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夏休みに長野県の小谷村で頂いた「塩の道御膳」は、小鉢、ご飯茶碗、お茶茶碗がすべて美濃焼だった。
大好きな美濃焼に心惹かれながら頂いた、ご当地食材満載の御膳の美味しさは忘れられない。
目でも楽しめる器の魅力も多いにあったと感じた。
そして、もうひとつ、気がついたのが、おみおつけのお椀。
長野の名産である漆器で、かつて、長野で唯一購入した器と同じだった。
2年前、白馬東急ホテルに泊まった時にホテルの売店でお土産にと、夫が買い求めたスープ椀。写真に撮ってみた。
2500円と少々お高い器だったが、今でも冬場の普段使いで、度々食卓に登場する器だ。
ここで、改めて「漆器」について書いておく。
◎ 漆器(しっき)とは、木や紙などの素材に、ウルシの木の樹液である「漆(うるし)」を何度も塗り重ねて作った日本の伝統的な工芸品。

漆器を日常に使って早10年くらい経つ。
今の家に引っ越した時、持ち物を3分の1に減らしてきたことから、家で埋蔵していた、ちょっと高級な器もみ~んな出して使ってきた。
そして、わたし達は漆器を一度も買ったことはなかったのに、埋蔵品には、「お盆」「お茶茶碗」「お椀×10」など、様々な漆器が蔵出しされた。
たしか、結婚当初に夫のお母さんが、せっせと送ってきてくれたんだった。高価な器だから、お正月だけ出して、使ってすぐにしまうものだったわ。
それが、引っ越しで出費がかさむ中、「新しく食器を買う」とか考えていなかったところに、「漆器」を普段使いしてみようかな?という発想が浮かんだ時には、引っ越しの大変さも吹き飛ぶワクワク感でいっぱいになった。
★★★
さて、漆器を普段に使うことには、あまり神経質にはなってこなかったが、いくつか覚えてやってきたことを書いてみよう。
基本はふつうの食器と同じ: 中性洗剤とやわらかなスポンジで優しく洗えば問題なし。
「拭き漆」を選ぶ: 木目がうっすら見える拭き漆(摺り漆)仕上げは比較的価格が抑えられ、普段使いに向いている。
傷が目立ちにくい: 木目調や布張り加工のものは、万が一傷がついても目立ちにくいので日常的におすすめ。
と、こんなところかしら。
TOP写真は、揚げ茄子のお味噌汁を盛ってみた普段使いの漆器。
丸みのある器は手の平に収まりやすくとても軽い。
電子レンジやオーブンNGで、つけ置き洗いもNG。だからこそ、大切に使いつづけようと、心がけてきた。
というわけで、滋味深い漆器の話を書いた。
それでは、また!
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「桐一葉 漆器の意匠 季節知る」 清流子
漆器には、秋の訪れや風情等、清らかな葉をモチーフにしたものがある。天然木や合成樹脂に丁寧な塗りを施し、季節の移ろいや簡素な美しさを表現している。そして、その普段使いの掠れて使い古した”うつわ”を、丁寧に修復して使う文化に愛おしささえ感じるのは、私だけだろうか。