スプリング・エフェメラルを追いかけて~最後はご近所の里山で希少種花詣で🎶【植物・都立小宮公園/ひよどり山】

【ブログ新規追加1333回】

今年も、いつもの雑木林で、希少種「ワダソウ」を2株見つけた。

1㎝にも満たない小さな山野草。

雄しべが所々に飛んでいて少し残念な姿。しかし蕾が3つ!もある。

嬉しいね。

とても見つけにくいのだが、2021年4月8日にまとまって咲く場所を知り写真に捉えてから、毎年4月8~10日でお天気が良ければ会いに行く。

午前中でないと、花はしぼんでしまうので時間は大切!

朝、9時30分過ぎに会えた。

なんだかだんだん減ってきているような気がする。

赤い「雄しべ」が変色する前の、わずかな期間に見つけてきた。

ひっそりと咲く姿を見つけに、来年も探しにこよう。

◎ワダソウとは

花色は白。開花時期は4~5月頃

国内の分布は本州・九州(尚、熊本県では絶滅危惧種ⅡUV)

山の草地に見られる多年草。草丈は10〜20cm、茎は直立して、枝を分けない。葉は、下部へら形で上部の葉は広く卵形、最上部の葉は輪生状につく。4〜5月、茎の先端に5枚の白い花弁をもつ花をつける。花弁の先端に切れこみがあるのが特徴。雄しべは10本で赤い葯が美しく、10本の雄しべは5本ずつ熟して変色する。花柄には毛が生える。日本の固有種とされる多年草で、名は、産地の長野県和田峠にちなむ。

資料元→http://asohanano.com/flowers/wadasou.html(ASO野の花図鑑)より

               ★★★

公園を擁するひよどり山もすっかり新緑の季節となった。

山頂付近のこぶしの巨木もすっかり花は落ち、若葉が美しい。

大きな木の下で遊ぶワンちゃんと幾人かの人を避けて一瞬で撮った。

雑木林ホールのそばには、山野草で漢方薬の素にもなる「イカリソウ」を撮る。

そして、里山保全で樹木伐採中のため、工事現場が多くあるのでそれも撮ってきた(笑)

野鳥の鳴き声をかき消す重機の騒音にはちょっと残念な・・・気分。

まっ!気をとりなおして、大好きな樹木花・山吹を撮影して「春の里山巡礼」はおしまい。

朝、9時30分~10時過ぎの間でぐるっと回って登って、そこから仕事に出かけてきた。

「春の山野草巡り」はだいたい4月中旬までかしら。

今回、見つけられなかった山野草も数多くあったが、出会いだもんで執拗に追いかけないの(笑)

これから5~6月はバラや紫陽花が美しい園芸の季節。

今年はどこでバラを見ようか?とても迷う(笑)

関東近郊で行きやすい植物園(バラ園)の選定を始めたばかりだ。

これまで行っていない場所にも行きたいし、美しい花や樹木をたくさん撮りたい。

と、園芸種に心躍る季節を越えると7月~8月は「夏の山野草」を探しに里山へ出向く。

で、そのあとは冬支度をはじめる枯れ野山を散策するのも、すごく贅沢な時間で、今から楽しみのひとつとなっている🎶

というわけで、「春の山野草巡礼を終えて」という話。

山野草の咲く時期は非常に短い。

春の山野草をもとめて、様々な公園や里山を巡ってきた3ヵ月。

また、来年を楽しみにしておこう。

それでは、また!

※都立小宮公園アクセス他→https://tamaparks.com/kouen/komiya/

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『SunTAMA Style』2021年4月9日記事

『SunTAMA Style』2022年4月9日記事

『みいこStyle』2020年4月9日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/24303271.html 「Makoto Ozone LIVE!」

※ LIVE配信ページはすでに存在せず。当日の視聴後に感想を書き込んだ。

東京多摩地域~花と新緑を巡る1日~小峰公園から今熊神社【植物・あきる野市/八王子市】

【ブログ新規追加1332回】

実は、春が少しだけ苦手。

そのわけは「次々に咲く花の饗宴に急かされてしまうから」だ。

特に桜の開花予想がはじまると、なおさら世間の目が桜1点に集中していく。

そんななか、今年はどこで桜の花見をしようか?なんて毎年の悩みが発動するわけ(笑)

わたしとしては、まず、「駐車場無料」「入園料無料」「桜多し」「人少な目」というなんとも、こだわった花見場所を探す運命にある(笑)

もちろん、どーしても行きたい!場所ならすべて有料でもかまわない。

そんな中、久しぶりにミツバツツジが5分咲きとなった「今熊神社」を選んでみた。

今回は登山はしない。

そしたら夫が「今熊神社を過ぎてすぐの、秋川街道沿いに小峰公園・標高336mで桜の尾根があるよ!」と、教えてもらい今回初めて訪れた。

ちなみに、小峰公園も今熊神社も、我が家から30~40分ほどで着いてしまう近場だ。

小峰ふれあい自然郷(小峰公園)

小峰ふれあい自然郷(小峰公園)は、都立秋川丘陵自然公園内にある。

この公園は、身近で豊かな自然と触れ合いながら、手軽にピクニックやハイキングを楽しめる野外レクリエーションの場として整備された。


公園は三本の尾根と二つの谷戸から成り、尾根のサクラ並木、雑木とヒノキの林や、谷戸の湿地や湧き水を利用した湿生植物園がある。

で、今回はビジターセンター見学をしてから、桜尾根に登る小1時間の周遊コースをその場で組んで、勇んで出発した。

ここでは、さまざまな野草や動物(剥製)を写真に撮った。

まず、公園入口にある駐車場(50台収容・無料)に楽々と停めて、併設されてる小峰ふれあい自然郷ビジターセンターを見学した。今熊山へ通じるトレッキングコースの説明やあきる野市の特産紹介、野鳥、植物などありとあらゆるものが写真やイラストになっていて、誰でも自由に拝見できる。児童図書館も併設。

そして、民家沿いの山肌に咲く、カタクリの群生やラッパスイセンを愛でながら乙女椿の咲き乱れるロードをしばし歩く。

乙女椿は今が盛り。

新緑が美しく、スミレサイシンの群生が山肌にびっしりと咲く、ふれあい広場に着いた。

高尾山にも匹敵するスミレの里かも?!

ふれあい広場の東屋付近。

小峰谷戸田の風景。

丘陵地の谷あい(谷戸)を利用して作られた階段状の田んぼ。園内の地形を生かした田んぼで、毎年稲作体験イベント「谷戸田の稲作」が開催されている。

谷戸田の特徴を知ったので載せておく。

  • 山や森から湧き出た水を利用して稲作が行われる
  • 農薬を使わずに人の手で草取りが行われる
  • 多様な生きものが暮らす環境が守られている

さて、ここからがメインの「桜尾根トレッキングコース」を登る。

朝の光に照らされて尾根でキラキラ光る新芽の群れ。

こもれびが美しい「桜尾根」を歩く。

登りの桜尾根沿いには「つくし」や「わらび」がたくさん!生えていた。もちろん採取はだめよ(笑)

「桜尾根」に向かう標識前で、一枚撮ってもらった。

なんとこの先、通行不可でここで退散した。残念!

ここからゆっくりと桜を愛でながら下山。

さて、小峰公園からトンネルを抜けて走ること5分。今熊神社へ向かう。

山肌を彩るミツバツツジはまだ6~7分咲き。

濃淡のミツバツツジが彩る神社を下から撮る。

今熊神社→https://www.hkc.or.jp/facility/detail.php?id=156(観光情報)

今熊神社のミツバツツジは今週が満開予想。(毎年だいたい4月10日前後)

ぜひ、一度秘境の花を愛でに行ってみてはいかが?

それでは、また!

※今熊神社アクセス→京王線八王子駅・JR八王子駅北口から「川口経由武蔵五日市駅」行きバスで「今熊山登山口」下車(約40分)。山頂までは徒歩で約1時間。

車の場合はこちら↓(車道が狭く運転要注意。今熊神社脇の駐車場は、約10~15台の駐車スペースがある。無料駐車場で、トイレが設置されている。ミツバツツジ期間中、地元婦人会の特産品売店もある)

以前の今熊山トレッキング記事をここに!

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『SunTAMA Style』2021年4月7日記事

『SunTAMA Style』2022年4月7日記事

『SunTAMA Style』2023年4月7日記事

『Life Tour21st』2017年4月7日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1065363400.html 「心のリセット術」

休暇最終日は真冬の寒さ~曇天の下で山野草を撮る【植物・山野草】

【ブログ新規追加1329回】

10日間の休暇も最終日。

あまりの寒さに凍えつつ、カタクリの開花を愛でに出向いた。

それは、それはたくさんのカタクリの花芽が出てはいたが、寒さでみ~んなつぼんでいた。

カタクリは花色も薄く本当に儚げ。

そんななか、他の山野草も見つけたので撮ってきた。

「カタクリ」は3枚ほど。

1枚目は、ニリンソウの花畑に咲く「カタクリ」

ニリンソウも咲いていたのに寒さで撮り忘れる(笑)

こちらは「カイコバイモ」だろうか?たぶんそう。寒さで花がつぼんでいた。

こちらは「ヒトリシズカ」

枯れ野に飛ぶ線香花火のような小さな山野草だ。

よ~く目をこらさないと見逃してしまうよ。

小さな小川のほとりには「ミズバショウ」が群生していた。

これで、尾瀬ヶ原に行かなくても大丈夫とか?(笑)

木々も新芽が盛んで山吹も小さな花をわんさかとつけはじめているし、見どころが多すぎて、いこいの広場に咲く満開の桜まで到達できず。

あまりにも寒すぎて・・・でも人でいっぱいの片倉城址公園だった。

かわりにWEB記事をここに添付しよう。

https://8dabe.com/2025/03/21/katakura-jyoseki-park

(記事の画像から)

~満開のソメイヨシノとシダレザクラがお出迎え!お花見は『片倉城跡公園』いこいの広場がおすすめ~

というわけで、わたし的に好きな山野草を撮影してきた!という話。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年3月31日記事

『SunTAMA Style』2022年3月31日記事

『SunTAMA Style』2023年3月31日記事

『Life Tour21st』2018年3月31日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1070667914.html 「森を愛するこころ」

コセリバオウレン 小芹葉黄連に会いに🎶【植物・山野草】

【ブログ新規追加1320回】

3月6日、寒空だったけれど、コセリバオウレン(小芹葉黄連)が見られる植物園を見つけて、仕事帰りに立ち寄った。

撮影場所;東京都薬用植物園→https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/072/072025.html

コセリバオウレン(小芹葉黄連)なんともかわいい名前でしょ?

線香花火みたいなお花で、ロックガーデンに群生して咲いていた。白くて可憐だったわ。

コセリバオウレン 概要

コセリバオウレン(小芹葉黄蓮)は、キンポウゲ科オウレン属の常緑多年草で、本州と四国の太平洋岸に分布している。

葉が3回3出複葉で、小葉がセリの葉のように切れ込むのが特徴

  • 草丈は10~20cmほど。
  • 根生葉は3回3出複葉で、小葉は卵形で、裂片は不揃いの鋭い鋸歯か欠刻状の鋸歯がある。
  • 花は雌雄異株で、花茎の上部に2~3個横向きに咲き、白色~帯紫色で径約1cm。
  • 花弁状の萼片は5~7個、花弁は8~10個でへら形。
  • 果実(袋果)は長さ1~1.5cm、矢車状に並ぶ。

  • 山地の林内の湿ったところに生える。

落葉樹林、常緑樹林、針葉樹林などの林床に生育する。

  • 春・秋は日によく当て、夏は半日陰で管理する。
  • 常緑のため冬も暖かく日の当たる場所を好む。
  • 植え替えは2~3年に1回、花後の5月頃に行う。
  • 増殖は株分け・実生により、実生は採り播きし、発芽から2年で開花する。

              ★★★

小雨が降ったり止んだりのなか、やはりきれいな花の姿は撮れず。

ま、仕事先だしスマホしかないしで、思うように撮影できず残念(泣)

ああ~~~、マクロレンズで思いっきり撮影したい・・・と思った。

それでも気を取り直して、スハマソウ(白)スノードロップ(白)アネモネ・ブランク(紫)キバナセツブンソウ(黄)青梅産野生種の福寿草(金)、河津桜(濃紅)、しだれ梅(薄紅)、紅梅(深紅)など色々と撮り楽しんできた。※()は花の色。

また、お天気の良い日にお花に会いにいこうっと。

1年の大半を、山野草を追いかけて山や植物園に出向いてきた。

これが、楽しくてやめられない。

というわけで、コセリバオウレンに会いに行ってきたという話。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年3月8日記事

『SunTAMA Style』2022年3月7日記事

『Life Tour21st』2017年3月7日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1064767919.html 「今、週刊誌が面白い!」

待ち遠しかった梅の開花を見に行く~山野草園では可憐な雪割草が咲き、メタセコイヤの枯れ木の下で山鳩を追う~久しぶりに自然と戯れた月末🎶【植物・神奈川県相模原北公園】

【ブログ新規追加1317回】

(カメラ撮影)

2月は日数が少ない・・・とか当たり前だけれど、今年の月末進行はメッチャ忙しかった。

客先も、担当者様の異動や春(場合によっては夏)のイベント依頼が毎週のように入るものだから、上司もわたしも日程調整に追われる日々だった。

ま、この世間では物価高騰の中、仕事が増えるのは本当に有難く、嬉しいものだ。食品が高くってねえ…(泣笑)

そこで、月末、たった半日だけれど、今日は休みを取り四季折々の植物が見られる相模原北公園に行ってきた。

植物とともに園内を紹介しよう。

(スマホ撮影)

◎梅園(100種類の梅が1本ずつ100本植えられている)

  • 約100品種の梅が植えられており、早春の長期間にわたり、たくさんの種類の梅の花を楽しむことができる。

「八重冬至」や「鄙(ひな)の都」など、一本一本の梅の木には品種が記載された札が吊るされている。

梅の木の植物分類はバラ科、サクラ属です梅園では全ての梅の木に品種名の銘板がついている。

【梅の開花時期と品種例】

  • 早咲き:八重関守、八重寒紅、虎の尾、紅冬至、八重冬至、未開紅、水心鏡、大盃、緋の司など
  • 中咲き:新平家、蓮久、はぎの、玉梅、鶯郷、玉垣枝垂れ、蝶千鳥、東雲枝垂れ、青龍枝垂れ、幾夜寝覚、内裏、藤牡丹など
  • 遅咲き:夏衣、梅郷、更紗梅、実座論、花座論、長谷川絞り、南高、豊後など

梅は1月下旬から咲き始め、3月上旬頃まで楽しむことができる。

梅は、古くから日本人に愛され、「早春の代表花」として親しまれてきた。その香りの高さから、芳香性の代表的な花木としても知られている。

梅の花は、白やピンクの清楚な花を咲かせる気品ある花木です。花言葉は「高潔」「忠実」♪
凛とした姿は気高さを感じさせ、その花言葉にふさわしい趣がある。
また、厳しい寒さに耐えて咲くことから「不屈の精神」という花言葉も持っている。

★梅★
—————————————————–
分類:バラ科サクラ属
学名:Prunus mume
花色:白・ピンク・紅
鑑賞期:1月下旬~3月上旬
花言葉:高潔・忠実・不屈の精神・気品

(スマホ撮影)

◎雪割草(ミスミソウ)

雪割草という名は、ミスミソウ(三角草)、オオミスミソウ(大三角草)、スハマソウ(洲浜草)、ケスハマソウ(毛洲浜草)の4種類を総称して園芸的に呼ぶときに使われている。

(3枚すべてスマホ撮影)

枯れ葉でできた山を分け入るように咲く雪割草。

花言葉→花言葉には「忍耐」「はにかみや」「期待」「信頼」などがある。

根雪のある地域でも、じっと耐え、春を待つ姿に古来、どれほどの人たちが励まされたことだろう。

◎山鳩

山鳩(やまばと)には、鳥のキジバトや、将棋の駒の大局将棋の「山鳩」がある。

【鳥のキジバト】

  • 山林や市街地など、日本全国に生息するハトの一種で、別名ヤマバトとも呼ばれる

体長は約33cm、雌雄同色で、体色はキジの雌に似ているユーラシア大陸東部から日本にかけて分布しており、1年中見られるつばさの模様がキジに似ていることから「キジバト」と名づけられた。

昔は「山バト」と呼ばれ、山里に多かったが、最近は町の中でも増えている。

(カメラ撮影)

メタセコイア

葉が枯れて透けた木々のシルエットがなんとも素敵!相模原北公園にもメタセコイヤの並木がある。

(カメラ撮影)

梅から雪割草、山鳩とメタセコイヤまで冬ならではの公園風景をザっと紹介した。

最後に「相模原北公園」の施設概要とアクセス。

相模原北公園

住所:相模原市緑区下九沢2368-1
電話:042-779-5885
駐車場の利用について
利用料金=無料

駐車場利用時間・・・
5月から9月・・・8時から19時まで
10月から4月・・・8時から18時まで

(カメラ撮影)

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『Life Tour21st』2017年2月28日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1064623365.html 「わたしのライフハック ~ 生活を上手くやる術とは?」

『みいこStyle』2020年2月28日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/23728705.html 「中途半端な才能の飼いならし方」

椿(Camellia japonica)と山茶花(Camellia sasanqua)~冬の樹木花もそろそろ終わりなので写真を撮る~ココ・シャネルの逸話も♪【植物・ツバキ科】

【ブログ新規追加1314回】

2月も後半になると、梅や河津さくらの画像が増えてくる。

それでも忘れたくない、ツバキ科の花々を少し撮りだめていたので、終盤のまとめを書いてみた。

TOPの写真はベビーピンクの「乙女椿」あまりの可憐さに圧倒される。

葉っぱはつやつやでスルッとしている.

山茶花との違いは葉っぱ。

葉がギザギザしているのは「山茶花」だ。

近所を歩きながら、そろそろ終盤である深紅の山茶花を撮ってきた。

冬、一番の楽しみは椿や山茶花の花に出逢える事。
深紅やベビーピンクの可憐な花は歩いていてもついつい
引き寄せられてしまう。

しかし、なぜ、あんなにきれいな花を咲かせるのだろう。
そりゃ、子孫を残すためでしょう?!と。

道行く人の中、見知らぬ誰かが、「今年も逢えたね・・・」と、ひっそりと深紅の山茶花に語りかける。

その声に応えるためにきれいに咲くのよ。

きっとね。

妄想だけど(笑)

                 ★★★

デザイナー、ココ・シャネルのカメリア好きは相当なものだった。

シャネルのブランドアイコンとなったカメリアの由来を紐解いてみた。

シャネルのカメリアは、創業者であるココ・シャネルが生涯にわたって愛した花で、シャネルのブランドアイコンとして知られている。

【由来】

  • ココ・シャネルの恋人であったアーサー・カペルが贈った白いカメリアがきっかけで、カメリアを好むようになった。

13歳の頃にヨーロッパで流行していたオペラ「椿姫」に感動したココ・シャネル。

カメリアの花びらが持つ優美なラインが、シャネルの信念と重なった。

香りがほとんどないカメリアが、女性たちに「香りを選ぶ自由を与えてくれる」と。

また、慎み深さも感じていたそうだ。

【カメリアの象徴性】

  • 永遠の愛
  • 純潔、完璧
  • 理想的な愛情
  • 輝き、純粋
  • 誇り、美徳、完全

【カメリアのアイテム】

  • ジュエリー(リング、イヤリング、ネックレスなど)
  • バッグ(トートバッグ、チェーンショルダーバッグなど)
  • ウォレット

というわけで、大好きな「椿」と「山茶花」を撮っておいたのでまとめてみた。

最後は、そろそろ終わりの「山茶花」を。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2024年2月21日記事

「節分草・セツブンソウ」開花したので会いに行ってきた~準絶滅危惧植物Ⅱ類【植物・東京都薬用植物園/小平市】

【ブログ新規追加1310回】

早春は山野草の開花を追う。

今日は、2月に咲く「絶滅危惧植物Ⅱ類」でもある希少性の高いセツブンソウに会いに行ってきた。

いつもの山には今年は咲いていなかった(泣)植生の遷移かも。

で、調べてみたら、東京都薬用植物園でセツブンソウのお花畑が見られる!と知り、急遽、小平の客先に仕事を入れ、いそいそと訪問してきた。

園内のロックガーデンにセツブンソウのお花畑があるとインフォメーションで伺った。

あった!!!お花畑。

もうね、至る所に咲き乱れていたの!こんなにたくさんのセツブンソウは初めて見た。

まさにお花畑だったわ。

でも、一輪だけこっちを見つめているセツブンソウを撮ったの。

まあるい黄色花のかわいいことったらない!(花部分が紫と黄、白はガク)

節分草・セツブンソウ(キンポウゲ科)準絶滅危惧植物Ⅱ類

花期;2月~3月

落葉広葉樹林下に群生する多年草。

現在、絶滅危惧植物として登録されている山野草だ。

なぜ、減少してしまったのか?それは、ひとつに「園芸目的の採取」さらには、「道路工事など人的行為」から絶滅危惧植物となった。

そして、園芸目的の場合、気をつけなければならないことがある。

それは、セツブンソウが有毒だということ。

自然の中でひそやかに春先に咲いて、翌年の春まで地中で眠る山野草。

一年に一回出会えればいい。自分のものにしちゃあいけない。

そして、人のわがままで絶滅だなんて、とても悲しい。

現在、日本国内の野生植物のうち、30%に絶滅のおそれがあるそうだ。(3種に1種。2087種類にのぼる)

※絶滅危惧植物→https://museum.bunmori.tokushima.jp/ogawa/rdb/rdbplants/index.htm

自然とともに生きて行きたいと、さらに強く思った植物園での一コマ。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2024年2月12日記事

『Life Tour21st』2016年2月12日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1051814464.html 「女性の節目」

徳川家「葵の御紋」を探しに冬の山城跡へ~片倉城跡公園【植物・フタバアオイ】

【ブログ新規追加1309回】

徳川将軍家の家紋は「三つ葉葵」、いわゆる「徳川葵」や「葵の御紋」と呼ばれるもの。

これは、徳川家の前身である松平氏が、所領の三河国にある賀茂神社の氏子だったことに由来する。

「葵紋」は京都の賀茂神社の例祭「葵祭」に端を発っする。

葵は神聖な植物として例祭で用いられ、神社の紋にもなった。

               ★★★

2月初旬、寒風吹きすさぶ中、青々と野山に咲き誇る「三つ葉葵=フタバアオイ」を探しに来た。

一見すると、どこにでも生息していそうだがそうでもなく、近場ではこの片倉城跡公園内で見つかっていた。

頭の中の山野草カレンダーでは、そろそろきれいな葉っぱが見つけられるであろうと、片倉城跡公園https://www.city.hachioji.tokyo.jp/shisetsu/009/p011931.htmlへ出向いた。

いつもの場所には株すらなくなっていたが、そこから50メートルほど離れた場所に「青々と」たった一株だが咲いていた。

あった!「葵の御紋!」と、小走りになってカメラを向けたのだ。

なぜ、この葉っぱが「徳川家」で珍重されたのか?

面白いお墓のサイトを見つけたので引用させて頂く。

連載:おはかもん】徳川家康 江戸幕府を開いた葵の御紋

お時間許せば、ぜひサイトもご覧あそばせ。

やっぱり、たった一株でも「葵の御紋」に出会えたのはラッキーとしか言いようがない。

この日(2月6日)も本当に寒かった。

だいたい、ここは山城で枯れていても深い森で薄日が差す場所を選んで登ってきた。

山道は霜柱の川・・・よ。滑らないように夫がペンギン歩きで歩いていた(笑)

公園入口にある池も凍っていて、錦鯉は氷が解けている場所に集まってひらひらと泳いでいた。

あまりの寒さにおののいたのか、野鳥にも出会えず。

と、こんな真冬枯れのなか、「葵の御紋」だけは青々、つやつやと咲いていた。

なんだか、希望というかファイトが湧いてきた!

年度末の仕事に追われて、疲れが込んできていた。そんな時は「山野草ハンター」になって、春の先取りをするの。

そうすると、自然の正しき摂理に触れて、「ああ~~~、また頑張ろう!」と、思える大切なアクティビティとなってきた。

嬉しい春が、確実にひたひたと近づいてきた感じ。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年2月7日記事

『SunTAMA Style』2024年2月7日記事

満開の福寿草に多幸感溢れる朝【植物・福寿草について】

【ブログ新規追加1307回】

※撮影場所→東京都都立小宮公園・雑木林ホール前。午前9時30分すぎ。

立春の 2月3日はお天気が今ひとつだった。

「咲いていても天気が悪いと花が輝かない」と思い、いつものご近所の里山に翌日4日の朝、仕事前に立ち寄ってみた。

滞在時間わずか10分。

良く晴れた朝。遠くからでも見える?黄金の群生。

ああ、やっぱり、草花は裏切らない。

ちゃんと季節の巡り通りに花を咲かせていた。

もう、朝日を浴びて輝く黄金色の花を見届けられただけで、多幸感が溢れ出てきた。

            ★★★

最近、70代の女性と「推し活の多幸感」というテーマで話あったばかり(笑)

彼女は、72歳だが、シンガーソングライターの藤井 風さんにぞっこんだそう。

ひょんなことから、スマホの背景を全面「藤井風」にしているのを発見!

ファンなの?と聞くと、「LIVEも行くし大ファン!」と。

藤井風さんの「こんなところが好き!」とか「今、一番心が浄化される多幸感溢れる曲はね・・・「満ちてくる」という曲なの。聴いてみて!」など、短い時間で情報たっぷりなお話を聞かせてくれた。

藤井風さんの話をしている時の彼女はまさに、多幸感で満ち溢れていたわ。

と、同時に何かに熱中できることそのものが「幸せ」だよなあ・・・って、すごく共感した。

で、わたしもタイミングを逃さずに、朝、たぶん咲いているであろう、一番きれいな姿で咲く福寿草に会いに行ってきた。

この10年、山の中でひっそりと咲く自生の山野草に魅せられて、あちこちの山や里山公園に行き、季節の山野草を追いかけてきた。

で、だいたい、咲く頃合いも頭に入っている。

今年も毎月、季節の山野草や樹木、草花などを写真に撮り紹介していく。

2月は、福寿草のあれこれをどうぞ。

山野草の中でも代表的な花である福寿草。

北海道から九州まで分布し、山地のやや明るい林内などに生えている。

特徴

  • キンポウゲ科フクジュソウ属に属する多年草
  • 早春の梅の花がほころぶころから蕾をつけ、黄色い大輪の花を咲かせる
  • 花茎を伸ばしながら、細く切れ込んだニンジンのような葉を広げる
  • 晩春のころから葉を枯らして落葉する

分布

  • 沖縄を除く北海道から九州まで分布するが、北海道や東北に多く自生している

標高の低い人里でもたくさん花を咲かせている。

花の特徴

きんぽうげ科の多年生植物。早春、あざやかな黄色の花を咲かせる。

めでたい花とされ、正月に飾り、「元日草」の名もある。

しかし、毒草でもある。根は強心剤として利用されている。

                ★★★

わたしの多幸感溢れる瞬間は「美しい山野草に出会うこと」なの。

というわけで、「幸せを感じるお花に会いに行ってきた」という話を書いた。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2025年2月5日記事

秋の花・竜胆(リンドウ)を見に行く~里山で祝う誕生日【暮らし・家族の誕生日の祝い方/旧記事更新178】

【ブログ新規追加1270回】

家から徒歩10分で登れる里山道に、美しい竜胆(リンドウ)がそこかしこに(無数)咲いている。

今期、一番美しい開花時期を迎えている。

夫の誕生日に薄紫や漆青の秋竜胆(リンドウ)を見せてあげたいと思い、今朝「東京都・都立小宮公園」のひよどり山(標高441m)へ夫と出向いた。

登りながら撮影しながら、秋の1日を楽しんできた。

山の竜胆(リンドウ)は、つくづく「見る」対象ではなく「出会う」ものだと思う。

あまりの美しさに人格があるのでは?なんて感じることもある。

森の中で、ひっそりと、そこかしこに咲き乱れている姿を捉えたのは初めてだ。

鬱蒼とした森の中で、青い星が散りばまっている光景はなんとも幻想的。

撮影しながら、山道を立ち止まりつつ、路傍の花に夢心地だった。

山野草には本当に心を奪われる。

山頂公園の畑では、秋の花のみならず、夏の花もまだかなり残って咲いていた。

秋の花は、ホトトギス、ムラサキシキブ、ツクバトトリカブト、ノコンギク、オヤマボクチなど。

こちらもほぼ、山野草で森の中で見つける部類だ。若干だが、樹木なる部類のものもある。

図鑑で調べなくても、わかる花だけ書いてみた。

※ 下の2枚は、ムラサキシキブ、ホトトギスの写真。

畑で咲いていた皇帝ダリアは意外なのだけれど、11月~12月に咲く花なのよね。

青空にすくっと!伸びる細い茎と儚げなピンクの花弁が夏を思わせるわ。でも冬の花(笑)

見た目のギャップがすごい!

ひとしきり、森と里山歩きを終えて、畑に戻ってきた。

畑の入口に樹木の枝や幹で作成した「鹿」が出迎えてくれたよ。

二段紅葉がきれいな公園の遊具で童心に還って遊ぶ夫を1枚撮ってみた(笑)

~お誕生日おめでとう!この1年も健康でいっぱい出かけよう!~

というわけで、ずっと大切にしてきた我が地域の里山で、秋の花である竜胆(リンドウ)の群生を見てきた、という話。

それでは、また!

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