【ブログ新規追加1441回】

夫が心筋梗塞の発作を起こしてから今年で10年が経過した。
心臓発作の主原因は「糖尿病」だった。
大量の心臓を正常に保つ薬を投与され、カテーテル手術も6回行った。
この10年、わたしが頑張ったことは、ひたすら血糖を上げない食事を作ることと、家計を守る仕事をしっかりと続けること。この2点に集約された。
時には、食事制限を取り払い、好きなモノを食べたり、少しハードな旅にも出てお互いのストレスを解消してきた。
ただ、いつまでこの大量の薬の摂取とちょっと大変な食事療法を続けるのだろう?先の見えない毎日に、いつしか惰性に陥ることもあった。
その結果、血糖値が大幅に上がってしまった。
血糖値は上限値(110)下限値 (70)である。
今年3月末に160まで数値が跳ね上がってしまった。主治医は「当分の間、さらに間食は絶対せず、運動を続けて3ヶ月間頑張って」と送り出された。
そして3ヵ月後、数値は133とだいぶ下がってきたが、主治医はまだまだ「甘い!」と。
一切の食事を担当するわたしが責められているようなもので、「甘い!」と𠮟られて落ち込みもした。
それでも10月まで、夫もさらに頑張って、頑張って検査に臨んだが結果は138。
また上昇してしまった。一進一退の攻防戦だわ。
主治医も「少しキツイ薬を増やす」と言われ、薬局で処方された薬は副作用が強く(便秘、吐き気、眠気、)が起こると書いてあった。
わたしは、不安になったが、とにかく飲んでみなくっちゃ・・・と、1週間は飲み続けたがひどい副作用で、どんどん体調が悪くなってしまったのをみて、すぐに薬局の薬剤師に相談して、薬の服用をストップした。
そのキツイ薬を止めたら、いつも通りの身体に戻った。本当にほっとした。
そして11月初旬の検査で、「食事の前に服用する血糖値を上げにくくする薬」を処方された。
その薬を1ヶ月続けてみたら、12月の検査で、なんと血糖値100にまで下がり、主治医が大喜び!わたし達の闘病との闘いに光が見えた瞬間だった。
主治医からは、「これで気を緩めずにこれまでの食事療法をしっかりと続けて!次は3月中旬に来て!」と送り出された。
主治医はなんども、なんども「良かった、良かった」と言い続けていらした。
やっと、身体に合う薬が見つかったのは幸運だろう。
しかし、基本の血糖値を上げにくくする食事療法は、ずっと続けていかなければいけない。
それでも、今回やっと正常値に血糖が戻ったことで、とっても元気な夫を見ていて「ああ、健康って簡単に手に入るもんじゃないのね」と、今さらながらこの10年間を振り返っている最中だ。
というわけで、「闘病10年の節目に、やっと身体に合う薬が見つかり、数値を正常に戻せた」という話。
それでは、また!
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『SunTAMA Style』2020年12月17日記事
『SunTAMA Style』2021年12月17日記事
『SunTAMA Style』2022年12月17日記事
『Life Tour 21 st』2017年12月17日記事
https://lifetour.blog.jp/archives/1069109384.html 「旅をするということ」


「人生は 傍観ダメね 暮れの月」 清流子
年を取りつくづく思うことは、人生傍観ばかりして過すと何も得られないどころか後悔ばかりが募る。志しを立て気持ちを全開していかないと結果も出ない。一念が勝負なのだ。暮れがかってからじゃ儘ならず起死回生の手しかない。だが、まだまだ諦めるのは早い。人生は勝負。貰った命、どう使うかだ。