『LIFE SHIFT 2 』100年時代の行動戦略~読み終えた~読後レビュー【選書・自己啓発】

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11月、かなり多忙だったが、懸案だった『LIFE SIFT 2』~100年時代の行動戦略~を読み終えて何だかホッとしている。

わかりやすくレビューするために、『LIFE SHIFT』『LIFE SHIFT 2』と一挙に2冊の紹介をする。

世界的大ヒットした前作『LIFE SHIFT』~100年時代の人生戦略~では、読み終えて背筋がピーンと伸びたものだった。

誰もが、人生100年時代を生きる。誰もが主役となれるポイントが挙げられていたのだ。ここにそのポイントを本文から抜き出してみよう。

ライフ・シフト」~100年時代 の人生戦略~最重要のポイントを挙げてみる。

未来を予測するに、これから先はこんなことが起きます!
◉ 50歳未満の日本人は100年ライフを過ごすことになります。
◉ 定年で仕事を終えて余暇を過ごす人生ではなくなります。
◉ お金より、目に見えないもの(友達、健康)などが大切になります。
◉ 男性一人で家族を養うモデルは崩壊します、
◉ 夫婦の信頼関係がより重要になります。

 まとめるとこんなところだ。私たちが元々もっていた人生の価値基準は3ステージ型で、おもに学習~仕事~余暇で、大事な物は家やお金などの有形財産というものではなかっただろうか?

 これに対し、自己変革するという方向が、これから先に通じていける唯一の道というか希望というのか、リンダ女史の唱える100年ライフの価値基準となる。すなわち、学習・仕事・余暇が途切れることなく生涯続き、大切なのは物より無形財産寄りのスキル・健康・友人・仲間・評判などにシフトすることで、人生の希望が叶えられていくというもの。

 今まさに私も、自己のスキルや健康・仲間・友人などを一度棚卸しをして、人生100年ライフに備えるべきだと新たに思い直している次第。

以上が前作のポイントだ。

                  ★

さて、最新刊『LIFE SHIFT 2 』~100年時代の行動戦略~では、どう進化した論説が語られているのだろうか?

著者は、~100年時代の行動戦略~を執筆する上で、数々の取材を重ねた結果、誰もが行動に移せるように「3つの要素」を掲げて自問自答をするように促している。問いは、いずれも人間の本質に根差したものだ。

では、人間としての可能性を開花させる「3つの要素」を挙げてみる。

① 物語・・・自分の人生のストーリーを紡ぎ、そのストーリーの道すじを歩むこと。それは、人生の意味を与え、人生で様々な選択を行う際の手引きとなるようなストーリーでなければならない。

物語を紡ぐための自己問答→「わたしはどのような仕事に就くのか?」「そのためにどのようなスキルが必要になるのか?」「どのようなキャリアを築くのか?」「老いるとはどのような経験なのか?」

まず、これらの問いに自問自答してみよう。

② 探索・・・学習をしながら自らの変身を重ねることで、人生で避けて通れない移行のプロセスを成功させる。

ここでも自問自答の用意がある→「長寿化によりキャリアの選択肢が広がるか?どのように選択肢を検討するのか?」「そのために必要なスキルは、どのようにして身に着けるのか?」「どのような変化を試みて、これまでより多くの移行を経験する人生をどうやって歩んでいくのか?」などだ。

少々、自分の奥深いところに踏み込んだ自問自答となるだろう。

③ 関係・・・深い絆をはぐくみ、有意義な人間関係を構築して維持すること。

ここでの自問自答はこうだ→「家庭のあり方が変わりつつある状況に、どのように対処するのか?」「子どもの数が減り、高齢者の数が多くなる世界は、どのようなものになるのか?」「世代間の調和を実現するために、わたしたちは何ができるのか?」などだ。

「3つの要点」を自問自答をしながら、自分の人生の主役として演じ切るために深く思考してみよう!という行動提案となっている。

どう?

意外と簡単かしら?

それとも、人生の「物語」は自分で考えるのか?!と改めて新鮮な驚きに満ちた人もいるだろう。

わたしも自問自答しながら、これから迎える第三の「人生」への挑戦を始めた。

そもそも、人生の道を自分で思い描き、その通りに歩めればこれこそが大成功の人生となるハズ。

しかし、わたし達は心のどこかで、「自分で考える人生なんて!恐れ多い」「誰でも簡単に歩める人生であればいい」と、安定と安泰ばかり求めてはいないだろうか?

この、自己保身を今、脱ぎ捨てて人生100年時代に向けて踏み出そう!という提案だ。

「100年も生きるのだから」不安なら、不安の根っこに勇気を持って対峙しよう。

「100年も生きるのだから」夢中になれないなら、夢中だった頃の自分を思いだそう。

とにかく、わたし達は確実に人生100年時代を生きるのだから。

思考は最高の友だちよ(笑)

※『LIFE SHIFT』100年時代の人生戦略

『LIFE SHIFT2』100年時代の行動戦略





    

★2024年11月27日更新 『楽園のカンヴァス』原田マハ(株 新潮社)~読後レビュー【選書・ワークスタイル】

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楽園のカンヴァス』原田マハ・著 新潮社

あらすじ

ニューヨークで活躍する鬼才キュレーター ティム・ブラウン。

彼はある日、スイスの大邸宅に招かれた。

そこで目にしたのは巨匠アンリ・ルソーの名作「夢」に酷似した作品だった。

持ち主は、ティムに「正しく真贋決定した者にこの絵を譲る」と告げる。そしてティムにてがかりとなる謎の古書を手渡す。

リミットは7日後。

そしてライバルは日本人研究者の早川織絵。彼女はアンリ・ルソーの研究では第一人者だ。

そして、ルソーとピカソ。二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは。

また、ティムと織絵、二人の名キュレーターが一枚の絵を巡り戦いの火花を散らす。

                 ★

読後レビュー

美術史に関する小説の多くはミステリーだ。

以前、山梨県立美術館の所蔵する「種をまく人」ジャン=フランソワ・ミレー作を見に行った時、その絵画の書かれた歴史をひも解いた解説を読んだのだが、美術館所蔵の作品は大変珍しい「唯一、元の版木に描かれた作品」だった。

要するに油絵の場合、絵自体は何度もそぎ落とすことが可能だ。以前、誰かの描いた作品を削ぎ落して上描きすることも当たり前にできる。

例えば「絵そのものに家系の真実を埋め込んで描き、その上から別の「絵」を描いて隠す」など、謎を仕掛けることや真実を迷宮入りさせる」格好の材料となってきた絵画の存在。

今回、読んだ『楽園のカンヴァス』も、まさに「夢」という作品の持つ謎を解き明かすために二人の名キュレーターが火花を散らす。

ミステリー小説としては、かなりスリリングでもたつかず、一気に読める。

著者は小説家以前は学芸員=キュレーター職だったわけで、美術関係の仕事に関するムリやムダの描写が興味深い。

わたしが面白い!と感じたのは、美術館の部屋にそれぞれ配置されている「人」の話だ。

彼らは「監視員」だそうだ。貴重な美術品を人の手から守るために時間ごとに部屋を巡回しながら一日中、世界の名立たる名画との時間を過ごす。

美術館の「監視員」の仕事は、あくまでも鑑賞者が靜かな環境で正しく鑑賞するかどうかを見守ることにある。

解説をするわけでもなく、案内をするのでもない。ただ「この絵の画家は誰ですか?」などの質問には間違いなく答えられなければならない。そのための作品の背景は勉強しておかなければならない。

その場にただ無機質な表情で座っているだけなんて・・・よく美術館で監視員の方々を見かけるのだが、「つまらないだろな」「あくびはかみ殺してるんだろうな」などと色々勘ぐっていた。

唯一の各部屋への移動だけが、音もなく沈殿する空気を攪拌する役目があるようだ。

そして本書では、監視員はキュレーターではないから、普通のアルバイトやパートで募集されているのだと説明がなされている。

しかし、見方を変えれば、美術館の監視員とは「学芸員よりも、研究者よりも、絵画コレクターよりも、誰よりも、名画に向かい続けている人たちなのだ」と言えよう。

~閉ざされた空間に滔々と靜かに流れる時間。朝十時から午後五時までそこから逃れることはできない。まったくの刺激も変化も事件もない。絶対にあってはならないのだ~

どう?こんな仕事は。

とことん、美術が好きで浸りたい方は、ぜひ美術館「監視員」に応募ください(笑)

• 最後に

母と娘の人間模様も読みどころのひとつ。原田マハ氏らしい、スキッとしながらもどこか切ない心の様子が見事に描かれている名書。

晩い秋にはぜひ!こんな美術ミステリーをどうぞ。


『LIFE SHIFT ライフシフト2』100年時代の行動戦略(アンドリュー・スコット/リンダ・グラットン 著) 東洋経済新報社【選書・自己啓発】

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LIFE SHIFT2』を今日、手に入れた。

前評判通り、大型書店では軒並み、レジ前にフェア台を用意してど~んと積まれている。

シリーズ累計50万部(ワークシフト、ライフシフト)からの待望の実践編だ。

もう、買うっきゃないでしょ?と、思っていたところに、夫が「もう、買っちゃった!」と。

有難い。代金の半分を進呈させて頂いた(笑)

今週末から飛び石連休みたいなお休みに、じっくり人生戦略を考えながら読むのに打ってつけよ。

帯には、何やら不安を煽るような文句が・・・「日本人の不安に応える」とか。何を指して不安というのだろうか?ぜひ、読み込んで検証したい。

多分、これも各界の様々な著名人などが、我先に!と読後レビューするんだろうな。

ま、もちろん、わたしもレビューする予定。

今日は、シリーズの『ワークシフト』と『ライフシフト』の2冊のレビューブログをここに載せる。

⦿ 『ワークシフト』孤独と貧困から自由になる働き方の未来図

まず、「なぜ、仕事をシフトするのか?」「なぜ、人生のシフトを考えねばならないのか?」という、仕事の選び方や仕事に対するメンタル、思考を育てるのが第一目的の一書だ。

⦿『LIFE SHIFT』100年時代の人生戦略

新年、「100年ライフ」を目指す。(http://lifetour.blog.jp/) ※記事はタイトルをクリック!

さらに、人生の底上げを図るために、「生涯学習のすすめ」と「仕事のチェンジ」を奨励し、人生設計の立て直しを、より具体的に検証された一書だった。

で、今回の『LIFE SHIFT2』では、論じるだけでなく、人生100年時代を前かに、読者がより実践できるように促す「実践編」となっている。

今から楽しみ~~♪

では、読み終わったら、読後レビューするのでしばし時間を頂きますね。

「人生100年の戦略を考える秋」にピッタリな一書。

興味があれば、ぜひ!


★2025年10月29日更新 やった!1076ページの超大作「エヴェレスト・神々の山嶺」を読み終えて/読後レビュー【文化・山岳小説】

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10月12日、図書館でリクエストしておいた山岳小説の大ベストセラー「エヴェレスト・神々の山嶺」を借りたんだ。

その時、1000ページを超えた文庫の分厚さにノックアウト。それだけで1本ブログを書いちゃった。その記事も再度載せておこう。↓

まだ2週間とちょっとしか経過していないのに、エヴェレストの山々に抱かれたかのような本格山岳小説を読破するという「濃い時間」を得られた。まさに戦う読書だった。

1924年、マロリーとアーヴィンがエヴェレスト頂上付近で行方不明となり、登頂を果たしたのかどうか?が謎のままだった、この登山事件を題材に著者 夢枕獏氏は「真っ向勝負」を挑んだ。

徹底した現地取材と構想になんと20年。執筆に3年を費やした超大作だ。

☆彡

• 読後レビュー

迫力満点の描写、読むことがすでに主人公と一緒にエヴェレストを登攀するかのような錯覚を起こさせる名書である。

名クライマーのカメラを偶然ネパールで手に入れたことから始まるサスペンス。そして2人の主人公を支える女性との恋愛劇。

圧巻は、8000m越えからの「登山描写」だ。ただ、本作品を読んでいるだけなのにまるで自分が「氷点下低酸素」の過酷な状況下に置かれてるような錯覚を起こし、感情移入も甚だしいほどだった。

読み終えて、まだ、興奮の残骸が身体にくすぶっている。

この作品のテーマは「人はなぜ山に登るのか?」だ。

なぜ山に登るのか?は、なぜ人は生きるのか?という問いと同意だ。

圧倒的な頂きに立ったからと言って、このテーマの答えは出ない。

山登りも人生も本質は死に際にしかわかり得ないものだろう。

人が亡くなる時、それまでどうしていたのか?ではなく、何かの道半ばだったのかどうか?そういった生き様、道程が大事なんじゃないか?と、著者から突き付けられたと感じた結末だった。

主人公、羽生丈二は天涯孤独の子ども時代を送り、常に人から蔑まれて生きてきた。卑屈極まりない青春のある日、「山を登る」というアクションと出会う。

そこから、彼の持つ強い孤独感が天才と言われるほど独創的なクライミング技術を生み出す。物語のそこかしこに彼のクライミングの描写があるが、どこを取っても鳥肌ものだった。

常に、二人の男(天才クライマー羽生とカメラマン深町)の「ヒリヒリするような」感情の描写に読者は一発でやられてしまうだろう。

そして、山が好きだったら、荘厳で美しい山嶺、ネパールに飛んで行きたい焦燥にかられる。

熱い思いを抱いた男たちの気持ちを胸に、共に挑みたくなるのだ。

羽生が残した手記の最後に書かれていたのは

~強く、こころから思え~という言葉だった。

本当に「追い続けたい何か」があるのなら、心から思い込んで生きろ!という激励の言葉だろう。

圧倒的な熱量が1076ページに詰め込まれている。

著者は「書き残したことはない」と、ペンを置いた。

★2025年10月27日更新 10月27日は「文字・活字文化の日」~雑誌や新聞、書籍が不調でも「文字」はなくなりはしない~【文化・文字・活字と読書週間】

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• 文字・活字文化の日とは

出版文化の推進を目的として2005年に「文字・活字文化振興法」が制定されたことから、読書週間(10月27日から11月9日までの2週間)の初日を「文字・活字文化の日」とした。

               ☆彡

• 活字と本の話

わたしのまわりには読書好きの人がとても多い。

一方、世間ではこの20年あまり「本離れ」が加速してきた。それは言い換えれば「文字・活字離れ」ともいえるのかもしれない。

特に雑誌全般と新聞業界が厳しい。

インターネットの普及により電子出版やスマホなどのデバイスを介して文章を読む等、昨今では紙を介さない媒体がいくらでもある。

この10年ぐらいで時代が求める本の価値や役割が大きく変わってきているのだ。

しかし、活字=文字という観点から眺めたらどうなんだろう?

メールや仕事上の文書、SNSなど文字を使わない事は日常的にまずないはずだ。

わたしは「本離れ」が起っていると聞いた時点でも、「文字・活字離れ」はないんじゃないか?と考え続けている。それは「文字を読む・書く」という観点では広がりは尽きないからだ。

そして「文章を書く」ことについては無限に書き手を輩出できるのだろうと考える。

一生涯、なくならないであろう文字を紡ぐ事で、文字を容易に文章化できるスキルが身に付いてさえいれば、職にあぶれることがあったとしても、ネットという武器を利用してまず道は開けるだろう。

そのぐらい、文章を「書く」ことは「生きる」ことに直接的に繋がっているものなのだ。

また、読書好きの友人は本を読んで、感銘を受けた部分を小さなメモに書き留めていると聞いた。

数々の本が彼女の心に寄り添い、時に支えになってくれたと語る。

同じようにわたしも本に影響を受け、本によって目を開らかれ助けられ、人生さえ変わった。

もしも、本がなかったら・・・わたしの毎日はどれほど味気ないものだっただろう。

想像もし難い。

• 読むことから書くことを「本気で楽しむ」ようになったきっかけは

2015年6月、友人の兄である小説家の男性を紹介された。

小説家としてというよりは、投資家として成功し、投資塾を運営されていた。小説の精進として、かの森村誠一氏を師匠と仰ぎ、直接作品を見てもらっていたようだった。

小説家と2時間ほど歓談させて頂き、意外なほど巷の文学賞などにはまったく興味はないとおっしゃる姿に俄然興味が湧いた。

「へえ~、じゃあ、何で小説を書いているんですか?」と、わたしはとっさに聞き返してしまった。

小説家は「君ね、文章をこれでもか!っと書いてごらんよ。信じられない世界が広がるんだ。いうなればこころの空間みたいなものが手に入るんだよ!」と言った。

「毎日、仕事ばっかりしてちゃあ、こころの空間は手に入らないよ」「文学賞とはまったく無縁でいいんだ」と。

わたしは、この宝のような言葉を聞き出せて本当に良かったと、今でもしみじみ思い出す。

実はその時、小説家は末期がんの闘病中だった。

奇跡的に回復を遂げて、あくる年には2冊目の小説を出版され、紀伊国屋書店新宿店でフェアも開催された。

もちろん、帯のネームは森村誠一氏が書いてくれたのだ。

この小説家との出会いから、「本気で取り組むことがある人にはちゃんと時間や体という資産を神が与えるもの」だと、強く確信したのだ。

そして、小説家がひとこと「あんた、いい目をしてるね。大病をしたそうだが、病気なんか関係ないよ。ガンガン書いて!」と、言って下さった。

その後、小説家は75歳で天寿を全うしたと友人から伺った。

小説家にひとこと。

「ええ、貴方に教えて頂いたように毎日毎日、ガンガン書いてますよ。作家でもなく、ただの文章好きな物書きですが。でも書けば書くほどこころの空間はどんどん広がりました。驚きですね!「本気で書くこと」の楽しいことったら、ないじゃないですか!!」と、熱く伝えたい。

                 ☆彡

さて、今日から2週間の読書週間には何を読もうかな。

大事な時間を読書に費やすなんて、やっぱり素敵過ぎるわ。

今日は、あと2冊の山岳小説を読破して、明日は全く違う分野の本を探そう。

たったこれだけで「ワクワク」できるんだ。

美味しいスイーツもお酒も本には敵わないよ(笑)


★2025年10月17日更新 『メイドの手帖 最低賃金でトイレを掃除し「書くこと」で自らを救ったシングルマザーの物語』ステファニー・ランド / 著 (株式会社双葉社)【選書・ワークスタイル】

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『メイドの手帖 最低賃金でトイレを掃除し「書くこと」で自らを救ったシングルマザーの物語』

• あらすじ

夫からの精神的DVを受け続ける女性ステファニー。

地獄から抜け出すために選んだ新たな道=職業は「メイド」と「書くこと」だった。

シングルマザーとなって幼い娘と生きるステファニーの前に立ちはだかる壁とは・・・。

親も友だちも公的支援も彼女を突き放してゆく。

それがどれだけ残酷で浅はかなのかも知らずに。

               ☆彡

Netflixで今、話題の作品。(10月1日から配信中)

書籍が先に出ていたので、まず読んでからと思い手に取った。

『メイドの手帖』とは、生活の糧にメイドとして働きながら「書くこと」で人生を獲得してゆく女性の物語だ。

(画像;Netflixより拝借)

•『メイドの手帖』書籍レビュー

著者の実体験を赤裸々に、かつ詳細に語り綴った一書。

シングルマザーのステファニーは、一人娘のミアを期間限定のホームレスシェルター(避難シェルター)で育てつつ、最低賃金のメイド、いわゆる清掃員として働いている。

1歳の誕生日を迎えたミア。歩き始めたばかりだ。

ただ、ミアの初めて立ったところはグレイの壁と薄汚れたキッチンだけの小さな「ホームレスシェルター(避難シェルター)」だった。

それでも、愛する我が子の成長を祝うために無機質で薄汚れた部屋をきれいに飾り立てる母ステファニー。

DVを振るう元パートナーや、経済的自立を阻む恋人、ステファニーには気持ちも振舞いも冷ややかなな両親。

この健気な親子を見守り、助けてくれる人の少ない過酷な実情。

貧困や社会の偏見など、これでもか!と、彼女の自己肯定感を引き下げる要因ばかりなのがとても辛く、読み続ける意欲を削がれやすいものだった。

しかし、彼女は絶対に希望を捨てなかった。

地獄のような運命も、たった一本のペンで切り拓いていくと決めて、ありとあらゆる行動を勝ちとり本当に夢を叶えてしまう。

子どもの頃から文章を書くのが得意で、また好きで仕方がなかった。もちろん将来の夢は「作家」となって、自らの運命に決着をつけてゆくのが願いだ。

強き信念のもと、夢と希望を「書くこと」で叶えたステファニーの自伝的作品だ。

発売早々に全米でベストセラー入りし、オバマ大統領時代には推薦図書にも選ばれた。現在、NETFLIXで映像化されている。

• 読後感

最後まで、読み続ける辛さはこれほどとは。

何度もやめよう!と、立ち止まりながらも、最終章まで辿りついた。

救いはやはり、子どもの成長する姿だった。

過酷な運命に翻弄され続けた幼いミアが幼稚園に入り「ママ、ハイキングに行こう!」と、ミズーリの小高い山(標高150m)へハイキングに誘う場面が素晴らしい。

ハイキングの途中でへばりながらも何とか頂上に登り切った姿が清々しい。たくましくなったミアの成長ぶりが、泣きたくなるほど嬉しかった。

小さなミアを育てながら、来る日も来る日もペンを走らせて、今、自分が置かれている過酷な仕事の状況や子育て、恋愛、辛辣な言葉を浴びせる世間、狂暴な精神的DVを受けたことなどを、時系列にどんどん、自分の言葉ですべてを書き綴ってきた。いや、書かずにはいられなかったのだろう。

この「書く」という行為がどれだけ彼女の自己肯定感を「引き上げた」のか計り知れない。

書かずにはいられなかった一書。結果は全米で大ベストセラーとなって、優秀な書き手として世間に迎えられたのだ。

また、あれだけまわりにこの親子を助け支援する者がいなかったのだが、最後には、書籍の数ページを擁するぐらいの支援者に囲まれていた。

そして、数々の支援者に向けて贈られたステファニーのメッセージは「私のそばで一緒に歩いてくれて、ありがとう」だった。

読んで良かった一書となった。

奥付の一節から

~生計を立てることと、人生を築くことは別なのだと知った~マヤ・アンジェロアのことば

★2025年10月13日更新 山岳小説の金字塔『エヴェレスト 神々の山嶺』夢枕獏・著(角川文庫)1076ページもの文庫を読み始めた【選書・文化】

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山岳小説を読みたい。

さっそく、夢枕獏氏の超大作ベストセラー『エヴェレスト 神々の山嶺』を図書館で借りた。

みたことのない、その分厚さ! それでも読者の感想では、圧倒的に読みやすく、まるで「こってりとんこつラーメンをペロって食べちゃう」ぐらい読了しやすいのだそうだ(笑)

図書館のカウンターでその分厚い文庫を差し出された時に、あぜん・・・としたよ。

まるで星乃珈琲店の名物ホットケーキか!って。

(画像;星乃珈琲より)

この本を手に入れて、ものすごく読書欲が沸き上がったのは言うまでもない。

しかも読み始めたらするすると物語に入り込んでしまった。素晴らしい読みやすさ!文章の天才!だと感じてしまった。

やばい・・・。

こんな小説に執りつかれてしまったら、それでなくとも仕事が増えて多忙なのに、仕事に行けなくなっちゃうじゃん。

焦る。焦る。

でも読み始めてしまったのだ。1076ページのロングトレイルが始まった。10日間で読了する予定よ。

山をやる人も、山なんて嫌いな人でも(笑)誰にでも読める本格山岳小説だ。

わたしがいくらトレッキング好きでも、8848mのエヴェレストに登りたい!とか、ネパール(カトマンドゥ) エヴェレストの現地まで行きたいとかはまったく考えていない。

そんな登山初心者も、この本を読めばまるで自分も一緒にエヴェレストに登っているかのような錯覚を受けることは間違いない。

なぜ、小説でそこまでの臨場感が出せたのかは、夢枕獏氏のエヴェレスト現地での取材や、数々の著名な登山家への取材力と圧倒的筆力の賜物であろう。

この小説に出会えれば、誰でも世界最高峰の登山疑似体験ができるのだ。

それならやりたい!やらない手はないよね(笑)

で、昨日からまず100ページづつ読み始めたってわけ。

では、文庫の奥付からのあらすじを簡単に紹介しよう。

                ☆

エヴェレスト 神々の山嶺』夢枕獏・著

• あらすじ

ネパール(カトマンドゥ)で、カメラマンの深町は、伝説の登山家である羽生丈二と出会う。

羽生の登山目的とは「エヴェレスト南西壁の冬季単独無酸素登頂」なのだと聞く。

羽生の目的に興味を惹きつけられた深町は、羽生の足跡を追うため、その壮大な挑戦をカメラにおさめようとする。

一方で、「そこにエヴェレストがあるからだ」と語った世界初のエヴェレスト登頂者である登山家ジョージ・マロリー。

しかし、マロリーは登頂後、エヴェレストで姿を消してしまう。その後エヴェレストでマロリーの物と思われる、古いコダックが見つかった。

長い年月を経て、マロリーのコダックを日本のカメラマン 深町が手に入れるのだ。

しかし、そのカメラも現地で何者かに盗まれてしまう。

マロリー自身もコダックも深い闇に葬られてしまうのか。

ただ、ひたすら最高峰に挑む「男たち」のドラマがこれでもか!というほど展開される。

羽生と深町「男の友情」にも目が離せない。

キーワードを上げれば「誰も登っていない山」「誰も登っていないルート」「誰も登っていない時期」「登りづらい山に単独で登る」だと。

なんと、天邪鬼なんだろう。

しかしだ。きっと「男のロマン」を無性に掻き立てるのが神の山「エヴェレストの正体だ。

そして、そこに挑戦を続ける男たちのドラマなのだ。

なぜ、山に登るのか?

そこに山があるから。

(ジョージ・マロリーの言葉)

村上春樹ライブラリーへ行く~早稲田大学・国際文学館にて【文化・最新図書館】

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わたしの仕事は「書籍」を法人に売り込む営業職だ。都内の出版社に勤めて13年となる。

自社の書籍だけでなく、常に本に関する最新の情報を集め、ごく一部となってしまうが最新刊にはほぼ目を通す毎日だ。

で、書籍だけでなく、書店や図書館も新しく開設される!と聞けば、仕事を休んでも馳せ参じている。

新しい文化の発信地となる図書館などは絶好の情報収集場所なのだ。

今月10月1日にオープンした「村上春樹ライブラリー」も本日、さっそく拝見してきた。

(事前予約を取らなくてはならない。資料先→https://www.waseda.jp/culture/wihl/other/357 入館には事前予約が必要です)

ざっとだが写真で紹介しよう。

• 建築家 隈研吾氏がフルリノベーションを手掛けた(国際文学館)の入口。

• 村上春樹ライブラリーエントランス

「階段本棚」

エントランスを抜けると村上春樹氏所蔵の書籍(多数!)とご自身の書籍がばあ~~~と天上までデザインされた書棚に並ぶ。

まず、そのきれいさに圧倒される。

ここでは、自由に本棚から読みたい本を手に取って読める。階段に座って読んでもOK。

また、写真も一部を除いてほぼ、どこでも撮れる。

• 階段のところどころにオブジェの人形が座っている。わたしは「騎士団長」かと思っちゃた(笑)

• 村上春樹ライブラリーのコンセプト。

• 「ギャラリーラウンジ」

村上春樹氏の著作だけの展示ルームにて。担当の女性が「お二人の写真撮りますよ!」と言ってもらったんで、せっかくだから村上氏自らが書いたイラスト「羊をめぐる冒険」の「羊男」を挟んでというか、3人?で(笑)撮ってもらう。

「はい!チーズ」じゃなくて、「はい!は・る・き」で行きま~す!と、笑かせてくれた。

「オーディオルーム」にて。

村上春樹氏は大のJBLマニアだ。2本の大型JBLスピーカーで氏の所蔵品のモダンジャス(LP)を聴かせてもらえる。

• 文学と建築の関係とは?

この建物のフルリノベーションを手掛けた「隈研吾氏」が雑誌BRUTUSへ寄稿されていた記事の一説を書いてみよう。

「まったく何にもないところから「村上春樹」を建物で表現するなんて絶対に無理だと思った。国際文学館という丁度いい少し小さめな建物を再生すると聞いた時、ホッと胸をなでおろしたんだ」と。

• このスペースでは、隈研吾氏が作った建築模型、ラフ画、プレゼン資料、普段読んでいる本などが展示されている。

• 貴重な建築模型

• これまた貴重なラフ画

• 最後は「村上さんの書斎」

ある日の机の上(村上氏撮影のフォト)

仕事部屋の再現

使っているカップ(これ、欲しいんだけど)

と、村上春樹ワールドにどっぷり浸かれる村上春樹ライブラリーの紹介。

ぜひ、時候のよい時に予約を取ってお越しください。

早稲田の杜が待ってるから。





いいな!っと思ったら、率直に相手に伝えると人生変わる(かも)~書籍の紹介も♪【essei / 書評・文化】

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昨日まで、怒涛の仕事ウイークだった。コロナでの訪問不可が一斉に解除されて、もうどこでも訪問OKになった。

あれほど仕事が減ってしまい辛くて悩んでばかりたのが、一気にパッカーンとスッキリして気づけば超多忙な日常に戻った。

9月に掃除や家事を目いっぱいやっておいて心底良かった。当分気にせずに暮せそうなぐらい徹底的に掃除と片づけをやったからね。

今週は外仕事が多かった。

で、事務処理はすべて帰ってからで、夕方、特急でブログを書いてアップ~急いで食事の支度~夜のオンラインでの会議や集まりに参加~もう一台の仕事PCで当日の日報を書く~と、ここまで終わったらやっと夕食。だいたい21時前後。

もうね。目がショボショボ~痛みまで出て(泣)

食事や風呂を終えて寝る前にスキャナからPC経由で注文出しと、まだまだ仕事は終わっていない。

でも、充実していると感じる。

充実の根源は、意外だけれど「誰かが良いことを持ってきてくれるのを待つ」のではなく「自分から良いことを見つけたら、そこの現場に率直に伝える」これで充実しているのだ。

そして、現場を盛り上げる売り場づくりを見つけては、「すごい!」「前とはずいぶん変わっていい感じ」とか、担当者に直接伝えていたら、あることに気がついた。

それは、誰でも「変化」に気がついて、そこをいじってくれることには嬉しいし喜びを隠さない!ってことなのだ。(「髪型変えた?」と似てるね。反対にNGワードは「太った?」だから、声かけには気をつけるべし・笑)

ほぼ、「ああ~気づきました?」「結構頑張ってやったんですよお~!」とか。話も弾むってものだ。

そして、たいがいは、普段よりたくさんの注文や追加での発注をかけて下さる。フェアの相談が舞い込んで来たり!(驚)

長引く緊急事態宣言の渦中で、客先がどんどん訪問不可となったが、10月、心機一転と自らがリフレッシュした営業スタイルが打ち出せたのが最大のコロナ禍の恩恵だったのかもしれない。

前のめりで問いかけたこちらも、何だか「幸せな気分」になれるし、なにしろみんな、話したがっているんだ!と改めて「対話」の素晴らしさを痛感する一週間だった。

自分がいいと思ったことを素通りせず、一旦持ち出してみると、明らかに双方向のコミュニケーションになる。

ああ、いい一週間だった。

「いいもんはいい」って伝えただけで幸せになったという話。

                ★

今日、紹介する書籍は「登り続ける、ということ。山を登る・学校を建てる・災害とたたかう」アルピニスト / 野口 健・著(Gakken)

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世界7大陸の最高峰(エベレスト/8848m・アコンカグア/6959m・デナリ(マッキンリー/6190m・キリマンジャロ/5895m・エルブルース/5642m・ヴィンソンマッシーフ/4892m・モンブラン/4810m)

当時最年少記録で登頂した野口健氏。

過酷な登山を続けてながら、ネパール地震からの孤児育英を始め、小学校設立、ワンガリ・マータイ女史との交流から植林を始め、国内でも富士山大清掃や東日本大震災、熊本地震の被災地支援などに取り組んで行く。

なぜ、困難に挑み続けるのか?

アルピニストとは「最も高い困難な山を登る人」のことだそうだ。

野口健氏の真骨頂である、「困難を自ら受け入れて、それを糧に生き抜く、生き様」を特に若い人たちに伝えたい!とペンをとったのだそうだ。

ゆるぎない信念のメッセージが語られた良書である。

児童書ではあるが、大人でも充分に読み応えのある編集・構成がされている。なにより、文字が大きくハッキリとしているのがとてもいい。

• もくじ

1、ぼくはアルピニスト

2、ヒマラヤの支援で感じたこと

3、熊本地震の被災地支援で感じたこと

4、ぼくは登り続ける

あとがき

コラム 1 ぼくの登ったおもな山

コラム 2 登山クイズ

コラム 3  ぼくを抱きしめてくれたマータイさん

               ★

野口健氏の出演しているYou Tube 動画(しくじり先生)で、彼のだいたいのこれまでの生き様がわかるよ。(興味のある方は上をクリック↑)

アルピニストは自分で企業を回って独自の登山活動をプレゼンし、協賛や支援を貰い高い山へ登るのがおもな仕事だ。

その地域でお世話になったシェルパ(山岳ガイド)の生活の糧となる仕事を与え、その地域が発展途上であれば、学校を作り支援の幅を広げるのが最も重要な仕事だともいえる。

山が登山が好きなだけじゃとてもできない。

きれいな山に登るためには清掃活動も重要だ。富士山がゴミだらけで世界遺産登録から外されたショッキングな話を聞き、すぐに富士山大清掃プロジェクトを立ち上げるなど。

世間からは、当時、ぬるい慈善事業だと揶揄され、批判されたりするが、どんどんきれいな富士山となり今では、その活動も評価され参加者もうなぎのぼり。

こんな仕事の一環を児童書から学んだ。

 

★2024年10月7日更新 毎日の積み上げ~「何でも一万時間の法則」で本当にやりたかったことを手にいれよう【書評・自己啓発】

【ブログ新規追加499回】

一万時間の法則とは、ある分野でスキルを磨いて一流として成功するには、最低でも「一万時間」もの練習・努力・学習が必要だという。

「一万時間」の法則を謳ったマルコム・グラッドウエルの書籍を紹介しよう。勝間和代氏の訳で大変読みやすい本となっている。

天才!成功する人々の法則』マルコム・グラッドウエル・著/勝間和代・訳(講談社)

• 簡単レビュー

本書の内容を簡単に述べると、「成功する」といった要素を個人の資質からだけでなく、育った環境や持っている文化などの側面から考察した「21世紀版の成功論」だといえよう。

数々の成功の裏側には、必ず「フレームワーク」という考え方の枠組みがある。

例えば、持つ者はさらに豊かになり、持たざる者は持っているものまで取り上げられてしまう・・・これは「マタイ効果」というフレームワークに則った考え方だ。

著者・グラッドウエルが提唱した「何でも一万時間」とは、どんな才能や技量も、一万時間の練習や勉強を続ければ、やがて本物になれる!と、説いているのだ。

さらに、本書でのもっとも注目すべき点は、訳に勝間和代氏を迎えたことであろう。

勝間和代氏は経済評論家として数々の著作を生み出し続けている。興味深いのは実生活もすべて「効率」を求めて、料理などの家事、執筆にかける時間などの時短を追及した内容の書籍がほとんど。

本書の訳だけでなく、特筆するのは勝間氏の「これでもか!」というほど古今東西の例を挙げて書き切っているところだろう。

「一万時間なら、やらないよりやったほうが絶対にいい!」と、一万時間かけて経済評論家という立ち位置を手にした勝間氏のエピソードが満載の一書となっている。

グラッドウエルの祖国アメリカでは、知的なビジネス・パーソンは必ずこの本を読んでいるそうで、同国では「子育て中の若いお父さん・お母さんにも良く読まれているそうだ。

その理由は「自分の子どもにより多くの機会=チャンスを与えたい、成長して欲しいと願う親心から」だそうだ。

• 本書の内容(一部)を紹介する

世界の一流スポーツ選手に共通する「ある幸運」とは?

ビートルズやビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズが生まれた本当の理由は?

IQ190全米一の天才が大成できなかったのはなぜ?

頻発した大韓航空機事故。最大の原因は文化の違い

アジア人の「数学的才能」は水田から生れた

                ★★

現在、わたしが利用してるSNSは Facebook とTwitterだ。

Facebookではおもに、友だちとのおしゃべりや連絡手段で利用しているが、ことTwitterではまったく別のスタイルで利用している。

それは、情報収集と一早くトレンドを知るためだ。

また、あるハイパーブロガーのサイトは毎日覗く。

そこには「今日の積み上げ」というキーワードを中心に、その日やることを毎朝、きっちり書き出すためのサイトが展開されている。

例えば、こんな感じ(1、ブログ執筆  2、銀行、歯医者へ行く 3、筋トレ 4、ラジオを収録 5、新規事業立ち上げコンサル 6,読書)など。

毎日、毎日、このブロガーさんだけでなく、多くの人がこうして、自分を律してやるべき積み上げをこのサイトに公開している。

「書いたけれどやれなかった」という日もあるだろう。しかし、書いた時点でその人は成長していると考えるのだよ。

これが、面白くて毎日必ずこのサイトは覗いている。

だって、そこには「やりたくない~!」とか「逃げたい!」というマイナスなワードはひとつもない。

特にブロガーさんの口ぐせ「1000回続けたらよい!」と、常に言っているってこと。

いつでも、常に淡々と積み上げている人達に出会える(笑)

このブロガーさんもすでに7年も積み上げているそう。(もちろん、この方、やりたい仕事を手に入れて、海外移住を果たし、いつのまにかパートナーを得て充実真っ盛りの30代)

               ★★

さて、わたしのブログも1000回を目標に「毎日更新」を続けている。もちろん「一万時間の法則」を読んで実践してきた。

今日で499回。毎日、淡々と積み上げ中だ。

一万時間の法則とは、言うなれば継続する!と決めた「覚悟の結晶」なのだ。

わたしの1000回毎日更新もたぶん達成するだろう。

そこで手にするものは「地道・着実」だけだ。

なんと平凡なものだろうか。

しかし、人としてもっとも偉大なことなのかもしれない。(たとえブログごときであっても・笑)

継続の味をしめたら、人生丸もうけ!(笑)