★2024年11月25日更新 「365日書く」を一年続けた結果~「書く自信」と「呼吸するように書くが」叶った 【紙上講座・連投の秘訣】

【ブログ新規追加195回】

「365日書き続ける」を続けて一年。

毎日の生活に「書く」をしっかり落とし込んできた。

やってみて「呼吸と一緒」だと知った時は驚きだった。

呼吸」は、疾患がない普通の状態であれば、まったく気にならない。

書く」も同じ状況に変化したのはつい最近。

わたしは、まったく頭の中に何も無い状態で、PCを立ち上げるのが常だ。

それでも、すう~っと、書きたい「こと」が溢れてくる。

これが、毎日続く。

こんな幸せなことはない。

で、たったひとつ、「365日書き続ける」ために意識し続けたのが、

「一発当てるという根性を持たない」

これだけだった。

当てる、狙う・・・そんなことばかり考えていたら怠け者になる。書き続ける筋力も絶対につかないだろう。

無名であっても「本物志向」でありたい。

そして、「365日」書くために必要な「こと」がもうひとつ。

「書いたものを発表し続ける」

他人に読んでもらう、無意識に読んでもらう、これが一番いい刺激になる。

例えば、わたしは、不特定多数の目に触れる文章は「である」調で書く。相対して、仕事でのビジネス文書は「です・ます」調で書く、というように完全に切り分けている。

そして、どの場合も無意識に目に入るものだ。

そのなかで、書き手の自分が「どうしても伝えたい!」と願う部分を顕著にするための、書きやすさなのだ。

また、呼吸をするようにスラスラと流れる文章は、誰にでも読める。

「読みやすいはわかりやすい」のだ。

こうして、毎日、文章に対するハードルを下げ続けた結果、「呼吸をするように書く」が叶い、心底気持ちのいいものだと受け止められた。

この感覚が得られたのが一番の収穫じゃないだろうか。

● 最後に

わたしの「365日書く」を支えているのは、豊富な読書量だ。

読み方は「深読」もあれば「流し読み」もあるし、「見出しだけ読み」や「写真、イラストの挿入画」だけを見る場合もある。

ただ、ただ、楽しい「読書」の世界。これがあり続ける限り、わたしは書き続けるだろう。

365日書いているが、常に問い続けているのは、「他人に読んでもらえる文章の極意は、その文章に教養があるかどうか?」だ。

教養」だけは、積み上げなければ身につかない努力の賜物だ。

わたしは、多大な読書量で精いっぱい努力して、小さな己に一生懸命「教養」という栄養を与え続けている。

そして、「入れたら出す」を繰り返すためにブログというツールを使い始めたのよ。

「365日書く」は、今のわたしにとっては「ケ」でも「ハレ」でもなく、地味に普通のものになった。

これってかなり幸せ。

秋バテ?ビタミン不足でカラダに起こる症状は~これを食べて一発解消しよう!【健康・秋バテ解消】

【ブログ新規追加195回】

多摩御陵のいろはもみじ

いきなりだが、ビタミン不足が起こすカラダの不具合をやんわりと挙げてみよう。

ビタミンが保健量より多ければ、酵素がスムーズに働き、代謝が円滑に進む。

しかし、必要量は満たしても、保健量より少ないビタミンでは、体は負担を負いながら正常な機能を保とうとする。

その結果、臓器に異常がないのに倦怠感や疲労感、目まい、頭痛、動悸、息切れ、発汗異常、便秘、下痢などの不定愁訴が現れる。

● 不定愁訴とは

多摩御陵のいろはもみじ

不定愁訴(ふていしゅうそ)とは、臨床用語で、患者からの「頭が重い」、「イライラする」、「疲労感が取れない」、「よく眠れない」などの、「なんとなく体調が悪い」という強く主観的な、多岐にわたる自覚症状の訴えがあるものをいう。

検査をしても客観的所見に乏しく、原因となる病気が見つからない状態を指す。

※資料先;ウイキペディア

                ★

なるほど、「女ごころと秋の空」この名言ってビタミン不足の女性のことなのかしら。

そう思えば、単に移り気な女性の気分じゃなくて、秋になって涼しくなったけれど、こころが華やがない、そんな不安な気持ちが見え隠れするじゃない。

名言の落とし処がどうも、違う気がしてならない(笑)

● 不定愁訴をサッと乗り切るには~これを食べよう!

女性のビタミン不足を速攻で補うのは、ズバリこの2品「キノコ類」「イワシ・シャケ類」だ。新型コロナ感染予防対策で、家に引きこもる事が増えた今年。

あんまり太陽を浴びていないなあ~~こんな風に思っている人は数知れず。太陽の光が不足すると、ビタミンD欠乏症となり、不定愁訴が加速する。

今年の秋は、今まで以上に「キノコ類」「イワシ・シャケ」などを積極的に食事に取り入れて、ビタミンD摂取で秋バテにおさらばしよう。

● 簡単なきのことシャケの料理

丸ごと鮭ときのこの炊き込みごはん / レシピリンク先;キッコーマン公式サイト

このご飯にもう、一品。秋シャケとキノコ類の簡単バター焼き/ レシピリンク先;COOKPADなどを添えるとなお良い。

⦿秋シャケときのこの炊き込みご飯

⦿秋シャケとキノコ類の簡単バター炒め

ビタミン不足速攻解消ご飯の紹介でした♪

 Lets do 太極拳~こころとカラダをリフレッシュ!【健康・太極拳体験】

【ブログ新規追加194回】

 「城春草木深」〜城春にして草木深し〜
 (通訳)城内(長安)では春が訪れ草木が茂っている。 杜甫・作 「春望」 より

                   ★

今年は今まで行ったことのないところへ行こう、やったことのないことをしよう、などと決めていたが、突然の新型コロナウイルス感染予防での自粛生活。

外で受けるセミナー、イベントなどことごとく中止された。ああ~~~ずっと考えていた50代のカラダを鍛えるワークアウトを模索中だったのに。

普段は平日の外営業で歩き回り、週末、お天気次第で、趣味の里山や自然公園などでのWalkingtrailを運動代わりに行っている。

一週間でかなりの歩数になるね。

ちょっと前に見つけたワークアウト、家で寝たままできる「ゆるめる力・骨ストレッチ」も魅力的だけど、やっぱり太極拳のほうがカッコイイ。

このところ欲が出てきて、平日の仕事の合間にカラダ作りと気分転換ができる「太極拳」をずっと意識的に追い続けている。

はからずも2年前、わたしの住む町のNPO法人が主催する太極拳(沈肩垂肘・身正体髭)無料講座に参加した。

● 本物の太極拳講座に参加して~2年前の太極拳体験


太極拳は東洋哲学の重要概念である太極思想を取り入れた拳法の事である。

太極拳①

気を丹田(おへその下3〜5センチのところ)に集中させ、心を鎮めて意識を持って演武表現するという拳法。

体内を流れる「気」とは、目に見えないエネルギーのことで、健康になるためには気を養い活発にさせてエネルギーを身体の隅々にまで行き渡らせることが必要だ。

すべての動作を呼吸でコントロールするもの、いわば呼吸法の拳法とも言える。

この「拳法」だという太極拳を、生活の一部に落とし込みたい!と密かに思案していた。

初心者コースで教わったのは、かかとやつま先を少しずつ上げ下げしながら回転していく動作が、あの美しく流れるような形を作っているのを知った。

太極拳24手と言って、基本の型がある。当日はその内の1〜9,23,24の11手を流して、「不老拳」という1つの演武を何回も繰り返してやった。

身体の力をほとんど抜く感じで、気合の入る動作は24手中なんと2つしかない。あとはすべて恐ろしくゆっくりな動作で、腰の引きや腕、足の伸ばしで型を流してゆく。

あの美しい動作の秘密がすこしだけ分かった!

すごく充実して、嬉しくなった。

                ★


わたしは、書道歴も長いが、太極拳と共通する動作の美がある。

書道では筆送りをすごくゆっくり書いてゆくのが基本。

初めは間がもたず性急に書いてしまうのだが、先生の美しい筆送りを間近で見ていて、そのゆっくりとした呼吸でいつの間にか味のある美しい文字になっているんだと、いつも感じていた。

動作が気ぜわしくて呼吸も浅いわたしにはこうしたゆっくりした動作や所作が、身体や心に効くんだな。

先生によって型が違い、たくさんの種類がある太極拳。教えて頂いた公認指導者の先生も、中国の公園で練習に参加され1年ほど続けてみてから、きちんとした型の修得を目指し弟子入りをされたそうだ。

太極拳③
画像拝借

 先生といっしょに10人くらいが同じ型の練習に励んだ。

60分程度くり返し、休憩になったとたんに汗がにじみ出てきて、身体の凝り固まった部分が解けたみたいだ。その気持ちの良いこと!ったらない。やみつきになるかも。


 中国でも、武術というより健康体操と捉えてられている太極拳は、ゆっくりとした動きと深い呼吸で心と身体の健康を促進し、誰でもできるように工夫されている。

上半身はしっかりと背筋を延ばし、足腰の動きでインナーマッスルを鍛えるのだが、転びにくくなり自分の身体をしっかりと支えられるという。

健康的に太りにくくするのが目的なので、大いに効果が期待できそうだ。

● 最後に

翌日、腰に違和感が出て、こりゃあ、始めるのは無理かな・・・と、残念な気分になった。しかし、もう、挑戦はしてみたのだから、自分のウイークポイント(腰)と向き合いながら、やってみたいと、また、思い始めている。

まずは、自宅でチューバ―先生に習おう。

漢詩を詩吟で歌った曲に合わせての練習も雰囲気がある。

いつか私も、昔訪れた上海の公園で現地の人たちといっしょに太極拳を演武したいな、なんて夢見ている。


 心と身体のリフレッシュ! Lets do 太極拳。

来年は「拳法」やるぞ!(笑)

★2024年11月22日更新 わが町のイチョウを見に行く~風物詩「おつまみ銀杏」の作り方あり【健康・植物/イチョウ】

【ブログ新規追加193回】

晩秋の連休二日目、晴天に恵まれた朝。

わが町の「イチョウ並木」を早朝、見に行ってきた。昨日の強風でずいぶんと葉が落ちていた。やっぱり、先週末ぐらいが最高のきれいさだっただろう。

お目当ての銀杏拾いも、もうほぼ無くなっていた感じ。もちろん銀杏落としのイベントがあったのか?わからないけど。

まあ、コロナ禍でそぞろ歩きをするつもりはなく、いちょう祭りの終点「多摩御陵」の綾南公園に車をとめて、御陵付近のイチョウやさまざまな植物を楽しんできた。

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もみじ祭りが始まっている高尾山に近い多摩御陵は、高尾山同様に美しいもみじの紅葉も見られる。

帰りに「道の駅 滝山」に寄り、銀杏を購入。今晩の酒の肴になる。季節を味わう絶好のチャンス。

で、「おつまみ銀杏」の作り方を紹介しよう。

 おつまみ銀杏 ※レンジで作る一番簡単な食べ方(2人分)

[材料]

生の銀杏・・・適量

塩・・・ひとつまみ

紙封筒・・・茶封筒や普通の白封筒でOK

[作り方]

① 銀杏を茶封筒などの適当な封筒に入れ、500Wのレンジで40~50秒チン。数個が破裂すればOK。

② 破裂しないで殻が割れていないものは,キッチンバサミ等の殻割り部分で割って塩を振って食べる。

◎ 尚、銀杏は食べ過ぎに注意しよう。

1日に10粒以上食べると体調に悪影響が出るケースがあるよう。

イチョウに含まれる『メチルピリドキシン』という成分が体内のビタミンB6の働きを邪魔する。

ビタミンB6が働けなくなると、嘔吐、下痢、呼吸困難などの症状が出て、 やがて、中枢神経に異常が 起こる。

くれぐれも、言い伝えのように「歳の数以上は食べない」ようにしたい。

わたしは歳の数じゃ、すでに食べ過ぎ!だから、10個だけ・・・と決めている。

できたての美しいエメラルドグリーンの銀杏に今年も逢える。

ああ~楽しみ♪

今までよりちょっとキレイに~晩秋の三連休/83時間で何をする?わたしがやっていること 【暮らし・お掃除編】

【ブログ新規追加192回】

いよいよ待ちに待った晩秋の三連休。

週末パラドックスの考え方に当てはめると、なんとこの週末の持ち時間は83時間!

本当にやりたいことは優先でなくちゃと、ついつい鼻息も荒くなってしまうもの。焦りまで感じるもん。

秋終盤で、時節も最高じゃない。

しかし、東京の新型コロナ感染者数は今週、とうとう500人越え!電車営業もなんとなく怖い。

出歩かなくてはいけない場合には、徹底した除菌とマスクの装備もしっかりとやっている。

さて、わたしは、家で過ごす三連休にやりたいことのリストアップをした。

 ① 家中の掃除、洗濯、お手入れ、修理など。
 ② 健やかな心身のためにすること。(美容/オンラインでエンタメを楽しむ/電子書籍をいっぱい読む)
 ③ 植物の植え替え、冬野菜を準備。

と、こんなところかしら。

とりあえず今朝は、めったにできない場所の、お風呂の天井や換気扇、エアコンなどの簡単掃除をした。

以前は無理に常識通り寒い年末に大掃除してきたが、今までそれで何度も風邪を引いてきた。

だから視点を変え、気候の良い時期にやることにして、この数年は体調に合わせ、適切にシフトしている。

壊れた物の修理や、要らなくなったものを捨てる準備もしたし、暖房機具もそろそろ出さなくちゃ。

掃除やモノの修理は、いざ始めてみても、準備不足で時間の無駄が多くなることもあり。

効率が落ちるとやる気を損なうから、時間がたっぷりある三連休に焦点を合わせて、やることの準備を周到にする。

さて、今年の新型コロナ感染予防対策で仕事の一割程度がオンラインに代わった。これは、わたしにとっては、家にいる時間の増加に繋がった。

オンライン会議のある日は、家の掃除を徹底してやろうと決めた。それは不思議なほど、集中できていいものだ。

掃除→会議→PCでの事務処理→すべて終わったら、ビールを開けて寛ぐ。

通勤がなくなった日は仕事をしているにも関わらず、抜群の解放感がある。布団を干すなんて家事も本当に増えたこのごろ。

外で働く日が多い分、在宅勤務の有難さを身に染みて感じている。

で、週末には、気に入っている市場やスーパーを朝からはしごして、新鮮な食材やお酒を買い込む。

これが楽しくてね。だいたい一週間分買い込み、いいストレス解消になっている。

三連休のハイライトは、明日、イチョウの紅葉を見に行く。わたしの住む街では今月、イチョウ祭り。銀杏を拾いながらスタンプラリーするのが楽しいんだけど。

今年は、車窓でイチョウ並木を眺めて見納めする予定。すべてサッ!っと行ってくるのがポイント。

5年前に亡くなったわたしの母の話をすこし。

母は、夫が40代で亡くなって、約30年間一人暮らしだった。

小さい畑で野菜を作り、花を庭中に植えて、近所の友達にも恵まれて、楽しみ切って79歳でスッと、消え入るように亡くなっていった。

思い出すのは、後半生、自分のためだけに生きるという最週末を、生活の工夫をしながら、きままな自由時間を、それは大切に過ごしていたな~と思う。

わたしも母のように、時間を大事に慈しみながら、まとまった休みには人やモノとの心地よい距離感、これまで気付かなかった価値観に出会いたいと願っている。

そして、夫婦二人になった小さい暮らしを楽しみ切って行きたい。

 

 最近は週休3日制を採用する企業が増えている。せっかくの休みだから、力を抜いて必ずしも完璧を目指さない、楽しむためのお家仕事にしたいよね。

だから、今よりすこしだけキレイにすることでOK。

お家も自分もね(笑)

 

★2024年11月20日更新 無駄とだと言われてもやり通す~そこに無限の泉があるから【暮らし・文化雑感】

【ブログ新規追加191回】

すごい朝焼けの今朝6時、これまた素晴らしい記事の紹介をする。

90歳で博士号、尽きぬ探究心 神大大学院で横浜の建築士;神奈川大学/カナコロニュースより。

【記事概要】

● 仕事と両立 がん闘病も経て

兼子学長(右)から学位記を手渡される白井さん=神奈川大学

 横浜市神奈川区に住む白井正子さん(90)が9月末、神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科で博士の学位を取得した。

一級建築士として長年、設計の仕事を手掛ける中で、重要文化財の背景にある人々の営みや歴史に興味を抱き、73歳で同大学院に入学。病気やコロナ禍などを乗り越え、350ページに及ぶ博士論文を書き上げた。

「学びたい気持ちは尽きない」。卒寿を迎えてなお探究心を失わないその胸の奥には、「論文を本にしたい」という新たな目標が掲げられている。(カナコロニュースからの抜粋)

                  ★

なんと、御年齢90歳の女性が建築の世界で博士号取得と。

この人の前では、年齢も病気も苦難も「よし!きたきた!全部力にするぞ!」みたいなものじゃないか?と感じた。

本当にすごいし、素晴らしいお手本を見つけた気持ち。

記事を読み込む中で、ふっと、湧き出てきたことがあった。それは、「この人の強さってなんだろう?」って。

文中には、「やりたいことをやろう!」と決意してはじめた歴史的建造物の研究。

たしかに一級建築士の資格を持つそれ自体が大変な勉強を重ねられたのだろうが、建築事務所を持ち、強面の男性をまとめながらの現場監督・・・筆舌を尽くせぬ日々だったであろう。

その中で、彼女を支えた一点は、「国内の歴史ある建物の研究」だった。そのひとつがあったから、これまで頑張ってこれたのだと。

すきなこと、本当にやりたいことを見つけて、そこに邁進するまでにどれだけの時間を費やしたんだろう?無駄や無理もたくさん重ねてきたんだろうな。

彼女の中では、きっと人生ってこんな感じなのではないか?と思い描いてみた。

● 無駄なことの積み重ねが強さを作る

私が思うに人生には「無駄なことに全力を使う」これこそが大事で、底力がつく根拠だと考える。

そんな無駄なことをやって何になる!?」と、他人の比類なき声はスル―して、無駄なことの積み重ねを続けるのだ。

例えば、わたしのブログとか(笑)稼ぐことに躍起になっていない、ごく自然体で毎日、楽しく雑感めいた文章を書き綴っている。

他人から見れば、「稼げないブログに価値はない!」と、見向きもしないだろうとよく思うけれど。

でも、続けていると、ある日ある時、突然の不測の事態に陥ってもカバーできる強靭さを自然に持つことができそうだと考えている。

わたしは、これまで効率の良さばかりを求めて色々なものを切り捨ててきた。だから、いざ必要なときにまた取り戻すところから始めなければならない。

それでは、かえって非効率だとやっと気がついた。

そもそも、無駄かどうかは人様に決めてもらうことじゃないし、知的好奇心を満たすことに関して無駄かどうかは己が判断する領域だ。

教養とは、すなわち、今すぐには役に立たない知識の泉

しかし、身につけておくと、いざ必要なときにすぐ取り出すことができ、役に立つことがある。

人生とは、少しの運とたゆまぬ努力で切り開いていくものなのだ。

たとえ、教養を身につける時間的余裕がなくても。世の中のスピードが速すぎてそれを待ってくれなくても、継続という努力をする。

こんなことを考えながら毎日、ブログを書き続けている。

無駄な教養の泉を持てば、表現したいことが列をなして現れる

つい最近、来年やりたいことが見つかった。今はそれの調査中。これも無駄かもしれない。

う~ん、楽しみ♪

ボジョレー解禁!美味しく飲むために~きのこ料理とチーズやスープをお供に/きのこスープレシピあり【暮らし・ボジョレーヌーヴォー2020】

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今朝、急いで買ってきた、ボジョレー・ヌーヴォー2020

コロナの影響だろう。店頭では例年より品数も種類も激減していた。

わたしは、大のワイン好きだが、実はボジョレーはちょっと苦手。

なぜなら熟成していない葡萄のジュースだから薄い。

フランス産ボルドーのどっしりとした深い赤、スペイン産の太陽を思わせる赤、若い頃を懐かしむイタリア産のミディアムなキャンティなど、それと、カリフォルニアワイン協会会員のわたしがもっともおススメする、ナパバレー産の赤。揚げれば好きな品種は切りがないほど。

赤一択だけどね(笑)

それでも、11月19日だけは、この新人に席を譲る。

でもね。一番お安いので充分(写真のヌーボーは税込み1000円)

今日は、オンライン会議が終わり次第、お祭り気分で頂く予定。あ~楽しみ♪

ポルチーニ茸のチーズ

● ボジョレー・ヌーヴォーとは~歴史と独自の製法

ボジョレー ヌーヴォーとは、フランス・ボジョレー地区でその年に収穫したぶどうを醸造した新酒ワインだ。

ボジョレーは、フランス・パリの東南に位置するブルゴーニュ地方の南部、美食の町リヨンからは北部に広がる地区。なだらかな丘陵地帯。

その名は、「美しい高台」を意味するボージュBeaujeuに由来している。

ぶどう畑は起伏に富んだ丘の東から南斜面に位置するため、標高が高い割に気候は温暖で日当たりもよく、上質なワインづくりに適している。

花崗岩質、石灰粘土層の土壌で、黒ぶどう「ガメ種」との相性が非常によい土地なのだ。

この地では白ワインやロゼワインもつくられているが、ほとんどがガメ種からつくられる赤ワインがかりだそう。

ボジョレー ヌーヴォーとしては白ワインは認められていない

またワインのつくりかたも他の地区のワインとは圧倒的な違いがある。

通常は、発酵の前にぶどうを破砕するのだが、ここでは収穫したぶどうの房を、そのままタンクにいれて発酵させる。

こうすることで、ぶどうの重さでぶどうが潰れ果汁が流れ出て自然に発酵が始まり、タンクの中に炭酸ガスが充満しはじめる。

そして、ぶどうの実の内部でさまざまな成分が生成され独特の風味が生まれるのだ。

収穫されたばかりのぶどうでできたボジョレーヌーヴォーは、渋みが少なく、フレッシュでフルーティな味わいになる。

一口飲めばきっと、寝かせたワインとはまた違った魅力に気付くはずだ。

● 赤ワインのためのきのこ料

料理小説からの抜粋。簡単で上品なきのこのクリームスープ。

きのこ類の軽いクリームスープ エリタージュ風

【つくり方】
 マッシュルームとセージをバターで炒め、ゆっくりと煮だして濾したものに、生クリームを加えて火にかけ塩で味つけをし、再び濾してスープを作る。

さらに別に炒めておいたジロル、しめじ、トリュフなどのきのこ類をパイで包み、オーブンで焼いた物を加える。

パイ皮を割るとプーンときのこの香りが口いっぱいに広がる

  料理小説「はじめての夜 二度目の夜 最後の夜」 村上龍・著(集英社)

★2024年11月18日更新 『FACT FULNESS』ファクトフルネス~学校では教えてくれない世界の教養【書評・文化】

【ブログ新規追加189回】

書籍「ファクトフルネス」は、TEDトークで、伝説のプレゼンテーションを行ったハンス・ロスリング氏が書いた書籍。

ハンス氏のプレゼンテーションは、TEDトークの数ある人気プレゼンの中でも、ダントツの視聴回数を誇る。

教育、貧困、環境、エネルギー、医療、人口問題などをテーマに、世界の正しい見方をわかりやすく紹介するハンス氏。

本書では世界の本当の姿を知るために、教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野を取り上げている。

いずれも最新の統計データを紹介しながら、世界の正しい見方を紹介している。


これらのテーマは一見、難しくて遠い話に思えるかもしれない。

でも、大丈夫。

著者のハンス・ロスリング氏の説明は面白くてわかりやすいと評判だ。

その証拠に、彼のTEDトークの動画は、累計3500万回も再生されている。

で、こちらが伝説のTED(You Tubeより)

【書籍概要】

ファクトフルネスとは データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣。賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につく。


世界を正しく見る、誰もが身につけておくべき習慣でありスキルが「ファクトフルネス」なのだ。

【もくじ】

イントロダクション
第1章 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
第2章 ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
第3章 直線本能 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
第4章 恐怖本能 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
第5章 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
第6章 パターン化本能 「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
第7章 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
第8章 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
第9章 犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
第10章  焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
第11章  ファクトフルネスを実践しよう
おわりに

かしこい人ほど囚われている10の思い込みはこれだ!1章~10章のもくじにすべての囚われる原因が膨大なデータとともに書かれている。

ここでは、11章の実践編を解説する。

● 11章 ファクトフルネスを実践しよう

著者のハンス氏の本業は医師である。長い間アフリカでの感染症予防対策と、新型の感染症の発見などを手掛ける研究チームで中心的な役割を果たしていた。

この時、とある村で新しい感染症「コンゾ」を発見し、チームは急いで、緊急対策チームとなり、村人が感染症に羅漢していないかを調べるために、村人の採血と診断の準備に入るのだが。

外で、50人ほどの村人が手にナタや刀を持ち、ハンス氏らのチームを奇襲してきたのだ。

彼らは、ハンス氏たちの注射を大量に用意する姿に「血液を抜き売りさばく業者」だと思い込んでしまったのだった。

ハンス氏のチームが、事前にしっかりと丁寧に村人に「新型の感染症が見つかったこと」「羅漢者が出ていないかを調べるために緊急でできる限りの村人に血液採取を願う要請」をせねばいけなかったのだ。

それを怠ったために、緊急チームのテントが奇襲されてしまった。

ハンス氏チームの修羅場を救ったのは、まだ10代のなんの学歴も無い小さな女子だった。

慌てて、すべての説明をするハンス氏の言い分をきちんと聞いて、村の血気盛んで優秀な男たちを一瞬で諭すのだ。

女子「この人たちは悪くない。この人の言う通りだよ。以前、はしかでたくさんの村の人が亡くなったよね。あれをまた、繰り返したいの?さあ、みんな、血液検査を受けて!」と。

以前、村中で苦しみ、悲しんだ記憶をたよりに「はしかの体験から正しいことを正しく判断し皆を導いた」この女子は、ファクトフルネスを大いに活用し、ハンス氏チームメンバーの命を救ったのだ。

このアフリカでの経験から、ハンス氏はデータ分析や人の思考の元になる教養、経験などを一つ一つ洗い出し、さらなる分析を重ねてTEDで発表。

世界的ベストセラー『ファクトフルネス』を生み出したのだ。

お金も権力も一切関係のない、思考と経験=脳内データという人間の持つ宝を自然に使いこなすことですべての問題は解決できる!

やり方は問題に対して→では、どうするか?すべての道すじ、英知を総結集させてものごとに向き合う。

ファクトフルネスをやることで、「勇気」「忍耐」「英知」が自然と身につき、悪いことを考えにくくする。良質な思考を積み上げてゆけば、常に正しい判断ができるのだ。

結論から言うと、この本は「全ての人」が読むべき本だと言える。

本の帯に「賢い人ほど世界の真実を知らない」とある。

いかに日々の報道や幼少期の教育によって、私たちが間違った事実を信じ込んでしまっているかという非常に分かりやすいデータがこれでもか!というぐらいに詰め込まれている。

データとケーススタディ三昧の本書。

ぜひ、一度手に取ってみて。

読むかどうか決めるのはあなた。

自己投資にこだわる理由~一生、興味津々で楽しく生きたいから勉強する【暮らし・自己投資術】

【ブログ新規追加188回】

11月も中旬を過ぎると、書店店頭では年々早まっている来年用手帳&カレンダーなどの売り場は少しずつ縮小されていく。

空いたスペースはクリスマス&年末年始の書籍フェアに使うため。そういった書籍の中で目立つのは、やはりお金関係の本だ。

 どうやって仕事や人生で成功を収めて富豪になるか?と言う単純明快な内容のものから、本物の自己投資を実現する習慣、様々な投資法を説く書籍など。

お金のクセを見つけて、人と比べるのではなく自分のモノサシで幸福度を測るやり方など、それは、100人の著者がいれば皆それぞれ違う観点で執筆された書籍のオンパレードになっている。

思うに今の時代は、ネット社会であらゆる情報が多量(無数)に流れては消えていく状態。過日、流行った、24時間で消えるSNSとか。

流行った要因は、写真以外の文字投稿の場合「ストレス解消」の一言だ。おかしなことを書いてしまっても、消えるのだから大丈夫だという考え方。

わたしは、そこまでしてSNSを吐き出すツールだとは思っていないから、消えれば何でもありとか怖い発想だとしか思えない。

さて、自己投資の話に戻る。

● 本当の自己投資に結び付けることがらとは?

今、「これさえあれば一生安心だ!」というものがなくなりつつある。

つい数十年前までは、学歴や大企業というものが圧倒的な幅を利かせていた。

しかし、今は高学歴で無職やフリーター、大企業であっても倒産する時代・・・。

というわけで、もはや、お金は将来への自分への投資に使うのが一番なんじゃないか?と、考える。

ここで我が家の話をすこし。一人息子は、大学受験時に本人から「学費は全額奨学金で賄う」と決め入試にトライし自宅から通える大学へ入学した。

家計への負担軽減というだけではなく、早くから自立したくて仕方がなかったのだと。

本人の気持ちからそうした。現在は会社員として単身で暮らしている身。結婚などにはまだまだ、目もくれず仕事に邁進中だ。

そんなワケで教育費という枠がかなり軽減された我が家で、その当時、わたし達夫婦が何に自己投資したか?

2年間は、夫が東京都の援助を受けてとある大学院に通ったがこれは有難くも無償だった。

その後はお互いの仕事の負債を埋めるための資金に変わっていった。

いくつになっても、機会があれば学習機関へ戻り勉強をする。自己投資だと考えて時間とお金を費やすまさに先行投資を続ける。

そうすれば、次の視野が必ず開けるものだと考えている。

● 自己投資は見えない未来への道すじ

そうこうするうちに、3年目にわたしの大病をきっかけに、まずわたしのすべての収入がストップした。

夫もわたしの介護をするために会社を早期退職、慣れない自営に変わらざるをえなかった。

とにかく、持っている資産はすべて生きるための資金にあっという間に早変わりした。

この後からは、大変な状況にかまけて自己投資する余裕すら無くなっていったのである。

考えるに本気で将来の自分のためになり、後に回収できるような「自己投資」をする気があるかどうかが大事な観点だった。

意識的に収入の5%を自己投資に充てるなどの明確な割り当てを決めた上で、何をやるか?など自己分析をしっかりと詰めておくべきだった。

この先行きを見据える視点は本当に重要。

せっかくやったのに、投資じゃなく浪費になってしまい、道半ばで挫折してしまった・・・というふうにはなりたくないものだ。

自己投資には夢や希望がある。お金をかけてもいいし、かけなくてもいい。
人生は勇気さえあれば、本人次第で、いつでもどういう形でもまき直せる。

一生涯、勉強を積み重ねて、自分で自分にあっぱれ!と言ってやりたい(笑)

● 最後に

デザイナーの佐藤可士和氏の書籍を紹介する。

日々、様々な角度からデザインを考える。氏の博報堂入社時での会話から。

~博報堂に入社してすぐ、自分のデザインを営業に見せた。

可士和氏「かっこいいでしょう?」

博報堂営業部「どこが?」

可士和氏「なんでわかんないんだ?!」

ここで、デザイナーは「デザイン」だけでなく「言葉」を補うことが必要なんだと、その時はじめて理解した。~「1冊まるごと佐藤可士和」 Pen編集部 (阪急コミュニケーションズ) より

         

秋花巡礼~日本画(屏風絵)から探す秋の七草【植物・美術エッセイ】

【ブログ新規追加187回】

秋の七草・・・萩・すすき・オミナエシ・桔梗・撫子・葛・フジバカマ

「秋の七草」は、奈良時代の歌人、
  山上憶良(やまのうえのおくら)が
  万葉集において選定した。

 「秋の野に 咲きたる花を
  指折り(およびをり)
  かき数ふれば
  七種(ななくさ)の花
  萩の花 尾花葛花 撫子の花
  女郎花 また藤袴
  朝貌(あさがお)の花」

※ 朝貌(あさがお)は桔梗。

春の七草は「七草がゆ」にして食を楽しむものだが、「秋の七草」は花を愛でて楽しむもの。

● 日本画で秋の七草を見つける

秋も終盤の15日は、我が街の美術館にて、日本画を堪能してきた。

そこで観た作品の映像から、ハッと!気づいたのが、「古の画家たちは、足元の季節を切り取って作品を作ってきた」という真実だ。

● 横山大観「春秋」

屏風画はその大きさからスマホで撮り切れず。残念。

左隻の「」だけを撮ってみた。今回の展示は撮影OKの作品が多く、それを目当てに来館される人も多そうだ。

【作品紹介】横山大観「春秋」

右隻に春のしだれ桜とたんぽぽ。左隻に秋の楓とりんどう、おみなえし、芒が描かれる。左右に季節の風趣を対比させて、没線主彩、たらしこみなどを用いながら、琳派風に描いたもの。

余白を大きく残すなかに、凛と咲くたんぽぽ、真っ青なりんどうが双方の画面を引きしめ、さらに落ちかかる一葉の楓が一瞬の時の流れを意識させ、静寂な雰囲気を与えている。

五浦時代に描かれた優品のうちの一つ。

一枚の屏風の右側に「春の花」、左側に「秋の花」を配置。このことからもわかるように、日本画の真骨頂は、反シンメトリー。左右対称ではない自由な画風が好まれたのだ。

今回の展覧会で秋花の魅力に感化されて、急いで、我が家の近所の自然公園に出向いた。

● 自然公園で見つけた秋の七草たち

もう、冬まじかで秋花も終盤。秋の七草のフジバカマはそこかしこに咲いていた。ノコンギクやオミナエシ、すすき、紅葉、竜胆(りんどう)を見つけることができた。大観の屏風絵にはやはり、桔梗ではなく竜胆(りんどう)が一輪描かれていた。

竜胆(りんどう)は公園内のある場所にまとまって咲いていた。ここは、毎年おさえている場所で、今年もその場所で可憐な青い花と出会えた。

とても幸せ。

大観の屏風絵にあった紅葉。公園でもばっちり紅葉していた。まさに同じ風景。屏風画と自然公園のマッチングを大いに楽しんだ秋の休日。

大観(水戸出身)もこの武蔵野に住んでいたのでは?と思わされる素晴らしい作品との出会いだった。

ぜひ、季節と美術作品のコラボを見つけてみて。