そろそろ山歩きへの準備を始めている~癒し効果抜群の楽しき山歩きには気持ちもにも体にもリセット効果抜群🎶【健康・山歩きの効用/旧記事更新167】

【ブログ新規追加1259回】

ゴッホ収穫
制作年:1889年 
所蔵:ヴァン・ゴッホ美術館
原画サイズ:92×74㎝

                 ★★★

わたしは「山を歩くトレッキング」を趣味として楽しんできた。

いつも「山に行くと気持ちも体もリセットされ、すごくよい状態になる」と、感じている。

 物心ついた頃から山好きの父親に連れられ山に登ってきた。小学生の頃は家族で、家の裏山ばかりではなく、富士山や車山・霧ヶ峰などのいわゆる百名山に幾度もリピートしてきた。

また、山以外にも小豆島の海岸沿いでテントを張ってキャンプしたのは最高の思い出になっている。

約7年前、夫の病気リハビリで軽トレッキングを医師より勧められ、久しぶりに登山靴を履いた。 

当時は、自分の時間がまったくなくストレスでいっぱいだった。

子どもの頃以来に久々に山を歩いてみると、楽しくて開放感でたちまち満たされた。

それ以降、時間を見つけてはリフレッシュするために山に通うようになった。

ただ、心臓疾患がある夫が「絶対に無理をしない!」と決めていて、あくまで楽しく歩ける場所だけに絞ってのトレッキングを続けている。

これまでもロープウエイ、ゴンドラなど使える乗り物は使い、あくまでも心臓への負担を軽減してトレッキングしてきた。

この夏も、子どものころ幾度も登頂した車山も、ニッコウキスゲが咲き誇る急斜面まで一緒に登ってそれでOKと。

最高の景色を一緒に見られればそれで充分。

「行けるところまで」という途中で引き返すのが、わたし達夫婦のトレッキングスタイル。

山で見る非日常の景色はどこまでも「プリミティブ=単純・素朴」であり、他のアクティビティよりも、ずっと根源的なものだろう。

 いつもの仕事に追われ、特に都心に行くと、考えることばかりが増え、どんどん自分の世界が狭くなってしまう。

とにかく追われる感じになり、時間が進むのも速く感じられ、余裕もなくなってくる。

山歩きの予定を入れるだけで、そんな環境から開放されることに何より充実した気分が得られるようになった。

※磐梯山(2020年10月)

山へ行くと、考えることがとてもシンプルになる。

「歩く、食べる、寝る」(笑)

それだけしか考えないので、頭も空っぽになるのよ。

それに気づけたことが何より嬉しかった。

下山して、問題山積で、何ひとつ変わっていない日常でも「新たに登った山」が増えて、「心機一転また、頑張ろう!」となるのが、自分の好きな状態なのだ。

だから、いい仕事をするために、現役の間は夫とともに、山歩きを続けて行きたい。

山の楽しみ方は人それぞれ 。

 ただ夫のように、「登山はきつい」と感じる人も少なくない。

そんな人はどうすればいいのか。

登山家の田部井淳子さん(故)は TVの対談で 「登山は確かにきついけれど充実感がある。私は歩くことが好きで、一歩一歩進んだら山頂に到着することが、とてもシンプルで面白いと感じた」と言われていたのが印象的だった。

この話を、いつも夫に話し、趣味の「俳句」や今後始めたい「スケッチ」など「作品を描きに行く山歩き」を提案している最中よ。

あとは、とっておき!の「見る山」をいくつも用意している。ビジュアル重視のトレッキングを目指しているから(笑)

ビジュアル重視と言えば懐かしい話を。

これまで海外の低山も登っていて、ロスアンジェルスのグリフィス天文台(標高340m)の山で見た夜景には大感動。

そのほか、韓国、台湾、香港と低山を攻めてきた。また、いつかまとめてみたいな。

※香港 九龍山公園(標高552m)2016年8月

 日本の山はおおむね、登山ルートがきちんと決まっていて、柵やロープもしっかりしており、多くの人で混むことも。

しかし、海外の場合は、柵やロープはなく登山ルートも厳しく定められているわけではない場合もあり。基本は自己責任ってことで(笑)

              ★★★

そろそろ、晩秋のトレッキング先を決めなければ!

本当は10月の三連休に行こうと決めていた場所は諸事情で見送った。が、それは大正解だった。

今年は、どこの景勝地でも一週間から10日前後、紅葉が遅れていると。

SNS等で素晴らしい紅葉画像を見たら、撮影日(年や月)を確認しよう!

以前の写真がめっちゃ多い。それを見て焦って現地へ行ってしまって、紅葉がなく、SNSが大炎上しているそうだ。

現地の今を調べるには、撮影日が最も重要。現地のLIVEカメラもGood。

わたし達も、11月に入ってから山歩きに出ようと計画中。ぎりぎり落葉前の山を楽しめればなあ・・・。

 最後に、天気のチェックは最重要。

山は何が起こるかわからないので、常に注意しながら謙虚な気持ちで臨みたい。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年10月18日記事

『SunTAMA Style』2021年10月18日記事

『SunTAMA Style』2022年10月18日記事

『SunTAMA Style』2023年10月18日記事

~女性に不足しがちな栄養がしっかりとれる~『最強の献立 レシピBOOK』毎日新聞出版【選書/健康・文化/旧記事更新163】

【ブログ新規追加1256回】

~女性に不足しがちな栄養がしっかりとれる~『最強の献立 レシピBOOK』料理・上島亜紀/監修・医学博士 廣田孝子 毎日新聞出版

簡単レビュー

更年期前後の女性に向けて、不足しがちな栄養がしっかりとれる最強の献立を紹介する。

40代以降の女性の体に起こる変化を解説しながら、不調別におすすめの食材や食べ方、最強の献立のルールを紹介。

大豆製品の献立、魚介の献立、肉の献立など全113レシピ収録。

                ★★★

どうも、ここ一週間ほど食欲が湧かない。

暑かったり、寒かったりと体調管理に悩みながらの毎日だから仕方がないのかしら。

食べたいものがわからなくなっている。

で、とりあえず、秋ナスを炒めたものと白ごはんだけで終わったなんて日もあるぐらい。

これって、不調のサイン?だとしたら、改善しなくっちゃ!と思い、

女性のために書かれた料理本を手に取ってみた。

更年期を境に人生後半の女性に必要な栄養素を教え、その改善レシピがふんだんに盛り込まれた一書である。

そして、2023年7月に発刊されたばかりの新刊にごく近い美しい料理本だ。

さらに、素敵なのが、「献立」に困らない・・・というメニュー作りがされている!

「体にいい基本の献立」「朝、昼に食べたい体にいい献立」「体にいいごちそう献立」どれも30以上の献立パターンが披露されている。

などなど。もちろん、肉・魚・野菜とそれぞれの献立がいっぱい。

レパートリーがぐん!っと増えそうな嬉しい予感!

本書を手に入れたわたしは、今日から俄然!料理を作る気満々になった(笑)

だって、この本の料理なら女性に必要な栄養が摂れるわけで一切無駄がないじゃん!

レシピを見ながら作らなくてもいい!だってメンドーでしょ?(笑)

「知っているメニューを合わせて作って食べて栄養摂って」元気になろう!

カバーの見返しに書いてあった、栄養改善のための8つのポイントを記載する。

1、良質のたんぱく質

2、良質の脂質

3、吸収のいいカルシウム

4、不足しがちなビタミンD

5、抗酸化物質

6、ビタミンやミネラル類

7、食物繊維

8、低塩

更年期なんて、ずっと前に過ぎ去ったと思っていたけれど、もしかしたら、まだ燻っていたのかも!

以上のキーワードをふまえた料理を作って食べて、ピカピカ・最強の身体になるわ!(笑)

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年10月11日記事

『SunTAMA Style』2021年10月11日記事

『SunTAMA Style』2022年10月11日記事

『SunTAMA Style』2023年10月11日記事

秋ウォーキング&ハイキングに役立つ歩き方~簡単に取り組めるインターバル速歩とは~関連書籍も紹介🎶【健康・10歳若返る歩き方/旧記事更新128】

【ブログ新規追加1252回】

※Top画像 「種をまく人」ミレー作(山梨県立美術館所蔵)

ウォーキングの科学 10歳若返る、本当に効果的な歩き方』能勢 博・著 (ブルーバックス 2113) 新書

簡単レビュー

放っておくと筋肉は年齢と共に衰え、そのことが原因で免疫力が下がったり、生活習慣病を引き起こしたり、心の健康や、脳の認知機能にまで影響を及ぼすと言われている。

とはいえ、筋肉を衰えさせてはいけないとわかってはいても、運動をコンスタントに取り入れるのはなかなか難しい。

ジムに通い続けるにはお金も必要だし、一人でできないスポーツはその場所や相手を確保するのに手間やお金もかかる、ランニングはいきなり走っても大丈夫か不安など、運動に対するハードルはけっこう高いものだ。


そこでウォーキングの提案。

ウォーキングなら家の周りを歩いてもいいし、どこかに行くついでに1駅分歩くこともできるし、すぐにでも始められる。

ただ、なんとなく歩くだけでは体力アップはむずかしいことも事実だ。

著者は科学的に「どれくらいの速度で」「どれくらいの頻度で」「どれくらいの時間行えば」「どんな効果が得られるのか」を徹底的に研究し明確にした。

その根拠となるのは、10年余りで7000人以上のデータを取った結果と分析。それがわかりやすく示されているので、なぜどのように体にいいのか納得できる。

そのようにして確立した、効果的で継続しやすい方法「インターバル速歩」を紹介。

ややきついと感じる早歩きと、ゆっくり歩きを一定間隔で繰り返すだけのシンプルな方法だ。

第1章では、体力とはなにかについて、ミトコンドリアの働きなど細胞レベルの話も交えて解説する。

なぜちょっときつめの早歩きを組み込むのかがわかる。

第2章では、具体的なインターバル速歩のやり方を紹介し、多くのデータから明確になった、さまざまな効果について解説。

第3章は、インターバル速歩をさらに効果的にする方法や、腰痛・膝痛や体に不調のある人にもできる方法などを紹介する応用編となっている。

第1章 体力とはなにか
体力とはなにか/運動時のエネルギー源/体力が落ちると生活習慣病になりやすい!?/運動トレーニングによる持久力向上メカニズム/熱中症予防のために備わった驚くべき体のシステム/1日1万歩は体力アップになるか?/中高年者はトレーニングを明確に区別する必要はない ほか


第2章 効果的なウォーキング「インターバル速歩」とは
体力向上はウォーキングで十分だった!/体力向上が加齢による症状を改善する(生活習慣病を改善する/気分障害も改善する/睡眠の質も改善する/認知機能も改善する/関節痛も改善する/骨粗鬆症も改善する)/炎症反応を引き起こす遺伝子 ほか


第3章 「インターバル速歩」をより効果的にする科学
インターバル速歩後の乳製品摂取で(筋肉が太くなる ほか)/慢性炎症を抑制する/生活習慣病の症状が改善する/腰痛・膝痛の人にもできるインターバル速歩/水中インターバル速歩 ほか

                 ★★★

10月からは、基本的に書籍の紹介レビューをたくさん書いて行こうと決めた。

元々、わたしはレビュー作家だったから、得意な分野でしっかりとブログを執筆して行こうと思う。

で、第一弾は「健康」がテーマ。

健康的によりリーズナブルに取り組める「ウォーキング」を科学的見地から書かれている実践本の紹介。

万歩計で歩数だけカウントしても一向に筋力は及び体力はつかない。そこで、即効性があり、実感がこもる書籍を見つけたので取り上げてみた。

だいたい、スポーツジムはとっても授業料が高い!これが続かない理由よね。

もっと庶民レベルのわたし達でも、気軽にできる体力向上のための運動プログラムはないか?

そこで、この課題を解決すべく10年あまり研究を行い、マシンを使わない「インターバル速歩トレーニング」(以下「インターバル速歩」)でも十分な効果が得られることを明らかにした!という記事を入手した。

記事の内容から~中高年者246名を対照群、1日1万歩群、インターバル速歩群の3群に分け、それぞれ5ヵ月間の介入を行った。

対照群は、従来の生活を続けていただく。1日1万歩群は、週4日以上、1日1万歩を目標に歩いてもらう。

そして、インターバル速歩群は、週4日以上、1日30分以上を目標にインターバル速歩を実施してもらうことにした。

その結果、インターバル速歩群では、膝伸展筋力(大腿の前の筋力)が13%、膝屈曲筋力(大腿の後ろの筋力)が17%、最高酸素消費量が10%向上した。

一方、1日1万歩群では、ほとんど体力は向上せず、対照群と変わらなかった~

◎ インターバル速歩、簡単に取り組める!

簡単だけど5つのポイントはしっかり守ろう!

記事の内容説明~みなさんお待ちかねの「インターバル速歩」のやり方を説明。

といってもやり方はとてもシンプルで、「これだけでいいの?」と拍子抜けするかも方もいるかもしれない。

インターバル速歩」のやり方、それは、 「最高酸素消費量の70%以上の速歩と40%以下のゆっくり歩きを3分間ずつ繰り返す」 これだけ。

要するに、速歩3分とゆっくり歩き3分を繰り返していこう、ということだ。

速度の切り替えを3分間隔としましたが、これは大部分の人が、これ以上の継続を困難と感じるから。

したがって、3分間の速歩の後に3分間のゆっくり歩きを挟むと、また速歩をしよう、という気分になる。

この速歩3分とゆっくり歩き3分のセットを、1日5セット(速歩が計15分とゆっくり歩き計15分)以上、週4日以上を繰り返すことを目標とする。

やり方は簡潔だが、以下の5点に注意してウォーキングしてみよう。

(1)視線は25m程度前方に向ける

(2)背筋を伸ばした姿勢を保つ

(3)足の踏み出しはできるだけ「大股」になるように

(4)踵から足を着地させる

(5)歩く際、腕を直角に曲げ前後に大きく振る

さあ、歩き方に工夫をしながら、10歳若返る「インターバル速歩」を10月は取り入れて行こう!

それでは、また!

---------------------------------------------旧記事更新128

『SunTAMA Style』2020年10月2日記事

『SunTAMA Style』2021年10月2日記事

『SunTAMA Style』2022年10月2日記事

『SunTAMA Style』2023年10月2日記事

『Life Tour21st』2015年10月2日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1041465708.html 「歩く、飲む、話しを聞く-ワインカントリーの旅」

季節の変わり目に「ひと休み」した9月の連休~これまでとは違った視点🎶【健康・連休を充実させる/旧記事更新125】

【ブログ新規追加1249回】

気温の変化によって、心身ともに状態を崩しやすくなる9月。

将来や未来に向かって日々頑張り続けることは大切ではあるが、たまには休憩も必要。

9月の連続して続く連休。

毎年どう利用しようか?と迷ったりしていたが、今年は、お墓参りも平日に先んじて行き、少しの人と会う用事だけを優先して、あとは、のんびり、ゆったりと過ごしていた。

これまで、三連休もあれば海外にも飛んで行ったし、行きたい気持ちが上回っていた。

それが、今では猛暑の洗礼で衰えてしまった身体の隅々にまで栄養をしっかりと補給する方が重要だと考えるようになった。

そして、今年もあと3ヶ月とすこしとなってきたから、そろそろ生活のリセットを行いたい。

• お金のリセット→総資産の点検一択。

• ポイントのリセット→10月~11月に予定している秋旅のホテル泊に利用。日用品の買いだめに利用。冬の灯油購入時に利用かな。

• お洋服のリセット→秋の装いは秋に入ってから考えるのが正解。

9月の間に「今、着たい一着」を見つける。汚れ、ほつれた服は潔く処分する。

あと、いくつかの生活リセットを連休中に考えていた。

詰め込みが大好き(笑)なわたし。

それでも、ず~っと一生懸命なんてできないし。しんどくなるよ。

さぼっているんじゃなくて、9月の「ひと休み」は次に備えての大切な時間だと切実に思うようになった。

ここで、きちんとしっかり休んでおくと、仕事の現場でもパフォーマンス良く働けるもの。

というわけで、「休もう!」と、思わないと休めない性分になっているのかもしれないとも思った。

やっと身についてきた「走り続けるのは無理なんだ」ということ。

休むときは休もう!と、自分に言い聞かせた2回の三連休だった。

10月にも三連休あるけど、ここでは大いに出かけて行こうと思う。秋真っ盛りだし。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年9月25日記事はなし。

『SunTAMA Style』2021年9月25日記事

『SunTAMA Style』2022年9月25日記事

『SunTAMA Style』2023年9月25日記事

『LifeTour21st』2015年9月25日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1040954702.html 「I LOVE J2!

夫の心筋梗塞合併症(糖尿病)の治療9年を経て~現在、元気に過ごしているが、これまで本気で取り組んできたこと2つの話~血糖値改善の名書も紹介【健康・糖尿病/旧記事更新121】

【ブログ新規追加1245回】

毎年、10月30日を迎えると思い出すことがある。

ハロウィンではなく(笑)、夫が急性心筋梗塞を発症して、緊急入院した日だ。

あれからあっという間の9年が経つ。

大量の投薬、食事制限と有酸素運動、6回のカテーテル手術で命を繋いできた。

今では大変に元気になったが、糖尿病のしぶとさ、しつこさには毎回の健診で舌を巻いている状態。

かれこれ、9年も野菜中心の糖質制限や塩分、脂質制限を続けてきたが、やはり体はもうこの方法に慣れきっていて、少し気が緩むととたんに数値を上げてしまう。

ま、今回は緩やかな血糖値の上昇だけで、とりあえず経過は良いと言われ内心ほっとする。

やっぱり、「特別!チートディ!」とかダメよね。命が縮む行為は本当にここ数年、謹んできた。

※  チートディとは、厳しい食事制限を伴うダイエット中に「好きなだけ食べてもいい日」を計画的に設けることを言う。

関連資料→https://co-medical.mynavi.jp/contents/therapistplus/lifestyle/beauty/16905/(チートディの正しいやり方・デメリット)

だからか、今回の経過健診では、「このまま、しっかりと糖質制限をしつつ、薬もしっかり服用してください!」との主治医からの申し渡しがあった。

インスリン注射を打ったことは、これまで一度もない。

とはいえ、7種類の心臓疾患薬と糖尿病の薬は大変高価で、毎回肝を冷やし続けてきたのも事実だ。

あまりに高価な薬に途中で辞めてしまう・・・こういった事例が頻繁だと主治医も嘆いていた。

9月の経過観察で、夫が「症状が落ち着いてきているということですが、薬は減らせますか?」と質問。

主治医は「いいえ!この処方で血糖値が抑えられているのだから、止めてしまえばバ~~ンと上がってしまいます!だから減らすのは今は難しい」との見解。

そうか!

それでは、今一度肚を決めて野菜中心の食生活=食事制限をきっちりやる!ということで話しがついた。

そうよね。

せっかく「良く効く薬」に巡りあって元気を取り戻してきたんだもの。少々高価なのは仕方がないわ。と、自分をなだめるわたし(笑)

今では、すべてジェネリック薬品で調達できているわけだしね。一時に比べると半額になったんだもの。有難いよ。

というわけで、糖尿病の経過観察ではこれまで通り、数値を上げない工夫を続けることで一見落着。

               ★★★

そして、もう一つのしっかりと取り組んできたこととは、「心臓の動きを快活にする有酸素運動」を取り入れるということだ。

これには、発病当初の担当医のアドバイスで「有酸素運動ならジムで筋トレもいいです。夫婦で取り組むなら、すぐにでも始められるウォーキング&トレッキングを生活に主体的に取り入れること・そして続けること」を勧められて、この9年間続けてきた。

何しろ、食事制限から運動まで、夫婦一緒にやることで回復力に差がでるそうだ。

「トレーニング場所として、景色のよい所や空気の良い所へ夫婦で楽しく行ってください!」と、励まされたのも懐かしい。

わたし的には、「ジム?二人で?これ以上お金のかかることなんて絶対に無理よ!」と、金銭面で困窮していたので、アドバイスを聞くそばから「散歩でいいんですよね!ウォーキングやります!」と、とっさに返答した(笑)

ウォーキング&トレッキングは、心臓にかかる負荷を少しづつ増やし、歩くことや少々登ることで心臓を鍛えるのが目的だ。

はじめは、近所の公園や市内の里山などで軽い散歩ウォーキングからスタートし、半年経った2017年4月27日には、一度行ってみたいとかねがね思っていた上高地の開山式へ参加する初トレッキングを慣行した。(主治医に相談の上、往復2時間内のトレッキングとした)

4月27日といっても、上高地はまだ冬景色!雪中トレッキングとなった。

詳細に検査の模様なども書いている、当時のブログを貼っておく。

https://lifetour.blog.jp/archives/1065743282.html「山岳リゾート、上高地へいく」

ここから、行きやすい高原、低山を中心に「心臓負荷に対するトレーニング旅」が始まった。

子どもの頃から両親と親しんできた登山の経験が、こんな形で再発動するとは。

人生は繰り返しだわね。

で、どーせ行くなら「景色が美しい」場所を選定して行く。現在のわたし達の最大の楽しみだ(と思う・笑)

高山では、高度順応ができにくいので無理は禁物。

以前、2800m以上を経験した時、夫が軽度の高山病らしい症状に見舞われた。(理由は高度順応の時間を充分取らなかったため)

高山病に関する資料はこちら→https://www.forth.go.jp/keneki/kanku/disease/dis02_08mou.html 標高2500mくらいから発症する可能性があり、また、標高3000m~4000mの高地まで乗り物で行ける場合でも高山病を発症する可能性がある。 高齢者では、標高1500mからを高所と考える必要がある。

そこで、これまでの経験値でだいたい2000m半ばまでは夫の心臓も大丈夫のようなので、場所選びの参考にしている。

あくまでも、登山の目的はトレーニングの一環。

自然の中で定期的に心臓をはじめ身体そのものを鍛えるのが主軸のトレッキングを続けることに注力している。

山岳トレッキングは厳冬期を避けて、グリーンシーズンに2~3回と決めている。あとは、近所の散歩がルーティンだ。

今年もあと1回、紅葉トレッキングを慣行する予定。

というわけで、本人の努力があってこその回復劇であるし、この先、本当に実現したい「投薬0」という劇の幕締めを叶えて行きたい。

というわけで、糖尿病改善では「食事制限」、心臓機能回復では「有酸素運動=ウォーキング・トレッキング」の2つをがっちりやってきた9年間を振り返ってみた。

※ note主催 #挑戦してよかった(ケンタッキーフライドチキン協賛)コンテスト出品記事(書籍レビューはなし)

                ★★★

ここで、「血糖値を薬に頼らす下げる方法」のベストセラーを紹介しよう。

『薬に頼らず血糖値を下げる方法』水野雅登・著(アチーブメント出版)

簡単レビュー

半年後でヘモグロビンA1cが11.2%→6.0%まで下がった!」
「糖尿病歴25年だったのが、半年で注射いらずに」
「一日97単位のインスリン自己注射が半年で止められたうえ、
14キロの減量に成功!」

インスリンに頼らない食事療法中心の治療を始めて5年。
担当した2型糖尿病患者全員の
脱インスリンを成功させた名医が教える、
薬に頼らず血糖値を下げる方法のすべてがわかる一冊。

現在、糖尿病患者は国内で316万6000人、
糖尿病予備軍は国内で2000万人――
日本人の6人に1人が血糖値に問題を抱えているという
異常事態になっている。

さらに糖尿病から透析になる人、
眼底出血を起こして失明をする人、
手足に壊死を起こす人、
こちらも年々増加するいっぽうだ。

こうした方たちは全員、最初は健康診断で
「血糖値がひっかかっちゃってさあ…」
というくらいだったことでしょう。
それが、あれよあれよという間に、
インスリンの自己注射をするに至っていた……
というわけ。

つまり「一般的な従来治療では糖尿病はよくならない」
ということに気が付かざるを得ない。

では、いったいどんな治療が血糖値を下げるのか?
それが、インスリンに頼らない治療法と
血糖値を上げる食べ物をとらない「タンパク脂質食」をあわせた、
水野式「薬に頼らず血糖値を下げる方法」だ。

その成果は冒頭で挙げたとおり。

糖質を制限する「タンパク脂質食」を長く続けるコツから、
糖尿病治療の最新事情までを網羅した、
血糖値に悩む人なら必読の一冊。

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『SunTAMA Style』2020年9月16日記事

『SunTAMA Style』2021年9月16日記事

『SunTAMA Style』2022年9月16日記事

『Life Tour21st』2016年9月16日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1061004047.html 「海外鉄道旅 in 高雄・台南」

『みいこStyle』2019年9月16日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/21046192.html 「10年後のわくわく」

願わくば、いつまでも若く健康な人生でありたい~柔道整復師の教えから健康的な暮らし方を学ぶ🎶【健康・加齢に負けない秘訣/旧記事更新120】

【ブログ新規追加1244回】

~「60歳になっても健康的な人」が若い頃から続けている3つのこと~という記事を読んだ。

今、取り入れるべき、健康生活の見直しにピッタリだったので記事の引用させて頂く。

週刊SPA!より

 柔道整復師のshuheiと申します。現在は表参道で整骨院を経営するかたわら、これまでトップアスリートやアーティストら5万人以上の施術を担当してきた経験をもとに、腰痛や肩こり、姿勢改善など多くの方にとって身近な健康に関する情報をSNSで発信しています。

 青春真っ只中10代、仕事頑張りはじめ20代、できることも責任も増える30代……ここぐらいで気がついてくるのが体の老化。いつまでもあの部活に汗を流した輝かしい自分の体は持ってくれません、なんなら部活もしていなかった方はさらに衰えてるかも!

 加齢によって筋肉量が減少する現象は「サルコペニア」と呼ばれ、年齢を重ねるにつれて進行するといわれています。今回は筋肉だけでなく30代から始めていたほうがいい「3つの要」をご紹介するので、周りと差をつけて健康寿命を伸ばしていきましょう。

ここまでは本文を引用。

このあと、3つの健康寿命を延ばすポイントをまとめてみた。

①「下半身が要」

 筋力は30歳代にピークを迎え、その後は毎年2~3%程度ずつ低下し、特に下半身の減少が早いとされている。リモートワークや昨今の激しい気候変動で運動習慣がつきにくい方も多いのではないだろうか?

 筋力の低下だけでなく、座りっぱなしだと下半身の可動域も狭くなり、体重増加や血行不良による病気リスクも増えてしまうのでこの習慣を取り入れるといい。

・仰向けで寝て足の下に毛布を丸めたものを挟み込み、心臓より高い位置で足の血流を上半身に戻す。(営業のわたしは外歩きが中心。これは大事でよくやっている)

10~20分だけでもやってみると効果抜群。逆に寝てる間ずっと足を上げていると寝返りが打てず、別のリスクがでてくるので足をあげたまま寝るのはNG。

・スクワットで筋力アップ

「キング・オブ・エクササイズ」といわれるほど、スクワットの健康効果には目を見張るものがある。大きなメリットは、体の動きを支えるうえで中心となる、大腿四頭筋や臀筋、ハムストリングスや脊柱起立筋など重要な筋肉を一度にまとめて鍛えられるということ。

人間の筋肉の約7割は下半身に集まっているので、上半身を動かす運動より下半身を動かす運動のほうが効率的だ。大きい筋肉の周りには、連動して動くたくさんの小さい筋肉がついているので、大きい筋肉を動かせば、小さい筋肉も自然と鍛えられてかえってお得感が増す運動だ。

やり方は年齢や筋肉量によっておすすめが変わるので怪我しないスクワットを意識してやってみよう!

・股わりストレッチ

痛みのない範囲で脚を広めに開いてつま先とひざを外に向け、両ひざの内側に両手を置き腰を落とす。右手で右ひざを外に開くようにして、右肩を前に出し息を吐こう。吸う息でゆるめて、最初の状態に戻り、吐きながら反対側にひねるのを左右5回ずつ行う。

②「顔が要」

 第一印象は顔で60%決まるとも言われますが、自分の努力でできる範囲でも好転させることができる。

・舌を使う

 ベロ回し体操では、舌の筋肉だけでなく、口の中、顔、のど、首、あご、頭についているおよそ70種類もの弱った筋肉のトレーニングを同時に行える。

 特に舌の筋肉、口を開ける筋肉、噛む筋肉、口唇の筋肉などの、咀嚼や嚥下時に使われる筋肉を同時に鍛えられるので、咀嚼力が向上し、しっかりとよく噛んで食べられ、嚥下もスムーズに行えるようになる。

 また、噛むときに重要なのが噛み合わせですが、これが悪いままだと、十分な咀嚼ができないばかりか、アゴがずれて頭痛や肩こり、たるみの原因にもなります。嚙み合わせのずれは顔のゆがみにもつながるので舌を積極的に使って若々しい顔をキープしよう。

・スマホを使う位置を変える

 シンプルな話ですがスマホみてる自分の姿勢を鏡でみてみてください、最悪。

 肩と耳をつなげた線が直線の場合5㎏、15度だと12㎏、45度だと22㎏、60度だと27㎏もの負荷が首にかかるといわれている。

 顔の疲れやストレートネックによる痛みなど、見た目以上の悪いことまみれなので、脇を占める目線まで位置をあげるを意識してみて!

③「腸が要」

 感染の防御やアレルギーの抑制といった免疫の維持に関する働き。他にも、肌荒れ、肥満、生活習慣病、認知症やうつ病といった不調・疾患のリスク低下にも重要な役割を果たしているため、まさに長く健康に美しくいるための肝心要といえる。

・腸内フローラを整える

 腸内フローラを整える善玉菌の割合を増やす食事には、大きく分けて二通りある。まず一つは、ビフィズス菌や乳酸菌などの生きた善玉菌(プロバイオティクス)を直接摂取する方法で、主に発酵食品の摂取があげられる。

 もう一つは、善玉菌のエサとなり、腸内にもともと存在する善玉菌の数を増やす作用のある食品(プレバイオティクス)を摂取する方法。そのためには、発酵食品、食物繊維、オリゴ糖の接種が大事!

(尚、おすすめのヨーグルトは「湯田ヨーグルト」)

・体を冷やしすぎない

 体が冷えると中の内臓まで冷え機能が低下する。そのための習慣としておすすめなのが、朝イチの白湯で寝ている間に冷えた体を温め、軽い運動で筋肉に刺激をいれ、夏場でも最低週に2回は湯船につかることで自律神経をととのえ冷えにくい身体を作る。

 自分でできるところに限界を感じたら、よもぎ蒸しや岩盤浴、当院でもやっているような深部まで温める整体も冷え対策になる。

 いかが?

 以上3つの「要」を意識して健康寿命を伸ばし、やりたいことを存分に叶える人生で行こう!

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年9月13日記事

『SunTAMA Style』2021年9月13日記事

『SunTAMA Style』2022年9月13日記事

『SunTAMA Style』2023年9月13日記事

『Life Tour 21st』2016年9月13日更新

https://lifetour.blog.jp/archives/1060925356.html 「定期投稿の罠」

『みいこStyle』2018年9月13日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/20956340.html 「アイデアは誰のもの?」

弱いところに出るんだよね~只今、皮膚病と格闘中【健康・ウィークポイント(弱み)のありか/旧記事更新113】

【ブログ新規追加1238回】

8月19日のお盆明けから、ずっと口の端っこが切れて膿んでしまっていた。

ああ・・・嫌だな、こういうの。

何しろ、食事や不意のあくびをしてしまった時、切れるんだ。痛くてつらいのよ。

で、とうとう膿んでしまったら、顔のあちこちにとびひ!

仕事ではまだ、マスクが欠かせない状況だから、きれいに消毒して、毎日市販の薬でだましていた。

それが25日、日曜日の夕方、一気に顔、背中、おしり、足首、首、胸・・・あらゆる場所に飛びひした。

もう、痒くて、痒くて、汗をとるためにシャワーあびて、夜は早くに市販の薬を飲んで寝たの。

「明日の朝、一番で病院へ行く!」と、やっと決心(遅)

普段、あまり病院へは行かない。それこそ、一年に一回の健康診断と、歯医者(歯の健康チェックと治療)あとは、市販薬でなんとか済ませている。

それでだいたい治るんだから、間違ってはいないと自負してきた。

毎日、外営業で外出しているが、未だにコロナ感染はしていない。

これは、不思議なくらいなんだ。だって、最近では、夕方の満員電車は以前と何にも変わらず、すごい混みようだし。

だから、絶対マスク、手洗いは欠かせない。

こわ~~~。くしゃみや咳をする人も今では普通になったし。

というわけで、検査の結果、感染するような菌は見つからず、何等かの皮膚病に罹ってしまったのだが、口唇ヘルペス(帯状疱疹の原因菌)ではなかったのが救いだ。

殺人的猛暑(日焼け・疲労)の「つけ」がこんなところに出るなんて。皮膚が弱いってことなんだろう。

ま、いづれにしても26日に飲み薬(化膿止めの抗生物質と痒み止め)と塗り薬(顔用の抗生物質の入った軟膏、単純な虫刺されの痒み止め)を手に入れたわたしは、「ふふふ、これで勝った!」と、ほくそ笑んだのだ(笑)

それにしても、処方箋ってモノによるけれど、めっちゃ安い(この4点で1030円!)

市販薬で済ませていることが多いが、これからはもう少し、病院の受診をして処方箋出してもらったほうが、ずっと早く治るし、何よりお得だわ。

こんな当たり前のことに、今頃気づくわたし(泣)

まず、市販薬買ってみて、治らなければ病院・・・という考え方を改めるいいチャンス。ぐるっと変えてみようと思う。

わたしは、常に病気を敵対視しているから、病気に罹った時に「負けた!」と思う気持ちが強すぎるのね。

まるで、病院に速攻で行くなんて、ダメでしょ!みたいな、おかしな我慢体質が根っこにある。

もうさ、そうじゃなくて、「体がいい栄養補給をしたがっているんだから、ちゃんとメンテしよう!」と思うことがきっと一番大事なんだろう。

というわけで、台風のみならず、わたしの体の中でもちっちゃい嵐が来ていた、という話。

それでさ、やっぱり処方箋ってすごいんだ。だってほぼ半日で痒みは消えて、口の端の膿んだ場所も、それこそ速攻できれいになったのよ。

もう、処方箋様・様(笑)

では、また!

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『SunTAMA Style』2020年8月28日記事

『SunTAMA Style』2021年8月28日記事

『SunTAMA Style』2022年8月28日記事

『SunTAMA Style』2023年8月28日記事

『Life Tour21st』2016年8月28日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1038157848.html記憶をめぐる旅

生き延びた日~今がちょうどいい【健康・エッセイ/旧記事更新112】

【ブログ新規追加1237回】

(北軽井沢2024年7月25日撮影)

~生き延びた日~

今日、8月26日はわたしが「生き延びた日」。

16年前の2009年、友人宅で突然の強いめまいに襲われた。

そこにいた元看護師の友人が、わたしの動作やろれつの回らない発言を見聞きして「脳が損傷したようです!」「すぐに救急車呼んで!」と、迅速に手配をしてくれ、わたしは発病後わずか46分で大学病院に緊急入院した。

この友人の迅速な対応、大学病院での処置に至る経過を朦朧とした頭で考えていた。

緊急処置の結果「脳出血を起こしていました。早期発見で止血が上手くいき、手術は避けられました!」との主治医からの説明。

「ああ、生き延びたんだ」

友人に迷惑をかけたな・・・家族は心配しているだろうな・・・一人暮らしの母親も心配・・・そうだ!仕事先への連絡!いそがなきゃ!・・・などなど、目まぐるしく頭のなかで、自分の周辺状況の連絡手配に必死になっていた。

そして、わたしはICUにいるにも関わらず、看護師に向かって「今日、何時に帰れます?」と聞いていた。

看護師からは「今日?今日は帰れません!」

わたし「いつになるんですか?」

看護師「正確なことはまったくもうしあげられませんが、数か月かかるかと・・・」と。

わたし「えっ?!」

事態の把握が終わったとたん「そうなんだ、もうこれまでの日常にはすぐに戻れないのか」と、意気消沈した記憶がある。

それから、家族に入院に必要なモノを揃えてもらうために「メモ」を書こうとしたら、右手の感覚がなくペンを持てないし、メモなんて書けない。利き手の右手は完全麻痺していた。

だったら、口頭でと思い、言葉を発するにも言葉が出ない!脳神経損傷による失語症を発症していた。

辛うじて、肢体麻痺は避けられた様子。足は麻痺していなかった。

すべて、一旦リセットされたわたしの体。ここまでが脳出血発症から丸一日の記憶だ。(後日、麻痺損傷の検査結果では全身27ヵ所に及ぶ重症と診断)

朦朧とした頭で、これまでとこれからの人生を考え続けた。それは、経験したことのない道だ。

わたしは、涙も出ず、「さあ、面白くなってきた!」と、瞬間に心が燃えるのを実感し、奥底から漲る勢いに自分自身が驚いた。

生き延びたんだから、さあ、闘えと。

(早朝の美ヶ原高原2024年7月26日撮影)

~そして、今がちょうどいい~

発病から今日で、満16年がたち、わたしもなかなかの歳になってきた。奇跡の現役復帰を果たした仕事も相変わらずバリバリ状態。

先週から、猛暑のなか仕事に邁進していたら、口の周りに口角炎ができ顔や首にまで広がってしまった。

「もう!痛いじゃない!」と、どこにも向けられないイライラを抱えつつ、それでも、やりがいのある仕事が楽しくてしょうがない。

大病からの生還を経験したからであろう、一つ一つものごとに前向きになれる自分を構築できたのだ。

要するに窮地に陥っても「逃げない」とか、嫌な場面に遭遇しても自分を守るための「愚痴をばらまかない」とか。

そういう自分は、決してまだまだ「おばさん」じゃないとしぶとく粘る(笑)

「わたしはもうおばさんだから」と思い込み、口に出した瞬間に本物の「おばさん」になってしまうんだ。

~いったん口に出された言葉にはそれくらいの力がある~

翻って、わたしが生き延びられた背景には、あの8月26日に「どう思い、どう決意したのか?」にすべてがかかっていたのだと思い返している。

「さあ、面白くなってきた!」

と瞬間に思った発病だったから、麻痺の克服から奇跡の復活を遂げた今に至る人生が、面白くて仕方がない。

そう、今がいちばんいい。

(1623文字)

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『SunTAMA Style』2021年8月26日記事

『SunTAMA Style』2022年8月26日記事

『Life Tour21st』2016年8月26日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1060477341.html「思い立って、郷土の遺跡を訪ねる。

『みいこStyle』2018年8月26日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/20609927.html[ 「約束の日

わたし達夫婦を支える幸せの素とは【健康・野菜植物エッセイ/旧記事更新91】

【ブログ新規追加1215回】

5月の大型連休時に「ゴーヤを育ててグリーンカーテンを作ろう!」というSDGs関連のセミナーを夫と受講し、その日からせっせとベランダ栽培のゴーヤ(3種類)、ミニトマト、つるインゲンを植えて毎日の成長を促し楽しんでいる。

ゴーヤのグリーンカーテンはあっという間にできてしまった。

最近では、いよいよゴーヤの赤ちゃんができはじめ、ミニトマトもつるインゲンも順調に実をつけはじめた。

今月中には食卓へ上るであろう、家庭菜園の宝石たち。(すでにつるインゲンは今朝、初収穫した。写真は今朝のピザトーストにのせたつるインゲン)

その一方で、部屋の中でもよそのお宅から株分けしてもらった、シンビジュームが葉だけだが、つやつやとして元気に育っている。

こちらは枝が折れてしまったのを夫がみつけて、書斎の水耕栽培の仲間に入れて育てているが、つい最近、花らしきものが咲いていた!

こうやって折れてしまった枝でも救済してあげれば、ちゃんとこたえてくれるシンビジュームの生命力に心底すごい!と、思わす叫んだのだ。

さて、野菜の話に戻る。

夫が毎朝、「ちゃんと、野菜を見てあげてよ!水もやってよ!」と、いちいちうるさい。

「のどが渇いた!水をくれ~~~!!!もっと声をかけて!!!と、絶対言っているからさ!」と、まるで小さな子どもを育てているみたいに扱うんだもの(笑)

朝、仕事に出るまで、家事に支度に忙しい中で、なかなか野菜たちにあいさつできずにいたのは確かだ。

それでも、野菜たちは与えられた環境に不平や不満も言わずに、生き生きと枝を伸ばし実をつけている。

ゴーヤの赤ちゃんを見つけた時は、不思議なくらいわたし自身が元気いっぱいになった。

もちろん水やりや摘心・雑草取りなどのメンテまで一手に引き受けてくれている夫も、なんだかんだ言いながらもとても元気だ。

小さな身体の不調はあれど、心に張りがある=元気が漲っている感じかしら。

いくら、新しい生命が宿ったと言っても、野菜栽培なんて別に目新しくはないだろう。

しかし、わたし達夫婦にとっては、元気の源になっているのは間違いないようだ。

今まで、花を育てるのは母の影響で好きだったが、野菜を育ててみようと、思ったことはあまりなかったな。

きっと、心が別の方向に向いていたんだろうね。そういうことに気づかなかった。

そこにあるのに気づかない。それが、「幸せの素」かも。

わたし達のまわりにたくさん転がっている「幸せの素」に気づこうとするだけで、心がふっと、軽くなるわ。

今日も仕事終わりに会った方には、「ありがとう」を投げかけてみよう!

きっと、お互いに仕事であっても「また、会いたい!」というテンションに変わるかもしれないでしょ。

言葉という「幸せの素」を使いこなす達人になりたいとも思う。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年7月8日記事

『SunTAMA Style』2021年7月8日記事

『SunTAMA Style』2022年7月8日記事

『LifeTour21st』2017年7月8日記事

小旅行でアクティブレスト(積極的休養)しよう!

人生の後半に入って睡眠の大事さに着目~機嫌良く過ごす習慣を取り入れて日々快調♪~誰にでもできる3つの睡眠習慣【健康・睡眠習慣の力/旧記事更新88】

【ブログ新規追加1212回】

バリバリ働いていた40代は気付こうともしなかった、50代からの人生後半戦。

仕事や老後、健康のことなど、現実を見ると驚くほど、背負うべきものが多い。

いくら考えても方向性が定まらないまま迷走しがちになり、自己啓発の本を読みあさることもあった。

しかし、50代での最高の学びは、「毎日気持ちよく暮らすために必要なことは睡眠の質を高めること」だと、自然に気がついたんだ。

そして、根本的に生活習慣を見直すことから始めたのだった。

で、今でも続けている、毎日をハッピーに過ごすために実践している「3つの睡眠改善習慣」をざっとまとめてみた。

良質な睡眠で疲れをためない習慣

疲れをためないために良質な睡眠をとること。そのために実践していることとは。

• 1→1日の疲れをリリースし脳をしっかり休めるために、どんなに忙しくても湯船に浸かって体を温めることを日課にしている。好きな香りの入浴剤は必須だし買うのも楽しい。

わたしの入浴は、お風呂で本を読んだり動画を見たりなどするわけではなく、ひたすら、湯船に浸かり目を閉じ、身体の奥深くまでリラックスさせることに集中している。

• 2 →夕食時の炭水化物類を抜くようにしている。きっかけは夫の糖質制限の食事を作るようになった6年前から。

夜の食事を腹7分目くらいに押さえることで、胃の負担が減り寝つきが良くなった気がしている。

そのせいか、飲酒も週末のみ2日だけがずうっと続いていてもう、すっかり習慣化できた。

朝はおなかがすいて目が覚めるようになり、1時間~2時間の早起き習慣も身に着けることができたし。

• 3→昼寝の習慣。平日は3日勤務だから平日2日、週末2日と、昼食後に15~30分程度の軽い昼寝を取っている。

きっかけは、息子の保育園時代の友人さゆりさん(台湾の方)からのアドバイス。

友人が通った台湾の小学校から高校では、集中力をアップするために昼食後に昼寝をすることが学校の規則になっていたそう。

とっても良い習慣だから、大人になった今でも続けているんだとか。わたしもすぐにやってみたんだ。

実際に、短時間の昼寝でも頭がシャキッとして、午後の仕事が断然はかどるのを実感してから、もう30年以上もマイ・ブームなの。

人生の折り返し地点を通過した50代半ばから、いろいろな経験を積み重ねてきたからこそ、人生の後半戦をどうやってご機嫌に過ごすかが見えてきた。

ネガティブなことやどうしようもならないことを他人のせいにしても、経験上、改善されることはほぼない。

それなら、自分の工夫次第で毎日を機嫌よく過ごせることを実践したほうが、何倍も得になることを身をもって学んだ50代だった。

人生後半だからこそ、誰とも競わずに、機嫌よく、シャキッ!として生きたい。それには睡眠が超重要な存在なのね。

さあ、1年の後半7月に入った。

今日も一日よく動き、快眠しよう!

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年7月1日記事

『SunTAMA Style』2021年7月1日記事

『SunTAMA Style』2022年7月1日記事

『SunTAMA Style』2023年7月1日記事

『Life Tour21st』2016年7月1日記事

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