映画『アメリ』を観てから参考にしている小さな習慣~片づけるべき?残すべき?みたいな事がらの処理法🎶【暮らし・住所録の整理】

【ブログ新規追加608回】

これまで流行りの映画から学んだことは数知れず。

中でもひときわ「これ、絶対に真似したい!」と、思わせられたワンシーンが『アメリ』の中にあるのだ。

それは『アメリ』(フランスはパリの平凡な女性の日常をおしゃれに描いた世界的大ヒット映画/2001年)のオープニングのワンシーンから。

※映画のワンシーンを文字にしてみよう。

ある老紳士が親友の葬儀に参列して、家に帰ってくる。

悲しみに打ちひしがれた老紳士は喪服のまま涙をぬぐい、そばにあった住所録をおもむろに開くと、亡くなったばかりの友人のアドレスに「二重線」を引いた。というワンシーンだ。

老紳士の引く二重線、それは「もういなくなった」という意味なのよ。

どーしてこのワンシーンが真似したくなったのか?

それはね、フランス人の几帳面な暮らしぶりやしんみりとしつつも、実務を忘れるほど呆けてしまうことはないし、冷静沈着な振舞いで心を癒す、という見事な「儀式」のように見えたからなの。

アメリのおしゃれな暮らしぶりや行き違う恋にハラハラするとかいうのとはまったく違う場面に心を射抜かれちゃった(笑)

映画に影響されてすぐに実行してみた。当時、主宰していたピアノ教室の生徒名簿を手書きで作成していたが、辞めていった生徒さんの名前と住所には二重線を引いて消すようにして行った。

現在では、仕事も変わり、書店営業先で閉店した店舗もリストから単にはずすだけでなく、二重線をきっちり引いて別れを惜しんできたのよ。

同様に個人的な住所録も同じだ。

今年のお正月に高校時代の親友が亡くなった。知らせを受けたのは「松がとれた」あとだった。どーして年賀状がこないんだろう?って思っていたら・・・。

本当に悲しくて、少しの間しんみりとした気持ちで過ごしていたけれど、数日経って気持ちが癒えてきたら、住所録にある彼女の名前と住所に二重線を引いた。

「さあ!わたしは次に向かおう!」と、心底思った。

小さなことだけれど、二重線を引いたところに彼女の亡くなった日にちを書き込んだ。

これで、毎年忘れずにお参りできる。

とまあ、わたしの手書き住所録は、そういった友人や知人との別れを惜しむストーリーがたっぷりの雄弁な一冊なのだ。(もうボロボロ・笑)

几帳面なだけだったらとっくにデジタルに切り替えて、亡くなったとかもう会わないとかいう人を一発で消去してしまうだろう。ああ~~スッキリした…という感じでね。

これが二重線で消しただけだと、ずうっと残る「記録」になるんだから絶対に手書き住所録は辞められない。消すんだけど、消えないのが手書きの「良さ」なんだ。

もし、住まいが変わったお知らせなら古い住所は二重線で消し、その下に新しい住所を更新する。

まあ、良く言ってしまえば、たんなる「更新好き!」なんだろうけど(笑)

★2024年1月25日更新 モーニングエクササイズ~五感を呼び覚ます行動を朝からしてみる【健康・エクササイズの日常化②】

【ブログ新規追加607回】

昨日に引き続き、真冬に取り組むエクササイズの提案を進めて行こう。
昔、米国で大人気の女性作家の「暮らし全般を健やかに楽しく!」みたいな書籍を衝動買いした。

その中にあった印象的な「モーニングエクササイズ」という章があった。

昨日、ブログを書きながらその本を思い出したので、わずかなメモとさらにわずかな記憶を頼りにわたしの経験を書いてみよう。(某書籍はすでの廃版で紹介不可・残念)

書籍の冒頭に書かれていたのは、「朝、どのように目覚めるかで、一日が違ってくる」というフレーズだった。

よく「今日は朝から機嫌が悪い!」なんて言う人いるじゃない。きっと、誰にでも経験があるだろうね。

わたしのあくせくした音大時代の話だが、朝、一番で大学の貸しピアノ室(大学内に20部屋ぐらいあったピアノ1台が入る個室)を借りるために授業の2時間前には大学について朝練習をしていた。

そうでもしなければ、毎週出る課題を消化するのはまず無理(泣)バイトや友だちとのつきあいなんかで毎晩、夜遅くに帰る。いったい家でピアノをいつ練習する?

※こういった課題と練習をどうするか?など学生の悩みをそのまま描いていた漫画「いつもポケットにショパン」には、まったく同じような状態の学生がわんさか出て来るのだ・笑

そうなったら朝、2時間の練習をするために5時に起きて目で楽譜を覚えるスケッチを1時間やって、2時間かけて大学に行く。

バス停からピアノ室まで全速力で走ったもんだ(笑)なぜなら同じように朝練のために来てる学生はとても多かったから。

たった20台アップライトピアノの権利を得るためにしのぎを削っていた。

だいたい7時過ぎから9時前まで、ばばば~~~っと、課題の曲を初見で弾きまくる。

こんな毎日だった。

何年かして、余裕のある演奏家とピアノ講師として職を得ることに成功したのだが、あんなにバサバサした勢いで過ごしていた学生の頃を思い出して、ようやく、心地よい朝の過ごし方にシフトをしていったのよ。「音楽家はエレガントじゃなくっちゃね」って気が付いた。

わたしは、子どもの頃から目覚まし時計は使っていない。今でも。

ということは、一定の時間に眠らなくては希望とする時間には起きられない。当時はショートスリーパーで6時間睡眠を続けていた。もちろん、それだけじゃ睡眠が足りてはいないから、電車やバスではほぼ眠っていた。それでも乗り過ごしたことはなかったのだ。

きちんと眠れば、朝の目覚めは爽快なはず。あまり夜更かしはしてこなかった人生だわ(笑)

                  ★

さて、モーニングエクササイズとは?

それは、朝の目覚めをの時をゆったりとした気分で過ごせているか?はたまた、バタバタあくせくしていないか?

常に、気持ちを落ち着かせて、これから始まる一日の準備を丁寧にはじめて行こう。この「ゆたり、丁寧に過ごす」という思考を持つ練習をするのが、モーニングエクササイズなの。

朝、起きたとたんにバタバタと焦ってしまう人は、「早起き」をおすすめする!

また、「そんなの無理!」というのなら「夜更かしはしない!」と、決めよう。この決意だけでも、エレガントな生活に近づくってものなのだ。

早起きが身体にいいことは、誰でも知っている。目覚めのストレッチをしたり、外へ出て新鮮な空気を吸いに散歩もしゃれている。

そして、自分のためにていねいな朝食を用意する。これが美味しくないわけないじゃない!

と、モーニングエクササイズの真骨頂とは「夜更かし厳禁」&「早起き推奨」であるのだ。

アフォメーション(ポジティブな言葉で自分自身に宣言をして、なりたい自分を引き寄せるマインドセットのこと)の力を借りて、やりたいことや叶えたい事を朝、3回口に出して言ってみるのもいいのだそう。

ぜひ、おためしあれ!




エクササイズは日常の中でやる!~普段の行動にはエクササイズの要素がいっぱい~お金をかけずに効果的にやる🎶【健康・エクササイズの日常化①】

【ブログ新規追加606回】

あなたは身体のために何をやっている?

日常的に取り入れられないと、すぐに頓挫する運動習慣だ。

ヨガや筋トレもかっこいい!でも、わざわざマット出してスペース作って動画を観ながらオンラインでやる?

わたしはNO。

ジョギングもしかり。この寒い時期、心臓に負担がかかってしまいそうなことは避けたいよね。

じゃあ、いったい何をすれば「効果的」な運動になるんだろう。

答えは「ウォ―キング」これに限る。

いわゆる散歩だ(笑)

まあ、わたしは仕事でいっぱい歩くからその歩く時間はすべて運動と捉えている。

以前、客先の同年代の女性店長が「○○さん、何か運動やってる?」と、聞かれたんで、すぐさま、わたしは「だって毎日、外営業でかなり歩いていますよ!」と答えたら店長は「わたしなんか、毎日ショッピングモールの直線300mを何回も行ったり来たりするわよ」と。

続けて「でもね、それじゃあダメなの。筋肉はつかないし、年々身体の粘りがなくなり、頑張りが効かなくなってきたのよ!」「やっぱりジム通わなくっちゃダメなんじゃない?」とまくしたてられちゃった。とほほ。

それでもジムへは行かず、独自のwalkingtrailを続けてきたんだ。

歩くことの効用だが、無理をせず自分のペースで外歩きを楽しむ・・・簡単でしかもお金のいらない方法だ。

意外に外に出ることは多い。ただし今はオミクロン回避で出ないのかな?(ウーバーも利用率が爆発的に伸びたそう。)

人を避けつつ、外でしっかりと運動するとなれば、もう歩くしかないでしょ。

毎日のスケジュールに歩く時間を落とし込んで、満足の行く消費量を歩いてしまおう!という提案だ。

時間を決めるのもよし。

歩く歩数を万歩計で計るのも良し。

ウエアやシューズ・帽子や時計などの小物にこだわるのも良い。

歩きの目的を決める(ゴールをおしゃれなcafeにするとか)も大変に良い。

ただ、一点ロングでウォ―キングする場合には買い物はしないことが重要だ。

重い荷物を持ちながらのウォ―キングほど、情けない気持ちになりやすい。できるならザックに入れてしょってしまうのならまだいいが。

おしゃれに決めるウォ―キングなら、そのへんも大事にね。

                   ★

おそらく見落としている運動があるはずよ。手元でできるエクササイズがね。

というのも1日、家事や買い物などをしっかりやって過ごすだけでも、実はいい運動になるはずだろう。

そう思うと、家中の片づけや階段の掃除機がけあんまり面倒じゃなくなるから不思議(笑)

こうやって考え方を変えるだけで、かなり新しい気分にもなれるし、一石二鳥よ。

重たい物を買ったら運動。重たい物を運んだら運動。

何でもかんでも運動にしてしまおう!

こうして冬ごもりをハツラツと過ごしましょ。

明日は「モーニング・エクササイズ」の提案をする予定。 よろしく~~~

★2024年1月23日更新 50代の終わりに来て、積極的に休むようになった~平日でも前向きに休みを取り遊ぶ🎶【健康・年齢と精神の関係】

【ブログ新規追加605回】

46歳で脳出血を患った。

一気に坂を転げ堕ちた人生の転落だった。

しかし、一命を取り留めてからの約13年間を振り返ってみれば、難行苦行ばかりの自転車操業だったが、毎日、やること、やりたいことにまみれてあくせくしてきたんだ。

多少の更年期障害もあったが、それさえブログのネタにしかならないほど、わたしの13年間は超充実してきたのだと思える。

今では、一週間のうちの平日5日間は外営業に出ている。

コロナ禍でこの2年の間、訪問不可が続き悶々としてはきたが、ある意味、誰もが経験したことのない「パンデミック」だったのだから、そこから何かを学び取る=掴まなければ!とずうっと、思ってきたのだ。

で、わたしがこの2年間で一番学んだのは、「もっと前向きに休む!」ってこと。

えっ?それって、遊ぶこと?それとも身体をゆっくり休めること?

はい!どちらも!

それは、仕事の準備を絶えず先回りしてやっておき、平日でも遊びに行ったり、身体を休めたりする、というフレキシビリティな習慣になったことが大きい。

平日は仕事!って括りを取り払っちゃった。

そして、口ぐせだった「仕事だから・・・」という言葉をわざわざ発することも少なくなっていった。

                     ★

大学を卒業してから46歳まで仕事を長期に渡って休むことはなかった。そのぐらい20代~30代って元気なんだよ。

しかし、大病から仕事の長期離脱を経験し、さらにコロナ禍を経験した今は、仕事環境も大きく変わった。(出版不況からの客先減少などで)

一日にこなす量を減らした「ゆるゆるとした仕事スタイル」が完成しつつある。

たぶん、一番変わったのはわたしの心境だろう。

TOPの写真は、昨日に引き続き、数年前にHuawei P9で撮った、早朝の東京ミッドタウン。

撮影した当時のわたしは上昇志向が強く、好むのは高層ビルだった(笑)

それは、最小の自分との対峙だったんだろう。圧倒されることで、沸々と煮えるマインド。

そんな、自分の努力や根気が実を結ぶストーリーが大好きだった。

またそうでなくっちゃね・・・と、心底思い込んでいた。

しかし、病気は待ったなしで、そんなわたしの活動スイッチをやすやすと止めたのだった。

倒れた当初、身体は動かなくなったが、意識はしっかりしていたんで、頭には「復活」という文字しか浮かばなかったんだ。

一切泣かずに、淡々とリハビリして半年後の復活を勝ちとった。いわゆる勝者の方法で。

                      ★

でもね。もう、そういった努力や根気の末、勝者だけが勝ちとった体験とは「違う世界」になっちゃったんだ。

努力も根気も追いつけないパンデミックの仕業がわたし達を襲って来たのだから。

2年前、活動中止を余儀なくされた時期にわたしが取り組んだのが、GoogleアドセンスやAmazonアソシエイトなどの広告業界の勉強とこのブログの母艦であるWordpressの徹底的な勉強をしたのだ。

あわよくば、仕事を立ち上げるつもりで始めた取り組みだ。

仮想通貨などの金融にも興味はあったが、WordpressとGoogleなどの広告業界を自分のブログに引き込む計画を入念に練って取り込みを徹底してやった。

ここまでは、上昇志向の強いわたしを満足させる勉強につぐ勉強で、コロナで仕事ができない!という辛さもなんのその。一切を忘れる充実した毎日を約4か月続けられた。

膨大な記事を読み込み、ブログの様相を整えながら、Googleアドセンスの権利が下りた4か月後からは、毎日のブログはエッセイ中心の1000文字~2000文字の「ゆるゆる記事」を書いて3社~4社の広告を貼って更新する。

これで、仕事のひとつを終えている。(毎日、小さな報酬も出ている・笑)

詰め込んで勉強できなければ、この「ゆるゆるスタイル」は叶わなかっただろうね。パンデミックがもたらした神的な時間。

「神的な時間」それをどう使うかが、人生の采配を変えるのだと気が付いたこの2年だった。

また、初めは努力も根気も無力だと感じたコロナ禍だったが、結局、わたしのやる気を支え、「ゆるゆる生活」の実現を果たした背景にあったのは「努力と根気」だった。

「努力と根気」を味方にして前向きに休んでいるのだ。

                    ★

さて、オミクロンに対応すべく、明日からの電車営業をすべて車営業に変える準備をしている。

すべて、先んじて手を打って、あとは「ゆるゆる」と活動するよ・笑

「塩に賞味期限がないわけ」【暮らし・調味料雑談】

【ブログ新規追加604回】

「塩に賞味期限がないわけ」~塩に関するショート・ショート~

週末、良く晴れた朝。市場への買い出し前に、キッチンの片づけはそこそこにして、急いで調味料の断捨離をする。

ああ、これはもうダメかな・・・と、トマトソースの大びんを

ひとつ捨てた。主人と2人の暮らしにピザ用トマトソースの大びんはNG。

少なくなった、イタリアンソルトも小さなガラス瓶に移す。

これ、これで今日の鶏のグリルを焼こう。

塩に凝ることはまったくないけれど、塩はいいものよね。

                    ★

ところで、塩の賞味期限って知ってる?

調べてみたんだ。なんと、塩の賞味期限は「無期限!」だそう。

(東京ソルト株式会社公式HPからの引用)

には食品衛生法、JAS法に基づき、 明確な賞味期限が定められていません。

結論からいうと、には賞味期限が定められていません。

これはの経年劣化が極めて少ないためです。

開封後に食べられる期間は、保存状態が良好であれば、なんと無期限なのです(※)


塩の賞味期限と保存 – 東京ソルト株式会社http://www.tokyosalt.co.jp › 塩の豆知識

と、いうことだ。

                   ★

TOPの写真は数年前にHuaweiP9で撮った。

岩塩(イタリアンソルト)をグラスに移して撮ったんだ。(箱500gで100円前後)

自分でも大好きな写真の一枚だ。

塩に凝るつもりはまったくないけれど、塩は物語性の高い調味料だと感じる。

塩漬け、塩梅・・・など無数とはいわないが、塩を使った言葉の多いことったら。

敵に塩を送る上杉謙信の美談(リンクあり)もそのひとつ。簡単に意味を書いてみると、

~敵の弱みにつけこまないで、逆にその苦境から救うことのたとえ~だと。

そこには、一切の打算がなかったとは言えない。それでも、この塩でどれだけ甲斐の国が助かったか?と思えば、多少の打算もなんのそのじゃないだろか。

とにかく、週末は食料を買い込む日で、月に1回、調味料をいっぱい買う日が今日だった。

今日は、食品のストックと調味料の補充もできたので、ゆったりとした気分でびブログを書いている。

仕事に忙殺されるも充実した平日から、買い出しや掃除を終えてのんびりする週末。

メリハリの効いた暮らしは、まさに絶妙な塩梅・笑

バッグ・クロージャ―ってなに?~誰でも知ってるアレの話【暮らし・なくてはならない?モノ】

【ブログ新規追加603回】

わたしは毎日外回りの営業職で、車の運転を70キロほどしながら、関東一円を回っている。

長距離運転のお供は、FM東京などラジオだ。

昨日、アイドルのやまざきれなちゃん(乃木坂46)が、番組終わりに発した言葉が「バッグ・クロージャー!」だった。

えっ!?それ何?となったわたし。

帰って、すぐ調べてみたんだ。そうしたら、ああ~~~なんだ。アレのこと。

で、アレは家にいつでも冷凍庫にストックされている食品に附随しているのだ。

ね!誰でも知ってるでしょ(笑)名前がなんだかロック歌手みたいじゃん!簡単に説明する。

バッグ・クロージャーとは(Wikipediaより)

バッグ・クロージャーは、食パンなどの袋を留めるプラスティック製の留め具である。

アメリカのクイック・ロック (Kwik Lok) 社の創業者であるフロイド・パクストン英語版)が発明した製品で、アメリカで特許を取得している。

日本では立体商標を取っており、川口市に唯一工場を置くクイック・ロック・コーポレーション傘下の日本法人、クイック・ロック・ジャパン株式会社のみが製造をおこなっている

ネット上ではしばしば「パンの袋留めるやつ」と呼ばれる。同様の商品にコニクリップがある。                    

といった、アレのことだ。

大げさだけれど全世界的に採用されている超有名なアレだった。

やまざきれなちゃん!教えてくれてありがとう。またひとつ、お利巧になりました(大笑)

                    ★

このバッグ・クロージャーのことで、ひとつ思い出した話を。

昔、ピアノの出張レッスンをやっていた時のこと。

ある生徒の家の庭一面に、ブルーの小さな欠片が散らばっていたんだ。

気になって、生徒に聞いたら「せんせ、あれはパンの袋を止めるヤツよ!」と言われた。

ああ~~~、そうそう!だけれど、なんで庭に?と続けて聞くと、

「兄のやる唯一の家事は、パンの袋を止めるアレを庭に捨てるってことなのよ」と。

まったく意味不明の話に、「なんで、庭なの?」とさらに聞き返すと、

「なんでだろう?」

「普通はみんなどこに捨てるの?」と。

「うちでは、兄のやることが家庭内のルールになってるから庭に捨てるのが当たり前だったの」「それを年末、みんなで回収して一年が終わるんだ」

この一見どーでもいい話を聞いたわたしは、なぜかほっこりとした気持ちになったのだ。

パンの袋を止めるアレが一家の朝食を楽しくしていたんだなあ・・・とね。

                  ★

我が家のパン袋についていたアレは、どーみても川口市の会社の物ではなさそう(笑)

川口市の会社の類似品かもしくはOEMか???

それにしても、こんな端々のモノにまで、わたしの記憶の中には「物語が潜んでいたこと」が驚きだった。

(写真のパンは、いつも冷凍してる業務スーパー/一斤68円のもの。これ以外に一週間で山崎などの食パンを4つほど買う。パン好きなのよ・笑)

今日は、これから重要な案件の外出と大型オンライン会議と資料の作成の三本勝負!

楽しんでやってきます!

それじゃあ、また。


山道具に魅せられて~軽アイゼンを買った~来る冬登山のために♪【風景・山の道具】

【ブログ新規追加566回】

一昨日、楽天市場で購入した「軽アイゼン」(※チェーンスパイクともいう)が届いていた。

夕べ、トレッキングシューズに早速、装着して履いてみたら、「あら~~~、これはいい感じ。足元がぐっと安定するう!」って、新しく楽しい気分になったんだ。

身長も3㎝ぐらいアップして景色も変わったよ(笑)

ここで、軽アイゼンの簡単な説明を。(わたしの買ったアイゼンは19歯)と類似(11歯)の画像拝借↓)

本格的な雪山登山で使用されることが多い通常のアイゼンに対して、爪の数が少なく、比較的雪が少ない場所や夏山の雪渓などで使用されることが多いものは「軽アイゼン」と呼ばれている。

雪山用のアイゼンは靴底の硬い靴にしか取り付けられないが、軽アイゼンは靴底の柔らかいトレッキングシューズにも着用することができるのが大きな特徴だ。

資料先→https://www.montbell.jp/generalpage/disp.php?id=583 (スノースパイクの選び方 montbellより)

                     ★

軽アイゼンはスパイクとは違う。

スパイク(シューズそのものにピンのついたもの)を、履いていたのは45年前じゃないかな?

中学の頃、部活動で陸上部だったわたしは、主に短距離を中心に走っていた。

そして、中学3年の夏、最後の都大会に出場することが決まった。

その時、初めてミズノのスパイクを購入した。

はじめはスパイクなんて要らないんじゃないか?と、思ったのだが、実際に予選会の時、他校の選手の足元に釘付け!

だって、ほとんどの選手がスパイク履いていたんだもの。軽い驚きと、その日すっ飛んでスパイクを買いに行ったのだ。

実際に履いて走るのと、履かずに走るのでは雲泥の差があったのよ。

それでも実力不足で、ベスト3には入れず(泣)中学3年の夏はそこで終わった。

                     ★

車のチェーンも同様だ。雪や凍った道の怖ろしいことったらない。

また、昨年の明神山での圧倒的な高さの霜柱が続く登山道は、決して登山靴で登れなくはなかったが、滑りやすく捕まるところのないすすきの草原では、下山のことを考えるだけで怖くて、到底無理だろうと察知した。

あんな状態の時、トレッキングシューズに簡単装着できる「軽アイゼン」を持っていたなら、多分、頂上まで登ったのだろう。

また、リベンジしよう。

山の天気は著しく変わるものだ。オミクロンで今後の登山がどうなるのかはわからないけど、山行では標高に関わらず「軽アイゼン」の使用頻度が上がるだろう。

というわけで、わたしのザックにまたひとつ、「軽アイゼン」というお守りが追加されたという話。

安全を期する中にも、山道具に魅せられているこの頃だわ(笑)

今年こそ、暮らしの達人になる~それは、心の声をしっかりと聞くことで叶える~良質な睡眠の話【健康・睡眠の質を上げる】

【ブログ新規追加565回】

自分らしくあるとは、いったいどいういうことだろう?

大事な仕事で忙しさにまみれても、平然と淡々と、無理難題を解決しながら仕事を進めるなんてことも自分らしい。

しかし、それほど重要ではない家事(皿洗いや片づけ)雑多なことがらを丁寧にゆっくりとやれるようになるっていうのがまだ自分らしくできてはいない。

しょっちゅう、お皿や小鉢の角を欠いてしまうのね。夫は「君は雑だから~~~!」って言うけれどねえ。

もういい年齢なのにね(泣笑)

そういう時って、決まって睡眠が足りていない時みたいだ。

で、昨日は、夕方帰ってから、一旦テーブルこたつで暖まってから、お風呂とご飯を一気に済ませて、21時には就寝。

届いていたネット購入の商品も開けず、仕事の処理もせず、もちろんネットサーフィンなんてせず。ひたすら布団へ。ZZZ~~~。

朝6時まで9時間の睡眠タイム。どーして?ってぐらいの爆睡であっという間に朝が来た(笑)

寒い中、すっきりとしゃっきりと起きられたのだ。

これで、暮らしの達人に近づいたのでは?

暮らしの達人とは、無理ムダを避け、極力、自分の心の声を優先してあげることだと気が付いたのだ。

本来、自分らしくある人って、食器の片づけも「面倒」だとか「つまらない」なんて思わないだろう。

小さな家事労働もおろそかにせず、楽しみながらあっという間に片づけてまう人のことだ。

お金の管理も請求書は期限内に支払いを済ませ、領収書はサッとファイリングする。

そして、「お金のことでくよくよしない!」こんな人にわたしはなりたい(笑)

                   ★

自分らしくあれば、夫や仕事先でも意見がぶつかったとしても冷静でいられる。

きっと、人の持つ魅力って「心のおだやかさ」から生まれるんじゃないだろうか?

だったら、わたしも「良く寝て」いつでも「心がおだやか」な人であるように勤めよう。

さて、以前のブログで「深い眠り」を得る方法を書いていた。

ここに全文掲載しよう。

秋の夜長は読書と深い眠りで

秋の夜

「わたしが子どもだったころ」(作家・我孫子武丸氏のエッセイから引用)
小説を書こうと思うような人はたいていがそうなのでしょうが、小さい頃から本ばかり読んでいました。今の子どもたちは、「ゲームばっかりして、たまには本でも読みなさい!」とか言われているのかもしれませんが、昔は「本ばっかり読んでないで、勉強しなさい!」と言われたもので、本を読むこと 〜 特に、推理小説とかSFなんてものを読むことは別にほめられたことでも何でもなかったわけです。そういうものを読むうち、自分でも書いてみたいと思うようになりました。


中学の時です。お遊びでノートに幼稚な小説を書いては友達に見せたりしていました。しかしちゃんとした書き方も何も分からないので長続きせず、どの物語も未完のまま。ちゃんと最後まで小説を書いたのは、結局大学に入ってからのことでした。原稿用紙にして数十枚でしたが、とにかく一つの物語を完成させられたのはそれだけで大変うれしいことでした。そして幸運なことに、自分の書いた小説を出版してもらえることとなり、いつのまにやら二十年以上たちました。怪人二十面相やシャーロック・ホームズを読んでいた頃から考えると、四十年以上です。


ちゃんとしたおとなになったら、もう少し小難しい、世のため人のためになるような本を読んでいるのかと思いましたが、全然変わっていませんでした。みなさんもおとなになるまでずっと好きでいられるようなものと出会えるといいなと思います。                                                                 我孫子武丸 著 「眠り姫とバンパイア」より

秋も深くなってくると、夜の読書タイムが待ちどうしくなってくる。
この数年、秋になると仕事がらなのか、もぱっら児童書の長編物を良く読んでいる。

なかでも推理小説やSF物は苦手で長い間敬遠しがちだったが、クラシックの音楽鑑賞でも、はじめはピアノのソリストのものばかり聴いていたのが歳を重ねるごとに壮大な交響楽が大好きになったように、今では推理小説をはじめ広い分野の本を頻繁に手にとるようになった。

まあ、児童書の範囲内だけど。でもこの児童書の世界は実にピュアな透明感のある作品が多い。人間考察に長けており、読み手を楽しませるエンタティメント性もある。

最近ではパンデミックや戦争などの複雑な世界観をもった作品も多く、わざわざ時間をとってでも、読むのに値する作品が多数出版されている。

読書珈琲

読書はまた良い睡眠も誘う。児童書の話はここまでにして、次に読書後の快眠についての話しをしよう。

眠けと疲れをとり、すっきりと秋を感じ活かしていくためには何が必要か。今までは、良い睡眠と言っても要するに深く眠れ、起きた時の爽快感があればいいんでしょ?と簡単に決めつけていたが、このことで悩んでいる人が多いせいか実に睡眠に関する書籍の多いこと。

魔法の快眠術」をあげておく。

やはり、どの本も一様に良質の睡眠で若々しい体を維持できたり、生活習慣病の予防にもなるなど、睡眠の質をあげることが良質生活への第1歩というか、入り口なんだと記されている。

私なども確かにひどく疲れてしまった時や仕事で困難に陥った時などは、もう白旗を上げてすぐにお休みモードになってしまう。そして回復後、すごすごと解決に向けてエンジン全開にする・・・なんてパターンが結構多い。

一度寝て休止状態でエネルギー補給してから、気持ちの蘇生に向けて起き出していくということを毎回繰り返している。うまく生活パターンを改善し習慣化していきたい。すべての人に時間は平等なんだから、最も自分に合ったやり方で心地よい睡眠時間を確保したいものだ。

眠り

常識的ではあるが、快眠には読書と習慣以外に ”良い香り” も重要なアイテムだと思う。私はバラの香りを3〜4種類用意している。

ラベンダーも2種類。それに香りと柔らかい寝具やパジャマなどが睡眠を助け、快眠に誘ってくれるようだ。これで気持ちのリセット効果がでるんだと自分では感じている。

また、毎日のことが苦痛にならないように心身ともに健康である事も大事な要素だ。子供の頃クリスマスには、お父さんサンタがやって来てプレゼントを枕の横に置いてくれることを楽しみにしていた。

ワクワクしすぎて全然眠れない!でもいつしか疲れて隣りにいる弟同様眠りに落ちてしまっていた。次の日ちゃんとプレゼントが置いてあったっけ。

子ども心に家の行事がメルヘンだったなあ。楽しい事を待つことで、期待をもって気持ち良く眠りに就くことを教えてもらった大事な思い出となっている。

香り袋

 楽しいこと、いいこと、うれしいことなどを次の日に用意しておけば良い睡眠がとれる確率が高い!これから、年末年始と楽しい行事が続く。楽しいことをセットし、よい睡眠で心も体も万全にしたい。

     

★2024年1月19日更新 『短編集・謎のクィン氏』アガサ・クリスティーを読んで~短編集には「暮らしの達人」が登場する嬉しさを見つけた🎶【選書・文化/推理小説】

【ブログ新規追加564回】

アガサ・クリスティーの推理小説は何が好き?

そう聞かれたらヤバイ(笑)だって、ほとんど読んでないんだもの!

映画で「オリエント急行殺人事件」やビデオで「「ナイルに死す」などを観た覚えがあるだけ。(TOPの写真は「ナイル殺人事件」1984版の画像を拝借した)

そこで、年末にアガサ・クリスティーの短編集「謎のクィン氏」を探して借りたのだ。このあたりで「世界の推理小説の女王」の作品を堪能したいと思ってね。

忙しい年末、おせちの煮物を煮る間、ちょっとの時間でも読める短編集。これでミステリー不足を補充できるかしら?

だって、ミステリアスなものや謎めいたものって、非現実的だとも思えるけど、普通の暮らしでも、頭のいい詐欺師はいっくらでも存在している。

そうした知恵の回る輩を捉えたり、回避したりするにはミステリーの持つ非凡な感性や手法はぜひとも習得してみたかったの。

また、わたしは大の「短編小説好き」だったのを思い出して、アガサ・クリスティーの作品が短編で読める!なんてとても、嬉しくなった。

謎のクイン氏』アガサ・クリスティー著(早川ミステリー文庫)

簡単にレビューしよう。

アガサ・クリスティーが1930年に発表した短編集として三作目となる作品だ。


タイトルがすでに「謎」を彷彿させるが、原題の「The Mysterious Mr.Quin」の方が作品の雰囲気を伝えているかもしれない。


12篇の短篇が収められていて殺人事件を解くだけでなく、恋愛ミステリーと呼んでいいものもある。


12編すべてにクィン氏が登場する。

「黒髪で、陰気で、微笑んでいながら、悲しげ」に見えるハーリ・クィン氏。

彼は実は「探偵」でもないし、この短編集の主人公でもない。

主人公は、69歳の紳士サタース・ウェイト氏である。社交界にも通じる名手だ。

サタース・ウェイト氏のことを、アガサ・クリスティは「暮らしの達人」と称して主人公に据えている。

サタース氏は着る物から食べ物まで暮らしのあらゆることに、洗練された趣味のよさを持っている紳士なのだ。

まさに、「暮らしの達人」だと。

いい名称よね。(わたしもブログの名前を「暮らしの達人」と変えたくなっちゃった・笑)

サタース氏の姿は「人生という名前のドラマの熱心な研究者」であり、その研究の神髄は「人間たちが繰り広げる悲喜劇への並外れた興味」だと言い切る。

そこで、サタース氏が、偏愛ともいえる人間観察を投影させる相手として、「謎深い」クィン氏という同年代の男性紳士を登場させて、数々の殺人事件を解明していく・・・というストーリーだ。

この短編での読みどころは「クィン氏は謎を解かない」という一点だ。

クィン氏の謎ときの方法は、「その人間の持つ印象」に重きを持っていて、それをつぶさにサタース氏に伝えるのだ。

サタース氏も、次第にクィン氏が現われる時は、何か事件が起こる前兆だと考えるようになっていく。

いいや、サタース氏が自己投影した姿がクィン氏で、本当は実在しない人間なのかも・・・。

短編を読み進めると、読み手もサタース氏のようにクィン氏は何者なんだろう?と、思うように仕組まれている、見事な文章マジック!

やっぱり、ミステリーは読み手を騙してナンボ(笑)


 

2024年1月17日更新 働く女性の朝したく~忘れ物をしないのが一番の心の安定薬♪【仕事・出勤前のしたく】

【ブログ新規追加562回】

今朝、朝一番でやってきた仕事は郵便局での「お年玉当選ハガキ」の引き換え。

年女だから、虎の切手が欲しかったんで嬉しい!

まあ、1等30万円は、他に譲ってとする(笑)

で、月曜日。働く女性の朝したくについて、ちょっと思うことをまとめてみた。

                 ★

まず、仕事用のカバンやトートバッグには、前の晩のうちに必要なものは入れておく。また、バッグの中の不要なゴミ(ティッシュやレシートなど)も撤去しておく。

翌日に着る服もその時一緒に用意してしまう。要注意なのが、インナーやタイツ&スパッツや下着など細かな物だ。

タイツの色やスカーフの色合わせは慎重にしている。パンツ派なのでほぼ見えないが、見えない場所のおしゃれには気をつかっているんだ。

特にタイツは、今はアウトドア専門店で買っている。柄やデザインも登山時に履けるようなスタイルの物が増えてきて嬉しい。

それを仕事でも履く。兼用できるのがいい。

朝の出勤時には、予想以上に身支度に時間がかかるもの。だから、前の日に着る物を出しておくのは鉄則。なぜなら・・・アイロンをかけるから。

パンツやシャツ、ハンカチなどのアイロンがけだけは、当日の朝やっている。ピシっとアイロンがかかった服は着ていて、とても気持ちのいいものだ。

例え10分でも、アイロンタイムを取るのが、わたし流「おしゃれ」の鉄則だ。

(ちなみに、洗濯一連の作業は在宅で仕事をする夫が担当する。家事分業も、もう3年ぐらい前からでとっても助かっているの・嬉)

次に朝食のメニューも前日に考えて、夕食のかたずけが終わったら、冷蔵庫の上段に朝食べるヨーグルト、キャンディチーズ、バナナ、卵、青野菜などを用意しておく。

これだけで、朝、起きたらすぐに朝食の準備に取り掛かれる。仕事を初めてから数十年、これは平日のルーティンになっている。

その反動で週末は、何も決めずに朝、コーヒーだけ落として市場に買い出しに行く。行った先で新鮮な野菜やお肉、魚、を仕入れるのが一番の楽しみ。

さて、着る物や持ち物の準備と朝食までを書いた。ここまでで約60分。TVはニュースを流す程度。

ここからは、仕事の準備に入る。社用PCで、自分の今週の「予定」をザっと入れてから、当日の資料やノベルティなどの仕込みを開始。

すべての客先への仕込みはだいたい30分ぐらい。それから、お化粧をして身支度を整える。

あとは、メールチェックなどを済ませて出勤する。

朝、ネットのチェックは5分で。ブログ書けていたらアップをするし、そうでなければ5分程度で軽いサーフィンをする。

忙しい朝の時間に心がけているのは、朝食の時間だ。

とにかく、いったん雑多なことがらから離れて、ゆっくりと食事を頂くことで、自分と家族だけの有意義な時間が生まれる。

ここで、一日の予定ややりとりをきちんと済ませておくことで、様々な忘れ物を回避できるのだから。

朝って、一日で一番大事な時間。

身支度を整えることや、朝食をきちんと摂ることで、エネルギーが満ちて生きてるって充実感が湧くもの。

当たり前だけど、大事な話を書いた。

では、行ってきます(^^♪