文章論10本勝負~第二回は「文章の長さに潜むトレンド」を読み解く/今の流行りは?【紙上講座②・長文論】

【ブログ新規追加222回】

今では、誰でもがSNSを使い、適当に文章を連ね、共有共感できる楽しみが普通に手に入る。今日のテーマは文章の長さについて。

言わずと知れた、Twitter140文字の制限や、インスタグラムの文章は写真のキャプションだから25文字程度だと言われるように、文章は発表する場所において一番合うスタイルを取らねばならない。

例えば、タレントの土屋太鳳さんのインスタグラムでは、写真のキャプションを大幅に逸脱した、1500文字もある記事なのだそう。

著名な人だからこそ、「何を書いているんだろう?」と興味を持って無数の人に読まれるだろうが、毎回同じような内容だったりすれば、すぐに読者も底をついてくるだろうな・・・と、感じる。

スマホの小さな画面いっぱいの文字は、相当負担になるだろうから。書き手の自己満足に陥る前に、自分の文章スタイルを見つめ直すのもありかと。

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さて、長い文章と言えば小説全般だ。

なぜ、小説は長いのか?

それは、その物語の背景、登場人物など、それぞれ長さに準ずるストーリーがあり、その物語の幅がそうさせるものだからだ。

作家の片岡義男氏が、公開講座の席上、読者の質問に答えているシーンが印象的だったので、ここで文字に起こしてみる。

読者「小説を書きたいと思っています。ただ、どのくらいの長さであればいいのか?よくわかりません」

片岡氏「あはは~~~。それは簡単」

読者「ええ~~~簡単なんですかあ」

片岡氏「じゃあ、書き方の秘訣をひとつ」

ここで、その会場にいた人全員が固唾を呑む場面が公開される。

片岡氏「僕もね、長編小説などまったく書いたこともない新人の時代に、長編小説の依頼を受けてしまったんだよ」

片岡氏「そこで、僕は考えた~同じ人で、同じ時間軸~それを場所移動させて行けばいいのではないか~それをどんどんと繋げていけば、自然に長編小説となるんだ」

片岡氏「要するに短編小説をたくさん書くようなものなんだよ。長編小説ってのは!」

会場、騒然!

「なるほど」の嵐絶賛だったワンシーンだ。

昨今、なぜだか小説家がミニブームらしいのでちょっとだけ、長編小説の書き方について触れてみた。

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著名な作家だから、長くても割合抵抗なく読むのではなかろうか?そこへ行くと、無名の自称小説家は一番分が悪い。

時間に限りがあるから、よほどのことがなければ、通りすがりのSNSなどでは簡単に開いてはもらえない。

わたくしごとで恐縮だが、先日アップした児童書の記事はすごく読まれた。それは、作家含む業界人が読みにきてくれたことが所以する。

こういった流れがある場合は、多少長い文章でも読んでも興味を持って読んでもらえるが、まったく無名の一小説家の書いた長文は果たして読まれるか?否か?

大半はまず、読まれない。偶然に文面にたどりついても、スクロールの多さにすぐに離脱されてしまうだろう。

せっかく書くのだから、読まれやすい、書き手のコミュニティで書き続けて、一定のファンを持つのが、一番手っ取り早い。

わたしは、以前のライブドアブログの時代に、読者の離脱をアバターを使って見ていたが、その離脱の速さには、本当にびっくり!

あれを見てから、文章を書く手順をまったく変えてみた。

● わたしのブログスタイル

① タイトルから内容がわかる(含みや比喩はなし)

② 導入リード文は25文字程度で(一回ですべてが視界に入る)

③ 長くても一章は500文字前後で3~4章仕立て(適度な読み応えがある)

④ かならずまとめ文も書く

と、こんなルールを決めてブログを書いていたら、やはり読みやすかったのか、PV数が急激に増え続けた経験がある。

5月に発刊した文章術の自書でも、小説、エッセイ、コラムなど、それぞれの文章の持つ得意性と、発表する場所の最適さなどをまとめて書いてみた。興味があれば、ぜひ!

書くことで今すぐ仕事を得る!仕事をエンジョイできる文章術

 

読み手思いでなければならない。

やはり、昨今、長い文章離れは続いているようだ。でも、それにおもねるだけでなく、

暗に長い文章は、せめて何を書いているのか?ぐらいは導入リード文で示すのがいいのではないだろうか?

自己満足に陥らない、読み手思いの文章をサッ!っと書けるようになりたいものだ。

精進・精進あるのみ(笑)




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“文章論10本勝負~第二回は「文章の長さに潜むトレンド」を読み解く/今の流行りは?【紙上講座②・長文論】” への1件の返信

  1. 「メモ企画 電子文具で 暮れる年」 清流
     いよいよ年も押し迫り丑年に向けクリスマスから年末年始へと猛進あるのみ。でもコロナ禍の中、巣籠週間となりそう。この際、腹を決めてニューノーマルに取り組みたい。

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