『辛酸なめ子、スピ旅に出る』辛酸なめ子・著/イラスト (産業編集センター/発行)【選書・旅と日本文化】

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辛酸なめ子さんをご存知?

漫画家で、コラムニスト(おもに社会学系)、女性メディア・アクティピストなど多方面で活躍中。

東京都千代田区生まれで埼玉県浦和育ち。武蔵野美術大学短気学部デザイン科グラフィックデザイン専攻。

血液型A型、愛称「なめちゃん」

アート作品は、自身が女性であることを逆手にとった作品や、「役に立たない珍発明」的な三次元作品などが主であるが、ほとんどが「人間関係についての強迫観念」をテーマとしている。

慇懃でおっとりとした文体とは裏腹に、独特な画風と皮肉の効いたコラムで人気を博しており、「ガーリーな毒」と称される。現在、『週刊文春』の「ヨコモレ通信」、サイゾーの『女・一人修業』他、新聞・雑誌に多数の連載を抱えている。(Wikipediaより)

•『辛酸なめ子、スピ旅に出る』 簡単レビュー(書籍の引用)

稀代のエッセイスト・辛酸なめ子が、俗世の全てから浄化されたいアナタに贈る、渾身のスピ旅案内。
エネルギーがフル充填できるガチの開運スポットから、ゆるゆるオモシロスポットまで、全国24のパワースポットを巡る旅の本。一家に一冊か?(笑)

                    ★

この方の話を今朝FMで聞いたのね。

そしたら、旅の本を出してるっていうじゃない!さっそく帰ってきてAmazonで調べてアソシエイト広告を載せてみた。

スピ旅とは、「日本のスピリチュアルな場所や伝統・文化に支えられた神聖な場所」を選び、編集者と一緒の旅や、辛酸なめ子さんがひとりで訪れてきた場所を責任編集されているのだそう。

こりゃあ、面白い企画本!絶対に読みたい!と早くもポチっとなった(笑)

でも実はわたし、スピリチュアルな場所とかまったく興味がないのよね。それでも読みたくなったのが、「弾丸旅」の話を聞いたから。

スピ旅をどんな風に「弾丸」で旅したのか?が、おおいに興味が湧いた。

(ま、弾丸と聞いて飛びつくのはわたしとなめ子さんだけかも・笑)

先日も、「九州日帰りお墓参り旅」なんぞをやってきたそうだ。なるほど、「弾丸スピ旅」といっても、お墓参りとかあるよね・・・これ、いいなあ(笑)

さっそく、旅魂がさく裂して、スピリチュアルから離れて、ネットで弾丸旅のブログや書籍などを読みまくっている。(時間の溶けかたが半端ないけど、楽しいんだから仕方がない)

例えば、「パリ2泊5日」とか、「週末関西」とか。行ってないのに、妄想旅でも充分楽しめるわたしはすでに猛者じゃろうね?(笑)

コロナですっかり鈍った旅筋を鍛え始めたって話よ。妄想から始めて旅気分に浸るのが楽しいし、実際にこれまで数々の旅先もすべて妄想旅が発端だった。

ああ、早く「弾丸旅」に行きてぇ(笑)

尚、家族には毎回不評だった「弾丸旅」

もう絶対に行かない!とか言われ続けてきた。

シンガポール滞在36時間なんて、1泊3日だもん。

行った気がしないし、物凄く時間に追われるのが嫌なんだそうよ。

わたしはゲーム感覚が過ぎるのかしら?

辛酸なめ子さんの本でいっそう、弾丸筋を鍛えるう!(笑)




★2024年9月2日更新 『9月1日 母からのバトン』内田也哉子/樹木希林・著(ポプラ新書)【選書・文化/自死を考える】

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ポプラ社レビュー

「死なないで、死なないで……。
今日は、大勢の子どもたちが自殺してしまう日なの」

母が遺し、娘が受け継ぐ、
生きづらさを抱える子どもたちへのメッセージ。

学校では学べないことを、
この本に登場する人たちは教えてくれる、
これを読んで不登校は差別語だと思った。
――谷川俊太郎氏、推薦

「どうか、生きて」 2018年9月1日、病室で繰り返しつぶやいた樹木さん。夏休み明けのこの日、学校に行きたくないと思い悩む子どもたちが、自ら命を絶ってしまう。樹木さんは生前、不登校の子どもたちと語り合い、その事実を知っていた。樹木さんが遺した言葉と、それを受け内田也哉子さんが4名と対話し、紡ぎ出した言葉をまとめた一冊。

~2019年にポプラ社から刊行した単行本『9月1日 母からのバトン』を新書化したもの~

                  ★

ポプラ社さんは同業会社。そう、たしか2019年9月1日に大々的な平積みをどこの書店でも見かけた。

本の露出が減り、世間から忘れ去られて行くが、買っておきさえすれば、大切なメッセージをバトンとして繋ぐことができる。

改めて本の持つ重要な価値を見出した一冊。

昨日、偶然に内田也哉子さんのお話を運転中のラジオで聴いた。

ああ~、大切な本の話だ!と、思い出して急いで書店へ。

でも見当たらない。さっそく予約をしてきたの。

読まずにここに載せた本。

それぐらい、樹木希林さんからの「生きるためのメッセージ」は強烈だ。

今、すべての子どもに読んでもらいたい本のひとつ。(児童書ではないけど)

『妄想浪費』小山薫堂・著(光文社)【選書・文化】

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妄想浪費』小山薫堂・著(光文社)

• 簡単レビュー

~お金を生き金にするのも死に金にするのも全部、使い方次第~

上質な浪費を妄想してみた話である。

数々の人気テレビ番組やヒット映画の脚本を手掛け、
「くまモン」の生みの親であり「地方再生請負人」でもある
オールラウンドのトップクリエイターが初めて綴った、
小山流「これからの時代」の素敵なお金の使い方。

宣伝費一億円を投じて、その効果が一千万円程度に終わるか、
百億円の効果を生むかは企画次第だ。


企画とはお金の価値を最大限に生かすこと、生きたお金に換えること、
お金に命を預けることなのだ。

世の中には上手にお金を貯められても、上手にお金を使える人は少ない。

それでつい、資産をお持ちの方々と出会うたびに「僕がこの人だったら……」
と有意義なお金の使い方をあれこれと妄想してしまう(文中より)

~そして、人はきっと誰かの天使になれるさ~

月刊「Forbes」連載(全58回)

                 ★

8月27日。

やっと、今年の夏らしいお出かけをする。

今年の春ごろメールで「南アルプスの山荘に遊びに来ませんか?」と、友人から誘われていた。

北アルプスの帰りに寄るはずだった、南アルプスの山荘。

しかし、明日、甲信地方は午後雨降りらしい・・・(泣)

でも、山梨のフルーツも夜景も逃げたりはしない。

どこかでタイミングよく取り入れて夏の終わりを楽しもう。

もう、ずっと妄想旅ばかりだったから(笑)

明日は帰れても深夜になる予定。

ブログのアップも明日中には難しい。

そんなわけで、小山薫堂氏の名書を載せた選書を前もってアップした。興味のある方はぜひ!読んでみて。

それでは、行ってきます!

★2024年8月26日更新 『堀井和子の気ままな朝食の本』この本が今のわたしのセンスの源~今後、少しづつ集めてみたい昔の書籍【選書・自己啓発】

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センスって言葉はだいたいが、「センスがいい」「センスが悪い」の二択だと思う。

で、わたし自身、とてもじゃないが、「センスがいい」とは到底言えっこない(笑)

仕事と山と激安をこよなく愛する・・・「センスがいい」とは程遠い。

しかしだ、そんな中年女子のセンスなぞ、よくったって、悪くたって、もう誰にも影響しないし、誰も気にも「留めない」でしょ。

だから、ここに書き留めておこう!と、今朝思い立った、わたしのセンスの原点なる書籍の紹介だ。(TOPの写真はとりあえず図書館で借りてきた堀井さんの本。今では一冊も所有していない・泣)

堀井和子の気ままな朝食の本

• 簡単レビュー

「初夏の豆と葉っぱのサラダ」

「りんごとスイートポテトのサラダ」

「お砂糖のさくさくタルト」

「バターミルクワッフル」などなど名前を聞いただけでおしゃれでおいしい朝のテーブルが浮かんでは消える。

60種類もの朝食メニューあれこれを紹介。

おいしさを使いこなすためのイラスト入り『材料や食べ方のメモ』8ページ付き。

                  ★

料理家という職業があるってことを知ったのは高校生の頃。

大好きだった雑誌「オリーブ」で、食の連載を見たのがきっかけ。

そのページをスタイリングしていたのが堀井和子さんだった。

その写真と料理のページに一発で魅了されてしまったわたしは、それから書店で堀井さんの本を探し求め、買いあさった。

特にスプリングでノートみたいな作りのこのシリーズはかなりのあいだ、わたしの愛読書だった。

どれもこれもが憧れの「世界」

何度も、何度も繰り返し読んでは、家でお菓子を作り、スタイリングしてスケッチしていた。

今みたいに、スマホとかない時代。かろうじて「映るんです!」があっても、現像代がもったいなくてとても使えなかった。

実はこの本から頂いたセンスはまったく別のものだった。

当時、NYに住む堀井さんが撮った「ブルーグレーの明け方とミルクティの夕暮れ」この一枚に完全にノックアウト。

で、わたしのNY行きは、それから12年後の30歳だった。

真夏のマジソンスクエアガーデンホテルの12階に泊まった朝、5時頃だったと記憶してる。

本当に写真で見た通りの高層ビルとブルーグレーの空が眼前に見えた。

その日の夕方、いくぶんオレンジがかったミルクティー色の夕暮れもそこにはあったのだ。

なぜ、ブルーグレーやミルクティーという色の空になるのか?

それは、光化学スモッグのせいだった。

スモッグでこんな素敵な色合いが生み出されるなんて、まさに奇跡だと思った。

本当の絶景かもしれない。

わたしの写真好きが加速していった一枚に出会えた。

こうして少しづつ、すてきな色や風景を記憶してきた。そしてそれがセンスの源となったの。

ブルーグレーとミルクティ。

誰?!ミルクティ色を泥水とか言う人 !! (笑)永遠にすてきな色なんだから!

★2025年8月23日更新 『できないのはあなたのせいじゃない~ブレインロック解除で潜在能力が目覚める』勝間和代・著(プレジデント社)【選書・自己啓発】

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『できないのはあなたのせいじゃない~ブレインロック解除で潜在能力が目覚める』勝間和代・著(プレジデント社)

• 簡単レビュー

累計発行部数500万部

YouTubeフォロワー22万人突破


カリスマ・勝間和代氏が解き明かす、「頭がいい人」ほど不合理な行動をとってしまう理由と8つの対処法。

「1日8時間働かないといけない」

「誰よりも頑張らないとお金は稼げない」

「会話を盛り上げないといけない」

「何があっても家族は大事にしないといけない」

「頭が悪いのは生まれつきだからどうしようもない」

「親ガチャに外れたら人生は詰む」など、人は自分をどこまでも決めつけて追い込むのが得意。


さまざまな思い込み(=ブレインロック)があなたの思考を停止させ、行動を制限する原因になっていると勝間氏は語る。

思考のロックを外し、脳をリブートさせれば、人間関係や経済的な問題などあらゆる人生の問題は解決し、人生が生きやすく好転する。

その具体的・実践的な方法を「人の目からウロコをバリバリはがすプロ」である著者が教示する1冊。

                  ★

久しぶりの新刊レビューだ。

この夏休みに手に入れて、じっくり己の「思い込み」に向き合うことができた。

気になった目次を紹介する。

第4章 ブレインロック解除のためのケーススタディ

×「素人が投資すると失敗する」

×「生命保険には入るべき」

×「真面目の働けば収入はあがる」などなど・・・興味を引く見出しがたくさん!

例えば、わが家では、もうずいぶんと前から「生命保険」には加入していない。

社会人なら生命保険に入っておくべき!というブレインロックは、意外なほど簡単に外れたんだ。それは、夫の仕事が立ち行かなくなった場面でアッサリとムダな出費には1円も出せなくなったことからだった。

日本人は平均年間40万円もの保険を支払っているのだそう。その90%が終身保険だという。そもそも、生命保険は自分が死んだ時に困る人がいる場合の備えでしょ?

それでも、生命保険は必要だし…という場合は、掛け捨てタイプの低額保険にすべき。WEB保険で充分。

車の保険なども、わたしは会社で必要な分の車両保険だけを月3000円程度で掛けている。

また、医療保険などは入る前に「健康維持」のためにお金をかけていくほうが全うだと考えている。

とりあえず保険には入っておくべき!はもう、終わった思考だともいえる。

これは、すべて社会的洗脳と言い切る勝間氏。社会的洗脳が個人の能力やお金、機会を奪う。

社会的洗脳=ブレインロックを解除すれば「できない」が「できる」に変化する!

久しぶりに5月発刊されたばかりの新刊をレビューしてみた。

とにかく、文章のひとつ、ひとつに切れがよく、一切の無駄がない。

装丁の写真からも「もやもやが晴れた!」というような爽やかな中年女性になった勝間和代氏。

彼女が最後に結んだ言葉が「ブレインロックという思い込みを解除するには遅すぎるということはありません。今すぐ始めましょう!」と。

やっぱり、こういった元気とやる気をいっぺんに貰える書籍が大好物よ。

★2024年8月21日更新 『あなたの中に眠っている才能に気づく7つのステップ』中山和義・著(フォレスト出版)【選書・自己啓発】

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才能に気づく7つのステップ : あなたの中に眠っている中山和義・著(フォレスト出版)

•簡単レビュー

累計32万部突破のベストセラーシリーズを出せた本当の理由


「あなたもビジネス書のスター著者になりませんか?ベストセラー著者になれるノウハウを教えます」

というフォレスト出版の企画から、見事ベストセラー著者となった中山和義氏。

押切もえさんの推薦で話題となり

16万部突破のベストセラーとなった『大切なことに気づく24の物語』を皮切りに

シリーズ4作の累計部数は32万部を突破。

今や、ビジネス書のスター著者としての地位を確立しつつある中山氏。

なぜ、彼はベストセラーを出せたのか?
それは後に「伝説」と言われる、あるセミナーがきっかけだった。

当時を振り返って、中山氏は以下のように書いている。

~友人の勧めもあってこの企画に応募した。

1次の書類選考を通過した後、

2次選考の太田社長との面接に行った。

その時、太田社長に

「あなたの強みは何ですか?」

と質問をされたので

「私の強みはテニス事業で人を集めたことです。

だから、それを本に書きたい」

と答えた。太田社長は、私の顔をじっと見ながら

「中山さん、あなたの本当の強み、才能はそんなことではありません。

本当の自分を見つめれば本当の強みと弱みが分かるはずです。

それが分かってから本を書かないと売れる本にはなりません」

と言った。続けて

「売れる本を読むと、書いた人の本当の強みを行間から感じることができます。

本だけではなくて、仕事でも実は同じです。

自分の本当の強みに気づいて仕事をしている人は、

その仕事の中に強みが含まれています。だから、うまくいっています。

自分の強みは成功していることや好きなことだけを考えても分かりません」

とアドバイスをもらった。

この時には太田社長の話の本当の意味は分からなかったが、

その後、幸運なことに2次選考を通過して、

太田社長から本の書き方を直接に指導してもらうことができた。

今なら、何を伝えたかったのかがよく分かると~「プロローグ」より抜粋

その後、自分を見つめるためのワークを数多く受け

「自分の本当の強みが何なのか?」に気づいた中山氏。

その後のベストセラー著者としての活躍は言うまでもない。


本書は中山氏が学んだ「自分を見つめるためのワーク」を

7つのステップにまとめ、誰でも簡単に、

自分の「本当の強み・才能」に気づくことができるように工夫した。


そして、自分の中に眠っている「大きな可能性」を感じて欲しい。

自分の「本当の才能」を活かすことができれば

「仕事」「名声」「成功」「人間関係」「恋愛」「お金」「夢」は思いのまま!

あなたの人生が変わる!

                  ★

今朝は、とあるcafeにて、中山氏の推奨する7つのステップの №5「人生で経験したい100 のこと」をノートに書き出してきた。

それがねえ、100個の経験したいことって、なかなか書き出せるもんじゃないの!

はじめっから、凄く悩むのは明白だ。だから、いきなり100個書き出すより10個のテーマ(家族とか、自身の仕事とか、わが家の経済とか、旅とか、人脈とか・・・)を決めてそのひとつ、ひとつに10個ずつ書き出してみた。

結局、75個で筆が止まっちゃった(泣)もっと、欲望を絞り出さねばね!でも、これまでの強欲に突っ走ってきたおかげかも。

もっとおだやかに叶えたいことや体験したいことを書き出して100個にしてみよう。

とてもひと様には見せられるノートじゃないから(笑)

それでも、慎ましいというか身の丈に合ったことしか書けなかった(泣)

例えば、南極に行きたいとかフェラーリに乗りたいとかいうのはまったくなし。しかし、欲望を洗い出すのがこの「体験したい100個のこと」の目的なんだから、「ベストセラー小説を書きたい」はあるあるなの(笑)

ここで、№5の 書き出しワークをやるメリットはこんな風に書かれていた。

「才能のあることは、少しぐらい面倒でも、すぐにやりたい!という気持ちになるものだ」「自分が欲しいもの、やりたいことを考えると、その中に隠れている才能に気づくものなのだ」「才能と強い関係がある自分の持っている欲望についても深く考えることができる」「欲望にはお金が強く関係するので、お金についても深く考えられる」(文中より)

なるほど、わたしが体験したいこと、叶えたいことの半分以上が「お金」が解決してくれるものごとばかりだった(笑)

しかしだ、そのお金をどうやって持ってくるのか?ここに工夫が必要だし、今の等身大の私では、到底叶わないことばかりを書き出していた。

欲望のままに「あ~なりたい!」「こ~なりたい!」「あ~したい!」「こ~したい!」と、1時間半ほど、もがきながら殴り書きをした。

で、このノートをずっとそばに置いて、叶ったものから消して新たに書き足すのだそうだ。

現在のわたし達は、かなり恵まれた環境にいる。本当に多くのことが自分の努力次第で達成できる。

~達成したいことが明白になれば、それに必要な才能が現われる~

さ、「体験したい100個 のこと」を書き出してみよう!

尚、この書き出しと一緒に、「今年中に実現したい2つのこと」も書いてみよう。

2つなら書ける。この2つが叶ったら、他のが叶わなくてもかなり幸せな気持ちになるだろう。

どう?2つ。やってみない?

『Joy at Work~片づけでときめく働き方を手に入れる』近藤麻理恵 / スコット・ソネンシェイン 著(河出書房新社)【選書・自己啓発】

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Joy at Work~片づけでときめく働き方を手に入れる』近藤麻理恵・著

• 簡単レビュー

世界が注目するこんまりの最新テーマは「仕事」

デスク周り、時間、会議、人脈、データ…

「スペース」も「頭の中」も片づければ、
人生が劇的に変わる。

1200万部突破
世界的ベストセラー『人生がときめく片づけの魔法』を
仕事に活かす最新メソッドを初公開。

「仕事まわりの片づけを教えて欲しい」
「何度デスクを片づけても、あっという間に元に戻ってしまう」
といった声が著者のもとに数多く届いた。
本書は、まさに待望のテーマ。
著者10年ぶりとなる書き下ろし大型新刊だ。

•エヴィデンスに基づいた最強メソッド。読むことで納得の片づけ術が手に入る。

「営業成績が上がり、自信が持てた」
「2時間早く帰れるようになった」
「小さい頃からの夢を思い出し、会社を辞めて起業した」など、体験後のエピソードも豊富。

なぜ、片づけで「結果」が変わるのか?

共著のスコット・ソネンシェイン教授は、組織行動学の権威にして
「ときめくキャリアづくり」の専門家。
科学的データをもとに、具体的な片づけ法を徹底解説された共同書。

~自分の働き方・人生のあり方を見直したいすべての方へ~

家を片づけると人生がときめくように、
ワークスペースを片づけることで、
キャリアがときめく、整う、うまくいく。(文中より)

私たちの生活、働き方に大きな変化が起こった今、
自分にとって本当に大切なものを見つける方法を説いた本書は、
今まさに必要とされる一冊だ。

【もくじ】

第1章 どうして、片づけが必要なのか?
第2章 片づけでリバウンドしないために
第3章 仕事場を片づける
第4章 デジタルデータを片づける
第5章 時間を片づける
第6章 決断を片づける
第7章 人脈を片づける
第8章 会議を片づける
第9章 チームを片づける
第10章 片づけの魔法をシェアする
第11章 もっと仕事で“ときめく”ためには

                     ★

以前、この本は紹介した?・・・と、思い込んでいた。

わたしとしたことが(泣)

で、気を取り直してしっかりレビュー入れて紹介したよ。

この洗練されたかっこいい片づけ本で、「ときめく空間」を手に入れたわたし。

現在、厳選したモノだけをそばに置いて、ブログを書く最高のときめき時間を生きている。

いまいち、片づけに気乗りしない人におススメの良書。

さあ、仕事の支度に取り掛かろう!

★2025年8月13日更新 『もう、服は買わない』コートニー・カヴァー・著(ダイヤモンド社【選書・自己啓発】

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もう、服は買わない

コートニー・カーヴァー (著), 栗木 さつき (翻訳)

~服が減れば、選ぶのもおしゃれに見せるのもラクになる!~ 書籍奥付より

• 簡単レビュー

Project 333とは? 「3か月間、33着(アクセや小物を含む)で過ごすミッション

まずは3カ月、新しい服を買わず、手持ちの服だけで過ごしてみて。

無駄な服が 減り、自然と「よく着る服」だけが残るはず。

おしゃれや、気分転換のために新しく服 を買う必要はなし。

手持ちの服だけで、十分新鮮に、おしゃれに見せられる。

あとは、モノが溢れる日々を繰り返さない覚悟が必要なだけ。

                     ★

わたしは、言わずもがな、物凄い断捨離魔(笑)

しかも、意を決して買った服をなかなか着ない。

数か月は、クローゼットの住人と化す。要するに、「その時」まで熟成させるのだ(笑)

今年買った、僅かな山用の服たちも、今月いよいよの出番を待つ時期となった。

わたしは、もう、気分転換で服を買うことはなくなったが、こういった書籍に発奮させられて、クローゼットを整理して、新しい服を購入するとかワクワクすると思い選書してみた。

この書籍で学べるのは「服を減らし、本当に必要なものだけにする」という行いだ。

実に基本的な考え方だし、こうとも言える。

1年に1度か2度、衣更えのたんびにクローゼットの整理してる・・・という場合は、「大きな傷口にペッと、絆創膏を貼って済ませているようなもの」だ。

この書籍によると、「自分の足に合う靴がない」とか「今シーズンのトレンドのコート」がない」とか「完璧なブラックフォーマルがない」「最新のブランドバッグがない」など、必要な量よりも遥かに大量にモノを持っているのに、それでもまだまだ足りない・・・という「思い込みにハマっているだけだそうよ。

この衣更えを繰り返しているうちは、決して、真に満ち足りた気持ちにはなれないと。

結局、買い物で新しく買ってばかりじゃあ、ちっとも自分が変われず、素敵な雰囲気からは程遠いとも。

憂さ晴らしの、買い物モンスターになっちゃダメだそうよ。キビシイ!(笑)

というわけで、おしゃれとモノの関係を根底から見直す、テキストみたいな書籍を紹介した。

「ふうん・・・やってみよう!」かな?

「マジですか・・・絶対ムリ」かな?

※ 2022年秋服はいつから?最新トレンド→https://www.2ndstreet.jp/2ndstyle/fashion/2402/

クローゼットの中身と人生を考える夏休みもいい。




★2025年7月30日更新 『クライマーズ・ハイ』横山秀夫・著(文春文庫)~大活字本(埼玉福祉会版)で読む【選書・文化】

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• 簡単レビュー

1985年、御巣鷹山で日航機が墜落。

その日、北関東新聞の古参記者・悠木は同僚の元クライマー・安西に誘われ、谷川岳に屹立する衝立岩に挑むはずだった。

未曾有の事故。全権デスクを命じられ、約束を違えた悠木だが、ひとり出発したはずの安西はなぜか山と無関係の歓楽街で倒れ、意識が戻らない。

「下りるために登るんさ」という謎の言葉を残して――。

若き日、新聞記者として現場を取材した著者みずからの実体験を昇華しきった、感動あふれる壮大な長編小説。

 『クライマーズ・ハイ』       

                    ★

『クライマーズ・ハイ』は2度目の再読だ。初回は文春文庫で読んだ。

(実は、日航機墜落のあの日、わたし達夫婦は長野県小諸市の駅前ホテルに泊まっていた。そして浅間山へ行こうと話ていた時に、TVでこのニュースを知って愕然とした。この事故の記者を務めた横山秀夫氏が書いた小説とあって、当時大変なニュースとなったのを覚えている)

今回は、図書館で見つけた「大活字本シリーズ」の新刊本を借りて拝読中。

さて、大活字本とは?

文字通り、大きい文字で印刷された本である。

(下↓ の写真は文中だが、紙いっぱいに読みやすい色味のインクで印刷されているのも興味深かかった)

この出版物の大元は埼玉福祉会という埼玉県の福祉団体だ。

老人や弱視者に少しでも読みやすい大活字本を提供し続けている。

また、身体障害者の働く工場で製本発行するという、雇用を生み出す仕組みを築いてきたのだそうだ。

実際に読み始めてみて、「なんて、読みやすいんだろう!」どんどん読めてしまう。

目の悪くなってきたわたしにはうってつけかもしれない。

ページ数も増えることを考えて、軽くなるように紙の質にもこだわった装丁だとも感じた。

こうした製本技術の支えもあって、長編作品のこちらは上下巻で6000円!(各巻3000円)

どうだろう?高いかも。

でも読みたかった本が目視で読めるのはこの上ない幸せなことだろう。

電子書籍とも違う、一枚、一枚ページをめくる喜びが紙の本にはあるのだ。

こういった大活字本でどんどん、新刊が発売される日がくるのだろうか?

多分無理だろうが、一部のこういった機関で手に入るのなら、そういった情報を持っていたら良い。

※ 大活字本の出版社はこちら→https://www.saifuku.com/daikatsuji/index.html(埼玉福祉会

読書好きだが、なかなか本が読めなくなってきたと嘆く方へのプレゼントにも最適かも。

わたしも、弱視の友人に差し上げようかな?

読書の秋、敬老の日とかにもうってつけ!

という「大活字本」の話。

Amazon聴読サービス「オーディブル」10日間無料聴読を試して~読了した本と使用感をまとめた【書評・文化】

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7月15日~25日の10日間「Amazonオーディブル」で聴いた書籍をあげてみる。

① ねじまき鳥クロニクル 村上春樹・著(聴読再生時間11時間23分)

② 老体とピアノ 稲垣えみ子・著(聴読再生時間7時間21分)

③ 1%の努力 ひろゆき・著 (聴読再生時間5時間38分)

④ できないのはあなたのせいじゃない ブレインロック解除で潜在能力が目覚める 勝間和代・著(聴読再生時間5時間46分)

⑤ なぜか上手く行く人のすごい無認識 梯谷 幸司・著(聴読再生時間4時間39分)

以上の5冊をオーディブルで聴いてみた。

手始めに聴いた「ねじまき鳥クロニクル」は2人の男女の掛け合いが凄まじい。ついつい読み飛ばしてしまいそうなシチュエーション部分が脳内に「映像」となって再現されるような感覚だ。

有名俳優を使ったナレーションだからだろう。数々のレビューでは、この男優さんのしゃべりがあまり良くないという評価が多かったが、私は毎週土曜日にこの男優さんのラジオ番組を聴く習慣があるからか、とても身近に感じてずっと聴き続けられたんだ。

しかし、途中休憩を入れながらの11時間はべらぼうに長い!

いやあ、良く読んだ!ではなく良く聴いた!となるのも不思議な体験だった。

それがね、小説を丸一冊聴き切ったら、意外なほど満足感があったのだ。

たぶんあらすじやこまかな内容がしっかりと頭に入ったからだろう。読み飛ばしがない読書はなかなかできないものだから。

ここまでで言えるのは、オーディブルはどんな声の本か?で読む読まないが決まってしまうものだということ。

今回5冊の書籍を聴いてみたが、始めのつかみでだいたい決まってしまうようだ。

もっとたくさん聴けるだろうと思っていたが、なかなかど~して、そうも行かなかった。

やはりオーディブルは週末にゆっくりと体を休めながら聴くのが一番いいだろう。

次は、長距離ドライブの時なんていうのもいいだろう。

また、無料期間がやってきたら、まとめて聴いてみる。

今回は、聴いて面白かった、稲垣えみ子氏、勝間和代氏の2冊はさっそく図書館で借りた。

手元に届き、読了したら、レビューする。

いいかも。聴くだけ読書(笑)