『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』食べチョク・著(KADOKAWA)【選書・文化】

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生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』食べチョク・著

簡単レビュー

録生産者9500軒、日本一の産地直販サイト『食べチョク』さんに聞いた野菜の本。

旬の時期、 おいしいものの見分け方、栄養、長持ちする保存方法、注目の銘柄、新しい野菜、素材の 味をたのしむシンプルで意外な食べ方……など。

野菜について知りたいことがすべて分かる野菜本の決定版。 

もくじ

食べチョクで通年人気の野菜&果物(トマト;じゃがいも ほか)
春に食べたい野菜&果物(アスパラガス;えんどう豆 ほか)
夏に食べたい野菜&果物(枝豆;オクラ ほか)
秋に食べたい野菜&果物(かぼちゃ;菊いも ほか)
冬に食べたい野菜&果物(かぶ;カリフラワー・ブロッコリー ほか)

               ★★★

生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方

料理が面倒、忙しくて料理をする暇がない、そもそも料理が苦手……でも、野菜はちゃんと食べたい! そんな人におすすめなのが今回の書籍。

旬の時期や、新鮮なものの見分け方、栄養、長持ちする保存方法、おいしく食べるためのコツなど、なるべく料理せず、ラクにおいしく野菜を食べる方法を多数紹介している。

今年のベストセラー。

 健康のために野菜や果物を食べたいけど料理は面倒、すぐダメになるなど、結局野菜をあまり食べられないなら、野菜を大切に育てている生産者さんの情報を参考にしてみて。

旬の時期、栄養素、選び方、保存法……など、ちょっとした知識があれば、体にいいものを驚くほど手軽においしく食べることができる!

我が家では、夫の食事療法以前から、毎週、総合卸売センター内の八百屋で大量に野菜を仕込んできた。

上の写真の買い物は冬場に市場で購入したものを撮っておいた一枚。

野菜9点、卵2パック、明太サワークリームでしめて、1762円!この安さを求めて毎週通っている。

八王子綜合卸売りセンター
東京都八王子市北野町584−30
https://sogo-ichiba.com/

夏野菜、本番!美味しく元気に食べたいね!

こんな野菜の本を読んで、脱マンネリしよう!

それでは、また!

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『#100日チャレンジ~毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった』大塚あみ・著(日経BPマーケティング)【選書・自己啓発】

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『#100日チャレンジ~毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった』大塚あみ・著(日経BPマーケティング)

簡単レビュー

怠け者の大学4年生がChatGPTに出会い、ノリでプログラミングに取り組んだら、教授に褒められ、海外論文が認められ、ソフトウェアエンジニアとして就職できた。

大学4年の春。授業でChatGPTを知った彼女は、宿題をサボるためにその活用法を編み出した。


プログラミングにも使えることを知り、出来心で「#100日チャレンジ」に取り組み始めた。


毎日1本、新しいアプリ(作品)を作り、X(旧ツイッター)に投稿するというものだ。


暇つぶしで始めたそれは、過酷な挑戦であると同時に、日常的な興味と学び、そして飛躍をもたらした……。


―― Z世代の著者によるAI駆動型プログラミング学習探究記 ――

             ★★★

これほど、「一気に読ませる」IT関連というかAIを使いこなした体験書籍ってないんじゃないだろうか?

紙と電子で発売半年ですでに2025年のベストセラーに選ばれた。

読み終えて、爽快というか、半端のない達成感すら感じる良書だった。

まだ、発売されて約半年の新刊だからより一層、現在のいわゆるZ世代の価値観や仕事観などが手に取るように読み取れた。

毎日、毎日大学のカフェや研究室でプログラミングしながらチャットGPTへ質問を投げかけている合間・合間に大学生らしい心情が綴られていて、おかしいほど読み応えがあった。

とにかく、賢いのだろう。「どうやったら、授業をサボれるか?最適な単位の取り方」を考えて作成したゲームとか、論文も「書くことに意味があるのか?」など、自称怠け者という著者は、常に「本質」を見極めて、1つ1つの問いに答えを見出す姿勢がなんとも潔かった。

これは、事実の体験談だから、彼女のまだ見ぬ未来への決心や覚悟、それを応援する教授や周囲の大人たちの登場は、とても羨ましくもあったし、「出会いを力に変えられた」著者の人的スキルは相当なものだろうとも感じた。

まったく、足元にも及ばないが、わたしの手前みそな#100日体験は、「Googleアドセンス取得までの100日チャレンジ」だ。

コロナが世界的に蔓延する直前、仕事にも出られなくなって、自宅待機(基本給支払い)が約3ヵ月続くという会社からの連絡を受けた2020年4月。

どこにもでられなくなったわたしがすぐに思いついたのは「Wordpressを勉強してブログを構築しGoogleアドセンス・テストに合格し権利を取得する」という100日学習プランだった。

コロナへの恐怖感から、次の仕事を創作せねば!との焦りもあった。

で、すぐにイオンモールで紙書籍である「Googleアドセンスの教科書」を買い、その日のうちに3ヵ月の学習プランを立ててすぐに取り組み始めた。

まとまった休みなんて、会社員のわたしには手にはいらないから、「これは、天から授かったまたとない休暇」だと思い、元SEの夫の手助けをもらいながら、3ヵ月間みっちりブログの構築やら、プログラミングの初歩やら、Googleアドセンス全般の勉強に費やした。

先行きの見えない不安をただ抱えて過ごすより、がっつりと感情エネルギーを勉強に向けられたこと自体が幸運だったわ。

7月に入り、Googleアドセンスの審査が再開された情報を掴み応募。

即日合格を頂いた。(2020年のGoogleアドセンス合格率は4%だった。2025年の現在でも10%未満)

そして、#100日をGoogleアドセンス取得&Wordpress乗り換えに成功したわたしは、「ブログ更新1000日」をすぐに始めた。

これも2023年2月には無事達成。

今では、呼吸する速度で文章が書ける状態にとても満足している。

あれから、すでに5年が経ったが、わずかながら広告収入を得ているし、好きなことを文章にする最高な日々を送っている。

既存のエンタメばかりでは満足できない大人には、「学び」が絶対に必要だと思う。

今回の一冊は、ご飯を忘れるほど「集中できるなにかを探している人」や、「挑戦力を磨きたい人」にはお勧めの一書。

それでは、また!

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『夫はホテルオークラ元総料理長、妻は料理家~ ふたりのごはん』根岸規雄&石原洋子・著(KADOKAWA)【選書・文化/ワークスタイル】

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夫はホテルオークラ元総料理長、妻は料理家~ ふたりのごはん』根岸規雄&石原洋子・著(KADOKAWA)

簡単レビュー

テレビで大反響!!(わたしは観れず・泣)
話題のフレンチトースト、ねぎベーゼ、レバームースのレシピも完全収録!

世界一受けたい授業」に著者である根岸規雄さんが出演。
出演者がそのおいしさに歓声を上げたホテルオークラの「フレンチトースト」や
「ねぎベーゼ」など、番組で紹介された料理の
詳しいレシピをすべて掲載している。

しかも、ホテルオークラのシェフ時代に「世界一」といわれた
フレンチトーストの作り方は、6ページにわたって紹介しているので
初めてでも失敗しないと読者から大評判。
市販の4枚切り食パンで、うっとりするほどしっとりした逸品が出来上がる。

「ねぎベーゼ」は、長ネギの青い部分を捨てずに生かすために生まれたソース。
独特のネギの臭みはなく、緑は鮮やか。
お肉にも魚にもぴったりで使い勝手もとびきりだそう。

このほかに、妻で人気料理家である石原洋子さんと一緒に
旬ごとの食材を使った滋味あふれるおかずや、
季節の保存食作りも丁寧に紹介している。

ワインのおつまみも、ふたりの手にかかると
「チキンレバーのムース」や「グリーンアスパラのパイロール焼き」なしゃれた味わいのものが並び圧巻だ。

いずれも、特別な食材や調味料を使うのではなく
時間をかけて、ひと手間かけることを惜しまないのが
おいしさのコツ。

「手作りは高級品にまさる。年齢を重ねた今だから、台所で
一緒に肉を焼き、出来立てをふたりで食べるそんな日々の幸せに
心から感謝しています」(根岸 規雄)

「毎日食べてもあきない料理こそ、健康の源」(石原洋子)

料理界のトップを極めたふたりの
豊かな普段の食卓には、世代を超えて学ぶことがいっぱいの一書である。

              ★★★

なんとも素敵な料理本を見つけてしまったので早速レビュー。

もし、貴方の旦那様が名門ホテルの総料理長だったら?!

さぞかし、家でも腕をふるった料理の数々を作って食べさせてくれるんだろう・・・な?!

しかし、こちらのご夫婦は、奥さんも料理研究家で、家でも40年お教室を司ってきたプロ中のプロだ。

お互いを「一介の料理人」「料理研究家」と呼び合い、尊敬しつつ、毎日心づくしの料理を二人で作って、一緒に食べる喜びを味わっているという。

ホテルオークラ仕込みの「フレンチトーストのスペシャルな朝食」に心を奪われてしまった。

で、さっそく4枚切りの食パンを買ってきたわ。レシピは手に入れてあるんだから、絶対に美味しい!忘れられないフレンチト―ストを作ってみせるわ!と鼻息も荒いわたし(笑)

この穏やかなご夫婦からしたら、「あらあら、そんなに勇んで作ったら、ふわふわのフレンチトーストにならないでしょ!」とか、言われちゃいそう。

とにかく、ていねいな暮らしを実現したくて、手に取った一冊だ。

我が家では、朝食の際、わたしがコーヒーサーバでコーヒーを沸かしている間に、夫がテーブルマットを敷き、お皿やカトラリーを並べてくれる。

お互い自然な流れの中で、美味しいものを食べるための準備を惜しまず、ゆっくりと、ていねいに、すばやく作ってみようとワクワクしている。

わたしにも、きっとできる「世界一の朝食」なのだ。

この一冊を手に入れただけで、とても幸せ💛

それでは、また!

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『Life Tour21st』2017年6月2日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1066251637.html 「夢を実現する家計管理法」

『女はいつも四十雀』林 真理子・著(光文社文庫)【選書・ワークスタイル/文化】

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『女はいつも四十雀』林 真理子・著(光文社文庫)

簡単レビュー

女の四十代は、子育ても仕事も社交もおしゃれもとなると、本当に忙しくて大変だ。

だが楽しく有意義な四十代を迎えれば、その延長としての五十代がやってくると著者は語る。

~そう、女の人生、勝負はいつも四十から~(冒頭の「はじめに」引用。

ここでの積み重ねが、その後の人生を豊穣にする。

10年以上にわたって「STORY」の巻頭を飾る人気エッセイ、平成最後の5年分収載。

                ★★★

林 真理子女史の小説とエッセイは全巻読み終わっているわたし・・・が!この1冊を完全に見落としていたことが、先週判明した(笑)

で、さっそく、先週末から夜な夜な読みふけって、もう「はらを抱えて笑った・笑った?」1冊だった。

とはいえ、エッセイのすべてがお笑いなんではなく、たまに、ひょっこりとおかしみが顔を出す。

たとえば、本書ではないのだが、真理子女史の好む表現に「どっさり」という言葉。わたしは、林 真理子女史の文章でしか出会ったことがない。

わたしの祖母の口グセだったから、脳裏に焼き付いていたし。

しかも、だいたいが美味しい物や高級ワインを頂く時に限って「どっさり」が出てくるんだもの(笑)

どれだけ食い意地が張ってるんだか!と思わせつつ、本当に素晴らしいお料理を頂いている情景がリアルに浮かぶのがすごい。

だから「はらを抱えて笑う」との意味は、「可笑しさに耐えられないでつい、ニヤニヤ、クスクス笑ってしまう」と言い換えられる。

文章で表現される「おかしみ」を味わえるのが、林真理子本の醍醐味だとずうっと、思っていたのよね。

下世話な、ともすれば、くだらない話であっても、真理子女史の文章マジックにかかると、一気に読ませる内容に大変身してしまう。

中タイトルに内容の暗示されているのも一案だわ。

二つ上げてみよう。

•「料理のうまい女」の条件が~頭がよいこと~だったとは!

• 四十代の今こそ、すべきこと。それは、「年をとったら、絶対にこういうことはすまい」と思うことを記憶に刻んでいく作業

と、こんな中タイトルがついていると、内容が知りたくなるってものよね。

40代女性の仕事・子育て・女友だち・品性・お金の払い方・ファッションや美容・エンタメなど2014年~2019年までの話題がぎゅっと!詰まっていた。

また、同じ時期の世間を知っていることで、こんなにも共感できるんだ!と、改めて過去の記憶の「総ざらい」ができ、ちょっと得した気分。

本タイトルの「四十雀」とは、四十代の言い当て妙だが、ご本家の四十雀はたいそう可愛らしい鳥だ。

ほっぺが白くてふっくら~💛

わたしも、四十雀みたいに、いつも「きれいでかわいいほっぺ」をしていたい!と思って、せっせと「顔や首」などのお肌を、お手入れし始めたわ(笑)

                   ★

本書の最終章「グレイヘアは甘いもんじゃない。ありのままでいるための努力は厳しいものだから」について、少々語る。

言っちゃえば、「何もせずでいられるほどありのままは易しくはない」ということだ。

「ありのまま」で行けるほどの自信を、ひとつぐらいは持ちたいと願ってはいるが、努力なくして「ありのまま」はまず、手に入らない。

これは、中年女性なら誰でも、実感しているというかわかっている。

わたしも、これまで通り、精進の日々はなんら変わらないけれど、時には、ありのままで、本書のような「人生指南のエッセイ」を読んで大笑いして、貯め込んだストレスを解消していこうと思う。

林真理子女史の書籍は、わたしにとっては、恰好の「解毒剤」なのだから~~~(笑)

ああ、いつもながら単純なわたし(笑)

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年5月26日記事

『SunTAMA Style』2022年5月26日記事

『SunTAMA Style』2023年5月26日記事

『Life Tour21st』2017年5月26日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1066135138.html 「積極的スポーツウォ―キングのススメ」

『みいこStyle』2019年5月26日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/18558754.html 「ただ、運が良かっただけ」

『fika フイーカ 世界一幸せな北欧の休み方・働き方』芳子・ピューイル・著(キラジュンヌ株式会社)【選書・文化】

『fika フイーカ 世界一幸せな北欧の休み方・働き方』芳子・ピューイル・著(キラジュンヌ株式会社)

簡単レビュー

仕事も家庭も、素敵な「休息」があなたの人生を変える!
毎日が慌ただしいと感じる人たちにおくる
“北欧流のゆったり過ごすライフスタイル”を提唱する一冊。

その著作『世界一幸せな国、北欧デンマークのシンプルで豊かな暮らし』において
いち早く“ヒュッゲ“を日本に紹介した、北欧流ワークライフデザイナーとしても活躍する芳子ビューエルさんの最新刊。


北欧・スウェーデンにある「fika(フィーカ)」という習慣を通して、
毎日が忙しく過ぎていく全日本人に捧げる「休み方改革」を提唱する一冊だ。


これからの時代の働き方や仕事について見つめ直すために、改めて休み方について考えてみよう!

            ★★★

5月GWが終わったばかりで何なんだが、すでに「仕事のし過ぎ」というか走り過ぎている毎日。

そして心の中は、次の旅(楽しみ)に向けて、優先順位をつけて次々と予定をこなしているのだけれど、わたしのこうした「詰め込み体質を見直す時期」が来ていることを、このところ猛烈に感じている。

やっぱり、体力が持たないな・・・と、思う。

それでも、「旅」という楽しみを目の前にぶら下げてひたすら走ってしまう。

しかし、今のわたしに必要なことは、たぶん実質の休みを取ることよりも、頭の中の思考=貧乏体質をリセットするのが一番重要だと感じる。

例えば、「半日、ぼ~っとする」ことになっても、無駄だとか・罪悪感を抱かないとか(笑)

わたしは外営業のくせに、あまりカフェなどに入って、仕事をしたり客先のアポまで時間を潰したりという無駄をすることはほぼない。

その一方で、同僚がよく言っているのは「アポって本当にイヤ!だって飲みたくもないコーヒー頼んで時間をつぶさなきゃならないでしょ?」って(笑)

そんな無駄な時間と費用はわたしの場合、まったくない。

事前にアポ先の周辺に行きたいカフェや図書館、公園などを探しておいて、ミニトリップしているから。

もちろん、カフェも飲みたくないコーヒーなどではなく、あえて飲みたくなる珈琲を見つけておくので、それを頂いた時の満足感はかなりのものよ。

さ、ここまで己の事前準備、いわゆる「情報強者のうぬぼれ」的な話を書いているが、それも「もう、いいんじゃない?」と、最近は溜飲が下がってきているのも確か。

同僚のぼやきも容易に聞き流して行けばいいよ~~ってね。1つ1つ真面目に捉え過ぎないのも大事だと思える。

でも、これって加齢のせいかも!?

で、少々、生き方・働き方の新提案を求めていたら出会った、「fika」という言葉。

少し「fika」について、調べてみたので記載する。

• フィーカ (fika) とは、スウェーデン語で「甘いものを食べながらコーヒーを飲む」という意味です。スウェーデンでは、1日の間に数回、家族、友人、同僚などとフィーカの時間を取ることが一般的で、短い休憩時間の中でリフレッシュし、コミュニケーションを深めるための大切な習慣です。

• フィーカの時間は、15分から30分程度で、特に午前10時頃と午後3時頃が一般的です。フィーカでは、コーヒーとクッキーやケーキなどを一緒に楽しむのが一般的ですが、甘いものが苦手な人は、サンドイッチやレモネードなど、他の飲み物や軽食で代用することもあります。

◎ フィーカは、単なる休憩ではなく、気分転換やコミュニケーションを深めるための大切な時間であり、スウェーデン社会の重要な文化の一つとして根付いています。例えば、フィーカを通して、同僚と雑談をしたり、親しい友人との間で、個人的な話題をしたりする中で、円滑な人間関係を築くきっかけにもなります。(資料元→https://ideasforgood.jp/glossary/fika/

なるほど、いうなれば、「おやつ」と「人間関係」を上手に生活の中に組み入れて、緩急にメリハリをつけて暮らそう!という習慣。

たった15分の他愛無いおしゃべりとお茶時間でも人を誘い、人生の軌道修正をちょこっとする「小さな幸せ」をつかむ習慣ってわけ!

わたしは、よほどの理由がない限り、外仕事で忙しいので(そう思い込んでいる)人を簡単のお茶に誘うことはない。

でも、先週急に思いついて、ある方に連絡を取り、ランチに誘ったら一発快諾!こうしてフィーカの扉を開いてみた(笑)

他愛ない話を、滅多に会えない友だちとする、なんて贅沢な休息時間だろう。

               ★★★

今回、紹介した書籍『fika フイーカ 世界一幸せな北欧の休み方・働き方』では、上手に暮らしの中に休息を取り入れることで、それまでの「働き方」や「生き方」ひいては「考え方」までもが一筋の繋がりを持つようになっていくのだという。

それが、自分らしい生き方であり、自分ファーストなんだと。

仕事だけがやりがいじゃなくて、身近な暮らしの中でやりがいを見つけて生きる・・・って感じかしら。

この本の中で醍醐味を感じた部分は、著者自身が、仕事(会社経営)や子育てに行き詰った時、必ず誰かに相談を持ち掛けて解決の糸口を探る場面だ。

そして、「旅」に出て、大いに発散して元気を取り戻して帰ってくる様など。

そして、失敗談も成功談もどれも読みごたえのある内容だった。

わたしも、こうした書籍をお手本に少しづつ、「仕事を減らし生活を真から楽しむ術」を身につけている最中。

それでも本音は、働ける限り「仕事というガソリン」は切らしたくはない。

ま、仕事もお金も時間も限られた中で、「本当の幸せを掴む努力」だけは怠らないで行く(笑)

北欧の人たちだって、国が人生のアレコレを「保障」してくれるから、さぞかし楽で優雅な暮らしが実現できる!とか思っていたのだけれど、消費税24%の「国」だってことを忘れていた!

だから、普段は慎ましく暮らしている。そして白夜の国でもあって、いつでも出かけられるわけでもない。

み~んな、制約のあるなかで、知恵と工夫で「世界一の幸せ」を実現しているのだ。

わたしもまだまだ、頑張ろう。

だって、変えられるのは「自分」と「未来」だけだから。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2023年5月23日記事

『Life Tour21st』2017年5月23日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1066102252.html 「10年後何してる?を考えた1日」

『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』小林弘幸/順天堂大学医学部教授・著(幻冬舎)【選書・自己啓発/健康】

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『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』小林弘幸/順天堂大学医学部教授・著(幻冬舎)

簡単レビュー

自律神経の名医が断言!

スクワットは簡単かつ最強の健康法。足腰を鍛えるだけでなく、心身の老化を防ぐ「スクワット6週間プログラム」つき。

誰もがスクワットの方法は知っていて、運動に取り入れている人も多いはず。本書では、自律神経の名医が、なぜスクワットが健康にいいのか、医学的見地から解説した上で、「簡単で正しいスクワット」の方法を教えてくれる。

「スクワットには、足腰を鍛えるだけではなく、免疫力向上、認知症予防、尿漏れ防止、便秘改善、心を前向きにする作用など、たくさんの驚くべき効果が隠されているのです。」(本文より)


<実はすごい! スクワットの効果>
スクワットだけで効率よく全身の筋肉を鍛えられる/体脂肪が燃える/若々しくなる/腰痛をケア/血流がよくなり、病気を遠ざける/冷え性を改善/肩コリ・首コリがラクになる/自律神経のバランスが整う/腸を動かすから便秘に効く/「便失禁」「尿漏れ」を防ぐ etc.

             ★★★

外歩きが気持ちの良いこの季節に、ぜひ手にとってほしい一冊が見つかったので緊急レビュー(笑)

まずは、自分の足腰がどうなっているのか?

気にせずどんどん歩いてしまってから、あらら・・・。となる前に、日常的に「軽く」生活の中に落とし込める運動の紹介よ。

スクワットって、ただ「しゃがんで~立ち上がるだけ」だっけ?

そんな簡単な動作だけで成り立つスクワット。一般的には足腰に効くということだそうだが、意外なほどキツイ。

しかし、本書が唱えるスクワット4つの6週間プログラムでは、「ゆるく・軽く」が叶う。

また、プログラムになっているので、「止めにくく~達成感もある」感じがいい。(要するに入口と出口が明確なんだわ)

夫が足腰を弱らせてしまわないように、色々と懸案している最中なのだが、スクワットは以前、大学病院でのリハビリメニューにもなっていて、毎日、今でも少しは取り入れてきていた。

本書では、著者自身の突然の病気勃発から再起をかけたトレーニングを考案した体験談が極めつけだ。

単なる、スクワットの持つ効果をありとあらゆる角度から見つめ、これでもか!というほど「スクワットの絶大な効果」を述べているのが圧巻だ。

そして、その実践編では、たった4つのスクワットを紹介していて、どれもが「超簡単!」だ。

これをやらない手はない!と、すぐに取り入れてみた。

スクワットには、足腰を鍛えるだけでなく、免疫力向上・認知症予防・尿漏れ防止・便秘改善・気持ちを前向きにする作用など、たくさんの驚くべき効果が隠されているのだそうだ。

~この本を読んで、スクワットを実践することで、100%元気な人生が送れる~

わたし達夫婦も、スクワットを取り入れて自分らしく元気に過ごして行きたい。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年5月16日記事

『SunTAMA Style』2021年5月16日記事

『火山のふもとで』松家 仁之・著(株式会社新潮社)【選書・文化】

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『火山のふもとで』松家 仁之・著(株式会社新潮社)

大事なことは、聞き逃してしまうほど平凡な言葉で語られる。
日本語の美しさを限界まで引き出した、鮮烈なデビュー作。

簡単レビュー(文中引用)

「夏の家」では、先生(フランク・ロイドの弟子)が一番早起きだった。物語は1982年、およそ10年ぶりに噴火した浅間山のふもとの山荘で始まる。

ぼくが入社した村井設計事務所は、ひと夏の間、北浅間にある「夏の家」へ移動する。そこでは稀有な感性をもつ先生のもと、国立現代図書館の設計コンペに向けての作業が行われていた。

もの静かだけれど情熱的な先生の下で働く喜びと、胸に秘めた恋。そして大詰めに迫った中で訪れる劇的な結末。

ただ夏が過ぎても物語は終わらなかった。かけがえのない記憶と生命の瞬きを綴る。

               ★★★

美しい日本語が読みたい!と思っていたところ、とある建築関係のWEB雑誌から、この名作を知った。

発刊からすでに、12年が経っていたので、書店で探す前に図書館で蔵書を調べてリクエストを出していた。

忘れていたところ、GWの後半に届いたので早速、読み始めてみたら、何しろ一つのシーンに費やす文章がな・が・い(笑)

GWや夏休み、飛行機や新幹線の移動のお供にぴったりだ。

ありと、あらゆる手段を使って表現しているという感じが面白い。

しかし、上品で美しい表現は、読み込むほどに芳醇な薫りを放つ。そして読むのを止められなくなる(笑)

東京の建築事務所が夏の間は、群馬県の浅間山のふもとに仕事場を移すというシチュエーションが物語を一気に旅気分にさせてくれる。

建築のうんちくや専門用語が満載の一冊。

建築好きにはたまらない書籍かもしれない。

そして、浅間山を浅間山とも日本百名山とも書かず、「火山」と表現したところがわたしの肝を抑えた。

そのものをどう、表現するか?

小説を読む喜びが、ひとつひとつのディティールに満ち溢れた、類まれな書籍だといえよう。

なるほど!と、唸ってしまった一冊を紹介。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年5月7日記事

『こんな感じで書いてます』群 ようこ・株式会社新潮社~どんな風に物書きになったのか?をひも解く【選書・ワークスタイル】

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『こんな感じで書いてます』群 ようこ・株式会社新潮社

群ようこさんといえば、「かもめ食堂」(幻冬舎)で一躍有名になった作家。

簡単レビュー

いまだに優雅には書けません――と語る。

25歳で初めて原稿料をもらって以来40余年、140作以上もの作品を生み出してきた著者による「書く暮らし」。


新卒で入った広告代理店を半年で辞め、転職すること4回。拾ってもらった本の雑誌社で経理事務として働いていたときに書評を依頼され、初めて原稿料をもらったのが25歳。

それ以来、40年にわたり書き続けてきた著者が綴る、書きはじめの苦しみ、的外れな誹謗中傷のやり過ごし方、前期高齢者になってからの変化、そしてお金より大切なこと。

ひとつのことを長く続ける心構えと自立に徹した生き方に勇気をもらえる名エッセイ。

                ★★★

「群 ようこ」さん。なんともいい名前だと、ずうっと思っていた。

もちろん、ペンネームだ。

この名前の話もばっちり経緯が書かれている。(このくだりはかなり面白い!)

物書きが、なぜ、物書きになれたのか?それは、とても偶然だった。

何か受賞した?そうではなく、あれよ、あれよと、人の道で物書きのレールが人生に組み込まれていっちゃうんだ(笑)

「本の雑誌」社という出版社で経理事務をしていた彼女に「書評」の仕事が舞い込むのだ。

文学部出身だというだけで。ここが物書きのスタートだった。

             ★

ここで、書評を仕事にしていたわたしの話をすこし。

本の書評を書く仕事・・・わたしも2年と半年、書評を書く仕事を小学館のWEB制作会社で請け負っていたが、その時は「好きじゃないジャンルの本はレビューできない?」と思い込んでいた。

実は、群ようこさんもそうだったようだ。

しかし、書評は「好きな人にだけでなく、好きではない・無関心な人」に向けて書いていくのが筋だと、わたしは、書評を書く仕事をやってみて知ったのだった。

書評=レビュアーは、「ただのおすすめ」だけじゃない、本を通して「読む相手に刺さる文章を書く」ことに徹する。

それが、報酬を生むプロの仕事だともいえよう。

好き嫌いで書くのではない、まさに身を削りながら書くともいえる経験の連続だった。

そうでもしなければ、絶対読まないだろうな・・・って思う本もたくさん、会社から送って頂いたことは夢だったのだろか?

幸せなレビュアー時代だったわたしの話。

              ★

さて話を戻そう。

書評を書くようになった群ようこさん、当時、事務職のお給料3万円で、それ以外には「書評」は原稿用紙4枚で1万円だったと語る。

嬉しくて、涙が出たそうだ。(それは生活費が増えたことの喜び・笑)

そして、その書評連載が終わったら、かの大エッセイスト「椎名誠」氏から、続けて本の雑誌に作品を書くように!と勧められたのだそうだ。

こんな、当時の様子も克明に書いているから、物書き人生の「はじめ」を知りたい人はぜひ!本書をひも解いてみて!

いつも、飾らず、ありのままを文章にできる稀有な存在だと感じる、「群 ようこ」さん。

できるようで、とても難しい、「作品を書き続ける」人の名エッセイを紹介した。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年4月23日記事

『SunTAMA Style』2022年4月23日記事

『みいこStyle』2017年4月23日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/17825937.html 「平成最後の佳き日を迎えて」

『週刊ポストGOLD・ひとりで生きる準備』ムックを紹介【選書・自己啓発】

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週刊ポストGOLD・ひとりで生きる準備

簡単レビュー

「ひとり」で生きる準備

どんなに仲睦まじい夫婦でも、いつか死別する日が来る。その事実から目を背けていると、いざ配偶者に先立たれた時、押し寄せる数多の難題に対処できない。金銭面から病気、親族との付き合い、死後の手続きまで、ひとりになったらどう生きるか―――いまのうちに夫婦で話し合い、決めておくべき準備をすべて網羅した必携の一冊。

主な収録内容
●食費、医療費から家賃まで「ひとり」で生きるのに必要なお金
●夫婦で備える、ひとりで済ませる「死後の手続き」
●どちらが先に亡くなってもいい「たすき掛け遺言書」の作成法
●田原総一朗、円広志、ダンカンほか妻に先立たれた著名人は「ひとり」をどう乗り越えたか
●家財道具、洋服、写真ほか捨てる物or残す物の線引き
●自治体の見守りサービス、緊急ペンダントほか「SOS発信」できる環境づくり――ほか

                 ★★★

ずっと、気になっていた「ムック」という書籍。

で、調べてみたので載せておく。

~雑誌?ムックとは?~

ムックは、雑誌の増刊・別冊ものから発展・独立した出版物である。雑誌と異なり、返品期限(出版社と販売店での取り決め)がない。そのため、長期的に書店などに置くことができるという特徴がある。

ムックは、広告業界でもターゲットを絞った広告媒体として活用されている。雑誌と同じように多くの写真やイラストを用いる一方で、書籍と同様に保存性が高く、特定分野に関する深い内容を提供するためだ。

なるほど。雑誌のようで、雑誌ではない?単行本であるそうだ。

「MOOK]という造語がなんとも正体不明だったの(笑)

今回、夫が「夫婦で読むべき単行本」として手に入れてくれていたムック書籍。

内容は、さすが「週刊ポスト」!

センセーショナルな見出しで興味を惹きつけながらも、「生前からひとりで生きる覚悟」をしっかりと持たせる狙いが込められていた(と、思うよ)

わたしも仕事で疲れていたが、昨晩、一気に読んでしまったわ(笑)

というわけで、今回は「MOOK」の紹介をしてみた。尚、この「週刊ポストGOLD」シリーズでは「税金対策」も好評だそうだ。

表紙を載せておく。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』すべて記載済み

『Life Tour21st』2017年4月18日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1065536702.html 「春はなウイーク・Spring flower week 2017」

『60歳の迎え方定年後の仕事と暮らし』著・河野純子/KADOKAWA【選書・ワークスタイル】

【ブログ新規追加1336回】

『60歳の迎え方定年後の仕事と暮らし』著・河野純子/KADOKAWA

簡単レビュー

60歳は人生の転換点。これからの40年は、楽しく働く、自由に生きる。

「とらばーゆ」元編集長にしてライフシフト・ジャパン取締役CMO、
人生100年時代のライフシフトを研究する著者がひもとく、60歳からの仕事と暮らしのリアル。

健康寿命が延びる時代、お金の不安を解決する唯一の方法は、働き続けること。
65歳までを「待ち時間」とせず、「雇われる働き方」から「雇われない働き方」へとシフトする準備を始めよう。
目標は好きな分野で小さな仕事を立ち上げて、90歳まで続けていくこと。
そして住まいや家族、人とのつながりを見直して、幸福度をアップさせること。

60歳からの人生は自由で楽しい。
会社や家族のためではなく、自分の人生へ。ライフシフトの旅を始めよう。

                ★★★

素敵な本を見つけたので紹介しよう。

まず、驚いたのが「90歳」という文字。

90歳までを目標にしたワークスタイルの確定をしよう!という骨子だ。

わたしも10年前に「一生働き続ける」という要旨の書籍を出版済みだが、数字を使わず「一生」という表現に落ち着いた。

当時の編集者との協議でそうなったのだ。

しかし、ある意味、きちんと数字にすることで、目標にしやすいと思うし、「まだまだ行けるじゃん!」と、己を鼓舞するのには数字が一番効き目がある。

実際、わたしも「一生」と書いてきたくせに(笑)「90歳まで」と、新たな方向性を更新できたのだ!

というわけで、今日はお仕事万歳!系の書籍を紹介した。

それでは、また!

※ 手前みそだが、著作も載せておく。

『20代~50代の働く女性へ。一生、働き続けよう。意識変革と夢の実現。お金はかかりません!20分で読めるシリーズ』著・古暮由実 

簡単レビュー


結婚も仕事も大事ならば、まず一生、仕事を続けると決めてしまえばいい。
常に外では「社会と自分」家では「家族と自分」というスタンスで一生働く事を基本に自己表現するのである。
外では貢献してお金を稼ぐ。
そうすることで社会の一員である自分のやりがいにもつながり、外見も整えなければいけないので、
見た目もきれいに保てるという副産物が手に入る。
社会性や人脈など利点も多い。いつまで働くのか?ということ自体はそれこそ自分の都合で決めていけばよいのだと思う。
私も若い頃は、小説や映画のヒロインの生き方に憧れていた。
今では様々な人生経験から自分で気持を奮い立たせ、日々進化している。
いうなれば、自分のやりがいや歴史は自分でつくるものだから。
しんどい思いをして試行錯誤を繰り返す、そんな自分の姿がありのままでいいと思っている。
自分の行きたい方向、自分が活きる仕事、女性ならではの生き方を選択し、実現してゆく醍醐味を味わうことこそが、本当にワクワクできること!
就活・結婚・育児・介護や更年期もすべて受け入れて駆け抜けてきたノウハウを紹介したい。

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『SunTAMA Style』2021年4月16日記事

『SunTAMA Style』2022年4月16日記事