★2024年8月2日更新 Amazonプライムで映画を観まくる8月~せっせとメニューから週末何を観るか決めてる🎶【暮らし・Amazon プライム】

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朝方、夫が「今日から1か月間、Amazon プライム会員(無料)になったから、好きなだけ映画でもTVドラマでもどうぞ!」と、誘ってくれたんで有難くメニューを検索中。

わたしは、簡単にサブスクで小金を使わない。だって時間の制限がとても多いから。あんまり使えずに忘れてしまわないように、まず無料体験期間を有効的に活用してきた。

先月の「Amazonオーディブル」でも、聞きまくり読書が叶ったし(笑)

で、映画だが時間のかかることは承知で観られる作品を前もってピックアップして予定に組んでおかないと、永遠に映画見放題までたどり着けそうもない(笑)

今週、花金に4回目のワクチン接種日を迎える。それまでは仕事や会議に忙殺されているのでアマプラしてはいらんない。というかできない。

ワクチンが終わったところから日曜日までの2日半。この間に「ミニオンズ」シリーズを観てしまおう!と、計画中だ。

今まで、まったく観てない「ミニオン」

この夏は「ミニオン」をしっかりと攻略するミッションを組もう(笑)

※ 「ミニオン」の簡単レビュー

人類が誕生する遥か以前から存在していたミニオンたち。彼らは最強最悪のボスに仕えることを生きがいとし、様々な歴史的悪党たちに仕えてきた。しかし、そのボスたちの命はなぜか長続きせず、やる気を無くしてしまう。そこでリーダー格の3人が、次の大悪党を探す旅に出る。(ミニオン公式Hpより)

さあ、5日から7日の間、5本の「ミニオン」全シリーズを観る予定だ。

妙にワクワクするねえ(笑)

子どもの気分に戻って、お菓子とジュースも用意してっと。

さ、仕事行ってきましょ!

「笑顔の値段」【暮らし・エッセイ】

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昨日、とある大学のオープンキャンパスに行った。

別に今、再び学生に戻ろう!とか、そういった手合いではないよ。

ただただ、涼しく過ごせる場所を探していただけ。

大学内の図書館とか、生協とか、ラウンジcafeなど、いくつも涼しく過ごせる恰好の場所がある。

午前10時から午後1時までラウンジcafe のソファでランチを頂きながら、ゆっくりじっくり自社の最新刊を読む贅沢なひと時だった。

                  ★

そんなのんびりしてたら、ふっと「富美代」のことを思い出した。

わたしと富美代は、音大の同期で「音楽芸術学部」という、ピアノ専攻なのだけれど、声楽と楽器をもうひとつ選べる一粒で二度美味しい学部で学んだんだ。

わたしたちは、その「音楽芸術学部」のピアノ専攻だった。とても人数が少ないため、すぐに仲良しになったんだ。

髪型はなぜか、サザエさんみたい(ウソじゃないよ)で、天然パーマらしく人一倍髪型に気を配って過ごしていたのが印象的な子だった。

さて、そんなごく普通の「富美代」だが、1年生の夏、バイトをする!って息巻いてJR厚木駅の前で別れた。彼女が向かった先は「マクドナルド」だ。

あらかじめ、☎で面接日の予約を入れていたみたい(そういうのは徹底してやるんだ・笑)

で、そうした行動が功を成したのか、一発で合格だと。

翌日から、意気揚々と「いらっしゃいませ♪」と笑顔でお店に出るのかと思っていた矢先のこと。

まったく働けず、一瞬でクビになったのだと、一緒に応募して合格した「清子」から話を聞いた。

わたし「なんで、クビ?」

清子「それがね。バイト研修で店頭に立ったのだけれど、富美代は一切笑顔を向けて対応できなかったの」

わたし「どーして?客商売で笑顔を向けられないって、どーいうこと?」

清子「それがねばっかりだけど、富美代は小さい頃から「愛想はタダであげちゃいけない!」って親御さんから言われて育ったらしいのよ」

清子「だから、店頭でむっすりして愛想もなく、ただ注文を受けるだけでいいんだと思い込んでいたんだって!」

「ええええええええええええ!!!!!」わたしの驚きはマックス状態。

で、店頭でつい言ってしまった一言は「笑顔はタダであげられない!」と。

この状態を見た店長が「即、クビ!」を言い渡して、たった1日で終わったバイトだった。

富美代の子どもの頃からの刷りこみのキツさには本当に驚いた!

で、わたしも母親の口ぐせや言い聞かせられてきた言葉があったかも!と、思い出してみたんだ。

あったよ。

「〇〇ちゃん、なるべく人前では大人しくしてね。嫌われないように!」とか。

当時、小学5年生ぐらいだったと思うけど、しょっちゅう、そういう人とのコミュニケーションで失敗しないように・・・みたいな「子ども可愛さからの過保護」みたな言葉を浴びせられていた。

わたし?

そんな母親の一方的な言葉にはまったく耳も貸さなかったし、言う事も聞かなかった。

富美代はどーだったのだろう?

笑顔を振りまいちゃいけない!っと、いい聞かせるほど、親御さんは世間が怖かったのかしらん?

しかし、いったい「いくら」だったら、笑顔で接客してくれたんだろう?

と、「笑顔を売り物にする友だち」がいたことを、オープンキャンパスでけらけら笑う女の子たちを見て、とっさに思い出したのだ。

この話にはオチは取り立ててないんだけど、数か月後に、Dr.スランプ アラレちゃんの大ファンになった富美代は、思いっきり笑顔で「おはこんばんちわ(^^♪」と学内で呼び止めてきたんだ。

でね、20歳にもなった女子が話の相槌を「ンチャ!」っていうのはすごい違和感だった(大笑)影響されすぎじゃん!

それでも、笑顔を振りまけるようになった富美代は可愛らしかったよ。

みんなでドレスを着飾って撮った卒業写真でも、真ん中で満面の笑みだったし。

ね。笑顔は「プライスレス」ってもんよ(笑)

2024年7月31日更新 7月の振り返り~マインドフルネスたっぷりで過ごした【暮らし・マインドフルネスを再確認】

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7月31日。今日は今月の振り返りを簡単に。

2回の演奏会で新しい表現の方法を知ったり、貴重な絵画や植物を観に行ったり、何しろ己の内部充実に努めた7月だった。

今、再びマインドフルネスの再考を模索中だ。

※ マインドフルネスの定義をあげておこう。

現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程である。 瞑想、およびその他の訓練を通じて発達させることができるとされる。

※ マインドフルネスとは、語義として「今この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに捕らわれのない状態で、ただ観ること」である。

とりわけ新しい考え方ではなく、東洋では瞑想の形態での実践が3000年あり、仏教的な瞑想に由来する。

資料元→https://ja.wikipedia.org/wiki/(Wikipediaより)

大筋の定義はこうだ。

「今、この瞬間」に意識を向け、良い悪いの価値判断をせず、ありのままに気づくこと。

 今、ここに集中することが、きっと生きやすさや暮らしやすさに一役買うんだろうな。

どんな状況になっても、いったんことの成り行きを静止眼で向き合えるという思考が役に立つ。

マインドフルネスという言葉は、どこか「瞑想」に通づるものが多い。しかし、「瞑想」ばかりしてはいられないのが現実の生活なのだから、「動きながら、考えながら、時おり瞑想を取り入れる」・・・と、こんな具合が望ましい。

わたしが6月~7月の取り入れた、生活を丁寧にするためにやったことは3つで書き出してみよう。

毎週の水回りの掃除(キッチン、トイレ、洗面所、お風呂)

2週間に1回の芸術鑑賞(おもに音楽と絵画など)

平日は呑まない

この3つを丁寧に実践してきた。

その結果、まず、お酒に対する執着が消えた。次に芸術鑑賞で己の小ささ、考えの浅さに気づき、さらに勉強をしようと心に誓った。

そして、毎週、これでもか!と、水回りの掃除を繰り返してきたら、何しろ数年間溜め続けた心の澱から解き放たれたような爽快感を実感できたんだ。

今まで、こんなに丁寧に掃除と向き合ってきたかな?

掃除というシンプルな動作に、己のすべてが含まれている。だから、集中して取り組めば、気落ちのいいことこの上ない。

そう、宇宙よ。だから掃除は偉大なの(笑)

で、もうひとつ。芸術の面だが、プッチーニのグロリアを初めて聴いた。

大合唱と、フルオーケストラを従えた2人の男性ソリストが宗教音楽のグロリアを歌うという志向だ。

曲のクライマックスが驚きだった。

ふたりの男性の歌の掛け合いが凄まじい。向かい合っての掛け合いはまるでちょっとした口喧嘩のよう。その繰り返しを見聞きしていたら、思いがけず一瞬で、シュン・・・と、あっけなく終わったんだ。

セレモニー的なオーケストラの演奏もなく、最後はアカペラに近い、歌声だけがホールに響き渡ったラスト。

そして、ブラボーもアンコールもなし。

まったく歌い手を最高に賞賛したステージに、大感動だった。

そうよね。歌い手やオケや合唱それぞれを褒め讃える散漫な表現(一般的な)を一切捨てた、潔い表現方法に圧倒された。

そして、これも、丁寧な生き方を求めて、大好きなお酒を遠ざけるのにも成功したわたしへの小さなプレゼントだった。

この演奏の本義はこうだろう。

「自分がこうしようと思うことをやるのに、周囲の雑音はいらない」と。

茶道、華道など「道」が名前につく習い事は、すべてマインドフルネスに繋がっているという。

例えば、茶道はとても道具を丁寧に扱う。お茶を点てることそのものに集中し、心をよせる。

とまあ、6月、7月と心を平静に保ち、芸術や掃除に心を寄せ尽くしてきた日常を、簡単に振り返ってみた。

さて、8月。

コロナの感染拡大にまったく油断はできないが、予定通りだと、「山の日」前後に遠出をする。

2ヵ月間、培ったマインドフルネス思考で、行動制限のない夏を、賢明な判断で行きたいと願うものだ。

8月、猛暑が続きそうだが、日常の実践で掃除と平日禁酒は続けて行く。

日常でも、マインドフルネスは実践出来る。

例えば、車の運転。遅刻しそうな時、道がよく分からない時、心はいろんなことが沢山思い浮かぶ。

身体は、前かがみになり、気持ちは焦っている。

そんな時、今は、こう思ってるなと気付く。

そして運転に戻る。

それを繰り返すと段々運転に集中出来るようになってくるのだ。

不思議と前かがみになっていた姿勢がしゃんとしてきて、気持ちが落ち着いてきた。身体は心とつながっている。

こういった、心模様に気づくことが大切。

変わることへの入口なんだ。

日頃から頭の中に思い浮かぶことに振り回されやすいとか、こうしようと思っていても、脱線することが多いとか、悪い想像が膨らみ、未来が不安になり、辞めてしまうとか。

こういった傾向がある場合、マインドフルネスで己を丁寧に顧みてみよう。

きっと、充実した夏になるだろう。

『クライマーズ・ハイ』横山秀夫・著(文春文庫)~大活字本(埼玉福祉会版)で読む【選書・文化】

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• 簡単レビュー

1985年、御巣鷹山で日航機が墜落。

その日、北関東新聞の古参記者・悠木は同僚の元クライマー・安西に誘われ、谷川岳に屹立する衝立岩に挑むはずだった。

未曾有の事故。全権デスクを命じられ、約束を違えた悠木だが、ひとり出発したはずの安西はなぜか山と無関係の歓楽街で倒れ、意識が戻らない。

「下りるために登るんさ」という謎の言葉を残して――。

若き日、新聞記者として現場を取材した著者みずからの実体験を昇華しきった、感動あふれる壮大な長編小説。

 『クライマーズ・ハイ』       

                    ★

『クライマーズ・ハイ』は2度目の再読だ。初回は文春文庫で読んだ。

(実は、日航機墜落のあの日、わたし達夫婦は長野県小諸市の駅前ホテルに泊まっていた。そして浅間山へ行こうと話ていた時に、TVでこのニュースを知って愕然とした。この事故の記者を務めた横山秀夫氏が書いた小説とあって、当時大変なニュースとなったのを覚えている)

今回は、図書館で見つけた「大活字本シリーズ」の新刊本を借りて拝読中。

さて、大活字本とは?

文字通り、大きい文字で印刷された本である。

(下↓ の写真は文中だが、紙いっぱいに読みやすい色味のインクで印刷されているのも興味深かかった)

この出版物の大元は埼玉福祉会という埼玉県の福祉団体だ。

老人や弱視者に少しでも読みやすい大活字本を提供し続けている。

また、身体障害者の働く工場で製本発行するという、雇用を生み出す仕組みを築いてきたのだそうだ。

実際に読み始めてみて、「なんて、読みやすいんだろう!」どんどん読めてしまう。

目の悪くなってきたわたしにはうってつけかもしれない。

ページ数も増えることを考えて、軽くなるように紙の質にもこだわった装丁だとも感じた。

こうした製本技術の支えもあって、長編作品のこちらは上下巻で6000円!(各巻3000円)

どうだろう?高いかも。

でも読みたかった本が目視で読めるのはこの上ない幸せなことだろう。

電子書籍とも違う、一枚、一枚ページをめくる喜びが紙の本にはあるのだ。

こういった大活字本でどんどん、新刊が発売される日がくるのだろうか?

多分無理だろうが、一部のこういった機関で手に入るのなら、そういった情報を持っていたら良い。

※ 大活字本の出版社はこちら→https://www.saifuku.com/daikatsuji/index.html(埼玉福祉会

読書好きだが、なかなか本が読めなくなってきたと嘆く方へのプレゼントにも最適かも。

わたしも、弱視の友人に差し上げようかな?

読書の秋、敬老の日とかにもうってつけ!

という「大活字本」の話。

2024年7月29日更新 高崎でモネを観て~行田で古代蓮を見る午後~モネは少し離れて観るのがいい。古代蓮は真近で咲き誇る姿を見るのがいい【写真で綴る旅・睡蓮】

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昨日の郡馬旅の続き。

郡馬県立近代美術館では、モネの睡蓮にも出会えた。

1914-17
油彩・カンヴァス
131.0×95.0cm

「睡蓮」のごく簡単な解説をどうぞ。

 モネは1883年から、パリ北西の町ジヴェルニーに転居し、自宅に丹精こめて庭園をこしらえた。

モネはこの庭園を20年かけて完成し、「最も美しい自分の作品」と自負している。

1900年以後26年に亡くなる直前まで、モネはこの庭園のなかに作られた、睡蓮が浮かぶ「水の庭」を主題に選び制作を行う。


 これらの作品では、モネは睡蓮の葉の広がりと水面に浮かぶ花によって、鏡のように静かな水面の存在をあらわしている。

そして、水面の鮮やかな青色には空の色まで反映され、大胆な筆の動きは、水中に動く水草と水面に映る柳など周囲の樹木のすがたとが渾然一体となった様子をみごとに表現している。


 睡蓮の池を主題としたモネの作品では、当初、構図のなかで空と池がそれぞれ半分を占めていた。

やがて空は画面の上部に後退し、1905年以降は、画面全体をほとんど睡蓮の池が占めるようになり、画家の眼は水面により接近していく。

こうして、青と緑、そしてピンクの色彩が広がる画面から、水面に映る空を走る雲、池の周囲にそびえる樹木、そして水流に漂う水草の動きを知覚する働きは、見る人の感覚に、そして見る人の内面により深くゆだねられるようになる。

そのためであろう、自然界の静と動のドラマを注視し、ついには生命の神秘にまで迫るような深い内容をそなえたモネの晩年の睡蓮の連作は、個人の内面への洞察を深める20世紀の芸術家に、とりわけ高く評価されている 。(資料元→https://mmag.pref.gunma.jp/works/monet 群馬県立近代美術館HPから)

                   ★

これまで、数々の美術館で、モネの睡蓮に出会ってきた。

それこそ、世界中に相当の数の作品があるだろう・・・な。

で、調べてみたら250点のシリーズ作品だということがわかった。

睡蓮》はクロード・モネによって制作された約250枚の油彩絵画なるシリーズ作品

現在では、日本国内にある13ヵ所の美術館所蔵にて、モネの睡蓮は鑑賞できる。

13の美術館の資料はこちら→https://media.thisisgallery.com/20200123 (モネの作品を所蔵する日本の美術館13選)

まだ、13枚すべてを観てはいない。これから、毎年ひとつ、ひとつ鑑賞して行こうと計画中だ。

しかも、フランスにある、「オランジュリー美術館」(モネの睡蓮の間)にも生きている間に訪問したいと願っている。

                  ★

さて、ひとしきり、美術鑑賞を終え、次の場所は夫があらかじめ調べておいてくれた、埼玉県行田市の「行田古代蓮の里」という自然公園に行った。

睡蓮は、朝からお昼頃までが、花弁が開き大変に美しいとされているが、夕方にはつぼみにもどって、口をきゅっと結ぶ姿がまさに「睡蓮」そのものなのだ。

で、昨日は午後3時半過ぎに目的地へ着くも、やはり眠りの準備をはじめた無数の睡蓮たちに圧倒されてしまった。

また、風がつよく、ざわざわと風を受けながら葉の生い茂る様も圧巻だった。

まだ、結びきらない花を探し求めて園内を急ぎ足で回る。

やっぱり、朝見にこなくっちゃね!と心底思った、蓮池の鑑賞だった。

かのモネもたくさんの風景画を描いているが、何よりも描きたかったのが「朝の光」だそうだ。次いで、「昼の暑い日差し」そして、「夕方のうすぐらい空」どんどん表情を変える蓮池で生涯、光を描き続けたんだ。

~モネを観てから蓮池に行く~なんとも贅沢な日帰り旅だった。

撮影をしながら、閉まる寸前の売店でゴーヤの詰め合わせと🍅の詰め合わせを購入(笑)

で、深谷バイパス→国道17号→国道16号で6時に帰宅。

最近は、コロナ禍で首都圏近郊の北関東は「群馬・茨城・栃木」などに小さな旅をするのが流行っているらしいよ。

まだまだ、行きたいところはいっぱいあるしね。

楽しみは尽きない。

群馬の「ゲルニカ」を観に行く~群馬県立近代美術館にて【旅・パブロ・ピカソのタピスリー】

【ブログ新規追加789回】

群馬県高崎市にピカソの「ゲルニカ・タピスリー」がある!と、知ったのは今月に入った頃。

群馬馬県立美術館の所蔵品だそうだ。毎年、期間限定での公開となっている。

※ 2022年一般公開→7月2日~8月28日

ピカソ自身が関わったタピスリー(つづれ織りの織物)は3点のみ。「ゲルニカ」の原画はスペインのプラド美術館所蔵。

では、あと2点のタピスリーは?どこに?ちょっと調べてみた。

ピカソはこの絵画と同じ図柄のタペストリーを3つ制作しており、ニューヨークにある国際連合本部の国際連合安全保障理事会議場前とフランスウンターリンデン美術館と日本の群馬県立近代美術館に展示されている。

(余談だが、 日本の徳島県鳴門市にある大塚国際美術館には絵画の実物大のレプリカが置かれている。)

というわけで、大変貴重な作品が群馬で見られるとあって、今日、朝から車を飛ばして行ってきた。

作品紹介「ゲルニカ」について

スペインの小さな町ゲルニカは、戦争で爆撃を受け、大勢の人々が殺された。

ピカソは、この出来事に激しく怒り、巨大な「ゲルニカ」という作品を描き、世の中に戦争の恐ろしさ、悲惨さを伝えようとしたのだった。

この「ゲルニカ タピスリー」はピカソが描いた原画をもとに、ピカソ自身が職人を選び、糸の色に精密にこだわった作品に仕上がっている。特にグレーの配色が素晴らしい!と、ピカソ自身も絶賛したそうだ。

また、原画を上手く表現されているとも。

                   ★

作家であり、キュレーター(学芸員)でもある原田マハ氏が、箱根ポーラ美術館での「ゲルニカ タピスリー」巡回企画展での講演の記事が見つかったので載せておこう。

原田マハ氏のお話で、大変興味深かったのが、「タピスリーは作ってよい点数が世界基準で3点まで」なのだという話。

キュレーターならではのうんちくも豊富で、しかも、彼女の作家名「マハ」のことまで話されていた。

原田マハ氏の話を読んだだけでも、この7mもあるタペスリーを観に行きたくなるはず。

今年は戦争を考えるだけではない、本物の戦争が海の向こうで起こって早や半年が経つ。

現実の戦争がTVで放映され目の前に広がっている。

こんな状況に、一刻もはやく停戦終結を願う日常がある。

だからこそ、何もできなくても、誰にでもできることがある。

それは「忘れない」ということだ。

2024年7月27日更新 働く女性のナイトルーティン~家で過ごす時間って大切~という動画を見つけた【仕事/暮らし・ナイトルーティン】

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毎年、夏休みは2回にわけて取っている。

今年は、7月27日~31日の5日間と8月10日~17日までの一週間。全部で12日間ある。

その間に済ませたいことは、夫の心臓疾患の検診とわたしの健康診断。夫の心臓経過観察日は今日で、これから近所の大学病院へ出向く。

この日を目指して、緩んだ食事制限(主に糖質制限)を引き締めてきたが、さあ、数値がどう出るか?!ドキドキだわ(汗)

昨夜、詰め込んだ仕事をして帰ってきて、ぼ~っと、You Tube 観てたら、「NYで働く60代女性 勤務時間11時間!過酷な日々のナイトルーティン」という見慣れない番組を発見!

着替えもせず、そのまま30分見続けてしまった。

なぜなら、サムネイル画像には過激な文言が記載されてはいるけれど、その映像は「とても素敵」というか「いい感じ」なのだ。

料理研究家みたいなのではなく、ごく普通のフルタイム(残業ありあり)の主婦が、パートナーが帰る時間に合わせて夕食を作るシーンがいい。

そのメニューに「ミネストローネ」があるんだけれど、この日、本当は「マンハッタン・クラムチャウダー」を仕込む予定が、忙しさであさりを買い忘れた!と。

で、ミネストローネになったそうだ。

※ TOPの写真は一昨年、エンパイアステーキハウス(六本木)で頂いた「マンハッタン・クラムチャウダー」

NYでは、クラムチャウダーと言えばこれ!🍅の酸味が意外なほど海鮮と合う。美味しかったよ。

番組の話に戻ろう。時短で用意する食事のルーティンを淡々と語ったり、自分のデスクでゆっくりする姿や、キッチンの後始末までを丁寧な動画編集されていて、観ているだけで癒される。

ただ、まったく真似できなさそうなのが、きれいでシンプルなテーブルクロスをちゃんとかけている風景だった。

シミひとつないんだもの。わたしはもっぱら、一人用のテーブルマットを使っている。

キッチン道具もごく普通で、懐かしい感じさえする。どれも使いやすそうな物ばかり。

お料理しながら、職場のお局様の話とか・・・。とにかく、肩に力の入っていない、NY女性のナイト・ルーティン。

お時間があれば、ぜひご覧ください。

全然、過酷さを感じさせない優しい雰囲気の動画でほっこりして!

それでは、また♪

Amazon聴読サービス「オーディブル」10日間無料聴読を試して~読了した本と使用感をまとめた【書評・文化】

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7月15日~25日の10日間「Amazonオーディブル」で聴いた書籍をあげてみる。

① ねじまき鳥クロニクル 村上春樹・著(聴読再生時間11時間23分)

② 老体とピアノ 稲垣えみ子・著(聴読再生時間7時間21分)

③ 1%の努力 ひろゆき・著 (聴読再生時間5時間38分)

④ できないのはあなたのせいじゃない ブレインロック解除で潜在能力が目覚める 勝間和代・著(聴読再生時間5時間46分)

⑤ なぜか上手く行く人のすごい無認識 梯谷 幸司・著(聴読再生時間4時間39分)

以上の5冊をオーディブルで聴いてみた。

手始めに聴いた「ねじまき鳥クロニクル」は2人の男女の掛け合いが凄まじい。ついつい読み飛ばしてしまいそうなシチュエーション部分が脳内に「映像」となって再現されるような感覚だ。

有名俳優を使ったナレーションだからだろう。数々のレビューでは、この男優さんのしゃべりがあまり良くないという評価が多かったが、私は毎週土曜日にこの男優さんのラジオ番組を聴く習慣があるからか、とても身近に感じてずっと聴き続けられたんだ。

しかし、途中休憩を入れながらの11時間はべらぼうに長い!

いやあ、良く読んだ!ではなく良く聴いた!となるのも不思議な体験だった。

それがね、小説を丸一冊聴き切ったら、意外なほど満足感があったのだ。

たぶんあらすじやこまかな内容がしっかりと頭に入ったからだろう。読み飛ばしがない読書はなかなかできないものだから。

ここまでで言えるのは、オーディブルはどんな声の本か?で読む読まないが決まってしまうものだということ。

今回5冊の書籍を聴いてみたが、始めのつかみでだいたい決まってしまうようだ。

もっとたくさん聴けるだろうと思っていたが、なかなかど~して、そうも行かなかった。

やはりオーディブルは週末にゆっくりと体を休めながら聴くのが一番いいだろう。

次は、長距離ドライブの時なんていうのもいいだろう。

また、無料期間がやってきたら、まとめて聴いてみる。

今回は、聴いて面白かった、稲垣えみ子氏、勝間和代氏の2冊はさっそく図書館で借りた。

手元に届き、読了したら、レビューする。

いいかも。聴くだけ読書(笑)

ウイリアムモリス with Selia~追加購入した可愛いモノはこれ!② 【暮らし・ウイリアムモリスworld】

【ブログ新規追加785回】

昨日アップした、ウイリアムモリス「いちご泥棒・ブルー」レターPad の記事が、大変好評だったんで、追加で購入した3点もここに載せておこう。

今日、仕事先の神奈川県相模原市にある「コーナン相模原モール」の中にあるSeliaにて、まさかの「ウイリアムモリスコーナー」が棚1本できていた。

複数商品化されている物が店内に散らばって配置されているだろうから、それらを短時間で探すために、8個ほどSelia公式HPから書き出したメモを片手に息巻いて行ったのだが。

そうしたらさ、入口にあったの。モリスの棚が。もうね。小躍りしちゃったよ(笑)

こんな嬉しい偶然ってあるかしら。

で、ウイリアムモリスの棚には総勢20種類の商品が所せましと並べられていたんだ。

すでの完売しちゃった物も数多い。

そんななか、狙っていた、「トレー」最後の1枚を発見。フラワーシリーズで名前が分からないけどマスターピースだからこれは買い!(小さいトレーは、時計やちょっとしたアクセ、すぐ飲む薬などを置く必需品)

次に狙っていたフォルダーミラーはあと4個。で1個買い!(薔薇シリーズ。精細で優しい雰囲気が素敵。立体にしてみたのも載せる)作りもしっかりしていて長く愛用できそうな一品。

そして、3つ目に狙っていたジッパーバッグ(6枚入り)もあと4つだったから1つお買い上げ。(この柄はフルーツW-1という名前がついた図案。渋い黄色系が可愛い。裏が恰好いいゴールドになっているのでそれも載せる・笑)

それ以外にもペーパー皿2点、3種類入った付箋、封筒は3種類あったかな。大判シールシート、ワックスペーパー(お菓子やキャラメルを包んで端っこをきゅ!って絞るアレ)とか、A4サイズのペーパーボックス、アクセサリーボックス、紙コップ、トレーシングペーパーは3種類の柄が入ったサービス品、シール付きレターセットなどなど。

今日は、紙製品には手を出さなかったが、キャンプのご飯に使ったらきっとおしゃれだろうな・・・とか思うアイテムもいくつかあった。

2000円で爆買いしちゃおうかな?と、一瞬気持ちが揺らいだが、いいや、今日は欲しかった3つの商品が見つかったのだから良し!としようと、そそくさとお買い上げしてきた。

いやあ、しかし、モリス、ハマるね(笑)

家でも美しい柄をずうっと見続けられる。だから、壁紙になったんだろうね。

まだまだ、欲しいものがあるかも。

ちょっとづつ、身の回りを素敵なアイテムで彩りたいとか、久しぶりに乙女チック楽し過ぎるね。

というわけで、どんなに買ってもまったくお財布の痛まない、素敵なお買い物にハマった話を昨日に続いて書いてみた。

こんな小さな幸せでエンジン満タンよ(笑)

ウイリアムモリス「いちご泥棒・ブルー」レターPadを100均Seliaで買う~完売からの再入荷から3か月~今、入手できるモノ①【暮らし・ウイリアムモリスworld】

【ブログ新規追加784回】

「いちご泥棒・ブルー」のレターPad が100円!しかも本物!

この100均情報をずいぶん前に入手していたが、即完売だったそうで、そのまま忘れてしまっていた。

今日、4月頃にアップされていた、某記事に「ウイリアムモリス再入荷!」という嬉しいレポートを発見。

ただ、4月頃かあ・・・もうないだろうね。

半ば、諦めムード満載で駐車場のある近所のSeliaに朝一番で行ってみたが、やっぱりなかった(泣)

で、今度は駅前のショッピングビルのSeliaへ。

まだあったよ。超嬉しい!「いちご泥棒・ブルー」のレターPad。

これを、メモ代わりに使ってしまうのが、今回のミッションだ(笑)

ここで、ウイリアムモリスについてちょっと調べてみたので書き込んでおく。

英国出身のデザイナーであり、詩人、思想家でもあるウイリアムモリスの名言。

‘‘

「役に立たないものや、美しいとは思わないものを、家に置いてはならない」

“Have nothing in your houses
that you do not know to be useful or believe to be beautiful”

– William Morris (1834-1896)

                    ★

今もなお生きつづける
ウィリアム・モリスの精神

イギリスの自然や庭園の動植物をモチーフに描かれたインテリアファブリックや壁紙などの装飾芸術において、19世紀に一世を風靡し、今もなお根強い人気を誇るウィリアム・モリス。

彼はより良い社会のため、生活の中にこそ薫り高い芸術の美を満たすべく、夢と理想を追い求めた。

かつてイギリスに効率を優先させた産業革命の中で、“手仕事”に強いこだわりを持った人物が、ウィリアム・モリスなのだ。

彼は機械化大量生産、大量消費の時代に、「生活に必要なものこそ美しくあるべき」と主張し、手仕事の重要性を説いた。

このウィリアム・モリスの思想が後にアーツ・アンド・クラフツ運動と呼ばれ、各国の美術運動に影響を与えてゆく。

産業機械で大量に作り、使い捨てするのではなく、今一度原点に立ち戻り、より良いもの、自分にとって価値のあるものを大切にする。

“芸術と生活を統一化する”というアーツ・アンド・クラフツの精神は、現代において持続可能(SDGs)な社会をつくり、生活していくためにも重要なものだ。

そして、その精神のもと生み出された美しいデザインたち。表情豊かなデザインは懐かしさもあり、居心地の良さも感じさせる。

そして何より空間が幸せなものになる。そんな空間を作り出してくれるモリスのデザインは不安定な社会情勢がつづく今の時代だからこそ、インテリアに必要なものだと感じる。

19世紀半ばから後半に描かれたデザインが、160年の時を超えた今もなおフレッシュで愛される存在であり続ける姿に力強さを感じざるを得ないだろう。

パターンとリピートデザインの巨匠であるモリス。そして現在も人々を魅了し続ける彼が生み出したデザイン。

彼の残したタイムレスなパターンと、美しいものを暮らしに取り入れるという精神は、末永く続くドリームなのだ。

上記資料と画像元→https://morrisworld.jp/pages/profile 今なおも生き続けるウイリアムモリス

こんな深い歴史があってこその「いちご泥棒・ブルー」なのね。

これ以外にも薔薇の柄があったし、封筒は別売だけれど、探してみよう。

何しろ、Selia だから、ぜ~んぶ100円!

ここがすごいところ。

有名作家とのコラボ商品は見つけたら即買いがいい。

さて、忘れないうちにSelia へもういっちょ行ってきま~~す!(笑)