『ピンチに慌てず、チャンスを創る~82のゴールデンルール』大串亜由美・著(ファーストプレス)【書評・ワークスタイル】

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ピンチに慌てず、チャンスを創る~82のゴールデンルール』大串亜由美・著(ファーストプレイス)

※ こちらの書籍広告はAmazon 音声サービス「Audible版」のみ。

• 書籍概要

「自分らしく」仕事をするには?

そして周りから「選ばれ続ける」には?

そこにあるのは思考の到達点だ。

「一番」と「一流」の違いとは?

「一番」と「一流」の違いを、明確に文章で表現された。

この違いを知るだけでもこの書籍を手に取った価値があるだろう。

著者・大串亜由美氏は大手外資、国内企業を中心に9年連続で研修を250回以上続ける「常に選ばれる」アサ―ティブコンサルタントだ。

アサ―ティブ第一人者の著者・大串亜由美が、一歩先に進むため、成長するためのゴールデンルールを紹介する。

そこには「本物」の仕事をするための秘訣がある。

                 ★

目次

自信を持って仕事をする-一流の条件
1 目指すのは一流
2 一流になるのに、才能は要らない
3 “ I am perfect as I am. ”
4 最後の最後まで、手を抜かない
5 できない無理はしない

1週間で大きく変わる-一流の仕事術
18 月曜日の朝は、いつもより早く出社する
19 手ぶらで行かない、帰らない
20 アジェンダを〝動詞形?にする
21 ミーティングはイベント。仕込みが肝心
22 即・短・心

「自分らしさ」を磨く-一流の見極め
49 走らない
50 「次の人」への配慮
51 割り込み厳禁
52 「忙しい」は、かっこ悪い
53 オフィスで寝ない

印象に残る「自分」を創る-一流の見た目
60 「見た目」が中身
61 プロとしての身だしなみ
62 袖丈1センチ
63 「自分らしさ」を人に訊いてみる
64 小物に統一感

選ばれる「存在」になる-ピンチとチャンスの活かし方
69 ピンチな時は、角度を変える
70 判断する時は、高さを変える
71 「できない」「わからない」はチャンス
72 「プラスα」で挽回
73 失敗を引きずらない

「自分らしさ」を活かす7つのヒント-「合格」から「一流」へ
1 配慮はするけど、遠慮はしない。
2 過去は引きずらないけど、忘れない。
3 簡単に諦めないけど、無理もしない。
4 芯はあるけど、頑なにならない。
5 誰に対してもベストを尽くす。
でも、全員から好かれることを求めない。

                 ★

一番と一流を言葉で表現するとこうなる

一番とは→常に他人との競争がある「相対的評価」が一番。

一流とは→誰とも比べない独自の「絶対的評価」が一流。

これでわかるのは、目指すべきは「一流」であるということだ。一流を目指すとは、己を磨くことに他ならない。

目先の誰かの行動や成績に囚われることなく、自分の「生き方」「働き方」「楽しみ方」をどんどん、成長させて行こう。

そうするうちに「一番」とかは勝手についてくるかもしれない(笑)


★2024年8月2日更新 ワクチン接種2回目終わり~只今、発熱中【健康・コロナワクチン接種後】

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今日のお昼に新型コロナワクチンの2回目を接種してきた。

午前中に超大事な案件を一つまとめて、意気揚々と接種センターへ向かう。

でも、何かが前回と違う。熱だ。

朝から、36度8分だった。それを気にするわけでもなく、接種センターでは35度4分。急降下していた。どうせ、熱中症気味だったんだろうと軽く考えていた。

で、背中や左足に微妙なピリピリする感覚がある接種を終えて、一件落着だわ~~とか。セブンでアイスを買ってね(笑)

で、今日は午後休を取ってるので、家で事務処理を3時間ほど夢中でやってたら、軽いめまいがしたんで、昼寝として何と、今まで3時間もの間、眠りこけてたの。

発熱したようだ。37度5分。

熱くてとりあえず、冷たい牛乳を飲んだら、美味しいのは一瞬。気持ち悪くなった。

今夜はもう、これをアップしたら寝るようにしよう。

明日から書こうと思っていた書評も準備はできているが、何しろ頭が働かない。

というわけで、「コロナワクチン接種2回目を受けたら、見事に発熱!」という話。

歳を取ると、針も怖いけど、熱も相当怖いんだよね(泣)

では、また明日(^^♪ (576文字)

さあ、1日。今月の目標を立てよう!~習慣にすると思いがけない人生の充実感が生まれる🎶【紙上講座・月間目標】

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さあ!8月1日。毎日オリンピックのメダルラッシュに胸躍らせているが、今年の夏は、首都圏も緊急事態宣言延長で、8月メインに考えていたちょっとの遠出も諦めた。

相変わらず、何と戦っているのかわからなくなっちゃいそうだが、ひとつハッキリと言えることはコロナの終息に他ならない。

そこに焦点を当てた思考を持つのが一番大事。

動きにくい、思い通りに行かない世の中だが、自分にできる最大限の感染対策をし、自分で変えられるモノゴトに集中するしかない。

で、自分にできるモノゴトの最重要は「1ヵ月の目標を立てる」ことだ。

今さら、目標?とか言わないで、どうぞ、お付き合いください!

なぜ、毎月の目標を1日に立てるのがいいのか?

以前のブログで、わたしの好きなモノゴトの一番は、何を隠そう「目標を立てる」ことだと書いた記憶がある。しかも、小学生の頃からだから、早や〇0年(笑)

混沌とした頭の中をきれいに整理し、次にやるべきことがらを考えに考えるのは、お金の一切かからない「夢の実現の一歩」だと常々考えてきた。

1日(月初)に前月の活動や目標に対しての取り組みを振り返る。※これが一番重要かもしれない。

抱えている問題や課題をもう一度精査する。そこにさらに、追加して「やりたい」「行きたい」「欲しい」「捨てる」などあらゆる観点で見直しを図るのだ。

要は、1日という切りのよい日に、一切を洗い出せれば、より具体的な毎日が送れるじゃない?

目標はあくまで努力目標。達成できなければ翌月へ繰り越そう!

わたしは、問題点や課題を洗出せたらまず成功と考える。だって、自分の棚卸しって、イヤになるほど面倒くさいでしょ?

それを、大事な時間を使って自分のために徹底して洗い出す。

その行動自体が一番有益だとも考えている。だから達成するとか、しないは二の次なんだ。

まず、「洗い出し→目標に落とす→行動する→何らかの結果が出る」(わたし流PDCA)この4つを繰り返し続けるのがいい。

そして、見直しのタイミングを1ヶ月とする。これでかなりの混沌が解消されるハズよ。

誰にも言わない、自分だけの目標でも良い。一方でSNSなどで、目標の進捗を発信して、広く知らしめる行動で目標達成を促すのも良いね。

まずは、「目標を立てる」これが一番。若い頃のキラキラしていた自分に戻れるチャンス!

「オリンピック選手じゃあないんだから、普通の人には目標なんてナンセンス」とか言わずに、挑戦の夏にしようじゃないか!

というちょっと暑苦しい提案(笑)

※ TOPの写真は、最近ハマった「塩クロワッサン・あんこ」すごく美味しい。見つけたらぜひ食べてみて♪

2024年7月31日更新 SDGsの取り組みを家の中からやってみようと考える8月♬【暮らし・SDGs】

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あらゆる可能性を秘めたSDGs(持続可能な開発目標)の取り組み。

今でこそ、若者への浸透が叫ばれているが、実際、若者に呼び掛けて「あのひと」のように、地球温暖化への取り組みを命がけでやるだけでは、2030年のSDGsの大目標には絶対にたどり着けないだろう。

では、誰でも、カンタンに「夏休みの自由研究」みたいに取り組めるSDGsってどういったものがあるのか?

ちょっと調べてみた。

こんな企業様のHPを見つけた→エコワークス株式会社(エコな家づくりを目指す総合住宅メーカーさん)

こちらの企業では、キーワードに「環境建築」という発想を取り入れて、健康、自然など生きるのに重要な観点をSGDsと紐づけして新しい住まい方の提案をされている企業だ。

で、わたしたちが、今いる場所でできる一番簡単なSDGは、これ!

高熱費の削減を真剣に考えよう!

まず、家の電気、ガス、水道のメーターの位置を確認しよう。

次に、今、現在の数値を記録しておこう。

そして、最初の一週間は今まで通りに電気もガスも水道も使って行く→二週目に前週の数値と比較してみよう。たぶん変わりないはずだ。

で、二週目ではいよいよ、できる限りの節約モードで電気、ガス、水道を使ってみる→三週目に入ったところで二週目の数値と比べてみる。

こうすることによって、今まで漠然としていた光熱費のムダを知ることができる。

ムダ削減への取り組みが簡単にできるのを知って家庭内SDGsが進むってワケ。

先日、とあるWEB講座で知ったのだ。さっそく夏休み前の8月1日からやってみようっと!

だって、家の電気、ガス、水道のメーターの場所すら知らないかも(泣笑)

現在、爆発的に増え続ける東京のコロナ感染者。

感染防止でさらなる自粛生活になるだろう今年の8月。

それならば、知恵を尽くして「我が家のSDGsの取り組み」をきっちりやってみようと考えている。

でっかいことだけがSGDsじゃないんだよ。

目の前のできることから始めよう!という提案だ。

ぜひ、わたしと一緒にどうぞ!

「印税」の報告を頂いた~文筆家なんだと、改めて感じた日【紙上講座・印税】

【ブログ新規追加430回】

わたしはこれまで、ビジネス本二冊(一冊は電子&紙版)を、都内の某出版社で出版させて頂いた。

2020年5月『書くことで今すぐ仕事を得る!仕事をエンジョイできる文章術

2016年6月『20代から50代の女性へ。一生働き続けよう。意識変革と夢の実現。お金はかかりません!』www.amazon.co.jp/

昨日、古暮由実(作家名)宛てに、2020年~2021年度の二冊の売り上げ実績と印税報酬とふたつの資料が添付されたメールを頂いた。

メールを開いて、「古暮?」

ああそうだった、わたしの著者名。

すっかり忘れていた。

わたしは、執筆が終わり脱稿したら、もう書籍のあれやこれやはすべて忘れてしまう努力をする。

だって、嫁に出した娘だから(笑)

そして、いつものブログを毎日書くという習慣に戻る。本業は出版営業として本を売るのが仕事の中心だ。

要するにいつも「文筆家」ではなく、たまに「文筆家」になる。

              ★

「売る側」から「書く側」に周るのは、ただ楽しいだけじゃない。

脳ミソの使い方が半端じゃなくなる、相当の労苦を伴うものだ。

それゆえ、書籍を執筆するという行いはとてもエキサイティングなものだと考える。

稿了するまでのあいだ、わたしは文筆家として仕事を請け負っている。

この文筆家という気分は、本業の出版営業でもなかなか味わえない特殊なものだ。

で、一心不乱に書き上げて、そこからさらに推敲の鬼となって書き切れたら、もうあと戻りはしない。

今の自分の力量に見合った原稿が仕上がる見込みが立ったところで執筆は佳境を迎え、その後稿了という道すじができる。

今まで、二冊の書籍を執筆してきたが、未熟な自分の力量を客観的に推し量れるようにもなった。

それは、毎日2000~3000文字という単位でブログを書いているからであろう。

そう、まるで筋トレ。

鍛えれば鍛えるほどmm単位で、自分の執筆力量が分かってきて、そこから内容や細かな章立てを推測し、自分からテーマ出しや納期を決めることができてきた。

ブログを書き続けてきて、いつでも「書きたいことを思い切り書ける」という状態になった。

狙い通りだ。

今では、どこを切っても金太郎あめみたいに、すぐに執筆に取り掛かれる。

とはいえ、「賞が取れる本」とか「売れる本」が書けるのとはまったく違う世界なのだけどね(笑)

ただただ、「書き続けて生きたい」というわたしの夢の実現なのだから。

そして、出版して原稿料も頂き、少し時間を空けて売り上げが起こり、印税=報酬が入ってくる仕組みだ。

電子書籍は毎月たった一冊でも売れれば報酬が生まれる。

紙の書籍の印税(売り見込み)は、一回だけどーんと入るが、それ以降にはない。

そこへ行くと、電子書籍は売上に応じて報酬印税が発生するから、長いスパンで書籍を売り続けることができる。しかも紙書籍のような在庫が一切、発生しないのも気に入っている。

ある意味、電子書籍は有形財産(?)として持つといいかな・・・とかも考えている。

たとえ無名であっても一冊でも書籍を世に出したら、願わくば次も出したくなるのは当然だろう。

               ★    

思いがけず、多くの皆様に書籍の購入を頂けて、感謝の極みだ。

今後、執筆の予定はないが、いつでも文筆家として望めるように「ブログを毎日書くという筋トレを続けて行こう」と改めて決意をした。

細やかな末端の文筆家なのだ。

2024年7月29日更新 自分への「応援歌」持ってる?~わたしはこの曲🎶「チアーズ」Mes、Green Apple【暮らし・応援歌】

【ブログ新規追加429回】

うだるような暑さの月末。

あと2日頑張ったら、週末でもう8月!

ちょっと焦っちゃうな。

もちろん仕事が一番だけれど、ひたひたと仕込む遊びもぬかりなくやりたいし。

で、そんな少々うわっついた気分を後押しするのがこの曲。

Mrs、Green Apple CHEERS=チアーズ」だ。

歌詞の抜粋

♪教えてよ君は何故「幸せ」と追いかけっこしてるの?

彷徨えたら楽だろうな 矛盾する今日もとりあえずさ

生ぬるいjuiceで乾杯 くだらない話に万歳

だって世界は相当クラクラ

そんな気分なんかは bye-bye♪

                ★

とまあ、結構ゆるく世間を風刺してる感もありながら、絶妙な脱力感もあって、コロナ感染者、東京は3000人を超えた昨日、この曲を自分への「応援歌」としたってワケ。

さ、♪ブルーな気分にbye-bye 些細なことでいいからワイワイ♪

で、行きましょ(笑)

土用の前に特定健康診断を終える~毎年のカラダおもいをしてきた【健康・健康診断】

【ブログ新規追加428回】

今日は土用。

早朝に玄関にカブトムシが来訪。

うなぎは早々先週食べておいた。季節を感じる食材は絶対に外せない。

一方で、江戸の土用には「冷やし甘酒」を飲むというのが、当時の江戸っ子たちの夏を乗り切る習慣だったそうだ。

わたしの夏を乗り切る習慣のひとつが、毎年、市から発行される特定健康診断(無料区分の基礎検診)をきちんと受けることだ。

で、昨日土用の前に今のカラダの状態を調べてもらってきた。

検診の結果は郵送で送ってもらえる。

そこには、前々年度からの自分の体の中の数値が記載されている。

年々、身長が低くなってきているのに気づいた。老いるってこういうことなんだ(泣)

わたしが注目しているのが、血液検査の数値だ。

• 血中脂質検査→中性脂肪、HDL-コレステロール、LDL-コレステロール

• 腎機能検査→クレアチニン、eGFR

• 肝機能検査→AST(GOT)、ALT(GPT)、y-GTP

• 糖尿病検査→血糖、ヘモグロビンA1c

• 痛風検査→尿酸

なんと、血液を調べるだけでこの6つの数値がすぐに判明する。

大事な機能ばかりだ。カラダを健やかに保つのには常に血液の状態もきれいでサラサラにしておかなければいけないね。

しかし、コロナワクチン2回目の来週に受けるのだが、これまで6月末から毎週のように、病気になったことから血液検査や筋肉注射などをしてきた。

「チクっとしますよ!」と言われるのも慣れてきた。老いるってこういうことなのね(笑)

特定健康診断の結果は約1ヵ月後に届く。別段、楽しみなものではないが、今の自分を知る手がかりの一つなのは間違いない。

ちゃんと、受けるべきよね。

だって只だし。

やった気になれる一番簡単な方法なんだもの。

さて、今日は夫の大学病院での検査日。終わったら「冷やし甘酒」でも

飲んで残暑を乗り切ろう!




2024年7月27日更新 雑談って大事~外の世界と触れる唯一の空間【暮らし・雑談力】

【ブログ新規追加427回】

営業職のわたしは普段から人に会うのが第一の仕事。

そこにはアポの電話や今、ごく普通になったオンラインでの会話などがファクター(要素)として存在する。

しかし、そういったファクターはあくまでものごとを円滑に運ぶためのツールに過ぎない。

要するに、人の持つ微妙な表情や声色がわかりにくいからだ。

この数か月どんどん仕事先での訪問不可が続いていた。昨日、思い立って電話で様子を伺うのも何なので、久しぶり!という感じで何気に伺ってみた。

そして、久しぶりに「会う」客先は、以前のままの場合もあるし以前とはちょっと変わって、丁寧な対応に変化を遂げていたなんていうのもあった。

こちらは言われた通りに対応させて頂いただけだ。

多分そういった「引き際」を理解して時間を空けた(来ないでと言われたから行かなかった)・・・というわたしの対応がどうやら正しかったようで皆、態度も軟化していた。

誰にでも、触られたくない時があるし、根掘り葉掘り電話で聞かれたくないという場面もあろう。

コロナの影響は店舗商売の方々には深い傷となったのだとおもんばかった。

しかし、そうした微妙な空気感も会わなければ、なかなかわからない。

仕事もほんとに生き物と変わりないんだね。人間が司るわけだから当然と言えば当然だけれど。

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で、仕事以外の人と会うのもコロナで、ずいぶんとご無沙汰になっていた7月はじめ。ちょっと体調が思わしくなかったわたしは、元看護師の女性に会いにいった。

彼女は会うなり、わたしの近況などまったく聞かず、自分のことをばあ~~~!っとしゃべる、しゃべり続けるのだ。

普通なら「えっ?」って思う、コミュニケーションベタな人なんだけど、一貫して「聞いてほしい」攻撃を仕掛けてくる。

実は、わたしはこういった雑談に飢えると彼女の話す「どーでもいい話」(本人がそう言う・笑)を延々聞きに、わざわざ足を運ぶんだ。

それぞれの家庭や仕事の話を断片的にする。そうするうちに会わなかった期間の暮らしぶりが伺えて、何とも言えない充実感のある時間に生まれ変わるのだ。

ただ、ただ、聞いたり、聞いてもらったりを繰り返すだけだけど、楽しかったな。

仕事以外で人に会うのはとても刺激的。用件や案件絡みの面会はまるで、誰にも会っていないのと同じかもしれない。

人と会うと、わたし自身がとても狭い世界に、いつの間にか入っていたんだといつも気づかされる。

                ★

会話を交わすとは、相手の持っている時間を共有するものだとつくづく思う。

元看護師の彼女が、今どんなことに興味を持って学んでいるのか?これからどうしようとしているのか?などが垣間見えるのが会話の持つ魅力だ。

自分語りの多い人の話は聞きたくない!という人も多いだろう。

しかし、そこには、わたしよりも数歩先を行く世界が開かれているのかもしれないし、当たり前のようであって当たり前じゃないんだ。

わたしは、彼女の「どーでもいい話」を聞きながら、自分の乾いたかさぶたをべりべりと引きはがし、新しい皮膚を手に入れたみたいな爽快感があった。

そして心優しい彼女は体調の優れないわたしを気づかい、途中の道まで見送ってくれた。

最後に、「話を聞きにきてくれてありがとう!」と言ったの。

わたしも「たくさん話をしてくれてありがとう!」と返した。

このやりとりだけで、わたしは昨日までの自分のいた枠の外へ一歩踏み出せた気分だった。

ね。雑談って大事!

               ★

コロナ禍でなかなか人と会えなかったりすると、雑談する場面がガクって減っちゃったのが残念。

本当に大事なことは、用件ではなく雑談の中に落ちていたりする。

コロナの影響でまだ辛抱が必要だが、早く気軽におしゃべりを楽しめるようになればいい。

せめて、自分の風通しを良くして周りの人の言葉に耳を傾けて行きたいと願うものだ。

トップの写真は、昨日のひまわりのとなりに無限(笑)に咲き誇るキバナコスモスの畑。あちらこちらで花々のひそひそ話が聞こえてくるような一枚を撮ってみた。

台風が接近しつつあるよう。

どうぞ、お気をつけて。


燃え尽きたいと望み叶わなかったボクサー・栄光の背番号3によって消えた三塁手/勝負の世界に何かを賭け喪っていった者たちの物語『敗れざる者たち』沢木耕太郎・著【選書・文化】

【ブログ新規追加426回】

オリンピック5日目、アスリートの誰もが、喉から手が出るほど欲してやまない金メダルを早くも掴んだ選手がいる。

一方で、なぜだか、不安が的中した・・・という金メダル候補、まさかの予選落ち。

それぞれの戦いが明暗を分け始めたオリンピックの晴れ舞台。

TVで観戦する側もハラハラドキドキしつつも、アスリートたちがコロナ禍の中どんな思いで戦ってきたのであろうかと、心中を察するあまり「すべての選手が全力を出し切って戦える」ようにと、願ってやまない。

そんなスポーツ一色の中、ずいぶん前に図書館で予約をしておいたノンフィクション作家でありスポーツライターである沢木耕太郎氏の著書『敗れざる者たち』が届いた。

さっそく、オリンピック中継を観ながら読み始めた。

敗れざる者たち』沢木耕太郎・著(文春文庫)

もくじ

1、クレイになれなかった男たち

2、三人の三塁手

3、長距離ランナーの遺書

4、イシノヒカル、おまえは走った

5、さらば宝石

6、ドランカー(酔いどれ)

                 ★

読後レビューする。

               

『敗れざる者たち』見事なまでに名著である。

実在の人や動物(馬)による実話を、著者 沢木耕太郎氏の手にかけると、まるで魔法がかかったみたいに、活き活きとした作品に仕上がるのだ。

それぞれのアスリートたちの戦い切った後の姿が爽やかなこと、この上ない。また、著者自身がその気持ちに浸り切った文章に圧倒されもする。

ここでは確かに、ボクシング、野球、競馬、マラソンで華麗にチャンピオンとなり一流と呼ばれ頂点に立つことが「叶わなかった」アスリートたちの、「報われない」競技人生がこれでもか!と描かれている。

しかし、敗者の気持ちに浸り切った著者、沢木耕太郎氏の描くアスリートには微塵たりとも暗い影はない。

あるのは、無冠の帝王とも言える「終わった者たち」の清涼感だけだ。

これは、いったいどういうことなのであろうか?しばし、本を置いて考えてみた。

そして、かすかだが答えを導き出せた。

それは、沢木耕太郎氏の描くアスリートは、その人本来の持つ人生を「生き切る」ことに「夢中」だったのだ。

著者は「夢中」さをコアに戦いを描き切った。

そこには感動秘話や涙も汗もすべてを飲み込んで戦ったアスリートの昇華した姿があっただけだ。

「夢中」はすべてに通じる魔法なのかもしれない。

                ★

今朝、近所のヒマワリ畑に撮影に行った。

まだ7月だというのに、すでに花びらを枯らしたヒマワリも多く驚いた。

しかし、その横には、すくすくと太陽を浴びて伸びる真新しいヒマワリたちの姿もあった。

花の世界も戦いのまっただ中。 まさに「光と影」だ。

月にはそれぞれ名前がある~7月24日のバックムーン~名前の由来と『1Q84』の話 【風景・月の名】

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7月24日(土)はバックムーン(男鹿月)。

トップの写真は午後22時30分頃。いつものカメラで月の「光」を存分に蓄えた一枚を撮った。

2021年7月24日(土)に満月「バックムーン」を迎えた。夏の満月は、冬の太陽の軌道をたどるため、低空に見えるのが特徴だ。

また、土星が木星に接近するもうひとつの天体ショーも行われる。時間が生命線な天体ショーは肉眼だけのわたしにはちょっと無理だから、トップの一枚を撮っただけで充分に満足だった。

バックムーンという名前の由来

満月には、各月ごとのムーンネームがあり、7月の満月は「バックムーン」と呼ばれる。

名前の由来だが、アメリカの先住民が名付けた名称だそう。7月になると雄鹿(Buck)の角が生え変わることから、そう呼ばれるようになった。ちなみに夏の嵐の多い季節には「サンダームーン」とか、トウモロコシが実る季節には「ライプコーンムーン」など、ユニークな、名前を持つ月もいるようだ。

しかし、どの月も全部おんなじ月だけれど(笑)

資料元→https://news.yahoo.co.jp/articles/66a421d5127ae94369ae4de7c04244005bda6a11(ヴァンサンカン25ansより)

『1Q84』を全巻読み終えて~ちょっとだけネタバレを~

村上春樹氏の大ベストセラー長編大作『1Q84』全巻を読み終えた。

この「1Q84年」の世界に没入したということがわかる唯一の現象は「月が2つ見える」という現象というか症状が各々に起こることだ。

ダブル主人公の「青豆・女性」も「天吾・男性」も皆、ある日を境に夜空に月がふたつ浮かぶのを日常的に「目」にするようになる。

二人は長い間、離れ離れになっていたが、様々な殺人事件への関与を繰り返しながら、どんどん再会への運命軌道が興されてゆく。

最後には手と手を取り合い「1Q84年」からの脱出を見事に成功させる。

ずっとサスペンスと宗教、詐欺師とのきな臭い攻防を読み続けてきた読者へのご褒美は、青豆と天吾が最高級ホテルのスイートから眺める「現実に戻った一つだけの月」だった。

そう、『1Q84』は月が取り持つ、壮大なラブストーリーだった。

※以前のブログも一緒に載せておこう。