【ブログ新規追加1356回】

ドクダミは、日本全国各地の湿地に生息する多年草。
葉や茎を摘んだり、傷を付けると独特な臭いを放つことで知られている。
“十種の薬に値する”という由来から、生薬名は「十薬(ジュウヤク)」と言われ、昔から民間療法で重宝されてきた。
◎ドクダミに期待できる効能
煎じて飲むドクダミ茶には、解毒やむくみ解消、便秘解消の効果があるといわれている。
また、ドクダミの特徴である独特な臭いの成分には、殺菌作用があり、昔は火傷や化膿、傷の治療に用いられてきた。
肌にも嬉しい効果があり、肌荒れの原因となる細菌の働きを抑制することでニキビや吹き出物を防止する。
• ドクダミの栄養&メリットは?
ミネラル類→ドクダミには、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛などのミネラル類が含まれている。
カリウムには利尿作用や血圧を下げる効果、カルシウムには骨を生成する作用、マグネシウムには腸内に水分を集めて便を柔らかくする作用、鉄分や亜鉛には貧血を予防する効果がある。
• ビタミン類→ドクダミには、ビタミンB2、ナイアシン、パンテトン酸、ビタミンKなどのビタミン類が含まれている。
ビタミンB2・パンテトン酸には、脂質の代謝を助け、皮膚の健康を維持する働きがあり、ナイアシンには皮膚の健康を維持する効果や血液の循環を良くする効果がある。
ビタミンKには骨の健康を維持する働きがある。
• フラボノイド類→ドクダミには、クエルシトリン、ケルセチン、クエルセチン、コリン、ルチンなどのフラボノイド類が含まれている。
クエルシトリン・クエルセチンには毛細血管を丈夫にする作用や利尿作用があり、ケルセチンには抗酸化作用や美肌効果があると言われている。
コリンには脂肪肝を予防する効果、ルチンには生活習慣病の予防する効果や免疫力を向上する効果がある。
◎ドクダミの主要成分
• クエルシトリン→クエルシトリンには強い利尿作用があり、からだの毒素を排出してくれるため、デトックスやダイエットに嬉しい成分だといわれている。
さらに、クエルシトリンには炎症を抑制する効果もあり、胃の炎症を抑えたり、毛細血管を強化する働きがあるといわれている。
• デカノイルアセトアルデヒド→デカノイルアセトアルデヒドには強い殺菌作用がある。
皮膚に塗る外用薬として、治療の目的で使用されることもある成分。
殺菌・抗菌効果で、肌荒れの原因となる細菌の働きを抑制するため、肌荒れを防ぎたいときのスキンケアにも重宝する。
• ケルセチン→ケルセチンはポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用や、動脈硬化を予防する効果がある。
アンチエイジングや生活習慣の予防に効果的な成分といわれている。
◎ドクダミ茶の効果&効能
• 動脈硬化による血液・血管の疾患予防→ドクダミに含まれるカリウムには、血中の老廃物をスムーズに排出する働きがあり、高血圧を予防する効果が期待できる。
また、ドクダミに含まれるクエルシトリン・クエルセチン・ルチンなどのフラボノイド類には毛細血管を強化する働きがあり、血液の流れが良くなることで、血管に関する疾患を予防することができる。
• 肩こり・冷え症改善→ドクダミには、血流を改善する効果のある栄養素が多く含まれている。
全身の血流が良くなることによって、血流が滞ることによって起こる肩こりや冷えを改善することができる。
• むくみ解消効果→クダミに含まれるカリウムには、強い利尿作用がある。
体に溜まった余分な水分を排出してくれるため、むくみを解消する効果がある。
• ダイエット&デトックス効果→カリウムは、余分な水分を排出するとともに、体に溜まった毒素や老廃物も排出してくれるためデトックス効果を期待できる。
さらに、ドクダミに含まれるクエルセチンには、脂肪の吸収を抑制する効果があると言われているため、ダイエット効果も期待できる。
• アトピー&アレルギー症状緩和→ドクダミに含まれるカリウムの働きにより、持続的な炎症が治まるとも言われており、アトピーやアレルギーが緩和されるという方もいる。
花粉などの予防にも効果的。
• 便秘解消→ドクダミに含まれるマグネシウムには、腸に水分を集めて便を柔らかくし、排出しやすくする効果がある。
さらに、体の溜まった毒素や老廃物を排出する効果をもつ栄養素が豊富に含まれている。
• 美肌効果→ドクダミには、毛細血管を丈夫にし、血行を良くする効果のある栄養素は豊富に含まれているため、新陳代謝が改善されることで体のすみずみまで栄養がいきわたり、肌のターンオーバーが正常に働くといわれている。
• ニキビ・シミ対策→ターンオーバーは、肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組みのこと。
ドクダミの効果により肌のターンオーバーが正常に働くと、ニキビなどの肌トラブルを防ぐことができたり、シミ・そばかすのもととなるメラニンがうまく排出され、健やかな肌をキープすることに繋がる。
• 生理不順・生理痛の改善→ドクダミにはカリウム、クエルシトリン、クエルセチンなど、利尿作用がある成分が含まれている。
生理前の水分がたまりやすい時期にドクダミ茶を飲むと、余分な水分や老廃物が排出され、体の重さや不快感などの症状が改善されるといわれている。さらに、
血流を改善する栄養素により全身の血流が良くなることで、生理痛の緩和にも繋がる。
参考資料→https://www.naturesway.jp/column/chantacharm/81893c「ドクダミに期待できる効果・効能とは?」

★★★
5月に入って、日に日に、道路脇や家の裏にある納屋の周辺が、ドクダミでびっしり!まるで白い絨毯みたい!
以前は、あまりの雑草化に家のそばのドクダミは抜いていたのだけど、作業後の手や髪や服に強烈な匂いが染みつくので、今は放置している。
いじらなければ、あの匂いは発生しないから。
で、今回は、ドクダミの持つ脅威の効能や効果をかいつまんで記載した。
さらに詳しく知りたい場合は、上に資料を貼ったのでそちらからどうぞ!
★
わたしのドクダミ遍歴は小学2年生の頃始まった。
肌が弱く、すぐにできものができやすかったわたしに母は、自分で大量にドクダミを取ってきては、縁側にずら~~~っと、並べて天日干しし、大きなヤカンで毎日煎じて飲ませてくれた。
正直、あの苦みというか独特の味は子どもには厳しかったと思うが、意外や意外、苦みが大丈夫なわたしは、それこそ1年中ドクダミ茶の申し子だった(笑)
それこそ、遠足の水筒にも入れていったぐらいだから。
そして、子どもながら、効果も実感していた。肌荒れも治り便秘もほぼなかったし、ニキビもわずかだった。
すべて十薬のおかげ?だったのかな?精査できてはいないけれど。
今では、まったく飲んでいないから、今年は久しぶりにいろんなお茶とのブレンドでドクダミ茶を取り入れようと考えている。
懐かしいな。あの味に早く再会したい(笑)
それと、家の周りには、ドクダミの花も一重のものばかりじゃなくて、八重咲の群生もある。
今朝、撮影してきたばかりのドクダミ八重咲も一緒に。

それでは、また!
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『SunTAMA Style』2021年5月30日記事
『SunTAMA Style』2022年5月30日記事
『Life Tour21st』2017年5月30日記事
https://lifetour.blog.jp/archives/1066194220.html 「場面に合った話し方とは?」

「ひなげしの たをやかならむ 桑都かな」 清流子
虞美人に似合うであろう絹織物、その一大産地であった八王子にはひなげしの香りがよく合う。風にそよぐ様子は美女を思わせる風情がある。その八王子の浅川からは富士の姿が垣間見え、青嵐吹いて桑の葉が輝く。自然豊かな八王子の野草も面白いテーマだね。
ひなげし素敵( ´艸`)