【ブログ新規追加1518回】

簡単レビュー
ぼくは未だ、旅の途上にいる。
山形、ヒマラヤ、パリ、知床、宮古島、アラスカ……
まだ見ぬ風景を追い求めて、世界中を旅した7年間の軌跡。
エベレストの山頂を眺めながら、この瞬間は二度と経験できないんだと思った。泣きたいくらい苦しいのに、それでもまたこの空間に身を置きたいと感じた。
旅を続けるのは、自分の身体で世界を知りたいから。
ガンジスの河口でカレーを味わい、カナダの森で松の香りをかぎ、沖縄の浜辺でクジラの皮膚に触り、知床の山でヒグマの足音を聞く。未知の風景を求め、そこだけに輝く一瞬を、撮って、繫げた、かけがえのない7年間の旅の記録。
★★★
旅が好き。山が好き。
だから、毎年数少ない旅行には必ず「山」を盛り込んで旅程を組んできた。
今回紹介した、写真家・石川直樹氏の文章や写真に触れると、なんとも言えない「山旅」の充実感を味わえる。
本書の丁寧に描かれた「山旅」の全貌は、次の旅への期待を誘う。
しかし、何年もそういった「山旅」が続けられるわけではなく、わたしもそろそろ「山は見るものであり、登るのは卒業かしら・・・」と、思うようになった。
それでも、ロープウェイやゴンドラを利用して「山の絶景」を見に行くことは、当分やめられない贅沢な旅の一つだろう。
わたし達の今は、部屋が暑ければエアコンを使って涼しくし、寒ければ暖かくする。それが都会の暮らしだとしたら、山はその対極にある。
山では、都会の利便性の高い環境ではなく、自分自身を変えていかなければそこにはいられないし、いてはならない。
機械や道具に頼れない、今いる環境に適応させる能力が最も必要なんだと思い知らされる。(登山装備とは別にしてだが)
この書籍は「月間 新潮」の連載で拾ったものだ。
そして、著者の語る旅先がひとつ、ひとつの星となり、しまいには星座ができあがって行く…なんともロマン溢れる発想ではないか。
となると、平凡な人生もその記憶の断片をひとつ、ひとつ書き起こしていくことで、「自分自身の唯一無二の星座」が出来上がるのよね。
誰にも知られなくていい。「自分の星座を作る旅に出よう」と、決めた。
自分の星座=旅の様子はこれまで通り、こちらのブログにしたためていく。
それにしても、表現の方法って無限(笑)
それでは、また!

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『SunTAMA Style』2024年6月17日記事
『Life Tour21 st』2016年 6月17日 記事
https://lifetour.blog.jp/archives/1058453608.html
「6月はメンデルスゾーンで」

