「NEWoMan TAKANAWA・BUNKITSU TOKYO」~仕事の前のちょっとした空き時間で最新書店を訪ねる【風景・都心のクリスマス】

【ブログ新規追加1436回】

JR「高輪ゲートウェイ駅」すぐのBUNKITSU TOKYOに行ってきた。

JR五反田から大崎~品川を通り越して高輪GW駅に久しぶりに降り立った。

ニュウマン高輪のSouth 5Fにある「BUNKITSU TOKYO」は、総面積1,000坪超え、約10万冊の本が揃う大型書店だ。

基本的には誰でも利用できて(有料フロアがある)、South 5Fフロア全体が書店になっている。
到着して想像以上の広さにワクワクするより「欲しい本を探せるかな?」と、思っちゃった。
ただ、何時間も過ごせる書店であることは間違いなし(笑)

この写真の先にある、児童コーナー「ときどきやま」

児童書ばかりかと思えば、壁の本棚には大人向けの本もある。
ほかにも、近くに子どもが靴を脱いで入ることができるエリア「ノマドマド」もあったり、親子で一緒に読書が楽しめるように工夫されていた。

もうひとつの目玉は有料ラウンジ(3つある)

BUNKITSU TOKYO」では、本を買うだけではなく、有料のカフェラウンジでドリンクや軽食を楽しむことができる。


もちろんここでゆっくりお茶をしながら、本を読むのもオススメだが、見ていただきたいのはそれぞれのエリアに合わせて選書されている本棚で好きに本を選んで読むことができる点。


ブックディレクターたちが熱量を持って選書した本が並んでいる。

本の世界はとめどもなく広いので、知らない本の海に旅をする感じで漁れるのが面白いかも。

そして、今回は、時間が30分ほどしかなく、何がどこにあるのか手探り状態。しかもスマホで撮影していると、人がどうしても写り込んでしまう。

また、書店だけでなく、お店の店内の装飾を写すことはできないから、あまり写真には意味のないものが多くなってしまった。

それでもいくつか載せておこう。

• エントランスにあるカフェ「ブルーボトルコーヒー

JWマリオット・ホテル東京

• 何か芸術的な展覧会かな?

東京・高輪ゲートウェイ駅前の再開発エリア「高輪ゲートウェイシティ」において、「iino」という自動走行モビリティの運用が始まった。

これは、高輪ゲートウェイ駅の駅前広場を南北にゆっくりと移動する乗り物である。短距離・低速の設計の中に都市モビリティの新しい可能性を感じる。

ああ~~~~!クリスマスツリーに人が入っちゃった(残念)

ま、本来は純粋に「お買い物を楽しむ空間」なんだから、次回は登山用品メーカー「アークテリクス」と総合食品店「明治屋」には絶対行きたい。

というわけで、師走の忙しさの中、ちょっとだけ都心で最新スポットに寄ってきた…という話。

それでは、また!

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すべて更新済み。




『料理家 村上祥子式 78歳のひとり暮らし ちゃんと食べる!すきなことをする!』村上祥子・著(集英社)【選書・自己啓発】

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『料理家 村上祥子式 78歳のひとり暮らし ちゃんと食べる!すいなことをする!』村上祥子・著(集英社)』

簡単レビュー

ちゃんと食べて、ちゃんと生きる」。

村上さんの実践する「食べ力 」は、生き方の栄養学そのもの。ー野崎洋光さん(分とく山 総調理長)

これまでに出版した著書は500冊以上!
生き方、家族、仕事、暮らしの知恵から
80代の夢と計画、おすすめレシピまで。
78歳の料理家・村上祥子の元気の秘密がまるごとこの1冊に!


社宅に住む主婦だったときに、料理コンテストで優勝。その後、料理研究家として活躍を続け、地元・福岡と東京を頻繁に往復してきた村上祥子。管理栄養士として、糖尿病、生活習慣予防改善のためのカロリー控えめで栄養バランスの優れた食事を考案し続け、「たまねぎ氷」「にんたまジャム」など健康に良いアイデアレシピを創ってきた。

ちゃんと食べて、ちゃんと生きる。

現在まで、ぶれない考えが生まれたのは、30代後半で顎骨の骨髄炎を患ったとき。40代に入って病名が判明し、10回の手術で抜歯18本。闘病生活は4年に渡った。「華やかなごちそうよりも、おしゃれなメニューよりも、堅実な食生活が大切」と。憑き物が落ちたように、食べる意味を悟った。

現在、78歳。子どもたちは独立し、夫は6年前に先立ち、後期高齢者のひとり暮らし。

1日3食ちゃんと食べているけれど、手間は省いて簡単に。材料をマグカップに入れ電子レンジでチン! の「マグカップごはん」。肉、魚、野菜をフリーザーバックに入れる「1人分冷凍パック」。料理教室で生徒のニーズを知って編み出したメニューを私生活でも実践。体調は絶好調。子どもたちの食育と、自立するシニアのための料理教室に力を注いでいる。

80代の夢は、美味しいランチを提供する「村上食堂」のオープン。

世界のおばあちゃんを取材して、とっておきのお菓子の作り方を本にまとめること。

好きなことを続けるために、ちゃんと食べ続けている。人生を振り返りながら、気負わない毎日の暮らしぶりを紹介、実際に食べているごはんのレシピをお届け。

●著者について
村上祥子(むらかみさちこ) 料理研究家、管理栄養士、福岡女子大学客員教授。1985年より福岡女子大学で栄養指導講座を15年担当。治療食の開発で、油控えめでも1人分でも短時間でおいしく調理できる電子レンジに着目。以来、研鑽を重ね、電子レンジ調理の第一人者になる。

              ★★★

はあ~~~~凄いバイタリティー溢れる村上祥子さん。

以前、どこかの雑誌で、骨折してしまったのだけれど、2~3日で動き始めてしまった話を読んで、「この方には養生するという観念も習慣も持ちあわせてはいないんだ!」と、その記事から忘れられない人の一人となった。

元気でいるための工夫はどこまでも追及している姿が清々していてちょっとかっこいい。

そして、この本が出版されたのは5年前の2020年。すでに村上祥子さんは83歳になっている。

きっと、夢の村上食堂をオープンし、世界のおばあちゃんを取材して、とっておきのお菓子の作り方を本にまとめているはず。

わたしも、こんな風にちゃんと食べて、好きなことをしっかりとやり続ける女性でありたい。

と、わたしのバイブル的な書籍を紹介した。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年12月3日記事

『SunTAMA Style』2021年12月3日記事

『SunTAMA Style』2022年12月3日記事

『Life Tour21st』2017年12月3日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1068993347.html 「自然の中に身をおく」

『貧乏ピッツァ』ヤマザキマリ・著(新潮社新書 1018)【選書・文化】

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『貧乏ピッツァ』ヤマザキマリ」・著 (新潮新書 1018)

簡単レビュー

貧乏だった。けれど今より贅沢だった。


17歳でフィレンツェに留学。極貧の画学生時代に食べたピッツァの味が、今でも忘れられない。

トマト大好きイタリア人、ピッツァにおける経済格差、世界一美味しい意外な日本の飲料など、「創造の原点」という食への渇望を、シャンパンから素麺まで貴賤なく綴る。

さらに世界の朝食や鍋料理、料理が苦手だった亡き母のアップルパイなど、食の記憶とともに溢れる人生のシーンを描き、「味覚の自由」を追求する至極のエッセイ。


もくじ
第1章 「貧乏」が私のかくし味
Ⅰ 私の貧乏メシ
Ⅱ 貧乏ピッツァ
Ⅲ パンに挟んで食べれば世界は平和
Ⅳ 温厚で寛容な「悪魔」

第2章 やっぱりイタリアは美味しい
Ⅰ イタリア式長生きの秘訣
Ⅱ 最高の創造物──プリニウスも夢中だったもの
Ⅲ 真夏の菜園──イタリア人の血はトマトで出来ている
Ⅳ 夏はメロンで乗り切るイタリア
Ⅴ 栗──文明を支えるスーパー・フード
Ⅵ 豆のエゴイズム
Ⅶ ファースト・フードとスロー・フード

第3章 素晴らしき日本の食文化
Ⅰ 地下の天国
Ⅱ 世界一美味しい日本の牛乳
Ⅲ 素麺、シンプルななりをした手強いやつ

第4章 世界を食べる
Ⅰ 世界の朝メシ
Ⅱ 啜り喰ってこそ、醍醐味
Ⅲ 鍋は食べる温泉である
Ⅳ たかが飴玉、されど飴玉
Ⅴ 世界では酒を飲んだあとに何を食べるのか
Ⅵ スパークル飲料は人生賛歌
Ⅶ 世界の「おふくろの味」

第5章 忘れがたき思い出メシ
Ⅰ お節料理か、豚足か
Ⅱ 思い出のアップルパイ
Ⅲ 「出前」のありがたさについて考える
Ⅳ 味覚の自由を謳歌する

あとがき

               ★★★

さあ、12月「師走」になった!

それぞれ、周辺のこまごまな「やらなければならない」ことや、新年に向けて希望を持って「やりたい」こと、またクリスマスなどイベントで頭がいっぱい…という幸せな月間だと思う。

当ブログでも、そんな幸せを後押しするような「ちょっと面白い」や「ちょっと素敵」な書籍を集めてブックレビューしていく予定。

1冊目は、「テルマエ・ロマエ」を著作に持つ、ヤマザキマリさんの抱腹エッセイ。

イタリア在住20年のすべてを洗いざらい書き示した笑いと涙のエッセイ。

まず、「イタリアで暮らす」ことは決して素敵なんかじゃない!ということ。

日本人の大好きなペペロンチーノこそ、イタリア屈指の貧乏パスタ(1食100円を切る!)イタリア人の慎ましい食生活の部分は必読!

フォアグラにペトリュスの美味しさに堪能できる舌の持ち主であり、一方では庶民の愛するおつまみ、例えば日本でいうところの炙ったスルメイカに焼酎などにも充分対応できる幅があるのがイタリア人なのだそう。

そういった、食を通しての文化大国っぷりを忌憚なく披露してくれるエッセイとなっている。

著者自身の貧乏っぷりもさることながら、そういった負の遺産までもをすべてネタに変えるヤマザキマリ氏の凄さが疑似体験できる一書である。

サイゼリアに行き、ペペロンチーノとマルゲリータを赤ワインで流し込むのが大好きなわたし(笑)

今週は、食に関するプロフェッショナルな方々の書籍をチョイスする予定。

そうそう、決めたことがあるから、ここに書き残しておこう。
~人生最後の日まで、本の紹介を仕事として続けよう~

セミプロで生涯現役で行きたい。迷いはない。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年12月1日記事

『SunTAMA Style』2020年12月1日記事

『SunTAMA Style』2022年12月1日記事

『SunTAMA Style』2023年12月1日記事

『みいこStyle』2019年12月1日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/22353853.html 「芥川賞作家の話を聞く」