『てっぺんの向こうにあなたがいる』公開初日に観てきた【映画・文化】

【ブログ新規追加1422回】

※ エベレストのシーン撮影は立山・室堂で撮られた。

『てっぺんの向こうにあなたがいる』

あらすじ

1975年、世界最高峰エベレストの登頂に、女性として世界で初めて成功した多部井淳子。

世界中を驚かせたその偉業は淳子自身や友人、家族たちに光を与えたが、深い影も落とすことになった。

その後、晩年は闘病生活を送り、余命宣告を受けたにもかかわらず「苦しい時こそ笑う」と家族や友人、周囲を巻き込んでいく淳子。彼女は登山家として、人生を懸けて山へ挑み続ける。

キャストとその周辺

吉永小百合と阪本順治監督が『北のカナリアたち』以来13年ぶりにタッグを組み、世界最高峰であるエベレスト登頂に女性で世界初成功した田部井淳子の勇壮な生涯を描く。

出演は『箱男』の佐藤浩市、『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』の天海祐希、『私にふさわしいホテル』ののんをはじめ、木村文乃、若葉竜也、工藤阿須加、茅島みずきらが脇を固める。

                ★★★

10月31日 今月の仕事を終えて、映画館へ。一人映画を楽しんできた。

もう、本当に素敵なご夫婦の物語だった。

息子とのいさかいや女性同士のいざこざが、主人公(淳子)を痛めつけるが、彼女の持つ平和的な発想で周囲を巻き込んで、問題が問題でなくなっていく。

吉永小百合さんの映画はもしかしたら初めて?!あの方の声が素敵だなあ・・・と、ずっと思っていた。

夫役の佐藤浩市さんもいい夫だったわ(笑)

天海祐希さん、のんさん、木村文乃さんなどの女優陣も「あんな友達欲しいなあ」と、見入ってしまったわ。

女性エベレスト登頂を果たした「世界の田部井淳子」の偉業であるがゆえの苦悩や、支えた家族の物語だ。

一見、とても地味な映画でエベレスト登頂達成の頃の映像が多く、色彩的にもかなり古い感じはゆがめないだろう。

だが、見終わったあとで、しばし「じ~~~ん」と、心に残る映画だと感じた。

そうそう、映画館を出たら、大雨だったの。

でも、「虹を見たければ、ちょっとやそっとの雨は我慢しなくちゃ」とか思えるいい休息時間だった。

映画って素晴らしい!

それでは、また!

---------------------------------------------旧記事更新