切れかかった糸をつなげる努力【暮らし・ショートエッセイ】

【ブログ新規追加」1194回】

先週は五月晴れの陽気に、居ても立っても居られず、不義理をしている友だち数人にメールや手紙を書いて送った。

同じ市内に住む彼女は大の美術好き。

30代の頃は、お互いの子どもを保育園に預けて、仕事も半休取ってあちこちの美術展へ一緒に出かけていた。

しかし、そんな時期はわずかで、お互いに親の介護や自身の病気などでまったく行き来できなくなったんだ。

その後、2020年コロナ感染で仕事にも出られなくなった時、彼女をはじめ、住所がわかる限りの友だちに手紙を書いて送った。

返事が欲しくて書いたというより、何かアクションを起こさなければ!という一種の焦りのような気持ちだった。

美術好きの彼女は、真っ先に返事をくれたんだ。ただ、手紙ではなくて、ショートメール(SMSってやつ?)で。

わたしは、自分が書いた手紙にスマホ番号とメルアドを書いておいたのをすっかり忘れちゃって、「あのう・・・どなたでしょうか?」なんて返信した。

そしたら、「N・S子だよ!」と。

まさか、ショートメールで来るとかまったく考えてはいなかったんだ。

ま、そこからはコロナワクチン接種が終わるたびに連絡してお茶に出向き、今では、大好きな美術関係の案内を手に入れたら、彼女に郵便で送っている。

楽しみにしてくれているようで嬉しい。

音楽バンド友だちとは、やはり手始めに手紙で繋がり、一昨年から彼のLIVEへ夫婦で出向くことで、これまでの不義理を解消してきた。

筆まめな彼には、盆暮れのお便りも欠かさない(笑)

やっぱりそうよね。待ってるだけじゃだめなんだよ。

友だちってつくづく思うのだけど、細い細~い糸でつながっている気がしている。

若い頃の友だちは、それこそ、人生いろいろの中で縁が切れてしまいやすい。

ただ、お互いの心の片隅に生き続けてきた「友だち」という感覚だけは大切にしたい。

というわけで、わたしの小さな努力は「手書きの手紙やメールでの近況を伝える」こと。

~かつて、人間関係に一点でも曇りがあれば気になって仕方がなかった。いまでは、ゆるやかに小さくつながれれば本望よ~

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年5月20日記事

『SunTAMA Style』2022年5月20日記事

食器の持ち方を見直し変えたこの10年~さらに少量で充分になった♪【暮らし・必要分の食器】

【ブログ新規追加1193回】

GW中にとある美術展で撮ったハンガリーの名窯「ヘレンド」のディナーセット。

数々の歴史的な会食の場面で使用されてきたものだそうだ。

重ねられたお皿の数々には華麗なお花とそこに飛び交う蝶々の柄。

ふ~ん!とため息交じりで眺めてきたのだ。

さて、お皿を重ねることを「スタッキング」という。

キャンプ用語である「スタッキング」とは?積み重ね、コンパクトに収納することをさす。

日本では揃いの食器・家具などを積み重ねることをいう。

アウトドア用のマグカップやクッカーなどはスタッキングでワンセットになるものが多く、無駄なく収納することができる。

食器や道具をどうやってスムーズに取り出しやすく、きれいに収納させるのか?はこの「スタッキング」にすべてがかかっていると言っても過言ではない。

50代以降は、子どもの独立などでライフスタイルが変化したところから、食器の量や種類の見直しを図っていった。

まずは、母の介護で、コンパクトな物件への住み替えで、食器棚を置くスペースがなくなったのを機に「食器の持ち方」を見直した。

その時、スタッキングできる食器で省スペースを図ることに注目した。

で、わたしはこの「スタッキング」を大いに取り入れた食器の収納に着手していったのだ。

要するに重ねられるか?どうか?がカギを握る収納を目指した。

食器が好きで、独身時代から焼きものの和食器を中心に集めていた。

しかし、和食器のいびつな形のものは重ねられず、急いで「IKEA」に行き、シンプルなスタッキング食器を買い求めたのだった。

これだけは!という、お気に入りのもの数点だけを残し、和食器はリサイクルショップへ売りに出した。

そんな収納スペースが限られている環境になって、50代から始めたキャンプでスタッキンググラスや食器の便利さを実感することとなる。

それからは、基本的にスタッキングできる食器に少しずつ変えていった。

焼き魚用平皿など「専用」の食器も手放した。

IKEAで購入した、フリーのマグカップではお茶、お蕎麦のつけ汁、茶碗蒸し、ヨーグルトなどいろんな用途で使っている。

子どもが独立して夫と2人暮らしになり、たまにしか使わなくなったどんぶりは2つに減らした。

やや大きいのが難点だからあまり使わなくなっている。

どんぶりは、大き過ぎると食べ過ぎてしまう・・・というマイナス面があるからサイズ感が大事よ(笑)

必要なときは、どんぶり代わりになる大きめのスープ皿(オーバル型2点とガラスのボウル2点)で代用している。

ごはん茶碗は益子焼の器と煮物皿2点。これだけは大好きな和食器を使う。

お客様用にはNoritakeのコーヒーカップ&ソーサーを3客だけ残しているが、これで充分。

カトラリーも3人分だけだし、それ以上に必要ならば、100均で買うんだ(笑)

来客用は割り箸を利用するが、そっけなくならないように箸袋を和紙で手づくりするの。

おもてなしの気持を添えるのが好き。

食器は基本的に「普段使うものしか持たない」と決めている。

しかし例外もある。

お正月用の漆器のお盆とお椀とお重。毎年必ず使うので大切に取っておいてあるのだ。

こんな風に食器は「IKEA」のスタッキング(重ねられる)できるものと、お気に入りのノリタケ ストーン ウェアのお皿やマグを毎日使う。こちらもマグ以外の数点のお皿は、重ねて収納できるので重宝している。

数は少なく、全部使える食器を揃えられて、満足している。

ということで、我が家の食器は「スタッキングできるものだけ」にしているという話。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年5月17日記事

『SunTAMA Style』2022年5月17日記事

『SunTAMA Style』2023年5月17日記事

『LifeTour21st』2016年5月17日記事

http://lifetour.blog.jp/archives/1057354053.html「家事はシックな仕事

『みいこStyle』2019年5月17日記事

http://miikostyle.blog.jp/archives/18317968.html「人知れず楽しむこと

ボランティア袋をもらう~身近な所から地域清掃活動を♪【暮らし・ボランティアの在り方/旧記事更新68】

【ブログ新規追加1192回】

以前から気になっていた「ボランティア袋」を市役所に頂きに行ってきた。

徒歩で駅まで行く道すがら、落ち葉の清掃をするご婦人に出会うこと数回。

ひとりで黙々と枯れ葉や落ち葉を集めていた。

そして、いつも傍らに、ピンクのボランティア袋が置かれていた。

いったい、どこの集まりで清掃しているのだろう?それとも個人だろうか?なんと奇特な人なの?あの袋は何?

ほんの少しだけだったのが、疑問がいっぱいになって、気になっていたのだ。

で、ある日、市役所でこの袋を無料配布していることを知り、勇んで頂きに行ってきた。

もらえる場所は、本庁舎の2階、「ごみ減量対策課」でもらえる。

詳細と資料を添付しておく。

ボランティア袋(オレンジ色の袋)

個人や町会・自治会等の団体が道路や公園など公共の場所を清掃した際に出たごみは無料のボランティア袋をご利用ください。20リットル袋と45リットル袋の2種類の大きさがあります。
1回に交付できる枚数は、個人の方は20枚まで、団体は500枚までです。

頂きに行ってみたら受付の方が「団体ですか?個人ですか?」と聞かれ、「個人です」と、お応えした。

ちょっとした書面を出され、住所・連絡先・氏名を書いてお渡しした。

「どこを清掃されますか?公園とか?」と、聞かれたので、「家の前の道路とごみ収集BOXの周り」です。とお話したら、20リットル(10枚入り)と、45リットル(10枚入り)を頂いた。(単品で数枚からOK)

係の方は、「どうぞ、よろしくお願いいたします」と、丁寧に頭を下げられた。

その丁寧な言葉かけに恐縮した。

さあ、これで個人で市民清掃活動がいつでもできる!

「ムーブメントにしたい!」という野望があるわけじゃないから、「密かに粛々と」やりたいの。

ま、いつから始めるとかまったくの未定で、あまりに枯れ葉などが散乱した時にサッとやろうかな?とか考えている。

ずっと昔、亡き母が思い立って、家の前のバス停を清掃しはじめた。

病気が進行する前、2年ぐらいはやっていたのを思い出した。

自前のごみ袋と100均でトングを購入して、やはり一人で黙々とやっていた。

母は、ボランティア袋があることは知らなかったんだと思う。

その時は、「お母さん、何を酔狂な。バス停の掃除なんて!」と、まったく共感してあげなかった。

今になって、そんな奇特な母の一面に思いを馳せる日が来るとは・・・。

最近知った、あるミュージシャンの女性も全国ツアーに行く時だけでなく、普段からリュックにゴミ袋とトングのセットを入れていて、個人清掃活動をしているという話をラジオで聞いた。

なんか、みんなすごい。

小さな一歩だけれど、大きな心の持ち主なんだろうな・・・と、感激しちゃった。

というわけで、いつでも始められるように「ボランティア袋」をもらってきたという話。

それでは、また!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー旧記事更新68

『SunTAMA Style』2021年5月15日記事

『SunTAMA Style』2022年5月15日記事

『SunTAMA Style』2023年5月15日記事

『LifeTour21st』2016年5月15日記事

http://lifetour.blog.jp/archives/1027438832.html「一人旅を楽しむ自分づくり

みどりのカーテン講座~クールセンター八王子の催しに参加♪【暮らし・ゴーヤを育てる/旧記事更新66】

【ブログ新規追加1190回】

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ゴーヤが大好きで、夏場は毎日でも食べたい苦み。
そんなゴーヤを収穫して、温暖化対策もできる「みどりのカーテン」作り方の講座を受けてきた。(もちろん講座無料&ゴーヤ苗2つもらった!)

主催は、我が町八王子市にある「地球温暖化防止活動推進センター・クールセンター八王子」

講師は山野美容短期大学 美容総合学科で講師を勤める下村毅氏(ご専門はバラだそうで、日本園芸協会 ローズ・コンシェルジュでもある)

地球温暖化防止の観点から見る、みどりのカーテンの効用・育て方・収穫までの注意点など、2時間の大学授業をばっちり受けてきた。

みどりのカーテンをなぜ推奨するのか?簡単にまとめてみた。

問題提起→世界全体の平均気温が上がる地球温暖化問題。また都市の気温が上がるヒートアイランド現象問題にある。

みどりのカーテンを推奨する目的は→二酸化炭素排出の削減を目指し、日差しを遮り、室内の温度上昇を抑え、自然の植物の持つ涼しさで真夏を快適に過ごす。

電気や石油の省エネに貢献するというもの。

次に、ゴーヤの種別や育て方、必要なものの準備では、肥料やネット、紐類など実際に見て、手に取ってみた(スマホで撮影しながら話を聞く)

苗の根付けでは土の用意が一番大事だった。そして、プランターの場合は、深さや根付けの間隔など、想像していた数字よりも大きく取っていたのが印象的だった。(深さ30センチ、大きなプランターに2鉢 、プランターの下に空間を開ける)

あとは、水やりのコツ(失敗の原因に!)、ネットの張り方(5~6月)、つるの誘引(6~8月)など月間別でやることを教えてもらった。

また、摘心(6~8月)追肥 (7~8月)花、花の受粉も併せて講義して頂けた。(おまけに病害虫対策、収穫、次年度に向けての準備なども教えてもらえた)

そんな、こんなでしゃべりっぱなしの講義。2時間、あっという間だったわ。

募集人数は3会場、各20名づつで満員御礼。

お土産にゴーヤの苗2つと、講習のガイド1部を頂けた。

で、連休最終日と翌日にまとめてホームセンターへ買い出し。(これ以外に置台としてブロックと水はけのよい軽石も購入)

5月8日(沖縄県名護市ゴーヤの日)に、狭い我が家のベランダにプランター設置して植え付けた。

もうね、収穫が楽しみで楽しみで仕方がない。これまでも見よう見まねで、ミニトマトやおくらなどを栽培してきた。

ちゃんと、勉強したことで知識の洗い直しができたのが嬉しい!夫が前のめりで取り組んでいるのもGoodだし。

水やりとか手入れとかしっかりと関わってもらうのよ(笑)

というわけで「GWお金をかけずに楽しむ企画⑥」は約3000円出費で終了。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年5月10日記事

『SunTAMA Style』2022年5月10日記事

『SunTAMA Style』5月10日記事

『LifeTour21st』2016年5月10日記事

「Time is Over」.http://lifetour.blog.jp/archives/1056786271.html

多摩御陵で御陵印を頂く~厳かな気持ちに立ち返る【暮らし・御陵巡り/ 旧記事更新63】

【ブログ新規追加1187回】

「GW・お金をかけずに楽しむ企画③」

毎月、月末に事務処理をする関係で八王子市長房町に行くのだが、30日は近くの多摩御陵にも寄ってきた。

多摩御陵訪問の目的は「御陵印」を頂くこと。

「御陵印」とは

御陵印は歴代天皇陵の参拝記念の印である。

御朱印ほど一般には知られていない御陵印だが、平成から令和への御代替わりなどもあり、関心が高まったといわれる。

本来は各御陵を参拝して頂くものである。陵墓監区事務所で保管されているため、比較的簡単に頂くことができる。

この情報は以前から知ってはいたが、御朱印集めにも関心が低かったせいか忘れていた。

で、この御陵印は無料で頂戴できる。もちろん、入場も駐車場もすべてが無料。

朝、一番で事務処理を終えたのち、多摩御陵にさっそく行ってみた。

入口を入って左側にある管理事務所で、目的の「御陵印」が頂ける。

管理の方が丁寧に対応下さり、「紙はお持ちでしょうか?」と聞かれ、持ち込んだ和紙(季節を先どった朝顔柄)を預けたところ、木枠を使ってきれいに押印して下さった。

わずか数分で御陵印2個を押印頂いた。大切に保管しよう。

以前、昭和天皇が埋葬された時分に一度参拝した。

今日は、庭園と並木をしばし堪能して帰ってきた。

散歩の方だろう。みな、御陵の厳かな空気に触れて黙々と静かに歩いている。

その清々とした空気に触れるだけでも来たかいがあったと感じる場所だ。

多摩陵墓監区事務所
所在地:東京都八王子市長房町1833〔Mapion|googlemap
最寄駅:高尾駅(JR中央線・京王電鉄高尾線)
※大正天皇陵・昭和天皇陵のある武蔵陵墓地(多摩御陵)に入ったところにある。
管理している御陵印:2印

各陵墓監区事務所は御陵の敷地内にあるため、いただける時間は各御陵の参拝時間に準じると思われる。

御陵の参拝時間(御陵印の頂ける時間)については以下の通り。
多摩御陵:午前9時~午後4時(参入は午後3時30分まで)

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年5月3日記事

『SunTAMA Style』2022年5月3日記事

『SunTAMA Style』2023年5月3日記事

『LifeTour21st』2016年5月3日記事

http://lifetour.blog.jp/archives/1056554756.html「ブログに込めたたった1つのこと

『みいこStyle』2019年5月3日記事

http://miikostyle.blog.jp/archives/17951295.html「オリジナリティを守るためにしてきたこと

GWはジャズ LIVEを楽しむ♪ハモンドオルガン×ジャズギター×ドラムス~トリオのクールな演奏に酔いしれた【暮らし・ジャズ LIVE/旧記事更新62】

【ブログ新規追加1186回】

GWに素敵な招待券を友人から頂いた。

偶然にも「GW・お金をかけずに楽しむ企画②」となった。

「新緑かがやくジャスライブ!」と銘打った演奏会。

ジャズは大好き!しかもライブって?!

もしかしてライブハウスみたいなこじんまりとした空間に、ぎゅうぎゅうと人が入って熱気でムンムンとか(笑)

それが、市内南大沢文化会館の交流ホールでのLIVE。

会場の交流ホールは、円形で全体が木づくりでフラットだった。ホール図を載せておく。(舞台は可動式で今回は使用せず)

今回の土屋晴信トリオは、ハモンドオルガン(土田晴信)、ジャズギター(鈴木洋一)、ドラムス(柿沼佑育)バリバリのジャズメンたち。

それぞれのプロフィールは氏名にリンクしたから、興味のある方はクリックしてね。

当日の演奏曲目

酒とバラの日々/ A列車で行こう/ 虹の彼方に/ ミスティ/ ザ・キャット/ジミースミス SUN / フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン/ モーニン/ テイク5など。全10曲+アンコールはノリノリでサニー。

誰もが聴いたことのある往年の名曲ばかりだった。

ただ、名曲だからと言って、簡単に演奏するわけじゃあない。

ジャスはそれぞれの楽器が個性的なアドリブソロを披露するのが慣例だ。

トリオの3人も、文字通り「遊ぶように、理知的に、音楽の世界を駆けまわる」素晴らしい臨場感たっぷりのソロを終始、聴かせてくれた。

100人ぐらいの観客が、皆、足踏みや手拍子を自由に操る空間が最高に楽しい!

「踊ってもいいよ!」と、プレイヤーは促してもくれたのだ(笑)

わたし達も一番前のかぶりつき席で、それぞれプレイヤーのアドリブを堪能させてもらった。

奇しくも、昨日4月30日は「国際ジャズ・デー」というユネスコが定める「平和・連帯・対話」をより一層進める方途として制定された日。

先週から、国際ジャズデーの一環として、老舗ジャズクラブ「ブルーノート東京」も連携主催する【GW】親子で楽しめる野外無料ジャズ・イベント「JAZZ AUDITORIA 2024 in WATERRAS」が東京・ワテラスでジャスライブが3日間通しでで開催されていた。なんと無料!

これは行きたかったなあ(泣)来年こそは!

と、巷ではジャズ熱が高まってきた感じがする。

お気に入りのジャズ曲をもう一度聴いてみるのもいいし、新進気鋭のジャズメンが奏でるクールなLIVE演奏に浸るのも素敵よね。

本当に、久々のジャズライブを聴く機会を下さった友人には深く感謝している。

最後に往年の名曲「Days of Wine and Roses 酒とバラの日々」オスカー・ピーターソントリオの「上品で知的な演奏」をお聴きくだされ♪

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年5月1日記事

『SunTAMA Style』2021年5月1日記事

『SunTAMA Style』2023年5月1日記事

What’s Living Design? 家事の中に見る暮らしのワークスタイル~リビングデザインセンターOZONE 30周年記念 大平一枝さん・有賀薫さんのトークイベントに参加して~♪【暮らし/旧記事60】

【ブログ新規追加1162回】

今回のトークイベント(事前応募/無料)では、なくしたくないモノ・コト・価値観をテーマに人と暮らしを描く、作家・エッセイストの大平一枝さんと、家族のために始めたスープ作りをきっかけにスープ作家・料理研究家として活躍する有賀薫さんの話を聞きに行ってきた。

1時間30分の長帳場だったが、まあ、しゃべる!しゃべる!本当にお二人とも聞き上手のしゃべり上手だった。

大平一枝さんは物書きとして、長年それこそ山のような方々を取材してきた人。市井の人の暮らしから、有名人の暮らしまでを記事に書いてきたベテランライター。

ネタに困るなんてことはまったくないそうだ(笑)

一方の有賀薫さん、50歳でスープ作家デビューしたのだそう(驚き)

そのバイタリティ溢れるお話ぶりには、一見たおやかな奥様風な方からは想像しがたい身振り手振りのオンパレードだった。

ご本人がおっしゃる通り、ネット中毒ぎみでインスタ投稿を毎日されているのも、まったく苦にならないと。

こんなお二人が、弾丸トークでしゃべりまくりる。

当時、子育て中に雑誌で流行った「ていねいな暮らし」や「ていねいな食卓」に惑わされていた話では、「ていねい?できるわけないじゃん!」に会場も大爆笑!共感の嵐だったわ。

大好きなTV(スマスマなど)が全く観られないとか、雑誌がほとんど読めないとか、子育て中ってみ~んなそんななわけでしょ?っとおっしゃるおふたり。

内容はいたって普通の「家で家事をしながら働く・育児もしてきた・夫婦の関係や親の話」などなど。

まるで漫才の寄席のようだった(笑)

しかし、途中途中で、大事なメッセージを含んだ話が飛び出す。

例えば「家事は生活の中で、無くてはならない仕事だ」と毅然と話す。

これまでに食事を作るという家事の中心ともなるキッチン(台所)を多数取材してきた大平一枝さん。

市井の人の台所ほど人生背景の詰まったものはない!と話された。その人生背景を聞き出せるかどうか?が取材の裏テーマだとも。

そして、料理研究家としてキッチンを仕事場とする有賀薫さん。 家事と仕事のダブルワークを自分らしく行う方法にも数々のヒントがあった。

有賀薫さんの話で、一番印象に残ったのは、忙しい朝食の1時間を「夫婦唯一のおしゃべり時間」として、8歳年上の旦那様と、なんでもしゃべるのだそう。

本当にどんな些細なことでも朝食の時に話し合うのだと。

めっちゃいい習慣よね。

また朝一番にやっている事柄では、大平一枝さんは朝、家中の窓を開けて「家の換気」をしてから、すっきりとした気分で仕事に取り掛かるのだそう。儀式だわね。

お二人の私生活と仕事のバランスのとり方は「ある1日のタイムスケジュール」を円グラフで表現されていた。

奇しくも、お二人ともわたしとほぼ同世代!

お酒が大好きで仕事終わりの晩酌を楽しみ、お子さんも結婚や仕事で家を出て、夫と二人暮らしだそう。

もう、すべて自分のことだけに時間を使える、ある意味、人生で一番優雅な時期を迎えているせいか、どことなくほんわかしたムードが漂っていたのも良かった。

ここでお二人のプロフィールを載せておこう。

大平 一枝(Kazue Oodaira)

1586_oodaira.jpg

作家・エッセイスト。
長野県に生まれ、編集プロダクションを経て1995年に独立。 エッセイや、市井の生活者を独自の目線で描くルポルタージュコラムなど著書多数。
近刊にエッセイ集『人生フルーツサンド 自分のきげんのつくろいかた』(大和書房)『正解のない雑談 言葉にできないモヤモヤとの付き合い方』(KADOKAWA)。新刊『こんなふうに、暮らしと人を書いてきた。』(平凡社)5月発売予定。 連載に『東京の台所2』(朝日新聞デジタルマガジン「&w」)など。

有賀 薫(Kaoru Ariga)

1586_ariga2.jpg

スープ作家・料理研究家。
約10年間3500日以上、毎朝作り続けたスープを土台に、シンプルで作りやすいスープのレシピや暮らしの考え方を各種メディアで発信中。雑誌・ウェブメディアの連載多数。 著書に『スープ・レッスン1.2』(プレジデント社)、『有賀薫の豚汁レボリューション』」(家の光協会)、『ライフ・スープ くらしが整う、わたしたちの新定番48品』(プレジデント社)など。最新刊は『私のおいしい味噌汁』(新星出版社)。

会場となった、新宿パークタワー3F~7FリビングデザインセンターOZONEは、5つのフロアに展開する住まいとインテリアの情報センター。

スープ作家・有賀薫さん自作のキッチン「新時代のごはん装置・ミングル」もこちらOZONEで相談しながら作られたそうだ。

5つのフロアを撮ってきたのでこれも載せておく。

というわけで、それぞれが「仕事の降り時を考え始めた」お二人のトークイベントでは、なにが一番大切か!って話で〆られた。

それは「健康・体力」ですって!

そうよね。

さあ、今週もしっかり食べて、良く寝てGW前の仕事をみっちりとやってこよう!

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年4月22日記事

『SunTAMA Style』2022年4月22日記事

『LifeTour21st』2018年4月22日記事

http://lifetour.blog.jp/archives/1070913082.html「出版不況!~これって本当?

『LifeTour21st』2016年4月22日記事

http://lifetour.blog.jp/archives/1056027629.html 「夜桜と勝間和代さんとの思い出

『生き抜くためのごはんの作り方 悩みに効く16人のレシピ』河出書房新社 編 /今度の山に持っていく飯はこれ!【暮らし・料理は生き抜くスキル/旧記事更新57】

【ブログ新規追加1179回】

『生き抜くためのごはんの作り方 悩みに効く16人のレシピ』河出書房 新社 編

簡単レビュー

第一線で活躍する料理研究家たちによる、中学生が生き抜くためのレシピをエッセイとともに紹介し、さまざまな悩みを解決するための糸口を見つけるキッカケを提示する名書(14歳の世渡り術)

もくじ

◎ 第1章 身体の悩みのためのレシピ

・おなかを壊したときのためのレシピ
〝買えない料理〟が財産になる……冨田ただすけ(料理研究家)

・身体が冷えているときのためのレシピ
じわじわ、やさしく体を温める、風邪撃退うどん……寿木けい(エッセイスト・料理家)

・便秘のときのためのレシピ
「食べる」と「出す」はワンセット……有賀薫(スープ作家)

・風邪をひいているときのためのレシピ
心も身体も元気になるために……竹内ひろみ(自然派料理家)

・食欲がないときのためのレシピ
食事をコントロールすることは、人生をコントロールすること……西邨マユミ(マクロビオティック・ヘルス・コーチ、パーソナル・シェフ)

料理の基本 その1 だし汁のとり方

◎第2章 心の悩みのためのレシピ

・ストレスが溜まっているときのためのレシピ
料理も自由、人生も自由! ……山本ゆり(料理コラムニスト)

・不安なときのためのレシピ
体の中心をあたためる「しょうが入りあんかけうどん」……高山なおみ(料理家・文筆家)

・集中できないときのためのレシピ
料理で鍛える「段取り力」……きじまりゅうた(料理研究家)

・緊張しているときのためのレシピ
卵の話……枝元なほみ(料理研究家)


料理の基本 その2 野菜の切り方
料理の基本 その3 おいしいごはんの炊き方

◎第3章 こんなときに作りたいレシピ

・深夜の勉強のおとものレシピ
料理は魔法……リュウジ(料理研究家)

・一人で晩ごはんを食べるときのレシピ
「自炊」の一歩を踏み出そう……今井亮(料理家)

・遠足のお弁当のレシピ
料理にとって大切なこと……小田真規子(料理研究家)

・ホッとしたいときのレシピ
「好き」は原動力になる……おりえ(主婦)

コラム 「食」と「教育」の現場から
自由学園に聞く「食育」の大切さ

◎第4章 特別なとき自分でもできるレシピ

・家族の誕生日をお祝いするときのレシピ
失敗しても、カレーにしちゃえば大丈夫! ……ヤミー(料理研究家)

・お菓子をプレゼントしたいときのレシピ
「嫌じゃないこと」を探してみよう……なかしましほ(料理家)

・感謝の気持ちを伝えるためのレシピ
「ありがとう」のカルボナーラ……滝村雅晴(パパ料理研究家)

コラム 子どもと「食」の現場から
こども食堂waiwaiに聞く〝居場所〟としての食堂運営

                 ☆彡

ざっともくじから料理研究家と言われる16人の方のエッセイタイトルを羅列してみた。

中学生が読むものなんて・・・とかくくらないでぜひ手に取って頂きたい。料理研究家の生きざまが見え隠れするエッセイがなんとも秀逸な一書だ。

今をときめく料理研究家たちが披露する超簡単な料理を知りたくない?

どれも生き抜く力が漲るレシピばかり。しかも安価で超簡単!これ、中学の家庭科教科書にいいんじゃないかな。

この名書を読んで、「料理はスキル(技術)なのだ」と、改めて思い直したよ。

ぜひ中学時代に身に着けて欲しいスキルだともね。だって食べることをコントロールすることは人生をコントロールできるわけでしょ。

そして、美味しい物を自由に作れたら、こんな幸せなことはない。

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                    ★

さて、今月末、待望の山登りに行く。

ちょっとした低山だが、それでも装備のひとつとして、山飯を用意した。

山で食べるご飯の美味しさは格別だ。

一時、登山You Tuberの間で流行っていたアルファ米の老舗「尾西のごはん・エビピラフ」を用意したんだ。

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調理の方法はいたって簡単。パッケージを開けて、お湯を注ぐだけでできる。

こんな簡単な食事でも「温かい」だけでずいぶんと嬉しいものなのよ。

だからか、山の動画でたま~に見るパンだったり、乾いたお菓子類はかなり寂しい。温かくないからだろうね。

このピラフにカップラーメンとバーナー一式、水のペットボトル1本をザックに早々と入れておいた。

エビピラフの感想は山のブログで書く。

ああ~~~、楽しくなってきたわ(笑)

それでは、また!

ー--------------------------------------------旧記事更新58

『SunTAMA Stye』2021年4月15日記事

『SunTAMA Style』2022年4月15日記事

『LifeTour21st』2018年4月15日記事

http://lifetour.blog.jp/archives/1070794101.html「やっと辿りついたライカのレンズ

『LifeTour21st』2016年4月15日記事

http://lifetour.blog.jp/archives/1055674976.html「負けることから旅がはじまる

『みいこStyle』2019年4月15日記事

http://miikostyle.blog.jp/archives/17622166.html「ご近所探訪で春を満喫する

「メルカリと年金」【暮らし・ちゃんと知る/旧記事更新53】

【ブログ新規追加1175回】

新年度が始まって、いやあ、忙しい!忙しい!

毎日朝から仕事ずくめ。それでも行く先々で満開の桜を眺めつつの運転も楽しい。

10日間もしっかりと休んでいたから、体がなまっているかと思いきやバリバリと動けて「まだまだイケてるや~ん!」と、自画自賛(笑)

でもね、ちょっと前にまたひとつ歳をとったわけで、誕生日の日、「わたしはすでに年金受給ができる」ことを思い出した。

それは、還暦を迎えた数年前にも同じことを思ったじゃないか!

だってさ、仕事とプライベートで忙しくってまだまだ先じゃん!とずっと忘れていたんだから仕方がない。

で、正確にはわたしは65歳からの受給対象者。まだまだ数年先よ。

しかし、年金受給は「60歳から75歳の間」で自由に受給申請ができる。(そんな基本的なことはみ~んな知ってるとか言われそう)

この現実を再度考えた時に、なんだか自分が「小金持ち」になった気分だったわ(笑)

だって、申請さえすればなんの苦痛もなく一定のお金が入ってくるんだよ。すごいことよね。

この当たり前の制度のことをちゃんとわかっていたのだろうか?

まあ、お知らせがきたら対応すればいいや!と、これまでは先延ばしにしてきたが、今回は行ってきました!年金事務所。

今、年金事務所では相談するにも予約が必要。今日予約できても相談はなんと来月になると言われた。

で、わたしが、「そんなに先ですか?」と、ちょっとだけ不満そうな顔して言ったみたい。

窓口の男性は「ちょっと待って!予約と予約の間がある担当者に相談を聞いてもらえるかもしれない」と、急に動いてくれ「1時間待てるのなら、ご相談聞きますよ!」となったんだ。

相談の内容は、ズバリこれ!「年金受給・繰り上げのメリットとデメリット」だ。

参考資料はこちら→https://www.n-estem.co.jp/e-trust/column/unyou/2310-06/年金の繰り上げ受給は損益分岐点を考慮して決める! 基本的な仕組みとお得になる年齢を徹底解説

まず、動画で事前準備と思い探してみた。

年金の「繰り下げ」受給推奨派の動画はいくらでもあるのだけれど、「繰り上げ」受給を推奨する動画はすくない。

しかし、ものすごい再生回数を持つ年金受給繰り上げ推奨動画を1本見つけた。

その動画のコメント欄がすごいことになっていた。同じ繰り上げ受給された方々の実体験が書き込まれていたんだ。

そのコメントを半分ぐらい読んだところで、み~んなが言っている「繰り上げて早くもらう」のがまるで大正解のような錯覚に陥った。

「こりゃあ、まずいよ」ちゃんと年金事務所で専門の方の話を聞くのがいいと即座に考え直した。

そんなこんなで、じっくりと話を聞いてきた結果、わたしの場合は「今、受給すると年間受給額のうち79000円も減額されて、しかも一生同じ減額された額でもらうことになってしまう」のがわかった。

79000円減らされて、損益分岐点である16年後にやっと、65歳時からの受給者と同一となるそうだ。

この減額が大きいだけでなく、会社員であること、夫との兼ね合いや夫婦の大病なんかで、受給の際に気をつけるべきトラップ(落とし穴)がいくつもある。

やっぱり65歳受給でいいか!と、落ち着いちゃった。

動画の勢いのまま、繰り上げ受給の手続きをしなくてよかったよ。

こういった話を懇切丁寧に話してくれ、疑問にも答えてもらえる年金事務所。ありがたや~~!

まったくね、年金は「命の長さを秤にかけて打つ博打」のようなものよね。

                  ★

さて、もうひとつの「はなし」 は今週、仕事が忙しいくせに「メルカリ」に登録したのだ。

蚤の市とフリーマーケットの違いもわかんないのに(笑)

で、メルカリプレゼントの「初めてのお買い物1000P」が手に入ったんで、毎日商品の物色をしていた。

候補は「アラビア・マグ」「財布」「ステンレスボトル」など。基本は「新品・未使用」で探した。

深夜になるまで目を皿のようにしながら見つけた、北欧のアラビア・マグは深いブルーベリー色の新品・未使用品。

もちろん1000Pじゃあ足りないけど。欲しい物が見つかったので初買い付けをしてみた。

というわけで、今週の初めての挑戦!肩コッタ案件はここまで。

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年4月5日記事

『SunTAMA Style』2022年4月5日記事

『SunTAMA Style』2023年4月5日記事

『LifeTour21st』2016年4月5日記事

http://lifetour.blog.jp/archives/1055105572.html「世界基準の仕事術

『みいこStyle』2019年4月5日記事

http://miikostyle.blog.jp/archives/17398228.html「投資家 ジム・ロジャース 世界バイク紀行

贅沢の基準とは?~己の価値観を見直すことで豊かな休暇を過ごせた話【暮らし・心が喜ぶ価値観の持ち方/旧記事更新52】

【ブログ新規追加1174回】

昨年の11月から今に至るまで、大好きだった「旅」を封印中。

これまで季節ごとに最低1回はどこかに泊りがけで出かけてきた。

そのわたしが、今ではすっかり妄想旅行で事足りるように変化したんだ。

というのも、行きたい場所ややりたいことは数々あれど、どれも「帯に短き襷に長し」で。

要するに「今の自分にあった贅沢の基準」を追求し、しっかりと見直すことに時間をかけた結果、無理に出て行かなくても充分に楽しめる要素が身近にいっぱいあることに気づいた。

その気づきの一番は「無料」にこだわった演奏会やイベントの数々。

いつもなら、高価なチケットを購入して出かける最高音質のコンサートホールへも、メンバーシップ(会員)演奏会(無料)でなら心置きなく楽しめる。

もちろん推しの演奏家がいる場合は購入するが、ホールの音や装飾など建物自体を楽しみたい場合は、無料招待枠を利用するのがベスト。

で、3月は2回の最高音質で聴くコンサートに行ってきた。

次に、アウトドアの分野では、結構イベントが各地で開催されてはいるけれど、何しろ自然が相手のこと。

お天気や寒暖差が行動を鈍らせる。雪でダメになったり、晴れていても極寒だったりと。

そんなわけで、今年の登山は4月後半にスタートする予定に変更した。もちろん低山だし、入山も駐車場代もなしよ(笑)

TOPの写真も今年のカタクリを見に片倉城跡公園で撮ったもの。満開のカタクリがそれこそ無料でいくらでも見られるとあって、大人気の城跡公園(無料P付)だ。

日本では山の入山や自然公園に入園するのには、ほぼ無料で駐車場も無料が多い。(やや近年では、登山ブームからか、駐車場有料が増えつつあるが)

これは、海外では少ないのだそう。

だからか、インバウンド効果で海外からの旅行者が日本の山にどんどん押し寄せて来ているのだそうだ。

無料でお天気次第では各地の絶景を見られるのだからすごいと。

話を「価値ある無料を追求した3月」に戻すと、音楽・山アウトドアときたら、もうひとつ本の話をしよう。

大好きな作家、村上春樹氏の「私的読書案内」を読んでの一冊。

こんな素敵な本(319頁で3300円+税と高価)が図書館にあったので、早速借りてじっくりと読んだ。

ちょっと購入するには躊躇する値段の場合、図書館で探してみる。

「国内外のお酒の生まれる蒸留所の話、お酒の個性」などを網羅した、いわば「シングルモルトウィスキーのバイブル」となっている。

では、村上春樹氏の読書感想からすこしだけ引用してみよう。

『モルトウィスキー大全』

シングルモルトの奥は深い

スコットランドのアイラ島の醸造所にしばらく泊めてもらって、そこでシングルモルトをたらふく飲ませてもらい、すっかりシングルモルトの愛好者になってしまった。

アイラにはラフロイグとボウモアの蒸留所があり、どちらも素晴らしいウィスキーだ。それからエジンバラの文学祭に参加したとき、アイラ島のお隣のジュラ島の蒸留所からも招待され、ここでも名高いジュラ・ウィスキーを心ゆくまで飲ませていただいた。至福の数日間だった。

しかしシングルモルトの奥は深く、興味を持ち始めると次から次へと飲むべきウィスキーが眼前に現れ、何が何だかわけがわからなくなってしまうこともある。そんなときには、この本がずいぶん役に立つ。これだけの数の蒸留所を回り、すべてのシングルモルトを試飲された著者には、ただ敬意を表するしかない。(村上春樹氏の内容文から引用)

シングルモルトウィスキー大全』土屋 守・著(小学館)

簡単レビュー

『モルトウィスキー大全』『改訂版モルトウィスキー大全』に続く第3弾。改訂版刊行後の動きに完全対応するとともに、スコットランドの全蒸留所に加えて英国の他地域や日本の蒸留所も網羅した、まさに完全版だ。

一家に一冊、いかが?

                 ★★★

さて、音楽も山も本も「無料」にこだわると意外なほど、高品質なものばかりが手に入る。

これがわたしの目指す「贅沢の基準」なのだと思い知った。

今年のアクティビティは好きなホテルや航空会社、自動車保険などのメンバーシップ(無料会員優待)を使い倒す「限りなく無料に近い」ホテル泊やイベント参加を目指すライフスタイルを確立しよう!と考えている。

すべては、情報戦だから上質な情報をキャッチできるように「精進また、精進」よ(笑)

それでは、また!

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『SunTAMA Style』2021年4月3日記事

『SunTAMA Style』2022年4月3日記事

『SunTAMA Style』2023年4月3日記事