『あなたの中に眠っている才能に気づく7つのステップ』中山和義・著(フォレスト出版)【選書・自己啓発】

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あなたの中に眠っている才能に気づく7つのステップ』中山和義・著(フォレスト出版)

•簡単レビュー

累計32万部突破のベストセラーシリーズを出せた本当の理由


「あなたもビジネス書のスター著者になりませんか?ベストセラー著者になれるノウハウを教えます」

というフォレスト出版の企画から、見事ベストセラー著者となった中山和義氏。

押切もえさんの推薦で話題となり

16万部突破のベストセラーとなった『大切なことに気づく24の物語』を皮切りに

シリーズ4作の累計部数は32万部を突破。

今や、ビジネス書のスター著者としての地位を確立しつつある中山氏。

なぜ、彼はベストセラーを出せたのか?
それは後に「伝説」と言われる、あるセミナーがきっかけだった。

当時を振り返って、中山氏は以下のように書いている。

~友人の勧めもあってこの企画に応募した。

1次の書類選考を通過した後、

2次選考の太田社長との面接に行った。

その時、太田社長に

「あなたの強みは何ですか?」

と質問をされたので

「私の強みはテニス事業で人を集めたことです。

だから、それを本に書きたい」

と答えた。太田社長は、私の顔をじっと見ながら

「中山さん、あなたの本当の強み、才能はそんなことではありません。

本当の自分を見つめれば本当の強みと弱みが分かるはずです。

それが分かってから本を書かないと売れる本にはなりません」

と言った。続けて

「売れる本を読むと、書いた人の本当の強みを行間から感じることができます。

本だけではなくて、仕事でも実は同じです。

自分の本当の強みに気づいて仕事をしている人は、

その仕事の中に強みが含まれています。だから、うまくいっています。

自分の強みは成功していることや好きなことだけを考えても分かりません」

とアドバイスをもらった。

この時には太田社長の話の本当の意味は分からなかったが、

その後、幸運なことに2次選考を通過して、

太田社長から本の書き方を直接に指導してもらうことができた。

今なら、何を伝えたかったのかがよく分かると~「プロローグ」より抜粋

その後、自分を見つめるためのワークを数多く受け

「自分の本当の強みが何なのか?」に気づいた中山氏。

その後のベストセラー著者としての活躍は言うまでもない。


本書は中山氏が学んだ「自分を見つめるためのワーク」を

7つのステップにまとめ、誰でも簡単に、

自分の「本当の強み・才能」に気づくことができるように工夫した。


そして、自分の中に眠っている「大きな可能性」を感じて欲しい。

自分の「本当の才能」を活かすことができれば

「仕事」「名声」「成功」「人間関係」「恋愛」「お金」「夢」は思いのまま!

あなたの人生が変わる!

                  ★

今朝は、とあるcafeにて、中山氏の推奨する7つのステップの №5「人生で経験したい100 のこと」をノートに書き出してきた。

それがねえ、100個の経験したいことって、なかなか書き出せるもんじゃないの!

はじめっから、凄く悩むのは明白だ。だから、いきなり100個書き出すより10個のテーマ(家族とか、自身の仕事とか、わが家の経済とか、旅とか、人脈とか・・・)を決めてそのひとつ、ひとつに10個ずつ書き出してみた。

結局、75個で筆が止まっちゃった(泣)もっと、欲望を絞り出さねばね!でも、これまでの強欲に突っ走ってきたおかげかも。

もっとおだやかに叶えたいことや体験したいことを書き出して100個にしてみよう。

とてもひと様には見せられるノートじゃないから(笑)

それでも、慎ましいというか身の丈に合ったことしか書けなかった(泣)

例えば、南極に行きたいとかフェラーリに乗りたいとかいうのはまったくなし。しかし、欲望を洗い出すのがこの「体験したい100個のこと」の目的なんだから、「ベストセラー小説を書きたい」はあるあるなの(笑)

ここで、№5の 書き出しワークをやるメリットはこんな風に書かれていた。

「才能のあることは、少しぐらい面倒でも、すぐにやりたい!という気持ちになるものだ」「自分が欲しいもの、やりたいことを考えると、その中に隠れている才能に気づくものなのだ」「才能と強い関係がある自分の持っている欲望についても深く考えることができる」「欲望にはお金が強く関係するので、お金についても深く考えられる」(文中より)

なるほど、わたしが体験したいこと、叶えたいことの半分以上が「お金」が解決してくれるものごとばかりだった(笑)

しかしだ、そのお金をどうやって持ってくるのか?ここに工夫が必要だし、今の等身大の私では、到底叶わないことばかりを書き出していた。

欲望のままに「あ~なりたい!」「こ~なりたい!」「あ~したい!」「こ~したい!」と、1時間半ほど、もがきながら殴り書きをした。

で、このノートをずっとそばに置いて、叶ったものから消して新たに書き足すのだそうだ。

現在のわたし達は、かなり恵まれた環境にいる。本当に多くのことが自分の努力次第で達成できる。

~達成したいことが明白になれば、それに必要な才能が現われる~

さ、「体験したい100個 のこと」を書き出してみよう!

尚、この書き出しと一緒に、「今年中に実現したい2つのこと」も書いてみよう。

2つなら書ける。この2つが叶ったら、他のが叶わなくてもかなり幸せな気持ちになるだろう。

どう?2つ。やってみない?

『Joy at Work~片づけでときめく働き方を手に入れる』近藤麻理恵 / スコット・ソネンシェイン 著(河出書房新社)【選書・自己啓発】

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『Joy at Work~片づけでときめく働き方を手に入れる』近藤麻理恵 / スコット・ソネンシェイン 著(河出書房新社)

• 簡単レビュー

世界が注目するこんまりの最新テーマは「仕事」

デスク周り、時間、会議、人脈、データ…

「スペース」も「頭の中」も片づければ、
人生が劇的に変わる。

1200万部突破
世界的ベストセラー『人生がときめく片づけの魔法』を
仕事に活かす最新メソッドを初公開。

「仕事まわりの片づけを教えて欲しい」
「何度デスクを片づけても、あっという間に元に戻ってしまう」
といった声が著者のもとに数多く届いた。
本書は、まさに待望のテーマ。
著者10年ぶりとなる書き下ろし大型新刊だ。

•エヴィデンスに基づいた最強メソッド。読むことで納得の片づけ術が手に入る。

「営業成績が上がり、自信が持てた」
「2時間早く帰れるようになった」
「小さい頃からの夢を思い出し、会社を辞めて起業した」など、体験後のエピソードも豊富。

なぜ、片づけで「結果」が変わるのか?

共著のスコット・ソネンシェイン教授は、組織行動学の権威にして
「ときめくキャリアづくり」の専門家。
科学的データをもとに、具体的な片づけ法を徹底解説された共同書。

~自分の働き方・人生のあり方を見直したいすべての方へ~

家を片づけると人生がときめくように、
ワークスペースを片づけることで、
キャリアがときめく、整う、うまくいく。(文中より)

私たちの生活、働き方に大きな変化が起こった今、
自分にとって本当に大切なものを見つける方法を説いた本書は、
今まさに必要とされる一冊だ。

【もくじ】

第1章 どうして、片づけが必要なのか?
第2章 片づけでリバウンドしないために
第3章 仕事場を片づける
第4章 デジタルデータを片づける
第5章 時間を片づける
第6章 決断を片づける
第7章 人脈を片づける
第8章 会議を片づける
第9章 チームを片づける
第10章 片づけの魔法をシェアする
第11章 もっと仕事で“ときめく”ためには

                     ★

以前、この本は紹介した?・・・と、思い込んでいた。

わたしとしたことが(泣)

で、気を取り直してしっかりレビュー入れて紹介したよ。

この洗練されたかっこいい片づけ本で、「ときめく空間」を手に入れたわたし。

現在、厳選したモノだけをそばに置いて、ブログを書く最高のときめき時間を生きている。

いまいち、片づけに気乗りしない人におススメの良書。

さあ、仕事の支度に取り掛かろう!

『もう、服は買わない』コートニー・カヴァー・著(ダイヤモンド社【選書・自己啓発】

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~服が減れば、選ぶのもおしゃれに見せるのもラクになる!~ 書籍奥付より

もう、服は買わない』コートニー・カヴァー・著(ダイヤモンド社)

• 簡単レビュー

Project 333とは? 「3か月間、33着(アクセや小物を含む)で過ごすミッション

まずは3カ月、新しい服を買わず、手持ちの服だけで過ごしてみて。

無駄な服が 減り、自然と「よく着る服」だけが残るはず。

おしゃれや、気分転換のために新しく服 を買う必要はなし。

手持ちの服だけで、十分新鮮に、おしゃれに見せられる。

あとは、モノが溢れる日々を繰り返さない覚悟が必要なだけ。

                     ★

わたしは、言わずもがな、物凄い断捨離魔(笑)

しかも、意を決して買った服をなかなか着ない。

数か月は、クローゼットの住人と化す。要するに、「その時」まで熟成させるのだ(笑)

今年買った、僅かな山用の服たちも、今月いよいよの出番を待つ時期となった。

わたしは、もう、気分転換で服を買うことはなくなったが、こういった書籍に発奮させられて、クローゼットを整理して、新しい服を購入するとかワクワクすると思い選書してみた。

この書籍で学べるのは「服を減らし、本当に必要なものだけにする」という行いだ。

実に基本的な考え方だし、こうとも言える。

1年に1度か2度、衣更えのたんびにクローゼットの整理してる・・・という場合は、「大きな傷口にペッと、絆創膏を貼って済ませているようなもの」だ。

この書籍によると、「自分の足に合う靴がない」とか「今シーズンのトレンドのコート」がない」とか「完璧なブラックフォーマルがない」「最新のブランドバッグがない」など、必要な量よりも遥かに大量にモノを持っているのに、それでもまだまだ足りない・・・という「思い込みにハマっているだけだそうよ。

この衣更えを繰り返しているうちは、決して、真に満ち足りた気持ちにはなれないと。

結局、買い物で新しく買ってばかりじゃあ、ちっとも自分が変われず、素敵な雰囲気からは程遠いとも。

憂さ晴らしの、買い物モンスターになっちゃダメだそうよ。キビシイ!(笑)

というわけで、おしゃれとモノの関係を根底から見直す、テキストみたいな書籍を紹介した。

「ふうん・・・やってみよう!」かな?

「マジですか・・・絶対ムリ」かな?

※ 2022年秋服はいつから?最新トレンド→https://www.2ndstreet.jp/2ndstyle/fashion/2402/

クローゼットの中身と人生を考える夏休みもいい。




『花を飾ると、神舞い降りる』須玉フローラ・著(サンマーク出版)【選書・自己啓発】

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すてきなタイトルに釘づけ!

あらゆる角度からの「お花」の持つパワーと、「お花」を飾ってしあわせをつかもう!という趣旨の書籍だ。

花を飾ると、神舞い降りる』須玉フローラ・著(サンマーク出版)

では、目次と簡単レビューをどうぞ。

• もくじ

◎なぜ花を飾ると、神のエネルギーが運ばれるのか
◎初めての妖精との出会いはパリ・モンパルナスの老舗花屋
◎「見えない世界」と「癒し」と「美しさ」の驚くべき関係
◎見えない世界から見る、この世の始まり
◎花と妖精は、見える世界と見えない世界の境界線にいる
◎お金の問題、健康の問題、人間関係の問題…… すべてはひとつ
◎エネルギーを動かす唯一の方法「観察」
◎愛由来と不安由来
◎死の瞬間、大きなエネルギーが流れ込む

• 簡単レビュー

花はそこにあるだけで抜群なリラックス効果を発揮するものだ。
また、華やかな気分にもさせてくれる。
うれしいときだけでなく悲しいときもまるで、昔からの友人みたいに気持ちに寄り添ってくる。

花には、なぜそんな力があるのか?


じつは、すべて花には花の妖精がいて、その妖精の仕業だから。
すべての花や木には、妖精がいる。

妖精は、この世を構成する5%の「見える世界」と、
95%の「見えない世界」を自由に行き来することができるのだそうだ。

妖精が、見えない世界から見える世界にやってくるとき、
見えない世界のエネルギー、つまり「神のエネルギー」も一緒に運んでくるらしい。


だから、「花を飾ると、神舞い降りる」なのだ。
花は、「見える世界」と「見えない世界」をつなぐ、
世界でいちばんかんたんな魔法。


著者は、音声配信サービス「Radiotalk」公式番組の
大人気パーソナリティーの須王フローラ氏。
フランス・パリの老舗花屋で修行をされたフローリストであると同時に、
この世を「見える世界」と「見えない世界」の両面から紐解く人生哲学「エネルギー哲学®︎」を伝えている、エネルギー哲学の学者でもある。。

本書では、「妖精」や「植物の秘密」だけでなく、「あの世とこの世の仕組み」「生と死」……といった「幸せになるための人生哲学」をお伝えしている大変珍しい書籍。

                  ★

お花がきらいな人はまず、いないだろう。

ただ、あまりに美しすぎるその姿から、きっちりと咲き切って朽ちて行く姿。まるで人の人生のようだ。

その花をあらゆる角度で、分解して「お花」の魅力を最大に伝える書籍だ。

わたしは、須玉フローラ氏をラジオ番組で知った。もちろんこの書籍も。

「お花」を愛するすべての人に読んで頂きたい一書だ。

サンマーク出版は自己啓発やスピリチュアル系の書籍が多い出版社から発刊されているが、怪しい宗教などではないからご安心を。

著者は、お花は「見える世界」と「見えない世界」を繋ぐ存在だという。

お花のパワーに触れたい方はぜひ、どうぞ!

※ 春先に撮った我が家のご近所のモッコウバラ。ため息がでるほどすてきなの。

『佐久間 宣行のずるい仕事術・僕はこうして消耗せず会社でやりたいことをやってきた』佐久間 宣行・著(ダイヤモンド社)【選書・自己啓発】

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佐久間 宣行のずるい仕事術・僕はこうして消耗せず会社でやりたいことをやってきた』佐久間 宣行・著(ダイヤモンド社)

簡単レビュー

就活生、新社会人からベテランまでどの業界でも役立つ、佐久間宣行氏からの62のアドバイス。
天才ではなく普通の人こそ本書を取り入れれば、一目置かれる人になる可能性は高い。


佐久間宣行氏が22年のサラリーマン人生の集大成として本気で書いたビジネス書。
特別ではない人こそ特別になれる珠玉の1冊だ。

サラリーマンでありながら、「オールナイトニッポン0」のラジオパーソナリティをつとめ、ファンイベントを行えばリアルで5000人が集まってしまう、45歳の普通のようで普通じゃない、いま話題の人、佐久間宣行氏が教える「誰とも戦わず、好きなことで効率的に成果を出す62の仕事術」なのだ。

佐久間宣行プロデューサーとは?

熱狂的ファンをもつ「ゴッドタン」「あちこちオードリー」などの他、ドラマのプロデュースも手掛け、2021年4月にテレビ東京を退社。独立後もまれに見る円満退社で、引き続きテレビ東京の番組プロデュースを続ける佐久間 宣行氏。

「なんでこんなに好きなことばかりできるのか?」

「なぜ敵がいないのか?」

「なぜ熱狂的なファンをつくることができるのか?」

「どうしてネタ切れせず、これだけの仕事をこなせるのか?」

その秘密を62の項目にわけて公開している。

「限られた時間」と「自分の得意」で付加価値を生み、ムダなことはやらずにコスパよく、ムダに戦わずして、ラクして速く成果を出すための力の入れ方、力の抜き方を教える。

                ★

書店でこの本を見つけ、パラっと中身を読んでみた。

驚くほどの「読みやすさ」だ。

文章をこねくり回すなど微塵もなく、言いたいことをそれこそ、ズバっと書いているのだが、

なにせ、ソフト路線的な優しさというか、ゆる~い雰囲気のする人物像が文章の端々から見え隠れする。

わたしが、一番感動しちゃったのが「結局、人生の最優先はメンタル。仕事は二の次」というくだりだ。

昔、大病をした時、女性の上司がわたしに言った言葉がある。

それは「身体が第一。仕事なんてどーにでもなるよ」と。

病気の後遺症が重く、この先どうしよう!っと、会社側の上司の心境を勝手に推し量り、きっと「困ったな、やっかいなお荷物」になったのだろうな・・・と、勝手に思い込んで心底悩んだのだった。

それが、こんな優しい言葉をさら!っと、下さった上司。

彼女のこれまでの仕事の仕方がすべてこんな「優しさ」で溢れていたんだと悟った。

本当に大事な時に本当に大切な言葉」をさら!っと言えるか?

ここが人との関わりで肝心かなめだと思い知ったの。

で、この佐久間氏にも上司のような、わかりやすさと優しさを同時に感じたのだ。

                 ★

本書の 「なりたいポイント」を4つほど挙げておこう。

消耗せずに仕事がしたい。

限られた時間でムダに戦わず成果を出したい。

取り換え(差し替え)の効かない人になりたい。

一目置かれる人になりたい。

こんな感じを目指している人に向けた62のメソッド。

ね、いいでしょ?

『カンブリア宮殿 村上龍の質問術』村上龍(日経文芸文庫)質問するって?質問の核を見つける重要性を説いた一書【選書・自己啓発】

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人気番組「カンブリア宮殿」のインタビュアーとして、300人以上の経営者と対談し、その人間的魅力と成功の秘訣を聞き出してきた村上龍氏。

対談相手や企業の歴史を「文脈」として把握し、本質的な質問、疑問を発見する作家ならではの手法をまとめた稀有な一書。

著者初の文庫版書き下ろし。

「カンブリア宮殿 村上龍の質問術」 (日経文芸文庫)

17人の経営者に対して、実際に村上氏がどんな想定質問を考え、そこから「核となる質問」を用意し、どう聞くことで、相手の本音を引き出してきたかを紹介するいわゆる番組の根幹を披露した名書だ。

例えば、自動車メーカーのスズキでは、タイトルに「安さと品質の追求」を掲げ、当時、ワンマン経営と名高い鈴木修社長が本当にワンマン経営者だったのか?との疑問に迫る。

鈴木社長が対談中に何度も「おれは中小企業のおやじで、あちらは大手さんだから」と言っていたのを引き合いに話を進めて行った。

村上氏「あちらとは?」

鈴木氏「トヨタ・ホンダとか」

村上氏「スズキにとってトヨタ・ホンダはどんな存在なんですか?」

鈴木氏「そりゃあ、あんた!雲の上の存在だよ!」と。

この時点でスズキはインド進出後売り上げ3兆円を記録していた。しかし、鈴木社長はいつだって、「町の中小企業のおやじ」だったというのだ。

人柄が企業を作る・・・この人柄を的確な質問で見事に引き出す村上氏の「質問術」がぎゅっと詰まった一書。

こりゃあ、読むしかないでしょ?

ライターさんから、作家さん、ブロガーさん、物書きと言われる職業の人にはぜひ、手に取って頂きたい書籍を紹介した。

わたしも、質問の名人になりたい!

★2024年1月15日更新 『フランス人は10着しか服を持たない 2 』続編を見つけたんで読んでみた~服だけじゃない、クール&シックな暮らし方の提案🎶【選書・自己啓発】

【ブログ新規追加560回】

以前、『フランス人は10着しか服を持たない』というタイトルがやや、ショッキングな書籍のレビューを書いた。

レビューをちょっと長いが全文引用してみる。

                    ★

「日常のなかにささやかな喜びを見つける」レビューエッセイ

フランス人は10着しか服を持たない

超片付け魔の私。

自分をミニマリストだとは思ってはいないが、かなり物に対する執着は捨ててサッパリと生きてきた。

出版されてかなり経つ本書だが、それまでまったく興味が湧かなかったティファニーブルーな一冊、「フランス人は10着しか服を持たない」を今さら読んでみたのだ。

なぜ、まったく興味が湧かなかったのかと言えば、タイトルからファッションの本だと思い込んで敬遠していたから。

しかし、内容は意外や意外、パリに住むある女性を主人公にした、自分らしく生きる提案を謳っていた作品だった。

私は主人公・マダムシックのような生き方が好きだし、丁寧な暮らし方にも憧れがあるから、最初から読むのが楽しかったな。

ファッションだけだと思い込み、あれほど敬遠していたくせにね(笑)

物を無駄にせず大切にしたいタイプだという主人公マダムシック。


しかし、今の時代物が溢れているので、ついつい「いらない物」に囲まれて、何を使っていいのか悩んだり、「みんなが持っているから」という同調主義に翻弄されて友達と同じ物を買い漁ったりと忙しい。


こんなことを悩んでいる人にはシンプルに問題解決を提示してくれる有難い本でもあるのよ。

文章の表現がちょっとだけ稚拙に感じるのが難点かしら。

何回も同じことを繰り返して書くクセがあるようで、ページ稼ぎ?かと思うぐらい。

でも元の原稿が本人のブログ記事からだとわかり、まぁ、ご愛嬌の範囲だと考えて読み終えた。

日本で、マダムシックの域に到達するのは生活感がまったく違うのだから難しいけれども、自分の好きな物に囲まれて大切な人たちと、毎日、毎食、食卓を囲む・・・という優雅なスタイルは努力目標にしてみたいものだ。

現在、日本の若い女性が求めるキーワードに「週末」というのがあるのだそう。

それは、「週末、何して過ごす?」「誰と何を食べて過ごす?」などの楽しみを毎週求めて生きているのだと。


しかし、この本では限られたクリスマスみたいなイベントではなく、いつも、いつでも一緒だと言える人間関係のコミュニケーション術なる極意が秘められていたのだ。

わたしにしては珍しく、「週末だけでなく毎日を大切に生きたい」と、目が覚めた一書だった。

                    ★

フランスはパリで最高のシックな暮らしをマダム・シックから学んだ著者。

その後、カリフォルニアに戻って、パリでのエレガントな暮らしや装いを自分の家で実践するのだ。

結婚していても、存在感のある魅力的な女性になれるし、どこに住んでいても、シックで素敵な暮らしは実現できる!

広い家?いいえ、要らないのよ。

一流の家具でなけりゃ!いいえ!どんな家具でもお気にいりに囲まれて暮らすのが素敵だと言い切る著者。

好きなモノを丁寧に使い、使ったら手入れをして、好きな人や好きなモノに囲まれておしゃれも忘れずに活き活き暮らす・・・毎日を特別な日にする魔法がまことしやかに書かれている名著。

待望の続編だった。

フランス人は10着しか服を持たない 2


『LIFE SHIFT 2 』100年時代の行動戦略~読み終えた~読後レビュー【選書・自己啓発】

【ブログ新規追加554回】

11月、かなり多忙だったが、懸案だった『LIFE SIFT 2』~100年時代の行動戦略~を読み終えて何だかホッとしている。

わかりやすくレビューするために、『LIFE SHIFT』『LIFE SHIFT 2』と一挙に2冊の紹介をする。

世界的大ヒットした前作『LIFE SHIFT』~100年時代の人生戦略~では、読み終えて背筋がピーンと伸びたものだった。

誰もが、人生100年時代を生きる。誰もが主役となれるポイントが挙げられていたのだ。ここにそのポイントを本文から抜き出してみよう。

ライフ・シフト」~100年時代 の人生戦略~最重要のポイントを挙げてみる。

未来を予測するに、これから先はこんなことが起きます!
◉ 50歳未満の日本人は100年ライフを過ごすことになります。
◉ 定年で仕事を終えて余暇を過ごす人生ではなくなります。
◉ お金より、目に見えないもの(友達、健康)などが大切になります。
◉ 男性一人で家族を養うモデルは崩壊します、
◉ 夫婦の信頼関係がより重要になります。

 まとめるとこんなところだ。私たちが元々もっていた人生の価値基準は3ステージ型で、おもに学習~仕事~余暇で、大事な物は家やお金などの有形財産というものではなかっただろうか?

 これに対し、自己変革するという方向が、これから先に通じていける唯一の道というか希望というのか、リンダ女史の唱える100年ライフの価値基準となる。すなわち、学習・仕事・余暇が途切れることなく生涯続き、大切なのは物より無形財産寄りのスキル・健康・友人・仲間・評判などにシフトすることで、人生の希望が叶えられていくというもの。

 今まさに私も、自己のスキルや健康・仲間・友人などを一度棚卸しをして、人生100年ライフに備えるべきだと新たに思い直している次第。

以上が前作のポイントだ。

                  ★

さて、最新刊『LIFE SHIFT 2 』~100年時代の行動戦略~では、どう進化した論説が語られているのだろうか?

著者は、~100年時代の行動戦略~を執筆する上で、数々の取材を重ねた結果、誰もが行動に移せるように「3つの要素」を掲げて自問自答をするように促している。問いは、いずれも人間の本質に根差したものだ。

では、人間としての可能性を開花させる「3つの要素」を挙げてみる。

① 物語・・・自分の人生のストーリーを紡ぎ、そのストーリーの道すじを歩むこと。それは、人生の意味を与え、人生で様々な選択を行う際の手引きとなるようなストーリーでなければならない。

物語を紡ぐための自己問答→「わたしはどのような仕事に就くのか?」「そのためにどのようなスキルが必要になるのか?」「どのようなキャリアを築くのか?」「老いるとはどのような経験なのか?」

まず、これらの問いに自問自答してみよう。

② 探索・・・学習をしながら自らの変身を重ねることで、人生で避けて通れない移行のプロセスを成功させる。

ここでも自問自答の用意がある→「長寿化によりキャリアの選択肢が広がるか?どのように選択肢を検討するのか?」「そのために必要なスキルは、どのようにして身に着けるのか?」「どのような変化を試みて、これまでより多くの移行を経験する人生をどうやって歩んでいくのか?」などだ。

少々、自分の奥深いところに踏み込んだ自問自答となるだろう。

③ 関係・・・深い絆をはぐくみ、有意義な人間関係を構築して維持すること。

ここでの自問自答はこうだ→「家庭のあり方が変わりつつある状況に、どのように対処するのか?」「子どもの数が減り、高齢者の数が多くなる世界は、どのようなものになるのか?」「世代間の調和を実現するために、わたしたちは何ができるのか?」などだ。

「3つの要点」を自問自答をしながら、自分の人生の主役として演じ切るために深く思考してみよう!という行動提案となっている。

どう?

意外と簡単かしら?

それとも、人生の「物語」は自分で考えるのか?!と改めて新鮮な驚きに満ちた人もいるだろう。

わたしも自問自答しながら、これから迎える第三の「人生」への挑戦を始めた。

そもそも、人生の道を自分で思い描き、その通りに歩めればこれこそが大成功の人生となるハズ。

しかし、わたし達は心のどこかで、「自分で考える人生なんて!恐れ多い」「誰でも簡単に歩める人生であればいい」と、安定と安泰ばかり求めてはいないだろうか?

この、自己保身を今、脱ぎ捨てて人生100年時代に向けて踏み出そう!という提案だ。

「100年も生きるのだから」不安なら、不安の根っこに勇気を持って対峙しよう。

「100年も生きるのだから」夢中になれないなら、夢中だった頃の自分を思いだそう。

とにかく、わたし達は確実に人生100年時代を生きるのだから。

思考は最高の友だちよ(笑)

※『LIFE SHIFT』100年時代の人生戦略

『LIFE SHIFT2』100年時代の行動戦略





    

『LIFE SHIFT ライフシフト2』100年時代の行動戦略(アンドリュー・スコット/リンダ・グラットン 著) 東洋経済新報社【選書・自己啓発】

【ブログ新規追加541回】

LIFE SHIFT2』を今日、手に入れた。

前評判通り、大型書店では軒並み、レジ前にフェア台を用意してど~んと積まれている。

シリーズ累計50万部(ワークシフト、ライフシフト)からの待望の実践編だ。

もう、買うっきゃないでしょ?と、思っていたところに、夫が「もう、買っちゃった!」と。

有難い。代金の半分を進呈させて頂いた(笑)

今週末から飛び石連休みたいなお休みに、じっくり人生戦略を考えながら読むのに打ってつけよ。

帯には、何やら不安を煽るような文句が・・・「日本人の不安に応える」とか。何を指して不安というのだろうか?ぜひ、読み込んで検証したい。

多分、これも各界の様々な著名人などが、我先に!と読後レビューするんだろうな。

ま、もちろん、わたしもレビューする予定。

今日は、シリーズの『ワークシフト』と『ライフシフト』の2冊のレビューブログをここに載せる。

⦿ 『ワークシフト』孤独と貧困から自由になる働き方の未来図

まず、「なぜ、仕事をシフトするのか?」「なぜ、人生のシフトを考えねばならないのか?」という、仕事の選び方や仕事に対するメンタル、思考を育てるのが第一目的の一書だ。

⦿『LIFE SHIFT』100年時代の人生戦略

新年、「100年ライフ」を目指す。(http://lifetour.blog.jp/) ※記事はタイトルをクリック!

さらに、人生の底上げを図るために、「生涯学習のすすめ」と「仕事のチェンジ」を奨励し、人生設計の立て直しを、より具体的に検証された一書だった。

で、今回の『LIFE SHIFT2』では、論じるだけでなく、人生100年時代を前かに、読者がより実践できるように促す「実践編」となっている。

今から楽しみ~~♪

では、読み終わったら、読後レビューするのでしばし時間を頂きますね。

「人生100年の戦略を考える秋」にピッタリな一書。

興味があれば、ぜひ!


毎日の積み上げ~「何でも一万時間の法則」で本当にやりたかったことを手にいれよう【書評・自己啓発】

【ブログ新規追加499回】

一万時間の法則とは、ある分野でスキルを磨いて一流として成功するには、最低でも「一万時間」もの練習・努力・学習が必要だという。

「一万時間」の法則を謳ったマルコム・グラッドウエルの書籍を紹介しよう。勝間和代氏の訳で大変読みやすい本となっている。

天才! 成功する人々の法則』マルコム・グラッドウエル・著/ 勝間和代・訳(講談社)

• 簡単レビュー

本書の内容を簡単に述べると、「成功する」といった要素を個人の資質からだけでなく、育った環境や持っている文化などの側面から考察した「21世紀版の成功論」だといえよう。

数々の成功の裏側には、必ず「フレームワーク」という考え方の枠組みがある。

例えば、持つ者はさらに豊かになり、持たざる者は持っているものまで取り上げられてしまう・・・これは「マタイ効果」というフレームワークに則った考え方だ。

著者・グラッドウエルが提唱した「何でも一万時間」とは、どんな才能や技量も、一万時間の練習や勉強を続ければ、やがて本物になれる!と、説いているのだ。

さらに、本書でのもっとも注目すべき点は、訳に勝間和代氏を迎えたことであろう。

勝間和代氏は経済評論家として数々の著作を生み出し続けている。興味深いのは実生活もすべて「効率」を求めて、料理などの家事、執筆にかける時間などの時短を追及した内容の書籍がほとんど。

本書の訳だけでなく、特筆するのは勝間氏の「これでもか!」というほど古今東西の例を挙げて書き切っているところだろう。

「一万時間なら、やらないよりやったほうが絶対にいい!」と、一万時間かけて経済評論家という立ち位置を手にした勝間氏のエピソードが満載の一書となっている。

グラッドウエルの祖国アメリカでは、知的なビジネス・パーソンは必ずこの本を読んでいるそうで、同国では「子育て中の若いお父さん・お母さんにも良く読まれているそうだ。

その理由は「自分の子どもにより多くの機会=チャンスを与えたい、成長して欲しいと願う親心から」だそうだ。

• 本書の内容(一部)を紹介する

世界の一流スポーツ選手に共通する「ある幸運」とは?

ビートルズやビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズが生まれた本当の理由は?

IQ190全米一の天才が大成できなかったのはなぜ?

頻発した大韓航空機事故。最大の原因は文化の違い

アジア人の「数学的才能」は水田から生れた

                ★★

現在、わたしが利用してるSNSは Facebook とTwitterだ。

Facebookではおもに、友だちとのおしゃべりや連絡手段で利用しているが、ことTwitterではまったく別のスタイルで利用している。

それは、情報収集と一早くトレンドを知るためだ。

また、あるハイパーブロガーのサイトは毎日覗く。

そこには「今日の積み上げ」というキーワードを中心に、その日やることを毎朝、きっちり書き出すためのサイトが展開されている。

例えば、こんな感じ(1、ブログ執筆  2、銀行、歯医者へ行く 3、筋トレ 4、ラジオを収録 5、新規事業立ち上げコンサル 6,読書)など。

毎日、毎日、このブロガーさんだけでなく、多くの人がこうして、自分を律してやるべき積み上げをこのサイトに公開している。

「書いたけれどやれなかった」という日もあるだろう。しかし、書いた時点でその人は成長していると考えるのだよ。

これが、面白くて毎日必ずこのサイトは覗いている。

だって、そこには「やりたくない~!」とか「逃げたい!」というマイナスなワードはひとつもない。

特にブロガーさんの口ぐせ「1000回続けたらよい!」と、常に言っているってこと。

いつでも、常に淡々と積み上げている人達に出会える(笑)

このブロガーさんもすでに7年も積み上げているそう。(もちろん、この方、やりたい仕事を手に入れて、海外移住を果たし、いつのまにかパートナーを得て充実真っ盛りの30代)

               ★★

さて、わたしのブログも1000回を目標に「毎日更新」を続けている。もちろん「一万時間の法則」を読んで実践してきた。

今日で499回。毎日、淡々と積み上げ中だ。

一万時間の法則とは、言うなれば継続する!と決めた「覚悟の結晶」なのだ。

わたしの1000回毎日更新もたぶん達成するだろう。

そこで手にするものは「地道・着実」だけだ。

なんと平凡なものだろうか。

しかし、人としてもっとも偉大なことなのかもしれない。(たとえブログごときであっても・笑)

継続の味をしめたら、人生丸もうけ!(笑)