『小食を愉しむ』ドミニック・ローホー / 著~シンプルに痩せる・太らない習慣(幻冬舎)【選書・文化】

【ブログ新規追加863回】

小食を愉しむ』~シンプルにやせる・太らない習慣 ドミニック・ローホー / 著(幻冬舎)

簡単レビュー

フランス人でエッセイスト兼ミニマリストである ドミニック・ローホー氏。

満を持してのダイエット本!だと思い、思わず手を出した。

しかし、著者は冒頭から「この本はダイエットを唱えるためのテキストではない!」という。

確かに書かれているのは思考の問題が多い。

すべては、自分の考え方が痩せにくい体質を作り出しているのだと。

それを生活の中から、じりじりと思考をより良い方向に回転させるプランが満載の書籍なのだ。

ドミニック・ローホーの言葉を拾い出してみよう。

~皿の中の料理を平らげる必要はありません。
太るにつれて、自分を見失っていきます。
もっと空腹を手なずけましょう~

~身軽に生きるために知っておきたい、実践したい
意識と心でやせる方法~




【もくじ】


はじめに 太り過ぎは必然ではない

第一章 食に対する意識を見直す
●太るにつれて、自分を見失っていく
●やせている人は、やせることに人一倍関心があるのです ほか

第二章 食べ物ノートと習慣
●理想モデルの助けを借りる
●食べたものはすべてメモする ほか

第三章 質の良い食べ物
●なぜ毎日米を消費してもアジアの人たちは太らないのか?
●カロリー計算は役立たない
●一汁一菜という魔法のデュエット
●トルコ流大皿ダイエット
●胃袋の満腹感ではなく、摂取したカロリーにより満腹感を得る ほか

第四章 量を少なく、バランスよく
●最後の一口が多過ぎたということはないですか?
●皿の中の料理を平らげる必要はない ほか

第五章 体内時計ダイエット
●王様の朝食、王子様の昼食、貧者の夕食
●身体は何も食べない時間を欲している ほか

第六章 たとえやせても楽しみがなければ意味がない
●フラストレーションの原因になるようなダイエットは決して続かない
●容器のサイズで食べる量を調節する ほか

第七章 食欲と誘惑
●誘惑はいつ、どこにでもある
●楽しみの機会を固辞することはない、ただ…… ほか

第八章 羽目を外したい時、さぼりたい時
●一日一行だけ綴るポジティブ思考療法
●食べ終えるのを誰よりも遅くする ほか

第九章 太らない習慣
●食事を13口に分けて口に運び、一口につき30回噛む食べ方
●デトックスするためにスキン・ブラッシング ほか

おしまいに
●大切なことは身軽に生きること
●自分をよく知るためのリスト

                 ★

最近、本当に食が細くなったなあ…と、実感している。

もちろん、タンパク質や身体に大事だと思われる食材は、徹底して毎日の食事に組み込んでいるが。

何しろ、「量」がいらなくなった。

お酒も完全に週末だけだし、飲み過ぎることもまったくない。

歳とともに少量で満足できるように、いつの間にかなっていた。

この本の中で興味深かったのが、「豆皿」の話だ。

「豆皿 食の楽しみへの誘い」では、価値のある食べ物には豆皿を使うのがいいのだと。

確かに。

わたしは大好きな巨峰やチョコレートの一粒(プラリネ)などは豆皿に乗せて出している。

美味しいものは少しだけが美味しいんだよ。

そのためには、素敵な可愛い豆皿がいくつあってもいい。

とか言って、食器を買う口実になりそう(笑)

ちょっとだけの高価で美味しいものを丁寧に味わう・・・。

こんな感じでどうでしょうか?

豆皿の「メリット」を書いてみた。

とにかく、装丁も何だか素敵な痩せるための本。

太っている人もそうでない人も、一家に一冊どうぞ!(笑)