「西湖・福住オートキャンプ場 山梨県」波のない靜かな湖畔の小さなキャンプ場【風景・オートキャンプ】

【ブログ新規追加544回】

富士五湖のひとつ、西湖の超穴場ともいえる小さな湖畔のオートキャンプ場に行ってきた。

緊急事態宣言が明けた現在、関東近郊のキャンプ場はどこも予約でいっぱい。

キャンプブームかあ・・・。

それでもスノーピーク社長の記事によれば、今年2021年は、全人口の約7%がキャンプやそれに伴うアウトドアを趣味にしているという統計があると。

たった7%!少ないじゃん!と思ったら、流行しているかどうか?の目安は全人口の3%だというのだ。

だから、すでに7%をさらに超えるブームならば流行間違いなしってわけ。

何が、言いたいのかと言えば、キャンプ場の予約が取れない、または、取れにくいのだ。

そういった時、わたしが良く取る方法は「予約なし」で利用できるキャンプ場を選び攻略するのである。

その攻略の絶対的なポイントは「早く行く」これしかない(笑)

誰よりも早く現地に着くことだ。あとはキャンプ場の指示を待てばいい。キャンプ場にもよるが、先着順でどんどん入るところもあれば、渋滞対策で順番のチケットを指定時間に配布するとことろもあるそうだ。

で、昨日わたし達が利用した「西湖 福住オートキャンプ」(デイキャンプで利用時間は17時まで・注;湖畔から富士山は見えない)は、な~んの縛りもなく、ただ好きな時間に行って、適当な場所が空いてれば、そこに車を停めてキャンプをするだけだ。

管理人さんが、お昼ごろ湖畔のテントやタープなど設営場所をグルっと回って「あなたは泊まり?日帰り?」と聞き、その場で集金するシステムだ。

昨日も、その優し気なおじさんは「日帰り?だったら、18時にお帰りで大丈夫よ!」と。

わたしは「えっ?17時じゃないんですか?」と聞き直したら、おじさんは「キャンプ自体は17時までで、撤収はそれからでいいから!」と、優しいお言葉。

要するに夕方の焚火や、暮れなずむ夕日が素晴らしい富士五湖を存分に「堪能」して欲しいという計らいなのかも。妄想が激しいね(笑)

で、実際に昨日は、素晴らしい夕焼けが見られたんだ。おじさん、ありがとう。

料金だが、ディキャンプの場合は(一人700円、車代500円)で1900円支払った。滞在7時間で驚きの安さ。

                ★

明神山から下山後11時に到着した。

河口湖・西湖 の湖北ビューラインという富士山を眺めながらドライブできる道路沿いに「福住オートキャンプ場」はあった。

途中、河口湖「紅葉回廊」の素晴らしい紅葉も眺めながらのドライブは最高!

到着後、湖岸に車2台分ぐらい開いたスペースを見つけてすぐに設営を開始。今回はディキャンプのフル装備を積んできたので設営に少し時間をかけた。

お腹が空き空きで、大きなマルゲリータピザを急いで炭火で焼く。それを頬張りながら段々かたずけが済んで落ち着いた「我が家のにわかリビング」でくつろぐ。

スーパードライのノンアルが美味い(笑)

今日は、ずうっと前に買っておいたダッチオーブンで「かぼちゃの蒸焼き」を作った。

オリーブオイルと岩塩だけの超シンプル料理だ。10分ぐらいでほっくほくの出来上がり。このかぼちゃの蒸し焼きを食べつつ餃子や厚切りカルビを焼いたりドリップコーヒーを淹れたり。

一通り食べたら、待ちに待った「お昼寝」だ。

今日はテントの中にコットをひとつ、厚手のシートと寝袋の寝床をひとつと、二人分の休憩場所を作った。

朝5時に家を出発してからの旅路を思い起こしていたら自然と眠っていた。しかし、驚くほど靜かだ。

キャンプ場のテントは10張りほど。平日だからか、お子さんはまったくいない。ソロのおじさんや、若者。またはカップルか夫婦。

みな、それぞれの好みのギアで設営していた。はじめて「鎌倉天幕」のソロリストやhide out C2の設営風景を見た。 
なんてかっこいいんだろう。

ここは、平日ゆっくりと大人の靜かなキャンプが楽しめる穴場なんだと知った。

で、一時間寝て起きた時、テントの中から撮った写真はこれ↓

ああ~そうだった。湖に来てたんだ。

こんな風に非日常を過ごすのが「大人の休日」なんだろうね。

さて、昨日は皆既月食が夕方16時20分から始まると聞いた。

湖で月食を見られたらいいと願いながら、少し寒くなってきた湖畔を夫とぶらぶら歩く。椅子とランタンを持って移動した。

月食は湖畔からは見られなかった。しかし、燃えるような夕日を見ることができて満足しながら撤収。無事に帰宅した。

一日中、自然の中に身を置くと、小さな悩みはほぼ消滅する。

そして、心の底から活力が沸き上がってくるんだ。

自然の力を借りながらしなやかに生きて行こうと思った「秋ディキャンプ」の話。