『てっぺんの向こうにあなたがいる』公開初日に観てきた【映画・文化】

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※ エベレストのシーン撮影は立山・室堂で撮られた。

『てっぺんの向こうにあなたがいる』

あらすじ

1975年、世界最高峰エベレストの登頂に、女性として世界で初めて成功した多部井淳子。

世界中を驚かせたその偉業は淳子自身や友人、家族たちに光を与えたが、深い影も落とすことになった。

その後、晩年は闘病生活を送り、余命宣告を受けたにもかかわらず「苦しい時こそ笑う」と家族や友人、周囲を巻き込んでいく淳子。彼女は登山家として、人生を懸けて山へ挑み続ける。

キャストとその周辺

吉永小百合と阪本順治監督が『北のカナリアたち』以来13年ぶりにタッグを組み、世界最高峰であるエベレスト登頂に女性で世界初成功した田部井淳子の勇壮な生涯を描く。

出演は『箱男』の佐藤浩市、『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』の天海祐希、『私にふさわしいホテル』ののんをはじめ、木村文乃、若葉竜也、工藤阿須加、茅島みずきらが脇を固める。

                ★★★

10月31日 今月の仕事を終えて、映画館へ。一人映画を楽しんできた。

もう、本当に素敵なご夫婦の物語だった。

息子とのいさかいや女性同士のいざこざが、主人公(淳子)を痛めつけるが、彼女の持つ平和的な発想で周囲を巻き込んで、問題が問題でなくなっていく。

吉永小百合さんの映画はもしかしたら初めて?!あの方の声が素敵だなあ・・・と、ずっと思っていた。

夫役の佐藤浩市さんもいい夫だったわ(笑)

天海祐希さん、のんさん、木村文乃さんなどの女優陣も「あんな友達欲しいなあ」と、見入ってしまったわ。

女性エベレスト登頂を果たした「世界の田部井淳子」の偉業であるがゆえの苦悩や、支えた家族の物語だ。

一見、とても地味な映画でエベレスト登頂達成の頃の映像が多く、色彩的にもかなり古い感じはゆがめないだろう。

だが、見終わったあとで、しばし「じ~~~ん」と、心に残る映画だと感じた。

そうそう、映画館を出たら、大雨だったの。

でも、「虹を見たければ、ちょっとやそっとの雨は我慢しなくちゃ」とか思えるいい休息時間だった。

映画って素晴らしい!

それでは、また!

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👑ベストセラー『ピアノが弾けるようになる本』ジェイムズ・ローズ・著/稲垣えみ子・訳(マガジンハウス)【選書・文化】

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『ピアノが弾けるようになる本』ジェイムズ・ローズ・著/稲垣えみ子・訳(マガジンハウス)

簡単レビュー

日2小節ずつ6週間
バッハを弾いて
人生を変えよう!

著者のローズは大人になってから独学でピアノを学び直した異色のピアニスト。
大人のピアノの第一人者ともいえる稲垣えみ子による日本語訳でお届け。

楽譜の読み方の基礎から始まり、
1日2小節ずつの練習で6週間後には
バッハの前奏曲が弾けるようになる
大人のピアノ入門決定版。


ピアノと向き合うことは、生きる上で大きな力となる。
幼少から弾いてなくても、才能がなくても、大丈夫。
大事なのは、決して急がないこと。コツコツ一つずつ。 
結局は、ゆっくりやることが一番「早い」のだから。
---稲垣えみ子

              ★★★

以前、ピアノ教師をしていた時にびっくりするような「大人」の生徒に出会った。

とてもお金持ちの方で専業主婦をされていたと記憶している。

はじめてのレッスンの日、初心者というその方は、いきなりピアノに向かい、ショパン作曲「幻想即興曲」の冒頭4小節を弾き始めたのだ。

でも、その4小節を弾き終わると、ぴた!っと止まってしまった。

せんせ!種明かししましょう!「私は名曲のはじめだけを練習して弾けるようにするのが趣味なの。これで人を驚かせたくって・・・」と、くったくもなく笑っていたのだ。

話を続けると、「ちゃんと、1曲ひけるようになりたくてレッスンをお願いしたってわけ」

で、わたしは初心者の必ず通る道の「ブルグミュラー25の練習曲」と「バッハ・インベンション」をお渡しし、数か月レッスンに励んで頂いた。

元々筋がよいので、ブルグミュラーもバッハもそれぞれ1曲づつ仕上げることができた。

彼女との付き合いはそこまで。

「せっかくだから発表会にお出になったら?」と、お誘いするも「いいんです。1曲だけちゃんと弾ければ」とおっしゃった。

めっちゃコスパの高い面白い生徒さんだったわ。ウソみたいなほんとの話。

今回紹介した「ピアノが弾けるようになる本」も大人が1日2小節バッハを弾きながら「ちゃんと1曲弾けるようになっていく」という本。

これなら、家でひっそりと練習して、ある日「あっと!」人を驚かせることも可能かも。

ストリートピアノを弾いてみたい!なんていう願望がある人とかにはうってつけ。

そして、意外だが訳の稲垣えみ子氏はえみ子節はまったくなく、一翻訳者として完璧な仕事をされている(凄いというか笑)

とってもおしゃれな装丁の新刊(2025年7月5日発刊)を紹介した。

それではまた!

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『SunTAMA Style』2020年10月29日記事

『SunTAMA Style』2021年10月29日記事

『SunTAMA Style』2022年10月29日記事

こころに残る物語絵本~翻訳絵本の紹介【選書・文化】

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Squad of Three Fully Equipped and Armed Soldiers Standing on Hill in Desert Environment in Sunset Light.

『シリアの秘密の図書館』作;ワファー・タルノーフスカ 絵;ヴァリ・ミンツィ 訳;原田 勝(くもん出版)

◎ 簡単レビュー

日常を破壊された人々が希望と安らぎを見出したのは、街から集められたたくさんの本だった――。レバノン内戦経験者である著者が、内戦下のシリアに実在した秘密図書館から着想を受けて紡いだ物語絵本。


なぜ、人間には本が必要なのか。困難な状況下でこそ発揮される、図書館の存在意義とは。


IPPY Award児童書部門金賞をはじめ、数々の賞に輝く話題作。小学校中学年から。

=あらすじ=
ヌールの暮らすダマスカスは、かつて花々の香りにあふれる美しい街だった。
しかし内戦が始まってからというもの、街は危険な戦場へと一変し、ヌールたちは地下シェルターでの避難生活を余儀なくされるようになる。
そんななか、ヌールとそのいとこ・アミールはあることを思いつく

――秘密の地下図書館を作ろう!


やがてふたりが作った地下図書館は、恐怖と不安に苛まれるダマスカスの人々にとって、希望の光となっていく。

=受賞歴=
2024年 Anne Izard Storytellers’Choice Award受賞
2023年 Nautilus Book Awards金賞受賞
2022年 IPPY Award児童書部門金賞受賞

            ★★★

富山旅では、仕事をすべておいて行ったので、23日帰宅してから会社の連絡や仕事の案件を見ようと、PCを開いたら、『シリアの秘密の図書館』の情報が溢れていた。

内戦下のシリアでがれきの中から市民が本を集めた実話に基づく絵本として昨年、我が社で出版された翻訳絵本。装丁がとてもきれいな一書である。

10月20日、91歳のお誕生日を迎えられた上皇后さま「上皇后さまの愛読書」として、今回新聞各社・TVメディア各社で紹介された自社の翻訳絵本。(上記にリンクしたのは毎日新聞記事から引用)

この情報を持って、旅から帰った翌日から、本書の見本を携えて、書店営業を展開している最中だ。

メディアの露出が出たとたんに緊急重版となった。素晴らしいことだし、とても嬉しい。

11月11日以降、各書店に積まれる予定。

現在の、シリアの内戦状況を調べてみた。

2024年12月にアサド政権が崩壊し、14年にわたる内戦は終結しましたが、国内情勢は依然として不安定であり、人道支援が必要な人が多数存在しています。多くのシリア人が国内で避難生活を送っており、治安は極めて不安定なため、多くの地域に退避勧告が出されています(AI検索による)

上皇后さまは読書の時間も大事にし、新聞記事で紹介された本を気に留めて取り寄せる場合もあるそうだ。

ということで、嬉しい仕事上のできごとを書きとめた。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年10月27日記事

『SunTAMA Style』2021年10月27日記事

『SunTAMA Style』2022年10月27日記事

『SunTAMA Style』2023年10月27日記事

『Life Tour21st』2017年10月27日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1068460037.html 「路線バスと徒歩で行く小さな旅はいかが?」

晩秋の富山旅~国定公園・雨晴(あまはらし)海岸でシルエットの立山連峰や剱岳を見る・東急エクセルホテル富山で富山名物を味わう1泊4日旅【風景・富山堪能旅】

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※ 曇天の女岩とシルエットの立山連峰を撮る。

晩秋の富山旅1泊4日の移動行程を記録する。(写真は後半から)

◎10月20日(月)会社の創立記念日で休日。ゆっくりと旅の準備をする。22時30分 バスタ新宿から富山行きの高速バスに乗車。

◎10月21日(火)朝6時20分富山駅到着。北陸らしい曇天の旅が始まる~駅のマクドナルドにてコーヒータイム(朝食はバスにて済ませてある)で、立山アルペンルートの乗り換え確認やこまごまと夫と最終確認。

21日、宿泊する「富山エクセルホテル東急」に直行して荷物の一部を預かって頂く。(翌日もチェックアウト後の夜10時30分まで預かって頂いた・ありがたや)カメラリュックを1つだけという身軽になって、いざ、電鉄富山駅へ向かう。

そこから一路、立山アルペンルートで紅葉登山を堪能して4時頃戻り、うまいもの横丁など居酒屋文化満載の富山駅をぶらぶらし、今が旬の白エビかきあげそば、白エビお菓子・お酒を買い込んでホテルにチェックイン。

◎ 10月22日(水)富山エクセルホテル東急の名物朝食「富山御膳」を頂く。ホテル15階展望からシルエットの剱岳を撮影。

その後、富山市役所の展望にも行き、そこでも立山連峰を撮影。市役所で富山名物ますの寿司を購入しチェックアウト前に頂く。

そして、JR氷見線に乗り、かねてから行きたかった「雨晴(あまはらし)海岸」へ。雪のない立山連峰でもシルエットが素晴らしい。海風にあおられながら、久しぶりの海岸散歩を楽しんだ。

富山駅に戻り、遅い昼食を取る。創業1867年 野菜ラーメン8番ラーメンで塩バターと餃子定食。(富山ブラックラーメンは今回もパス・笑)

夜11時30分発の高速バスに乗るために、3時間ほど駅近の 富山市立図書館に滞在し、10冊ほど、様々な分野の書籍を読みまくった。旅先の図書館で読みたかった本に出会える幸せ(20時閉館)

同フロアにある「サイゼリア」で10時まで旅の振り返りをしながらワインとドリアの夕食を頂く。

10時30分、ホテルに荷物を取りに行き、23時40分に高速バス乗車。すぐに寝る。


◎10月23日(木)朝7時に新宿バスタに到着。富山より寒い東京(泣)朝9時帰宅。

ザっと旅の行程を書き出してみた。ふう~~~。

             ★★★

ここから写真とキャプションで足取りを掘り下げる。

• 雨晴海岸~富山エクセルホテル東急~周辺情報など。

◎ ホテル15階展望で朝食、遠くに能登半島も見える。朝6時30分の立山連峰に朝日が差す。(ぼけちゃった・笑)

◎ 富山市役所展望から撮った「朝靄煙る剱岳」

◎雨晴海岸の女岩まで、駅から海岸遊歩道を500m歩く。海風がすごく吹き飛ばされそう。日本海の荒波をも楽しんできた。

◎ 雨晴海岸、唯一の施設である「道の駅 雨晴」ここができたおかげで全国に景勝地として知られるようになったそう。

◎ 海岸からみるシルエットの剱岳。

◎ 宿泊はもとより、荷物預かりや越中富山の薬湯など多数のアメニティサービスも最大に利用できた富山エクセルホテル東急

11月に誕生日を迎える夫へのささやかなプレゼントにと予約した。

ロビーに展開されている富山名産ガラス工芸品の展示が美しい。都会的なエントランスとロビー、お部屋など、わたし好みのしつらえに大満足。で、宿泊費(1泊朝食付/2名17800円)は「東急カード会員・コンフォートメンバー」で貯めていたポイントでお会計。うふふだわ(笑)

◎ 富山エクセルホテル東急のエントランスには、新進気鋭の富山ガラス工芸家の作品が並ぶ。

◎駅にも展示があった!

◎ 思わず、ため息が漏れた美しさ。このセットほしい!

◎ 富山エクセルホテル東急のロビー。間接照明が素敵。

◎絵画も大人な感じ。池田 充章(いけだ みつあき)氏の作品。

◎ スーペリア ツインのお部屋。広々、シックで素敵なしつらえ。

◎「富山御膳」富山の海の幸、珍味を中心にした和朝食。

• 前菜 出汁巻き卵 サスの昆布〆 香物

• 煮物 すり身揚げ 赤巻蒲鉾 すす竹 とろろ昆布 里芋

• とろろ芋のすりおろし

• 珍味 ホタルイカの沖漬け 辛子昆布 

• サラダ リーフ サラダチキン

• 富山湾でとれたお魚料理 

• ご飯 富山産コシヒカリ

• お味噌汁 富山産味噌のお味噌汁

• フルーツ

お品書きを見ながら、ひとつ、ひとつ丁寧に調理された一流割烹の味。宝石のような、富山の美味しい食材を一度に堪能する幸せ。

この朝食が楽しみでこちらのホテルを予約する人が多いと聞いていたので、噂通りの美味しさだった。(宿泊せずに朝食だけの場合2980円・税別)

食後のコーヒーはお部屋で頂く。お部屋にはサービスの「北日本新聞」がドアに届いていた。

◎ ホテルから5分ほど歩いて、撮影するために展望台がある富山市役所へ行く。

市役所のコンビニで見つけた「ますの寿司」これが絶妙な旨さ!

駅では高級なものでもバンバン売れている、「ますの寿司」は売り切れが多くなかなか手に入らなかった。帰る直前に出会えた幸せ(笑)

とまあ、富山名物をすこしずつだが頂き、新鮮で美味しいお魚を食べに「富山」へ行くのもいいなあ・・・と、初めて思った次第。

お寿司の話だが、富山きときと亭?とか魚しん亭などの名店寿司屋は、ほぼ終日行列。もうね、並んでも並んでもって感じで、戦意喪失した(泣)

富山旅 恒例の「費用」公開

※わたしのサイトでは、常に「お安いサービス」を実体験してレポするのを目的としている。

高速バス(一人往復9800円×2)

新宿までのバス代、電車代(一人往復1220円×2)

立山アルペンルート乗車券(一人往復10220円×2)

JR氷見線(一人1250円×2)

すべての食事代(だいたい10000円ぐらい)

お土産(550円・笑)

合計 55530円也

ちなみに、高速バスを新幹線に変えたら?
東京⇔富山 自由席: 12,430円指定席: 12,960円グリーン車: 19,420円グランクラス: 22,720円となる。(すべて一人分)

意外に安いんだね。

今回はホテルをポイント支払いした分0円だったけれど、3泊4日ともなれば、行きは北陸新幹線特急、帰りは憧れのグランクラス乗車、東急ホテル2泊を追加すると、二人で、総額14~15万円ぐらいの豪華な旅となる。

ま、わたしの中では、立山アルペンルートが高額だったので高速バス一択だった。そのおかげで丸2日間たっぷりと時間を使えた富山旅が、1泊4日 6万円未満で行けた!

大成功だと思っている。

~今年最後の旅を終えて~

富山行きは、ホテルの予約を半年前の5月に押さえていた。(ホテルはすでに満室状態!穴場の火曜日を取る)高速バスは3ヵ月前発売なので8月に押さえた。準備は万端だったが。

登山中にケガをしたり、夫は帰ってきた日に風邪をひき、熱を出したりした。

しかし「そんなに大変だったら、旅なんて行かない方がいい」とかは、まったく思わない。

一つ間違えれば、大きな災難があるかも!と、考えて踏み出せないとか、わたしの辞書にはないから。

ただ、学習したことは次への旅に活かすつもりでいる。

例えば、高速バスから新幹線に変えるとか、そういうところから少しづつ「歳相応」に変えて行こう。

もう、弾丸旅は卒業する・・・(予定・笑)

それでは、また!

写真は、夫が室堂で手に入れた「もふもふ雷鳥」とお部屋のカードキー。

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『SunTAMA Style』2020年10月25日記事

『Life Tour21st』『みいこStyle』旧記事更新終了。

晩秋の立山連峰・室堂平(標高2450m)へ行く~誇り高く起立する岩の殿堂・剱岳を真近で見る・撮る登山旅【風景・山岳撮影旅】

【ブログ新規追加1417回】

◎ 大日岳の背後にそびえる剱岳を真近で撮る。

◎立山アルペンルート・高原バスの車窓からは、ほぼ正面からの剱岳を見ることができる。

2025年の秋旅は、標高3000m級の峰々が連なる北アルプス・立山連峰を撮影の舞台に選んだ。

立山連峰・室堂平の紅葉は9月中旬から始まり、10月半ばが最も見ごろを迎える。

わたし達が登った10月21日は、初雪も降りそうな寒さ、曇天の1日だった。

21日朝、7時30分 富山電鉄駅にて「電鉄富山⇔室堂」往復チケットを購入する(一人10220円。立山黒部アルペンルート通り抜けるとさらに値段は上がる)

今回は、頂上の室堂平までで、黒部には行かない。そのうち長野県側から攻めてみようと企んでいる・笑

富山から室堂まで乗り継いだ電車・ケーブルカー・バスを写真でどうぞ。

◎富山電鉄(約1時間の乗車)

◎ 立山ケーブルカー(最前列車両はダム建設工事時代の名残で貨物車両、現在も使用していると聞く。ホームの急な階段がめちゃくちゃ怖い。)約7分乗車

◎ 立山アルペンルート高原バス(約50分乗車。静かな音楽が流れ、各所の名所では速度を落としたり、停車したりして名所の説明をする。気の利いた観光バス)美女平駅から乗車。

車内観光案内で停車した「弥陀ヶ原」

弥陀ヶ原はラムサール条約に登録された、国際的にも貴重な湿原。たっぷりの水をたたえた池と緑の草原には、珍しい高山植物が咲き乱れ、秋の紅葉の景色も絶景。

「称名滝」

落差350m、日本一の称名滝。水しぶきをあげながら、ダイナミックな滝が流れ落ちる光景は圧巻!秋には鮮やかな紅葉も観られる。

すべて、車窓からの撮影。これだけでなく、アルペンルートの成り立ちや点在するホテルの情報など、50分間あっという間に過ぎて行く、素敵な高原バスだった。

富山駅から約2時間ほどで、立山連峰・室堂平(標高2450m)に到着。

室堂バスターミナルを一歩出ると、立山連峰を一望する雄大な景色が目の前に広がる。

曇天の中、さっそく室堂平から見える、大日岳、立山連峰(浄土山・雄山・別山・剱岳などを様々な角度から眺め撮影を始めた。

しばし、立山連峰の撮影に夢中になったら、次は火山湖・みくりが池を目指して散策。

散策と言っても登山に変わりはない。

なぜなら、火山岩で作られた道は凸凹していて、決して歩きやすい道ではないし、アップダウンの激しい場所が多く、少しも気を抜けないから。

ここでも、夫とカメラを交換しつつお互いを撮り合った。

そして、ここからどこを中心に回るか?しばし相談。

お天気もあまりよくないのと、かなり急な登り下りをする地獄谷方面はパスし、目的である「日本最古の山小屋」重要文化財を擁する「室堂山荘」と「火山岩が流れる山 北アルプス・室堂山(標高2669m)」を目指して、さらに時間が許せば雄山(標高3003m)への登山もしよう!と、火山岩を敷き詰めた登山道を歩きはじめた。

途中、一の越(雄山)への登山道分岐と忠霊塔、雄山を撮影。

稜線の最後、山頂の雄山神社・社務所が見える。

実は、ここまでの散策中に、火山岩が敷きつめられた登山道で、トレッキングポールが火山岩の隙間に挟まって転倒してしまったのだ。

盛大に倒れたので、近くを歩いていたご婦人から「大丈夫ですか?OK?」とか言って下さり、中国人だと思われた様子であった(笑)

わたしは「大丈夫です!」といいつつ、立ち上がった。

右手の薬指を激しく打ってしまい、一瞬「骨、折れた?!」と、心配になったが、骨折はしていないようだったので、そのまま何事もなかったかのように歩き始めた。夫は先を室堂山に向かっていた。

その激しく打った右手の薬指は、室堂山荘でランチを頂くころから「じんじん・ずきずき」が始まり、どんどん腫れてきたから、一気に雄山登山への気力を失ってしまった。

わが身を守るために使っていたトレッキングポールで負傷とは。意気消沈だ。

夫と相談して、室堂山荘の周辺(最古の山小屋・室堂山火山岩の流れる山肌・積み石など)を回って、室堂ターミナルへ戻るルートを取った。

総じて、室堂立山連峰の登山では、岩だらけの火山岩登山道をこなせるか?岩山をしっかりと歩け、登れるか?が最重要だと実感。

◎外装は補修をされている最中だった。

◎ 磨き込まれた美しい山小屋食堂にて、ランチを頂く(夫・中華丼 わたし・牛丼)

食後に山荘周辺を回る。

◎日本最古の山小屋(6月~10月中旬まで館内に入れる)

◎ 重要文化財の説明

◎室堂山の火山岩の流れが見える登山道。

◎ 室堂平の中で、もっとも大きな石積みの場所。

というわけで、約5時間ほど、立山・室堂平を散策周遊してきた。

北アルプス3000m級の山々に囲まれた神秘の平原・室堂平。

約2500mの平原では、すでに紅葉は終わりを迎え、厳冬の季節への入口を思わせる冷たい風が吹き荒れていた。

室堂ターミナルへ戻る途中に、立山の湧き水を汲んできた。本当にきれいで美味しい水だった。

湧き水は、室堂平を作った火山活動が生み出した「恵」そのものだ。

かなり寒さが堪えてきたので、早めに下山してきた。

ちなみに、熊ベルのおかげか熊には遭遇せず。雷鳥にも出会えず(残念)

それでも、室堂平の大平原は圧巻だった。

◎ 遠くに雲海と草紅葉、そして室堂ターミナルを、少々高い所から眺めて一枚撮る。

それでは、また!

※ 今回は撮影が主体の登山旅にしたいと思い、ザックではなくてカメラバッグリュック(カメラやケーブルなどをきれいに安全に収納するバッグ)を夫に借りた。

登山靴も以前履いていたGT(布&ヌメ皮製で軽量)を引っ張り出して合わせてみた。登山道具にも季節感・色合わせなど、ちょっとしたこだわりがあるの(笑)

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『SunTAMA Style』『Life Your21st』『みいこStyle』10月23日記事は更新済み。

『働き方5.0 これからの世界をつくる仲間たちへ 』落合陽一・著(小学館新書)【仕事・ワークスタイル/自己啓発】

【ブログ新規追加1416回】

『働き方5.0: これからの世界をつくる仲間たちへ 』 落合陽一・著(小学館新書 )

簡単レビュー

「社会の前提」は、すべて変わった。

「コロナ」によって、社会の前提がすべて変わった。
2020年、我々の「働き方」は大変革を迫られた。
リモートワークによって使える人的・時間的リソースが限られる中で、「やるべき仕事」が自ずと抽出されてきた。

無駄な会議、出なくてもいいミーティングは排除され、ビジネスチャットやビデオ会議などテクノロジーで解決できることはそれに任せることが増えてきた。

そして、「リモートワークのみで済む人材」への置き換えも始まりつつある。
では、「人間がやるべき仕事とは何か」──

コンピュータやAIが進化した今、私たちはこの命題に直面している。ウィズコロナ、そしてポストコロナの世界では、それがいっそう問われることになる。


機械では代替できない能力を持つ人材=「クリエイティブ・クラス」として生きていくには、社会とどう向き合うべきなのか。


落合陽一氏のロングセラー『これからの世界をつくる仲間たちへ』をアップデートして新書化(2020年発刊)

             ★★★

一週間前にとある新聞紙面にこんな記事があった。

「ブログ終了や値上げの波 維持コスト増、広告収入減少」

このような見出しで、gooブログ(11月18日」終了、LINEブログ(すでに2023年終了)、忍者ブログ(11月1日有料プラン値上げ)Amebaブログ(サービス強化。AIで不適切なコメントを監視)など,様々な観点から、変化しているブログサーピスだ。

個人によるインターネット上での情報発信の先駆けとなったブログ。

ここへきて、一斉ではないがサービスの終了や有料プランの値上げの波が押し寄せている。

ちなみにわたしは、ブログをはじめた10年前、多種多彩なブログサービスの中から選びに選んで、「ライブドア」というブログサービス(無料版)を4年ほど運用した。

現在では「WordPress」という世界ナンバーワンシェアで、オープンソースのCMSを使いこなす日々だ。

専門的なプログラミング知識がなくても、直感的にブログやサービスサイトを作れ、しかも、原則無料で使用できるのも大きなメリットである。

ちなみに「Wordpress」では、HTMLやCSSなどの専門知識がなくても、テンプレート(テーマ)や拡張機能(プラグイン)を使うことで、デザインや機能性を自由にカスタマイズできる点が利用を決めた観点でもある。

先の終了や値上げに踏み切ったサービスのほとんどが、時代の波に押し上げられて、「YouTube」や「X」「ティックトック」などのSNSに追いやられて、利用者数を激減させてしまった・・・という背景がある。

わたしは、Wordpressというサービスを心から愛してやまないので、Wordpressを使いこなす勉強と英語学習を惜しみなく続けて、ブログのメンテナンスや記事の継続執筆を「仕事」ととらえて、日々向き合っている。

そして、「今を戦うべき時代性」を持つために、「世界を相手にする」という視野を手に入れたと自負している。

一個人であっても、プロが作るような画面を作成できるし、広告の権限も「Googleアドセンス」を取得しているおかげで、微量だが収益化も果たせている。

自己満足に過ぎない反面、相当のやりがいを持てるアイテムであることは間違いなしだ。

わたしは、ブログを通して「自分にしか見えていない風景を、文章と写真で表現する場所を創り出したい」と、本気で思っている。

サービス云々に振り回されず、自分の「お仕事」をしっかりと進めて行く。

いわゆるブログを「推し事」に仕立て上げて、一生楽しむのだ(笑)

それでは、また!

※ 今週は20日(月)23日(木)25日(土)にブログアップの予定。

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『SunTAMA Style』2020年10月20日記事

『SunTAMA Style』2021年10月20日記事

『SunTAMA Style』2022年10月20日記事

『SunTAMA Style』2023年10月20日記事

【たまには洋楽を聴く】LET THE RIVER RUN/Carly Simon (歌詞字幕付き) 映画「ワーキング・ガール」テーマ曲【仕事・やる気を引き出す曲】

【ブログ新規追加1415回】

~仕事という名の旅に出る~

8月、2週間の夏休みを終えてスタートした下半期。

ひどい猛暑の中、走り回って毎日仕事をこなしてきた。

外回りゆえの大量にかいた汗からの「湿疹」もひどく痒みに悩まされつつ、通院と投薬を繰り返して、さらに、全国の同僚たちの頑張りを会議で伺いながら、元気と勇気をもらいやり切れた。

そんな、全国に散らばった同僚たちと会える最高の今日と明日。

全国会議のアジェンダを眺めてため息が漏れた。今年も懇親会で呑む前にすでにお腹いっぱいな内容(笑)

それでも2日間、大好きな同僚たちと過ごす時間は何ものにも代えがたいご褒美だ。

この日を目指して、全国のさまざまな場所で奮闘してきた仲間と健闘しあう大事な行事に今年も参加する。

あと、何年参加できるか・・・?昨日、今年で最後‼と、言った同僚がいた。寂しくなるよ(涙)

ま、わたしはわたしで「元気で動ける間」は続けるつもり。

そう、『ワーキングガール』のテーマ曲を久しぶりに聴いて、やる気を取り戻した。(映画自体は、もう10回以上観続けているので、今日は大好きな曲を聴いて出かけて行こう)

テーマ曲「LET THE RIVER RUN」を。

映画のあらすじもちょこっと。

~大会社で働くしがないOLが、事故で休職中の新任女性重役に成りすまして恋に仕事に燃えるコメディ・タッチのサクセス・ストーリー。

企業ドラマとしては女性VS女性という構図が珍しく、S・ウィーバーの悪役ぶりも面白い。

主人公に扮するM・グリフィスも、女性観客の共感を呼び起こすようなキャラクターをうまく作り上げており、H・フォードも客演的な扱いだが、作品の格には大貢献。

テーマ曲はアカデミー主題歌賞受賞を果たす~

それでは、また!

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SunTAMA Style』2020年10月17日記事

『SunTAMA Style』2021年10月17日記事

『SunTAMA Style』2022年10月17日記事

👑ベストセラー『実家じまい終わらせました 大赤字を出した私が専門家とたどり着いた家とお墓のしまい方』松本明子・著(祥伝社)【選書・文化】

【ブログ新規追加1414回】

『実家じまい終わらせました 大赤字を出した私が専門家とたどり着いた家とお墓のしまい方』松本明子・著(祥伝社)

簡単レビュー

いわゆる“タレント本”ではない。
ジャンルとしては、完全に実用書である!

「実家じまい」の沼の深さ冷たさが伝わってくる実体験ルポが前半に。
 後半は「では、どうすればよかったのか」を、
 「空き家の処分」「大量の家財整理」「墓じまい」の重要項目3つに焦点を当て、
 それぞれの専門家に教えてもらうという構成。

 結論から言うと、これが大変わかりやすい。
 前半の「実家あるある」はテンポよく共感しやすいし、
 後半のレクチャー部分は、著者と専門家の会話形式になっており、
 一般的なハウツー本より、初心者が飲み込みやすいつくりになっている。
 

               ★★★

2025年10月17日(金)公開!松本明子さん、不動産鑑定士で出演!

映画「ソーゾク

解説・あらすじ

高齢の母親が亡くなったことから、それまで仲の良かった家族に巻き起こる遺産相続をめぐるトラブルをユーモラスに描いたドラマ。

母親の死により悲しみに暮れる鈴木家の人々。やがて母親の遺産をめぐり、実家を処分して売却したお金を分配しようと主張する長女と次女、跡継ぎを理由に土地家屋は自分たちのものと主張する弟夫婦、さらに亡き長男の未亡人も加わり、仲が良かった親族関係がこじれていく。後から見つかった母親の遺言書にも異議が出る始末で、家族間の関係はさらに悪化。ついには裁判沙汰にまで発展してしまうが……。

主⼈公の⻑⼥・礼⼦役を⼤塚寧々、次⼥・聡美役を有森也実、亡き⻑男の嫁・早苗役を中⼭忍が演じるほか、法的⽴場から相続のアドバイスをするコンサルタント役を松本明⼦、礼⼦の夫・誠⼀役を川瀬陽太がそれぞれ演じる。監督・脚本は、介護現場の現実を描いた「ケアニン」シリーズの脚本を手がけた藤村磨実也。

というわけで、今、話題のベストセラーと今週公開の映画を紹介した!

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年10月15日記事

『SunTAMA Style』2021年10月15日記事

👑ベストセラー『心に折れない刀を持て』ジャングリア沖縄、誕生までの挫折と成長の物語 森岡毅・著(ダイヤモンド社)【選書/ワークスタイル・自己啓発・文化】

【ブログ新規追加1413回】

『心に折れない刀を持て』ジャングリア沖縄、誕生までの挫折と成長の物語 森岡毅・著(ダイヤモンド社)

簡単レビュー

ジャングリア沖縄 壮大な夢に挑んだ不器用な狼たちの記録。

読めば勇気が湧いてくる、 感動ビジネスノンフィクション。


もくじが素晴らしいのですべて載せる。

~プロローグ・心が折れる音、聴いたことありますか?~

第一章・決意

1・資本主義の洗礼
2・勝ちすぎて引き寄せた悪魔の確率
■なぜ沖縄だったのか?
■〝勝ちすぎ〟は上策にあらず!
■謝罪行脚と宿る炎
3・さらば、愛するユニバーサル・スタジオ・ジャパン!
■鬱積するマグマ
■「狼」の影と光
■「ノアの箱舟」
■決意

第二章・旗揚

1・十二振りの『刀』
■狼たちの咆哮
■挑戦とは、失敗するか?成功するか?ではない
■マーケティングを日本の武器にしたい!
2・独裁者よりも大統領!
■自分を縛るための構造をどうやってつくるか!
■己を律せよ!半年でマイナス45 kgのダイエット!!
3 ベンチャー精神!オフィスはなくとも狼は燃える!

第三章・苦悶

1・「食えない」よりも怖いのは?
■唯一無二の価値
■眠れぬ果ての2つの星!?
2・奈落の底の覚悟
■〝1000万円事件〟
■マグロ漁師であるために!
3 逆境で必要なのは“楽観”ではなく“胆力”である!
■大ピンチに起動する刀のダイナモ
■拾う神たち

第四章・覚悟

1・もう一度やる意味がわかっているのか?
■再挑戦の覚悟
■ジャパンエンターテイメント社の設立
■Tipping Point
2・刀の組織を拡充せよ!
■〝共依存関係〟の組織をつくる
■〝大企業病〟は要らない!
■〝戦略人事のプロ〟はつくるしかない!

第五章・進撃

1・進撃の刀
■大自然で本能を呼び起こせ!『ネスタリゾート神戸』
■脳は大きなところから選んでいる!『丸亀製麺』
■〝安心〟を構造にする!『投資信託おおぶね』
2・迷うな!刀を増資せよ!
■最初の〝絶好球〟は敢えて見送れ!
■「大和証券グループ本社」との出会い
■刀、ついにサナギになる!
・①放置され続ける日本人の健康を守れ!『高血圧イーメディカル』
・②多くの地域で実行できる地域創生モデルを開発せよ!『ネイチャーライブ』

第六章・衝撃

1・大義で集める“活きるお金”
■テーマパークを投資案件にできるのか?
■「活きるお金」とはなにか?
2・100年に一度の悪魔の襲来
■人類を襲う“コロナ災厄”
■沖縄に誰も来なくなった!
3・積み上げたものが崩れるとき
■人様からお金を集めるとはどういうことか?
■まるで蜘蛛の子を散らすように!
4・再び立ち上がるために必要なもの
■土砂降りの豪雨でも火を起こす!
■唯一の突破口を〝希望〟に変える!

第七章・絶望

1・崖っぷちの総力戦
■リード・インベスターを探せ!
■もはや死に物狂いだ!
2・パーク名は『JUNGLIA』だ!
■「やんばるの森」に魅せられて
■どんな体験をつくるのか?
■アラフィフの悩み
3・暴れるプーチンがへし折ったもの
■逃げるメガバンク
■力尽きていく狼たち

第八章・不屈

1・不屈の刀
■迫る終焉、究極の選択
■心に折れない刀を持て!
2・JUNGLIA計画とは何か?
■我々はもう、すべてを出し切ったのだろうか?
■繋がる“想い”
■奇跡の光、沖縄の大地へ!

~エピローグ・挑戦するって、どういうことだろう?~
■天からの御褒美?! なんと裸眼視力が1・5に!
■終わりに ~本書で願ったこと~

               ★★★

じつに、411ページもの長編大作。

2025年7月25日にグランドオープンを果たした「ジャングリア沖縄

遡ること5年前、2020年に突然、親会社のTOPが替わり、消えてなくなったテーマパーク構想。それまで2015年から関わってきたマーケターであり事業戦略家・森岡毅氏を中心に6人の熱き志を持ったメンバーが立ち上げたベンチャー企業が奇跡のテーマパーク・グランドオープンに漕ぎ着ける。

その全貌と復活までの苦闘・死闘を綴ったノンフィクションである。

わたしは、あまりエンターテインメント業界自体に興味があるわけでもなく、実際に著者の森岡毅氏の剛腕ぶりを知ったのは「USJ再建」であったのだか、USJには未だ一度も足を踏み入れたことはない。

ただ、今回の「ジャングリア沖縄」の誕生秘話を読み進むうちにやっぱり、自国の繁栄の一端を担うエンターテイメント・パークには行かなくっちゃ!という気概が初めて生まれたんだ(笑)

大阪・関西万博も行ってみて、エンタメの面白さに目覚めたんだし(笑)

著者のマーケターであり事業戦略家・森岡毅氏が言う「マーケティングで日本を元気に!」を受け入れてみようかな?とか思わせてくれた超元気が出るビジネス書籍だ。

また、著者の森岡毅氏自身による、「半年間で100キロあった体重を45キロ落としたダイエット体験」や、視力を回復させるために施した「多焦点眼内レンズ置き換え手術」で裸眼1,5を取り戻すなど、健康面での体験記事も読みごたえ抜群だ。

さて、熱狂した、大阪・関西万博も本日閉幕だ。

次は「ジャングリア沖縄」じゃない?

そうやって、日本中の「テーマパークを巡る旅」とかも楽しいかもしれない。

まずは、野望を抱き現実をことごとく変えて突き進んできた、小さなベンチャー企業の挑戦を読んで頂きたい!

ビジネス書籍ゆえ、経済用語や聞き慣れない言葉も多いが、ノンフィクションならではの臨場感を文面から読み取れることは間違いなし。

それでは、また!

森岡 毅(もりおか つよし、1972年昭和47年〉10月12日 – )は、日本のマーケター実業家。株式会社刀代表取締役CEO[1]。元合同会社ユー・エス・ジェイチーフマーケティングオフィサー執行役員。兵庫県伊丹市出身。

経営難に陥っていたユニバーサル・スタジオ・ジャパン丸亀製麺ネスタリゾート神戸を立て直した人物として知られ、「日本を代表するマーケター」とも称されている。(wikipediaより)

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『SunTAMA Style』2020年10月13日記事

『SunTAMA Style』2021年10月13日記事

『SunTAMA Style』2025年10月13日記事

『Life Tour21st』2017年10月13日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1068191817.html 「キャリアは1日にしてならず~仕事と私のいい関係」

🌸新刊『旅の記憶  おいしいもの、美しいもの、大切なものに出会いに』有元 葉子・著(講談社)【選書・ワーク/旅スタイル】

【ブログ新規追加1412回】

『旅の記憶 おいしいもの、美しいもの、大切なものに出会いに』有元葉子・著(講談社)

簡単レビュー

「違う生き方もあるかもしれない。そんな気持ちにさせてくれる旅が好きです」(文中のことば)

・秋のパリ、初めてのひとり旅
・「世界一おいしい!」ケイパーの島へ
・バインセオの皮の秘密と唐辛子塩で食べるパパイヤ
・タイルとコルクと哀愁の街、リスボン
・オリーブの木材を求めて、ひとりカラブリアへ
・イギリスで知った本物のパンの香り
ほか

ベトナムにイタリアに、有元葉子さんが語る”おいしい話”に触発されて旅に出たという人は数多くいるのではないだろうか。

実は「私の仕事人生、旅人生がスタートしたのは50代からでした」と有元さん自身は語る。

子育てが落ち着いてきて、旅に出るのは今だと出かけた秋のパリ。

家を持つまでにいたったイタリアで一枚ずつ集めてきたヴィンテージのリネン。

本当にいいものづくりとは何かを問いかけてくるブルネロクチネリのブラウス。

ロンドン郊外で出会った、挽きたての小麦粉で作られたパンの香り。じゃがいもとケールで作るポルトガル名物のスープ「カルト・ヴェルデ」は日本でも……。

などなど、旅先での心情がたっぷりと語られた素敵な一書だ。

世界中を巡った旅の記憶からは、「どうしたら自分を使い切れるかをいつも考えている」と語る有元葉子さんの「人生観」が垣間見える。

これから先、何を大切にして、何を楽しみとして生きていくか。

ヒントに溢れたエールのような1冊である。

                ★★★

2025年8月24日発売の最新刊だ。

この日をずっと待っていたので、当日すぐに手に入れた。

その日から、もったいなくて、少しづつ読み続けてきた。2回目が読み終わりブログに登場させた。

また、写真もため息が漏れるほど美しい。というか、わたしの肝にズバッと入り込んでしまったかのよう(笑)

最も、心に響いたのが「「どうしたら自分を使い切れるかをいつも考えている」という一文。

この心情を、わたしも忘れずに生きて行こう!と決めた「類まれな一冊」となった。

愛でて、心も満たされる素敵な書籍に出会えたことが幸せ。

それでは、また!

著者 有元 葉子さんについて

編集者、専業主婦を経て、料理家に。料理教室やワークショップ等を提案する「A&CO」の主宰ほか、キッチンウエア「la base(ラ バーゼ)」シリーズのディレクター、イタリア産オリーブオイル「MARFUGA(マルフーガ)」の日本代理店主宰を務めるなど活躍は多岐にわたる。レシピ本をはじめ、食を通して暮らしや生き方を語ったエッセイなど著者は100冊以上に及ぶ。近年のベストセラーは『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』(SBクリエイティブ)、『生活すること、生きること』(大和書房)ほか。

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『SunTAMA Style』2020年10月10日記事

『SunTAMA Style』2021年10月10日記事

『SunTAMA Style』2022年10月10日記事

『Life Tour21st』2017年10月10日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1068181488.html 「聞き上手な作法~その気にさせる話しの受け方とは?」