『LIFE SHIFT 2 』100年時代の行動戦略~読み終えた~読後レビュー【選書・自己啓発】

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11月、かなり多忙だったが、懸案だった『LIFE SIFT 2』~100年時代の行動戦略~を読み終えて何だかホッとしている。

わかりやすくレビューするために、『LIFE SHIFT』『LIFE SHIFT 2』と一挙に2冊の紹介をする。

世界的大ヒットした前作『LIFE SHIFT』~100年時代の人生戦略~では、読み終えて背筋がピーンと伸びたものだった。

誰もが、人生100年時代を生きる。誰もが主役となれるポイントが挙げられていたのだ。ここにそのポイントを本文から抜き出してみよう。

ライフ・シフト」~100年時代 の人生戦略~最重要のポイントを挙げてみる。

未来を予測するに、これから先はこんなことが起きます!
◉ 50歳未満の日本人は100年ライフを過ごすことになります。
◉ 定年で仕事を終えて余暇を過ごす人生ではなくなります。
◉ お金より、目に見えないもの(友達、健康)などが大切になります。
◉ 男性一人で家族を養うモデルは崩壊します、
◉ 夫婦の信頼関係がより重要になります。

 まとめるとこんなところだ。私たちが元々もっていた人生の価値基準は3ステージ型で、おもに学習~仕事~余暇で、大事な物は家やお金などの有形財産というものではなかっただろうか?

 これに対し、自己変革するという方向が、これから先に通じていける唯一の道というか希望というのか、リンダ女史の唱える100年ライフの価値基準となる。すなわち、学習・仕事・余暇が途切れることなく生涯続き、大切なのは物より無形財産寄りのスキル・健康・友人・仲間・評判などにシフトすることで、人生の希望が叶えられていくというもの。

 今まさに私も、自己のスキルや健康・仲間・友人などを一度棚卸しをして、人生100年ライフに備えるべきだと新たに思い直している次第。

以上が前作のポイントだ。

                  ★

さて、最新刊『LIFE SHIFT 2 』~100年時代の行動戦略~では、どう進化した論説が語られているのだろうか?

著者は、~100年時代の行動戦略~を執筆する上で、数々の取材を重ねた結果、誰もが行動に移せるように「3つの要素」を掲げて自問自答をするように促している。問いは、いずれも人間の本質に根差したものだ。

では、人間としての可能性を開花させる「3つの要素」を挙げてみる。

① 物語・・・自分の人生のストーリーを紡ぎ、そのストーリーの道すじを歩むこと。それは、人生の意味を与え、人生で様々な選択を行う際の手引きとなるようなストーリーでなければならない。

物語を紡ぐための自己問答→「わたしはどのような仕事に就くのか?」「そのためにどのようなスキルが必要になるのか?」「どのようなキャリアを築くのか?」「老いるとはどのような経験なのか?」

まず、これらの問いに自問自答してみよう。

② 探索・・・学習をしながら自らの変身を重ねることで、人生で避けて通れない移行のプロセスを成功させる。

ここでも自問自答の用意がある→「長寿化によりキャリアの選択肢が広がるか?どのように選択肢を検討するのか?」「そのために必要なスキルは、どのようにして身に着けるのか?」「どのような変化を試みて、これまでより多くの移行を経験する人生をどうやって歩んでいくのか?」などだ。

少々、自分の奥深いところに踏み込んだ自問自答となるだろう。

③ 関係・・・深い絆をはぐくみ、有意義な人間関係を構築して維持すること。

ここでの自問自答はこうだ→「家庭のあり方が変わりつつある状況に、どのように対処するのか?」「子どもの数が減り、高齢者の数が多くなる世界は、どのようなものになるのか?」「世代間の調和を実現するために、わたしたちは何ができるのか?」などだ。

「3つの要点」を自問自答をしながら、自分の人生の主役として演じ切るために深く思考してみよう!という行動提案となっている。

どう?

意外と簡単かしら?

それとも、人生の「物語」は自分で考えるのか?!と改めて新鮮な驚きに満ちた人もいるだろう。

わたしも自問自答しながら、これから迎える第三の「人生」への挑戦を始めた。

そもそも、人生の道を自分で思い描き、その通りに歩めればこれこそが大成功の人生となるハズ。

しかし、わたし達は心のどこかで、「自分で考える人生なんて!恐れ多い」「誰でも簡単に歩める人生であればいい」と、安定と安泰ばかり求めてはいないだろうか?

この、自己保身を今、脱ぎ捨てて人生100年時代に向けて踏み出そう!という提案だ。

「100年も生きるのだから」不安なら、不安の根っこに勇気を持って対峙しよう。

「100年も生きるのだから」夢中になれないなら、夢中だった頃の自分を思いだそう。

とにかく、わたし達は確実に人生100年時代を生きるのだから。

思考は最高の友だちよ(笑)

※『LIFE SHIFT』100年時代の人生戦略

『LIFE SHIFT2』100年時代の行動戦略





    

「リベンジ消費」してる?~我が家はこれを買いました~別にリベンジじゃないし、高価じゃない買い物が楽しい♪【風景・リベンジ消費】

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先日、TVで「リベンジ消費してますか?」というあるニュース番組のコーナーをチラっと見たんだ。

若いOLさんが、「どこにも行けなかったからおしゃれしていない!」「そこで、ド~ンと買っちゃいました!」

「ダウンコート」を。

超高級ダウン「モンクレール」だそう。↓30万円強!

(モンクレール公式HPより)

すごい・・・。

ダウンコートの女性のあとは、車を買い替えた(400万円強)家を買った(数千万円)とか。

これって、コロナ禍で耐えて頑張ったご褒美じゃないんじゃない?ただのお金持ちの方々の消費を取材してるみたいだった。

そもそも、どーして、どこにも行けないからとか言って買うのかな?理解不能だ。

リベンジ消費=高級品を買うという公式になっちゃってると感じた番組コーナーだった。

                     ★

では、わが家はな~んにも買っていないのかと言えば、買っている(笑)

大き目の「焚き火台」と「焚き火チェア」を先週買った。ずっと欲しかったのだそう(夫)我が家にしては、大き目(40㎝×40㎝)なのだが、このサイズから価格が跳ね上がる。

清水の舞台から飛び降りる・・・ほどでもないけど、3回見に行ってやっと買った品。購入のポイントは「薪が悠々と乗せられる形と深さ」安定感だ。

さっそく、今日は仕事のやりくりをしリフレッシュ休暇を取って、いつもの「つどいの森」で、新しい「焚き火台」のお試しをしてきたんだ。

お天気が最高でも平日だからか、ディ・キャンプの人さえもまばらな状態。

しかし、火起こしするからあまり人がいないほうが好都合だ。

11時ぐらいから、お昼寝用にテントを建てて、新しい焚き火台をワクワクしながら組み、もうひとつのトライポットでは、お湯を沸かすためにこちらも点火。

完全な火遊び状態。

大きくなった分、一度に2つや3つの料理が作れる。

少し寒かったから焚き火で煮えたおでんが染みる~(チーズinハンバーグ、焼きブナピー添え、おでん、マシュマロを焼いて、コーヒー、ノンアルビール)これらを平らげて大満足じゃ。

料理が終わったら、焚き火を楽しむために大型の網は除いて使う。

道具は買ったらすぐ使わなけりゃね。

というわけで、「コロナ禍で我慢が続いたから高級品を買う」という流れが世間に流布していたのが驚きだったという話。

我が家のは、まったく「リベンジ消費」じゃないよ(笑)

休日は山飯&キャンプ飯を考える~焚き火や炭火でますます美味しくなる~意外な素材の取り合わせに思い込みを打破しよう♪【風景・山・キャンプ飯】

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11月は、キャンプ好きの夫に付き合って、海や里山、湖畔と毎週どこかしらでディ・キャンプをしてきた。真冬になる前のアクティビティだ。

そこで、熱を入れて用意してきたのが、「山で食べるご飯」や「キャンプで食べるご飯」だ。

おもに山でご飯を作る時の燃料はガスバーナー一択だ。一方で、キャンプの場合は、木炭だったり、薪だったり混合だったりする。

山では、食べるのを楽しむというより、あくまでも空腹を速攻で満たすためのものだと感じている。そして温かいものを食べて登山への鋭気を養うのが大筋の目的だ。

そこへ行くと、キャンプご飯は、明らかに食事を楽しむためにやるものだ。

焚き火を楽しむためにやるキャンプ。

炭火の料理を楽しむためにやるキャンプ。

さらには焚き火を利用したダイナミックな焼き料理や煮込み料理など。バリエーションもいくらでもあるし、メニューも10人いたら10通りだ。

今、ハマっている You Tube動画はこれ!

山と渓谷社から出版されている書籍の動画だ。

フライパンで山ごはん シンプル・簡単なレシピ90

ちょっと地味だけど、おしゃれでやったことないレシピばっかり。

ごぼうとアサリのオリーブオイル煮とか。ごぼうの処理の仕方がとっても新鮮だ。

手でポキンとサバ折り(笑)して、また、さらにポキンと半分に折って、手で軽く裂いて行くんだ。

あんなの見た事ない!

しかし、人の手の動画って見ていてすごく面白くて、ハマっちゃった。

で、次のディ・キャンプではおもに、夫の作成中の二次燃焼ストーブをテストしたり、新しく買ったもののお試しをする予定。

だから、メニューも簡単に3品ほど作ろうかと考えている。

例えば、ハンバーグ好きの夫のために「チーズinハンバーグ デミグラスソース」これはフライパンで焼く焚き火料理。

普段と同じ作り方や味つけでも焚き火で焼くとめっちゃ美味しい。付け合わせの野菜はどーするかな?冷蔵庫にあるもので決めよう。

ハンバーグを焼きながら、トライポットでは炭火と薪のミックスで火を起こし「大根と卵とちくわのおでん」を煮る。

デザートはキャンプの定番、「焚き火で炙るマシュマロ&チョコレートコーティング」など。

これだけでおなかいっぱいよ。

後は、深煎りブラジルコーヒーで〆れば完璧な我が家の外ご飯だ。

平日は仕事に忙殺されてるんで、週末、頭を空っぽにしてひたすら山飯やキャンプ飯を考えて買い出しするのが最高に楽しい。

何ごとも準備が大事。

でもね。「みたらし団子の豚バラ巻き」はつくらないよ(笑)

ホットサンドメーカーでもできる。

外は豚バラがカリっと、中は団子がもっちもち~~~!

こりゃ、美味いハズ。

とあるキャンパーさん情報では、付け合わせはショウガのガリが合うそうだ(笑)

先週のTV「男子ごはん」では、豚バラ巻く前にシソの葉を巻いていたっけ。

興味の湧いた方はぜひ、お家のフライパンでやってみて。

レシピの引用先→https://cookpad.com/recipe/4637787 みたらし団子の豚バラ焼き

やっぱり、わたしもやろうかな。

さっそく、次のディキャンプでやってみようと思う。

『楽園のカンヴァス』原田マハ(株 新潮社)~読後レビュー【選書・ワークスタイル】

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楽園のカンヴァス

あらすじ

ニューヨークで活躍する鬼才キュレーター ティム・ブラウン。

彼はある日、スイスの大邸宅に招かれた。

そこで目にしたのは巨匠アンリ・ルソーの名作「夢」に酷似した作品だった。

持ち主は、ティムに「正しく真贋決定した者にこの絵を譲る」と告げる。そしてティムにてがかりとなる謎の古書を手渡す。

リミットは7日後。

そしてライバルは日本人研究者の早川織絵。彼女はアンリ・ルソーの研究では第一人者だ。

そして、ルソーとピカソ。二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは。

また、ティムと織絵、二人の名キュレーターが一枚の絵を巡り戦いの火花を散らす。

                 ★

読後レビュー

美術史に関する小説の多くはミステリーだ。

以前、山梨県立美術館の所蔵する「種をまく人」ジャン=フランソワ・ミレー作を見に行った時、その絵画の書かれた歴史をひも解いた解説を読んだのだが、美術館所蔵の作品は大変珍しい「唯一、元の版木に描かれた作品」だった。

要するに油絵の場合、絵自体は何度もそぎ落とすことが可能だ。以前、誰かの描いた作品を削ぎ落して上描きすることも当たり前にできる。

例えば「絵そのものに家系の真実を埋め込んで描き、その上から別の「絵」を描いて隠す」など、謎を仕掛けることや真実を迷宮入りさせる」格好の材料となってきた絵画の存在。

今回、読んだ『楽園のカンヴァス』も、まさに「夢」という作品の持つ謎を解き明かすために二人の名キュレーターが火花を散らす。

ミステリー小説としては、かなりスリリングでもたつかず、一気に読める。

著者は小説家以前は学芸員=キュレーター職だったわけで、美術関係の仕事に関するムリやムダの描写が興味深い。

わたしが面白い!と感じたのは、美術館の部屋にそれぞれ配置されている「人」の話だ。

彼らは「監視員」だそうだ。貴重な美術品を人の手から守るために時間ごとに部屋を巡回しながら一日中、世界の名立たる名画との時間を過ごす。

美術館の「監視員」の仕事は、あくまでも鑑賞者が靜かな環境で正しく鑑賞するかどうかを見守ることにある。

解説をするわけでもなく、案内をするのでもない。ただ「この絵の画家は誰ですか?」などの質問には間違いなく答えられなければならない。そのための作品の背景は勉強しておかなければならない。

その場にただ無機質な表情で座っているだけなんて・・・よく美術館で監視員の方々を見かけるのだが、「つまらないだろな」「あくびはかみ殺してるんだろうな」などと色々勘ぐっていた。

唯一の各部屋への移動だけが、音もなく沈殿する空気を攪拌する役目があるようだ。

そして本書では、監視員はキュレーターではないから、普通のアルバイトやパートで募集されているのだと説明がなされている。

しかし、見方を変えれば、美術館の監視員とは「学芸員よりも、研究者よりも、絵画コレクターよりも、誰よりも、名画に向かい続けている人たちなのだ」と言えよう。

~閉ざされた空間に滔々と靜かに流れる時間。朝十時から午後五時までそこから逃れることはできない。まったくの刺激も変化も事件もない。絶対にあってはならないのだ~

どう?こんな仕事は。

とことん、美術が好きで浸りたい方は、ぜひ美術館「監視員」に応募ください(笑)

• 最後に

母と娘の人間模様も読みどころのひとつ。原田マハ氏らしい、スキッとしながらもどこか切ない心の様子が見事に描かれている名書。

晩い秋にはぜひ!こんな美術ミステリーをどうぞ。


来年やりたいことを思いつく~「行ったことのない街を歩く」~どれだけ訪れることができるかな♪【風景・国内旅】

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来年、やりたいことのひとつに「行ったことのない街を自分の足でぶらつく旅」というのを思いついた。

目的地の山や宿に着いたら、その周辺の街を知るために自分の足で歩きたい。路地や裏道とか歩けるだけ歩き回って、その街のカタチを知るなんていうのがやりたい。

乗り物ばかりの移動じゃあ、なんだか貨物になった気分だし(笑)

そうならないためにも、せっかく出向いた街をひたすら歩くんだ。

歩けば、街の方からこちらに寄り添ってくるようなデジャブ感(行ったことがなくてもなぜか知っている感覚)が湧くだろう。

要するに親近感ってもんかしら。

                  ★

昨日、駅の構内に山梨県の観光大使・ゆるキャラ「ひしまる」がデーンと居た。呼び込みに一生懸命のひしまる(笑)

それは、石和(いさわ)温泉をはじめ、笛吹(ふえふき)市のフルーツを紹介するイベント。

ひしまるが手招きするもんだから(笑)わたしも電車に乗る足を止めて、山梨県の観光ガイドやパンフレット、桃ジュース、サラダせんべい、ハーブキャンディー、桃の入欲剤、武田神社のタオル、山梨県の見どころが刷り込まれたファイルなどが入ったお土産をもらうために行列に並んだ。

全部もらってアンケート記入してもたった5分。

🍑ジュースが美味しい。

石和温泉の旅館の女将もキャンペーンに馳せ参じていた。出会いがしらに「石和はこちら(八王子市)とはお隣りの仲でしょう?仲良くしてくださいね!」と。

わたしも唐突に言われたから生返事で「ええ、子どもの頃から何度も行ってます。あの石和の温泉の質が大好き!とろりとしてるでしょ!」と返したら、女将はたいそう喜んでくれたのだ。

お肌の衰えを感じている人は、一度騙されたと思って「石和温泉」のお湯に浸かってほしい。萎んだ、痛んだ肌がみるみるふっくらしてくるから。

リップサービスじゃなくて本当なのだ。わたしの親族はみな、石和温泉には随分お世話になってきたんだもの(笑)

とまあ、ほんの数分だったけど、何となく旅情を思わせる出会いだった。

                   ★

話を戻そう。

この2年の間、コロナで著しく行動制限を受け続けてきた。第6波にもまだまだ不安があるけど、まだ見ぬ山や街へ出かけられるなんて、喜びははかりしれない。

先日も山梨県の山中湖村に行ったけど、街らしい街を歩くことは叶わなかった。

山に登る場合は、「ふもと泊」を次は入れよう。とか、

こんなことばっかり考えながら仕事で電車を乗ったり下りたり。

2022年は「知らない街に行って自分の足で歩く旅」をする。

知らない山や街の「絶景」に出会えるかもしれない、

初めて行く山や街を「自分の足でしっかりと歩く」ぶらり旅。

まだ、な~~んにも決めてないけど、ワクワクするね。

やっぱり「旅」ってすてき。

秋冬の小さなキャンプは椅子から始める~「椅子」と「飲み物」と「小さなテーブル」~お気に入りの場所での外遊びが楽しい♪【風景・冬の外遊び】

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先日、西湖の湖畔でアウトドア入門に最適な「チェアリング」をやった。(この言葉、最近知ったばかり)

実際はディ・キャンプをしたあとの話。

森や湖の夜は早い。暗くなる前、午後4時にはテントなどのキャンプ道具を撤収した。

椅子と小さなテーブルと薄暗いのでランタンだけ残して車に積み込んだ。

西湖では、夕焼けと皆既月食を見るために湖畔の先端に椅子と小さなテーブルとランタンを持ってしばし、場所選びをしながらブラブラと散歩。

同じように湖畔の先端に椅子を持ち込んで、肩を寄せ合って湖を眺めるチェアリングするカップルもいた。

素敵すぎる。

この「チェアリング」という言葉を知ってから、車にいつも「椅子」と「小さなテーブル」は入れておこうと思っている。

ちょっといい場所を思い出して行ってみた時に、車に積んでおいた椅子を出して景色を眺められたら最高だよね。

きっと、物語はこうして生まれるんだろう・・・(笑)

狙いは人がいない・少ない場所。眺めが素晴らしい・騒音などない靜かな場所。

こだわって選んだの(笑)

• チェアリングとは

「チェアリング」とは、山や湖、海など季節折々に楽しめる自然のある場所、またはお気に入りの場所に「椅子」「飲み物」「小さなテーブル」など、大掛かりな荷物ではなく、コンパクトな物を少しだけ持って行き、思い思いにアウトドアを楽しむことをいう。

野外に軽量かつコンパクトに持ち運べる椅子、保温ポットに入れたコーヒーや読みたい本や写真撮影なんかを楽しむのが「チェアリング」の醍醐味。

できれば、低山の山頂、眺めの素晴らしい場所であれば文句なし。ただ、風が強いとねえ(泣笑)

そうなると、湖畔とか林間とかが最適なのかもしれない。

水もに写る紅葉、柔らかい午後の日差しの中で持っていったポットのコーヒーを飲みながらブランケットを膝にかけてくつろぐ。

もちろん、車の心配がないのならお酒もありだろう。

テントもタープもいらない、椅子とテーブルだけの小さなキャンプ。

だだっ広いところに身を委ねるだけで「気分転換」するのは間違いなしよ。

これこそ、普段使いの非日常を楽しむ、ちょっとしたコツじゃないだろうか。

キャンプやってみたいけど、

何だか、流行ってるとね、

気後れしちゃうのね~~~といった人には

チェアリングがおすすめ。何しろ、アウトドアの椅子を買えば、それでOK。今では100均にも売ってるもんね。

また、憧れ?の「Coleman」とかの椅子だって2000円を切る安さでホームセンターで売ってるよ(笑)

「椅子」「保温ポット&ステンレスマグ」「小さいテーブル」これだけあれば、チェアリングができちゃう。

食わず嫌いじゃあ、もったいないから、ぜひやってみて!

落葉のいっぱい落ちている場所とか素敵。思い思いのチェアリングを楽しみましょ。

バームクーヘンVSシベリア~毎日の労働を支える懐かしいおやつの話【暮らし・昔ながらの洋菓子】

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わたしの主な仕事は、営業職だ。出版社の一営業マンとして東京と神奈川の一部をエリア分けしてもらい、平日は毎日、外営業に出ている。

車で動くのが8割であとの2割は電車やバスを使って移動している。

その電車やバスで移動する日には、歩数も軽く2万歩を越えるんだ。だから、かなり疲れてしまう。

帰りにスーパーに寄って、「ザ・甘い物」を手に入れるのが密かな楽しみになっている。

電車やバスの移動は月4日ほどだ。この4日間は自分を甘やかせているのよ。

今日も山崎パンの「三角シベリア」を購入。ひっさしぶりのシベリア。どーしてあんこ&カステラのサンドなんて思いついたんだろう?

• シベリアの由来

洋菓子に部類される「シベリア」は小豆のあんこをカステラで挟んだいわゆる「和洋折衷」のお菓子のこと。

名前の由来は乃木将軍のシベリア遠征に由来するそうだ。すごい古いのね。日露戦争とかか。

とにかく昔懐かしい味わいと見た目が魅力的だ。(わたしの好きな食べ方は、夏に冷蔵庫でキンキンに冷やしたシベリアをガブっとかぶりつきながら牛乳を飲むの・笑)

かつてはパン屋で普通に作られていた全国的に知られている洋菓子だ。

とても手間がかかることから、次第にパン屋でも作られなくなったそうだ。

また、シベリアと言えばジブリ映画『風立ちぬ』だろう。TVでも放送されるたびに話題になるそうだ。

でも山崎パンとはあんこの入れ方が違う!山崎パンはあんこ二本だ!

『風立ちぬ』はこっち。あんこ一本だ。どうぞ、映画で検証してみて(笑)

というわけで、ここまでシベリアを取り上げてきた。お次はバームクーヘンの話。

先日、錦糸町で昔懐かしいその名も「下町バームクーヘン」を買いに、乳糖製菓を訪れた。

工場の入口に小さな販売窓口があり、そこに並んだ出来立てのバームクーヘンを買うことができる。

わたしのお目当ては、「バームクーヘン切り落とし」がたくさん詰め込んである500円の商品を買うことだった。

よーく目をこらして陳列されたバームクーヘンを見て行くと、たった1個「あった!」チョコレート(ミルク・ホワイトの2種)のバームクーヘンが。良かった~~~。

錦糸町まで来たかいがあった。

家でさっそく、濃いめのコーヒーと頂く。みっちりときめの詰まった年輪にフォークを入れると、なんて柔らかいのだろう。口にいれるも「ふわっふわ」じゃん。

ああ~~~、おいしい。

素敵な切り落としはバーになっていて7本入っていた。翌日にも冷蔵庫で冷え冷えだったが、その柔らかさは変わらなかった。恐るべし。

というわけで、わたしの頭の中には甘い物しかない時が結構あるという話。

バームクーヘンVSシベリアの結果は・・・バームクーヘン圧勝。

シベリアは、甘すぎかもしれない。歳のせいか、一気食い出来ず(泣笑)

甘い物勝負は「平和で幸せの丸出し」だ(笑)

また、いつかお菓子の話をしようっと。

秋を告げる薬草「竜胆・りんどう」を探しに野山へ【暮らし・山野草ハンター】

【ブログ新規追加547回】

秋の山で青紫の花をひっそりと咲かせる「竜胆・りんどう」

休みの今朝、今年最後の山野草を探しに、近所の里山を訪れた。もちろん、狙いはりんどうだ。

だいたいめぼしをつけていた山道にあったのだが、残念なこと昨晩の雨に打たれてしおれていた。

そして、枯れ葉舞い散る野草園の中もぐるっと見回してみたら、「あった!」これから咲くと思われるぷっくりとした蕾が一輪。儚い姿で咲いていた。

喜び勇んで、一枚写真に収めた。

山野草ハンターのささやかな使命を果たせた瞬間だ(笑)

                  ★

さて、生薬としての効能も高い竜胆だ。簡単に説明しよう。

生薬としても知られるりんどうは、漢字では「竜胆」、「竜胆」と書く。呼び名の由来は「竜胆・りゅうたん」が訛ってりんどうになったとされている。

りんどうの根っこの部分に深い薬効成分が含まれている。おもに胃腸薬として使われてきたそうだ。

また、龍の胆(胆のう)という名称は、同じく生薬として知られる熊胆(熊の胆脳)と同等もしくはそれ以上の苦味成分があることから名づけられた。

(資料先→https://www.aoyamahanamohonten.jp/blog/2021/09/30/rindou/ 竜胆の名づけや歴史

秋の花の代表としてはコスモスや菊、ダリアなど色とりどりの美しい花が多い。しかし、青系は数少なくりんどうがその代表格じゃないだろうか。

品種改良がなされて切り花は6月頃から店頭に並ぶ。さらに9月、敬老の日あたりが商用りんどうの最盛期だ。

また、野山で咲く、自生の山りんどうは涼しくなった9月後半から11月まで楽しめる、息の長い花だといえよう。

今年も出会えた。

山野草ハンターはわたしの超地味な趣味だ。しかし、絶対に外せない希少な花たちとの出会いの「場」なんだ。

                    ★

• 最後に、近所の里山、都立公園の秋を。

この連休中には「山cafe/ハンモック・たき火・ブックコーナー・キッチンカー」など、落葉を踏みながら楽しむイベントが開催されていたようだ。

里山とこの都立公園では、大好きな山野草が四季折々、豊富に咲き乱れる。

そして、秋の落葉を想う存分踏んで楽しめる。素敵な空間がすごそこにある幸せ。

何だか、感謝しちゃう(笑)

明日「勤労感謝の日」を前に思うこと~働く人を尊び、皆で感謝し合う~将来の労働についても考えたい【仕事・勤労感謝の日】

【ブログ新規追加546回】

明日は、飛び石連休の「勤労感謝の日」だ。

特別、何をするのでもない日になるだろう。それこそ日頃の疲れを癒しつつ、美味しい物でも頂く日。

そして、先日このブログで紹介したばかりの『LIFE SIFT2 100年時代の行動戦略』をじっくりと読もうと考えている。

その前に、大変興味深いアンチエイジングと労働を研究する第一人者デビット・A・クレシア著『LIFE SPAN 老いなき世界』を紹介しよう。

• 『LIFE SPAN 老いなき世界』~ベストセラーレビューからの本文引用~

人生100年時代。人類はかつてないほど長生きするようになった。だが、より良く生きるようになったかといえば、そうとも限らない。

わたし達は不自由な体を抱え、様々な病気に苦しめられながら晩年を過ごし死んでいく。だが、もし若く健康でいられる期間を伸ばすことができたらどうだろうか?

いくつになっても若い身体や心を保ち続けることができたなら、刻々と過ぎる人生時間を気に病むことなく、何度でもやりやいことに再挑戦できるとしたら、あなたの人生はどう変わる?

                   ★

かの、リンダ・グラットン氏の提案した人生100年時代『LIFE SIFT』は、超高齢化の日本では受け入れやすく、瞬く間に浸透したように感じている。

しかし、『LIFE SPAN 老いなき世界』では、人生100年時代を見据えた社会システムの構築がなされれば、人生120年時代もありうると。

身体の衰えを著しく抗わせる「アンチエイジング」を取り入れ、生涯労働年数が今後大幅に変化するであろう将来図が見え隠れしている現在に、早急に必要な思考を取り入れた一書だ。

この先、労働意欲の高い高齢者が軒並み増加してゆくだろう。そうなると、国の主幹では幅広い世代が生き生きと働ける社会を創らねばならない。

また、働く側もより能動的に世論だけではない、ものごとの本質を見極め、「読み解く」力が必要になるだろう。

今までの考え方や技術、常識と考えられてきたことは、もう大事じゃなくなっているのかもしれない。

だから、勉強、勉強が一番必要じゃんね(笑)

わたしも、今の働き方を今後も続けて行くのか?これまでの労働人生を振り返りつつ、「勤労感謝の日」に感謝しながら、休息をしようと思っている。

それでは、飛び石連休前で勤労意欲はとっても低いが、大事な仕事に行ってこよう。

では、また!

我が街のいちょう~「いちょう祭り」は銀杏を食べる日と決まってる【暮らし・銀杏ぎんなん】

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昨日と今日、わたしの住む街では「いちょう祭り」が開催されている。

我が街の「いちょう祭り」の歴史をちょこっと。

1927年(昭和2年)に、多摩御陵造設の記念樹として宮内庁より贈呈された770本のいちょう木。

八王子市追分町からJR高尾駅までの約4㎞にわたる甲州街道の両脇に植樹されたのだ。

その後、これらのいちょうが毎年晩秋の甲州街道を黄色く染め続けている。 毎年11月中旬には「八王子いちょう祭り」が開催され、銀杏を拾いながら地元の商店街をぶらつく市民の憩いの祭りとなってきた。

先週、仕事のおりに多摩御陵を通って、黄色く色づいたいちょうを写真に収めてきた。

さすがに、あの臭いの凄さに「銀杏」は拾わなかった(笑)

で、今日は「いちょう祭り」には行かないが、一年に一度の「銀杏」を塩茹でして食べる日なのだ。

塩茹でして食べるのが一番好きかも。

封筒に入れてレンチンするのは、水分が抜けてしまってミイラになった体験から辞めた(笑)

丘若芽のむかごを手に入れたんで、バター醤油焼きとか作りながら、銀杏も煮る。明らかに酒のつまみよ。

写真の花ゆずは小さいけれど、香りが抜群によい!明日の朝、パンのお供のジャムも煮よう。

わたしには子どもの頃から、遅い秋からの贈り物だった銀杏。

そして、舌に残る「我が街の味」なのだ。

まあ、酒の肴だけど(笑)