「御射鹿池」(みしゃかいけ)【風景・長野県茅野市】

【ブログ新規追加1107回】

鏡のような水面が四季折々の風景を映す美しい池

標高1,500mの山の中にある風光明媚な池。
静かな水面には背景の山々の風景が逆さに映り込み、幻想的な光景を創り出す。
その姿は多くの人のインスピレーションを呼び覚まし、日本を代表する画家、東山魁夷氏の有名な作品《緑響く》のモチーフにもなったことでも知られている。

周囲のカラマツ林は、季節ごとに大胆に色を変える。春には新緑、夏には深い緑、秋には黄金色に黄葉し、そして冬には真っ白な雪と氷に閉ざされる。
そうしたそれぞれの季節の風景を御射鹿池の水面が静かに映し出し、日々違った顔を見せるのが隠れた魅力と言えよう。
同じ日でも、時間帯によって全く違う顔を見せてくれるので、何度も足を運んでしまいそうな衝動に駆られる。

こんなに美しい池だが、実は、農業用のため池で、冷たすぎる八ヶ岳の水をお日様に当てて稲作に利用するために、昭和の初めにつくられたものだそうだ。
池の水は今でも麓の笹原地区で大切に利用されており、池の周囲も笹原の人たちによって整備されている。

※堤防内は立ち入り禁止で、池に近づくことはできない。
地元で大切に利用されている農業施設で、環境維持にと協力をお願いする看板があった。

INFORMATION

住所 長野県茅野市豊平奥蓼科 駐車場 あり30台 大型バス駐車場 あり5台 お車でのアクセス 諏訪ICから約18km・約30分
公共交通機関でのアクセス JR茅野駅 →(アルピコ交通・奥蓼科渋の湯線約45分) →明治温泉入口バス停下車 備考 近くに、コンビニエンスストアや自動販売機なし。最寄りのコンビニエンスストアまでの距離は10km。

                 ★★★

10月25日、駒ヶ根のホテルで朝食を頂き、8時30分にはチェックアウト。

ここから、40分ほどドライブして、長野県茅野市に入った。

途中、八ヶ岳エコーラインで風光明媚な八ヶ岳の姿を見ながらのドライブ。

蓼科高原があまりにも美しく、「ここなら住んでもいいかも・・・」なんてぼんやり考えながら、次の目的地「御射鹿池(みしゃかいけ)」に向かった。

かの、東山魁夷画伯の『緑響く』の作品モチーフとなった池を訪ねてきた。

≪緑響く≫1982年 / 蓼科高原・御射鹿池

緑響く
≪緑響く≫

一頭の白い馬が緑の樹々に覆われた山裾の池畔に現れ、画面を右から左へと歩いて消え 去った―そんな空想が私の心のなかに浮かびました。私はその時、なんとなく第二楽章の旋律が響いているのを感じました。

おだやかで、ひかえ目がちな主題がまず、ピアノの独奏で奏でられ、深い底から立ち昇る嘆 きとも祈りとも感じられるオーケストラの調べが慰めるかのようにそれに答えます。白い馬 はピアノの旋律で、木々の繁る背景はオーケストラです。~東山魁夷画伯の言葉より~

『東山魁夷館所蔵作品集』1991年

本来なら、新緑の頃が最も美しい。6月の白馬登山の帰りにも行き損ねてしまった。

紅葉の時期はどうなんだろう?行ってみよう!と思い立って調べたのはつい最近。

紅葉の池も素晴らしかった。

確かに季節によって、何度も行きたい場所かもしれない。

というわけで、長野紅葉旅の〆めは、蓼科高原・御射鹿池。

しばらくは、今回の旅の写真を見ながら回想に耽る日々になるだろう。

そのぐらい、旅の濃度が上がった。

旅の基準値(美しい山と周辺の風景をとらえる・地産地消の美味しい物を食べる・歴史を知る)を上げられた今年の長野旅。

とっても満足している。

それでは、また!

※ 東山魁夷コレクションはこちら→https://nagano.art.museum/hkg-collection 長野県立美術館

奈良井宿で人生のつかの間を味わう♪【HOTEL/風景・長野県塩尻市奈良井宿】

【ブログ新規追加1106回】

時が止まったかのような宿場町、奈良井宿。

江戸時代の面影を残すこの町がこの数年で人気を博している。

宿場町とは、徒歩や馬での移動が主だった江戸時代に整備された街道、中山道や東海道沿いに、宿を中心に発達した町のことをさす。

奈良井宿を知ったのは今年のはじめ。

背景には、古民家群再生プロジェクト(竹中工務店)の一環となった、リラクゼーションホテルの取り組みがあった。

プロジェクトヒストリーはこちら→https://www.takenaka.co.jp/story/07/対話を重ね、まちの歴史をつなぐ

そのホテルは、まるで、人生のご褒美に選びたいホテル「BYAKU narai」だ。

BYAKU naraiは、約200年前につくられた伝統的な建造物を改修した宿。もともと酒造と民宿があった敷地内に、レストラン・酒蔵・バー・温浴施設・ギャラリーの6つの施設がつくられた。

BYAKU(ビャク)の由来は、宿と言う文字から始まった。

「宿」の中に隠れた”百”で、一体どんな物語が百個もあるのだろう?

なぜなら、「宿」という文字を分解すると、家の中に人と百がある。

ひとつの家に、百の人が訪れ、百の物語が生まれる。

そして、「奈良井宿に眠る百の体験を掘り起こしたい」という想いが、この古くて新しいお宿のコンセプトだそうだ。

いつかは泊まりたいお宿のひとつになった。(一泊9万円ぐらい)

公式HPはこちら→https://byaku.site/BYAKU narai

                 ★

ずっと来たかった古の宿場町。

念願叶って、24日、ホテルのチェックインをずらして、夫とそぞろ歩いてきた。

では、写真を追って話そう。

木工製品と郷土料理(おやき・五平餅など)が、約1キロに渡り軒を連ねる。

だいたいが200年前の建物で、今にも崩れてしまいそうな家屋もあった。ところどころで修復作業がなされている。

歴史保護地域なので、車は奈良井宿駅の駐車場に入れて歩く。そのわりに保護地域には住民そのほかの人たちの車がかなり行きかう。

写真を撮ることばかりで疲れてきたんで、おやきを買って食べながら宿場町の風情を楽しんだ。(おやきはすぐたべちゃったんで画像なしで)お蕎麦屋は軒並み、どこも満席で食べられず残念。

途中の重要伝統的建造物群保存地区・観光センターに寄る。

建築好きな夫が、担当員さんからいろいろと奈良井宿の建物の講釈を受け、街並み建物てくてくマップを頂いて、「行ってみるといい」と、教えて頂いた「旧中村家住居」の玄関を撮影。(室内に入る場合は300円かかる)

30分ほどそぞろ歩いてきたが、そろそろ疲れてきたところで、お土産を買おうと、木工製品のお店へ。

丁度、家の木べらがちびてきて、取り換え時期だった。今回は新婚の息子夫婦に二本選び、我が家にも一本選んだ。とてもお安く、簡易包装してもらったのだが、なんとなくいい感じ。

最後に、紅葉真っただ中の「木曽の大橋」を見て、奈良井宿探訪は終わり。

木曽の大橋とは。

道の駅奈良井木曽の大橋の真ん中を奈良井川の清流が流れ、そこにかかる美しい樹齢300年以上の総檜作りの太鼓橋は橋脚を持たない木製の橋としては日本有数の大きさ。橋の下部の木組からは匠の技を垣間見ることができる。

木曽の大橋とは→https://tokimeguri.jp/guide/narai-ohashi/

今回、古の宿場町を訪れてみて、どこの家も町屋風でうなぎの寝床のようだが、日本的な「すべてが見えない奥ゆかしさ」をひしひしと感じたのだ。

郷土料理のおやきも、おもてなしの一品になっている奈良井宿。(写真は画像拝借)

当分、目が離せない地域だろう。

さて、長野紅葉旅として、千畳敷カール、奈良井宿のまとめを書いたが、最後は、これまた大人気スポットとなった「御射鹿池(みしゃかいけ)」のまとめを次回ブログで書く予定。

それでは、また!

宝剣岳・千畳敷カール(2612m)草紅葉真っただ中の周遊トレッキング♪写真多め【風景・千畳敷カール】

【ブログ新規追加1105回】

昨年から今年は草紅葉を見に行くトレッキングを予定していた。

花が乏しくなる秋に、草の紅葉を愛でる場所として選んだのが宝剣岳の千畳敷カールだった。

◎ 千畳敷カールとは

千畳敷カールは、長野県駒ヶ根市と宮田村にまたがる中央アルプス宝剣岳の直下に広がる氷河地形。 麓には、通年営業の駒ヶ岳ロープウェイの千畳敷駅があり、登山客の玄関口となっているほか、多くの一般観光客で賑わう。夏は多くの高山植物が咲き乱れるお花畑、冬は雪山の厳しさという両極端の姿を見せる。(ウィキペディアより)

では、写真にキャプションを入れながら、トレッキングの様子を語ろう。

10月23日(火)朝6時。

南アルプスのモルゲンロートを初めてキャッチしたので一枚撮った。

• モルゲンロートとは

「モルゲンロート」とは、早朝に昇り始めた太陽の光に照らされて山肌が赤く染まる現象のこと示す登山用語。 語源はドイツ語で「モルゲン(Morgen)」は「朝」、「ロート(rot)」は「赤い」という意味になる。 朝日に照らされた幻想的な山の頂は、まるで早起きだけが鑑賞できる自然の絵画のようでとても美しい。

千畳敷カールへ登るためにはまず、菅の台バスセンターからバスでしらび平まで30分かけて行き、そこからロープウエイで一気に千畳敷カール(2612m)まで登る。ロープウェイから撮った紅葉の写真。

アクセスはこちら→https://www.chuo-alps.com/access/中央アルプス駒ケ岳ロープウェイ

千畳敷駅に着いた。7分間の空中散歩で、一気に2612mまで登る。乗っている時はゆったりとしてるような感じだが、途中、戻りのロープウェイとすれ違ったら、大変な速さ!で滑るように降りていった。驚いたのなんのって。

千畳敷駅から徒歩1分もかからないで、この絶景が目に飛び込んでくる。

宝剣岳テラスは、前日の雪で侵入禁止になっていた。

山岳信仰ゆえの神社。たくさんの登山者が安全祈願に訪れていた。

わたし達も、ここから石と岩がごろごろしている遊歩道を歩きはじめた。

トレッキングだし、遊歩道だし・・・と、トレッキングポールを車に置いてきた。即、後悔しはじめた。「ああ~~、こりゃあ、歩くのだって大変だわ!」と。

遊歩道をなめたらあかんぜよ。

花のない時期の高山では、枯れ木に花みたいな実を付ける樹木を見るのも楽しい。それが、絶景の真下に群生していて、思わず写真に収めた。

ここから「本格登山道」の入口。表示板に「登山装備のない方は登れません」と、書いてある。石と岩しかない急登りだ。

八丁坂という。

現場見て、「今回は周遊トレッキングだけにしよう」と即決断。いくら登山装備していてもね。無理は禁物だもの。

それぐらい厳しい坂登りだった。写真の後ろの石・岩の坂に登る?せめて乗越浄土までは行きたかったが止めて正解。

すでに乗越浄土近辺は、中級登山者の山となる。

最近、山の滑落、低体温症などで命を落とす人が急増している。You Tubeでかっこいい登山者の登頂する姿を見て、いきなり挑戦してしまうのが大きな原因だそう。

年配者の場合、コースタイムも2倍程度必要だ。また中級である場合、経験値として、2000m級の高山を30回の登山歴とあった。

わたしなぞ、まだまだ数回だもん。

というわけで、千畳敷カールのすり鉢の底を歩くトレッキングを堪能することとした。

すり鉢の底は、石と岩の連する遊歩道。

わたしは「ここは地球の最果てみたいじゃない?」と、夫に言うと、「最果て?じゃなくて、まるで工事現場みたいだよ」と、ロマンのないことを言う。

「でもさ、草紅葉すごいよね」と。

瓦礫を上手に歩くことに必死で、肝心の草紅葉を全然みていなかった。

気づくとあたり一面が黄金の草紅葉だった。これを見れただけで本望だ。

剣ヶ池は水が干上がっていて、最果て感最高!

で、最後に千畳敷カールの底で記念撮影。

この周遊トレッキングも一周40分とか!アップダウンの多いトレッキング道で、最後はびっくりの急登だったよ。

瓦礫道の両端ロープにつかまりながら、一時間ちょっとかけて、見事に周遊達成!

途中で引き返す人もかなりいた。登山靴などの登山装備がないと歩くだけでも困難だ。

ロープウェイで楽に登れるがその先は、やっぱり登山のきつさが待ってたのよ。

最近、クマの出没情報が東京や神奈川でも当たり前に報道されている。山では熊ベルは欠かせないし、こうして山のカフェでも周知されていた。

というわけで、今年最後の高山は千畳敷カールでした。

明後日のブログでは、長野紅葉旅(奈良井宿、御射鹿池)をまとめる予定。

それでは、また!

『やせる!ウォーキング』結構キツいけど効く!~朝7分で脂肪が燃える!【健康・脂肪燃焼ウォーキングのこつ】

【ブログ新規追加10104回】

やせる!ウォーキング』朝7分で脂肪が燃える! 長坂靖子・主婦の友社

簡単レビュー

運動するのが面倒、時間がない、でもやせたい……。

そんな方々に向けて、日常生活の歩きが全身運動になる、最強歩き方を紹介。

運動するのが正直面倒くさい、運動する時間がない、ジムに通うなんて無理、でもやせたい……。

そこで「ふだんの歩きを全身運動に変える方法」を初公開!

ウォーキングインストラクターとして活躍する長坂靖子氏が、3法則を実践するだけでやせる歩き方を徹底解説する。

運動する時間を作る必要もなく、ジムに通うこともせず、駅までの徒歩、社内移動、近所までの買い物……日常生活にの中にある「歩き」をすべてやせる全身運動に変える画期的な書籍だ。

■chapter1 最強のやせる歩き方の法則
■chapter2 シューズ別やせるウォーキング
■chapter3 パーツ別やせるウォーキング
■chapter4 おうちの中でやせるウォーキング
■chapter5 歩き癖リセット
■chapter6 ウォーキング後のクールダウン&足と脚のケア

本書の3大ポイントはこれ!~やせるウォーキングの法則~

• 足指を使い、内側重心で歩く( 下半身の筋肉をまんべんなく使える歩き方になって代謝が格段にアップ!)

• 上半身を立て、肩は下げて歩く(骨盤が揺れずに上半身が安定する。全身の筋肉が使われる歩き方になり、代謝がさらに上がる!)

• 4秒吸って、8秒吐きながら歩く(酸素を巡らせることで脂肪燃焼効果がアップ。インナーマッスルも鍛えられ、おなかが引き締まる)本書より抜粋。

                  ★

やっと、抜けるような秋の空の中、ウォーキングを楽しめる陽気になった。

しかも秋は美味しいものがいっぱい!食の秋を思いっきり楽しみたい。

それには、身体のこと(太る)を気にしてばかりじゃあ、もったいない。

そこで、今回は即効性があるか?どうか?のエビテンスは抜きにして、「歩けば痩せる!」を推奨するウォーキングトレーナー長坂靖子氏監修の名書を紹介した。

いつも、傍らに置いて、お守りがわりにもなる安心・安全な健康増進本なのだ。

今の自分の姿は、日々をどのようにして過ごしているかの表れ。

毎日、何千回も繰り返し行われている「ウォーキング」の質を高めることが、己の目指す美しさに繋がるはず。

さあ!歩ける人であれば、誰でも今スグ取り組めるウォーキングで、美への習慣をつけに行こう。

明日、明後日は紅葉の山へ行く予定。

そこでもトレッキングを中心とした「歩く楽しみ」を満喫してこようと考えている。

美しい紅葉をただ楽しむだけではない、自分の歩きの総点検をしてみたいと考えている。

それでは、また!

江國香織を読み倒す~ランティエ11月号を手に入れて一気に読書熱沸騰中~気に入った作家の作品ばかりを読む一週間♪【文化・好みの作家を見つける】

【ブログ新規追加1103回】

まったくもって、書籍の営業と、本を読みまくるのと、書くことに明け暮れる一週間だった。

秋の仕事はクリスマス商戦~お正月~2月までの冬本番の作品を売り込むのがメイン。

そこに、社内での新規企画会議の資料を嫌というほど読み込み、連日の仕事先での商談とりまとめを書き連ね、写真の添付などやることが溢れている状況にもかかわらず、魅力的な書籍を見つけてしまう。

忙しい時ほど読書が進む。困った性格だわ。ま、秋だしご飯も進むから。

(しかも昨日、突発的に同僚から、「編集の美魔女〇〇さんと3人の商品情報グループ作らない?」とメールが来たんで、さっそくグループを作成して、編集者と営業のワイワイガヤガヤのグループも始まったのん。)

そして読書に拍車をかける出会いが!

先日、客先の店頭で角川春樹事務所の書籍紹介本『ランティエ・11月号』を見つけ、本来は有料だが、そこの書店様は無料配布されていた。

「一部頂いてもいいですか?」と断りを入れて、さっそく頂いてきた。

中央線の電車待ちの間、何気なく『ランティエ』を開くと、そこには女流作家たちの芳醇な対談が!

かの『冷静と情熱のあいだ』の江國香織氏×『蛇にピアス』芥川賞作家の金原ひとみ氏の豪華な対談が巻頭を飾る。

そして、『三千円の使いかた』原田ひ香氏×個性派俳優の片桐はいりさんの対談など。

それ以外でも、連載は井上荒野氏、高瀬与一氏、河村季里氏など今を時めく、現代作家たちの競演だ。

こんな凄かったっけ?小冊子の世界って。

なんだか、宝石のような無料本を手に入れて、ほくほくしながら帰ってきたんだ。

でも、読む時間があまりにも少なくてね。やむをえず、睡眠を削って読み進めていくうちに、すっかり小説の世界にどっぷりとハマった。

特に、江國香織氏の作品は、翌日仕事終わりに駅前図書館で江國香織氏の小説をすべて抜き取り閲覧テーブルにならべて、直観的に読みたい!と感じた3冊を借りて帰り、これまた一気に読み込んだ。(小説2冊とエッセイ1冊)

「ああ~、この方の描写切り取り方、好きだわ」とか、「タイトルの付け方が絶妙だ」とか、

それこそ、唸りながらどれもあっという間に読んだの。

好きな作家が見つかったらそれこそ儲けものよ。

好みの作家が見つかったら、図書館でこれまでの作品を一気に借りて、ばば~~~と、勢いつけて読んでみるのが「わたし流」の読書術。

さすがに、新刊は図書館では手に入らないんで、書店等で欲しければ迷わず購入。

江國香織氏の新刊『シェニール織とか黄肉のメロンとか』は3人の女性をとりまくあれやこれや・・・の話。

わたしより2歳若い江國香織氏。完全に同世代の持つ、苦悩やそれらを癒すゆらぎを感じる作品だ。

というわけで、読書の秋はすてきな女流作家の作品に没頭中。

それでは、また!

ブログネタの話~もし何も書くことが何も思いつかなかったら~こんな風に乗り切る♪【紙上講座・ブログのネタ】

【ブログ新規追加1102回】

ネタが思い付かない時にすることといえば・・・ちょっと考えてみた。

現在、TVをつけても非常に重たい国際情勢いわゆる戦争の情報ばかりが先行しているので、

せめて、ここだけは軽めなものを書きたい。

一日おきに、こうしてブログを書き続けているが、ごくたま~に、何を書いたらいいかわからない!というl空白のような日に出くわす。

要するに、脳が思考停止しているわけじゃないんだけれど、文章を編むことを拒否するみたいな感じかしら。

だからな~ンにも思いつかないの。

そういう時はどうするかというと、撮りだめておいた写真(できるだけ最新の)を一枚選んで、

TOPに入れ込んじゃう。そして、その写真の持つ背景を書き起こしたりすれば、たちまち文章を編むスイッチがはいるのだ。

わたしの場合は、「とりあえず書き始めてしまう」という方法で乗り切ってきた。

写真を一枚用意したら、とりあえず書き出してしまう・・・これって本当におすすめよ。

テーマとか目的とかは後から考えることにして、まずはキーボードを打ち始めてしまう。

頭でぐるぐる考えを巡らせても、物事は動き出さないので、とりあえずは、自身の覚書でも雑記でもなんでもいいから書いてみる。

思い付きの文章は公開しなくても構い。ただ、あるていどまとまった長さがあればなおいい。

それは、自分の持つスタイル(1000文字~2000文字程度の情報含む散文エッセイ)を持続するため。

下書きでも何でもいいので、とにかく文章を書いてみることを最優先にしてきた。

そうすると言語化のスイッチが入り、何かしらアイデアが湧いてきて、気がつくと、適当な文章が出来上がっているのね。

かの大作家、村上春樹氏のエッセイに「書きたいことなんて何もないんだ」というのがあったと記憶している。(どの本だったか?忘れちゃった)

もともと、無常を表現するのが得意な村上春樹氏。その無常さみたいなものまでをも、表現の一種であり、大いなる「ネタ」だった。

何も書きたいことなんかないのに、ただ、ただ、無常さの表現を突き付けられて、ついつい引き込まれてしまう。

大作家、恐るべし。

わたしもいつかは、「何も書きたいことがない」という書き出しで書いてみようと。

大作家をリスペクトする気分でね。

まあ、当分ネタに困ることはなさそうだけれど。

それでは、また!

簡単DIYでミニこたつを作ってもらった~やっぱり足元から暖かく暮らしたい!【暮らし・DIY】

【ブログ新規追加1101回】

先週、仕事で多忙だった。

そんなわたしに思いがけず嬉しいプレゼントが待っていた。

それは、PCデスクの下に入れ込む用にDIYしてくれたミニこたつ!

朝晩、だいぶ冷え込んでくるようになって、エアコン暖房だけでは心もとないから、キッチンには石油ストーブとホットカーペット、夫とわたしの部屋には電気ストーブとやはりホットカーペットをセットした。(寒い地域に住むゆえの最低限の装備)

が、PCデスクまわりには何も暖房器具の用意はしなかった。

とりあえず、ドンキホーテにでも行って、足温器とか?買ってくればいいじゃん!と、簡単に考えていた。

楽天市場ではこれが売れているそうだが、足を入れるだけで動きがとれなさそうだね。

で、夫は、木製(とても軽い)のミニテーブルを家具屋で見つけてめっちゃ安だったのでと、即買してきた。

そして、ずっと昔に使っていたこたつの熱線部分を取り外して(やぐらは廃棄処分)とっておいた物を取り付けて作業完了したと。

夫は、なんでも捨ててしまわない物持ちな性分なので、自称捨て魔のわたしとは、いつも家の片づけでちょっとした紛争が勃発する。

夫の「あれ、どこにある?」

わたし「ああ~~、邪魔なんで捨てちゃった。言わなかったっけ?」とか。不穏なムード満載よ。

しかし、こうして見事に「取りおいていたこたつ内部」を、「買ってきたテーブルに取り付けた」ミニこたつの可愛いこと。

そして簡単DIYの素晴らしいことったらない!と、絶賛のほめちぎりをさせてもらったよ。

さっそく、PCデスクの下に入れ込んでみたら、ジャストフィット!(ま、きちんと測って買い物に行ってるかから~~~と、自信満々で返された)

これで寒い朝の書き物や夜なべ仕事にも安心して臨める。

一時はこたつをする家庭が激減した(フローリング床の普及やライフスタイルの変化が一因)が、令和の時代も根強い人気があるそうだ。(関連資料→https://kufura.jp/life/interior/201981(こたつ調査・おいている人は何割?)

ほんとに超嬉しかったので書いておいた。

あとは、電気の消し忘れに注意しなくっちゃ。

最後にPCデスクの全体像も撮ってみた。

ちなみに椅子は母の遺した籐の家具調低椅子。長時間座っても腰に響かない設計。

実は、PCデスク本体も夫のDIY。
元々持っていたPCラックに薄型本棚を2台取りつけて、メインテーブルには別のテーブルを連結。大き目の薄型一枚板を載せて使う。広々だから、PC3台余裕でおいている。

本棚には仕事で使う書籍や玩具の見本を入れ、あまり使わないがたま~に必要になるプリンタ、もう1本の本棚では、夫とわたしの趣味の小物や水耕栽培のグリーンなどを育てるスぺースとなっている。

窓辺なので、光が入り明るく読書もしやすい。

それでは、また。

DON CONA CONEBY 五反田~4年ぶりの懇親会~コースメニューで感染対策!【仕事・懇親会】

【ブログ新規追加1100回】

コロナが完全に終息したとは言えない昨今、世間では人の集まりがどんどん解禁されつつある。

しかし一方では、学童のインフルエンザ感染が急増する中、巷ではのど・はな・ねつなどの感冒薬が底なしに売れていてどこも品薄状態。

わたしも先週、我が家の常備薬の漢方系感冒薬と頭痛薬を買い込んだ。息子夫婦にもあげたいので。そこもあと数個で買い占める状態だったわ。

6回目のコロナワクチン接種も済ませての、4年ぶりの会社での懇親会。

場所は五反田の「DON CONA CONEBY」というイタリアンレストラン。イタリアンといえばカジュアルな雰囲気と低価格を予想していたが、コースメニューが素敵な大人のムード漂うお店だった。

いくら、コロナが緩和されたとはいえ、まだまだ感染対策は断然必要で、立ち歩かないコースメニューでそれぞれにサーブされる料理はどれも美味しく安心なものだった。

それでは、頂いたメニューの紹介をしていこう。(写真の羅列は無粋なので肉料理1枚だけ)

antipast 盛り合わせ

insrata たっぷりベーコンのシーザーサラダ・グラダパターナ

appetizar 和魚のカルパッチョ

pizza ボスカイオーラ ピッツァ

main ウエットエイジング・ビーフのグリル

pasta カルボナーラ ~淡路麺業~

dolce 本日のジェラード

フリードリンク(アルコール13種、ソフトドリンク6種、ボトルも多数あり)

今回、メニューを先にもらっていたので、フリードリンクの配分も考えておいたの。

とりあえずの🍺はやめて、はじめの1杯は泡のアンテーザ・ブリュット(白スパークリング)2品食べたところで、2杯目はロカルボ ネロ シシリービアンコ(白)でお魚など2品頂く。メインとパスタには3杯目として、モンカロ マルク サンジョヴィーゼ(赤)これでお酒はおしまいにした。

いくら飲み放題だからって無謀に飲んだら、帰りの電車や翌日の出勤がきついだけ。

ああ~わたしも大人になったとつくづく感じている。

最後にローストカフェを頂き、一人5000~6000円のコース。もちろん会社負担よ。

というわけで、久々の都心での飲み食べをレポートしてみた。

明日も休日出勤。

美味しい本格イタリアンを頂いたのだから、しっかりと仕事をしてこよう。

それでは、また!

クオリティ・オブ・ライフ(Quality of life QOL)とは~生活の質の向上を目指す指針~どのように向上を目指すのか?【健康・QOL】

【ブログ新規追加1099回】 

「QOL」とは。

病気の分野でのQOLが一般的。

大病(がん、心臓や脳ほか様々な)を経験した人達に向けてこれまで通りに戻る生活を目指すのではなく、病気を経て「できなくなったこと」や「精神的にしんどい」など心と身体のあらゆる負担を取り除く生活向上を目指し、目標にする考え方だ。

例えば、がんの治療を受けている患者様は、病気の進行に伴う食欲不振、貧血、呼吸困難、むくみ、痛みなどといった不快な症状に加え、抗がん剤による吐き気、脱毛、白血球の減少や、手術を受けたあとの機能低下・損失といった副作用に悩むことが往々にしてある。

その中でも、いかに自分らしい生活をするかといった点に着目して、その質を高めることがQOLの向上という位置づけとなり、当事者の目標となるのが理想的だ。

昨今、良く耳にするのがコロナの後遺症だ。

今日はNHKで帯状疱疹の後遺症が何年も長引いてQOLの低下が著しい女性の話を観たばかりだ。(何事も早期の受診が重要だと)

僭越ながら、わたしのQOLを取り入れて病気を克服できた話を書こう。

わたしは15年前に、脳出血という重い病気を患った。

理学療法士からは「〇〇さんは治らない。以前の機能は取り戻せない」と断言されてしまった。

しかし、主治医からQOLに近い話を諄々と話された。

「たとえ、障害が残っても身体の機能改善の努力は惜しまず、残った障害も受け入れて生きてほしい」と。生活の質を落とさないことの大切さを話された。

で、これまで以上に元気で健康に生きる決意をした。

わたしは、ただちに「もう、以前のわたしではなく、新しいわたしにならなくては!」と、涙や愚痴を振り切り、慣れないリハビリに夢中になって取り組んだ。

その結果、障害を残しつつも6か月で職場復帰を果たせた。

主治医からQOLといういわば、将来への希望的思考法を、丁寧に話して頂き、きちんと理解できたからこそ今のわたしがある。

もう治らない・・・という悲痛さ・諦めを乗り越えるためには、どうしても必要な思考だともいえる。

それからのわたしは、周囲の目や評価にとらわれずに、やりたいことを精一杯やり、Quality of life(クオリティ オブ ライフ)そのものの「生活の質」「生命の質」を向上させる毎日を送り続けている。

身体的な苦痛の軽減方法を覚え、精神的にも、社会活動を含めた総合的な活力がいつも漲り、仕事もし、趣味の時間も取れ、満足度が高い生活を送っている。

※ QOLについての関連記事→https://www.midtown-amc.jp/faq/faq_others/qol.htmlよくあるご質問

病気をしたらおしまいではなく、新しいスタートラインに立つというように置き換えられるQOLの定義。

              ★

QOLについての精神面ばかり書いてしまったが、生活に潤いを与えてくれるアイテムの話をしていこう。

最近、暮らしの中に「インテリアミュージック」という分野の音楽を取り入れている。

静かな環境音楽みたいな曲のサビ部分だけを30分エンドレスでループさせている曲が好み。

仕事で煮詰まった頭を冷やすのに毎晩聴いている。

丁度、You Tubeにいいのがあったので拝借。

元々は海外ミュージシャンの作品で歌入りもあるが、歌がないほうが断然いい。環境の向上はとても大事。

もうひとつ、TOP写真に撮ってみた、最近お気に入りのノンアルコール「シードル」シャインアップルジュース(青森産)

たまたま、仕事先のそばで見つけて即購入。産直売り場とか避けて通れないよね。これまでで一番リピートしたジュースよ。食の向上も超大事。

平日はお酒を呑まないので、こうした美味しい炭酸を飲んですっきりしているの。

というわけで、まだまだQOLの実践中なので、小さな生活向上の取り組みをまたいつかまとめて書いてみよう。

それでは、また!

※ QOLを生活全般に応用するにはこんな自問自答をしてみよう!

  • 職場の人間関係は良好か?
  • 経済的に安定しているか?(お金の不安はないか?)
  • 精神的な安らぎを感じられているか?
  • 他者のために何か貢献できているか?
  • 身体的に満足な活動ができているか?

暮らしにアナログを取り入れる~砂時計で時の刻みを眺める【暮らし・砂時計】

【ブログ新規追加1098回】

ガラス管の中で砂が落下し、静かに時を刻む砂時計。

上から下へ砂がサラサラと流れていく繊細な姿は、心安らぐリラックス空間を演出しつつ、ノスタルジックなインテリアオブジェとしても活躍する。

先日、息子の誕生日祝いを買いに行って、砂時計を見つけた。

「ああ~~、時を刻む感じがいいなあ」と、とりあえず1つ購入。(なぜだか、同じ商品でムーミンの柄のが倍の値段!であった。もちろん無地を選ぶ)

夫がこれまでなかなか習慣にできずにいた、あることがらの解消にと、生活の一部に取り入れることにしたのだ。

そう、日々、継続をすることで自己肯定感も爆上がりだしね。

砂時計は5分計。

たった5分だけれど、かなり長いんだ。

例えばヨガのポーズもだいたい5分ぐらいかけて、じっくりと取り組むのが多い。

驚くほど長く感じ、集中的に身体を伸ばすので、汗もかなり出てくる。

5分を侮ることなかれだわ。

アナログな雑貨で生活を潤わせているという話。

連休最終日だから、サクっと短くね。

では、また!