【年末年始おススメの本・書評】『ファイブ・5年後、あなたはどこにいるのだろう?』ダン・セドラ著(海と月社)

【ブログ更新207回】

2013年日本版発刊。発売当初、書店頭でパッと目を引くビビットな赤の本が膨大な数で平積みされていた。

ファイブ 5年後、あなたはどこにいるのだろう?ダン・セドラ著(海と月社)

帯のことばに一瞬で気持ちが持っていかれる~先延ばしの人生は今日で終わろう!~とある。「見る」「読む」「書く」であなたの可能性に火をつける!と。

これは、デザインの本でもなく、絵本みたいな形だが児童書ではなく、完全な自己啓発の本なのだ。

冒頭にこうある。

「人生で次に起きることを決めるのは、わたし。それを実現するための戦略を立てるのも、わたし。」

これからの5年間で、本当にしたいことは何かを考えようと。これが大筋のテーマである。

7つの習慣」の「主体性を発揮する」「人生の脚本を書くのは自分」と似通っている。

過去の偉人たち(ヘレンケラーやピカソ)が5年という時間で成し遂げたことや、人生における基本的な価値を定める必要性についての説明がある。

【書籍概要】

この本の特徴は、Q&Aで書籍本体に書く行為で、行動を促す本だ。たとえば、こんな質問が著者から投げかけられる。

Q,あなたが人生で、もっとも高い価値を置いているものは何か?

  1. 自分自身について、いちばん気に入っているところを3つ、いちばん気に入らないところを3つ挙げよう。
  2. 知り合いのなかで、いちばん幸せな人は誰か?
  3. いちばん好きな人、尊敬している人を2人挙げよう。その理由は?
  4. わたしは何者か? 

より具体的に応えることで、自分自身の棚卸しが叶う。

この質問だけでも、軽く30分ぐらいはかかるだろうな・・・(ふぅ~~笑)それでも棚卸しだから、充分に自分のために時間をかけてあげたい。

もちろん、わたしも5年後をにらんでの自問自答をせっせとやろうと考えている。

冒頭で人生の軸となるキーワードがわかるのがいい。

「人生のミッションステートメント」「目標・夢」「自分にとっての成功の定義」といった質問にどんどん答えてみたくなった。

古今東西の著名人の「勇気が湧いてくる言葉」と「書き込み式の問い」が続くのだ。

「HOW WILL YOU(あなたならどうやって)」「CHANGE THE WORLD?(世界を変える?)」著者からのメッセージに気持ちも盛り上がる。

それから質問を答えていくうちに、今まで考えたこともなかった「見えなかった本当の自分」が自然に可視化されてゆくのだ。

実際にやってみなければ、この本の即効性や効果は実感できない。

特に「この先どうしよう・・・」と、未来について不安に思うなど、考えてることが多い人におすすめの一書だ。

最後に裏表紙のアブラハム・マズローの言葉から

人生は何のためにあるのか?それは、あなたのため

● 海と月社の書籍紹介

数年に一度は大ヒットを出す出版社で、わたしのこのブログもフォローして頂いている。

前回の書評のブログをもう一度ここに添付しよう。




“【年末年始おススメの本・書評】『ファイブ・5年後、あなたはどこにいるのだろう?』ダン・セドラ著(海と月社)” への2件の返信

  1. 「冬晴れや この先如何に 天に問う」 清流
     先が見えない年末を迎えようとしています。このサバイバルをどう乗り越えるか、自分の意識次第にかかっていますね。この冬晴れの日に天を仰ぎながら改めて考えてみましょう。

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