苔の森と癒しの湖でセラピーハイキング~麦草峠から白駒池を巡る北八ヶ岳旅【風景・北八ヶ岳/長野旅2】

【ブログ新規追加1390回】

今年の夏休み最終日、かねてから行きたかった北八ヶ岳・麦草峠から白駒の池までのハイキングと周遊を楽しんできた。

圧倒的な夏空のもと、吹き抜ける風のなんと涼やかなこと。

仕事中心の毎日をリセットするため、今回の夏休暇は10日間のところ12日取った。

体の調子を整えたり、不具合を調整するために病院へも通院したし、年1回の健康診断も受けてきた。

そんなわけで、わたしの夏休みは、ほぼほぼ本当の休暇になったと自負している。

で、最終日には日常へ戻すハイキングで体を動かすアクティビティとして、森林セラピーを取り入れて、趣味の山歩きと植物観察をしてきた。

麦草峠

車で上がってきて無料駐車場(台数30台・きれいな無料トイレあり)
運よく空きがあり車を停めて、さっそく麦草ヒュッテまで森林の木道を歩く。

5分ほど木道を歩くと、赤い屋根の麦草ヒュッテが見えてくる。

夏空に赤い屋根・・・もう、メルヘンでしかない。

夫は、麦草ヒュッテが気に入ったようで、帰りしなにもう一度ヒュッテのショップを訪ねてみよう!と。(帰りのショップで撮った苔テラリウムの数々)

白駒池に一番近い、有料駐車場(1回600円・終日)を目指し移動した。

すでに満車寸前!(180台収容)丁度いい日影の場所に案内された。

そして、ここから白駒池目指して苔の森にトレッキングした。夫を森の入口で撮影し、木道を上がるのだが、ちょっとびっくり!

始めっから、いきなり急登だ!

YouTube画像などでは、平坦に見えていた。が、ガッツリ登りだった(泣)

下に載せた写真でも平坦に見えるでしょ?!だまされないで!(笑)

夫はスイスイ先に登って行った。

さて、池までの登りに約580種類の「苔」が群生している白駒の森。わたしは、登りつつ苔の撮影をして行った。

神秘的な「苔の森」へ
日本蘚苔類学会より「日本の貴重なコケの森」に選定

「北八ヶ岳を代表する苔」の写真と名前を紹介する。

セイタカスギゴケ

カムリゴケ(先っぽが黒くなるらしい)

チシマシッポゴケ(もしかすると違うかも)

コセイタカスギゴケ

と、代表的な苔4種を撮ってきた。

ずっと苔を観察し続けていると、気持ちが平坦で静かになっていく。セラピーの本質がここにある。

先に登っていた夫にやっと追いついた。撮影しつつずいぶん遅れてしまった。

苔むした大木を抜けるといよいよ白駒の池に到着。

• 白駒の池

満面に清水をたたえた神秘的な湖

北八ヶ岳の広大な原生林の中に、満面に清水をたたえた神秘的な湖。標高2,100m以上の湖としては日本最大の天然湖である。

湖を眺めながら歩くと、大正時代創業の歴史ある湖荘「白駒荘」が建っている。

新館 「白駒荘」

創業の歴史を刻む宿看板。トレッキングポールとともに撮影。

白駒荘の前にあるボート乗り場にさっそく行ってみた。

船着き場での夫を撮る。船着き場はゆらゆら揺れていて、かなり怖い(泣笑)

白駒荘に戻り、念願の「白駒荘濃厚ソフトクリーム・700円」を頂く。

この湖荘から北八ヶ岳の「にゅう」「高見石展望台」などに登山する人も多い。

これで、目的だった「癒しの森林セラピー」を終えて、帰路に就いた。

帰りの蓼科高原道路で、野生の鹿の群れに遭遇。

樹齢数百年の時を刻んだコメツガ、トウヒ、シラビソの原生林で、地上はまるで緑のジュウタンを敷きつめたような苔が一面を覆っていた。

美しすぎる光景を目にして、今は猛暑の中、仕事に戻っている。

栄養剤の一つになっている山歩き。

これで当分滋養が保てることだろう。

そして、次の山旅に胸を躍らせる。

それでは、また!

※ 次回は「長野旅3そのほか」をアップ。

ー--------------------------------------------旧記事更新

“苔の森と癒しの湖でセラピーハイキング~麦草峠から白駒池を巡る北八ヶ岳旅【風景・北八ヶ岳/長野旅2】” への2件の返信

  1. 「苔の森 芙蓉も酔いし 心地よさ」清流子
    八ヶ岳には500種弱の苔が生息している。特に白駒の池に至る森にはぎっしりと群生して、名の如く”もののけの森”と化している。お化け屋敷よろしく、原生林を心地よい風がヒューと吹き抜け天然のエアコンを体験でき、〆にバンビとの遭遇に胸躍らせた。

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