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簡単レビュー
東京⇔山梨。二拠点生活のリアルを綴る
著者初の「山暮らしエッセイ集」待望の書籍化。
四季の景色や草花を楽しむこと、移住者のコミュニティに参加すること、地産の食べ物を存分に味わうこと、獣・虫との闘いや浄化槽故障など想定外のトラブルに翻弄されること、オンラインで仕事をこなすこと、「終の住処」として医療・介護資源を考えること……。
「山暮らしを勧める雑誌にはけっして出ていないこと」までも語られる、上野千鶴子版「森の生活」24の物語。
わたしのいまのテーマは「大好きな北杜で最期まで」
それにもちろん「おひとりさまでも」が加わる。
―――本文より
★★★
夏休み前のこと、山と渓谷9月号「八ヶ岳」特集で、この書籍を知った。
えっ!?上野千鶴子さん?あの「おひとりさま」の東大教授だった方?
なんと、八ヶ岳に移住して早20年!だそうだ。しかも彼女は富山出身の自称「山女」だという。
特に八ヶ岳に移住してからは、毎年極寒の中、早朝からお得意のスキーをたしなんでいるのだそうだ。
年に30日は滑りに行くと。
そんな社会学者の上野千鶴子さんの八ヶ岳での暮らしぶりを覗いてみたくて、夏休み初日に本書を手に入れた。
あの新書のお堅いイメージではない、ブルーの素敵な装丁に心が奪われてしまった。
中のイラストもとっても素敵。第一、文章がめちゃくちゃ読みやすい。上野さんがそばで語っているかのような表現ばかり。
なぜ、移住したのか?
実は大変なことばかり!
高齢になったらどうする?(すでにかなりの御歳・笑)
別荘派と移住派の違い。
などなど、興味深いエッセイが 24編。
わたしが、唯一真似しているのは「夏の八ヶ岳・火を使わないレシピ」だ。
• 桃のスープ(完熟桃をカットして牛乳、ヨーグルトとミキサーで攪拌して完成。スパイスなし)
• とうもろこしのポタージュ(ゆでで、粒をバラバラにしたら牛乳とミキサーで攪拌してできあがり。スパイスはお好みで)
• レタスの韓国海苔サラダ(ちぎったレタスに韓国海苔を揉んで振りかけるだけ)
• ズッキーニのスライス・オリーブオイルがけサラダ(ひらひらの紙みたいにスライスしたらオリーブオイルと塩でどうぞ)
この4点。
大好きな果物や野菜ばかり。真夏の前菜にいかが?
家で、別荘ごっこするにはもってこい!のレシピよ(笑)
というわけで、素敵な山暮らしをされている社会学者上野千鶴子さんのエッセイ本を紹介した。
わたしも旅先で避暑して読んできた。

この夏は、旅先の関連書籍を3冊読んだので、8月最終週は旅をなごり惜しむブックレビュー週の予定。
(月)八ヶ岳・移住エッセイ
(水)松本ホテル・ビジネス
(金)美術館・絵の描き方
それでは、また!
ー-----------------------------------旧記事更新
『SunTAMA Style』2020年8月25日記事
『SunTAMA Style』2021年8月25日記事
『SunTAMA Style』2022年8月25日記事
『SunTAMA Style』2023年8月25日記事