを続けて数十年が経つ。

どんどん旅慣れてきて、旅の荷造りもささっと、できてしまう。

それでも毎回思うことは「旅に出る前の自分と、旅を無事に終えて帰ってきた自分は前とは違っているはず」だと。

変われることって、大事なんじゃないかな。

それを叶えられるのが「旅」だと思う。

それでは、また!

※ 来週のブログアップは(火・木・土)の予定。

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『SunTAMA Style』2020年8月15日記事

インスタグラムで突然「バズった」話【植物・SNS応募】

【ブログ新規追加1387回】

この数日、このやまゆりの画像を目にした方は、かなり多くいるのでは?

インスタグラムのみの応募企画へ参加した写真だ。

インサイトを開くと、

8月13日時点での閲覧数(ビュー) 9200

フォロアー以外からのビュー 7587

わたしのプロフィールを観て下さった人数 927

わたしのホームを訪れて下さった人数 686

と、わたし的にはありえない?!数字がインサイト上に示されていた。

プロアカウントのデータに軽く驚いた(^^♪

ま、普段から「放置したまま」だったインスタグラムのアカウントを利用しての応募だから、「多くのビューを獲得したい!」とか野望はまったくない(笑)


しかも、なんの変哲もない山での1枚。動画などの作り込みも一切なし。

ある登山用品の専門メーカーさんの企画に応募するために送った一枚だ。

https://www.facebook.com/ARCTERYXJP #山の花を探して

この山の花たちのイラストの中に「やまゆり」があったので、以前奥多摩・三頭山で撮った「やまゆり」の」画像を貼り、ハッシュタグで企業を応援するインスタグラム企画に応募した。

山の花を観察して、写真に収めるのは山野草ハンターのわたしの日常だ。

まるで、わたしのためにある企画だと思い、なんの躊躇もせず、応募の規約に沿って行動した。

そしたら8月8日、丁度夏休み初日のこと、インスタグラムさん(笑)から、「閲覧数=ビューが短時間ですごい!からもっと宣伝しよう!」みたいなメッセージが届いた。

そのページにストーリーズが表示されていて、自動的にインスタグラム本体とFacebookに「今、注目されている記事!」みたいなコメントが貼られて投稿される。

わたしは「いったい、何が起きたんだろう・・・なんのこと?」状態。

どうしてこんなにビューが伸びるのか?
推測してみたが、登山道具のメーカーさんからのユーザー流入が思い当たる。

ユーザーさんの中に、インスタグラマーとか著名な人がいたとも考えられる。

わたしは無名だし、このメーカーさんの企画の副賞品になっている、優れたデザイン性のあるザックが欲しくて応募したの。

マーケティング目線で行けば、微量だがメーカーの露出にハッシュタグ貢献できたんじゃない?!と、勝手に思い込んでいる。

(だから、ザック当てて~~~!!!・笑)とね。

たぶんまだ、ビューは伸びる予測が立つ。(1万は超えるだろう)

応募締切は8月25日。インスタグラムにアカウントのある人であれば、誰でも応募できる。

条件は「山の花を撮ってくる」こと。

まだ、どこにも出かけていない夏休みのちょっとしたトピックス。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2025年8月13日記事

『SunTAMA Style』2021年8月13日記事

『SunTAMA Style』2022年8月13日記事

『SunTAMA Style』2024年8月13日記事

「山を下るために~今やっておくこと」【風景・この先を見据えて/エッセイ】

【ブログ新規追加1386回】

夏休みも早4日目。何もしないゆるやかな日を送っている。

毎朝、朝顔の咲き具合を眺め、小さなプランター菜園で、緑のカーテンの中からゴーヤやきゅうりを収穫して、食卓の彩に加えている。

写真は、昨夜のキーマカレーに揚げたゴーヤをトッピングしたもの。

新鮮な苦みがハイボールによく合う。

また今朝は、この1年ぐらいの間に様々な場所で頂いた、基礎化粧品のアレコレを全部出してみた。

毎年恒例の、夏休み集中美容週間よ(笑)

普段は、かなり酷使しているお肌のお手入れをささやかながらするというもの。

全部使っても3日ともたないだろう。

旅先ではお泊りのホテルで頂けるので、今日から旅に出るまでこの基礎化粧品でお肌のお手入れをする。

さて、「山を下る」をこの夏は考えている。

ここでいう山とは「仕事」とか「人生」、趣味の「山歩き」などを指す。

がむしゃらに仕事をし、夢中で山を登り続けた20〜30代。

40代~50代になると自分が来た道を振り返り始め、60代になった今は「山をいかに下りるか」を模索し続けている。

足るを知る者は富む老子の教えのような境地だ。

仕事は勤続20年(あと3年弱)まではイケイケどんどんの予定(笑)そのあとはなりゆきに任せて行く。

趣味に関しては、そんな大げさに「山を下る・・・」とかは考えてはいないけれど。

数年前に知った、かのスティーブン・ジョブズが習慣にしていた、「土曜日のハイキング」(運動するなら土曜日!日曜日は瞑想と休養という意味)を取り入れて早3年。

そろそろ、しっかりとしたトレイル・ハイキング道を持ちたいと考えている。

3年目の今年は「湖・池・沼」を周回するコースを春にやってみたら、ことのほかリフレッシュできた。

森林の緑と鳥のさえずりだけを携えて無心にトレイルするうち、紺碧の湖に出る。

こんなトレイル・ハイキングをジョブズもやっていたのだろう。そして世界基準であり世界標準の仕事を生み出し続けてきた。

と、まったくもって桁違いではあるが、小さな自分のこれまでの生き様と重ね合わせながら、今後も「トレイル・ハイキング」を取り入れて行く。

さあ、「どうやって、山を下ろうか?」から始まった夏休み。

これは、これで結構、幸せ。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年8月11日記事

『SunTAMA Style』2021年8月11日記事

『SunTAMA Style』2022年8月11日記事

『SunTAMA Style』2023年8月11日記事