『人生はどこでもドア リヨンの14日間』稲垣えみ子・著(東洋経済新報社)【選書・文化/旧記事更新44】

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『人生はどこでもドア: リヨンの14日間』稲垣えみ子・著(東洋経済新報社)

簡単レビュー

「魂の退社」「寂しい生活」に続く書き下ろし。

退職し、夫なし(子どもなし)の53歳。

今回の内容は、あえてなんの準備もせずに、もちろんフランス語なんてできない状態で、フランスのリヨンに行って14日間滞在したという旅行記である。


旅の目的は、「現地でしっかりした、日本と変わらぬ生活をすること」。それはすなわち「周りの人としっかりコミュニケーションをとってつながること」

日本語が通じない異国の地だと、その人の「在り方」というのがむき出しになり、より本質的な人との関わり方の姿勢が問われることになる。

稲垣氏は、その試行錯誤の中で「人とつながることの幸せの形」を見出している。

その様子が、稲垣氏独自の軽快な文章で表現されていて、笑わせてくれたり、ホロっとさせてくれたり……と、とどんどん引き込まれていくうちに、最後は感動させてくれるものとなっている。

また、エアビー(民泊サイト)の利用法を始め、ホストとのつきあい方や、フランスのネット事情、マルシェ(市場)の様子、買い物の仕方、カフェの様子など、海外の民泊を利用しようとする人や、フランス旅行をする人に参考になる情報も満載となっている。

               ★★★

まさに、捧腹絶倒な一冊だ。あまりにも面白過ぎる。

他人の海外滞在記。

これほど興味を掻き立てられて読んでしまう本には滅多に、お目にかかれないだろうな。

しかも、人生の夢(海外で暮らす)を果たすために奔走する著者の必死さ(どこか可笑しさも)にも共感の嵐だったわ。

初の海外2週間暮らしでやったミッションがまたいい。

東京での暮らしをそのまま、リヨンへ移しただけだというんだから、鼻っから観光だ!グルメだ!などまったくもって考えてもいない。

わたしは、発想の勝利!あっぱれ!だと感動した。

その地味な一日とはこんな。

日の出とともに起きる

ヨガ

掃除、洗濯、昼食の下ごしらえ

近所のカフェでモーニングを食べながら午前の仕事(原稿書き)

家に帰って昼食

別のカフェで午後の仕事(原稿書き)

買い物

家に帰って夕食

縫物・読書

風呂(銭湯)

寝る・・・。

とまあ、超シンプルな生活。ちょっと地味すぎやしないだろうか?

はるばるリヨンまで来て連日自炊とか。グルメ大国おフランスでねえ(笑)

でもね、死ぬほど美味しい美食も3日も続けていたら、グェッっとなるはず。

稲垣氏が片言のフランス語でやっとこさ、手に入れたポロ葱やら、青野菜を使った味噌スープやサラダ(おしゃれな写真あり)、焼きたてパンとバター(ブールという)はさぞかし、美味なご馳走だったのはいわずもがなだ。

また、旅のアレコレ(空港でのトラブルや現地の宿泊事情、マルシェの云々、持ち込んだ日本の食材等)本当の話のオンパレードだから、コロナで海外旅が遠のいていた人にはいい刺激にもなるだろう。

というわけで、久々に「面白い旅の本」を紹介した。

(せっかく読むんだったら、文章の面白さを味わえる本をお勧めしたいと常々考えている)

それでは、また!

———————————————————————————————————————————旧記事更新44

『Life Tour 21st』2016年3月15日記事

http://lifetour.blog.jp/archives/1053889932.html『自分らしさとは?

『みいこStyle』2020年3月15日記事

http://miikostyle.blog.jp/archives/16823228.html『情報を「捨てる&選ぶ」センス持ってる?』


『SunTAMA Style』2021年3月15日記事

『SunTAMA Style』2022年3月15日記事

『読書からはじまる』長田 弘・著(ちくま文庫)~素敵な言葉溢れる本を見つけた🎶【選書・文化/旧記事更新38】

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読書からはじまる』長田 弘・著(ちくま文庫)


「活字離れ」と言われるようになって数十年。

「本」を価値のないものだと言う人は、まずいないだろう。

しかし、活字離れ=本離れが当たり前のように叫ばれてきた。

わたしが思うに、基本的には本好きな人からすれば本とは、すべてのはじまりのような意義を持ち、崇高な品なんだろう。

読みたかったあの本、ずっと探し求めていた本が見つかった!、偶然書店で見つけた素敵そうな本などなど・・・本をめぐるストーリーさえもちょっとした小説のようなシチュエーションが思い浮かぶ。

一方で、基本的に本が好きではない場合の理由は様々で、本は苦手、本を読むよりスマホでの情報収集やSNSの繋がりが大事!とか、電子書籍(読書とは言えないかも)を読んでいるから・・・など。

まったく、二者両極端よね。

要するに、昨今の「活字離れ=読書離れ」という問題は、本というものについての考え方だろうと、「読書のはじまり」の著者・長田 弘氏は語る。

つまり、本というのは「本という考え方」そのものだと。

それはひとえに「考えの容器」や「自己表現の道具」にすぎないものではない。本そのものに価値があるのだ。

大切なのは、本は「著者の考え方を表すもの」で、その考え方を作り集めたものが本だと解説されている。

だから、「本を読む」ということは、その内容や考えを検索し、要約するということとは一線を画すものだと。

「本を読む」というのは、その本によって、本という一つの世界の作り方を学んでいることになるそうだ。

「本という考え方」を人々の間に育てて、言葉を残すことが「本」の持つ使命だ。

「本の文化」を支えてきたのは「ここにある言葉を、ここにいない人に手渡せる」という先々を見据えて行く行動にほかならない。

『読書からはじまる』では、「読まない本に豊かさがある」や「たくさん読む」が正解ではないことや、「一生忘れない」とかは嘘?!とか、本という極めて個人的な友達との関係をどうやって紡ぐのか?など、あらゆる視点から本との暮らし方を唱える素敵な一書だ。

~本はあなたを孤独にしない。読書が苦手、活字に疲れた・・・そんな本音にあたたかに寄りそう「人間」を楽しむ至高の読書エッセイである~

もくじ

• 本はもうひとりの友人

• 読書のための椅子

• 言葉を結ぶもの

• 子どもの本のちから

• 共通の大切な記憶

• 今、求められること

• 読書する生き物

• 失いたくない言葉

                 ★★★

今回、『読書からはじまる』を勧めてくれたのは夫だ。「これ、いいよ」と。

夫は、この詩人の読書エッセイから、読書のための椅子を購入した。(読書のための椅子)

わたしは普段、出版社で書店営業を担っている。ジャンルは児童書・学参・知育玩具など。

『読書からはじまる』を読んで、子どものための「本」の考え方や在り方を学ぶことができた。(子どもの本のちから)

そこに書かれていたのは「子どもの本というのは、子どものための本ではなく、大人になってゆくために必要な本のこと」

この言葉を本の仕事を続けて行く間は、抱きしめて行こうと決めた。

いつものブックレビューとは違う視点で書いてみた。

それでは、また!

こぼれ話

長田 弘氏の著作はすべてタイトルが素敵。

『私の好きな孤独』新潮文庫

『なつかしい時間』岩波新書

『言葉の果実』潮文庫

『世界はうつくしいひと』みすず書房

これ以外にも、読書エッセイはた~くさん!

少しだけ、文章がくどいところもあるけど、言葉の素敵さには適わない。

よろしかったら、お手に取ってみてくだされ。

————————————————————————————————————————————-旧記事更新38

『Life Tour 21st』2016年3月1日記事

http://lifetour.blog.jp/archives/1052718462.html「時の人に会いに行く

『みいこStyle』2020年3月1日記事

http://miikostyle.blog.jp/archives/23749415.html「弥生・三月は生まれ変わる月

『SunTAMA style』2021年3月1日記事

『SunTAMA Style』2022年3月1日記事

『サクっとわかるビジネス教養 行動経済学』阿部 誠・著(新星出版社)【選書・自己啓発/旧記事更新31】

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ビジネス教養 行動経済学 (サクッとわかるビジネス教養)

簡単レビュー

2万部突破の大ヒット!
ビジネスに効く「心理学」+「経済学」=「行動経済学」!
行動経済学は個人の心理を扱う経済学で、知識ゼロの人でも理解しやすく、かつ実際のビジネスに役立つテーマである。

行動経済学の研究対象である、人間の非合理的な意思決定方法を学べば、営業職にも企画職にも生かすことができるのだ。

例えば、宿泊予約サイトにリアルタイムの閲覧者数を表示することで、「これだけ注目されているならいいホテルに違いない」「急がないと埋まってしまうかもしれない」と思わせて予約を促す仕組みは行動経済学の活用と言える。


本書は行動経済学の基本となる考え方をイラスト図解で簡単に示し、それをビジネスや生活に生かすための方法を豊富な実例とともに紹介している。

「見るだけで会話・説明ができる」というシリーズコンセプトの通り、この本を読めば行動経済学的な視点で戦略や企画を提案することができるようになるという優れもの。


監修は『東大教授が教えるヤバいマーケティング』(KADOKAWA)など著書多数の東大教授、阿部誠氏。

個人の心理に着目したマーケティング研究の第一人者がおくる、ビジネスパーソンのための行動経済学の一書だ。

(今回紹介の新星出版社は、本年100周年を迎えて、書店等でフェア開催中。多くの面白い世間の常識を深堀りする本があるよ!)

                 ★

さて、お笑い芸人のバナナマンのCMで観たことがあるかしら。

「行動経済学」という文字が画面にバ~ン!と出てくるあれ。

生命保険会社のCMで、人間の「行動非行動の法則」というのを映像化したもの。

あのCMを観ただけでは、「行動経済学」のなんたるか?はわかりいくいだろう。

で、今回紹介した書籍は、一昨日、夫が入手したばかりのほやほや本。一気に読破させて頂いた・笑

まんがありのとってもわかりやすい、人間の行動心理学。あるあるばっかりよ。

ところで、わたしの近況をちょっとお話しよう。

6年ぶりに直属の上司が異動、マーケティング部からインスタライブで(社内では・笑)有名な男性に代わったの。なんと、営業はお初!だそう。

しかし、マーケ部で集客を徹底的にやってきたから、営業の現場でも何も困らない(と思う)

そもそも、マーケティングといえば、行動経済学の旗手だわ。

今月後半には集中的に同行営業に出る予定を組んであるから、マーケティングがなんたるか?など、いろいろ逆取材してみたい!と虎視眈々よ。

だから、この書籍もベストなタイミングで読ませてもらってラッキーだった。

誰でも知っていて損はない「行動経済学」の名書の紹介。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年2月16日記事

『SunTAMA Style』2022年2月16日記事

『SunTAMA Style』2023年2月16日記事

『ミドルシニアのためのライフシフト戦略~いくつになっても必要とされる人」になる!』徳岡晃一郎・木村勝・著(WAVE出版)【選書・自己啓発/旧記事更新26】

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ミドルシニアのためのライフシフト戦略~いくつになっても必要とされる人」になる!』徳岡晃一郎・木村勝・著(WAVE出版)

簡単レビュー

本書・推薦の言葉
「人生百年時代、生涯現役を目ざす人、必読の書! 」田坂広志・多摩大学大学院名誉教授
「人生の知的コンバットこそ、ライフシフトの本質だ」野中郁次郎・一橋大学名誉教授7

中高年ビジネスマンが未来を生き抜くために、知識と経験を武器にする方法を徹底解説する本。

ミドルシニアは未来の世界でどう働き、どう生きればよいのか? 人事のスペシャリストがズバリ伝授。ライフシフト大学が教える「5つのM」(目次参照)の戦略を大公開する。

人生百年時代を迎え、80歳でも現役で働くことが当たり前になりつつあり、それに対して不安を感じている40代以上の会社員は多い。しかし、現在、彼らのニーズに答えるノウハウ、ロールモデルなどの情報は圧倒的に不足している。

本書はそうしたミドルシニアが、自分の「強み」を武器にして戦っていくための戦略を具体的に語る。将来に不安を感じているミドルシニア層が、これからの働き方を考えるうえでの必須の知識を提供する。


■目次


第1章 このままだと「ミドルシニア」は生き残れない

第2章 ミドルシニアに武器を提供する/今こそ「日本版ライフシフト」が必要だ

第3章 【5つのM1】 マインドセット — 行動を変容する

第4章 【5つのM2】 ミッション創造 — 自分の軸を定める

第5章 【5つのM3】 学び(リカレント) — キャリアを高く売る

第6章 【5つのM4】 見える化 — 経験・知識・スキルを商品化する

第7章 【5つのM5】 マルチ化 — 変化への順応力を高める

第8章 ミドルシニアの皆さまと企業人事部へのメッセージ

                  ★

さて、ミドルシニアとはいったい何歳から何歳を指すのか?

ミドル世代とは35歳~54歳までをいい、55歳以上をシニア世代と呼ぶ。 しかし、実際の転職市場では35歳~50代半ばまでがミドル世代と扱われ、40代~60代をミドルシニアととらえているケースが多くある。 55歳~60歳以上をシニア世代とも呼び、一般的な認識と少々ずれがあることを理解しておくとよいだろう。

というわけで、わたしにドンピシャ!の「ミドルシニア世代近々の問題」なのだ。

わたしも、最近では「何歳まで働く?」とか「退職したら次にやるべき仕事は?」とか、それこそ毎日毎日、頻繁に考えている。

だからか、あまり「遊び」には気持ちが向かなくなっている。

わたしの務め先でも、2月1日の人事異動で上司が変わり、前任の異動に伴う形で取引先の要望もあり、わたし自身もこれまで16年と長きに渡り育ててきた大型店舗を離れることとなった。

やはり、降って湧いた人事に見えるが、企業それぞれの繁栄を願う足元のビルドアップに、自分の小さなエゴは捨てて臨んだ。現場では「サッと」次への引継ぎを行う予定。

そこで、本書の帯にでかでかと書かれていた「いくつになっても必要とされる人になる!」これが仕事の世界で生き残るために一番大事なキーワードとなる。

昨日から本書をじっくり読み込んでいる。

今、大いに悩んでおけば必ず未来に生きるハズ。

さ、本書の「5つのM」(目次参照)をしっかりと身に着けてわたしも次のステージへ飛び出そう!

それでは、また!

———————————————————————————————————————————-旧記事更新26

『Life Tour 21st』2017年2月5日記事

http://lifetour.blog.jp/archives/1051204400.html「終の棲家を探す旅


『SunTAMA Style』2021年2月5日記事 

『SunTAMA Style』2022年2月5日記事

『SunTAMA Style』2023年2月5日記事

『「勝負強さ」を鍛える本』ジョン・C・マクスウェル 著 / 斎藤孝 訳・解説~新年から勝ちぐせをつけよう!【選書・自己啓発 / 旧記事更新13】

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『「勝負強さ」を鍛える本』ジョン・C・マクスウェル 著 / 斎藤孝 訳・解説

簡単レビュー

本書には、自分に“自信を植え付ける”強烈なメッセージとともに、その具体的方法が実例をあげてわかりやすく書かれている。

人生で大切なのは、まず「小さな成功体験」を積み重ねること。これで勝ちぐせがつくと、毎日のチャレンジも苦でなくなり、格段に面白くなってくる。

『その他大勢から抜け出す成功法則』『夢を実現する戦略ノート』に続く第3弾! 「挑戦力」「決断力」「複眼力」…成功者と凡人を分ける10の力が勝ちぐせ人生を約束する。

「本書には“読者の成長剤”が調合されている」(齋藤孝)

著者・訳者略歴

マクスウェル,ジョン・C.
アメリカで最も信頼されている「リーダーシップ論」の権威として、毎年25000人以上の企業の管理職を指導し、「リーダーのリーダー」「世界一のメンター」と讃えられる。企業や組織のリーダー育成、ビジネスマンの能力開発を手がける企業「インジョイ・グループ」の創設者。ビジネスマンや働く女性を対象に「その他大勢から抜け出す思考法」「夢を実現する成功法」を指導するセミナーや講演会を全米各地で開催、好評を博する。また、影響力のある牧師としての顔も持ち、多彩に活躍中。

齋藤/孝
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科学校教育学専攻博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法。ベストセラーとなった『声に出して読みたい日本語』(草思社・毎日出版文化賞特別賞受賞)などで提唱した独自の方法論は、教育界のみならず広く日本人に感銘を与えた。NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」の企画・監修も行なっている。

                   ★

年末年始、いつもなら大量の読書を慣行してきたが、今回はこれ一冊のみ。

勝ちぐせのつく思考法などを、じっくりと味わいながら読んでみた。

さあ、今日から仕事はじめ!

いつものわたしが、虎視眈々と勝負する。

その一挙手一投足に全集中しよう!

それでは、また!

ー--------------------------------------------旧記事更新13

『Life Tour 21st』2016年1月5日記事

http://lifetour.blog.jp/search?q=新年ことはじめ

72時間をあなたの手帳で管理すれば、仕事は劇的にうまくいく Kindle版

久瑠 あさ美 (著) 形式: Kindle版

『SunTAMA Style』2021年1月5日記事

『SunTAMA Style』2022年1月5日 記事

『SunTAMA Style』2023年1月5日 記事

『自宅でかんたん! [決定版]体が硬い人のためのヨガ大全』水野健二・著(発行元 PHP研究所)【健康/選書・ヨガと自己啓発 / 旧ブログ更新4】

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『自宅でかんたん! [決定版]体が硬い人のためのヨガ大全』水野健二・発行元 PHP研究所

簡単レビュー

自身も体が硬いという著者は「硬い体はヨガ的に恵まれた体」だという。
ポーズを作って終わりではなく、
「今この瞬間、呼吸はどうなっているかな」「骨や筋肉は無理していないか」と、いろいろな視点から考えて試してきたことが、本書の解説に活かされているのだ。

第I部のベーシックレッスンでは、基本の12ポーズを紹介。
ポーズの意味→ポーズを作りやすくする動き→ポーズを作る動き→ポーズができないとき、の段階を経たやさしい解説で、これまで「どうせ無理」と諦めてきた人でも、気持ちよく取り組める。

第II部のエクストラレッスンでは、動画が見られるQRコード付きで本格的なヨガ・プログラムを紹介します。著者独自の「コアヨガ」をはじめ、水野ヨガ学院で人気のプログラムを体験できる。

運動不足な働く世代から、最近体が硬くなってきたというシニア世代まで、全世代におすすめの一冊。

                 ★★

10月の終わりに行ったきり、多忙にまかせてヨガ教室をお休みしていた。

12月14日やっと、時間を融通してこころもウキウキ、1ヵ月ぶりのヨガレッスンにはせ参じた。

もうね。体がカッチカチだったの。痛いし。それほど凝り固まっていたわたしの体よ。

環境音楽やガムランが流れるホールで、ヨガマットに寝ころび1時間あまり、20パターンのポーズを呼吸とともにゆっくりと動作した。

やっていくうちに、いつしか無心になって、汗がにじんできた!

ああ~~、これこれ!いい感じのリラックス状態。で、もうちょっとやりたい!って思ったところで今日はおしまい。

月2回って丁度いい。お仲間さんたちもみんなそう言っている。

家で練習すればなお、いいのだけど、みなさん、レッスンでの癒しが最高で「わざと練習せず」いらっしゃるらしい。

何を隠そう、わたしも今月に入ってから、あまりの多忙さに、家でヨガなんて優雅な時間はどこにもなかったんだ。

あえて、当日のリラックスと癒しを求めてレッスン日を迎えるとか、いいじゃない。

誰とも競わず、自分の体をご自愛するためだけにレッスンを受けている。

12月はあと1回。28日と暮れの押し迫ったところで、もう一回リラックスしに行けるの。

う~ん、楽しみ。

今回、紹介した書籍は、体が元々硬いヨガ講師の方が書かれている、体が硬くても、無理なくヨガを生活に取り入れる方法が網羅された素晴らしい名書よ。

累計5万部のベストセラーシリーズが大全として1冊に!

体が硬い!人のために書かれている、救世主的な一冊。

硬い人はぜひ、お手元にどうぞ。

では、また!

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2019年12月15日記事『ハウスワイフ2,0』ライフストラテジー ・Wordpress.com

記事リンク先→https://aystrategy.wordpress.com/2019/12/15

 

「SunTAMA Style」2020年~2021年 12月15日記事更新

「新NISA]で老後資金を増やす~6つの大原則(雑誌PRESIDENT 2023年12月15日号から)【選書・自己啓発 / 旧ブログ更新3】

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「新NISA」儲かる人、大損する人《最新版◎お金の増やし方大全》(プレジデント2023年12/15号

雑誌『PRESIDENT』とは?紹介しよう。

雑誌「PRESIDENT」

市販で一番売れているビジネス総合誌である。最新のマネジメント手法、ホットな経済情報、今すぐ仕事の役に立つ情報を満載。できるビジネスパーソンは全員読んでいる。毎月第2、第4金曜日発売

                 ★

11月に入ったところで、「新NISA」が2024年1月からはじまる!って知ったんだ。

その日からWEBの記事をほぼ毎日読み、自分の金融リテラシーのなさに涙しながらも、せっせと情報を仕入れてきた。

まず、「新NISA」とは?簡単に説明しよう。

ものすごく簡単に言うと、NISA口座で買った株や投資信託については、将来に渡り、どれだけ儲かっても税金0円!と言う制度だ。

NISA以外の口座で買った株や投資信託については利益に対して20,315%の税金がかかる。


例えば、1000万円儲かったら、203万1500円が税金として引かれて、手元には796万円になってしまう。

しかし、「新NISA」口座であれば、儲かっても税金はなし。すごいよね!

これを知って、投資デビューしなくっちゃ!!と、鼻息荒く毎日ちょっとづつ勉強中なのだ。

現在のインフレが続けば、老後資金として用意した「現金2000万円」が20年後には「1346万円」まで目減りしてしまうそうだ。

こうなったら、持っている人は必須でやらなきゃだし、わたしのように持っていない人も、金融の勉強を今すぐ始めるべき!

で、タイトルに乗せた「老後資金を増やす6つの大原則」を見出しで書き出してみるね。

1、新NISAをやらないのは大損!今日から始めよう

2、口座はネット証券一択。親切な相談窓口は罠!

3、インデックスの「全世界型」か「全米型」を選ぶ

4、「つみたて投資枠」の商品を「成長投資枠」でも買う

5、1800万円の生涯投資枠をフル活用する。売却もOK

6、チャレンジするならETFだけ。ほかはギャンブルだ

この「6つの大原則」という記事は雑誌『PRESIDENT 2023年12月15日号』からの引用だ。

やはり、プレジデント社監修発刊の『PRESIDENT』を勉強の柱に据えているの。だって、リスクの伴う投資などの情報は、WEBだけでは心配だから。

様々、書籍でもたくさん出ているから、興味がある方は「雑誌と専門書籍」「WEB情報」の三つ巴で、がっちり勉強するといい。

ちなみに、わたしは情報を知った時にすぐ、楽天証券の口座を用意した。

そして、2024年の1月から新NISAをはじめる予定。

国からのインセンティブ(成果型の報酬制度)をしっかりと受け取って行きたい。

とは言っても、わずかな種銭からスタートしてみようと考えている。投資デビューといってもかわいいもの。

年末年始は、新しいことを始めるのに絶好の機会。

というわけで、「新NISA」関連の雑誌紹介と投資デビューする(予定)話。

2023年を表す漢字一文字は『』だって。

税金から上手に逃れるやり方のひとつを書いてみた。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年12月13日記事の更新

『SunTAMA Style』2021年12月13日記事更新

『みいこStyle』2019年12月13日 アップデートに旅が必要な理由 ~南国土佐・高知旅~http://miikostyle.blog.jp/archives/22556241.html

『「超」独学法』AI時代の新しい働き方へ~野口悠紀雄・著(角川新書)【選書・ワークスタイル】

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「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ 野口 悠紀雄・著(角川新書)

簡単レビュー

「学び直し」がとんでもなく「面白く」なる!

AI時代の新しい働き方を実現するためにもっとも重要なスキルが、「超」独学法である。経済学、英語、ファイナンス理論、仮想通貨、人工知能など、どんなジャンルも独学できた最先端かつ最強の勉強メソッドを初公開。


独学は、無限の可能性を持っている。そのことをできるだけ多くの方に知っていただくために、本書は書かれた。
新しい勉強の時代が到来している。勉強の必要性が高まるとともに、独学で勉強することが容易になった。
ウェブや検索を利用することによって、20年前には想像もつかなかったほど効率的に独学を進めることができる。
このチャンスをうまく活かすことができるかどうかで、その人の将来は大きく違うものになるだろう。

「勉強が必要だとは感じているが、どのように進めたらよいか分からない」と考えている人が多い。
そうした方々は、本書によって、独学がいかに効率的な勉強法であり、しかも、楽しいものであるかを知っていただきたい。そして、独学の素晴らしさを実感していただきたい。
それらの方々に対して、本書が新しい可能性を拓くガイドになることを望みたい。日本の未来は、そうした人たちの努力によって拓かれていくだろう。
本文「はじめに」より抜粋

【もくじ】
第1章 独学の第一歩を踏み出そう
第2章 独学者たちの物語
第3章 私も独学で勉強した
第4章 独学は新しい働き方を可能にする
第5章 なぜ学校でなく独学のほうがよいのか?
第6章 独学を継続させるには
第7章 学ぶべきことをどのように探し出すか?
第8章 英語は独学でしかマスターできない
第9章 検索は独学の重要な道具
第10章 人工知能の時代に独学の必要性は高まる

                 ★★

学校を卒業したら勉強はおしまい!もういいじゃん!とか。

勉強できる時代を「囚われの身」だと考える人が今でもとても多いのだそう。

「独学」なんて無駄だと思っている人は、今すぐこの本を読んでみよう!

最近、ちょっと案じていることがある。

SNSに上手い儲け話(いわゆる株式投資や暗号資産など)の広告や記事がめちゃくちゃ多い。


なぜだろう?

ネットで簡単に流せる儲け話に飛びつく人が、それほど多いということなんだろうね。

これまで、株式などリスクを伴う資産運用はプロに任せるのが一般的だった。

しかし、今ではネットの波に乗って、ネコも杓子も「簡単運用して、がっぽり儲ける!」みたいな記事ばかりが目立つ。(有名人の名前を勝手に利用した記事も多し。勇気ある著名人が抗議されていた)

そんなに簡単で、あっという間に儲かるんなら誰でもやるよね!?

でも、「騙されにくいまっとうな頭を持っている人」は、手を出さないのだ。

だって、うまい話は詐欺だから。

そして、まっとうな頭を持つ人たちが始めていることは「大人の学び直し=リカレント」だ。

リカレントとは?→「リカレント(recurrent)」とは、「繰り返す」「循環する」という意味で、リカレント教育とは、学校教育からいったん離れて社会に出た後も、それぞれの人の必要なタイミングで再び教育を受け、仕事と教育を繰り返すこと。

関連資料先;https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202108/1.html(学びに遅すぎはない)

リカレントしたい!しようかな?と、勉強の自己投資を始めるのなら、今日紹介した「超 独学法」はとってもいい道筋をみつけられる。

SNSの簡単な儲け話に無駄な時間を割かないでリカレントしよう!

ちなみにわたしのリカレントは「源氏物語」読破と「語彙力」を高めるなど。

数学ボケだもんで、因数分解とかの攻略も考えたんだけど、独学の利点は「すきなことだけ勉強できる!」と、野口せんせも言ってたもん。

だから、来年の大河ドラマ「光る君へ」の前から源氏物語を読み始めたんだ。

まず、源氏物語の原文そのものにはじまり、登場人物相関を知り、次には古典の言葉も少しづつ学んでいる。

たとえば、「垣間見」とか。(愛のはじまり~よ♪)

わたしのリカレントはブログでも進捗を図ろうと考えている。

~独学には無限の可能性がある~

では、また!

今、小説家ではないが多くの問題解決をし、夢を語る学者・斎藤 孝氏 / 世界で活躍するマーケッター・森岡 毅氏の書籍が熱い!【選書・ワークスタイル】

【ブログ新規追加1110回】

わたしは元々、小説など創作された作品や文章をあまり嗜んではこなかった。

書いた人の人柄がにじみ出る、息遣いが聞こえるようなドキュメンタリーやエッセイが好みだ。

だから、素晴らしい賞を受賞したり、大ベストセラーになった作家さんの小説そのものより、暮らしぶりや作家業の周辺をつらつらと書いているエッセイなどは探してでも手に入れて読んできたんだ。

要するに「事実は小説よりも奇なり」だから。

創作に優れているよりも、その創作物を生み出す人物に大変な興味があるのだ。

最近では、作家でない方々の書かれた「人生指南書」なる分野が面白くて仕方がない。

まず、斎藤 孝氏。ほぼ同世代。

書籍もとても多く出されている。夫のデスクに4~5冊積んであったのを1冊読んでみたら、共感の嵐だったのよ。

とてもキャッチーなタイトルの『60代ミッション』(西東社)をレビューしよう。

簡単レビュー

人が生きていくうえで最も必要なものは何なのか。
私は「活力」だと思う。
では、その「活力」はどこから生まれるのか。ズバリ、「使命感」である。
「使命感をもって行動し、どんな困難も情熱で乗り越え、常に上機嫌で生きていく」ことの大切さを学生たちに教えている。
こういう試みを実は、60才の節目を迎えた前後の年齢のみなさんにこそ推奨したいと、私は考えている。

「何かミッションをもって、還暦を境に始まるセカンドライフを上機嫌に生き抜こう」と。
「これからは、これで生きていこう」というふうに決めて「活力あるセカンドライフ」を送る。そんなことを期待している。
さあ、「60からのmission impossible」の始まりだ。(まえがきより抜粋)

●20~60才までの労働時間と、60~80才までの「自分の時間」はほぼ同じ。
自由に使える時間を「mission」と共に生きる。

●背負う、支援する、旅する、戦う、引き受ける、
など「動詞」をキーワードとして、斎藤孝が60代をおろそかに生きないための、28ミッションを語る。

●数々のベストセラーの生み出してきた齋藤孝の書き下ろし。
自ら2020年10月31日で60才となり、同世代に向けて熱く語る!

これを一気に読んだのは、斎藤氏が長いこと、挑戦!挑戦し続けてきたのが手に取るようにわかる文章だったから。

まさに、息遣いが聞こえてきそうな書籍だった。

             ★

さて、もう一人、超がつくビジネスマンで世界を渡り歩くマーケッター・森岡 毅氏だ。

先週、たまたま観ていたNHKで森岡氏のインタビューが観られた。

もうね、言っている一言、一言が言い当て妙で、その大事な言葉をわかりやすく丁寧に話してくれていた。

森岡 毅氏の書籍はこれまでこのブログでも2回紹介してきた。

その記事を添付しよう。

苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」

簡単レビュー

「何をしたいのかわからない」「今の会社にずっといていいのか」と悩むあなたに贈る必勝ノウハウ。
悩んだ分だけ、君はもっと高く飛べる!
USJ復活の立役者が教える「自分をマーケティングする方法」。
後半の怒涛の展開で激しい感動に巻き込む10年に1冊の傑作ビジネス書!

第1章 やりたいことがわからなくて悩む君へ
君の宝物はなんだろう
会社と結婚するな、職能と結婚せよ

第2章 学校では教えてくれない世界の秘密
そもそも人間は平等ではない
君の年収を決める法則

第3章 君の強みをどう知るか?
まずは目的を決めよう
ナスビは立派なナスビになろう

第4章 君自身をマーケティングせよ!
面接で緊張しなくなる魔法
My Brand設計の4つの要点

第5章 苦しかったときの話をしようか
劣等感に襲われるとき
無価値だと追いつめられるとき

第6章 自分の「弱さ」とどう向き合うのか
「不安」と向き合うには
未来の君へ

おわりに あなたはもっと高く飛べる

「1冊の本と出合って、『この本は、日本の未来を変えるのではないか』
そう感じることは、なかなかあるものではない」松本大介(元さわや書店フェザン店店長)

現在も平積み必須の大ベストセラー。何を目指したらいいのかわからない!と将来を投げ出す娘に充てた人生指南書だ。

ビジネス書籍で泣いたのははじめてかも。そんな死闘と苦悩を突き抜ける爽快な一書だ。

というわけで、斎藤 孝氏、森岡 毅氏お二人の書籍を紹介してみた。

ぜひ、読書の秋に本当の物語(実体験)を読んでみて!

では、また!

『LesMiserables』~レ・ミゼラブル~【文化・映画で歴史を学ぶ】

【ブログ新規追加1108回】

あらすじ

9世紀のフランス。男は1つのパンを盗んだ罪で、19年間も投獄される。仮出獄した彼は心を入れ替える決心をし、工場経営に成功。名士と慕われる市長となる。しかし、彼をずっと追い続けてきた警官に見つかり、養女を連れて逃亡する。

原作は19世紀フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーによる「ああ無情」

映画『レ・ミゼラブル』は同名のミュージカルを完全映画化した作品。

原題「Les Misérables」の意味は「悲惨な人々」や「哀れな人々」という意味。

たった一本のパンを盗んだために19年間も牢獄で生活することになってしまったジャン・バルジャンの生涯。


物語は1815年から1833年の18年間のフランスを舞台に、当時の社会情勢や人々の暮らしなどを非常に細かく描写している。

原本だが、上下巻合わせると非常に文字数が多く、文字通り超大作である。

読書の秋にふさわしく、活字に慣れている方は是非、文豪・ユゴーの原作にもチャレンジして頂きたい!

フランス革命とは→https://ja.wikipedia.org/wiki/(Wikipediaより)

               ★

全編ミュージカル仕立ての映画は初めて観た。(生涯学習フェスティバル映画上映会・事前申し込み・無料)2時間を超える大作を一気に鑑賞。

たった、1本のパンを盗んだゆえの苦しみを、ありとあらゆる方向から表現した作品。めっぽう暗い。

ただひとつ強烈に感じたのは、「人間の尊厳と権利」は誰にも奪えないものだということ。

だから、普段の生き方の中で、「正義か邪悪か」を見定めるのに、役立つ作品だと感じた。

自分が忖度ない生き方ができているか?体制におもねってはいないか?など、自分の生き方の点検にもなるんじゃないだろうか?

内容は重たく暗い壮絶な映像だが、キャストの豪華さとミュージカル曲の素晴らしさで眠くならずに観られる作品よ。

まだの方は、ぜひ、観てみて。

それでは、また!

劇団四季オールキャスト「民衆の歌」日本語版