★2023年12月26日更新 「のだめカンタビーレ」のあの曲で今年の聴き納めをする~ベートーヴェン交響曲№7~府中の森芸術劇場にて【暮らし・演奏会で整える26】

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ベートーヴェンの交響曲第7番といえば、クラシックに疎い人でも、きっとどこかで耳にしているはず。例えば「年末ジャンボ宝くじ」のCMとか。俳優・妻夫木聡さんとその一味が絶妙なボケを繰り返し、歌手・広瀬香美さんの熱唱が見物のあれよ(笑)

また、わたしがこの第7番を聴くと思いだすのは「のだめカンタービレ」のTV版で、当時第1楽章と第4楽章の一部がドラマの中で使われていたっけ。この番組でベートーヴェン交響曲の中でもダントツの人気を博したのだ。

で、暮れもおしせまる26日、明日から家事闘争と言う名の大掃除(笑)に打って出るための元気づけに演奏会(府中の森芸術劇場)に行ってきた。

もうね。仕事よりずう~~~~~っと辛い「大掃除」かなりしんどい気分。でも、始まってしまえばこっちのものよ。ふん!(笑)

リズムのいい元気の出るベートーヴェン交響曲第7番(通称ベト7)を聴いて俄然やる気満々になった。

この曲のいいところは、お祭りか宴会みたいな爆発的なエネルギーを持った心躍るリズムだ。

余談だが、かの作曲家ワグナーはこの曲を聴き「舞踏の聖化」と呼び、一遍で気に入ったのだそう。一方で、作曲家ウェーバーは、この曲を聴き「ベートーヴェンはついに精神病院行きだ!」などと批判した。

全体にエネルギッシュで明るい印象を持つ曲だが、この曲を発表した当時、ベートーヴェンはナポレオン戦争の真っただ中で、体調を著しく崩し、失恋など度重なる苦悩に見舞われていたのだ。

自身の苦悩がかなり長い間続いていた。その間、作曲したのはすべて交響曲だった。交響曲はシンフォニーと訳される。

その意味は「調和」だと。

すべての体験や経験、ベートーヴェンを取り巻くすべての人たち、自然の持つ光や風、植物の美しさなどが曲の創作に欠かせなかったのだろう。

わたしは、ベートーヴェンの交響曲が大好きだ。苦悩を衝き抜けるきっかけを必ず得られるのだもの。

ちょっと大変な状況に遭遇したら、「ベートーヴェン交響曲第7番」を聴いてみて!絶対に元気が出るから。

ヘルベルト・フォン・カラヤンの名演奏で第1楽章をどうぞ!

まあ、31日の聴き納めはもちろん「第9」でしょ(笑)