「低山山頂」でコーヒーブレイク~休日は山でお茶する🎶【風景・山コーヒー】

【ブログ新規追加517回】

今朝、近所の低山山頂でお茶してきた。

もちろん、ザックに「淹れたてコーヒー」を作る道具(あらかじめ挽いたコーヒー豆とフレンチプレス)をコンパクトにまとめて出かけた。(ここの山及び都立公園内では火器の使用ができないため、保温ポットに熱湯を入れて持参する)

今月は、緊急事態宣言明けでたいそう忙しく、毎日かなりの仕事疲れを引きずりつつ頑張ってきた。

わたしの友だちが以前言っていた話を思い出した。

「ちょっと忙しかったりして、山登りを怠ると身体が変なのよね。調子が狂って何だかスッキリできないの」と。

彼女の健康法は、ただ山に登ることなのだ(笑)

その山が低いか?高いか?どのルートをどう登るのか?などには一切こだわっていない。

というより、まさに無手活流で、ひたすら山を目指す。そうすると、おのずから「気」が身体中に蘇るんだという。

要するに何もせずとも、山のほうから勝手に「元気」をくれるのだそうだ。 だから、心身共に健康を保つため、月に二回の登山を計画しているのだと聞いた。

なるほど。

今朝、夫に「外行ってお茶しようよ~」と、話すと、「山以外ならいいよ」と、素っ気ない。

しかし、わたしは「仕事疲れを山の気で追い払うんだから、一緒について来て♪」と、優しく誘った。

案の定、秋の低山は紅葉も美しく気持ちのいい秋晴れに、夫も「森林浴は気持ちがいいねえ」とか言い始めたのだ(笑)

そのぐらい、お天気のいい日の山は素晴らしい。ただ、忙しくて「遠くの少し高い山」には今月は行けそうもないから、「近所の歩きで行ける低山」を登って気持ちをなだめているんだ。

仕事中心の疲れが溜まったら迷わず登山する。

山に元気をもらい、自分を見つめ、気が散っていても本来の自分を取り戻せる。

これが登山の一番の効用だ。

それに山にさえ行ければ、健康は向こうからやってくるのだから。

カメラを持って山に行く醍醐味~ふとした気づきを撮る楽しみを知った話【風景・山とカメラ】

【ブログ新規追加513回】

あっ・・・と、気づいた瞬間にシャッターを切っている。

これは、山では当たり前の風景だ。山には信じられないくらいの気づきがある。

だから、常に立ち止まってしまい、ちっともタイムコース通りには登れないんだ(笑)

物陰に小動物や野鳥を見つけてしまったとか、雨のしずくや木漏れ日ごしの光のシャワーなんかが、わたしの足を留めさせてしまう。

これが、わたしの大好きな山歩きの風景なのだ。

写真を撮る・・・それだけのためにわざわざ山に登っている。

山歩きは発見の連続だ。山歩きを始めた時は、「もう、早やく帰りたいなあ」と、密かに考えるほど、疲れることを厭っていたのに、今では、カメラというお供を得て、登るたびに新たな発見があり中毒気味。

これだから、山とカメラはやめられない。

まるで山の一部になってしまったかのような植物の香りを吸い込みながら、自分の10m先も見えないガスや霧で視界が遮られた瞬間。

こんな体験はなかなかできないだろうなと、思いながらシャッターを切る。たぶん、その時はその場に溶け込んでいるのだと感じる。

しかし、山は基本的には危険なところだ。撮影の注意やルールをしっかりと頭に叩き込んでおかなければいけない。

⦿ 撮影登山の注意点

• 装備を整える

• 登山届けを出す(山岳保険に入る)

• 低山ハイクからスタートしよう。いきなり高山には挑まない

• 天気が悪ければ延期する。途中で悪天候になったらあっさりと引き返す

• 地図・コンパス・ヘッドライトは必須携帯品

• 撮影は時間がかかるので、コースタイムは多め(1,5倍ぐらい)に取る

• 事前に地図でルートの確認や時間の把握をする

• 午後3時になったら下山

と、だいたいの撮影登山の注意点を書いてみた。

⦿ 撮影時の注意点

• ファインダーを覗きながら歩かない

• モニター画面の確認をする時は、後から登ってくる登山者の邪魔にならないように避ける

• カメラが邪魔になるような険しい道を歩く場合は、カメラはザックへしまう。

• 撮影後、すぐに立ち上がったりしない。常に後ろの人がいるかもしれないという危機感を忘れずに(ぶつかり防止)

• 登山道から外れない

• 自然や野獣にダメージを与えるような撮影はしない(植物を折る、餌をやるなど)

• 他人の通行の妨げになったり、他人を勝手に撮影しない

• 撮影場所は立つ位置に最も注意が必要

• 撮影のためにぎりぎりまで粘らない

と、山での撮影に大事な点を抜き出してみた。

               ☆彡

山はリスクが高い所だ。怪我や下手をすると遭難という死の危険すらある。だからこそ、こういった、撮影登山の注意点をこれまで幾度も参照してきた。

道迷い、滑落、天候悪化からの遭難は決して他人事ではない。身近にあるもの。

山の中での写真撮影は重要度は低いものだから、安全な登山を最優先させることが肝要だ。

しかし、健康のためだけに山にはなかなか登れない。

山の自然を撮影する・・・といった動機があるから山へ行けるんだ。

しっかりと安全点検して、ルールを守って山の撮影に行きたいものだ。

山にはそこにしか感じることができない発見が無数にある。

秋の一日、ぜひ紅葉を愛でに撮影登山と洒落込んでみては?

「最高の一日」はすぐそこにあるもの【風景・旅再考essay】

【ブログ新規追加513回】

長かった東京の緊急事態宣言が明けた10月。

あれだけ訪問不可だった客先が、ほぼすべて戻ってきた。

以前の忙しさが戻ったわけだが、疲れが妙に心地よい。

それぞれ苦しんだ分、解禁の喜びには計り知れないものがある。

さて、明日は勤務先の「創立記念日」で全社員が休日を取る。(取らなくっちゃいけないので・笑)

毎年、たった一日だけど、この日だけは思いっきり羽を伸ばして前泊してホテルステイするとか、優雅なコースでの食事をするとか、趣味を楽しむとか、思う存分昼寝をするとか(笑)、溜まった日報を仕上げる(泣く)など、会社員ならではの休暇をそれぞれが過ごす。

わたし?わたしもどーするかな。会いに行きたい人もいるし、遠くへは出かけられないけどお天気次第では近所でトレッキングでもするかな。

山の本(エヴェレスト)も読了寸前だし。読み切ろうっと。

で、一日休暇を目前に「旅」のアレコレについて考えてみた。

                 ☆彡

人はどうして「旅」を続けるのだろう?

それは、まだ見ぬ世界に出会うため?もっと美味しい物に出会うため?

いずれにしても、「最高の時間を過ごすため」に「旅」をするのは間違いない。

さらに続けると、どんな小さな旅でも数日、家から離れて戻ってくる場所は、何ら変わりない「いつもの風景」だ。しかし、その「いつもの風景」の持つ、優しげな安心感は絶大なものだ。

帰る場所のあること、戻る仕事のあること。

当たり前の日常がおかえり~♪と、「旅人」を出迎える。これが、喜びでなくて何なんだろう。

いつものご飯の美味しさにほくほくし、家の植物に水をやり、しみじみ「家はいいなあ」を繰り返す(笑)

たぶん、この平凡な日常を「最高の一日」に変えるのが「旅」の本質なのだ。

また「旅」に出ると、生きる意味がどんどん深くなる。それは、より鮮明にクリアになるんだ。

要するに、「幸せのカタチ」がハッキリと見えてくるのが「旅」の究極の目的だと思う。

一番行きたかったところや一番食べたかった物との出会い。

それらを取り巻く人との出会い。

こういった細やかな出来事が多ければ多いほど、人生の引き出しは、ぱんぱんに膨れるだろう。

それが得たいから「旅」に出るのだ。と、「旅の目的」を解釈し着地した。

              ☆彡

もう、若い頃のようにハチャメチャな行動はできないし、したくもない。

それよりは、夫とふたりで山のような思い出を築く「旅」であればいいな。

そのためには「健康」でなくてはならない。

さて、明日の休暇を楽しむ前に今日もがっちりと仕事をしよう。

そして、明日の休暇を「最高の一日」となるようにストーリーを描いておくの。

そうすれば、ストーリー通りの「最高の一日」がやってくるのだから。

事前準備まで楽しみは尽きないわ(笑)

                                      

お気に入りの低山を極める~山登りに最適な体づくりと秋の花の見終わりを楽しむ【風景・ご近所低山】

【ブログ新規追加495回】

台風が去った。

さっそく、近所の低山「ひよどり山 標高165m」に登ってきた。

お天気も抜群に良いからか、普段より山に入る人が多い。

また、どこかの大学生たちだろうか?何班にも分かれてルートを変えて登っていた。いわゆるオリエンテーションだろう。

しかし、山登り中もスマホの画面を見続けている子も多い。マスクはしていても、べらべらと良くしゃべるしね。

靜かな森の中だから、もう少しわきまえて欲しいかな。

また中年の女性同士の登り客さんも、すごく良くしゃべる。森の中でこだましそう(笑)

こういったことも大事なマナーだと感じた。

                ★

さて、少し前にこのブログにも書いた「ゲンノショウコ(現の証拠)」の群生が満開を迎えていたので、さっそく撮影してきた。

ゲンノショウコを見に来たという山野草に詳しそうな年配のご夫婦に道を譲りながら一枚撮ってみた。

あまりに小さい花だから、撮影に難儀する。

秋の七草をはじめとした秋の野草は全体に儚い(はかない)印象だ。

今日出会った野草たち、台風を逃れて枯れる寸前の姿をここに。

• ヤマトリカブト

• トネアザミ

• シラヤマギク

• ヤクシソウ

山頂付近で、ひよどり山(都立小宮公園)の保全を勤めているパークレンジャーの方に出会った。

何か熱心に拾っていたんで、「何をされているの?」と声をかけてみた。

「雑木林ホールの展示に使おうかな?と思って拾っています。ほら、クヌギのサヤは動物の目に使うと面白いでしょ?」と。

(パークレンジャーさんの手と拾ったクヌギのサヤを撮った・近すぎてボケる)↓

そうしたら、彼女から「クヌギやコナラのどんぐりがいっぱい落ちているから、お土産にど~ぞ、拾って!」と、言われて、その方と一緒にしばしどんぐり拾い。

一生懸命、宝石でも探すかのような眼で痛んでいないどんぐりを拾った。

童心に帰った。一瞬だけど(笑)

少しだけ拾って、履いているカーゴパンツのポケットに入れて持ち帰った。

山の土産はこちら。

今日は登り(ひばりの小道)と下り(ほおじろの小道)の道を変えてみた。

どんなに道に迷っても、ここなら遭難はしないだろうな(笑)

それでも油断は禁物と気を引き締めて下山。

登りとの合流地点(こなら平)では、小さな小川がサラサラと流れている。

家から徒歩で1時間弱のトレーニング登山だ。

思い立ったらすぐ行けるご近所の低山。

今日はこれで外出はおしまい。

さてさて、良い所を上げればキリがない低山。

わたしは、この地に越してきて7年目だが、ここでしっかりと体づくりのために登ろう!って決めたのはつい最近。

一番の注目点は「通える低山」だということ。

身近にあって手軽に四季折々の自然を楽しめる「思い立ったらすぐ行ける低山」をひとつ持っておくのが、心身のチューニングに一役と二役もかうものなのだ。

電車や車で行く日帰りハイキングや登山も魅力的だ。

緊急事態宣言も明けた今、遠くの低山、地元の低山と楽しみは広がるゥ(笑)

東京登山 三頭山(標高1531m)~都内でも貴重なブナ林を登る~【風景・三頭山】

【ブログ新規追加490回】

ブナの原生林を歩く・・・ずっと憧れていた。

意外にも東北方面だけでじゃなかった。この東京にもあった!(三頭山と日の出山)

9月月末。仕事も多忙だが休みを取った。紅葉と展望が素晴らしい奥多摩十座は10月~11月が最高に混む。

天邪鬼だけど、紅葉を外しても見たい山は「三頭山」のブナ原生林だけだった。

今日は念願叶って紅葉前の緑が眩しいブナに会いに行ってきた。

写真でルートをたどろう。

① 三頭山登山道は「都民の森」の中にある。

② 登山中、「森の巨木」に出会う(トチノキ・胴回り6,7m)

③ 「都民の森」には、樹木を加工したり、森の保全を促進するために「森林館」が併設されている。昨年、訪れた時は「ヒノキ」のくずをもらってきて、家でヒノキ風呂をしたのだ。

④ 東京都が中心になり全国に普及させている「森林セラピー」の実験ロードをトレッキング。ヒノキやコナラの粉砕チップを敷きつめた登山道だ。

すこし、湿ったウッドチップは、いい香りをまとってふわっふわな歩き心地。

⑤ 三頭山ならではの花は「ヤマトリカブト」猛毒を持っているが、花はとても美しく香りは藤を思わせる。

ここで、わたし達は気づいた。

「梢口峠」を目指していたのに、どうらやもうひとつのルートに来てしまったようだった(泣)

今日はお天気も総曇り。

⑥ 気を取り直して、滝と吊り橋方面へ向かった。

⑦ 巨木に出会う。ケヤキ(胴周り3,1m 高さ20m)

⑧ ブナの路を選んだばかりに、ここからが難行苦行の岩沢登りルートが始まった。

穏やかで平坦なウッドチップの道はもう、どこにもない(泣)

➈ 巨木を見つけた。カツラ(胴周り5,7m)

⑩ やっと、山頂にほど近い「ムシカリ峠」に到着。標高もすでに1500m越え。(ここまでで、2時間)

⑪ 「三頭山」の山頂は3つある。その中で、最高峰の中央峰(1531m)にだけ登ってきた。山頂付近はガスが発生していてとっても幻想的!

⑫ すでに13時を回っていた。急いで「見晴らし小屋」へ。ここでランチをする。

メニューはシェラカップレシピから「ガーリッククリームスープ」と「長ネギチャーハン」「セブンのレーズンバターロールと千切りキャベツ」だ。小屋で急いで調理し、急いで食べた。

• ガーリッククリームスープのレシピ

材料(1人分)サラダチキン60g、クリームチーズ2個、牛乳150ml、じゃがピー8本、ドライにんにく、ドライパセリ適量

作り方 ① サラダチキンは食べやすい大きさに切る。② シェラカップに牛乳、ドライニンニクを入れてバーナーで煮る。そこにクリームチーズを入れてスプーンでよくかきまぜ、ほぐす。③ チーズがとけたらじゃがピーを加え1分煮たら出来上がり!

※ 材料はすべてコンビニ調達。山登りを少しでも楽に、ご飯を美味しくする方法。

9月でも、もう山は完全に秋冬モード。温かい食事はなによりの御馳走!

⑬ 急いで下山。

山の夕方ははやい。14時過ぎまで見晴らし小屋で休憩していたが、慌てて下山の支度をした。

途中、道に迷った!と、見知らぬ男性から助けを求められた。その方も一緒に下山。ちょっと冷や汗をかいた。だってその人一人だったら、間違えたまま遭難するかも?!だったのだから。

そんなこんなの、フル登山も無事故で下山できた。(10時~16時までゆっくりコースを登り歩いてきた)

下山後、山バッジを忘れず購入(笑)

山頂のガスに煙るブナ原生林が見られて良かった。

植物が発するフィント(香り)を存分に味わえた「三頭山」のフル登山。

明日は筋肉痛確定!

下町アルプスの半分を縦走ハイキング~都会の尾根道を歩く~3つ登ったが山は1つだけだった(写真多め)【風景・下町アルプス】

【ブログ新規追加482回】

東京アルプス、鎌倉アルプス、沼津アルプスと、日本の各地には低山を数珠つなぎに尾根道が歩ける場所がある。

東京には山の手アルプスと下町アルプスがある。

いつだったか、TV番組の「初耳学」で知った、日本の山信仰は江戸時代の富士山信仰からきたものだと。

東京には小さな丘(20m未満)の山が200はあるそうだ(驚!)

それは、実際には山ではなく、地元の丘を山に見立てて、山が欲しかった住民たちが〇〇山となずけたらしい。

今日、下町アルプスと呼ばれる7つの山のうち、3つを縦走してきた。歩いた距離はすべてで約3キロ。(下町アルプス全行程は約7キロ)

コースタイムはゆっくりの2時間弱(都心ゆえ、あちこち寄り道多し・笑)

ほぼ、平地だし、途中で飛鳥山のパークレール(あすかるご・無料)に乗ったり、帰りも車をピックアップしに行くのに都電さくらトラム(大人168円)を乗ったりと、乗り物を楽しみながら小さな山跡を縦走した。

※コースプラン・・・京浜東北線上中里駅→平塚神社(平塚山)→海野川公園(舟山/ここからはあすかの小径を歩く)→飛鳥山公園(飛鳥山・標高25,4m/あすかるごで下山)→北とぴあ(大展望パノラマ)→都電で王子駅から梶原駅(車を停めてある)で降り終了。

未だ、緊急事態宣言中。なるべく早朝からお昼までに終えられるコースを組んでみた。油断しないで、それでも楽しむために知恵を絞るのだ(笑)

では、写真で順を追ってみよう。

京浜東北線(上中里駅と飛鳥の小径入口)

駅を出ると、急な坂「蝉坂」が現われる。ここの横に1つ目の山がある。

平塚神社(平塚山山頂)上中里駅から2分ほどで山頂に到着(笑)

2つ目の山(舟山)はお隣り、海野川公園に山跡がある。

農業試験場を横目に飛鳥の小径を歩く。国の重要な印刷物製造をする印刷工場など趣のある場所も撮った。

で、最後は3つ目の山「飛鳥山」へ登る。標高モニュメントで記念撮影

ここから王子駅までパークレールあすかるごに乗る。(25.4mの下山)

飛鳥山から北とぴあの大パノラマ展望(無料で利用できる)で東京を眼下に見下ろす。遠くに筑波山も霞んでいた。

最後は王子駅から都電に乗って梶原駅で下車。

               ★

さて、飛鳥山はかの「渋沢栄一」ゆかりの地だ。

本宅(晩香盧)と書庫(青淵文庫)が空襲にも焼けず今でも残されている。

現在、NHK大河ドラマ「青天を衝け」の撮影展示会(有料/事前ネット申し込み)が期間限定で催されている。

駆け足でゆかりの地を紹介しよう。

本宅(晩香盧)

書庫(青淵文庫)

「青天を衝け」大河ドラマ館フォトスポット(意外とカッコイイ~イラストが・笑)

写真ラストは渋沢栄一像。

朝7時に出発して、9時半から下町アルプススタート。だいたい予定をこなしたと思い時計を見たら12時。

北区王子界隈は意外なほど歩きやすくコンパクトな印象だった。

山あり、トレッキングやハイキングあり。飛鳥山では芝生広場でディ・キャンプを楽しむテントがた~くさん!

歴史や電車、展望も堪能できる。

行って良かった下町アルプス縦走。

次は残りの(田端から上野)の山4つを制覇するかな。

装備もほぼ要らない、地味に楽しい低山ハイク。

それでも登頂気分を味わえるすごさ(笑)

おススメよ。

夏の終わりは地元でトレッキング~大展望ハイク「陣馬山」~写真多め【風景・展望ハイク】

【ブログ新規追加461回】

陣馬山へは四方からの登山道が延び、複数のルート設定が可能だ。

今日は、夏山最後として、「陣馬山・標高857m」へ登ってきた。

東京・神奈川にまたがる陣馬山は、かつて武田氏と北条氏が戦った時、山頂に陣を張ったことから陣張山と呼ばれ、さらに転訛して陣場山となったのだそうだ。

地元で古くから愛されてきた懐かしき里山風景をドライブ(家から40分)、車で行ける登山道「和田峠・標高670m」の駐車場に到着。(一日800円)

和田峠駐車場から約40分かけて山頂を目指して山行スタート。

かなりの急登が続く登山道は半分ほどが木道階段の「男坂」こちらは真っすぐに近い山頂への道だ。ただ、急登がほぼずっと続く。

しかし、山頂まで健脚であれば約30分!と、恐ろしく早いルートだ。

男坂↓

一方の比較的なだらかな山あいを縫うように登る「女坂」心臓疾患を持つ夫は迷わず「女坂」を選んで登り始めたので後を追う。

女坂↓

しかし、なだらかだと思った「女坂」も実はかなりの急登だった。

あと400mの標識に元気をもらい、夏の植物を撮影しながら、山頂近くであの「馬の像」が見えた時は軽く小躍りしたもん(笑)

で、山頂に到着。ここまでで、家からまだ2時間!やっぱり近場の大展望ハイクっていいな・・・と、ひとりご満悦だ。

山頂の清水茶屋で山バッジを買い、さっそく帽子につけてみた。陣馬山だもの「馬」があるやつにしたよ。

清水茶屋の御主人にテラスでお弁当を食べていいか?ガスバーナーは使えるか?など確認して席を取らせてもらった。

今日の山飯・・・トマトとコンビーフのカレー(レシピあり)・くろごまフランスパンとガーリックライス添え・ゆで卵とキャベツのサラダ。

「トマトとコンビーフカレー」トマトジュースのまろやかな酸味で爽やか♪ レシピを紹介する。

• 材料

コンビーフ缶・・・80g一缶

有塩トマトジュース・・・180ml

カレー粉・・・大さじ2

ウスターソース・・・適量(個包装がいい)

塩&胡椒・・・適量(小さな瓶づめを用意)

パン&ご飯

• 作り方

コッヘルかシェラカップにコンビーフ、カレー粉、ウスターソースを入れて、スプーンで良くかき混ぜる。良く混ざったらトマトジュースを全部入れる。

ガスボンベを発火させて、靜かにコッヘルないしシェラカップをバーナーに乗せ沸騰するのを待つ。

すぐに沸騰するのでガスを弱火にし、1分ほど煮詰めて火からおろす。

お好みでフランスパンや白ご飯と一緒に食す。

塩加減が足りない場合は最後に味を調えると良い。

※ パンは最後にカレーをきれいに拭うことができるのでおススメ。作り方のコツは「火にかける前にコンビーフにカレー粉とウスターソースを混ぜ合わせ、味を均一にすること。これで時短調理が叶う。

速攻で本格山カレーができる!

わたしは、ガラムマサラとローリエも入れた。これで味も香りも本格的~~♪

そうそう、食べる前に、眺めの素晴らしいテラスで「ペリエ・レモン」で乾杯!そして、シュワシュワペリエとカレーの山ご飯を堪能した。

で、しばし、憂さを晴らす絶景と山の涼やかな風に吹かれて汗も一瞬で消えた。方向では、わたしのずっと後ろにもくもくした雲のあたりが富士山。

晴れていても霞んで見えない。チョットだけ残念。

さて、季節の花を見ながら下山する。

和田峠駐車場までは、男坂の急下りを頑張る。

木道下だりの途中で一瞬足が止まった。「熊」でるのね(汗)

というわけで無事登山を終えて、14時過ぎには帰ってきた。

約5時間の山行。いい気分転換だ。

9月からの仕事がどうか順調に行きますように・・・と、願いながら歩いた。

悩みや苦しみがある時は「山」へ行こう。

高原や森林の持つ清廉とした空気を吸う。そして山頂から圧倒的な展望を見せてもらい、心や体の根本から元気を注入するのだ。

そうしたら、くよくよしていたことも「なんでもないさ!」ってなる。

そのぐらい、自然の驚異に触れるのは大切なのだ。




ああ~、森で暮らしたい(笑)


47都道府県どこまで足を踏み入れているか~自分の旅記録を徹底調査する🎶【風景・旅記録】

【ブログ新規追加455回】

47都道府県、いったいどのくらいどこへ足を運んだだろう?

徒然に思い巡らせても実際の数字が分からないから、全部書き出してみようと思う。

自分の足跡を知るいいチャンスよ。

自分の国だもの、いつかはすべて踏破したい。

ぜひ、あなたもやってみて。

                 ★

日本地図を見ながらどうぞ。(〇=行った、△=通り過ぎた、✖=行っていない)

1、北海道〇

2、青森✖

3、秋田〇

4、岩手△

5、山形〇

6、宮城〇

7、新潟〇

8、福島〇

9、石川〇

10、富山〇

11、福井〇

12、栃木〇

13、茨木〇

14、群馬〇

15、長野〇

16、埼玉〇

17、東京〇

18、千葉〇

19、山梨〇

20、静岡〇

21、岐阜〇

22、愛知〇

23、京都〇

24、三重〇

25、滋賀〇

26、兵庫〇

27、大阪〇

28、奈良〇

29、和歌山✖

30、鳥取✖

31、岡山〇

32、広島〇

33、山口〇

34、島根〇

35、香川〇

36、高知〇

37、愛媛〇

38、徳島〇

39、福岡〇

40、佐賀〇

41、長崎〇

42、大分〇

43、宮崎〇

44、熊本〇

45、鹿児島〇

46、神奈川〇

47、沖縄〇

ふう~、終わった。というわけで旅好きのわたしの残すところは「青森」「鳥取」「和歌山」

踏破寸前(笑)

これで見ると、✖3△1。

コロナ終息祝いでは、✖&△を攻めてみたいな。

青森や岩手、遠いけどなんとなく憧れがあるし。鳥取砂丘もね。あっ和歌山も~♪

こんな旅の遥か先のことをひたすら考えていた夏休みだった。

で、東京から出ないのが基本だから、まだまだ油断せず晩夏を楽しみたいと思っている。

月末の仕事が始まったばかりで、もう休みのことを考えている能天気さ(笑)でも、こうでなくっちゃね!

「東京登山・写真で綴る御岳山/みたけさん」【風景・御岳山】

【ブログ新規追加453回】

御岳山は東京都青梅市にある標高929mの山。

古くから山岳信仰の対象となっており、山頂には武藏御嶽神社が建立されている。

天空の集落と言われる御坊(おし)集落があり、現在では25軒の宿坊がある。登山の疲れを癒す精進料理を1000m近い山の上で味わうのも乙なものだろう。

これまでこのブログでは、東京の西の最果てを度々紹介してきた。

今回は本丸となる御岳山を登ったルートと、見どころを紹介する。

御岳山の入口は滝本駅~そこからケーブルカー(急勾配22度)に乗る事6分で、御岳山駅に到着する。(御岳山登山口から徒歩で御岳山駅を目指すと、約「1時間20分」かかる。これは健脚な場合だそう。

わたし達はケーブルカー(往復1130円)を選んで始発の7時30分に乗り込んだ。車は滝本駅前にあるTimes24(平日24時までは一日1100円)に停めた。

※ ケーブルカーはコロナの影響から乗車人数制限をしているが、夏場は15分おきに臨時列車が運行されている。駅の構内ショップの品揃えもまあまあで、わたしは、登山記念の山バッジを夫と共に購入。)

さっそく山頂で帽子につけてみる。名物ピンクのレンゲショウマと山、ピッケル&ロープ、山の名&標高と小さいながら可愛いデザイン。

御岳山駅で早朝(7時50分)の東京を眺める~オリンピックマスコットのモニュメントもあった。

レンゲショウマ(夏山野草)の群生地へ急ぐ~富士峰園地で5万株のレンゲショウマと対面する。

ケーブルを降りて、徒歩5分の富士峰園地は北斜面に5万株のレンゲショウマが群生(自生)している。

8月後半から9月初旬にかけて淡い紫色の3㎝相当の花を咲かせる。レンゲショウマはキンポウゲ科の多年草で、細長い花茎を伸ばして3~4㎝の花を下向きに咲かせる。

レンゲショウマの名前の由来だが、蓮の花に、葉がサラシナショウマににていることからそう名付けられた。

希少性の高い山野草なため、園芸種でも販売はされていない。わたしが今まで見てきた場所は東京では御岳山と高尾山、神奈川では荻野運動公園に咲いている。(自生の植物の場合、気象状況で毎年同じ場所にきっちり咲くとはいえない。)

希少な草花を守るために、富士峰園地の入口には門扉と網シートが張ってあり、それぞれが門扉のポールを外して靜かに園地へ入場する。

木道階段も急勾配で、油断したら滑りそうな極めて危険な場所だった。

しばらくアップダウンが繰り返される山道をトレッキング~御岳山ビジターセンタを目指す

天空の集落(御坊/おし)へ足を踏み入れる

宿坊の入口(丸山荘・高級そう!)

右側の道下のれんの先は「JR青梅線 鳩ノ巣駅」わたし達は武藏御嶽神社(山頂)へ向かう。

途中、神代ケヤキに出会う。

武藏御嶽神社参道の斜面にそびえる樹高23mの御神木である。樹齢は1000年を超えているそうだ。(大国西の尊が云々…とか熱心に教えていたお父さんがいた・笑)国の天然記念物。

武蔵御嶽神社参道をゆく(緊急事態宣言中で8月22日まで、すべての商店が閉店している)

ここまで、天空の集落を歩きながら武藏御嶽神社を目指す。山の中は一般道はなく、生活者道路として軽自動車が通れるぐらいの道しかない。

50CCのバイクに何度も出会う。急勾配の坂道を上がり続けるから、バイクや軽トラックの音が聞こえたら、ひと休みと路肩に避けて待つのもいいものだ。

大自然に包まれて癒されるパワースポットの御岳山山頂

で、やっと武藏御嶽神社入口に到着。湧き水のお水取りでしばし涼をとる。

ここから、石段(たぶん200段以上はあったような・笑)最後の登りに挑む。

これが延々と続く先に神社が姿を現わす。

ここまでで、午前9時。ほぼ計画通り。

このあとは、長尾平まで下り(200m歩く)休憩をとる。(山飯も作る)

朝9時30分の山飯。(コッヘル2つのセットにはバーナとガスボンベが収納できるので気に入っている)

長尾平には、緊急離着陸できる東京~御岳山へリポートがある。

ヘリポートからの眺めを堪能するわたし

ここからが険しい下だり道が続く。

滝や岩のガーデンへのルートだが、あまりに悪路のため滝はやめてロックガーデンまでとした。(所要時間2時間)

美しい緑苔むすロックガーデンは、入口からすでに崖を下る鎖場だった。もう、ここまででかなり歩き疲れたので入口の崖を見て終わり!とした。

目の前に苔むした巨岩と鎖場があり、ここからはクライマーの聖地だとも言われていた。

で、ロックガーデンから、ゆっくりと御岳山駅への帰りを目指す。

途中疲れのせいか、あまりにゆっくりなわたしの足取りに、すれ違ったご夫婦から、「足つったの?68って薬持ってるけど飲む?」といきなり声をかけられた。

※ 68とは→漢方薬 芍薬甘草湯のこと。

気軽に声をかけてくれたご夫婦。ホントに有難い。山慣れしているようで、旦那さんが、「木の根は踏まないようにゆっくりとね!」っと、優しく促してくれた。

こんなふれあいが充実した登山となる。

実は、6月に患った皮膚細菌感染症で食が細くなり4キロも体重が減った。

足の筋肉の衰えを危惧していた。

今回、久しぶりの山行でハードに歩いてみて、自分でも驚くほど足が弱っていた。トレーニング開始しよう。

御岳山は、どこも入口だけは砂利が敷かれて歩きやすくなっているが、少し山に入ると木の根っこだけの道や岩だらけの道になる場所がひどく多かった。

悪路にも勇敢に挑戦できる脚力を取り戻したいと切望した登山だった。

これから、トレーニングをしながら秋の山をどんどん楽しむつもり。

まあ、足つりに気をつけてやるね(笑)



東京で本格的トレッキングをする~「日帰り御岳山」準備編【風景・登山】

【ブログ新規追加451回】

やっと晴れ間の見えた今週の中盤。山は昨日まで雨でも今日晴れたらもう大丈夫!とか絶対に危険。

で、一日おいて、今日待ちに待った「わたしの夏休み」が実現した。

はあ~、長かったな。

しかし、山頂の清々とした空気は、わたしのこれまでの鬱々を洗い流し、辛抱した甲斐があったと、つくづく感じる素晴らしい眺めだった。

※ 今朝7時50分の御岳山(山頂にほど近い見晴らし台にて)

御岳山は8月後半にどうしても行きたかった場所だ。大好きな夏の山野草(自生)が咲き乱れる様を見られる絶好の期間だから。

御岳山の詳しくは、明日まとめてアップする。

今日は昨日まで準備していたあれこれを振りかえってみよう。

• 準備品のあれこれと入山前にやっておきたい準備とは

御岳山HPによると、近年、山ブームにより登山の準備をされない人が増えている。これだけは必ず用意してしほしいという要請が求められていた。

① 登山靴(かなり険しい木の根ばかりの道や岩だらけの道(悪道)が多く、普通のスポーツシューズでは登山が難しい)

② ヘッドライト(山の天気は変わりやすく、薄暗い森の中では必要。わたしは100均セリアのLEDライトを購入)

③ コンパス(近年の山ブームで地図を持たず、きままに登山を楽しむ道中で、道に迷ってしまう人がとても多いと。せめて自分の位置を確認できる術を持って欲しいそうだ。わたしのコンパスは懐中時計型・夫から貰う)

この3点を用意して!と、書かれていた。

またスケジュールだが、今日、早朝から登山を始めて、13時には下山の予定を立て、 スケジュール計画も分単位で立てた。

行き当たりばったりが一番危険度が増すそうだ。

※ それと、重要なのが、「登山申告」をすることだ。これは、今では無料アプリに登録してそこから申告するのがベター。また、身近な人にも登山先や日時などは伝えておこう。

忘れた場合も山の管理センター(御岳山ではビジターセンター)に申し出ておけばいい。(朝早いなどでもセンターのポストに申告のメモを入れて入山しよう)

• 山に持って行きたいもの(バックパックには)~今回はコッヘルセットとバーナを持参で山飯♪

一応、お稲荷さんのお弁当を用意した。また、山では意外なほど汁ものが美味しい。御岳山では御獄汁というご当地名物がある。ケーブルの駅や土産物店で買える。

そんな名物汁ものを買ってお湯を沸かして飲めば旅の気分も最高だよね。

わたしは、キャンプで人気の具入りラーメンを持って登った。御岳山はバーナ使用が許可されている。

今朝は朝9時のラーメンタイムを敢行した。大汗をかいた後のラーメンは美味しすぎる(笑)

途中、歩きながら食べられる行動食も今日はオートミールバー(フルーツ入り)を用意した。わたしはカロリーメイト(チーズ味)が大好きで、普段でも仕事の合間に良く食べている。

あとは、水(飲み水、ラーメンの分)、カッパ、トレッキングポール、手袋、薬、メモ、地図、日焼け止め、などetc.

と、こんな具合で持ち物だけでもかなり重くなるから、どうやって軽く荷造りできるか?がとても大事だろう。

バックパック以外に貴重品やカメラなどをサッと出せるように、サブバッグも必要だ。

また、持ち物だけではなく、体調の管理もぬかりなく。わたしは、16日から19日までの4日間、禁酒を励行した(笑)

で、今日、晴れて山行が無事終わったんで飲んでます(笑)

と、こんな準備を毎日少しずつしながら天気の回復を待った夏休みだった。

                 ★

最後の写真は、東京~御岳ヘリポートに登った一枚を。

では、御岳山の本編②は明日。