『今度生まれたら』内館 牧子・著(講談社)【選書・文化】

【ブログ新規追加1547回】

簡単レビュー

70代では人生やり直せない?

人間に年齢は関係ない、なんてウソ。
人生100年はキレイごと。

「今度生まれたら、この人とは結婚しない」70歳の主婦、佐川夏江は自分がやり直しのきかない年齢になっていることにショックを受ける。

人生を振り返ると、あの時別の道を選んだらどうなっていたかと思うことばかり。

進学は、仕事は、結婚は。少しでも人生をやり直すため、夏江はやりたいことを始めようとあがく。

大好評の著者「高齢者小説」シリーズ。
「元気をもらいました」「自分のことのように読みました」「もっと早く読みたかった」
など読者の声多数のベストセラー!

            ★★★

小説家・内館牧子氏が書いた、NHK大河小説『毛利元就』では、作者自身のこんなエピソードがあった。

「大河小説用に原稿を何話分か書き溜めている」と。
これを聞いたある大作家が返した言葉は「そんなもん、作り置きの文章などダメだよ!毎週、毎日、もがいて、もがいて話を創り出すのが大河小説の書き手だろうが!」と喝破されたそうだ。

作り置きは、自分が安心するためだけのものであって、読者や視聴者を本当に楽しませるものではないんだなあ・・・。

わたしは、この大作家と内館牧子氏のやり取りを読んで、大・大納得した。で、さっそくブログにもその片鱗を今もなお、残して1日置きに書き続けている。

このブログでは11年間、ほぼ書き溜めてはいない。「鮮度だけはバッチリ」のものに育ててきた(笑)

要するに、「文章にも賞味期限がある!」ってこと。

寸前やタイミングを見事に捉えられた時、書き手も読み手も気分がいいものなのだ。

というわけで、この夏読んだ、1冊の小説から思い出したエピソードを書いた。

それでは、また!

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“『今度生まれたら』内館 牧子・著(講談社)【選書・文化】” への1件の返信

  1. 「流れ星 災難対処 祈るらむ」 清流子
    流星の正体は宇宙塵だが、稀にしか目にできない現象に人間は願いを託す。その一瞬の時を捉える気持ちで激甚災害に対応できるかで、今後が決まる。どんな状況にも希望を以て当たりたいが、気持ちを考えるとそうもいかない事も多い。なにくそのレジリエンス力が問われるところだ。

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