★2024年4月1日更新 「憂鬱でなければ、仕事じゃない」見城徹/藤田晋(講談社)新年度、まずこれを読んでスタートした【書評・仕事・ワークスタイル】

【ブログ新規追加313回】

新年度、はじめの仕事は、一番やりたくない役所での打ち合わせ。朝8時30分開いてすぐの市役所へ出向く。

毎日の営業仕事でも、一番困難な案件、嫌いな(お互いにかも・笑)客先は、朝一番で伺う。これが、わたし流「仕事の流儀」なのだ。

朝なら、誰でも話をすんなりいかせるよう配慮の塊になっている。一番、WIN-WINの関係に持ち込みやすい。

そして、昨年の自粛からの活動停止を考えれば、こうして何不自由なく仕事に出られることに感謝しかない。

ああ~ありがたや、ありがたや(笑)

で、こんな新年度にピッタリな書籍の紹介をしておこう。

憂鬱でなければ、仕事じゃない』見城徹・藤田晋 (講談社+α文庫)

見城 徹 (著), 藤田 晋 (著)

● 書籍概要

小さなことにくよくよしないで、大きな仕事ができるわけがない。

「極端」こそわが命。憂鬱なことが三つ以上ないと不安になる見城徹氏。

たぎる情熱をクールなオブラートに包んで激しくスウイングする藤田晋氏。

ふたつの魂が交錯した瞬間、とてつもないビジネスマンの聖書が誕生した。

何が大切で、何が無駄か?あなたの臓腑をえぐる35の言葉。

● 簡単レビュー

幻冬舎を立ち上げた見城徹氏とサイバーエージェント社長の藤田晋氏の共著。9年前の刊行。

当時はブラック企業という言葉が流行っていた。未払い残業代や長時間労働が社会問題になっているが、著者の仕事に対する使命感、責任感に圧倒される。

経営者と労働者では価値観が全く異なるが、労働者としても経営者の視点を理解し、これに近づく努力をすることが、より良い仕事をするための一つの手段だろう。

もくじ

第一章 人としての基本

第二章 自分を鍛える

第三章 人心を掴む

第四章 人を動かす

第五章 勝に行く

第六章 成功への動機付け

                   ★

多くの異論を巻き起こした本書。それは、成功者ゆえの強い姿勢が、最も苦手な=嫌いな当時のゆるい若者層から沸き起こった異論だったのだった。例えば、「タイトルがねえ・・・」とか、「何、気取ってんだか!」とか。

そんな一部の非難ともいえるブーイングをよそに、本書はその年のベストセラーに駆け上がった。推定部数19万部。

さて、2021年の今、コロナの影響が大きく仕事観を変えたのは周知の通り。

今後6~7年の間には、真新しい仕事の「出現」が頻繁に起こるだろうと言われている。そう、
Uber Eats
のような仕事がね。

今の仕事の半分も現存しないのではないか?とも言われている。

では、今までの仕事の流儀はもう、通用しないのか?使えないのであろうか?わたしは、そうは思わない。

一切の仕事に通じるメンタルや流儀は、生き残るものだと考えている。

                  ★

この書籍の中で、大変、同感し、共感した場面がある。それは、第一章「人としての基本」の中にある。

見城氏は大変約束に固い男だ。以前、幻冬舎の入っているビルに勤める清掃の女性から「永遠の仔」上巻を読んだと、声をかけられた。その女性は、はつらつと、こう言い放った。

「面白くて一気に読んじゃったわ。下巻も必ず買いに行きますよ!」と。

それを聞いた見城氏。「おお~有難い。でも、もう買わなくていいんだ。こちらから下巻を贈るよ!」と言い、その場で、清掃の女性の名前、住所を聞き、メモり、その足で書店へ行き購入。すぐに郵送で送ったのだ。

見城氏にしてみれば、直接本の感想を下さり、その場で下巻を買って頂けると聞いた。それがファンの信情だから、その急所に答えなければ!と全力で「コト」に当たる。

清掃の女性からしてみれば、「ビジネストーク」だと思っていた見城氏からのまさかの献本がサイン入りで速攻に届く。

どうだろうか。相手の信情を捉えて、相手の気持ちを引き寄せるのには、本書の中に度々登場する「小さなことにくよくよしろ!」こういった気持ちがなければ、小さな約束など吹っ飛んでしまう。

朝、起きた時に「憂鬱になることがら」が最低2~3個なければいけないと見城氏は言う。要するに「戦いがい」をひたすらに求める熱き信条の持ち主なのだ。

先の清掃の女性への速攻の献本への行動は真似したいベストな仕事の流儀だろう。

これは、「面倒を後回しにしない、すぐにやる」という一連の行動にほかならない。

冒頭のこの第一章に感動してしまい再再・再読中。

「言ったことは必ずやる」これでしか信用は築けない。


★2025年3月31日更新 春休みラストは中津川でディ・キャンプ~誕生日を祝ってもらいました♪【山/キャンプ・ディキャンプ】

【ブログ新規追加312回】

WEB画像を拝借

一週間の春休暇も今日で終わり。

ささやかながら、わたしの誕生日を祝うディキャンプに出掛けた。

夫は、ボーイスカウト出身で、かまどを作ったりしようか?と。

わたしもガールスカウトみたいなディキャンプがしたかったので、その案に乗った。

場所は、毎月仕事で訪れる神奈川県愛甲郡愛川町の中津川。

愛川町は、県内でも珍しい無料のフリーサイトキャンプ場が6ヵ所ほど中津川流域に点在している。

キャンプサイトに車で直接降りるのだが、昔ながらの農道をゆっくりと、路肩に脱輪しないように進む。

すぐに河川敷の降り口に到達。朝、月末処理で銀行回りをしてから向かったので、すでに11時過ぎ。キャンプの車が20-台ほど並んでテントを張っていた。

慌てず、河川敷ではなく、真ん中の芝生サイトに陣を取る。

そこから速攻のテント張り。

今日は焚火だけでご飯を作ろうと、メインの焚火台とトライポットの2点を用意した。トライポットは、「ああ~キャンプをしてるなあ」と、感じる超上級アイテムだ。これでまずはお湯を沸かす。

今日の燃料は木炭。直火は基本的にNG。土を焼いてしまえば元には戻らない。 だから、あえてかまどは作って、その中に調理器具のステンレス蒸し器と油のポットで簡単な焚火台を自作した。

かまどを組んで、雑木などを拾い火種を用意した。石ころを組んだだけでもブッシュクラフトっぽくて楽しい♪

(だけど、実際は木で何にも作ってないのよ。次回は薪屋で、スウェーデントーチを用意してみたいな・願望)

メインの焚火台をスタンバイ(着火剤と木炭で火を起こす)

今日は、黒毛和牛(産地忘れた)サーロインを買い、ミディアムレアに挑戦(笑)付け合わせはポテトと2色パプリカ。

冗談みたいに美味しかった。

(ソーセージ、ベーコン、野菜、チョコレートパンを焼き誕生日祝う)→ベーコンでカルボナーラを作る→夫がコーヒーを淹れる(フレンチpressで淹れたコーヒーは抜群の美味しさ)

このキャンプサイトは24時間開放だそうだ。どうでりでソロの男性キャンパーとかが、ゆっくりと、河川敷で読書や日光浴なんかをしていた。

家から正味1時間ぐらいのここは、泊まる?とかせず家でゆっくりしようと、冷たいビールを買い込んで帰ってきた。

まず、一杯。

おめでとう!と、自分に言ってあげた。

こんな、自然の中で祝う誕生日もいいもんだね。

誕生日のお花は、河川敷に咲くタンポポ。お腹一杯食べて、川風に吹かれていたら、風鈴の音が聞こえてきた。

カメラで最大Zoomしてみたら、鮎釣りのお店のよう。それはたくさんの手作り?みたいな不思議な形の風鈴が軒をなして揺れていた。

さて、明日から2021年度。

しっかり仕事中心で頑張ろう。

今日はもう少し呑むとする(笑)

あえて遠くへでかけない休暇を過ごす~今、自分に必要な栄養や思考を積み上げる【写真で綴る旅・安近短】

【ブログ新規追加311回】

赤毛のアン」の名セリフ。

「果てしない未来と、果てしない不安。甘いお菓子が必要だ」と。(アンの青春より)

今の自分に必要な考えやモノがちゃんと表現されている。

今のわたしもこんな心境だ。

ちょうど、この春の彼岸に重なった年度末の休暇もあと1日。

別段、何にもしていなかったけれど丸一年働いた身体へのいい休息となった。

今までは、年度末の仕事が終わったら、「京都」や「神戸」に小さい旅をしようと2月中から予定を立てたりしてたっけ。

コロナのせいで、いつの間にかそういったイベントもすっかり忘れた。

ひたすら仕事に没頭して日々を過ごしてしまった。だって、第四波?が来たら、仕事ストップとか充分考えられる状況だから。

真面目にコロナに向き合ってきた一年だった。

今日もお役人の不祥事がまたまた報道されている。「馬鹿じゃなかろうか!」と思う。

(自分は感染しない!とでも考えてるんかな。厚生労働省の大量飲み会。タダ酒に群がり深夜まで大騒ぎだと。ほんと嘆かわしい。)

普段は、他人の批評などまったく書かないのだけれど(怒)

                  ☆彡

緊急事態宣言も解除されて、どこかへ行かなくてはいけない!っというわけじゃない。

もっと身近所で楽しもうと決めたら、気持ちがスッキリした。

日頃、本は読み過ぎなくらいなので、あえて本は読まないし、探さない。ネットにもあまり触れずに、とにかく、疲れた身体のあらゆるところに気を配って休みを過ごしたんだ

休みはじめたら2〜3日過ぎて、やっと眼精疲労が抜け、長距離運転でこわばった肩や腱鞘炎ぎみの腕や指の痛みも取れ始めてきた。

で、近所の土手に満開の桜を見に入ったり、今日も車で20分の小さな森でディ・キャンプをして外飯を楽しんでいる。

浅川土手の桜

何もしたくないという日は、多分私の場合1年365日中、1日もないんじゃないかな。

万年、アクティブ路線めいっぱいで毎日を過ごしてきた。

ただ、加齢の淵を歩いている感じで、年々無理が効かない状態になってきたなと、つくづく感じている。


太極拳や合気道、ヨガなどといった東洋の動きは意識を使うことによって強い気を出すことができる。

この間、太極拳で習った「不老拳」を使い、気功で意識革命するのも良いかも。

自分をよりよく見つめて、思考のコントロールをしていかなければと考える。

小宮公園②

さて、明日の休暇最終日も楽しく悔いなく過ごそうっと。 あっと、甘いお菓子を用意しなくちゃ(笑)

新鮮さを求めて止まないわたし~春野菜や小物で春を取り入れる【健康・春爛漫効果】

【新規追加310回】

いよいよ、春本番の4月目前。初旬はまだ、三寒四温寒が戻って来る場合もある。

 そこで今回は冒頭に貴重な野菜の効果を、「体を温める」「冷やす」「どちらでもない」の3点に的を絞り、野菜の温活ガイドをしてみた。体を温めたくて野菜を欲している人は健康のためぜひ参考にして料理してみよう。

● 冷やさない野菜ガイド

体を温める野菜(薬味に使う野菜・ハーブなど) いつもの料理に加えてぽかぽか!

※ スパイスカレーは食べる薬膳と言われるほど身体の代謝を助ける。以前のスパイスカレー記事を添付しておこう。

業務スーパーで揃えたスパイスでコク旨チキンカレーを作る【健康・糖質制限】→https://www.aylife.site/post-981

おもな野菜
長ねぎ、タマネギ、ニラ、にんにく、唐辛子、青じそ、パセリ、パクチー、バジル、ローズマリー、カボチャ、カブ、菜の花

体を冷やす野菜(おもにナス科・ウリ科の野菜・葉野菜・根菜・山菜など) 発酵、干す、加熱でOK!

※ 春の味覚、山菜は身体を冷やす食材。今回はじめて知った。味噌汁や鍋、またフキ味噌のような薬味で使うのが一番だそう。

おもな野菜
トマト、キュウリ、ナス、ゴーヤー、レタス、ほうれん草、小松菜、大根レンコン、ゴボウ、たけのこ、みょうが、ゼンマイ

体を冷やしも温めもしない野菜 アツアツで食べれば体が温か!

おもな野菜
キャベツ、ニンジン、ピーマン、トウモロコシ、ブロッコリー、枝豆、白菜、青梗菜シイタケ、えのきだけ、じゃがいも、さつまいも、やまいも、さといもなど。

というワケで、タイトルの「新鮮さを求める」というフレーズに春を連想してくれたらうれしいな。

 ともかく、手っ取り早く春という名のフレッシュな勢いを生活に取り入れるなら、まずは野菜から書いてみたのだ。

野菜ではパッとしない場合は、身の回りの小物はどう?

たとえば1つだけ、洋服でも靴でも 、アクセサリーやバッグ・食器でも、どこかに出かける時にエイ!っと自分を押し上げる武器になる、色の応援を取り入れよう。

いつもより華やかな色。

わたしは、4月1日から使う首元のシフォンスカーフ(ブルー&イエロー)を買った。

素材も薄くて軽~い物が春らしい。間違いなくアンチエイジング力に磨きがかかるよ(笑)

 お皿やグラスも薄くて、口当たりの良い物に変えるとかいいかも。

太くて重い物や分厚い物からの脱却をまず、1点から取り入れる生活がおススメ。

 こんな小さな身の回りの変化が新鮮さを求める気持ちに拍車をかけることは間違いないだろう。

★2025年3月28日更新 毎日ブログを更新する本当の理由【紙上講座・ブログ更新の効用】

【ブログ更新309回】

毎年、3月最終の1週間、わたしは春休みを取る。年度末の仕事をキッチリ納め、来たる新年度に向けての準備と、身体のメンテナンス(健康診断や歯科などに行く)をしてきた。

要するに「ご自愛」を与える大事な期間。そして、31日の誕生日を終えたら、改めて新しく人生をスタートをするのだ。

なんて、区切りがいいのだろう。たとえ己の異動や卒業などの節目がなくても、平凡な毎日を誕生日と同時にリ・ニューアルできる。

今週、休みになってから、毎日のように春爛漫の山城や公園を歩き、花や自然の写真を撮り、美術館へ行き、古今東西の絵画やさまざまな作品に触れて、知性と教養を磨いてきた(笑)

あとは、わたしの趣味であるトレッキングや夫の趣味であるキャンプギアを買い求めたり毎日なんだかんだと忙しい(笑)

毎日の流れて行く時間を堰き止める「ブログ」の効用とは

それでも毎日、どんどん流れていってしまう自分の大切な時間。

その時間を堰き止めるような有意義なものにしたい!と思い、まずは自己表現の場として始めたのがこのブログだ。

わたしのコンセプトは、物事の本質を誰にでもわかる簡単な文章で明らかにしながら、自分と周辺の体験やエピソードでエッセイを紡いで行く。

ありふれた日常も、こんなに色鮮やかなものになる!と言いたいがため。

そして、最終的には文筆家として生きていくための「修行の場」にしたい、という考えのものだ。

つまり、文章を書くことで物事の本質に少しでも近づき、日々めくるめく変わっていく自分の心境を綴ると、頭の中を整理し次のステージへと前進していけるんだ。

このブログは、「残しておくために書く」のではなく、ある意味「忘れるために書く」ブログとも言える。

人間の心は くるくる変わってしまうもので、一つの考えにも数多くの選択があり、一瞬一瞬にどんどん心の中も様変わりしてしまう。

それは、膨大な情報からだったり、ささいな他人の言葉からだったり、煩雑な判断で自分を見失ってしまうのは簡単なんだな~と50年以上も生きてきて、今さらながらしみじみ感じている。

だから、一瞬、一瞬を書き残しておきたいのだ。

ブログはわたしの場合、外付けの頭脳のようなもの

溜まった情報や自分の歴史、人生の目標、今日明日為すべき事などを、たった1つの頭でぐるぐると考えていると、何が何だかわからなくなっちゃう。

そこで、自分の思い描く、叶えたい事や目標などを書き留めて定期的に目に触れるようにするのが大事だ。

書き出す行為はとても効果的で、続けると良い習慣に変わる。

もちろん目標が具体的であればあるほど、その願いは叶いやすくなる。

その願いを、ブログというツールの中でストーリーに落とし込むと、不思議なくらい、自分の人生がドラマティックに動き出す!

これが、毎日更新するブログのマジック。稼ぐだけじゃない「叶える」ブログなのだ。

わたしはエッセイの形をとりながらストーリー性を持ったブログに仕上げていくことで、どんどん叶えたいことは叶ってしまっていると感じている。

と、日々、夢を叶えるブログを更新中。


森を愛するこころ~ボタニカルライフ⑩【植物エッセイ】

【ブログ新規追加308回】

満開の桜を見逃すまい!と、朝からわたしの住む街の森(都立公園)にも人出がわんさか。

3月31日までは、コロナ禍で公園駐車場の閉鎖が続くが、徒歩や自転車とか、近隣の方々だろう、みんなお弁当持ちで出かけている。

わたしも散歩がてら、森を一回りしてきた。森に一歩入ると、しんと静寂な中、数々の野鳥のさえずりが響き渡る空間。

なんとも贅沢極まりない日常だ。

                 ☆彡

森を愛する理由

森の最も気に入っている点は、都内有数のバードウオッチングの聖地であるだけでなく、とても珍しい山野草が見られるところだ。

毎年4月上旬から咲き始める山野草たちに出会えるのが、今、一番の楽しみ。

今朝は、可憐なピンクと白のイカリソウを山野草園で見てきた。

また、森(公園)のランドスケープデザインも良く、古い枕木を使った足に優しい木道が森の中に張めぐらされ、そういった部分もとても質の高い公園設備ではないだろうか?と、思う。

雑木林を抜け山を登ると、丘陵の頂上には小規模だがフィールドアスレチックや畑などもあり、広々とした原っぱから里山を下ると、深い雑木林の森が延々と続いているのだ。

それは公園を整備する前からある加住丘陵の一角で、起伏の激しい谷間を何本も有する小さな森なのである。

冬には落葉の絨毯ができて、春に芽吹き、夏には蜩などセミの大合唱が響き、秋の紅葉も見事なものだ。

この森には生命の息吹を感じさせる何かが未だに存在する。

その中を夫と散策しながら季節を目一杯全身で受け取る。

何気ない会話のひとときが宝物のように感じられる。

                  ☆彡

● 森と自然環境保全のはなし

 森は 二酸化炭素の吸収源であり自然の代謝も担っている。

また水質の浄化や洪水、渇水などを緩和して土砂の流出や崩壊を防止するという非常に大事な役目があり、季節ごとに江戸の昔から、ふもとの弁天池ではその祭りがとり行われている。

一方、今では地球温暖化の影響で世界的規模の様々な影響から森は失われつつある事も事実である。

ある意味、森はあらゆる環境問題の重要度や深刻度を示す指標となるものであろう。

自然の保護とか言っても、ではどこから?何から?手をつけていけばいいのか?

わたしは日ごろ、出版社に勤務している。

主に紙の書籍を営業販売して歩いているわけで、現在の出版不況は嘆かわしいものだが、森林保護などの環境配慮に対する姿勢は最大限共有して、仕事上のペーパーレスなど微量だが貢献している。

2004年、ノーベル平和賞受賞、世界的環境擁 護者の故ワンガリ・マータイ氏のもったいない精神を見習いたいものだ。

何事にもバランスがとても大切。

やり過ぎれば、どこかが歪む。

今更ながらウイン・ウインの関係を環境にも当てはめて、美しく生きてゆきたい。

★2025年3月26日更新 幸福の素はこの3つ!~「精神科医が見つけた3つの幸福」miniレビュー【書評・文化】

【ブログ新規追加307回】

今月、読んだ書籍の中で一番勉強になり、心に伝わった一書だ。

幸せには脳内ホルモンが必須だ。それも3つ。

この3つを知り、常に意識して暮らせるようになると、無用な不安や焦り、他人との比較に悩む必要がなくなるのだそうだ。

精神科医が見つけた3つの幸福』樺澤紫苑・著

【書籍概要】

これは「幸福論」ではなく、初めての「幸福の実用書」である。
「幸福」の元素とは、実は「脳内物質」だった!(樺沢氏の研究発見した理論)

コロナ禍、人生100年時代、AI化、スマホ依存など、目に見えない恐怖、 現代のあらゆる問題を1冊で解決すべく書かれた渾身の一書!

簡単にできる習慣だけ! 最新データとエビデンスをもとに、人生を充実させる方法を具体的にわかりやすく教えるまったく新しい本である。

もくじ(抜粋)

・なぜ5分に1回スマホをチェックする人は、健康、仕事、人間関係のすべてを失うのか?
・朝散歩するだけで人生が変わるこれだけの理由
・「成功」イコール「幸福」の時代は終わった!
・すべての課題を解決する「幸せの3段重理論」とは

~今、再び自分の「幸福観」を見直すチャンス到来!

                  ★

さっそく、「3つの幸福」脳内物質を紹介しよう。

セロトニン的幸福

セロトニン的幸福とは、ひとことで言うと「心と身体の健康」の幸福を意味する。

「体調がいい」「気分がいい」「清々しい」「爽やか」など、日々の生活の基盤となる幸福の総称。

セロトニン的幸福とは、健康で気分がいいなど、一見すると「当たり前」と感じるような幸福である。

要するに、いかにストレスの少ない環境(仕事・家族・知人等の人脈)を持てるかが鍵となる幸福物質成分だ。

オキシトシン的幸福

オキシトシン的幸福とは、ひとことで言うと「つながりによる幸福」である。

他者との交流、関係によって生まれる幸福を感じるとき、脳内ではオキシトシンが盛んに分泌されている。

夫婦関係、パートナーシップ、親子関係、スキンシップによる安心感、幸福感。

友人や仲間との連帯感、信頼感、一体感や、コミュニケーションによる楽しさ、コミュニティへの帰属意識。

SNSの運用も重要なポイントだろう。見ず知らずの人とWEBを介して交流できる。要するに、実際のコミュニケーションで、会って失敗したくない人に最適なツールだ。

対比させてみよう。自分一人で感じるのがセロトニン的幸福だとすると、誰かと一緒にいて「楽しい」「安らぐ」「癒される」と感じるのがオキシトシン的幸福である。

ドーパミン的幸福

ドーパミン的幸福とは、ひとことで言うと「成功」「達成」の幸福と総称される。

ドーパミンは脳を高ぶらせる作用が強い。それゆえドーパミン的幸福には「高揚感」が伴う。

そして、ドーパミン的幸福を得るためには、努力や行動といった「対価」が必要になる。

セロトニン的幸福やオキシトシン的幸福は「静かな幸福」であるのに対して、ドーパミン的幸福は高揚感が激しく、それ自体が幸福だと感じるものだ。

だからこそ、多くの人はドーパミン的幸福こそが「幸福」と考え、そこを目指すのである。

お金、財産、富、仕事での成功、目標達成、地位や名誉などの社会的成功、学び、物欲、承認欲求、食欲、金銭欲など。

ドーパミンは我々の「モチベーション」「やる気」の源であり、ドーパミンが出るからこそ頑張ることができ、結果として自己成長にも繋がる。

しかし、ドーパミンに関しては危険な一面もある。

それは「依存性」が高い物質成分ゆえの「もっと!もっと!」と、高みを目指して自分の脳内にどんどん要求するといった、危険な側面がある。

ここで、わたしの体験を書いた以前のブログを添付しておこう。

闘わない生き方」→http://lifetour.blog.jp/archives/1030095691.html 2018年5月

※ 12年前に、脳出血を発症した時、わたしのアドレナリン中毒の疑いが発覚したのだ。その時の主治医の処置や、それからのわたしの来し方などをまとめて書いた記事となっている。記事の巻末には「アドレナリン中毒セルフチェック」も入れてあるよ(笑)

というわけで、3つの脳内成分(セロトニン・オキシトシン・ドーパミン)が幸福度をアップするのだという研究結果の書籍の紹介をした。

最後に。

3つの脳内成分の云々をリンクしておく。ぜひ、興味のある脳内物質をひも解いてみよう!

セロトニン→https://www.minamitohoku.or.jp/information/minamitouhoku/201411/nav

オキシトシン→https://www.terumozaidan.or.jp/labo/class/s2_11/interview02.html

ドーパミン→https://ja.wikipedia.org/wiki/

※ セロトニンは安心ホルモン、オキシトシンは幸せホルモン、ドーパミンはやる気ホルモンと、覚えておくといい。

運動、食事や睡眠など、基礎的な部分を補強するのが一番かも。

戦国山城・滝山城/国史跡・続日本100名城/桜舞い散る名城~500歳を祝う【山・山城②】

【ブログ新規追加306回】

滝山城のいわれ

昭和26年、国史跡の認定を受けた滝山城跡は、中世城郭の最高傑作と言われ続けてきた。その理由は、空堀、土塁、馬出しなどの遺構が現在でも極めて良好なものだからなのだ。

1521年頃、多摩地域一帯を治めていた大石氏により、築城されたと伝えられている。2021年、今年で満500年だそうだ。

後に小田原から勢力を広げて行った北条氏照氏(北条家三代目の三男 )が城主となり主城に収まった。


この頃から滝山城は、北関東への進攻拠点及び、甲斐の武田氏に備える砦としての役割を全うする。城を継承した北条氏照の元で大拡張が繰り返されたのだ。

こうして築き上げられた滝山城は、北を多摩川、南を谷地川に挟まれた東西900mに及ぶ山城となり、平山城としては日本最大級の広さを誇るまでになった。

滝山城の最大の特徴は、その複雑な地形を巧みに活かして構築された縄張りの作り方だ。曲輪、土塁、虎口、馬出し、堀などの縄張り跡が現在も残る。

北条氏照の築城能力の高さが伺える山城だ。1569年頃、武田信玄率いる2万の軍勢からの猛攻を、わずか3千で守り抜いたのである。

戦国屈指の堅城だ。

※ 滝山三城・・・滝山城高月城根小屋城と、この三城を指す。

                ★

年度末の仕事があと2つとなった、23日、朝から絶好の晴天に恵まれた。「これは仕事の前に滝山城跡へ登ろう!」と、朝からソワソワとトレッキングの準備をした。

2020年度の仕事を無事故で終われる喜びと、桜の名所でもある滝山城跡へ登れる嬉しさでテンションが上がる。家からたった15分で得られる至福とも言い換えられる(笑)

今年は、桜の開花がとても早く、気持ちばかりが焦る。

3月に入り曇天、雨が続いたが23日の晴れ渡った日には、朝9時には滝山城跡入口の駐車場(20台程度・無料)があっという間に満車。

                ★

では、写真で追っていこう。

竹林の勾配がきつい山道を登っていく。三の丸~二の丸(千畳敷)~中丸(旧滝山荘と展望台)~本丸へと続く引橋まで。

見事な引橋を渡って本丸へ。

東京都の西端は加住丘陵地域に残る中世の山城、滝山城跡。

500歳おめでとう。




この一年、髪を伸ばしてみた~新年度はバッサリと切るか?もっと伸ばすか?悩んでいる【健康・髪の話】

【ブログ新規追加305回】

昨年の3月末。新型コロナウイルス感染防止対策からの自粛。その上、緊急事態宣言という異例の発令がなされるという、かつてない深刻な状況の中にいた。

何が、深刻なのか?

それは、仕事に出られなくなる!という事態が深刻なのだ。「時間」と「お金」の問題が頭の中を駆けめぐった。

空いた時間をどう過ごそうか・・・お給料の減少から、今までの暮らしを見直し、立て直しを否が応で迫られたのだ。

どこまで行っても、「仕事」と「お金」は生きている限りわたしについて回る。

で、そんな時に、ちょっとだけ面白いことを思いついた。どうってことないのだけれど。

この一年、髪を伸ばしてみよう~ これだった。期間はコロナが止む迄。

                 ★

それまでの30年以上の間、常に首までのボブスタイルにいつも、切りそろえていた髪。もう、ヘアスタイルを考えなくても良くて、実際は、洗うのも乾かすのもすべてが「時短」でできる。

首までのボブスタイルは好都合だった。

しかしそれも、50代前半まで。段々、髪の毛のボリュームが減り、髪の元気をつけるような育毛要素の高いシャンプーをせっせ!と使う自分へと変化してきた。

髪の意外と知らない知識なんかをひも解くと、「頭皮から出た髪はすでに死骸」「薄いと気づいたらすでに髪は全体の50%」とか、マイナスイメージの知識が多く、知っていればそれはそれでいいのだけど、無理に詰め込まなくてもいいかなと。

資料先→http://www.orchestra-hair.com/staffs/entry8076.html【えっッ!!!】意外と知らない髪の話

それじゃあ、髪の減少し始める前に、二度とないロングヘアに挑戦しよう!と決めた。

               ★

思えば25歳ぐらいまで、わたしはロングヘアの持ち主だった。

出産を機に首までのボブスタイルに落ち着いたのだ。あれから33年。実際、髪が伸び始めて、頬にかかる時、微妙な女らしい仕草が蘇ってきてちょっと新鮮だったり。

一昨日、偶然TVで見かけた、漫画家安野モヨコさんの栗色ロングヘアも素敵♡♡♡。

そうね。サングラスみたいな感じ。「自分を守る空気を纏う」と表現できる。なかなかいいじゃない。

実は、髪を伸ばすのには「あるやりたいことがら」ができたから。

その「やりたいことがら」は、また、そのうちにブログに書くだろう。

ただその前に、何でも捨てたくなる「捨て魔」のわたしが、どこまでこのロングヘアへの道を貫けるのか・・・今、一年経って、少し背中に触るぐらいに伸びた髪。

夫にバックスタイルを写真に撮ってもらった。それが、もうびっくりの後ろ姿。

わたしは白髪染めは自分でやっているのだが、まだら~まだらになっていた。そして右の頭頂のつむじ付近が薄く見えてなんだか寂しい雰囲気が漂っている。

あんなの見たら、もうね。切るしかないっしょ!

すでにバッサリと切りたくてうずうずしてる(笑)

Xデーは4月1日。

ああ~どうしようかな。幸せな迷いだね。

「世界で一番愛される黒髪ロング」だそう。別にそれは置いといて(笑)

春、まず、おしゃれは髪型からね。

記憶力よりも1冊のノートと1本のペンの方が頼りになる~ノートや手帳をもう一度手元に置きたい【暮らし・ノート術】    

【ブログ新規追加304回】

旅する野帳」って、ご存知?

夫は元SEで徹底したITおたくだが一方で大の文房具フリーク。女子顔負けの可愛いノートや小物を収集している。

そして、目下の課題は、この「旅する野帳」を手に入れることだ(だいたい400円前後だった/amazonでも各種豊富に売っている)

売っている場所は押さえてある(笑)

後は買うだけ。

これが、「旅する野帳」KOKUYOから出ているカワイイ商品だ。

資料先→https://www.kokuyo-st.co.jp/mag/Idea/2020/06/000133.html(旅する野帳で手軽にかわいい旅ノート!~旅行解禁、今こそ旅の行動記録、始めてみませんか~

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さて、新年度目前。

先日は大量の名刺を整理して、新たにお付き合いの続く方から順に名刺ホルダーに差し替えたばかり。その間にも、毎日異動のお知らせを頂き、挨拶に伺い、後任の方と名刺交換。

新しい年が始まった。

現在、エアポケットみたいに、ちょっとまとまった春休みを迎えている。その空いた時間を自分の原点を見つめなおすノートでも書いてみようかと思い立った。

今まで、原点らしき事柄や家計簿、自分史になるような記録などB6のノートに書き貯めてきたが、7年前の引っ越しですべて処分した。

もう、記録はいらない!真新しい生活になるんだから・・・。

当時は、そう思って思い切りのよい出発をしたんだ。

昔、音楽教室講師をしていた頃、お世話になっていた先輩は「会社の手帳を入社時からすべて取っておいてあるのよ」と、お宅に行った時にその数十冊の手帳を見せてくれた。

「これはすべて、レッスンの記録や自分のことなど日記がわりになっているから捨てられないの」と。

わたしも真似してみよう!と、数年は真似してみたが、やがて年末に新しい手帳に大事なことは全て書き出して、後はきれいさっぱりと処分するようにスタイルを変えて行った。

私はどうも以前から「モノ」に対する執着が人一倍薄いんだと感じているし、記憶に頼ればいいじゃない!と、生意気にも記録に対する価値を異常なほど、低く見積もっていた。

ともあれ、捨てるという行動が、心の大掃除になっていたのは間違いない。

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だから、ブログを毎日書くという行為も、すべて「頭の中にある記憶」と「外部からの知恵や刺激」で成り立っている。

要するに文章を書くための「ネタ帳」は存在しないのだ。

「ああ~~いい言葉だな」とか「忘れたくないな」とか毎日、そんな場面がかなりあるけれど、そんな言葉や文章もすべて「出会い」だから「一期一会」でいい。

忘れちゃったら、後追いはしないし、未練もないしさ(笑)

そんなきれいサッパリのわたしでも、以前はまだ可愛くキーワードやいい言葉を書き写していた。

しかし、かなりの量があったが、これもすべて捨ててしまった。

その時は、目から鱗が落ちるほど感激したり感動したりした言葉や文章でも、今読み返してみるとそうでもなかったりするから。

たぶん、「鮮度」が落ちたせいだろう。鮮度と感動は表裏一体。

歳を取ったせいか、経験が豊富になったためか、考えにしぶとさ?や思い込みが加わって、今の自分に直接響く言葉などが減ってきたのも関係している。

今までの記録が余り役に立たなくなってきたから、その場の判断でエイ!と捨てるに至った。

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さあ、捨てる話はこれぐらいで終わろう。

今、4月からの一年を、冒頭の「旅する野帳」みたいな独自の思考で作りあげるノートを探している。

なぜこういう時代になって、今またノートや手帳に手書き?と思われるかもしれない。

ネットコミュニティの時代だからこそその縛りから自分を開放し、気持ちを和ませて心を落ち着かせるノートを書いてみることも必要だと考えた。

本当の自分を、ざっくりではなく深く知るための需要なアイテムとして、書いていきたい。

お気に入りのノートを買って、何を書いて行こうかな、考えるだけでも楽しい。

小学生だった頃みたいに新しいノートや手帳にワクワクしたい。たとえ、プチプライス!安いものでも自分あやしになること請け合いだ。

また、自問自答し自分対話できるノートの利点を活かして、自分の考えや社会人としての考え方など、どんどん書くことで文章の「基礎力」も身に着けて行くこともできるだろう。

知恵の集約としてのノートづくりはイノベーションのこの時代、何よりおすすめのアクションかもしれない。 けど、ある日、全部捨てるかも(笑)