【ブログ新規追加1464回】
『ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件』楠木建(一橋ビジネススクール教授)・著(東洋経済新報社)

簡単レビュー
30万部突破のロングセラー!
戦略の神髄は 思わず人に話したくなるような 面白いストーリーにある。
大きな成功を収め、その成功を持続している企業は、戦略が流れと動きを持った「ストーリー」として組み立てられているという点で共通している。
戦略とは、必要に迫られて、難しい顔をしながら仕方なくつらされるものではなく、誰かに話したくてたまらなくなるような、面白い「お話」をつくるということなのだ。
本書では、この「ストーリー」という視点から、究極の競争戦略と競争優位、その背後にある思考のパターンの本質を、多くの企業の事例を挙げながら解明していく。
一橋大学ビジネススクールで気鋭の経営学者、初の単独著作。
語り口調を使い、ストーリーを楽しめるような作りとなっている。
もくじ
第一章 戦略は「ストーリー」
第二章 競争戦略の基本論理
第三章 静止画から動画へ
第四章 始まりはコンセプト
第五章 「キラーパス」を組み込む
第六章 戦略ストーリーを読解する
★★★
戦略という言葉に、どんなイメージを持っているだろうか。
難しそう、賢い人のもの、経営者やコンサルの話。
もしそう感じているなら、それは少しもったいない。
なぜなら、戦略とは本来、
特別な人が使う高度な理論ではなく、
「迷いながら生きるすべての人」のための思考法
だからだ。
頑張っているのに、なぜか報われない。
正しいことをしているはずなのに、差がつかない。
選択肢は増えたのに、どれを選べばいいかわからない。
そんな違和感を抱えたまま走り続ける人にこそ、戦略という考え方は力を発揮する。
本書で扱っているのは、
「どうやって正解を当てるか」ではない。
「どうやって勝つか」でもない。
テーマは一貫して、「自分だけの勝ち方を、どう設計するか」だ。
まず重要なのは、戦略とは“分厚い計画”ではなく、「人の頭に映像が流れるストーリーである」という前提だ。
圧倒的に強い戦略ほど、短く語れて、動きがあり、ワクワクする。
どこで戦うか。
何を捨て、何を選ぶか。
どんな物語を生きるのか。
この問いに向き合い続けるための軸として、本書は存在している。
もし今、少しでも迷っているなら。
もし今、正しさに疲れているなら。
この先を読み進めてほしい。
戦略は、あなたを縛るものではない。
あなたの人生を、あなたの手に取り戻すための道具だ。(某戦略家の言葉を引用)
ー--
さて、高市早苗総理大臣がこの度の選挙戦「真冬の陣」で、ある戦略を使って戦いを圧勝したと漏れ聞いた。
なるほど。
是が非でも勝ちたい。勝ち切りたい。こんな時に戦略が重要なのだ。
あれやこれや、世間の風評や評論に惑わされないためにも「戦略」を使い、己の道筋を見つめる行動だけが「戦いに勝ち切る」結果をもたらす。
わたし個人も、今回の選挙戦の結果に何とも、解せない思いを抱えている一人だ。
マイナス要因ばかりが目立つ総理のお考えについて行く!といったわけではないのだろうが、ものすごい集票をした。
でもわたしの中では「いったい、この国をどうしたいの?」という疑問符が残ったままだから。
それでも、目の前の勝利に向けて、せっせと「ストーリーとしての戦略」を編んだのだとしたら、お考えになっていた第一段階はクリアしたわけよね。
おそるべし。
戦いはいつでも「目の前」にあるもの。
で、戦略を持つことの意味を考えた「真冬の陣」だった。
それでは、また!

-------------------------------------------------旧記事更新






















