★2024年1月25日更新 『パッとしない私が、「これじゃ終われない」と思ったときのこと 「生きる意味」のつくりかた』上田紀行・著(幻冬舎)【選書・自己啓発】

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  • パッとしない私が、「これじゃ終われない」と思ったときのこと 「生きる意味」のつくりかた (幻冬舎単行本)


上田 紀行上田 紀行

パッとしない私が、「これじゃ終われない」と思ったときのこと 「生きる意味」のつくりかた (幻冬舎単行本) Kindle版

上田紀行 (著)

簡単レビュー

人間はいくつになってもチャレンジできるし、人生変えられる!
不安だらけの現代社会を生き抜く34の知恵。

勉強していい学校を出ても就活で挫折、残業して働いてもリストラされるなど、
重荷を背負わされてもそれに見合う利得が返ってこない現代社会。
やってもやっても報われず、ただ疲れていくだけという悪循環をどう断ち切ったらいいのか?
ストレスや不安に落ち潰されそうな人への処方箋。

「目次」

第一章 未来は切り拓くもの
・「生きる意味」を一人ひとりオーダーメイドする時代がやってきた
・数学信仰の時代から、人生の質を問う時代に
第二章 パワータンクを充填する
・苦悩は自分の枠組みを変えるチャンス
・自分が背負いたい肩の荷を背負うのはかっこいい
第三章 向こうから来ることを楽しむ
・「楽な言葉」を使わないようにすると、一歩前に進みだせる
・自分は矛盾を抱えた「不純物のかたまり」である
第四章 ぶれることを恐れない
・未来を想像できない人は、未来を失う
・執着を捨てるとは、無関心になることではない
第五章 ニコニコ笑って生きなくてもいい
・使いすてにしていい人なんて一人もいない
・自分の殻を破るには、他人にもっと関心を持つ

               ★

昨日、寒空の中営業先に急ぐわたしが目にした驚きの光景。

保護犬ボランティアの募金箱に「1000円」をサッと入れて通り去った女性。多分40代ぐらい。

あと、もう一人、駅に立つお坊さんお二人の托鉢に「チャリン」と小銭を入れたお若い女性。お金を入れた後、お坊さんに手を合わせて礼拝を2回。お坊さんも女性に向けて短くお経を唱えて御礼を言われていた。

どちらも一瞬の出来事だったが、そんな尊貴な(ともいえる)光景を目にして感じたことは、「ああ、彼女たちは、その日できる最善を尽くされているんだ」と。「自分の考えで自分らしく行動している」と思えたのだ。

で、この書籍『パッとしない私が、「これじゃ終われない」と思ったときのこと 「生きる意味」のつくりかた』を思い出してレビューしてみた。

ダライ・ラマ14世とも親交のある作家だが、宗教者ではないし、本論では一切宗教に結びつける話はない。現代の「モヤモヤ」を独自で断ち切る「30の質問」を読者に投げかける構成となっている。

例えばこんな質問を投げかける。「いいね!がたくさんとれる程度の人間で済んでもいいですか?」とか。いいね!のために忖度をする姿勢をどう思うか?問いかけているのだ。 意見を言わずに他人に合わせる行動を続けるとどうなるか?答えは本書でどうぞ(笑)

「生きる意味」とかって、難しく捉えることが多いだろうが、著者からの質問にひとつ、ひとつ考え、答えながら読み進めて行くと、次への道筋が見えるかもしれないね。

さて、再読したわたしも、「パッとしない」のだろうか?

それとも・・・。

では、また。

★2025年1月7日更新 『心のザワザワがなくなる 比べない習慣』玉置妙憂・著(日本実業出版社)【選書・自己啓発】

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心のザワザワがなくなる 比べない習慣』玉置妙憂・著(日本実業出版社)

簡単レビュー

子どもの頃は兄弟や同級生と比べられ、社会に出れば同僚と比べて評価される。


「比べられる」ことが嫌だと思っていたのに、気づけば自分の子どもとよその子どもを比べて一喜一憂したり、同僚と自分を比べて勝手に嫉妬したり落ち込んだりしていないだろうか。

本書では現役看護師であり僧侶でもある著者が、優しい語りで「比べる」→「落ち込む」の無限ループから抜け出すコツをざっくりと教えてくれる。


実は、比べることは「慢」といって、仏教では煩悩のひとつ。


人間である以上、比べる「慢」の煩悩を完璧になくすのは難しいと言われている。

人と比べて嫉妬したり落ち込んだりする「悪い比べる」を減らし、
心が満たされる「いい比べる」を増やすことで、毎日をよりおだやかに生きていく術が本書から得られるだろう。

何かと人のやっていることが気になったり、人の仕事に「ケチ」をつけたくなる・・・なんていう時は、いったん物事の物差しを見直すことも必要だ。

そんな見直し時期に、そっと寄り添うような本書をどうぞお手元に。

                    ★

わたしが目指している「穏やかに生きる」を徹底すると、他人と自分を比べなくなるのよね。

常に自分の「心の声」を逃さないようにもしている。

で、この書籍から得た知見は「比べる」とは「慢心」に当たる行為だということだ。

昨年10月にこんなことがあった。

ある日、わたしのFacebookページの投稿記事にこんなコメントが。

「よろしくお願いします!」とだけ。見知らぬ男性のコメントが書き込まれていた。

しばらく放置していたら、今度はメッセージに書き込みがずら~~~っと。「あなたの投稿が気に入ったのでお友達申請したんです。私は2000m以下の山には登らない~中略~次はあなたが私のページに飛んで固定記事にいいね!をしてください」と。

いきなり、「よろしくお願いします!」で、次は「自分の記事に飛ばせていいね!の強要」をしてきた。その間、わたしは1度も言葉を返してはいないし、友だち申請もせず。

かなりの承認欲求の塊みたいだと感じた。こんな人とSNSで友だちになったら、「すごいでしょ!」の連発だろうな・・・(汗)

メッセージは続いて「今月は北アルプスに毎週登った。そのことを野口健さんに話したら「俺でも毎週なんてやんない!クレイジーだね!」と、言われたと。嬉しそうに書き込んでいた。

わたしは、気持ちが悪くなり、その人をブロックした。という話。

SNSでは、こういった輩には簡単に距離を取ることができる。だって知らない人だもの。

慢心だらけに見えたそのメッセ―ジも消去できたし。自慢話はよそでやってくれればいいのだし(笑)

小さな出会いで心がザワつくなんて時にも、『比べない習慣』を読んで落ち着くのがいい。

本当に「本」に助けられてばかりだわ(笑)

では、また!

★2024年1月1日更新 2023年 明けましておめでとうございます~卯れしいこといっぱいの年になりますように🎶~お金の本も紹介【選書・自己啓発】

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~新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします~

2023年が始まった。(写真は、先日訪れた河口湖の夕方頃。三日月がきれいだった)

もう、歳だからとか、希望も別にないしとか、後ろ向きな気持ちはまったくなくて、相変わらず暑苦しい元気さで、この一年も突き抜けたいと願っている(笑)

ところで、妄想はお好き?わたしは大の妄想好きだ。

あることないこと色々考えながら毎日眠りについている。以前、成毛 眞氏(元マイクロソフト社長)の書籍に書いてあったのだが、「妄想好きには稼ぐ才能がある」と。

わたしは、この言葉はウソじゃないな!と、直観したのよ。なぜなら、大きな仕事や人生を左右するような出来事に遭遇した時、平凡なありきたりの考えじゃ、通り一篇の結果にしか結びつかない。それでもとどこりなく解決できればいいと。

わたしは、そんなに大変な思いをしたからには、その分の「おつり」が欲しい性分だ。

普段から、絶対むり!ありえない!みたいな発想や考えができる空間は「妄想」の中にしかないんだ。要するに「おつり」の部分にあたるのが「妄想」という発想に当たる。

で、日々、妄想力を鍛えてるってワケ(笑)

これまでの成功者はみな、「自分の事業が上手く行かなかったら、隕石が落ちて地球が滅ぶ・・・」みたいなレベルの妄想を繰り広げて来たと、成毛 眞氏も書籍に書かれて

いた。

「バッカじゃないの?!」と言われるぐらいの妄想は日常茶飯事にやってるということだろう。

わたしは別段、成功者になりたい!というわけじゃない。

わたしの興味の大元は「人の発想や気づき」にあるから、それが知りたくて、バカみたいに本をいっぱい読んだり、いつでも挑戦したいから山に登ったりしてきた。

ある程度、己に負荷をかけて突き抜けた瞬間を体験すると、人の言葉や行動に鋭く反応できるようになる。

そうなればこっちのものだ。人の持つ可能性の欠片を貰えたり、拾えたりするのだもの。

たった一言を貰っただけで、たった一冊を読んだだけで、人生変わっちゃうかもしれない。

と、日々ファンタジーな思考を持ち続けているの。

大きい小さいにとらわれずに、やりたいことをやり、必要なものや欲しいものはゲットし、健康的で明るい毎日を送って行きたい。

こんな風に今年もスタートした。

金のなる人 お金をどんどん働かせ資産を増やす生き方』成毛 眞・著(ポプラ社)

• 簡単レビュー

「どんどんお金に働かせて、一生稼げる人になる」著者初のお金論! 

40~50代のミドルエイジ以降もしっかりと稼いで、資産を守る生き方・働き方。

「金のなる種」をどうまき、お金と向き合っていけばいいのか。貯金、ローン、生命保険、投資、仮想通貨……などについてのマネーリテラシーも満載。

                    ★        

多くのビジネス本が2年と持たずに内容が古くなってしまう昨今。確かに、こちらの書籍にある仮想通貨などが、2019年当時とはかなり違っているかも。

それでも、マネーリテラシーなど、自分の持っている知識を棚卸しして、ブラッシュアップするには最適な書籍だろうと考える。

年始は「お金」のことをじっくりと考えるのが恒例となっている。

持っていないから、知らなくてもいい・・・ではモッタイナイ。

持つかもしれないから知っておこう!という思考が好きよ(笑)

それでは、また!

※ 1月2、3日はブログをお休みいたします。1月4日から毎日更新させて頂きます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。


★2024年11月18日更新 『女子の筋トレ&筋肉ごはん』坂詰 真二・河村 玲子(監修)★新星出版社【選書・自己啓発】

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今日から明日までの2日間、この書籍から得た知識をまとめていく。

第一日目の今日は、書籍の紹介レビュー(amazon からの引用)と、健康的に筋肉をつけていく前のセルフチェックとして「食生活レベル」チェック(本書からの引用)を中心に書いてみた。

『女子の筋トレ&筋肉ご飯』坂詰 真二・河村 玲子(監修)★新星出版社

簡単レビュー

女子にこそ筋肉は必要! 

筋肉は年齢とともに落ちていき、下半身の筋肉が落ちると確実に太るのだそうだ。

食事を減らして体重を落とすとリバウンドは必至なのも、この書籍から学んだ。

しかも、「からだにいい食べ物」で過食になったり、その一方で、たんぱく質不足になったりしがちな女子には、美容、健康の両面からも「筋肉」が最も必要なのだ。


本書は、単なるダイエットじゃなくて健康的にやせたい、筋肉が衰えちゃって心配……などなど、美と健康が気になる女性のための筋肉バイブル。

プチ筋肉ブームの今、自宅でできる筋トレや筋肉をつきやすくする食事、食べ方などについて、マンガやイラスト満載で楽しく読める一冊。

                 ★

単なるダイエット関連での興味しかなかった筋肉。

それが、頻繁に山に行くようになって、いかに筋肉が大事なものなのか・・・って思い知った。

着実に身体に「必要な筋肉をつけたい」と考えるようになってきた。

で、そんなわたしにピッタリな書籍を見つけたので紹介するね。

この本では、筋肉がいかに女性の身体にとって必要なものなのか、ってことが、これでもか!という様々な視点で書かれているんだ。

また、多くのページに読みやすいコミックが描かれていて、スイスイと楽しく読み進めて行けるのがいい。

堅苦しい説明文などの文字ばっかりじゃ、飽きるってもんよね(最近のわたし・笑)

今回、ぜひとも書いておきたかったのが「食生活レベルチェック」だ。

みんな、ぜひやってみて!

では、始めて行こう。

                  ★   

※ チェックテスト&評価は書籍文中をすべて引用。

□ おやつやデザートを食べない日はほとんどない。

□ チョコやグミ、飴などを会社のデスクの引き出しに常備している(家の机やバッグの中も)

□ 甘いパンを食べることが多い。

□ コンビニの新作スイーツが出たら、必ず試す。

□ 0キロカロリー飲料を週に2回は飲む。

□ 野菜ジュースを毎日飲んでいる。

□ ここ数年、ご飯の量を計って食べたことがない。

□ 人からもらった食べ物は大抵残さず食べる。

□ イライラしたとき間食を食べ過ぎてしまう。

□ 外食のとき、よく人につられてメニューを注文する。

□ アイスの買い置きが冷蔵庫に入っている。

□ 1日3食のうち、夕食のボリュームが一番多い。

□ ダイエットするとき、肉や魚は極力食べない。

□ ファストフードをよく利用する。

□ 糖質抜きダイエットをときどきしている。

□ 朝食を抜くことが多い。

□ コーヒーや紅茶には、必ず砂糖とミルクを入れる。

□ そうめん、ざるそば、つけ麺などの麺類を食べることが多い。

□ 加工食品を買うときに成分表示をあまり見ない。

□ お酒を呑んだ後、ときどき炭水化物でシメることがある。

                 ★   

さあ!いくつあったかしら?

採点表はこちら↓

17個~20個(満点!)→このままの食生活を続けていると、近い将来、生活習慣病(メタボリックシンドローム)確実。

13個~16個」→体重は変わっていなくても、体脂肪が着々と増殖中。

9個~12個→今は普通体重でも、今後は年に1キロづつ増えていく可能性あり。

5個~8個→身体に締まりがなくなってきた自覚があるかも。改善の余地あり。

1個~4個→あと一歩。無駄な食事、足りない食事の洗い出しをしよう。

0個→究極。このままの食生活を維持しよう!

                   ★  

わたしは、20個中3個だった(ご飯の量ははからないし、人からもらった食べ物は完食だし、成分表は全然見ていないよ・笑)

というわけで、20個の質問と採点表を書いてみた。

ひとつ、ひとつの詳しい解説は本書に書かれている。

ぜひ、手に取ってみてね。

ちなみに、筋肉を減らさない、ご飯の栄養素は「糖質55%・タンパク質25%・脂質20%」だ。

この3大栄養素のバランスで健やかな筋肉が保てると知ったよ。

さあ、いつまでも食欲の秋じゃなくて、冬が来る前に筋肉を意識したご飯を食べて、お肌つやつや、身体軽々と行きましょう!

明日は、筋肉ご飯メニューの紹介をするね。

では、また~♪

『新しい口紅は寝る前に試す』藤原美智子・著(株式会社講談社)【選書・自己啓発/シンプルビューティー35のヒント】

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新しい口紅は寝る前に試す』藤原美智子・著(株式会社講談社)

秋一番に美と健康にまつわるおしゃれな一冊を紹介する。

• 簡単レビュー

ラ・ドンナ主宰 

メイクアップアーティストであり、ライフスタイルデザイナーの藤原美智子氏。

大人になった女性に向ける無駄なく軽やかに生きる方法を伝授する。

平日、都会で働き、週末は海街のセカンドハウスに住む二拠点生活から生れた、「美・衣・食・住」のスタイルがぎゅっとつまった1冊だ。

• もくじ

第1章 大人が今の美しさに更新する方法

第2章 「性格に合う服」が「センスの良さ」を作る

第3章  体が硬くなると心も固くなる

第4章  「本当に必要なもの」だけと暮らす

第5章  「自分に飽きない」が最重要テーマ

                  ★

今日、時間を取って、1ヵ月ぶりに駅前の図書館に「読みたい本」を探しに行ってきた。

先週の北アルプス登山がやっと終わって、もう月末。そろそろ本気で秋を迎えるわたしの生活周辺に「喝!」を入れたい・・・そのお手本になるような本を探しに行ってきた。

で、見つけたのはメイクアップアーティストの藤原美智子氏の本だ。

2016年刊行だが、まったく古さを感じさせない、切れのある文章やライフスタイルを切り取ったインスタグラムなど、夢中で見入ってしまった。

多分、同世代だろう。その仕事っぷりや生き方、考え方に非常に合点がいく。そういえば、4~5年前だったかしら?藤原美智子氏ご本人の話を聞く機会があった。

この方は、文章の表現がとてもストレートでセンスがいい。

人見知りだそうで、失礼だけれど、お話しを聞くより、読むほうが断然いいって感じたの。

『新しい口紅は寝る前に試す』タイトルから素敵よ。

新しい化粧品は寝る前やお風呂に入る前にめいっぱい試してみて!と。

たしかに、出かける前だと、失敗もできないし、冒険もできないもんね(笑)

こういった「なるほど~~♪」と、唸る項目がたくさんあるの。

さ、わたしもこの本を読んで、「秋一番・ビューティーの世界」でしばし遊んでこようっと(笑)

※ 秋は少し多めの選書をして行く予定。
どうぞ、お楽しみに。

★2024年8月26日更新 『堀井和子の気ままな朝食の本』この本が今のわたしのセンスの源~今後、少しづつ集めてみたい昔の書籍【選書・自己啓発】

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センスって言葉はだいたいが、「センスがいい」「センスが悪い」の二択だと思う。

で、わたし自身、とてもじゃないが、「センスがいい」とは到底言えっこない(笑)

仕事と山と激安をこよなく愛する・・・「センスがいい」とは程遠い。

しかしだ、そんな中年女子のセンスなぞ、よくったって、悪くたって、もう誰にも影響しないし、誰も気にも「留めない」でしょ。

だから、ここに書き留めておこう!と、今朝思い立った、わたしのセンスの原点なる書籍の紹介だ。(TOPの写真はとりあえず図書館で借りてきた堀井さんの本。今では一冊も所有していない・泣)

堀井和子の気ままな朝食の本

• 簡単レビュー

「初夏の豆と葉っぱのサラダ」

「りんごとスイートポテトのサラダ」

「お砂糖のさくさくタルト」

「バターミルクワッフル」などなど名前を聞いただけでおしゃれでおいしい朝のテーブルが浮かんでは消える。

60種類もの朝食メニューあれこれを紹介。

おいしさを使いこなすためのイラスト入り『材料や食べ方のメモ』8ページ付き。

                  ★

料理家という職業があるってことを知ったのは高校生の頃。

大好きだった雑誌「オリーブ」で、食の連載を見たのがきっかけ。

そのページをスタイリングしていたのが堀井和子さんだった。

その写真と料理のページに一発で魅了されてしまったわたしは、それから書店で堀井さんの本を探し求め、買いあさった。

特にスプリングでノートみたいな作りのこのシリーズはかなりのあいだ、わたしの愛読書だった。

どれもこれもが憧れの「世界」

何度も、何度も繰り返し読んでは、家でお菓子を作り、スタイリングしてスケッチしていた。

今みたいに、スマホとかない時代。かろうじて「映るんです!」があっても、現像代がもったいなくてとても使えなかった。

実はこの本から頂いたセンスはまったく別のものだった。

当時、NYに住む堀井さんが撮った「ブルーグレーの明け方とミルクティの夕暮れ」この一枚に完全にノックアウト。

で、わたしのNY行きは、それから12年後の30歳だった。

真夏のマジソンスクエアガーデンホテルの12階に泊まった朝、5時頃だったと記憶してる。

本当に写真で見た通りの高層ビルとブルーグレーの空が眼前に見えた。

その日の夕方、いくぶんオレンジがかったミルクティー色の夕暮れもそこにはあったのだ。

なぜ、ブルーグレーやミルクティーという色の空になるのか?

それは、光化学スモッグのせいだった。

スモッグでこんな素敵な色合いが生み出されるなんて、まさに奇跡だと思った。

本当の絶景かもしれない。

わたしの写真好きが加速していった一枚に出会えた。

こうして少しづつ、すてきな色や風景を記憶してきた。そしてそれがセンスの源となったの。

ブルーグレーとミルクティ。

誰?!ミルクティ色を泥水とか言う人 !! (笑)永遠にすてきな色なんだから!

『できないのはあなたのせいじゃない~ブレインロック解除で潜在能力が目覚める』勝間和代・著(プレジデント社)【選書・自己啓発】

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できないのはあなたのせいじゃない~ブレインロック解除で潜在能力が目覚める』勝間和代・著(プレジデント社)

• 簡単レビュー

累計発行部数500万部

YouTubeフォロワー22万人突破


カリスマ・勝間和代氏が解き明かす、「頭がいい人」ほど不合理な行動をとってしまう理由と8つの対処法。

「1日8時間働かないといけない」

「誰よりも頑張らないとお金は稼げない」

「会話を盛り上げないといけない」

「何があっても家族は大事にしないといけない」

「頭が悪いのは生まれつきだからどうしようもない」

「親ガチャに外れたら人生は詰む」など、人は自分をどこまでも決めつけて追い込むのが得意。


さまざまな思い込み(=ブレインロック)があなたの思考を停止させ、行動を制限する原因になっていると勝間氏は語る。

思考のロックを外し、脳をリブートさせれば、人間関係や経済的な問題などあらゆる人生の問題は解決し、人生が生きやすく好転する。

その具体的・実践的な方法を「人の目からウロコをバリバリはがすプロ」である著者が教示する1冊。

                  ★

久しぶりの新刊レビューだ。

この夏休みに手に入れて、じっくり己の「思い込み」に向き合うことができた。

気になった目次を紹介する。

第4章 ブレインロック解除のためのケーススタディ

×「素人が投資すると失敗する」

×「生命保険には入るべき」

×「真面目の働けば収入はあがる」などなど・・・興味を引く見出しがたくさん!

例えば、わが家では、もうずいぶんと前から「生命保険」には加入していない。

社会人なら生命保険に入っておくべき!というブレインロックは、意外なほど簡単に外れたんだ。それは、夫の仕事が立ち行かなくなった場面でアッサリとムダな出費には1円も出せなくなったことからだった。

日本人は平均年間40万円もの保険を支払っているのだそう。その90%が終身保険だという。そもそも、生命保険は自分が死んだ時に困る人がいる場合の備えでしょ?

それでも、生命保険は必要だし…という場合は、掛け捨てタイプの低額保険にすべき。WEB保険で充分。

車の保険なども、わたしは会社で必要な分の車両保険だけを月3000円程度で掛けている。

また、医療保険などは入る前に「健康維持」のためにお金をかけていくほうが全うだと考えている。

とりあえず保険には入っておくべき!はもう、終わった思考だともいえる。

これは、すべて社会的洗脳と言い切る勝間氏。社会的洗脳が個人の能力やお金、機会を奪う。

社会的洗脳=ブレインロックを解除すれば「できない」が「できる」に変化する!

久しぶりに5月発刊されたばかりの新刊をレビューしてみた。

とにかく、文章のひとつ、ひとつに切れがよく、一切の無駄がない。

装丁の写真からも「もやもやが晴れた!」というような爽やかな中年女性になった勝間和代氏。

彼女が最後に結んだ言葉が「ブレインロックという思い込みを解除するには遅すぎるということはありません。今すぐ始めましょう!」と。

やっぱり、こういった元気とやる気をいっぺんに貰える書籍が大好物よ。

★2024年8月21日更新 『あなたの中に眠っている才能に気づく7つのステップ』中山和義・著(フォレスト出版)【選書・自己啓発】

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才能に気づく7つのステップ : あなたの中に眠っている中山和義・著(フォレスト出版)

•簡単レビュー

累計32万部突破のベストセラーシリーズを出せた本当の理由


「あなたもビジネス書のスター著者になりませんか?ベストセラー著者になれるノウハウを教えます」

というフォレスト出版の企画から、見事ベストセラー著者となった中山和義氏。

押切もえさんの推薦で話題となり

16万部突破のベストセラーとなった『大切なことに気づく24の物語』を皮切りに

シリーズ4作の累計部数は32万部を突破。

今や、ビジネス書のスター著者としての地位を確立しつつある中山氏。

なぜ、彼はベストセラーを出せたのか?
それは後に「伝説」と言われる、あるセミナーがきっかけだった。

当時を振り返って、中山氏は以下のように書いている。

~友人の勧めもあってこの企画に応募した。

1次の書類選考を通過した後、

2次選考の太田社長との面接に行った。

その時、太田社長に

「あなたの強みは何ですか?」

と質問をされたので

「私の強みはテニス事業で人を集めたことです。

だから、それを本に書きたい」

と答えた。太田社長は、私の顔をじっと見ながら

「中山さん、あなたの本当の強み、才能はそんなことではありません。

本当の自分を見つめれば本当の強みと弱みが分かるはずです。

それが分かってから本を書かないと売れる本にはなりません」

と言った。続けて

「売れる本を読むと、書いた人の本当の強みを行間から感じることができます。

本だけではなくて、仕事でも実は同じです。

自分の本当の強みに気づいて仕事をしている人は、

その仕事の中に強みが含まれています。だから、うまくいっています。

自分の強みは成功していることや好きなことだけを考えても分かりません」

とアドバイスをもらった。

この時には太田社長の話の本当の意味は分からなかったが、

その後、幸運なことに2次選考を通過して、

太田社長から本の書き方を直接に指導してもらうことができた。

今なら、何を伝えたかったのかがよく分かると~「プロローグ」より抜粋

その後、自分を見つめるためのワークを数多く受け

「自分の本当の強みが何なのか?」に気づいた中山氏。

その後のベストセラー著者としての活躍は言うまでもない。


本書は中山氏が学んだ「自分を見つめるためのワーク」を

7つのステップにまとめ、誰でも簡単に、

自分の「本当の強み・才能」に気づくことができるように工夫した。


そして、自分の中に眠っている「大きな可能性」を感じて欲しい。

自分の「本当の才能」を活かすことができれば

「仕事」「名声」「成功」「人間関係」「恋愛」「お金」「夢」は思いのまま!

あなたの人生が変わる!

                  ★

今朝は、とあるcafeにて、中山氏の推奨する7つのステップの №5「人生で経験したい100 のこと」をノートに書き出してきた。

それがねえ、100個の経験したいことって、なかなか書き出せるもんじゃないの!

はじめっから、凄く悩むのは明白だ。だから、いきなり100個書き出すより10個のテーマ(家族とか、自身の仕事とか、わが家の経済とか、旅とか、人脈とか・・・)を決めてそのひとつ、ひとつに10個ずつ書き出してみた。

結局、75個で筆が止まっちゃった(泣)もっと、欲望を絞り出さねばね!でも、これまでの強欲に突っ走ってきたおかげかも。

もっとおだやかに叶えたいことや体験したいことを書き出して100個にしてみよう。

とてもひと様には見せられるノートじゃないから(笑)

それでも、慎ましいというか身の丈に合ったことしか書けなかった(泣)

例えば、南極に行きたいとかフェラーリに乗りたいとかいうのはまったくなし。しかし、欲望を洗い出すのがこの「体験したい100個のこと」の目的なんだから、「ベストセラー小説を書きたい」はあるあるなの(笑)

ここで、№5の 書き出しワークをやるメリットはこんな風に書かれていた。

「才能のあることは、少しぐらい面倒でも、すぐにやりたい!という気持ちになるものだ」「自分が欲しいもの、やりたいことを考えると、その中に隠れている才能に気づくものなのだ」「才能と強い関係がある自分の持っている欲望についても深く考えることができる」「欲望にはお金が強く関係するので、お金についても深く考えられる」(文中より)

なるほど、わたしが体験したいこと、叶えたいことの半分以上が「お金」が解決してくれるものごとばかりだった(笑)

しかしだ、そのお金をどうやって持ってくるのか?ここに工夫が必要だし、今の等身大の私では、到底叶わないことばかりを書き出していた。

欲望のままに「あ~なりたい!」「こ~なりたい!」「あ~したい!」「こ~したい!」と、1時間半ほど、もがきながら殴り書きをした。

で、このノートをずっとそばに置いて、叶ったものから消して新たに書き足すのだそうだ。

現在のわたし達は、かなり恵まれた環境にいる。本当に多くのことが自分の努力次第で達成できる。

~達成したいことが明白になれば、それに必要な才能が現われる~

さ、「体験したい100個 のこと」を書き出してみよう!

尚、この書き出しと一緒に、「今年中に実現したい2つのこと」も書いてみよう。

2つなら書ける。この2つが叶ったら、他のが叶わなくてもかなり幸せな気持ちになるだろう。

どう?2つ。やってみない?

『Joy at Work~片づけでときめく働き方を手に入れる』近藤麻理恵 / スコット・ソネンシェイン 著(河出書房新社)【選書・自己啓発】

【ブログ新規追加810回】

Joy at Work~片づけでときめく働き方を手に入れる』近藤麻理恵・著

• 簡単レビュー

世界が注目するこんまりの最新テーマは「仕事」

デスク周り、時間、会議、人脈、データ…

「スペース」も「頭の中」も片づければ、
人生が劇的に変わる。

1200万部突破
世界的ベストセラー『人生がときめく片づけの魔法』を
仕事に活かす最新メソッドを初公開。

「仕事まわりの片づけを教えて欲しい」
「何度デスクを片づけても、あっという間に元に戻ってしまう」
といった声が著者のもとに数多く届いた。
本書は、まさに待望のテーマ。
著者10年ぶりとなる書き下ろし大型新刊だ。

•エヴィデンスに基づいた最強メソッド。読むことで納得の片づけ術が手に入る。

「営業成績が上がり、自信が持てた」
「2時間早く帰れるようになった」
「小さい頃からの夢を思い出し、会社を辞めて起業した」など、体験後のエピソードも豊富。

なぜ、片づけで「結果」が変わるのか?

共著のスコット・ソネンシェイン教授は、組織行動学の権威にして
「ときめくキャリアづくり」の専門家。
科学的データをもとに、具体的な片づけ法を徹底解説された共同書。

~自分の働き方・人生のあり方を見直したいすべての方へ~

家を片づけると人生がときめくように、
ワークスペースを片づけることで、
キャリアがときめく、整う、うまくいく。(文中より)

私たちの生活、働き方に大きな変化が起こった今、
自分にとって本当に大切なものを見つける方法を説いた本書は、
今まさに必要とされる一冊だ。

【もくじ】

第1章 どうして、片づけが必要なのか?
第2章 片づけでリバウンドしないために
第3章 仕事場を片づける
第4章 デジタルデータを片づける
第5章 時間を片づける
第6章 決断を片づける
第7章 人脈を片づける
第8章 会議を片づける
第9章 チームを片づける
第10章 片づけの魔法をシェアする
第11章 もっと仕事で“ときめく”ためには

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以前、この本は紹介した?・・・と、思い込んでいた。

わたしとしたことが(泣)

で、気を取り直してしっかりレビュー入れて紹介したよ。

この洗練されたかっこいい片づけ本で、「ときめく空間」を手に入れたわたし。

現在、厳選したモノだけをそばに置いて、ブログを書く最高のときめき時間を生きている。

いまいち、片づけに気乗りしない人におススメの良書。

さあ、仕事の支度に取り掛かろう!

『もう、服は買わない』コートニー・カヴァー・著(ダイヤモンド社【選書・自己啓発】

【ブログ新規追加804回】

~服が減れば、選ぶのもおしゃれに見せるのもラクになる!~ 書籍奥付より

もう、服は買わない』コートニー・カヴァー・著(ダイヤモンド社)

• 簡単レビュー

Project 333とは? 「3か月間、33着(アクセや小物を含む)で過ごすミッション

まずは3カ月、新しい服を買わず、手持ちの服だけで過ごしてみて。

無駄な服が 減り、自然と「よく着る服」だけが残るはず。

おしゃれや、気分転換のために新しく服 を買う必要はなし。

手持ちの服だけで、十分新鮮に、おしゃれに見せられる。

あとは、モノが溢れる日々を繰り返さない覚悟が必要なだけ。

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わたしは、言わずもがな、物凄い断捨離魔(笑)

しかも、意を決して買った服をなかなか着ない。

数か月は、クローゼットの住人と化す。要するに、「その時」まで熟成させるのだ(笑)

今年買った、僅かな山用の服たちも、今月いよいよの出番を待つ時期となった。

わたしは、もう、気分転換で服を買うことはなくなったが、こういった書籍に発奮させられて、クローゼットを整理して、新しい服を購入するとかワクワクすると思い選書してみた。

この書籍で学べるのは「服を減らし、本当に必要なものだけにする」という行いだ。

実に基本的な考え方だし、こうとも言える。

1年に1度か2度、衣更えのたんびにクローゼットの整理してる・・・という場合は、「大きな傷口にペッと、絆創膏を貼って済ませているようなもの」だ。

この書籍によると、「自分の足に合う靴がない」とか「今シーズンのトレンドのコート」がない」とか「完璧なブラックフォーマルがない」「最新のブランドバッグがない」など、必要な量よりも遥かに大量にモノを持っているのに、それでもまだまだ足りない・・・という「思い込みにハマっているだけだそうよ。

この衣更えを繰り返しているうちは、決して、真に満ち足りた気持ちにはなれないと。

結局、買い物で新しく買ってばかりじゃあ、ちっとも自分が変われず、素敵な雰囲気からは程遠いとも。

憂さ晴らしの、買い物モンスターになっちゃダメだそうよ。キビシイ!(笑)

というわけで、おしゃれとモノの関係を根底から見直す、テキストみたいな書籍を紹介した。

「ふうん・・・やってみよう!」かな?

「マジですか・・・絶対ムリ」かな?

※ 2022年秋服はいつから?最新トレンド→https://www.2ndstreet.jp/2ndstyle/fashion/2402/

クローゼットの中身と人生を考える夏休みもいい。