棘のないバラ「モッコウバラ」~昨日の雨に打たれるも満開~ボタニカル・ライフ⑫【植物・モッコウバラ】

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モッコウバラは棘のない優しい茨(ばら)だ。

皇室におかれましては「眞子さま」のお印となった。

※ お印とは・・・日本皇族が身の回りの品などに用いる徽章シンボルマーク

民間人の小室圭さんとのご婚約から今日までご困難が絶えない中、どことなく儚く、清廉さを常に失わないお姿に、「お印通りのお人柄」を感ぜざるを得ない。

モッコウバラは文字通り、「茨」を表す。しかし、棘を持たないその様相は不思議なほど、優しい樹木の花だ。

どうか、お幸せになって欲しいと願う。

他、皇族の方々のお印に興味があり調べてみた。

  • 上皇さま:えい(文字)
  • 上皇后さま:白樺しらかば
  • 天皇陛下:あずさ 
  • 皇后陛下:ハマナス
  • 愛子さま:ゴヨウツツジ
  • 皇嗣殿下:つが 
  • 皇嗣妃殿下:檜扇菖蒲ひおうぎあやめ
  • 眞子さま:木香茨もっこうばら
  • 佳子さま:ゆうな 
  • 悠仁さま:高野槇こうやまき
  • 常陸宮正仁親王殿下:黄心樹おがたま
  • 常陸宮華子さま:石南花しゃくなげ
  • 三笠宮百合子さま:桐
  • 寬仁親王妃信子さま:花桃
  • 彬子さま:雪
  • 瑶子さま:星
  • 高円宮憲仁親王妃久子さま:扇
  • 承子さま:はぎ 
  • 明治天皇:えい(文字)
  • 昭憲皇太后:若葉
  • 大正天皇:じゅ(文字)
  • 貞明皇后:藤
  • 昭和天皇:若竹
  • 香淳皇后:桃
  • 秩父宮雍仁親王:若松
  • 勢津子妃:菊
  • 高松宮宣仁親王:若梅
  • 喜久子妃:撫子なでしこ
  • 三笠宮崇仁親王:若杉
  • 寬仁親王:かしわ 
  • 桂宮宜仁親王:桂
  • 高円宮憲仁親王:ひいらき 
  • 紀宮清子さま:未草ひつじぐさ
  • 高円宮典子さま:らん 
  • 高円宮絢子さま:くず  ※資料先→https://tsumugu.yomiuri.co.jp/learn/【ボンボニエールの物語vol-20】

植物を大切にされる皇族の方々。みな、ご自分のお印を、そりゃあ、大切にされているのであろう。

一般庶民のわたしも、自分だけの印を考えてみよう。

その花を生涯愛し、慈しみ続けて行ける・・・素敵かもしれない。

★2024年4月8日更新 今年もワダソウに出会えた~ボタニカルライフ⑪【植物・ワダソウ】

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スマホで撮ったワダソウ。

今年もワダソウ(和田草)に出会えた。

毎年、Xデーは4月10日あたり。

しかし、今年の花は咲き始めがみ~んな早い。

昨日、7日は素晴らしいお天気で、朝からソワソワしながら仕事へ行った。

約80Kコース。それでも4時には帰り、急いで家から徒歩5分の「都立小宮公園」に出向いた。

いつもの場所に「あった!」と、山野草ハンターは狂喜乱舞(笑)

ここで、ワダソウの歴史をすこし。

                     ★

1990年代に多摩丘陵での自生が確認されたナデシコ科の多年草。
長野県、和田峠が発祥地。

いずれにしても大変希少な植物なのだが、
都立小宮公園で見ることができる。1㎝にも満たない小さな5枚の
桜みたいな花弁に赤いおしべが1つづ付く。

多摩丘陵では都立小宮公園と高尾山に自生している。

                     ★


カメラではZoomせずに撮る。

朝10時を過ぎると花は閉じてしまうと聞いていたが、今日は午後4時過ぎひっそりと可愛く咲いているところを写真に収められた。

この花を今年も見られて幸せ💛

明日のブログもボタニカルライフを。

「満開の山吹、大根草」を愛でると、題して書こう。

森を愛するこころ~ボタニカルライフ⑩【植物エッセイ】

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満開の桜を見逃すまい!と、朝からわたしの住む街の森(都立公園)にも人出がわんさか。

3月31日までは、コロナ禍で公園駐車場の閉鎖が続くが、徒歩や自転車とか、近隣の方々だろう、みんなお弁当持ちで出かけている。

わたしも散歩がてら、森を一回りしてきた。森に一歩入ると、しんと静寂な中、数々の野鳥のさえずりが響き渡る空間。

なんとも贅沢極まりない日常だ。

                 ☆彡

森を愛する理由

森の最も気に入っている点は、都内有数のバードウオッチングの聖地であるだけでなく、とても珍しい山野草が見られるところだ。

毎年4月上旬から咲き始める山野草たちに出会えるのが、今、一番の楽しみ。

今朝は、可憐なピンクと白のイカリソウを山野草園で見てきた。

また、森(公園)のランドスケープデザインも良く、古い枕木を使った足に優しい木道が森の中に張めぐらされ、そういった部分もとても質の高い公園設備ではないだろうか?と、思う。

雑木林を抜け山を登ると、丘陵の頂上には小規模だがフィールドアスレチックや畑などもあり、広々とした原っぱから里山を下ると、深い雑木林の森が延々と続いているのだ。

それは公園を整備する前からある加住丘陵の一角で、起伏の激しい谷間を何本も有する小さな森なのである。

冬には落葉の絨毯ができて、春に芽吹き、夏には蜩などセミの大合唱が響き、秋の紅葉も見事なものだ。

この森には生命の息吹を感じさせる何かが未だに存在する。

その中を夫と散策しながら季節を目一杯全身で受け取る。

何気ない会話のひとときが宝物のように感じられる。

                  ☆彡

● 森と自然環境保全のはなし

 森は 二酸化炭素の吸収源であり自然の代謝も担っている。

また水質の浄化や洪水、渇水などを緩和して土砂の流出や崩壊を防止するという非常に大事な役目があり、季節ごとに江戸の昔から、ふもとの弁天池ではその祭りがとり行われている。

一方、今では地球温暖化の影響で世界的規模の様々な影響から森は失われつつある事も事実である。

ある意味、森はあらゆる環境問題の重要度や深刻度を示す指標となるものであろう。

自然の保護とか言っても、ではどこから?何から?手をつけていけばいいのか?

わたしは日ごろ、出版社に勤務している。

主に紙の書籍を営業販売して歩いているわけで、現在の出版不況は嘆かわしいものだが、森林保護などの環境配慮に対する姿勢は最大限共有して、仕事上のペーパーレスなど微量だが貢献している。

2004年、ノーベル平和賞受賞、世界的環境擁 護者の故ワンガリ・マータイ氏のもったいない精神を見習いたいものだ。

何事にもバランスがとても大切。

やり過ぎれば、どこかが歪む。

今更ながらウイン・ウインの関係を環境にも当てはめて、美しく生きてゆきたい。

★2025年3月14日更新 高尾梅郷を巡る観梅トレッキング~木下沢特別解放にて / ボタニカルライフ⑨【植物・裏高尾梅郷】

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昨日の春の雨嵐が収まった今日。朝、夫が「高尾に梅を見に行かないと!」と言われ、急いで仕度し高尾目指し、GO!

すごい晴天だからか、JR高尾駅からウォ―キングで高尾山を目指す人が沿道にいっぱい。密だね(怖)

わたしも行くまで知らなかったのが、木下沢の梅林特別解放が8日から始まっていた。9時40分頃、車を沿道に停めて解放時間を待つ列に並ぶ。

ここで、高尾梅郷の情報を書いておこう。

                 ★

毎年3月に裏高尾の旧甲州街道沿いで行われる「高尾梅郷梅まつり」。
今年(2021年)は3月13・14日に開催の予定だったが、残念ながら新型コロナウイルスの影響で中止となった。


一方で、まつり自体はなくなったが、梅まつり実行委員会では3月8日(月)〜21日(日)の期間に、裏高尾に点在する梅林を自由散策する「観梅ウォーク」を開催中。

高尾梅郷へのアクセスは、梅林周辺には駐車場がないので、高尾駅北口から「小仏」行きのバス に乗るか、歩いていくかになる。

※ ただし、木下沢梅郷では、特別解放中のみ沿道に車を停められる(NXSCOの誘導もあり・おおよそ30台・無料)
(高尾山口駅からも「小仏」行きのバスは出ているが本数はかなり限られる)


歩きであれば高尾駅からでも高尾山口駅からでも同じくらいの距離。(約4,5キロ)

高尾山の帰りに高尾山口駅からふらりと寄ってみるのもいいかもしれない。

ただし、木下沢梅林は結構勾配がキツイ。ちょっとした低山だからウォ―キング感覚じゃなくてトレッキング。

登山あとだと、疲れもピークだから、入口の荒井梅林などの低地梅林がおススメ。

【電車+ウォ―キングで目指す例として】
スタートは高尾駅北口。ここから8つの梅林すべてを回って、一番奥の「小仏梅林」まで歩いていく行程。
距離にして4.5kmで、単純に歩くだけだと所要時間はだいたい1時間ですが、いろんな梅林に寄ると1時間30分〜2時間ほどかかる行程になるだろう。

木下沢梅林までの道すがら、ルアーフィッシングのマス釣り場があったり、裏高尾名物「するさしの豆腐」峰尾商店もある。

また、地元取れたて野菜の無人販売スタンドがいくつもある。

魅力的だからと、ついつい買い込んでしまうと荷物になって大変!

と、旧甲州街道をぶらぶら歩きながら、8つの梅林を訪ねるスロウな旅がいい。途中、景信山登山口とかある。高尾から小仏峠を抜け景信山への縦走ができる。

しかし、梅郷を楽しみ尽くすのなら今回は登山はスル―がいい。

梅の見終わりを楽しむ3月。裏高尾の梅は咲き終わりが遅く、かなり長い間楽しめるけれど、登山と合わせるとまず、時間が足りないし、急こう配な道を延々歩くのには閉口するだろう。

いっぺんに済まそうとせず、最高の見頃を迎えた「梅郷」の梅花と香りを楽しもう。

最後に。

高尾梅郷と源氏物語を掛け合わせた以前のブログから。

紅梅♡♡♡源氏物語の香り」→http://lifetour.blog.jp/archives/1052534765.html

              

満開のマグノリアを見る~春告げる白い花の散り際に立ち会う/ ボタニカルライフ⑧ 【植物・コブシの花】

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家からすぐの低山「ひよどり山」のシンボルツリーである「コブシ」の花が満開を迎えた。

コブシとは・・・和名を辛夷といい、学名をマグノリアという。モクレン科モクレン属の高木だ。早春に他の木々に先駆けて白い花を梢いっぱいに咲かせる。(wikipediaより)

北海道から九州、朝鮮半島南部の山地に自生する落葉性の樹木で、高さは大きくなると20mにも達する。 3月中旬頃に葉が出てくる前に6枚の花びらをもった大きくて白い花をたくさん咲かせる。 花には芳香があり、満開時期の枝いっぱいに花を付けた様子は遠目からもよく目立つことから、田園などではシンボルツリーとして重用されている。

                 ★

わさわさと、日常を時間が通り過ぎて行くけど、この春告げる樹木の花を見逃すわけにはいかない!と、昨日朝、仕事に出る前に一目見ておこうとひよどり山へ。

大木が離れて3本ある。一番大きい樹木の傘の下に小人みたいに入る。どんどん散っている花の姿を写真に撮りたかった。

ハラハラと散るその様は、まるで雪が降り注いでいるみたいで印象的。

しかし、散る花を撮りたかったのだけど、ふ~ん、難しい。

樹木の花を撮るのがまだまだ苦手。どこをどう撮ったらいいのかわからなくなる(笑)

そんな時は、写真映りからいったん引いて、花の香りや形を楽しむ。

コブシの花にも薄っすらと、青臭いバナナみたいな香りがある。花そのものより、枝先をチョッとへし折り香ってみる。

少し、埃くさい、青臭さはまさに「春を告げるため」に咲く花の香りだ。

小さなベンチで、散り行くコブシをしばし見届ける。

今日の午後から明日の一日は春の嵐だそうだ。雨と風にやられてしまう。

柔らかな白い花がきれいなうちに見ておきたかった、たった10分間、至福のボタニカルタイムだ。

では、また来年、ここで会おう。

★2024年3月3日更新 雨のロックガーデンでクリスマスローズを愛でる~相模原北公園 / ボタニカルライフ⑦ 【植物・雨の日】

【ブログ新規追加286回】

春嵐の日。身近な岩の庭(ロックガーデン)に咲くクリスマスローズを見てきた。クリスマスローズと言えばあの「うつむいた姿」が好き!可愛い!という人も多い。

クリスマスローズとは・・・別名「ヘレボレス」キンポウゲ科の植物。

ヘレボルスは、キンポウゲ科クリスマスローズ属に分類される植物の総称。ヘレボラスともいう。

「クリスマスローズ」という呼称は、クリスマスのころに開花するヘレボルス・ニゲル だけを指した呼称であるが、日本の園芸市場では、「レンテンローズ」と呼ばれるヘレボルス・オリエンタリス なども「クリスマスローズ」の名前で出回る。

ウィキペディアより

ものすごい風と雨。出ようかどうしようかと思う春の嵐の日。

ただ、せっかく出たのだから、今が旬のクリスマスローズだけでも見て来ようと、あえて雨の日、仕事終わりに相模原北公園に出向いた。

晴れていればなあ・・・とか、花を前に散々思い巡らせたが、なにぜ悪天候。比較的雨のしのげる雑木林の中のロックガーデンを歩きに行ってみた。

ロックガーデンとは・・・ロックガーデン は岩石を配置した庭園のことであり、通常は植物を配置する。

規模は個人の庭から大規模な公園まである。日本では、ロッククライミングの練習場となるような自然の岩石がある場所についてロックガーデンと名付けることがある。

ウィキペディアより

大粒の雨を避けきれなくてずぶ濡れ(泣)それでも、クリスマスローズのうつむきに合わせてしゃがみ込みカメラを向けた。

あまりの風と雨にそのまま帰ろうかと思ったのだが、同じ時期に可愛く咲く、山野草のミスミソウや見頃を過ぎた梅林も歩き、今年もこの場所の花達に会えた幸せを嚙みしめた。

季節の自然の中を歩き回れるのは、たとえ雨でも感激至極。

まさに「一期一会」の出会い。

雨と風の日に行ってよかったのかも。

園芸種のクリスマスローズが、ロックガーデンで大雨に降られながら群生する粗野な姿に感動し、ミスミソウの雨の中、肩を寄せ合って咲く健気な群生に出会えて幸せ。

しかし、わたしもあまのじゃくだね(笑)

● 最後に

※クリスマスローズの花言葉は「いたわり」「追憶」

ミスミソウ(雪割草・三角草)の花言葉は「自信」「信頼」

★ 2024年3月1日更新 節分草 ~ 2・28 やっと出会えた春を告げる山野草/ボタニカルライフ⑥【植物・節分草】

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● 節分草の花言葉・・・ 「気品」「光輝「微笑み」「人間嫌い」

今年の節分草を待ち焦がれていた。

あっという間に過ぎ去る2月最終日。

そのはかない姿をある野山で発見できた。

そこは、表の太陽がほとんど射さない薄暗い山道。

わたしがカメラを向けてあーだ、こーだと格闘していると、横からギャラリーさんが、

「どう?きれいに撮れる?」

「ここはダメでしょ。だって、花が全員別の方向を向いちゃってるんだもの」と。

わたしは、すかさず「そうなんですよね。でも、恥じらいを感じる「ここの節分草」が好きなんですよ」と話すと、苦笑いを返された。

そんな話をしていると、通りがかりのギャラリーさんたちが、「ここの節分草はまったく映えないね」と言い、まるで「被写体としての価値だけ」があるかないかの話して通り去って行く。

きれいに撮れるか?よりも、今年もここで「種の保存」を健気に繰り返すこの春告げ草の役割りに感動するわたし。

俗世間の「映え」とか、一瞬で魅力をわしづかみにするショットがそんなに価値があるの?

わたしには、丸一年じっくりと、この薄暗い森で息を繋ぐ節分草のしぶとさには「映え」なんか、まったく適うものではないなと、密かに価値を置き換えてきた。

節分草で有名な「国営昭和記念公園」「都立野川公園」は節分草の咲く2月は満員御礼。

花が華と化しているその場所には、まったくと言っていいほど、日陰や薄明りが射す場所はない。

可哀想なぐらいに、陽の光を浴びてしまい、早々に散り行く。それは、人の手で操作された現象だ。

はかなさをなぜ、待ちわびないのだろう?

そんなに急かさなくても、スプリングエフェメラルは、草花なのに、まるで勤勉で忠実な人のようにに真面目にきちんと咲くのに。

わたしが、見に行った節分草は「都立片倉城跡公園」でひっそり咲いている。

資料先(山Reco)→https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2222888.html

「映え」を望むのは難しいぐらい、ぽつぽつとささやかに咲いている。

しかし、目を凝らしてよ~く見ていると、無数に咲くその花の小さな蕾が見えてくるのだ。

それは、カメラに納められるものではなく、心に納めるものなんだろう。

大事なものは、簡単には目には見えないようだ。

★2024年2月21日更新 亡き母も愛でていた枝垂れ梅を見に行く~ボタニカル・ライフ⑤【植物・枝垂れ梅】

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枝垂れ梅・・・枝垂れ梅花言葉は柔らかさ、華やかさ。

花言葉:潔白、忠実、高潔、気品、清香、上品な美しさ。

先日、友達から「○○町の枝垂れ梅が咲いたよ」と写真を見せてもらった。

ああ、そうだった。あの見事な枝垂れ梅を今年こそ見に行かなくっちゃって。急いで友達に場所を聞き、日本晴れの今日、絶好のタイミングで鑑賞できた。

この枝垂れ梅は、6年前に亡くなった母も近所の友達と毎年見に行っていた。母は友達と見に行く枝垂れ梅を毎年、それはそれは楽しみにしていた。

枝垂れ梅の鑑賞後は、近所の喫茶店でみんなで淹れ立てコーヒーを味わう。

そんな楽し気な姿を写真に撮ってもらい、遺影にしようと準備をしていたほどだった。

だから、わたしは母の大切な日に割り込んだりはせず、ずっといつかひっそりと枝垂れ梅を見に行こうと思っていた。

しかし、忘れていたんだ。一昨日までは(笑)

で、久しぶりに会った友達からの情報に、急に色めき立ったわけ。持つものはよい友達よね。感謝しています。

個人のお宅の横(敷地内)にある巨木で、周辺には道祖神がまつられている、昔ながらのあぜ道に見事に咲き誇る枝垂れ梅がそびえ立っていた。

枝垂れ梅を一通り撮影した後は、多摩川沿いの土手まで散歩。帰り道には白梅の畑がありここでも撮影。

今でも残る昔ながらのあぜ道には驚くほどの癒しがある。薄紅色の見事な枝垂れ梅や白梅からもむせ返るほどの香りが漂っていた。

髪や服に梅の匂いをまとって、2月19日にオープンしたばかりの近所のMacに立ち寄った。

2階の眺めのいい席でソフトクリームを食べて帰ってきた。

そうそう、枝垂れ梅のそばで、桜の開花も見つけたよ。今年は暖冬で3月18日開花予想の東京だ。

あまりの暖かさにちょっと焦っちゃったかも(笑)

まだ今月は梅を楽しみましょうよ。

今週のボタニカルライフをまとめる~国道16号沿い(神奈川県/相模原市・東京都/福生市;八王子市)にて【植物・ボタニカルライフ④】

【ブログ新規追加262回】

日テレ「沸騰ワード10」浅田真央ちゃんとタケノコ王の自然薯を探すハンター番組を今、見終わった。

沸騰ワード10/ ネイチャーまおちゃんとは?→将来、自給自足生活をしたいと語る国民的アスリート・浅田真央ちゃんが、白子タケノコの量産化で1億稼いだ静岡のタケノコ王に弟子入りする「自給自足生活への道」わたしの数少ない大好きなTV番組。毎回欠かさず観ている

今回も、仲間の山梨のキノコ王と鬼嫁とともに幻の食材「モンスター」を探し険しい山中へ。
古民家での冬支度も体験する。

今回もかなりネイチャーな険しい山にも挑戦し、時給自足を本気で目指す浅田真央ちゃん。今日の成果物は140㎝級のモンスター自然薯を見つけ掘り起こしていた。

いいなあ、子どもの頃、裏山で山芋掘っていた頃を思い出したよ(笑)

● 2月初旬のボタニカルライフをまとめてみた

わたしの今週のボタニカルライフをちょっとまとめてみた。ほとんど、仕事が終わってから午後3時~5時ぐらいの短い時間を充てて、季節の植物や山に触れてきた。

幻ではないけれど、めずらしい品種の山野草が咲きはじめると、例年の開花と今年の開花予想を独自で立てて、仕事に支障のない中での、山野草ハンターとなる時期になった(嬉しい)

その中で、撮りだめた写真を続けて披露して行こう。

① 梅園へ梅を見に行く(2月2日 神奈川県相模原市 相模原北公園)100種100本の梅園はまだまだ、蕾も少ない。ものすごい満開の梅を見に来月また来よう。

(今週のブログのトップに使用した、東電の花壇、北公園のガゼボは省いて紹介する。

帰りの相模原圏央道ICモールコピオ相模原でひと休みする。丹沢大山が美しい。手前に見えるのが丹沢大山。1000m級の低山だが、比較的登りやすい。

過去に一度登った経験がある。名物は丹沢山渓が生んだきれいな水を使う「大山豆腐

少し固く、しっかりとした豆腐は湯豆腐に最適。多摩地域では三和などで手に入る。

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② 福生の仕事先から望む富士山。いつも利用する駐車場から見える雪の富士山を最大Zoomで撮影。(2月4日朝 東京都福生市)

福生市と言えば、米軍基地の街。英語他、他国語で書かれた看板が何キロにも渡る。

毎月2日は仕事で訪れる。

国道16号も航空機を横目に見ながら運転する非日常が味わえる街だ。

③ ひよどり山/153m(2月5日 東京都八王子市)の福寿草を見に行く。

福寿草は典型的なスプリング・エフェメラルであり、春を告げる代表的な山野草だ。

多くは人の手で植えられたものが根づき、毎年その場所で芽吹くのだそう。ごく少数の自生先は遠く、九州、北海道やロシア、アムール川の沿岸など。

低山ハイクの途中で枯れ木を中心に写真を撮るご婦人と出会い、わたしも一緒に美しい枯れ木スポットで写真を撮った。これは新しい試み。もう、楽しくってしょ~がない。

福寿草

雑木林の枯れ木

雑木林で出会ったご婦人は、完璧な低山ハイクの装備。わたしは仕事帰りの装備なし。馴れたひよどり山でも夕方は思った以上に寒くなる。ご婦人の装備はやや凄かったけどね(笑)

今週は、山(丹沢山渓・富士山・ひよどり山)の3ヵ所を眺めたり登ったり。自然公園(相模原北公園・都立小宮公園)2ヵ所を訪ね、福生の梅の名所「神明社」にも行ってきた。

● 地味な植物に心惹かれる理由

若い時は「桜」しか目に入らなかった。

山野草好きな年配の知人から「あなたも「そういう歳」になれば、梅の美しさに気づくわよ」とも言われた。

それ、本当。

もう、「そういう歳」になったんだね。

華やかさを追い求めない清廉さとでもいえようか。

季節の移り変わりをこんなにも楽しめる「そういう歳」というものは。

我が家の前の造園の白梅がこの連日の暖かさでほころびはじめた。

家のまわりの植物もそのうちまとめてみよう。名前や由来も入れて、エピソードも添えて。

溺愛する植物や登山の季節が迫ってくる。

仕事が手につかないほどではないけど、目前の仕事をしっかりやることで、コロナ禍で遠くへ行けなくても充分過ぎるほどの息抜きが叶う。

普段、平日の外回りで行ける場所を今年は毎週、押さえてみようと考えている。自然が豊富な場所で仕事ができる幸せは計り知れない。


自分らしさを見つける行い~それは「エッセイを書くように街を歩いて見つける」(ボタニカル・ライフ③)【暮らし・植物 / 歳時記】

【ブログ新規追加260回】

● 自分のご機嫌を取るために用意したモノ

立春を晴天で迎えた。

立春は中国では旧正月。新しい年が始まったところなんだね。

わたしも、立春に今一度、「この一年を好きなことで埋め尽くし輝くため」に小さな手帳を用意した。

今さらとかは、まったく思わない。

小さな手帳に「宝モノみたいな好き」や「欲しいモノ」や「やりたいことがら」をいっぱい書き集めて、ワクワクしながら眺めている(笑)

自分のご機嫌は、自分でしっかり取るのが大事よ。

● 自分のご機嫌を取る行動は、光輝くお花を愛でる場所に行く

といっても、この行いは、特別な場所などではない。

日頃、外営業で回っている場所に、思いがけず美しい花壇があったり、遠くに輝く山々が煙るような時期にはカメラを車に積んでおく。

そして、仕事がひと段落したら撮影をするのが、わたしの最高のボタニカルライフ。

今日は、毎月美しい花壇を作っている神奈川県相模原市の東電へ。

ここは、知的障害や肢体障害を持つ人たちが一生懸命、丹精こめて手入れをしている街の街頭花壇だ。

今月は、パンジーストックビオラが植えられている。

だいたい、毎月季節の花に植え替えられているのが驚き。

この数年の記憶では、3月はノースポールだったかな。

香りもよく、青空に映える花たちが壮観に咲き誇る。

毎月、この花壇を見ることを本当に楽しみにしてきた。

念願叶っての今日は、一期一会に期待して2枚だけ撮影してきた。

● 自分らしさを見つけて輝くためには、ちょっと視点を変えてものごとを見てみる

平凡な日常をちょっと感動的に、色鮮やかにする方法があるとすれば。

それは「エッセイを書くように街を歩く」この行いに尽きる。

よくある日常的な事柄も、エッセイの中では、まるでドラマティックな映画のワンシーンのように描けるものだ。

もし、エッセイを書いてみたいと思うなら、自分の一日を書き出してみると良いよ。

あんまりにも書くことがない・・・というわけでもないのがわかるはず。

だって、お味噌汁の具にこだわってるかもしれないし、ご飯の炊き方にこだわりがあるかも。

ご飯とお味噌汁だけでも、充分に立派な一本のエッセイが仕上がるのだ。

その平凡だけれど、美味しいご飯とお味噌汁をどう表現するか?

好きな映画のヒロインを真似て書くとか、好きな作家の文体に寄せて書くとか、

いろいろ自由に書けるのがエッセイの魅力。

私たちの身の回りにあるごく当たり前のことが、なぜエッセイになると印象的なものになるのか?

それは作家が、私達とは違う視点から日常を切り取っているからだ。

だから、わたしみたいな普通の人でも、ほんの少し視点を変えることで、いつもの風景が特別なものに変わりうるから、文章の世界は楽しいんだ。

                ★

パンジーやビオラは普通の園芸種。別に珍しくも何でもない。

それが、身体の不自由な人たちの「手」で愛情込めて、植えられて見事に咲き輝いている光景を、いつか写真に撮ってみたかった。

かっこをつけなくても、飾れなくても、無心に作業に没頭する彼らは充分かっこいい。

ドラマは、普通のところにあるものだ。

今年も普通の輝きをいくつ見つけられるかな。