『夫はホテルオークラ元総料理長、妻は料理家~ ふたりのごはん』根岸規雄&石原洋子・著(KADOKAWA)【選書・文化/ワークスタイル】

【ブログ新規追加1357回】

夫はホテルオークラ元総料理長、妻は料理家~ ふたりのごはん』根岸規雄&石原洋子・著(KADOKAWA)

簡単レビュー

テレビで大反響!!(わたしは観れず・泣)
話題のフレンチトースト、ねぎベーゼ、レバームースのレシピも完全収録!

世界一受けたい授業」に著者である根岸規雄さんが出演。
出演者がそのおいしさに歓声を上げたホテルオークラの「フレンチトースト」や
「ねぎベーゼ」など、番組で紹介された料理の
詳しいレシピをすべて掲載している。

しかも、ホテルオークラのシェフ時代に「世界一」といわれた
フレンチトーストの作り方は、6ページにわたって紹介しているので
初めてでも失敗しないと読者から大評判。
市販の4枚切り食パンで、うっとりするほどしっとりした逸品が出来上がる。

「ねぎベーゼ」は、長ネギの青い部分を捨てずに生かすために生まれたソース。
独特のネギの臭みはなく、緑は鮮やか。
お肉にも魚にもぴったりで使い勝手もとびきりだそう。

このほかに、妻で人気料理家である石原洋子さんと一緒に
旬ごとの食材を使った滋味あふれるおかずや、
季節の保存食作りも丁寧に紹介している。

ワインのおつまみも、ふたりの手にかかると
「チキンレバーのムース」や「グリーンアスパラのパイロール焼き」なしゃれた味わいのものが並び圧巻だ。

いずれも、特別な食材や調味料を使うのではなく
時間をかけて、ひと手間かけることを惜しまないのが
おいしさのコツ。

「手作りは高級品にまさる。年齢を重ねた今だから、台所で
一緒に肉を焼き、出来立てをふたりで食べるそんな日々の幸せに
心から感謝しています」(根岸 規雄)

「毎日食べてもあきない料理こそ、健康の源」(石原洋子)

料理界のトップを極めたふたりの
豊かな普段の食卓には、世代を超えて学ぶことがいっぱいの一書である。

              ★★★

なんとも素敵な料理本を見つけてしまったので早速レビュー。

もし、貴方の旦那様が名門ホテルの総料理長だったら?!

さぞかし、家でも腕をふるった料理の数々を作って食べさせてくれるんだろう・・・な?!

しかし、こちらのご夫婦は、奥さんも料理研究家で、家でも40年お教室を司ってきたプロ中のプロだ。

お互いを「一介の料理人」「料理研究家」と呼び合い、尊敬しつつ、毎日心づくしの料理を二人で作って、一緒に食べる喜びを味わっているという。

ホテルオークラ仕込みの「フレンチトーストのスペシャルな朝食」に心を奪われてしまった。

で、さっそく4枚切りの食パンを買ってきたわ。レシピは手に入れてあるんだから、絶対に美味しい!忘れられないフレンチト―ストを作ってみせるわ!と鼻息も荒いわたし(笑)

この穏やかなご夫婦からしたら、「あらあら、そんなに勇んで作ったら、ふわふわのフレンチトーストにならないでしょ!」とか、言われちゃいそう。

とにかく、ていねいな暮らしを実現したくて、手に取った一冊だ。

我が家では、朝食の際、わたしがコーヒーサーバでコーヒーを沸かしている間に、夫がテーブルマットを敷き、お皿やカトラリーを並べてくれる。

お互い自然な流れの中で、美味しいものを食べるための準備を惜しまず、ゆっくりと、ていねいに、すばやく作ってみようとワクワクしている。

わたしにも、きっとできる「世界一の朝食」なのだ。

この一冊を手に入れただけで、とても幸せ💛

それでは、また!

---------------------------------------------旧記事更新

『Life Tour21st』2017年6月2日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1066251637.html 「夢を実現する家計管理法」