「節分草・セツブンソウ」開花したので会いに行ってきた~準絶滅危惧植物Ⅱ類【植物・東京都薬用植物園/小平市】

【ブログ新規追加1310回】

早春は山野草の開花を追う。

今日は、2月に咲く「絶滅危惧植物Ⅱ類」でもある希少性の高いセツブンソウに会いに行ってきた。

いつもの山には今年は咲いていなかった(泣)植生の遷移かも。

で、調べてみたら、東京都薬用植物園でセツブンソウのお花畑が見られる!と知り、急遽、小平の客先に仕事を入れ、いそいそと訪問してきた。

園内のロックガーデンにセツブンソウのお花畑があるとインフォメーションで伺った。

あった!!!お花畑。

もうね、至る所に咲き乱れていたの!こんなにたくさんのセツブンソウは初めて見た。

まさにお花畑だったわ。

でも、一輪だけこっちを見つめているセツブンソウを撮ったの。

まあるい黄色花のかわいいことったらない!(花部分が紫と黄、白はガク)

節分草・セツブンソウ(キンポウゲ科)準絶滅危惧植物Ⅱ類

花期;2月~3月

落葉広葉樹林下に群生する多年草。

現在、絶滅危惧植物として登録されている山野草だ。

なぜ、減少してしまったのか?それは、ひとつに「園芸目的の採取」さらには、「道路工事など人的行為」から絶滅危惧植物となった。

そして、園芸目的の場合、気をつけなければならないことがある。

それは、セツブンソウが有毒だということ。

自然の中でひそやかに春先に咲いて、翌年の春まで地中で眠る山野草。

一年に一回出会えればいい。自分のものにしちゃあいけない。

そして、人のわがままで絶滅だなんて、とても悲しい。

現在、日本国内の野生植物のうち、30%に絶滅のおそれがあるそうだ。(3種に1種。2087種類にのぼる)

※絶滅危惧植物→https://museum.bunmori.tokushima.jp/ogawa/rdb/rdbplants/index.htm

自然とともに生きて行きたいと、さらに強く思った植物園での一コマ。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2024年2月12日記事

『Life Tour21st』2016年2月12日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1051814464.html 「女性の節目」

徳川家「葵の御紋」を探しに冬の山城跡へ~片倉城跡公園【植物・フタバアオイ】

【ブログ新規追加1309回】

徳川将軍家の家紋は「三つ葉葵」、いわゆる「徳川葵」や「葵の御紋」と呼ばれるもの。

これは、徳川家の前身である松平氏が、所領の三河国にある賀茂神社の氏子だったことに由来する。

「葵紋」は京都の賀茂神社の例祭「葵祭」に端を発っする。

葵は神聖な植物として例祭で用いられ、神社の紋にもなった。

               ★★★

2月初旬、寒風吹きすさぶ中、青々と野山に咲き誇る「三つ葉葵=フタバアオイ」を探しに来た。

一見すると、どこにでも生息していそうだがそうでもなく、近場ではこの片倉城跡公園内で見つかっていた。

頭の中の山野草カレンダーでは、そろそろきれいな葉っぱが見つけられるであろうと、片倉城跡公園https://www.city.hachioji.tokyo.jp/shisetsu/009/p011931.htmlへ出向いた。

いつもの場所には株すらなくなっていたが、そこから50メートルほど離れた場所に「青々と」たった一株だが咲いていた。

あった!「葵の御紋!」と、小走りになってカメラを向けたのだ。

なぜ、この葉っぱが「徳川家」で珍重されたのか?

面白いお墓のサイトを見つけたので引用させて頂く。

連載:おはかもん】徳川家康 江戸幕府を開いた葵の御紋

お時間許せば、ぜひサイトもご覧あそばせ。

やっぱり、たった一株でも「葵の御紋」に出会えたのはラッキーとしか言いようがない。

この日(2月6日)も本当に寒かった。

だいたい、ここは山城で枯れていても深い森で薄日が差す場所を選んで登ってきた。

山道は霜柱の川・・・よ。滑らないように夫がペンギン歩きで歩いていた(笑)

公園入口にある池も凍っていて、錦鯉は氷が解けている場所に集まってひらひらと泳いでいた。

あまりの寒さにおののいたのか、野鳥にも出会えず。

と、こんな真冬枯れのなか、「葵の御紋」だけは青々、つやつやと咲いていた。

なんだか、希望というかファイトが湧いてきた!

年度末の仕事に追われて、疲れが込んできていた。そんな時は「山野草ハンター」になって、春の先取りをするの。

そうすると、自然の正しき摂理に触れて、「ああ~~~、また頑張ろう!」と、思える大切なアクティビティとなってきた。

嬉しい春が、確実にひたひたと近づいてきた感じ。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年2月7日記事

『SunTAMA Style』2024年2月7日記事

満開の福寿草に多幸感溢れる朝【植物・福寿草について】

【ブログ新規追加1307回】

※撮影場所→東京都都立小宮公園・雑木林ホール前。午前9時30分すぎ。

立春の 2月3日はお天気が今ひとつだった。

「咲いていても天気が悪いと花が輝かない」と思い、いつものご近所の里山に翌日4日の朝、仕事前に立ち寄ってみた。

滞在時間わずか10分。

良く晴れた朝。遠くからでも見える?黄金の群生。

ああ、やっぱり、草花は裏切らない。

ちゃんと季節の巡り通りに花を咲かせていた。

もう、朝日を浴びて輝く黄金色の花を見届けられただけで、多幸感が溢れ出てきた。

            ★★★

最近、70代の女性と「推し活の多幸感」というテーマで話あったばかり(笑)

彼女は、72歳だが、シンガーソングライターの藤井 風さんにぞっこんだそう。

ひょんなことから、スマホの背景を全面「藤井風」にしているのを発見!

ファンなの?と聞くと、「LIVEも行くし大ファン!」と。

藤井風さんの「こんなところが好き!」とか「今、一番心が浄化される多幸感溢れる曲はね・・・「満ちてくる」という曲なの。聴いてみて!」など、短い時間で情報たっぷりなお話を聞かせてくれた。

藤井風さんの話をしている時の彼女はまさに、多幸感で満ち溢れていたわ。

と、同時に何かに熱中できることそのものが「幸せ」だよなあ・・・って、すごく共感した。

で、わたしもタイミングを逃さずに、朝、たぶん咲いているであろう、一番きれいな姿で咲く福寿草に会いに行ってきた。

この10年、山の中でひっそりと咲く自生の山野草に魅せられて、あちこちの山や里山公園に行き、季節の山野草を追いかけてきた。

で、だいたい、咲く頃合いも頭に入っている。

今年も毎月、季節の山野草や樹木、草花などを写真に撮り紹介していく。

2月は、福寿草のあれこれをどうぞ。

山野草の中でも代表的な花である福寿草。

北海道から九州まで分布し、山地のやや明るい林内などに生えている。

特徴

  • キンポウゲ科フクジュソウ属に属する多年草
  • 早春の梅の花がほころぶころから蕾をつけ、黄色い大輪の花を咲かせる
  • 花茎を伸ばしながら、細く切れ込んだニンジンのような葉を広げる
  • 晩春のころから葉を枯らして落葉する

分布

  • 沖縄を除く北海道から九州まで分布するが、北海道や東北に多く自生している

標高の低い人里でもたくさん花を咲かせている。

花の特徴

きんぽうげ科の多年生植物。早春、あざやかな黄色の花を咲かせる。

めでたい花とされ、正月に飾り、「元日草」の名もある。

しかし、毒草でもある。根は強心剤として利用されている。

                ★★★

わたしの多幸感溢れる瞬間は「美しい山野草に出会うこと」なの。

というわけで、「幸せを感じるお花に会いに行ってきた」という話を書いた。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2025年2月5日記事

秋の花・竜胆(リンドウ)を見に行く~里山で祝う誕生日【暮らし・家族の誕生日の祝い方/旧記事更新178】

【ブログ新規追加1270回】

家から徒歩10分で登れる里山道に、美しい竜胆(リンドウ)がそこかしこに(無数)咲いている。

今期、一番美しい開花時期を迎えている。

夫の誕生日に薄紫や漆青の秋竜胆(リンドウ)を見せてあげたいと思い、今朝「東京都・都立小宮公園」のひよどり山(標高441m)へ夫と出向いた。

登りながら撮影しながら、秋の1日を楽しんできた。

山の竜胆(リンドウ)は、つくづく「見る」対象ではなく「出会う」ものだと思う。

あまりの美しさに人格があるのでは?なんて感じることもある。

森の中で、ひっそりと、そこかしこに咲き乱れている姿を捉えたのは初めてだ。

鬱蒼とした森の中で、青い星が散りばまっている光景はなんとも幻想的。

撮影しながら、山道を立ち止まりつつ、路傍の花に夢心地だった。

山野草には本当に心を奪われる。

山頂公園の畑では、秋の花のみならず、夏の花もまだかなり残って咲いていた。

秋の花は、ホトトギス、ムラサキシキブ、ツクバトトリカブト、ノコンギク、オヤマボクチなど。

こちらもほぼ、山野草で森の中で見つける部類だ。若干だが、樹木なる部類のものもある。

図鑑で調べなくても、わかる花だけ書いてみた。

※ 下の2枚は、ムラサキシキブ、ホトトギスの写真。

畑で咲いていた皇帝ダリアは意外なのだけれど、11月~12月に咲く花なのよね。

青空にすくっと!伸びる細い茎と儚げなピンクの花弁が夏を思わせるわ。でも冬の花(笑)

見た目のギャップがすごい!

ひとしきり、森と里山歩きを終えて、畑に戻ってきた。

畑の入口に樹木の枝や幹で作成した「鹿」が出迎えてくれたよ。

二段紅葉がきれいな公園の遊具で童心に還って遊ぶ夫を1枚撮ってみた(笑)

~お誕生日おめでとう!この1年も健康でいっぱい出かけよう!~

というわけで、ずっと大切にしてきた我が地域の里山で、秋の花である竜胆(リンドウ)の群生を見てきた、という話。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年11月13日記事

遊び尽くす東京 / 渋谷の新スポット&けやき坂イルミが始まった六本木②【ホテル・東京新スポット探訪】

『SunTAMA Style』2021年11月13日記事

『SunTAMA Style』2022年11月13日記事

『SunTAMA Style』2023年11月13日記事

『Life Tour21st』2016年11月13日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1044902446.html 「ゆかりの地・町田をいく

わたし達夫婦を支える幸せの素とは【健康・野菜植物エッセイ/旧記事更新91】

【ブログ新規追加1215回】

5月の大型連休時に「ゴーヤを育ててグリーンカーテンを作ろう!」というSDGs関連のセミナーを夫と受講し、その日からせっせとベランダ栽培のゴーヤ(3種類)、ミニトマト、つるインゲンを植えて毎日の成長を促し楽しんでいる。

ゴーヤのグリーンカーテンはあっという間にできてしまった。

最近では、いよいよゴーヤの赤ちゃんができはじめ、ミニトマトもつるインゲンも順調に実をつけはじめた。

今月中には食卓へ上るであろう、家庭菜園の宝石たち。(すでにつるインゲンは今朝、初収穫した。写真は今朝のピザトーストにのせたつるインゲン)

その一方で、部屋の中でもよそのお宅から株分けしてもらった、シンビジュームが葉だけだが、つやつやとして元気に育っている。

こちらは枝が折れてしまったのを夫がみつけて、書斎の水耕栽培の仲間に入れて育てているが、つい最近、花らしきものが咲いていた!

こうやって折れてしまった枝でも救済してあげれば、ちゃんとこたえてくれるシンビジュームの生命力に心底すごい!と、思わす叫んだのだ。

さて、野菜の話に戻る。

夫が毎朝、「ちゃんと、野菜を見てあげてよ!水もやってよ!」と、いちいちうるさい。

「のどが渇いた!水をくれ~~~!!!もっと声をかけて!!!と、絶対言っているからさ!」と、まるで小さな子どもを育てているみたいに扱うんだもの(笑)

朝、仕事に出るまで、家事に支度に忙しい中で、なかなか野菜たちにあいさつできずにいたのは確かだ。

それでも、野菜たちは与えられた環境に不平や不満も言わずに、生き生きと枝を伸ばし実をつけている。

ゴーヤの赤ちゃんを見つけた時は、不思議なくらいわたし自身が元気いっぱいになった。

もちろん水やりや摘心・雑草取りなどのメンテまで一手に引き受けてくれている夫も、なんだかんだ言いながらもとても元気だ。

小さな身体の不調はあれど、心に張りがある=元気が漲っている感じかしら。

いくら、新しい生命が宿ったと言っても、野菜栽培なんて別に目新しくはないだろう。

しかし、わたし達夫婦にとっては、元気の源になっているのは間違いないようだ。

今まで、花を育てるのは母の影響で好きだったが、野菜を育ててみようと、思ったことはあまりなかったな。

きっと、心が別の方向に向いていたんだろうね。そういうことに気づかなかった。

そこにあるのに気づかない。それが、「幸せの素」かも。

わたし達のまわりにたくさん転がっている「幸せの素」に気づこうとするだけで、心がふっと、軽くなるわ。

今日も仕事終わりに会った方には、「ありがとう」を投げかけてみよう!

きっと、お互いに仕事であっても「また、会いたい!」というテンションに変わるかもしれないでしょ。

言葉という「幸せの素」を使いこなす達人になりたいとも思う。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年7月8日記事

『SunTAMA Style』2021年7月8日記事

『SunTAMA Style』2022年7月8日記事

『LifeTour21st』2017年7月8日記事

小旅行でアクティブレスト(積極的休養)しよう!

2024年の夏至点は6月21日午前5時51分~夏至は一年で一番長い日と夏の始まり【健康・気象とともに生きる/旧記事更新あり】

【ブログ新規追加1208回】

夏至の日は、太陽のエネルギーが最高潮に達し、運気を左右する大切なタイミングだと言われる。

夏至の持つエネルギーを取り入れることで日々の悩みを解消し、心身のバランスを整えるための一助となる気象なのだそうだ。

新たな自分を発見し、人生にポジティブな変化をもたらす一歩を踏み出せるかも?!

ここで、「夏至」のおさらいをしよう。

夏至とは、北半球において、一年の中で最も日の出から日の入りの時間が長い日を指す。

また、夏至は「夏に至る」という言葉通り、夏の始まりを表している。

したがって、夏至は太陽から注がれるエネルギーが大きく変わる、重大な転換期でもあるといわれている。

2024年今年の夏至は6月21日。夏至点は午前5時51分。


夏至は毎年だいたい6月21日頃だが、太陽の動きを基準に設定されるため、年によって日付が変わることもある。

というわけで、「運命の転換期」だという特別な「夏至点」がもうすぐ訪れるということで、今朝は午前4時に起きて、これをしたためている。

昨日、気温30度越えの中、外営業に出ていた。

毎年思うことだが、この暑さで夏場の仕事を乗り越えられるかしら・・・?と。

それでも夢中で仕事をこなし、3時過ぎに早めの帰宅。そのままシャワーを浴びてアイスコーヒーを飲んでやっと一息ついた。

シャワーと飲み物で一旦暑気が収まっても、少し頭が痛い。軽い熱中症だろうか?

そのまま、短い昼寝をして夕方にはスッキリした。

ふっと、その時、「これが夏至?夏になったのだわ」と、感じたの。人生初体験!

で、昨日用意していた記事を差し替えて今、これを書いている。

あと、1時間後の夏至点でブログをアップしよう。

そして、今日は仕事はお休みして、夫と紫陽花を見に行く予定よ。

咲き誇る紫陽花を見て、心も身体も解きほぐす完全休養を取れるのも「夏至」のおかげ。

2024年の夏が始まった。

あれ?梅雨はどこ?いつくるの?(笑)

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2020年6月21日記事

『SunTAMA Style』2021年6月21日記事

『SunTAMA Style』2022年6月21日記事

『SunTAMA Style』2023年6月21日記事

『Life Tour21st』2016年6月21日記事

https://lifetour.blog.jp/archives/1058587132.html  「元気に働き続けるための備えとは?

『みいこStyle』2019年6月21日記事

https://miikostyle.blog.jp/archives/19281660.htmlアリエスの乙女?!~星占いの話~

旧古河庭園「春のバラ・フェスティバル」~大正時代のお庭探訪【植物風景・バラと音楽の供宴/旧記事更新74】

【ブログ新規追加1197回】

念願だった「春のバラ・フェスティバル」4月26日~6月30日(9時~17時)に行ってきた。

旧古河庭園で目を惹く洋館は、かの名建築家である、英国人ジョサイア・コンドル博士(1852~1920)氏の設計。

博士は当園以外にも、旧岩崎邸庭園洋館、鹿鳴館、ニコライ堂などを設計し、我が国の建築界に多大な貢献をした。

歴史的建造物として、個人の邸宅を東京都が借り受け補修管理されている。関連資料→https://www.tokyo-park.or.jp/park/kyu-furukawa/index.html公園へ行こう!

庭園の入場口にある庭園図。

さほど大きくなはいだろう?とか考えていたが、石造りの洋館~バラが咲き誇る洋風庭園~一方では起伏のある地形を生かして作られた日本庭園~枯滝~心字池~大滝と、見どころ満載だ。

毎年開催されている、旧古河庭園・春バラコレクションの人気投票(1位~20位)を事前に調べて訪問した。

まずは、2022年1位~2023年2位で連続受賞の「カインダ・ブルー」を探しながらバラの香り満載の庭園をしばし撮影散歩。

カインダ・ブルー」→藤色、ロゼット咲き、中大輪房咲きの花。ティーパウダーの微香。
四季咲き性。樹勢が強く耐病性も強い、木立樹形のバラ。切り花向き。トゲは普通。うどんこ病に強く黒星病にも強い。無農薬でも育つとても丈夫なバラ。月に一度の薬剤散布を行えば、一年を通して綺麗な株姿を維持できる。また葉を落としたとしても何事もなかったかのように枝葉を伸ばしなおし、繰り返し咲く。樹高がやや高め、ガーデンなら半ばから後方に。
名前の由来は、花色と「Kind of Blue」(なんとなく、もの憂い気分)をかけている。(育種家 木村卓功さんのコメント)

朝の光をたっぷりと浴びて、生き生きと咲く「カインダ・ブルー」

バラの庭園では、素敵なバラ達の競演にいつも撮影に惑うことが多かった。

今回は目当てを決めていたので、心穏やかに撮影に臨めたのだ(笑)

庭園下の階段から見上げたらこぼれそうなつるバラが咲いていた。

ここからは、スマホ撮影も載せておこう。

「ロイヤル・プリンセス」

「琴音」

「カインダ・ブルー」

バラを充分に堪能した後、今回の旧古河庭園訪問で一番のお目当て「春バラの演奏会」に参加した。

12時・15時開催(毎回300人程度芝生に入れる限りOK・無料)庭園内の円形芝生でプロ演奏家の演奏会が開催される。

弦楽四重奏(カルテット)で演奏曲目は(エルガー・愛の挨拶/ヴィバルディ・四季より春/一青窈・ハナミズキ/映画リトルマーメイドより~パート・オブ・ユア・ワールド/チャイコフスキー・花のワルツ 全5曲 アンコール曲 葉加瀬太郎・情熱大陸)40分間

4輪の大ぶりなバラを連想させる美しいドレスの競演。素晴らしいマチネとなった。

バラの花入りアイスを食べて、日本庭園もゆっくりと散策。

9時30分~12時40分まで3時間でできた都内森林浴。

入場料は一般150円・シニア70円

5月の休日、旧古河庭園での1日を満喫した。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年5月27日記事

『SunTAMA Style』2022年5月27日記事

『LifeTour21st』2018年5月27日記事

きれいな家に帰る幸せ

『みいこStyle』2019年5月27日記事

http://miikostyle.blog.jp/archives/18564105.html「まだ、大丈夫?

「彼岸花」良い意味、怖い意味と両方を持ち合わせた花言葉【植物・彼岸花】

【ブログ新規追加1090回】

暑さ寒さも彼岸まで」とは、よく言ったことわざだが、2023年秋の彼岸はこれまでにない猛暑続き。

かの、彼岸花で有名な埼玉県日高市巾着田の彼岸花開花が遅れていると、TVで観て驚いた。

早咲きと遅咲きとあるようだが、こちらの施設は本来有料だが、9月下旬まで有料にはしないそうだ。

そうよね。だって花が咲いてないんだもの(泣)

これほど、猛暑の痛手は各地に様々な影響を及ぼしている。

TOPの写真は、我が家からバス停までの道沿いにある彼岸花ゾーンで咲いていたので、昨日スマホで一枚撮ってきた。

さて、彼岸花の花言葉だが、良い意味も残念な意味もあるようだ。

赤い彼岸花の花言葉を分類してみよう。

• 彼岸花の花言葉に怖い意味はない

良い意味・・・情熱 

怖い(かも)意味・・・想うはあなたひとり

残念な意味・・・悲しき思い出 あきらめ

どちらにも取れる意味・・・独立 再会 また会う日を楽しみに

特に夏の終わり(彼岸の頃)に咲くことから故人を思う花として定着してきた。

しかし墓地に咲くことも多く、また故人を偲ぶ思いが花言葉につけられていることから、怖いイメージが先行していると考えられる。

なお、墓地で彼岸花を見かけることが多いのは、彼岸花の持つ毒が理由。

モグラやネズミから遺体やお供え物を守るために毒性の強い彼岸花を植えたことが、墓地で多く見かける理由とされているのだそうだ。

• 彼岸花とはどんな花?

彼岸花はヒガンバナ科ヒガンバナ属に属する多年草の植物。

田畑のあぜを赤く染めると、秋の到来を感じさせる。

開花時期は9月で、花が咲く時期には葉をつけないといった特徴がある。

花が終わってから葉をつける様子は、花言葉の「また会う日を楽しみに」に通じている。

翌年には前年につけた葉が枯れ、最小限の茎や根、葉で光合成を行うが、これは地中の根や鱗茎と呼ばれる部分に多くの栄養を蓄えるためと考えられている。

• 彼岸花の別名

彼岸花にはたくさんの別名が存在していることをご存じ?

その理由は、彼岸花には強い毒性があるからなんだそう。

彼岸花の別名は以下のとおり。

  • 曼珠沙華(まんじゅしゃげ/かんじゅしゃか)
  • 死人花(しびとばな)
  • 地獄花(じごくばな)
  • 毒花(どくばな)
  • 痺れ花(しびればな)
  • 幽霊花(ゆうれいばな)
  • 剃刀花(かみそりばな) など

彼岸花の花全体には毒性があり、ガーデニングやインテリアとして飾ると小さい子どもやペットに触れる可能性があり、絶対に避けたいもの。

多量に摂取すると嘔吐や腹部けいれんなどを発症する場合があるゆえ、取り扱いには細心の注意を払いながら管理をしよう。

と、別名もめっちゃ怖い!じゃん(泣笑)

美しい花だけれど、あまり近寄らないほうが賢明だわ。

と、いうわけで季節の植物の紹介をしてみた。

では、また。

2020年、こちらも家の周りでカメラ撮影した一枚。絵になる花よね。

彼岸花の関連資料はこちら→https://greensnap.co.jp/columns/redspiderlily_language#:~:text

練馬区立「牧野記念庭園」に行く~博士が愛した植物園【植物・植物園】

【ブログ新規追加1083回】

牧野富太郎(書)

牧野記念庭園は、植物学者・牧野富太郎博士が大正15年から亡くなるまでの30余年を過ごした住居と庭の跡地に建てられた。

博士は武蔵野の広大な雑木林の中に、採集してきたり、知人から取り寄せたりした植物を植え庭を「我が植物園」として大切に育んできた。

そしてたびたび庭に座り込んでは、植物の観察や採集をして庭とともに晩年を過ごした。

昭和33年に練馬区名誉区民である牧野博士がこよなく愛した地を一般公開し、博士の偉業を末永く後世に伝えるため、庭園として開設された。

園内には、妻の名前の笹「スエコザサ」、桜「仙台屋」ヘラノキなど博士にゆかりの深い植物300種以上の植物が生育するほか、博士の使っていた書屋が移築されており、在りし日の博士の面影を伝える展示が拝見できる。

展示室で撮ったのがTOP写真。

展示室では、博士直筆の色紙や植物採集の道具、後世に残すために作られた、博士作の標品を土佐の和紙と練馬の和紙で漉いた紙に作られた押し花などのフォトを撮った。

そして、ほぼ等身大の富太郎博士と撮るフォトでは夫が満面の笑み(笑)

圧巻の書屋も移築されてモダンな館内で再現されていた。

庭園では、若い男女が青々した植物の撮影に夢中になっていた。

講習室では牧野富太郎博士の生涯を映像で観ることができ、老若男女が食い入るように映像を観ていた。(室内に「らんまん」の出演者のサインやポスターがたくさん!)

常設展示室、企画展示室ではたくさんの「らんまん」愛好者が「ムジナモの絵があるよ!」とか、みんなでドラマの名場面を再現してた(笑)

あの「日本植物図譜」の初版本を見られたのには大感動だったわ。

そして、圧巻の書屋を出ると、そこには博士の愛したコーヒーが飲めるキッチンカーが!

一杯づつ丁寧に落されたコーヒーを片手に、園内を散策している人も多かった。素敵な試み。

真夏を越したばかりの庭園には花がほとんどない。

辛うじてアジサイの仲間を写真に収めた。(カメラの露出を変えて撮る・笑)

さほど大きくはない都内にひっそりと在る植物園。

春から夏にかけて、それはそれは美しい草花を見ることができる。

様々な季節に訪れたい素敵な植物園だった。

~練馬区立「牧野記念庭園」

所在地 練馬区東大泉6-34-4

開園時間 午前9時~午後5時

休園日 毎週火曜日

入園料 無料

※ 駐車場はなし(近隣にコインPあり)

※ 関連資料→https://www.makinoteien.jp/ 牧野記念庭園公式HP

では、また!

★2024年8月28日更新 山野草ハンターのわたしが度々訪れる裏山とは?~『牧野富太郎と、山』牧野富太郎・著(山渓文庫)も紹介♪【植物・裏山考察】

【ブログ新規追加1080回】

わたしの超マイナーな趣味である山野草ハンター歴は8年。

ほぼブログと同じくらいの月日を草花を探すことに費やしてきた。

ハンターと言っても、珍しい植物やきれいな植物を採取するわけではなく、ただ見つけて記録のために写真を撮り、家で植物図鑑やWEBで調べるいわゆる「植物オタク」なのである。

山野草にハマったきっかけは、以前住んでいたところで出会った老婦人のお庭の山野草がとても美しかったから。

(※山野草とは→国内外の平地から高山に至る野外に自生する観賞価値のある草本、低木及び小低木の一部を含む幅広い意味を持つ植物のこと。

日本国内における近代的な山野草の歴史は100年程度と浅く明確な定義はなされていない。Wikipediaより)

老婦人はお店で山野草を購入して、お庭で丹精込めて育てていたのだ。

それはそれはとても美しく、どこか儚い植物たちだった。

当時、SNSで知った「山野草を愛でるコミュニティ」というのに入ったことから、山には季節ごと、場所ごとの山野草が生息していることや、その分布を知り、そうした山野草を見つける人を山野草ハンターと呼ぶことを知ったのだ。(アウトドア専門誌でも山野草ハンターという名称は載っていた)

そして、山野草にも「希少種」なる草花があることを知った。

~本来はその場所にあるはずもない花がある季節にだけぽっと咲く~

コミュニティでは、そんな希少な草花を惜しげもなく写真や文献で披露されていた。

こうなると、珍しい草花を見に行きたくなるわよね。

で、だいたいが山に生息しているから、山好きにならざるを得ないというわけ。

現在、NHKで放映中の朝ドラ「らんまん」では、主人公の牧野万太郎(牧野富太郎)が新種(まだ誰も解明していない植物種)を探すことに人生をかける壮大なドラマだ。

万太郎が新種を探すのに夢中になるのはわかるわ~~~(笑)と、大共感しているのよ。

そして、牧野富太郎が植物採集に訪れた山は日本中の名峰ばかりだが、こと高知県出身のせいだろう、愛媛県の石鎚山・徳島県の剣山(日本百名山)など西日本を代表する高山に度々訪れている。

しかし、牧野富太郎が幼い頃に草花に目覚めたのは、家の裏山だった。

その裏山で毎日朝から晩まで植物を採取し、まだ見ぬ新種を探しては研究に明け暮れていたのだ。

何でもない裏山が植物学者・牧野富太郎博士を生んだ。

ちなみにわたしにも裏山がある。徒歩5分で行ける近所のひよどり山(東京都立小宮公園)だ。

60mあまりの低い山だが、毎月これは!と、思える山野草に出会える場所なのだ。

1月にはひよどり山山頂から三段広場をぐるりと蝋梅の林が囲む。よく晴れた日には富士山も見える。

4月上旬には、森に咲く妖精「フデリンドウ」を見つけに行くのも楽しみ。(2019年撮影)

4月にはこの山での希少種「ワダソウ」(長野県和田峠が原産)が森の中でひっそりと咲く。(2023年撮影)

5月~8月には花畑で一面に咲く園芸種が圧巻だ。(2019年~2022年撮影)

クリスマスリースでおなじみの「山帰来」の実だが、今年は見つけられなかった。(2022年撮影)

9月にも、ひよどり沢を埋め尽くす「ツリフネソウ」が見ごろを迎える。

昨日早朝、思い立って「ツリガネニンジン」をさがしに行ったがみつけられず(画像拝借)

そのかわりに「オミナエシ・女郎花」の仲間の「オトコエシ・男郎花」を見つけて写真に撮ってきた(TOPの写真)

と、こんな風に家の裏山で山野草ハンターになっているという話を書いた。

              ★★★

牧野富太郎の書籍紹介

牧野富太郎と、山』牧野富太郎・著(山と渓谷社文庫)

簡単レビュー

利尻山、富士山、白馬岳、伊吹山、横倉山。
愛する植物をもとめて山に分け入り、山に遊んだ。
山にまつわる天衣無縫のエッセイ集。

日本の植物学の父・牧野富太郎氏は植物を観察・採集するために日本各地の山々を訪れ、そのときの様子をエッセイに残した。
幼少期の佐川の山での出来事を綴る「狐の屁玉」、植物を追い求めるあまり危うく遭難しかけた「利尻山とその植物」、日本各地の高山植物の植生と魅力を存分に語る「夢のように美しい高山植物」など山と植物にまつわる39のエッセイを選出。

エッセイに登場する山のデータも収載し、牧野富太郎が登った山を訪ねるガイドとしても楽しめる。

解説/梨木香歩

■内容
なぜ花は匂うか?

*北海道から東北
利尻山とその植物[利尻山]
シリベシ山をなぜ後方羊蹄山と書いたか[羊蹄山]
マルミアスナロ[恐山]
ニギリタケ[恐山]
秋田ブキ談義[秋田の山野]

*関東甲信越から中部
山草の分布[釧路雌阿寒岳、八甲田山、栗駒山、鳥海山、早池峰山、駒ケ岳、戸隠山、越後清水峠、大山]
長蔵の一喝[尾瀬]
アカヌマアヤメ[日光山]
アケビ[筑波山、高尾山]
日本に秋海棠の自生はない[清澄山、那智山]
萌え出づる春の若草[日本の山野]
用便の功名[箱根山]
箱根の植物[箱根山]
富士登山と植物[富士山]
富士山の美容を整える[富士山]
美男かづら[富士山]
夢のように美しい高山植物[岩手山、立山、八ヶ岳、御岳山]
越中立山のハギ[立山]
二三の高山植物に就て話す[白山、金精峠]
山草の採集[白馬岳、八ヶ岳]
ナンジャモンジャの木[神崎森]
馬糞譚は美味な食菌[飛騨山脈]
火山を半分に縦割りにして見たい[小室山]

*近畿から中四国、九州
東京への初旅[伊吹山]
『草木図説』のサワアザミとマアザミ[伊吹山]
アセビ[六甲山]
紀州高野山の蛇柳[高野山]
石吊り蜘蛛[三段峡]
万年芝[三段峡]
地獄虫[佐川の山]
狐の屁玉[佐川の山]
火の玉を見たこと[横倉山]
いわゆる京丸の牡丹[横倉山]
シシンラン[土佐の奥山]
桜に寄せて[奥の土居]
豊後に梅の野生地を訪う[井の内谷]

植物と心中する男の話である。

それでは、また!