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簡単レビュー
数学者が綴る読解と思索の旅
読解力とは「人生を味わう力」だった!
数学者が“読む人”に向けて綴った珠玉のエッセイ集
AIと教育・数学リテラシーをめぐる活動で国際的にも知られる著者が、日々の出来事や大切な思い出に寄り添いながら綴ったエッセイを収録。
過去の風景、大切な人とのやりとり、なぜか今でも心に残る一瞬…それらをそっと取り出して言葉にし、その過程を通じて、「記憶とは何か」「人間とは何か」を深く洞察していく。
日本エッセイスト・クラブ賞など数々の賞を受賞した著者が、数式では表せない記憶、感情、言葉の余白を表現し尽くした、まさに新境地となる1冊だ。
★★★
わたしは、すべての書物の中で「エッセイ」が一番好き。
様々な技巧を使って書き上げる「小説」はやっぱり、この歳になっても以前として興味が湧いてこないのだ。
人の持つ背景にそれこそ、興味が尽きないのが「エッセイ」をこの上なく愛する最大の理由。
今回取り上げた、『夏蜜柑とソクラテス』著者の新井紀子女史は、ひょんなことから、林真理子女史のエッセイが大好きな少女で、エッセイストを夢見ていたのに、数学を紐解く学者となり、現在ではAIの第一人者だそうだ。
そんな、背景をエッセイにまとめた一冊だ。(3章立てで、30篇のエッセイが書かれている)
装丁の毛糸編みも少し、野暮ったい(笑)でも悪くない。だって数学者だもの。イケイケなはずないじゃん!
というわけで、大好きなエッセイの紹介をした。
ご興味にある方はぜひ、一読くだされ。
特に「ポトスが買えない深いわけ」というエッセイでは、著者が小学生時代に出会う「挿し木」の話。なんと、大人のなった今でも「挿し木」や「水耕栽培」をしたり、どんな植物が再生可能なのか?とか妄想しているらしい。
植物は「芽が出てモノから生命へと変わる瞬間を見届ける」それが楽しくて仕方がないと〆られていた。
それでは、また!

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