★2024年1月10日更新 『三千円の使いかた』原田ひ香・著(中公文庫)~知識が深まり絶対「元」も取れちゃう「節約」小説!【選書・文化】

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『三千円の使い方』原田ひ香・著(中公文庫)

簡単レビュー

「この本は死ぬまで本棚の片隅に置いておき、自分を見失うたびに再び手に取る。そういった価値のある本です」『老後の資金がありません』の著者 谷垣美雨さん絶賛!

就職して理想の一人暮らしをはじめた美帆(貯金三十万)。結婚前は証券会社勤務だった姉・真帆(貯金六百万)。習い事に熱心で向上心の高い母・智子(貯金百万弱)。そして一千万円を貯めた祖母・琴子。御厨家の女性たちは人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金をどう貯めて、どう使うのか?
知識が深まり、絶対「元」もとれちゃう「節約」家族小説!

超節約小説ベストセラー『三千円の使いかた』フジTV ( 土曜日 23時30分~)が先週、始まった。

わたしは今日「GYAO!」で再放送を観た。

ほぼ、本書の内容通りの進行だ。

本書のリズムよいスカっとした軽快な文章に、あっという間に引き込まれちゃった。(TVより文庫がいいかも)

こういった節約や倹約指南を謳った書籍がベストセラーになったり、TVドラマになったりと、とても嬉しいわ。

節約や倹約の世界に足を踏み入れることは一種、覚悟がいることだとドラマを観ていて感じもした。

一方で、何に、そんなに「お金」をかけたいの?ど~して値段見ないで買っちゃうの?簡単にお金を使っちゃうの?と、主人公のOL美帆の行動パターンや買い物シーンを観ていて疑問だらけ(笑)

お金の使い方はその人のまさに「人生観」なのだ。 そう、節約は智慧であり、倹約は性分ともいえる。

以前、わたしのブログコメントに「倹約という言葉自体がキライです」と、あるご婦人から唐突に書き込みされた。ただキライなだけじゃなくて、自分の立場やお金に対する経済観念まで、それはそれはつらつら~と、書き込まれていたんだ。

人のブログに自分の身勝手な意見や考え(偏見ともいう)を書き込むとは随分非常識だと思ったが、それでもブログを開いて読んでくれたんだよね・・・と、わたしの留飲も下がって、一切のやりとりをせずに済んだ。まあ、言論統制しているわけじゃないしね(笑)

わたしのブログのテーマは「心と身体とお財布に優しいライフスタイルの実現」だから、日々の暮らしが「節約・倹約」を考え実行してそれを記事に認めてきたのよ。

お金持ちにはお金持ちの哲学がある。もちろんその反対もあるってこと。

さ、今日はマイナポイント第3弾「三千円」が楽天エディに振り込まれる。

わたしは、この日を楽しみにしてきたんだ。だって、三千円もあればかなりの物が手に入るでしょ?

仕事を終えたら楽しい楽しいお買い物がまってるわ。しかも0円!

というわけで、「節約・倹約」がテーマの書籍を紹介した。

では、また!

『東京発 半日ゆるゆる登山』石丸哲也・著(ヤマケイ新書・山と渓谷社)~都心から6時間で行って登って帰ってこれる山登り全50コース!【選書・文化 / 山旅読本】

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『東京発 半日ゆるゆる登山』石丸哲也・著(ヤマケイ新書・山と渓谷社)

簡単レビュー

朝寝坊しても大丈夫!
都心から6時間で行って登って帰ってこられる
ゆるゆる登山案内。

寝坊したから、時間がないから、と
せっかくの休日に山をあきらめるのはもったいない。

そこで東京都心のターミナル駅を基点に、
半日のうちに行って歩いて登って
安全に帰ってこられるコースを
ベストシーズンごとにセレクトした。

首都圏の奥多摩、高尾、奥武蔵などの山地から
多摩や鎌倉の丘陵や里山、都心部の超々低山まで、
花や歴史、味などの楽しみをあわせて案内している。

単に「近いから」というだけの紹介ではなく、
美しい花や知られざる文化など知的好奇心も刺激する内容が盛り込まれている。

春爛漫ののんびりウォーク、暑さを避けて爽やかな海風や滝を感じるハイキング、
秋の紅葉散歩、そして冬の静かな展望登山など。

各コースには著者本人による手描きマップと、詳細なデータ付き。

             ★

この書籍の特筆すべき点は毎週1か所(合計で50ヵ所)のコースが、一年中、四季折々にセレクトされている点だろう。

おもに首都圏の東京・神奈川・埼玉・千葉・茨木・栃木・群馬の一都、六県のコースだけれど。

それでも、この半日=6時間という枠での登山提案は素晴らしい!

「登山なんて、たっぷりと時間がなければできない!」と、思い込んでいる人も、「へえ~そうじゃないんだ!」と、目からうろこが落ちること請けいあいの一書よ。

わたしもさっそく、毎週のコースを生活に取り入れてみたいな!っと、思ったばかり。

だって、自分で季節やコースを考えなくても、山のプロが選ぶ最強の季節だったり、コースだったりするわけでしょ?

だったら、それに習うのがいいかもしれない。

山を楽しむ極意は玄人に聞くのが一番だもんね。

さて、何月からスタートしようかな?(すでに登った山もかなりあるし。それを省いて取り組んでみたな)

現在、眺める日本百名山にも密かに挑戦中(現在7座め)

目的がなければ行きにくいから眺める山も兼ねて登れればなおよし。

そうね。まず、春になって暖かくなったらにしよっと(笑)

寒い期間はこういった名書をじっくりと読み込んで、妄想登山を充分やっておくの。

それじゃ、また!

★2025年1月7日更新 『心のザワザワがなくなる 比べない習慣』玉置妙憂・著(日本実業出版社)【選書・自己啓発】

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心のザワザワがなくなる 比べない習慣』玉置妙憂・著(日本実業出版社)

簡単レビュー

子どもの頃は兄弟や同級生と比べられ、社会に出れば同僚と比べて評価される。


「比べられる」ことが嫌だと思っていたのに、気づけば自分の子どもとよその子どもを比べて一喜一憂したり、同僚と自分を比べて勝手に嫉妬したり落ち込んだりしていないだろうか。

本書では現役看護師であり僧侶でもある著者が、優しい語りで「比べる」→「落ち込む」の無限ループから抜け出すコツをざっくりと教えてくれる。


実は、比べることは「慢」といって、仏教では煩悩のひとつ。


人間である以上、比べる「慢」の煩悩を完璧になくすのは難しいと言われている。

人と比べて嫉妬したり落ち込んだりする「悪い比べる」を減らし、
心が満たされる「いい比べる」を増やすことで、毎日をよりおだやかに生きていく術が本書から得られるだろう。

何かと人のやっていることが気になったり、人の仕事に「ケチ」をつけたくなる・・・なんていう時は、いったん物事の物差しを見直すことも必要だ。

そんな見直し時期に、そっと寄り添うような本書をどうぞお手元に。

                    ★

わたしが目指している「穏やかに生きる」を徹底すると、他人と自分を比べなくなるのよね。

常に自分の「心の声」を逃さないようにもしている。

で、この書籍から得た知見は「比べる」とは「慢心」に当たる行為だということだ。

昨年10月にこんなことがあった。

ある日、わたしのFacebookページの投稿記事にこんなコメントが。

「よろしくお願いします!」とだけ。見知らぬ男性のコメントが書き込まれていた。

しばらく放置していたら、今度はメッセージに書き込みがずら~~~っと。「あなたの投稿が気に入ったのでお友達申請したんです。私は2000m以下の山には登らない~中略~次はあなたが私のページに飛んで固定記事にいいね!をしてください」と。

いきなり、「よろしくお願いします!」で、次は「自分の記事に飛ばせていいね!の強要」をしてきた。その間、わたしは1度も言葉を返してはいないし、友だち申請もせず。

かなりの承認欲求の塊みたいだと感じた。こんな人とSNSで友だちになったら、「すごいでしょ!」の連発だろうな・・・(汗)

メッセージは続いて「今月は北アルプスに毎週登った。そのことを野口健さんに話したら「俺でも毎週なんてやんない!クレイジーだね!」と、言われたと。嬉しそうに書き込んでいた。

わたしは、気持ちが悪くなり、その人をブロックした。という話。

SNSでは、こういった輩には簡単に距離を取ることができる。だって知らない人だもの。

慢心だらけに見えたそのメッセ―ジも消去できたし。自慢話はよそでやってくれればいいのだし(笑)

小さな出会いで心がザワつくなんて時にも、『比べない習慣』を読んで落ち着くのがいい。

本当に「本」に助けられてばかりだわ(笑)

では、また!

★2024年1月5日更新 今年の山旅を考える~、可憐な草花、紅葉を愛で、刻々と変わりゆく夕陽や満天の星を抱いて眠る~こんな贅沢を思索中♪~うってつけの書籍も紹介【選書・文化】

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登山や眺める山を目指す・・・わたしの旅はこの数年で大きく以前と変わった。

何しろ、山の最大の魅力は、その広大さだ。さらにその広大さは自由を教えてくれる。

元々、田舎育ちのわたしは、山や自然の中に自由を見出すのが得意だった。

小さな頃から、家の裏山に自然と育つ珍しい山野草を摘んでは、家でスケッチしたり、わらびやゼンマイは夕食のおかずだったわ。

それが大人になるにつれて、都会的自由を求めるようになって行った。まあ、都会的自由と言ったって、物や勉強や仕事の選択に過ぎないことは早くからわかっていたけど、それが身についていたから、別段おかしなことじゃなかった。

しかし、幼い頃の記憶がわたしを山や自然に戻してくれた。

そういった一種、「こころの声」を大切にできたのは、夫というパートナーに恵まれたせいだろう。どんな場所でも一緒に行くことに徹底してきた。

わたしは、どんなに山や自然が好きで行きたくても一人では行かない。

やっぱり不安だし、素晴らしい景色も分かち合えないしね。

今年も二人で、持て余すぐらいの広大な自然を感じに行こうと、年末年始は今年の山旅の候補地を洗い出していた。

春には、車のタイヤ交換もするから、少し長距離で行く旅がメインかな。

そして、無理と無駄を省くという視点から、「意味なく行かない」と決めたんだ(笑)

今年もあらゆる情報を集めて、最高にきれいな時期やお天気に忠実に出かけようと今から調べ始めている。

春(初夏)・夏(晩夏)・秋(初冬)と、年に3回ぐらい遠くの山に出かけられるのが望ましい。

だいたいは2泊以上で、その中には夫の趣味のキャンプを組み込んだ旅になるだろう。

では、山と自然を楽しむための思索本を紹介する。

『山歩きの楽しみ~思索したスケッチブック』川口 邦雄・著

簡単レビュー

春や夏のにぎわしい自然に比べて、秋の訪れはなによりもまず静寂と沈黙からやってくる。高原や山や谷の自然に静けさが訪れ、それからすべての汚れを洗い落としたかのような、青い空が来る。まるで芳醇な美酒のような秋の一日というものはこうやってくるのである。このような一日に巡り合って、山の上で過ごすとしたら、今でもわたしにとっては時筆すべきことなのだ。本文より

何しろ、季節の移り変わる一日を捉えたエッセイが素晴らしい。

国内では北アルプスの山々に訪れる冬。国外ではマッキンリーやマッタ―ホルンの鋭角な恐ろしさなどを、巧みな表現で書かれているのには舌を巻く。

著者の川口邦雄氏は、プロの山岳写真家である。その写真も随所に挟まれた書籍は、山好きじゃなくても、充分に楽しめる一冊だ。

たまたま、わが家にあったので今年の3冊目のレビューと相なった。

川口氏は言う、山に対する行為は「登山」「見る・眺める山」と「知山」があると。

知る山とは?読み進めていくうちに、こんな一節があった。

~登山の大半は、知山だ。山の道は難しい。知らなければ遭難する場合もある。様々な情報を見聞きして山に入るが、実際は限られた体力と知力に登攀のすべてがかかっている。なかなか思い通りに行かないのが登山だ~

と、こんな風に言われていた。まさにその通り。

「知山」をしっかりと常備するためには、独自の「心の地図」となる生きた情報や体験、記憶をたよりにどんどん広げておきたいものだと言われてもいた。

                    ★

さて、今日は仕事初め。

では、また!

新年2冊目は雑誌を紹介♪~『週刊ダイヤモンド』ダイヤモンド社~ビジネス雑誌で今年を占う【選書・ワークスタイル】

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2023年明けて、早や4日。

おせちもいっぱい食べたし、良く飲んだし、TV三昧もした。

普段はあまり観ないTVだったり、爆食い、それなりに飲みだったり、良く眠ったし。

年末から7日間しっかりと休んで。充電満タン(笑)

で、今日は仕事はじめとして、まず雑誌で2023年を占う大予測を読んだ。(日経新聞元旦号、ダイヤモンド、東洋経済の三つ巴・笑)

ま、株価の推移とかよくわかんないけど、今年伸びる企業100社とか、法改正で生前贈与の体系が変わる(綴じ込み付録がすごいよ)など、興味深い記事がめじろ押し!

良くわからなくても、言葉の意味はいくらでも検索できるし、知っておいたほうが有利だと思うから、検索しつつ、ざっと読み進めてみたら、すっかり、仕事脳になれたよ。

『週刊ダイヤモンド』ダイヤモンド社

週刊ダイヤモンド 最新号:2022年12/24・31合併 (発売日2022年12月19日)

ダイヤモンド社

特集
総予測2023
新時代に突入! どうなる?
株価・円安・物価・企業業績

2023年カレンダー
巨人たちの足跡
本誌記者9人 緊急座談会 本誌記者が予測! 日本企業「8大テーマ」

株価・景気・投資

目次を見

                    ★

  

ああ、早く仕事に出たいわん(笑)

では、また!

★2024年1月1日更新 2023年 明けましておめでとうございます~卯れしいこといっぱいの年になりますように🎶~お金の本も紹介【選書・自己啓発】

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~新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします~

2023年が始まった。(写真は、先日訪れた河口湖の夕方頃。三日月がきれいだった)

もう、歳だからとか、希望も別にないしとか、後ろ向きな気持ちはまったくなくて、相変わらず暑苦しい元気さで、この一年も突き抜けたいと願っている(笑)

ところで、妄想はお好き?わたしは大の妄想好きだ。

あることないこと色々考えながら毎日眠りについている。以前、成毛 眞氏(元マイクロソフト社長)の書籍に書いてあったのだが、「妄想好きには稼ぐ才能がある」と。

わたしは、この言葉はウソじゃないな!と、直観したのよ。なぜなら、大きな仕事や人生を左右するような出来事に遭遇した時、平凡なありきたりの考えじゃ、通り一篇の結果にしか結びつかない。それでもとどこりなく解決できればいいと。

わたしは、そんなに大変な思いをしたからには、その分の「おつり」が欲しい性分だ。

普段から、絶対むり!ありえない!みたいな発想や考えができる空間は「妄想」の中にしかないんだ。要するに「おつり」の部分にあたるのが「妄想」という発想に当たる。

で、日々、妄想力を鍛えてるってワケ(笑)

これまでの成功者はみな、「自分の事業が上手く行かなかったら、隕石が落ちて地球が滅ぶ・・・」みたいなレベルの妄想を繰り広げて来たと、成毛 眞氏も書籍に書かれて

いた。

「バッカじゃないの?!」と言われるぐらいの妄想は日常茶飯事にやってるということだろう。

わたしは別段、成功者になりたい!というわけじゃない。

わたしの興味の大元は「人の発想や気づき」にあるから、それが知りたくて、バカみたいに本をいっぱい読んだり、いつでも挑戦したいから山に登ったりしてきた。

ある程度、己に負荷をかけて突き抜けた瞬間を体験すると、人の言葉や行動に鋭く反応できるようになる。

そうなればこっちのものだ。人の持つ可能性の欠片を貰えたり、拾えたりするのだもの。

たった一言を貰っただけで、たった一冊を読んだだけで、人生変わっちゃうかもしれない。

と、日々ファンタジーな思考を持ち続けているの。

大きい小さいにとらわれずに、やりたいことをやり、必要なものや欲しいものはゲットし、健康的で明るい毎日を送って行きたい。

こんな風に今年もスタートした。

金のなる人 お金をどんどん働かせ資産を増やす生き方』成毛 眞・著(ポプラ社)

• 簡単レビュー

「どんどんお金に働かせて、一生稼げる人になる」著者初のお金論! 

40~50代のミドルエイジ以降もしっかりと稼いで、資産を守る生き方・働き方。

「金のなる種」をどうまき、お金と向き合っていけばいいのか。貯金、ローン、生命保険、投資、仮想通貨……などについてのマネーリテラシーも満載。

                    ★        

多くのビジネス本が2年と持たずに内容が古くなってしまう昨今。確かに、こちらの書籍にある仮想通貨などが、2019年当時とはかなり違っているかも。

それでも、マネーリテラシーなど、自分の持っている知識を棚卸しして、ブラッシュアップするには最適な書籍だろうと考える。

年始は「お金」のことをじっくりと考えるのが恒例となっている。

持っていないから、知らなくてもいい・・・ではモッタイナイ。

持つかもしれないから知っておこう!という思考が好きよ(笑)

それでは、また!

※ 1月2、3日はブログをお休みいたします。1月4日から毎日更新させて頂きます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。


『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』健康プレミアムシリーズ 鬼木 豊(監修)・槇 孝子(著)【選書・文化/健康】

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昨日、受けた某化粧品メーカーのフェイシャルエステでは、優待メニューに、お顔のリフトアプ以外に「肩・首・デコルテマッサージとフットケア」がついていた。

で、まず肩・首・デコルテのマッサージでは、「お客様!めっちゃくちゃ凝っています!」と、もう全力で肩を、もみほぐしてもらい、続けてフットケアでも、足裏のツボ押しに身をよじりながらも、絶妙な加減でマッサージしてもらい絶叫せずに済んだのだ(笑)

最近、寒すぎるせいだろう。カラダ中が凝り固まっていた。

お顔のお手入れに行ったのだけど、体をほぐしてもらえて本当にラッキー!

2時間最高に気分のいいエステ体験だった。

そう、営業たるもの足の手入れも大事な仕事よね。

毎日、商談で長距離運転やバス・電車の乗り降りで結構足に負担をかけてばかりだもの。

そこで、今一度「足」の健康についてよ~く解釈されている書籍を読んだので、早速紹介しよう。

『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』鬼木 豊(監修)・槇 孝子(著)

簡単レビュー

ふくらはぎは第二の心臓!
1日5分もむだけで
高血圧、糖尿病、足・腰の痛みを
遠ざける最強の健康法!

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人間の血液は下半身に70%が集中している。
イスに座った直後、ふくらはぎ上部の血流は急速に滞ると
言われており、逆にふくらはぎの血流をよくすることで
全身に血液がめぐり、酸素が供給され、老廃物を除去できる。

これによって、
高血圧や糖尿病、冷え症、足・腰の痛みなど
さまざまな不調を改善することができるのだ。

本書は、ふくらはぎの血流をよくして健康になるための
「元祖ふくらはぎマッサージ」をカラー写真を使って
やさしく解説。

運動不足の人も、厳格な食生活なんてムリ…な人も
「1日5分もむだけ」で体が温まって
免疫力がアップする本書を
ぜひ、実践してみて!

※ WEBに読者の体験が載せられていたので、一部引用させてもらった。

◎「5分もむだけで3日で血圧が20も下がった」(62歳 女性)

◎「薬で血圧を下げると体調が悪くなってしまうのですが、
これなら副作用がなく安心して毎日できます」(56歳 女性)

◎「心筋梗塞で倒れたあと医者にすすめられて実践してみると
検査結果も良好で、コレステロール値も改善しました」(66歳 男性)

◎「写真がいっぱい載っているので、わかりやすい」(43歳 女性)

◎「ずっと足が痛く、歩くのが億劫になって年々太ってきました。
本屋で「これは! 」と思い購入。1週間ほどで、まるで何かが
落ちたように足の痛みが消えたんです。本当に感謝です。(61歳 男性)

◎「足のこむら返りに20年間苦しんできました。この本の
効果は抜群で、こむら返りの回数が確実に減ってきました。
この先が楽しみです! 」(69歳 女性)

◎「“老いは足から”と言いますが本当ですね。足の裏やかかとが痛くて家にとじこもりがちでした。
新聞でこの本を知り早速試したところ、
かかとの痛みが2、3日で不思議と消えてしまったんです。
着地のときの違和感が消えて歩くのが楽しくなりました」(67歳 男性)

◎「毎日、8時間以上座りっぱなしの仕事で、肩、首、腰は鉄の板を
入れたように。このマッサージを試すと、びっくりするくらい尿が。
一気に老廃物が出た感じです。体もすごく軽くなり、感謝! 」(46歳 女性)

◎「腰痛、めまい、耳鳴りに苦しんでいて、薬を飲むとさらに調子が
悪くなり困っていました。この本を実践したところ、体が軽くなり
10年ぶりに横浜に買い物に行くことができました。ビックリ! 」(76歳 女性)

◎「もみ始めて数分で全身の血のめぐりが良くなるのを実感。
体がポカポカして、冷え性とむくみが改善しました」(38歳 女性)

◎「テレビを見ながらでも簡単にできるのがいいですね。
これまでは夜中にトイレに3回行っていましたが、
1回になりました。安心して眠れるのはありがたいです」(74歳 男性)

◎「すばらしい健康法! 国民的な取り組みとして広げたいです」(55歳 女性)

とまあ、足の中でもふくらはぎは「第二の心臓」だから、年末年始TVを見ながらぜひ、足もみに挑戦してみよう!

では、また!

「簡単なのに本格的なスピードおせち」本で覚えたおせちの作り方~わたしの持っている雑誌(2005年度版)を紹介【暮らし・おせち料理】

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黒豆、きんとん、田作り・・・。定番のおせちがきちんと作れるか?

主婦歴38年のわたくし。ええ、20代の頃はおせち料理の本を買い込んで、材料も12月に入ったら、少しづつ揃え始めて年末30~31日と2日間はみっちりおせち料理に精進してきた。

しかし、仕事や子育てに追われて、何時しかわたしの母がやっていた「我が家の定番おせち」に辿り着いた。

それは、お重で言えば、参の重(煮物が中心の重)がメイン!のおせちだ。

一般的な「鯛のお頭」はなく、大皿にお刺身、父の手作りの松前漬け、紅白まなすはどんぶりいっぱい(笑)

黒豆・伊達巻・田作り・くりきんとん・かまぼこなどはすべて、市場で買う。もちろん、酢ダコ・マグロ・イカ・エビ・カニも市場で。

やっぱり、両親の用意してくれたおせちはある意味、豪快かつ、買い物からワクワク楽しんでいた、我が家の定番行事だった。

それを思い出して、30代からは独自の「こじゃれたお重」の手作りおせちはやめちゃって(笑)今はわたしの両親直伝の「超適当おせち」になってるんだ。

それでも、超適当と言う割には、煮物については「関東炊き」で10種類の野菜や練り物を丁寧に下ごしらえして、ひとつ、ひとつ煮ていく。

決して一緒には煮ない。鶏なども入れない。昆布とかつお節の合わせ出汁で煮る。

わたしの煮物を夫も息子もとっても楽しみにしている。だからいっぱい作るよ。

31日はTVを延々つけっぱなしにして、朝から煮物を仕込むの。

で、夜、出来立ての煮物と鍋を肴にして「第9」や「紅白」を観ながら、お酒を頂くのが超楽しみ。

お重の基本やおせちの由来なども一度はしっかりと学んでおきたい。

わたしの持っている唯一のおせち本を紹介しよう。

初めてのおせちお正月料理』主婦の友生活シリーズ

』主婦の友生活シリーズ

そうそう、もう20年以上もまったく使っていなかった塗りの三段重を久しぶりに出してみた。

2023年のお正月にはこの華麗な「菊・牡丹・梅」のお重におせちを詰めてみようと思っている。(お重は夫のお母さんから頂いたもの)

たまに出してみるのも乙なものね。

中には家族団らんのお楽しみをぎゅっと、詰め込んでみようっと。ワクワクするう(笑)

では、また!

★2024年12月4日更新 『掌に眠る舞台』小川 洋子・著(集英社)【選書・文化】

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『掌に眠る舞台』小川 洋子・著(集英社)

簡単レビュー

「だって人は誰でも、失敗をする生きものですものね。だから役者さんには身代わりが必要なの。私みたいな」

交通事故の保険金で帝国劇場の『レ・ミゼラブル』全公演に通い始めた私が出会った、劇場に暮らす「失敗係」の彼女。
金属加工工場の片隅、工具箱の上でペンチやスパナたちが演じるバレエ『ラ・シルフィード』。
お金持ちの老人が自分のためだけに屋敷の奥に建てた小さな劇場で、装飾用の役者として生活することになった私。

演じること、観ること、観られること。ステージの此方と彼方で生まれる特別な関係性を描き出す、極上の短編集。

                   ★

女流作家 小川 洋子氏の実話というか、体験から紡ぎ出された「極上の舞台裏話」だ。

『掌に眠る舞台』この短編集に収まる6つのお話はどれも大変に美しい。

わたしはこの6つのお話を読んで、どれもまるで自分に与えられたテーマではないか?と読み進めて行くうちに感じ取った。とっても不思議な感覚。

「舞台」というのは、限られた時間だけオープンする実に凝縮した空間だ。

この凝縮した空間に見事なまでにハマった作家。

「効率的なものが求められている世の中だからこそ、目的、理由すらないものに時間を使いたい!」と、思った作家は5~6年前から、生のお芝居を見に行くようになったのだ。

お芝居のほとんどはミュージカルらしいが、ある一定の劇団のファンクラブに入会するほどハマりにハマって行った。

そして凝縮された空間の舞台を真っ向から味わううちに、「舞台とその周辺のお話」を書こう!と、思い立つ。

毎週のように高いチケットを買ってわざわざ劇場へ駆けつけることが、いったい何の役に立つの?と、いう人も多いだろう・・・と、笑う作家。

それでも、その答えはこうだ。

「答えの出ない、役に立たないものに愛を注ぐのがいいんだ」と。

作家はわたしと同じ年。

作家はこう続ける「自分の年代になると、子どもの頃のような無心になれるものになかなか出会えないでしょ?」と。

だから、舞台にハマったことは、何で?とか一切、思わないそうだ。無心になれて、作品まで紡ぎだせるのだから、まったく持って無駄はない(笑)

作家自身、最近では「何で書いているのだろう?」と、自問自答している。

そして、その答えは「理由なんかない。ただ書きたいから書いている」のだと。

作家が生み出す作品の中の「登場人物」だって、作家が書かなければ生まれてはこないんだ。

作家の生み出す「登場人物」を好むだれかのために書いているのだろう。

静かな熱狂が宿る、すてきな作品だ。

                  ★      

■著者略歴
小川洋子(おがわ・ようこ)
1962年岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。91年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞と本屋大賞、同年『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞を受賞。06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。07年フランス芸術文化勲章シュバリエ受章。13年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。20年『小箱』で野間文芸賞を受賞。21年紫綬褒章受章。『約束された移動』『遠慮深いうたた寝』ほか著書多数。

『新版 戦略PR 空気を作る。世論で売る』本田哲也・著 アスキー新書【選書・文化】

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『新版 戦略PR 空気を作る。世論で売る。』本田 哲也・著(アスキー新書)

• 簡単レビュー

同じ商品カテゴリーなのに、なぜ「売れるもの」と「売れないもの」が生まれるのか? 

それは、「商品力」や「宣伝力」の問題ではないのだ。

その商品が売れるための「空気」ができているかどうか?なのだとPRのプロ本田氏は言う。

本書は、商品を売るためにつくり出したい空気=「カジュアル世論」をつくり、売上につなげる「戦略PR」の手法を解説している。

※本書は2009年1月刊行の『戦略PR』を最新事例に差し替えて刊行した新版。

• 著者略歴

本田/哲也
1970年生まれ。

ブルーカレント・ジャパン株式会社代表取締役。戦略PRプランナー。米フライシュマン・ヒラード上級副社長兼シニアパートナー。

セガの海外事業部を経て、1999年、世界最大規模のPR会社フライシュマン・ヒラード日本法人に入社。国内外の大手メーカーなどを中心に、戦略PRの実績多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)

                ★

車の運転中に良く、ラジオの対談を聴いている。

おもに、Tokyo FM の番組。

そこでは、あらゆる業界のトレンドや「今」の話題に紐づけた人物の登場が多い。

そして、今日聴いた本田 哲也氏(戦略PD)も全く知らなかった人物だった。

話を聴くのは、元乃木坂46 の山崎玲奈ちゃん。(慶応大学卒の頭の回転がめっちゃ良くてトークが素晴らしい女子)

誰でも知ってる「味の素・冷凍餃子がどーしてあんなに人気が出たのか?」とか、「森永・大人のラムネ菓子」とか。

味の素 冷凍餃子をヒットさせた主婦の発想」記事をリンクした。

冷凍餃子が夕食のメインだとしたら・・・たいがいは「手抜き」と言われるのだ。

それを、「水なし・油なし」で焼き上げて、皮はパリっと、中はジューシーに仕上げた秀逸な一品だ。

この餃子のヒットの裏側には「手抜きから手間抜き」に至るストーリーが組み込まれているのだと、本田氏は言った。(手間抜きとは巧い事言うなあ・笑)

で、お次は大人の認識をぐるっと変えることに見事に成功した、森永「大人のラムネ菓子」だ。

どーして、大人に大うけできたのか?

それは、SNSで「ラムネ菓子」が二日酔いに効く!という情報が流れた時からだそう。

医師に言わせると「ラムネ菓子」は成分がほぼ 90% ぶどう糖だと。

二日酔いに大変良く効く。このことから、森永ではロングセラーだったあの瓶型パッケージから、袋入りで「大人」とか「ぶどう糖90%配合」とかキャッチーなコピーを入れて販売したところ、ビジネスマンに大うけ!

「森永・大人のラムネ菓子」大ヒットの理由 記事をリンクした。

と、こんなPRの話を30分ほど聴いているうちに著書も多く出されていると知ったので、次は日経BP社から出た新刊を手に入れてレビューを書きたい。

(今回はkindle出版から出ている絶版を載せている)

知らないことを「知る」と、ほんとに平凡な毎日が俄然、楽しくなるって!

では、また!