45歳定年案!~人生の後半の生き方を考えるのはなんと40代から!~新たな定年案を経済記事から読む【仕事・新定年案】

【ブログ新規追加475回】

• 45歳定年案 進む人材の流動化(Yahoo! Japan Web ニュース 9月13日)

簡単に記事のレビューをする。

2年あまり続いている新型コロナウイルス感染の影響から雇用の変化が後押しされている。

政府の会議メンバーも務められてる新浪剛史氏(サントリーホールディングス社長)の口から飛び出したのが「45歳定年制度」だ。

9月9日、オンラインで開催された「経済同友会・夏季セミナー」では、経済界だけでなく、一般人的に著名な経営者の方々も同席した。

そこで繰り広げられた話に「45歳定年案」というフレーズが飛び出したのだ。

また「日本が三流国に陥らないためにどのように変わるべきか?」という議題を中心に話合われた。

キーワードは2つ。

アジャイル

オイシックス創業者の高島宏平社長(オイシックス・ラ・大地)の発言では、「先の見通せない時代には、いかに社会をアジャイル化するかだ」といわれた。

※ アジャイルとは・・・「素早い」「俊敏な」という意味。反復(イテレーション)と呼ばれる短い開発期間単位を採用することで、リスクを最小化する開発手法のひとつ。資料先→https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/column/01_agile.html(NEC/アジャイル開発とは?)

高島氏は、先の見通せない社会にあっては、「よく考え抜いてから実行する」というのは難しいと。

「まず、やってみる」というアジャイル型が向いていると発言されたそうだ。ご自身も「たくさん失敗して、方向転換して、よりよい方向に」という考え方。

「失敗を許容する文化」が必要だと論じられた。

45歳定年案

45歳定年案とは・・・新浪剛史氏(サントリーホールディングス社長)が言われた話。

「定年を45歳にすれば、20代、30代でみんな勉強するんですよ」と。さらに「自分の人生を自分で考えるようになる」とも。

「自分の人生を自分で考える」・・・これは、一見すると誰でも「当然だよ。みんな考えているんだ」と言われてしまいそうだが、本当にそうであろうか?

新浪氏は「雇用市場は従来モデルから脱却しなくてはいけない。その一環として定年退職の年齢を45歳に引き下げる。こうなると、個人においては会社に頼らない仕組みを持つ(勉強する)必要に迫られる」と。

今、企業も個人も社会全体が変化のチャンスを迎えたのだ。と閉められた。

セミナーの記事内容からの抜粋。本日発なのであえてリンクせず。

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昨日、定年後を考える記事を書いたばかりだ。

そして、今朝の経済ニュースで、なんと「45歳定年案」というフレーズが目に飛び込んできた。

社会は、自分が思うほど「のんびり・ゆったり」はしていない。また、そんな風には今では、誰も思っていないだろう。

しかし「45歳定年」は誰も考えてはいなかったのではないか?

わたしは、昨日の記事を書き起こす際、「定年制度」が変わる未来を予想して書いてはいなかった。

要するに、今それぞれが置かれているリアルな状況で、定年を迎えてしまう前に行動しよう!という喚起の意味合いを強く押し出した。

確かに「45歳定年案」が施行されたら、大学は勉強に迫られた若者だけでなく、中高年にも門戸が開かれて大盛況となるだろう。

新浪社長がいわれる「自分の人生を自分で考えるようになる」という素敵な人でいっぱいな社会になるかもしれない。

今朝、この記事を読んでわたしは「ワクワク」したよ。

みんなが「自分の好きな勉強を熱心にして、失敗を許容し、やりたい仕事が、見つかる、仕事が作れる」と。

朝からいい記事を読めた。

今日はこれで頑張れる(笑)

定年後の意識を変えるには50代のうちに始めよう~あたらしい仕事につくのか?未来を考えるエッセイ【仕事・定年後の未来】

【ブログ新規追加474回】

今回は、エッセイ仕立てで、本の紹介(2冊)を入れながら、50代の関心事「定年後の仕事」について考えてみた。

村上 龍/著『55歳からのハローライフ』幻冬舎

『55歳からのハローライフ』発売された2014年の頃、わたしは丁度50代への階段を上った。

それからの日々の速さったら、信じられないほどだ。

まず、体力の衰えには愕然とした。唯一の支えは仕事があったことだ。

また、女の人生は家庭(夫&子ども)だけではないと実感したのもこの頃。

しかし、何かを天秤にかけるようなあざとい考え方は、歳を越えるたびに無くなっていった。

結局50代後半に入り、人生の重要なキーポイントは「生きがい」や「信頼のおける人間関係」「健康」の3つだという考えに至った。

55歳は果たして若いのか?

わたしから見れば十分若いよ(笑)

•『55歳からのハローライフ簡単レビュー

晴れて夫と離婚を果たす主人公 ・中米志津子(55歳)

経済的困窮から結婚相談所で出会いを求めている。

そして、もう一人の主人公・富 祐太郎(55歳)は会社の早期退職依頼に応じて、長年の夢だったキャンピングカーで妻と旅をする計画に余念がない。

しかし、その夢もあっけなく妻から拒絶されてしまう。拒絶の理由は「早期退職をして無職となる」夫を案じてのことだ。

みんなため息まじりで必死に生きている。

ささやかだけれども、定年後、もう一度人生をやり直したいひと達の背中に寄り添う「再出発」の物語。

読み終えた時、感動の嵐となるか?パラパラ小雨か?

• 一文を取り上げる

定年後、老後に訪れる困難さは一様ではない。経済的格差を伴って多様化してくる。「悠々自適層」「中間層」「困窮層」など格差は様々だ。だが、すべての層に共通することもある。それは、その人物が、それまでの人生で、誰と、どんな信頼関係を築いてきたかということだ。「信頼」という概念をこれほどまでに意識している現在なのである。村上 龍

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さて、定年後にどんな仕事を続けるのか?

これは、わたしの場合は未知数でしかない。

だいたい、己の身体の状況がどのように変化するかが分からないし。

40代の頃、夫の知り合いの紹介である社団法人のお手伝いを1年間やらさせて頂いた。

業種はエコリサイクル事業(エコ素材でできたカップや皿の提供。イベントなどで出る紙コップ、紙皿の需要を減らすのが目的)だ。

NPOへのステップアップのために10人の理事が互いに資金を出し合って運営されていたが、会の目指す目的やビジョンなどから結局、NPOではなく社団法人に切り替えて運営された。

わたしは1年活動をするも、正直、NPOや法人を立ち上げるなどの事業にはあまり関心が湧かなかった。

しかし、世界的にはソーシャルビジネスという革新的発想のビジネスが登場していた。

ソーシャルビジネスの生みの親、ムハマド・ユヌス氏(グラミン銀行・貧困者救済活動でノーベル平和賞受賞)著書に「ソーシャル・ビジネス革」がある。

ここでソーシャルビジネスの目的を確認しておこう。

「ソーシャルビジネスとは?」

環境問題や貧困格差などの社会問題を、ビジネスの仕組みを応用して解決を図る新たなコンセプト事業。

平たく言えば、経済的な持続性を保ちつつ、営利活動や企業の社会的責任活動(CSR)も、もちろん伴うものだが、「損失ゼロ」「配当ゼロ」で運営され、NPOやNGOとも異なる革新的なシステムを構築した。

定年がちらつく50代に向けて書いてみた。

人生の後半に入って家庭も、子どもの入試(や結婚)も、更年期も、親の介護も、み~んな一通り経験済みだろう。

そんな経験豊富なあなた!ぜひ、自分に問いかけてみて。

「定年後、あたらしい仕事につけるか?」と。

社会貢献事業は、比較的門戸が広く定年後であっても始めやすいそうだ。専門的な技術があればなお良いのであろう。

しかし、それ以上に大切なのが「利他の精神」だとも言われている。

ソーシャルビジネスの生みの親、ムハマド・ユヌス氏もこう言われていた。

利他の心を忘れずに、その事業自体を何より楽しむことだ」と。

一生の仕事を見つける喜びは何も若い人の特権ではない。

わたしも未だ模索中(笑)

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在宅勤務で気分よく仕事をする~リズムを崩さず生活を整えて楽しく行う🎶【仕事・在宅勤務】

【ブログ新規追加471回】

今日は朝からteamsオンライン会議。

週の真ん中でこの数日の事務作業をこなしつつ、会議画面に参加中。

普段は外営業で出ずっぱり。

しかし会議のために出社していた以前は社内で内勤気分で働くのに、すごくリフレッシュしていた。何より同僚と皆で行くホテルブッフェは最高だった。

コロナでそんな細やかな楽しみもなくなり、今は自宅で粛々と会議に参加している。

家独特の解放感は極まりないが、このスタイルも慣れてくるとサボりたくもなるもの。

しかし、会議の流れを把握しながら即、日報を作成してサボらないようにしている。

生活のリズムを崩さないでやるのがテレワークの一番大事な観点じゃないだろうか。

まずこの数時間もしっかりとお給料となって支払われるのだからいい加減な参加ではダメ。

入室もきちんと早めにして退出までちゃんと在席する、そこまでが業務。しかし会議は3時間と長丁場なスケジュールだから、楽しくするための工夫(終了後のビール・お菓子)が必要。

で、どんな工夫をしているのかお伝えしよう。

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生活リズムを崩さない

この観点が凄く大事。自宅勤務だと出社する必要がない分、会議時間さえ押さえておけば、最悪、ベッドで寝ながらでも参加可能(笑)

どのようなスタイルで参加するのかは全く自由。だが、この自由が意外なほどやっかいなものだ。

だから、在宅勤務であっても普段と何もかわらない仕度をしている。例えば、起床、食事、家事などは仕事に出る日とまったく同じにしておく。

わたしは思いのほか、自分を律するのは難しいと感じている。人は規制がなければとことん堕ちて行きかねない(笑)

「明日は会議!それまでは自由時間!」とばかりに前日の夜から夜更かし→寝坊→食事抜きで駆け込み会議参加・・・これでは、せっかくの会議にも全力で当たれないのは当然だ。

ルールがなければ、自分でルールをセッティングして徹底して仕事モードにしよう。

出社しない代わりにルールをゼロから自分で作らなければならない。ここで感じるのは「面倒なルールもあるからこそ社会的人材となっていけるんだな」と。今までの環境には本当に感謝だ。

前もってテレワークの業務時間をキッチリ決めよう

生活リズムを崩さないで暮らしを整える日にするというテレワークの効用がある。具体的には、起床&就寝時間を決めてその時間の通りにこなすのが一番。

スマートウォッチなどで時間の管理をするのもOK。わたしは座りっぱなしにならないように30分ごとに立つのを促すアラーム設定をしている。

また、お昼休憩を挟む場合はちゃんとお昼を取る。(テレワークの日はコンビニの新製品を試すとか、楽しみが増えてとてもいい・笑)

自分が気持ちのいいルーティンやルールを作っておければ、テレワーク在宅勤務は快適そのものになるハズ。

ある程度きちんとした服装で~人前にでられるどうか?が基準

家で仕事をする・・・しかも会議が中心だとパジャマ兼ジャージでも参加可能だよね(笑)

まあ、楽を最優先していくとわたしは気持ちが整わず、滅入ってしまう。だらしない恰好をしたまま会議に参加だなんて、気づかないうちにダメな自分に成り下がってしまいそう(泣)

最近、良く見に行くワークマンでは、ストレッチスーツが発売されてテレワーク対応のきちんと感とリラックス感が見事に融合されて、しかも安価!

悲しいかな男性のみ。(画像↓はワークマンHpより)

女性用も求ム!

誰にもリアルで会わない日だとしても、今の新作を着て仕事をするのは気持ちもいいものだろう。

わたしは最近では、山ウエア(スポーツメーカーのもの)で参加している。自分の着たい服、着ていて気分が上がる服を着るのが大事なのだ。

あっ!お化粧も最低限している。BBクリームで肌を整えて、リップクリームと眉を書くだけだけれど、気持ちがグンと引き締まる。

家のどこでテレワークするか~書斎以外の場合は?

終わったら飲むビール2本(笑)↓

リビングでは落ち着かない!という場合もあるが、わたしは書斎よりはテレワークの時は断然リビング派!

それは、家事(簡単掃除、洗濯、料理など)を途中途中で入れて暮らしも気持ちよくしよう!という魂胆だ(笑)

リビングテーブルでは「仕事をする場所」には見合わないが、わたしは「仕事も共有できるリビング」が大好きなのだ。

というわけで、今日もテレワークで自分コーナーに出勤中(笑)

海を見ながら仕事をするとはかどるだろうな・・・と思う~♪【仕事・ワーケーション】

【ブログ新規追加441回】

音大に入った年。

近所の幼馴染みと7月8月に数回、早朝に葉山へ泳ぎに行った。

森戸海岸。

家から国道16号を延々走り、横浜新道だっけ?入ってどんどん海沿いに行く。だいたい朝4時に出て6時には到着。

水着は着ていくから、朝食の時に着替えるのだ。

ひと泳ぎして、涼しくなった所で、そばのデニーズでパンケーキとソーセージの朝食を食べる。(画像は拝借)

アイスコーヒーとハチミツとバター。旨い。

そして、すぐ帰る。

家に11時前について、わが家でお昼を食べて幼馴染みが帰ったあと、夕方バイトまで昼寝。

バイトがなければ、ピアノ練習。

こんな音大夏休み。

ロングで出かけてはいなかった。いつでもバイトとピアノのレッスンがあったから、

トップの写真は 2017年7月21日 葉山マリーナで撮ったもの。

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ショートトリップ好きは今も今までも続けてきた。

いま、考えるショートトリップは「うみほたるで海見ながら仕事をする」とか。

もう、ずいぶん海には入っていない。

海は見るものへと変わったから。

一見、超ムダだけど(笑)海を見ながら仕事って、

なかなかいいと思っている。

さて、いつやろうか?

すべて、自粛明けでしょ!

仕事のスタイル変革は自分でできるところからやる!~別にワーケーション制度がなくたってね♪【仕事・個人で取り組むワークスタイル変革】

【ブログ新規追加411回】

ワーケーションといっても、勤め先にワーケーション制度が導入されていなければ、いざ、やりたい!と、願ってみても「絵に描いた餅」よね。

⦿ワーケーションとは
「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語(かばん語)で、観光地やリゾート地でテレワーク(リモートワーク)を活用し、働きながら休暇をとる過ごし方。(基本的には在宅勤務はこれに属さない)資料先→https://ja.wikipedia.org/wiki/(Wikipedia)

巷の雑誌などでは、「今年のワーケーション計画」とか「理想のワーケーション」と、題して働く場所改革をしよう!と、政府のワーケーション推進の後押し=煽り(笑)をトップ企画に組んでいるものが目立つ。

こうしたビジネスパーソンをターゲットにするマガジンは「ワーケーション」「キャンプ」「効率いいガジェット」などの仕事と余暇に必要不可欠な話題と楽しい付録付きで今でも好調に売り上げを伸ばしている。

そりゃ、そうよね。もうすぐ梅雨明けだし、東京オリンピックも始まるし、その東京都は明日から4度目の緊急事態宣言発出されるも、脳内はバカンスムードの人も多いだろう。わたしもその中のひとり。

テレワークに勤しみながら、手元の夏休みを楽しむ企画に余念がないのも当然の摂理だ。

一方で、こんな統計結果があった。

雑誌、DIME誌によると、コロナ禍でテレワークが成功した企業は全体のたった12%。88%もの企業が成功とは言いがたいという結果だった。なぜか?理由としては、ノートPCとWIFIルータさえ渡せば「仕事」が上手く進むといういわば妄想にとりつかれた結果だと推測されると。

また、昨日興味深い新聞記事を発見した。

企業のテレワーク推進の度合いは芳しくないようだが、なんと会社員が子どもたちには憧れの働き方に写っているらしい?!統計の結果だった。

それは、某新聞記事「現在中学1年生の将来職業アンケート結果」(クラレ)では、男子生徒の会社員希望が4位と、依然会社員に憧れを持つ子どもが多いのに驚き注目した。(ちなみに、女子では看護師が依然1位だった。会社員はなし)

なぜ会社員がこれほどまでに人気なのか?

それは、自分の父親や母親のテレワークを真近で体験したからだそうだ。

1、通勤地獄・残業なし

2、面倒なつき合いなし

3、PCやガジェットを駆使する姿がカッコいい

4、適当にサボれる(らしい)→(実際は人材派遣の調査によると(600名を対象に無記名でアンケートを採った)在宅勤務中に14%がサボっているのが判明した。就業時間中になんと7時間もゲーム「ソリティア」をやっていたとか、ネットショッピングに4時間を費やしていたなど・・・。)

まったく、個人事業主や納期の厳しいフリーランスには考えられない、あってはならない!と思った次第よ。

サボりグセのある人はきっと今までもそうやってサボってきたんだろう。テレワークだからじゃないように感じるが。

それと、仕事の内容の問題が大きい。さほど重要性もない仕事では、悠々とサボれるのかも。

しかし、1~4に取り上げた自由な就業形態が組めるテレワークはまさに働き方の夢だったのだろう。

将来の働き方に敏感なコロナ禍の子どもたちには、夢や希望がたっぷり詰まったワーケーション&テレワーク&在宅勤務なのだ(笑)

で、そういうわたしも、今週は2日間の在宅勤務だった。1日は「TVar 番組視聴」という嬉しい仕事(笑)新刊の発売前に著者の背景を知るのが目的だ。

2日めは、研修及び会議で午後いっぱいを使う。サボれやしない。かなりのヘトヘト感だった。

しかし、病後のわたしでもできる仕事があって本当に良かったし感謝以外の何ものでもなかった。

体の調子を図りながらできる在宅勤務ならいいよね。ちなみにわたしの場合は基本が営業職。外で商談が現場だ。テレワークでは何も進まない。

それでも月2日程度は家での仕事になったこの一年。

わたしなりのワーケーションを実施してきたので簡単に披露してみる。

               ☆彡

• 我が家でも充分ワーケーション気分になれる(トカイナカの効用)

キーワードは「トカイナカ」都会と田舎の融合という意味。我が家は中心部から少し離れているが、充分過ぎる自然がある場所に住んでいる。

朝、鳥たちのさえずりで目覚める。周りもほぼ森なのでとても靜か。

⦿ 在宅勤務のリアルな一日

5時 / 起床(通勤でも在宅でも起きるのは同じ。朝食まで仕事のとりまとめや資料の読み込み、ブログの下書きなど一気にやっておく)

7時 / 朝食 (ザっと家事をする。ついでに事務処理も)

※ 8時過ぎから9時前まで在宅勤務の日は「疑似通勤=散歩」をする。

この疑似通勤という言葉だが、最近知った(企業メディカル医の記事から)

写真はいつも散歩している場所↓

「疑似通勤」とは

~仕事に出ると、意外なほど歩いている。しかも、構えず自然な形で外に出てしまえているハズだ。

仕事先へ着いたら「オン」の状態になる。そして帰宅したら「オフ」という切り替え(緊張と弛緩)のバランスが取れる。

これが、自律神経の調整となるのだそうだ。

在宅勤務だと、脳内だけが「オン」の状態でほぼ歩かない。運動不足になっているのは明らか。これではメンタルにも良くはないだろう。

で、おススメするのが、仕事を始める前の軽い散歩なのだそう。家を出る→家に帰るという一連の「動作」があることで運動不足の解消と脳内の満足度を上げるのが目的だ。心のエネルギーチャージだともいわれていた~

午前9時から午後5時 / やれる仕事(時間があれば読書やブログ執筆)と会議への参加などをこなし5時を迎えたら、家事への切り替えと称する缶ビールを一本自分にご褒美する。

これが、わたしのリアルな在宅勤務の一日だ。

                ☆彡  

せっかくの在宅勤務だからこそ、コントロールできる自分の周辺から気分よく自分を楽しませながら仕事をしたいものだ。

テレワーク制度があって活用できるとしても、無理に景色のいい所を目指して出かける必要はないな。あくまでもコロナ禍での仕事を最適化させるためだから。

わたしは今の環境で充分テレワーク気分を満喫できている。

心の充電をしつつ、仕事もするとかって最高🎶



学びを学ぼう~2030年、まだ働いているならポータブルスキルが必要【仕事・ポータブルスキル】

【ブログ新規追加403回】

何歳まで働く?どうやって、何をして?と、質問を自分に投げかけてみた。

わたしの場合、当面あと10年は会社員で働くのが希望。しかし、体や頭脳(思考)はそうはさせてくれないかもしれない。

それに今、ものすごい勢いで変化を迎えている世の中の働く仕組み。

ポータブルスキルの登場だ。ポータブルスキルとは、年代に関わらず汎用性の高い人材を表すものだそうだ。(資料元→https://mitsucari.com/blog/portable_skills_examples/)

ポータブルスキルの一例→UXライティング、ノーコード、データ分析 etc

それに伴って、ちょっと気になるワード UXライティングを簡単に解説してみよう。合わせて書籍の紹介もする。

ビジネスマンのための新教養 UXライティン』高橋慈子・冨永敦子・著(kindle版)

UXライティング→ユーザー(読み手)の体験を助け、体験の価値を高めるように配慮した文章の書き方=技術だ。WEBを使って、直接顔を合わせることのないままビジネスを進めるのが日常となった今、ユーザー目線での書き方がとても重要になるのだそう。

WEBでの仕事に適した考え方が学べる。今ではもうWEBなしでは成し遂げられない仕事の現場。

そんなことわかってるよ!と、言われそうだが、ではUXライティングの具体的な例をひとつあげてみよう。

              ☆彡

Facebookの画面で、こんなのを見た事ある?

〇〇さん、その気持ち、シェアしよう

わたしは毎日見るよ(笑)

表層的なUXライティング(UXデザイン)の効果で「操作の誘導」をユーザーに促す文章のことなのだ。

どう?他にも多数こういった、ユーザーを「誘導」する文章がまわりにはあるはず。

最近では、冒頭の書籍のように身近で紐解きやすくなった。WEBでの流行語やWEBだからこその変化を読み取るには、UXライティングを学ぶのが手っ取り早いってわけ。

               ☆彡

2030年、どんな形で社会に貢献できているか分からないが、最新の技術や思考、モノゴトの流行は確実に押さえておきたいのよ。

それを続けていければ、2030年も活躍できるんじゃないだろうか?と、淡い夢を描いているのだ。

               ☆彡

オックスフォード大学の論文では、こんな風に書かれていた。

2030年に求められるスキルのうち、最重要項目のひとつに「学び続ける力」というのがある。

オックスフォード大学の研究論文「2030年に仕事で必要とされるスキル」では、120ものスキルの中、堂々1位だったのが「戦略的学習力」だった。


このことからもわかるように、時代の変化のスピードが加速すると、学びそのものの重要性は増加傾向になると。

働きながら、未来思考で学ぶってところかな。

今までの学習が「今の仕事に必要な知識やスキルを習得すること」だったとすると、未来型の学習は、「未来を見据えたうえで知識やスキルを習得し、今も未来でも生かせること」にするものだという。

資料元→https://schoo.jp/news/2021/2021-06-11?ref=top schooより)

大人の学びをサポートする「schoo」では、戦略的に学習を取り入れるべくWEB授業が日々、開校されている。

幅広く、大人の学びが展開されているのだ。

有料と無料がある。まずは手始めに無料で「未来への学び」を手に入れるのも悪くない。

わたしは夫から遅れること5年でschooの受講生となった。

暇な時間はあまりないが、毎日のスケジュールのどこかに落とし込める時は、積極的に学びに参加している。

だいたいは、眠くてうつら、うつらしながらだけど(笑)

ダメな受講生(もちろん無料学生)よね(泣)

でも、今のWEB授業のスタイルを早くから取り入れてるから刺激があり、ちょっと知らない勉強ができたりと、いいストレス解消になっている。

             ☆彡

さて、今日は6月30日。

今年半分が終わったので、振り返りをしようかな。

コロナで何も進まなかった気分だが、学びは続けてきた。

継続は力」ひとつひとつの成果は小さいものでも、地道に続けることでやがて目標を達成できる・・・ ·だわ。


野暮と粋について、ちょっと語ろう【仕事・江戸っ子論】

【ブログ新規追加400回】

粋な人が要領よくエネルギーを使う様は、清々しくストイックとは無縁だ。

一方で、「こうでなくてはならぬ」と、自分をがんじがらめにするほど、野暮ったくなる。

粋について語るとか言っても、わたしは生粋の東京多摩地域の出だ。

江戸っ子とは程遠い。

要するに気をつけなければ野暮がついて回るのを良~く知っている。

今回驚いたのは、この歳になって「野暮」を調べてみたら、あなた!恰好がわるいことやダサいことじゃなかったのよ。

野暮・・・わからず屋で融通の利かない人だと。そう言う人を指すのであって、同意語には「無粋」とあった。

無粋は、気の利かない人のことだとばっかり思っていた。

でも、わかったのは、「わからず屋で融通の利かない人」が「素晴らしく気がつく」なんてあるわけないじゃん!って腑に落ちたのだ。

一方で「粋」とは。これまた調べてみたのだ。

・・・さっぱりしていて、気立てが良く、あか抜けている様だそうだ。また、人情の機微に通じ、さばけている人柄とも言える。(話からズレるので色気については省く)

こりゃあ、野暮は絶対、粋には敵わないよ(笑)

             ★

さて、今の仕事を始めた時の上司の話をしよう。

わたしが、今の出版営業に転職したのは13年前。採用下さったのが、当時33歳の若き、営業部リーダーだった。(長身でちょっとイケてる・笑)

上司となって、わたしが担当することとなった地域へ同行営業をしてもらった。

上司は、生粋の江戸っ子だと聞いた。「ええ~~っ?ってことは、ちゃきちゃきの?短気な性格ですかあ?」と、聞いた覚えがある。

しかし、上司の営業センスは「ちゃきちゃき」どころか、人情を巧みに利用したどこか温かみのある心情を伴う行動の連続だった。

わたしは、その江戸っ子らしい「ちゃきちゃき」がどこに現れるのか密かに楽しみにしていたのだが、物腰し低く丁寧に書籍の説明をしたら、相手に自分のペンを渡して、ボードに置いた注文書に注文数を記入してもらう。

その間中、ボードを支えて持ち続けるのは上司だ。

膝まづくわけではないが、相手にボードなど持たせず、サインだけを頂戴する執事みたいな作業をする上司に、心の底から驚いた。

上司は、そのあとで、「今日はこれでOK。一日で全部刈り取ろうとしないのが大事なんだ」「相手を思うならガツガツしちゃあダメだ」と。やっと江戸っ子らしい言葉が聞けた。

客先の都合もある。しかしこちらだって売りたい。このせめぎ合いになるのが営業の常だ。

いつも、ギラギラ、ガツガツは本当に嫌われる。8割は相手思いで、2割を頂くようにすれば、嫌われず気持ちの良い商談ができることを一瞬で教えてくれたのだ。

ガツガツすれば「野暮」だとね。

これは、意外なほど、わたしの営業センスの柱となった教え。

粋な江戸っ子上司は、今では部長となって輝いている(笑)

              ★

で、「やりすぎ」や「無理」や「不自然」が野暮だと、気づく前にそれまで充分過ぎるほど、仕事も生活も「やり過ぎて」いた私は、案の定、病気に倒れた。

それでも、安心して休めるように、半年という長期休暇を社から頂いた。

その時、心から誓ったのは「もう、野暮はしない」と。

野暮なことはしない。

野暮なことは言わない。

野暮を避ければ、そこにはちゃんとした、生き方の基礎が築かれるのだろう。

そうして、野暮を手放したことで余裕が生まれたところに、ほんの少しの大人のムダ(トレンドなど)という遊び心を入れて楽しめるようになったのよ。

これこそが、粋なんじゃないかしら?

この夏は自然の中で働く自己流ワーケーションをやってみようかと考え中~勉強も仕事ってことで!【仕事・ワーケーションの色々】

【ブログ新規追加389回】

ワーケーションとは・・・テレワーク(主に自宅)ではなく旅先で働き(Work)ながら休暇(vacation)を取ることを指す造語。

水辺や山で遊び、きれいな空気の中、PCで仕事を「ちゃっちゃ」とやっつける。

そんな新しいライフスタイルをエンジョイしたいと思いはじめている。

                 ★

わたしの場合は、ほぼテレワークの必要性はない。だって、会社仕事の現場が外にある営業だもんで。唯一あるとすれば、営業部の会議や研修など。

これまでは、営業会議などオフィシャルな仕事は、通信面での安全を期するためにほとんど家でやってきた。同僚などは、皆、色んな場所で会議に参加し始めているようだが。

わたしは、今後も会議は家で参加を続けようと考えている。

どこか別の所に行くのもなんだか面倒だし、家で部屋着のままのんびりと参加させてもらえている今の環境がとってもいいんだもの。

だいたい3時間から4時間の長丁場だから、途中でミュート&画像消して音声とチャットで参加。何をしているのか?ラーメンとか食べてるしね(笑)

で、会議が終了したら、すぐに冷蔵庫から缶ビールを出して飲む。沸騰した頭が一気にクールダウン。

これで仕事なんだから、家、最高でしょ?!

一方で、ブログ執筆やWordpress関係のメンテとか、一応、第二の仕事ととして捉えている。

この第二の仕事がワーケーションには向いているだろうと考える。

やっぱりね。毎日同じ場所で書き続けていると、アイデアが枯渇しそうになる。そこで考えたのが、それぞれの季節の中で数回場所を変えながら、執筆したり勉強をしたりするのがいいかもって。

新しい仕事のリソースを得たいなら、毎日勉強することが大切。

ニュースを読み、本を読み、動画で学び、知識を蓄える。そして最重要は「学んだことを、いま努力してる領域で適用すること」なの。

つまり「インプットからの、アウトプット」で、ブログにその内容をきっちりと書いて行く。

基礎的なことだけれど、この繰り返しが後々のあらゆる成果に繋がるだろう。

ほんと、環境をちょっと変えただけで斬新なアイデアやひらめきが湧きそうなんだもん(笑)とっても単純な思考だとは思うけど。

                 ★

実は3月頃、東京ワーケーションという東京都とアウトドア専門の旅行会社が

一日限定でワーケーションできる施設の無料体験募集をしていたのだ。

気づいた時は終了間際。すでに満員御礼。予約できずで残念だった。

場所も、奥多摩、あきる野、高尾、の施設が行きやすそうだったよ。

で、今回もその施設が夏場オープンしていたら、ワーケーションとして借りてみようか?と、企んでいる。

                   ★

ワーケーションに必要な道具を書き出してみよう。

① WI-FIルーター

② 多機能充電ケーブル

③ PCとタブレット

④ イヤホン

⑤ モバイル充電器

※ リモートワークできる施設であれば電源の問題はないだろうが。常に電源が拾えないと困るので回線は2種類確保しよう。

あとは、山登りの道具、キャンプの道具や釣りの道具も持って行く。要するに仕事が終わったら、遊びへの切り替えがスムーズにできるように、用意は入念にしよう(笑)

事前準備が最も大切だ。

どこでワークする?

そのまま遊べるか?

施設は泊まれるか?

近くにキャンプ施設はあるか?

山登りはできるか?

渓流はあるか?

湖、海はあるか?

あまり遠くないか?

美味しい地のものがあるか?

など、ワーケーションできる施設が見つかったら、詳しく調べてみるのがとても大事だろう。

~仕事は真剣にやる。遊びはもっと真剣にやる~

と、こんな気分(笑)


モーニングルーティンの話~集中力って技のひとつ~技ならば徹底して使い磨く【仕事・集中力】

【ブログ新規追加387回】

6月14日。月曜日。

朝一番。仕事のひとつといえるブログを書いている。

特に月曜日は朝から書く。それが、わたしのモーニングルーティン。

まず、働いてからご飯の順番が大事だ。

寝起きでも、頭がはっきりとしている朝が、夜遅くに仕事をするよりも2倍いいや3倍のスピードで終えられるのだもの。

2時間かかってあーだ、こーだしながら書いている文章も、朝なら「エイ!」と1時間もあればリンクを張ったり、資料の添付、写真の挿入もやっても悠々とアップできてしまう。

集中力のなせる技なのだ(笑)

そして何ごともなかったかのように、朝食を頂き、身づくろいをして出勤となる。

早朝から2回目の朝を迎えるような爽やかさ。

これは、リモートワークでもまったく同じ。「目覚めてからすぐに仕事をする」というルーティンが染みついているから好循環が生まれているのだろう。

朝イチで一つ仕事を達成している分、「今日も勝った!」といえる毎日なのだ。

                  ★

さて、いくら目覚めがいいわたしでも、この「寝起きからすぐ仕事」というルーティンには事前準備(資料の準備)と、多大な集中力(夜更かし厳禁)を必要としているのだ。

以前、集中力について面白い記事(作家;森村誠一氏の記事から)を見つけて感動し、すぐに自分の私生活に取り込んだ方法なので、一部抜粋してみよう。

「小説家の集中力」

たくさんのものと出会うためのタイムマネジメント

~この転換(サイクル)の早い世界で、寿命の長い小説家はえてして時間配分がうまい。

書いてる量が多くても、映画、演劇、旅行、講演、遊びなど人生を八面六臂に楽しんでいる。

松本清張氏は、月産2000枚と言われていたときでさえ、諸方のパーティーなどに顔を出していた。

池波正太郎氏は毎日のように外で外食をし、家にいる時は来訪客が多かった。

笹沢佐保氏は個人的に忙しいときこそ、講演に全国を飛び回り、夜は豪快にハシゴをした。

要するに集中力が強いのである。~記事抜粋。

さて、どうだろうか?

なんだか、わたしは再度この記事を読んで、「今、コロナだから・・・」「あれも、これも、できないよね」とか、意味のないエクスキューズを投げるのはもうやめよう!と、一瞬で感じたのだ。

一点集中で、「できることからどんどん詰め込むクセのあるわたしならではの集中力を発揮」して、意味のない不安や迷いは振り払おうと決めた。

そこでこの記事を読んだ翌日から、まず取り掛かったのは、「寝起きからすぐの仕事着手」だった。かれこれ1年前に起こした行動だ。

A<B<C<D<と仕事を同時進行しておく楽しさは格別だ。これこそが技なのだろう。

あれも、これも、中途半端なように思えるが、慣れてくると、モノゴトの収拾力がついて、思いがけない拾いものをする場合さえある。

Aが終わったら、さてBへでは遅い。

今日も、アレコレ詰め込んで行ってみよう。

わたしの一週間をけん引する力の秘密は、

「集中する」これだけ(笑)

現在、ステイホームで仕事をしている人が多い。

もしよかったら、ぜひ「寝起きからの早朝仕事」お試しあれ。


バランスを大事にしよう~2つの小さな失敗談【仕事・エッセイ】

【ブログ新規追加379回】

何ごとにもバランスが働かないと大変なことになっちゃう・・・といった苦い経験をした話。

紫陽花が雨が必要なように。

改めてバランスの大切さを思い出し書き起こしてみた。

ピアノレッスン時の電話はご法度!

ピアノ教室を丸25年の間、主宰していた。

外で教えるのは週3日。家で教えるのは週6日。ほぼ、毎日朝から晩までピアノ個人教授を続けていた。

1レッスン30分のくくりで、毎日午後3時~7時はラッシュ!8人枠を集中して教える。外では、大人のレッスンが主で、これは午前中が人気だった。

いくら好きな仕事でも、ずっと生徒さんとピアノと向き合う毎日は窒息しそうだった・・・と、当時を思い出す。まったく贅沢な悩みだったわ(笑)

そんな時、地域の某グループの責任者になりグループ員さんとの関わりが始まった。

部員さんはいつでもわたしが家にいると思い込んでいて「話を聞いて欲しい!」と、電話をかけてくる。

まだ、メールもSNSもなかった時代。唯一の濃い繋がりが電話だった。

わたしがやってしまった大失敗は「電話での話をずうっと聞いてしまい、レッスンを忘れてしまった」のだ。

レッスンの途中で出てしまった電話。その内容は「ヤバイ」ものだった。

生き死にを匂わせるような。

今、ちゃんと彼女の話を聞かなければ!と、レッスン中の男の子の存在を忘れてしまった。

ドア越しに見える、足をブラブラさせる男の子の暇そうな姿・・・。

なんで、相談相手の彼女に、「今、レッスン中だから後でかけ直すね!」と、言えなかったんだろう。

今だに謎。

その日、レッスンにならなくなった男の子のお母さんから「先生はひどい!ずっと電話してたんですってね。」と、怒り心頭。

男の子の自宅へ伺い何度も謝り、もちろん振替レッスンを2回ほどさせて頂いた。

本来やってはいけないこと。

でも、苦しい気持ちを話したくって電話をかけてきたその女性を無下にできなかった。すべてのバランスを一気に崩した失敗談だ。

たった一回だけれど失敗は失敗。

その日から、わたしは二度とレッスン中の電話には出なくなった。

                 ★

介護の仕事は忙しいの!~板挟みを防いだ叔母の話

先日、介護サービスの仕事を担う叔母との話の中に、わたしの失敗のような話が出てきた。

それは、施設やディサービスに勤めていると経験している人は多いと思う、「利用者さんから声をかけられたら、その場でずう~~っと、話を聞いてしまい周りのスタッフに負担や迷惑をかけてしまった」というくだり。

しかも、利用者さんが、スタッフに声をかけてくるのは、たいがい忙しい食事の時間だったりする。

たぶん、優しい物腰の叔母は、良く声をかけられていたんだろう。施設のリーダーから、「その時の状況を第一に考えて!」

「目の前の人から声をかけられてもね!」

と、厳しく叱咤されたのだ。

叔母は単純にも「せっかく、自分を頼って話を聞いてほしい!と、声をかけてきたのにそれを断るなんてできないわ!」と、その時は逆ギレしたほどだったという。

話をしたい利用者さん、話を聞いてあげたい叔母。それでも時間が許さない!完全に板挟みになってしまった。

利用者さんも、コロナ禍で唯一ディサービスの日が人と話せるチャンスなのだろう。

しかし、食事中であれば、食事介助や服薬介助、口腔ケアやトイレ介助もあり、だいたいはチームで動くのだ。だから、ひとりにかかりっきりにはなれない。

叔母は、この日から一つの決断をしたそうだ。

「まず、相手の目をしっかりと見て、そのお話、後でゆっくり聞かせて頂けませんか?」と、丁寧に対応すると、固く決めたそうだ。

その後、利用者さんから声をかけられたら、先の一文を伝えると、利用者さんは一瞬寂しい表情になるが「そうなの。じゃあ後で、お部屋で待ってますね」と、良い返事を下さったのだと。

介護の現場で「今、どうすることが一番重要か?」という瀬戸際の判断を常にしなけりゃいけない、厳しい仕事なんだと、叔母の話から改めて思い知った話。

                   ★

2つの失敗から学んだポイント

~目の前の人にとらわれず、全体を意識しよう!~