★2024年2月12日更新 孟子の教えから得る「待つ心」とは~客観視することで開眼する【暮らし・孟子の名言】

【新規追加267回】

俺はまだ、本気を出していない (ガンガン・コミックス)

● 作品概要

【本気じゃなくても、慕われまくり! 最強貴族の無双生活!!】


一族の落ちこぼれと言われながらも、のんびり過ごしていた貴族の四男・ヘルメス。

ある日、無理やり家を継がされ当主になることに……。

あれこれ理由をつけて手を抜こうとするが、規格外の潜在能力が開花し、周囲の評価は急上昇――!? 

本気を出さなくても――最強

と、こんなお気楽だが、持ち前の才能を開花させる究極の方法が網羅された良書だ。

コミックの発想は、本当に自由だなと常に感じている。

最近ではごくたまに開くぐらいになってるけれど、また、コミックの世界へ飛翔するかも?!(笑)

● 本気を出したら、あとは待つのみ~その時間が心を育てるものなのだ

 本気でなくとも、最強になれる物語はコミックに置いといて。

ここでは、本気で取り組んだ後の心境を鑑みたい。

孟子の名言から考えてみた。

「天が人に大任を授けようとする時は、まずその人の身心を苦しめ、窮乏の境遇におき、何をおこなってもすべてを失敗させて、わざわざその人を鍛えるものなのである」

解釈・・・天が人に大任を授けようとするときは、必ずまずその人の身心を苦しめ、窮乏の境遇におき、何を行ってもすべて失敗をさせて、わざわざその人を鍛えるものなのである。

つまり、不運は天の試練として受け止めるべきものなのである。

              ★

まず、孟子の人となりを紹介しよう。

古代中国の思想家、孟子

孔子の孫である子思から儒学を学び「人の本質は善である」とする性善説を唱えた思想家。

儒教の中では始祖の孔子に次いで重要な人物とされ「孔孟」とも表現されている。

             ★

先の名言から、わたしはこう考えた。まさしくウエイティング・ゲーム(実業家・高野登氏の言葉)のような人生。

どんなに頑張っても成果のでない時がある。病気で第一線から離脱することも。

また回りの人にはチャンスが来てるのに、自分には一向に巡ってこないと感じることもある。

「こんなにガンバっているのに、自分には運がないんだろうか?」と嘆いたりした時期もあった。

しかし、今ではそんな気分に陥ったら、自分に起こっていることを「客観」するようにしている。

そう、それは、まるで自分ごとなのに、他人ごとのように冷静に俯瞰するのだ。そうすると、狭い自分の視野がぱ~っと開けてくる。

要するに「囚われ」から、自分を解放してあげることができる「客観視」の凄さ。

ここで、先に登場した、孟子の言葉である。まだ、時期尚早なのかもしれない。好機到来まで、淡々と爪を磨くのみなんだろう。

よって、不遇なことがらに遭遇した時の対処法としては、原因をすべて並べて「俯瞰」すること。後は、じっくりと待つのみだ。

行動は、好機到来したら、一気に巻き返せばよい。この一連の流れで、靜かな攻めの人生が送れるよ。

結果は、天のみぞ知るものだから。



“★2024年2月12日更新 孟子の教えから得る「待つ心」とは~客観視することで開眼する【暮らし・孟子の名言】” への3件の返信

  1. 「幕末の 春呼ぶ志士や 肚響く」 清流
     幕末の綺羅星のごと輩出した人材のもとを探れば、松陰に辿り着く。その思想の集大成がかの「講孟箚記」だ。志し高く覚悟の人であった。今こそ必要な人材であろう。

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