№1 夢の街 N・Y【写真で綴る旅・風景エッセイ】

この週末に電子書籍を目いっぱい読み通しているが、懐かしい作家の著書から、憧れていた写真家との再会をした。写真と共に、23年前のニューヨーク旅を思い出したので。軽くまとめてみた。

向かって右がわたしの撮ったもの。左が息子が撮ったエンパイアステート。

⦿ ピアノ教師をしながら、夢の場所に立つ日を迎えるまで

30代はじめ、それでも結婚が早かったわたしは、すでに10周年を迎える夏のこと。思い切って憧れのN・Yに行こうよ~と夫を誘い、小学校1年生になった息子を連れて、なぜだか、わたしの楽器店の後輩女性も同行した4人旅。

 1995年8月、ニュージャージー州のニューアーク・リバティ国際空港に降り立った。マンハッタンまで、乗り合いバスで35分。周りは小さな息子に興味津々。「よく来たね!キュートボウイ!」と周りからやんや冷やかされて、それでもすごく嬉しそうだったな。そう言えば行きはユナイテッドで行ったんだけれど、CAさんからも盛んに「キュート」と褒められていた(笑)

摩天楼を初めて見た時はただただ超高層に圧倒されるばかり。空港から路線バスでマンハッタンに入ったのだが、トンネルを抜けた瞬間、ワッ!ともの凄い数の高層ビルが視界を埋め尽くした。あまりにドラマティックな展開。

路線バスの中、カンザスの田舎から来た青年はずっと陽気に喋っていたのに、マンハッタンが見え始めると途端に口数が減って「アメリカ人だってニューヨークに行くとなったら必死なんだよ!」と。ああ、ニューヨークってそういう場所なんだと悟った。

NYでわたしが最初に撮った一枚

⦿ そもそもなぜ憧れの地がニューヨークなのか

それは、写真家・佐藤秀明氏の撮るアメリカの写真に傾倒した事がきっかけだった。何しろその写真のかっこいい事ったら。こうなったらなんとしてもニューヨークへ行って、自分の目で撮りたい写真を撮る!と決めた。

普通なら写真の勉強をしてからとか先延ばしや後回しにするのかもしれない。しかし、わたしはとにかく、実行・体験して身につける方法で実現させたかった。それは集中力が最大の武器であるわたしの、今も変わらない学びの姿勢なのだ。

このようにして、ニューヨーク旅は実現した。観光や憧れの街を歩き撮影を堪能した。今回、佐藤氏の集大成である写真集「僕が見たアメリカ30年」の電子書籍をこの週末に見て、久しぶりに23年前の写真を引っ張り出してみた。長く離れていた友達に再会したかのような写真に懐かしさや勢いを感じて嬉しい気持ちになった。

 写真や文章を電子書籍で残すというデジタル革命は、現在ではもう当たり前。デジタルだからこそ残せる膨大な歴史や資料の数々。

この週末、電子出版された書籍や写真集を大量にインプットした。わたしもそろそろ、次挑戦を始めよう。Wordpress導入は無事に終わったので、お疲れ様と腰を下ろしてしまえば、動きが鈍くなっちゃう。ちょっと自分に負荷をかける生き方でこの先もいくよ。至難である事には変わりはない。生涯挑戦者でありたい。

“№1 夢の街 N・Y【写真で綴る旅・風景エッセイ】” への2件の返信

  1. 「黒南風や 音につられて こころ旅」 清流
     梅雨の空に暗さをもたらす湿った南風。こんな時は、じめじめした空気を吹き飛ばして、旅立ちたい気持ちになります。ふと、NYCの旅で記憶に残るドンキーコングのゲーム音が蘇ってきました。

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